幻冬舎から謹告が出された流れ
ジャンルサーチのTOPページなどで幻冬舎からの謹告に関して周知される。
2010年7月13日
「
コミックボックスジュニア182号」発売
参考
MANDARAKE通販ページ
座談会と称して二次創作作家3名による国名を使用してのカップリングについての対談、
ヘタリアのキャラクターを使用したマンガが掲載される。(マンガは2号連続掲載を予定)
また、アニメイト購入特典として配布されていたペーパー(座談会参加作家3名の手によるもの。現在は配布終了)にはヘタリアキャラクターの絵が書かれている。
同絵は裏表紙にも使用されており、誌面上で一般に流通しているため、
前回の幻冬舎の謹告「
原著者と正規出版元の許諾を得ずに、雑誌・増刊形態の出版物に大量に掲載することは許されることではない」に違反している。
マンガ掲載者(1名)については2010年7月18日にアニメイト池袋店にてサイン会が行われた。
ヘタリアキャラクターを使った特典が配布済み、または配布予定だったと幻冬舎からの謹告に記載されるが、
作家本人は配布はなかったと申告。少なくとも2部(午後の部)での配布はしていない(参加者の方からの情報)。
オークションなどの画像でも別作品のペーパーしか確認できないため、配布物にヘタリアのペーパーはなかったものと思われる。
2010年7月18日
有志の一人が幻冬舎に直接問い合わせ、担当者から以下のような回答を得たとの報告がされる。
- 今回の問題書籍である「コミックボックスジュニア182号」について事前に版権を許可した事実はない。
- 謹告は現在も継続中である
- 只今上記書籍出版社「株式会社ふゅーじょんぷろだくと」とこの件について強い意志で話し合いをしている。
- 只今法務・専門家等と対応検討中。
- この件に関して黙認するつもりはない。
『「ヘタリア座談会」ページ及び同人作者が描き下ろした二次創作物のページ、
並びに当該雑誌の販売促進企画に関連する「当該同人作者サイン会イベント」
(「ヘタリアキャラクター」を無断使用した特典物等もサイン会イベント内容に含みます)に関しましては、
前回の謹告と同様に、原著者の「日丸屋秀和」及び「幻冬舎コミックス」の了解を一切得ておらず、
無許諾状態での製品製造・二次創作等のもの』
と、掲載。
また座談会参加作家の一人のブログに謝罪文章(4行)があげられる。
COMIC BOX ジュニア vol.182の企画参加につきまして、
ふゅーじょんぷろだくとから「規定の範囲内です」と
説明され参加しましたが、思慮が足りずに申し訳ありませんでした。
これからは同人の範囲内で活動させて頂きます。
2010年7月24日
マンガ掲載作家が自サイトトップに、この件についての謝罪文を掲載。
数時間後、座談会参加作家3名が(うち一人は謝罪文掲載に伴い先述のブログの謝罪文を削除)自サイトトップに謝罪文掲載。謝罪文は4名とも
画像媒体。
2010年7月27日頃
キタユメ。内
アバウトの■二次創作についてにて、
「一般書店におく本のような商業に使用する場合の許諾申請は幻冬舎コミックスへ。」の一文が追加されている事が確認される。
正確な追加時期は、幻冬舎の二次謹告表明以降である以外は不明。
2010年7月30日
ふゅーじょんぷろだくとが正式な謹告(
幻冬舎の謹告に関して)を掲載。
「COMIC BOX ジュニア182号」に関しての問題の責任は自社にあり、作家には責任はないと記述。
また、
「掲載作家さまには、問い合わせや、批難という形でご迷惑をお掛けしてしまったことに謹んでお詫び申し上げます。」
「この度の件でご迷惑をお掛けした作家さまならびに読者のみなさまに謹んでお詫び申し上げます。」
など、掲載作家、読者への謝罪がある一方、
「当社がパロディ作品を掲載するにあたり問題がないとしている論拠を記します。」
と、自社基準での論拠を掲載し
権利者である日丸屋秀和氏、幻冬舎への謝罪表明は一切されていない。
2010年8月2日
問題の周知のため、本まとめwiki作成
2010年8月3日
漫画掲載者、ブログに改めての
お詫び掲載。
ふゅーじょんぷろだくとの謹告と作家個人の見解が異なることを明記。
2010年8月11日
座談会参加者の一人がブログに改めての
近況報告。
自身の主催するイベント終了後にけじめをつけると表明(イベントは来年2011年2月11日開催)。
2010年8月12日
COMICBOX183号発売予定日