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<翻訳者コメント>
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- 1ページ
焦猛『何だあ、ありゃ?』
老熊『火打ち石じゃ。ああして打ち付け火花を散らし、火を着ける』
焦猛『へえ! おんもれえな!』
老熊『さあ、我ら火の神。彼らの助けとなろうぞ』
焦猛『おっしゃ、こうか?』
老熊『火打ち石じゃ。ああして打ち付け火花を散らし、火を着ける』
焦猛『へえ! おんもれえな!』
老熊『さあ、我ら火の神。彼らの助けとなろうぞ』
焦猛『おっしゃ、こうか?』
- 2ページ・3ページ
陶隱「な!?」
畢輔「対戦する試験官を互いに変えやがった!」
畢輔「対戦する試験官を互いに変えやがった!」
- 4ページ タイトル:月牙泉武舉[十四]
- 5ページ
申屠西「よお、石頭!」
「ここは共同戦線といこうじゃねえか!」
岳墉「お…おう! 一対一より…」
「二対二のがまだ望みはある!」
葉圖「孫諏…だってヨ!」
「どうするヨ?」
孫諏「我々も組みましょう」
「受験生の専売特許でもあるまいし」
「ここは共同戦線といこうじゃねえか!」
岳墉「お…おう! 一対一より…」
「二対二のがまだ望みはある!」
葉圖「孫諏…だってヨ!」
「どうするヨ?」
孫諏「我々も組みましょう」
「受験生の専売特許でもあるまいし」
- 6ページ
『仲間がいれば、怖くねえ!』
畢輔「すげえ、ジャンプみてえ」
趙牙「そだな」
畢輔「いいよなあ…俺もあんな風に戦いたかったぜ」
「あの時もちっと本気だしてりゃなあ…」
畢輔「すげえ、ジャンプみてえ」
趙牙「そだな」
畢輔「いいよなあ…俺もあんな風に戦いたかったぜ」
「あの時もちっと本気だしてりゃなあ…」
- 7ページ
簡威「勢い任せやん。武生の悪い癖やな」
畢輔「何か言ったか!?」
簡威「せやろうが」
「頭冷さな、見えるもんも見えてけえへんで」
趙牙「ま…だどしても」
「対戦相手変えたんは、理に適っとっべ」
「タイミングもバッチシだったしよ」
「窮地にやるんが全部、悪あがきとは限んね」
「時にゃ、知恵の火花飛ばすことだってあんだべ」
畢輔「何か言ったか!?」
簡威「せやろうが」
「頭冷さな、見えるもんも見えてけえへんで」
趙牙「ま…だどしても」
「対戦相手変えたんは、理に適っとっべ」
「タイミングもバッチシだったしよ」
「窮地にやるんが全部、悪あがきとは限んね」
「時にゃ、知恵の火花飛ばすことだってあんだべ」
- 8ページ
祝玲「ふふ」
「どうやら…あんたに感化されて火が着いたみたいね」
「けど残念。あんたは何も変わらない」
「このひと振りで場外負け。ゆっくりお休みなさいな」
焦猛「く…!」
祝玲「文字幻術…」
「?」
「どうやら…あんたに感化されて火が着いたみたいね」
「けど残念。あんたは何も変わらない」
「このひと振りで場外負け。ゆっくりお休みなさいな」
焦猛「く…!」
祝玲「文字幻術…」
「?」
- 9ページ
祝玲「何…!」
(水?)
(さっきの受験生達…?)
「ふん! 私にちょっかい掛けようだなんて…」
「え?」
(いない? いや…)
(リングごと消えた!?)
(水?)
(さっきの受験生達…?)
「ふん! 私にちょっかい掛けようだなんて…」
「え?」
(いない? いや…)
(リングごと消えた!?)
- 10ページ
陶隱「今だ、謝亨!」
「位置を悟られないよう、「蛟」字で攻撃!」
謝亨「は……はい!」
祝玲「う…!」
「位置を悟られないよう、「蛟」字で攻撃!」
謝亨「は……はい!」
祝玲「う…!」
- 11ページ
祝玲「ふん!」
「猪口才な…」
謝亨「わわ!?」
祝玲「かくれんぼ?」
「それで上手く隠れたつもり?」
「無駄よ」
「だったらこうやって、とびっきりのをお見舞いしてあげるまで」
「猪口才な…」
謝亨「わわ!?」
祝玲「かくれんぼ?」
「それで上手く隠れたつもり?」
「無駄よ」
「だったらこうやって、とびっきりのをお見舞いしてあげるまで」
- 12ページ
祝玲「まあこの分だと…」
「近くのリングも巻き添えになっちゃうでしょうけど!」
習卿「な…」
田淂「何だとぉ!?」
柴拓「タ…タンマあ!」
閻宇「それだけは勘弁!」
柴拓「も…もういいだろう?」
「あいつは諦めろ! いい加減自分大事にしろよ!」
陶隱「ぬ…」
謝亨「と…陶隱さん…」
「近くのリングも巻き添えになっちゃうでしょうけど!」
習卿「な…」
田淂「何だとぉ!?」
柴拓「タ…タンマあ!」
閻宇「それだけは勘弁!」
柴拓「も…もういいだろう?」
「あいつは諦めろ! いい加減自分大事にしろよ!」
陶隱「ぬ…」
謝亨「と…陶隱さん…」
- 13ページ
陶隱(焦猛…急げよ…)
(お前にかかってんだぞ!)
