機甲盤古 第四十七章
<翻訳者コメント>
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[第六十六房 一字籤]
[勝敗はクジ引きのみ。確率は二分の一]
簡威「まずワイから」
盤古(この場にいるのは四組。当たりは二つ)
簡威「あ、当たりや!」
焦猛「え!?」
趙牙(もう残り一つ!?)
[勝敗はクジ引きのみ。確率は二分の一]
簡威「まずワイから」
盤古(この場にいるのは四組。当たりは二つ)
簡威「あ、当たりや!」
焦猛「え!?」
趙牙(もう残り一つ!?)
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趙牙(三分の一になっちまった……)
「先譲るだ」
魯泉「え?」
「よ…よし…」
「盤古、引いてくれない? ぼくクジ運悪くって…」
盤古「…了解です。それがしが引きましょう」
「では、乗ってください」
魯泉「え?」
盤古「ここは運に頼るべきではありません。これは仙試科舉のクジ」
「先譲るだ」
魯泉「え?」
「よ…よし…」
「盤古、引いてくれない? ぼくクジ運悪くって…」
盤古「…了解です。それがしが引きましょう」
「では、乗ってください」
魯泉「え?」
盤古「ここは運に頼るべきではありません。これは仙試科舉のクジ」
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盤古「文字幻術・幸字訣!!」
趙牙「なあ…!」
趙牙「なあ…!」
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盤古「当たりです!」
焦猛「……!」
試験管「おめでとう」
焦猛「く……」
趙牙(機甲兵…話には聞いてただが…)
(ここまでとは…!)
焦猛「……!」
試験管「おめでとう」
焦猛「く……」
趙牙(機甲兵…話には聞いてただが…)
(ここまでとは…!)
- 5ページ タイトル:第四十八章 百仙戯[三]
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畢輔(ス…)
(スキがねえ…!)
(スキがねえ…!)
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崔仲「文生だが、流石は予選第一位。手ごわいぜ」
畢輔「うう…」
崔仲「となると…」
「ターゲット変更だ」
「あの白虎は確か予選じゃ最下位に近かった」
畢輔「ああ」
「決まりだな」
守芬「あ…」
畢輔「うう…」
崔仲「となると…」
「ターゲット変更だ」
「あの白虎は確か予選じゃ最下位に近かった」
畢輔「ああ」
「決まりだな」
守芬「あ…」
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畢輔・崔仲(先に白虎を片付ける!)
守芬「こ…」
「黄雷! 後ろ!!」
黄雷「文字幻術………」
守芬「こ…」
「黄雷! 後ろ!!」
黄雷「文字幻術………」
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崔仲「あら?」
畢輔「影は?」
守芬「ああ…」
??「……!」
畢輔「影は?」
守芬「ああ…」
??「……!」
- 10ページ・11ページ
黄雷「運字訣!!」
崔仲・畢輔「!?」
崔仲・畢輔「!?」
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猫「アウト!」
崔仲・畢輔「あた!」
黄雷「やった……」
守芬「アハ……」
(光源を移動させて、影の位置を変えることで)
(二人の影を同時にふんだのね……!)
崔仲・畢輔「あた!」
黄雷「やった……」
守芬「アハ……」
(光源を移動させて、影の位置を変えることで)
(二人の影を同時にふんだのね……!)