焦猛「は――」
「はあ―――」
(お前にかかってんだぞ!)
焦猛「は――」
「はあ―――」
- 14ページ・15ページ
祝玲「……!?」
- 16ページ
祝玲(この子…完全に覚醒してる!)
(試験の最中に…この域にまで達したというの!?)
(試験の最中に…この域にまで達したというの!?)
- 17ページ
祝玲「く…う!」
(7割の力じゃ分か悪い…)
(なら全力で……)
「!」
「ち…!」
(7割の力じゃ分か悪い…)
(なら全力で……)
「!」
「ち…!」
- 18ページ
申屠西「やるじゃねえか熊野郎!」
「俺らも負けらんねえな!」
岳墉「おお!!」
「俺らも負けらんねえな!」
岳墉「おお!!」
- 19ページ
孫諏「むう…」
- 20ページ
祝玲「もう…!」
焦猛『ぎぃやあああ! あだだだだだだだ!』
村熊『我慢せい。一族の掟ぞ』
焦猛『もう沢山だ! 出てってやる!』
『なーにが掟だ! なーにが火打ち石だ!』
『古臭えモンばっか大事にしやがって!』
老熊『焦猛…お主はこれらの価値がわかっとらんのじゃ』
焦猛『ぎぃやあああ! あだだだだだだだ!』
村熊『我慢せい。一族の掟ぞ』
焦猛『もう沢山だ! 出てってやる!』
『なーにが掟だ! なーにが火打ち石だ!』
『古臭えモンばっか大事にしやがって!』
老熊『焦猛…お主はこれらの価値がわかっとらんのじゃ』
- 21ページ
焦猛『火打ち石のか?』
『そーんなちっちぇ火花出すしか能がねえモン、外の世界じゃ埋もれちまうよ!』
老熊『焦猛…火花は小さくとも、熱を帯びる』
『その存在は儚くも…』
『大いなる炎を生み出す力となる……』
『そう…お主の背に燃え上がる「烈」のごとくな…』
『そーんなちっちぇ火花出すしか能がねえモン、外の世界じゃ埋もれちまうよ!』
老熊『焦猛…火花は小さくとも、熱を帯びる』
『その存在は儚くも…』
『大いなる炎を生み出す力となる……』
『そう…お主の背に燃え上がる「烈」のごとくな…』
- 22ページ・23ページ 台詞なし
- 24ページ
祝玲「う……」
柳生・柳鶯「おおっと!」
「祝玲・孫諏両官、共にリングアウトぉ!」
柳生・柳鶯「おおっと!」
「祝玲・孫諏両官、共にリングアウトぉ!」
- 25ページ
焦猛「お…」
「おおおおおおお!」
(やったぞ…)
(俺は、やったぞおお!!)
「おおおおおおお!」
(やったぞ…)
(俺は、やったぞおお!!)
- 26ページ
謝亨「あ…!」
「は…梯子が出ました!」
「試験通過ですよ! 焦猛さん、降りてください!」
焦猛「そ…それがよ…体が言うこと聞かねえんだ…」
陶隱「文字幻術・階字訣!!」
焦猛「おわ…」
「わ!」
「た!」
「と!」
「は…梯子が出ました!」
「試験通過ですよ! 焦猛さん、降りてください!」
焦猛「そ…それがよ…体が言うこと聞かねえんだ…」
陶隱「文字幻術・階字訣!!」
焦猛「おわ…」
「わ!」
「た!」
「と!」
- 27ページ
焦猛「…はへ?」
祝玲「動けないようなら、私が救護所まで連れてくわ」
焦猛「え…や……ちょっと…」
禹殊「ボロッボロだなそいつ…あんま勝ったって感じじゃねえが?」
祝玲「まあね」
焦猛「わ…わ!」
祝玲「それに、実質は三対一」
「確かに実力はまだまだだわ」
祝玲「動けないようなら、私が救護所まで連れてくわ」
焦猛「え…や……ちょっと…」
禹殊「ボロッボロだなそいつ…あんま勝ったって感じじゃねえが?」
祝玲「まあね」
焦猛「わ…わ!」
祝玲「それに、実質は三対一」
「確かに実力はまだまだだわ」
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祝玲「けどこの子…」
「いい火の神になるんじゃないかしらね」
「いい火の神になるんじゃないかしらね」
- 29ページ
祝玲「次が最後の試験よ。落ちたら許さないんだから!」
焦猛「は…はひぃ…!」
倉頡「…ムフ♡」
焦猛「は…はひぃ…!」
倉頡「…ムフ♡」