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崔仲「ま…待った!」
「試験管を移動させるとか、そんなのアリかよ?」
祝玲「アリよ」
「私を動かしちゃいけないなんて言ってないもの」
崔仲「でもそんなことできるなんて、さっきは一言も…」
祝玲「だまんなさい」
「何でもかんでも、言われたことが全てだと考えるような奴に…」
「神明がつとまると思って?」
「試験管を移動させるとか、そんなのアリかよ?」
祝玲「アリよ」
「私を動かしちゃいけないなんて言ってないもの」
崔仲「でもそんなことできるなんて、さっきは一言も…」
祝玲「だまんなさい」
「何でもかんでも、言われたことが全てだと考えるような奴に…」
「神明がつとまると思って?」
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祝玲「ナイスファイト。いい機転だったわ」
「この後も頑張んなさい」
守芬「黄雷!」
「どうしてあんな方法を思いついたの?」
黄雷「…どうしてだろうな。多分だけど…」
「この後も頑張んなさい」
守芬「黄雷!」
「どうしてあんな方法を思いついたの?」
黄雷「…どうしてだろうな。多分だけど…」
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黄雷「ずっと…」
「子どもが遊ぶのを見てきたから」
守芬「………」
祝玲「受け取りなさい」
「子どもが遊ぶのを見てきたから」
守芬「………」
祝玲「受け取りなさい」
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猫「仙戯房——「影ふみ」クリア!」
守芬(今回は一筋縄じゃいかないわね)
(一部屋でこれだけ時間がかかるんだし)
「盤古達どうしてるかしら?」
守芬(今回は一筋縄じゃいかないわね)
(一部屋でこれだけ時間がかかるんだし)
「盤古達どうしてるかしら?」
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盤古「まずは一勝!」
魯泉「すごいや盤古!」
盤古「いえいえ。字を選べればさっきのは難しくありません」
「問題は次ですが……」
「陰刻迴廊……」
魯泉「うっ…何だか気味がわるい名前…」
魯泉「すごいや盤古!」
盤古「いえいえ。字を選べればさっきのは難しくありません」
「問題は次ですが……」
「陰刻迴廊……」
魯泉「うっ…何だか気味がわるい名前…」
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盤古(それがしの体が大きくて入れない部屋も、それなりにありますね)
(ぜいたくは言ってられませんか…)
(やってみましょう!)
魯泉「え?」
(ぜいたくは言ってられませんか…)
(やってみましょう!)
魯泉「え?」
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呉鎮「あ…」
魯泉「お…鬼だあ!」
盤古「いえ、試験管ですよ」
呉鎮「また会ったね」
盤古「ん?」
魯泉「お…鬼だあ!」
盤古「いえ、試験管ですよ」
呉鎮「また会ったね」
盤古「ん?」
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諸揚「まだいいかい?」
管幽「いいぞ。来なさい」
呉鎮(食いながら…マナーのなってない)
管幽「時間だ」
「今回は三名か」
管幽「いいぞ。来なさい」
呉鎮(食いながら…マナーのなってない)
管幽「時間だ」
「今回は三名か」
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管幽「ワシが試験管…地獄率の管幽」
「陰刻迴廊へようこそ……」
「ここでは、ワシの設計したこの迴廊をゴールまで通りぬけ…」
「ワシの出す問題に答えれば…クリアとなる」
「陰刻迴廊へようこそ……」
「ここでは、ワシの設計したこの迴廊をゴールまで通りぬけ…」
「ワシの出す問題に答えれば…クリアとなる」
23ページ
管幽「ただし…注意点が一つ…」
「ここをクリアできるのは一名のみとする」
盤古(な…)
呉鎮(三人のうち二人が落ちる…)
管幽「迴廊には問題のヒントが散りばめてある…」
「よーく見ながら進むよう」
管幽「ただし…注意点が一つ…」
「ここをクリアできるのは一名のみとする」
盤古(な…)
呉鎮(三人のうち二人が落ちる…)
管幽「迴廊には問題のヒントが散りばめてある…」
「よーく見ながら進むよう」
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魯泉「盤古…」
盤古「大丈夫ですよ、魯泉」
「どんな試験であろうと」
「あの牛頭馬面よりは、はるかにマシでしょう」
「あなたのような人が…」
「地獄をおそれることはありません」
魯泉「……うん」
盤古(そう…)
(馬賢達がいない今、何も問題は起こらないはず……)
盤古「大丈夫ですよ、魯泉」
「どんな試験であろうと」
「あの牛頭馬面よりは、はるかにマシでしょう」
「あなたのような人が…」
「地獄をおそれることはありません」
魯泉「……うん」
盤古(そう…)
(馬賢達がいない今、何も問題は起こらないはず……)
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管幽「質問がないなら……」
「この鬼火が消えたら、試験スタートだ」
「この鬼火が消えたら、試験スタートだ」
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管幽「では……」
「地獄の景色を、とくと堪能あれ……」
「地獄の景色を、とくと堪能あれ……」
