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*白兵1 **ロール 船橋@キノウツン「目標確認。撃破する」 船橋@キノウツン「さーて。猫柔術家の白兵術、見せてやるよ!」 高原鋼一郎@キノウツン「やってやれないことはなし。I=Dでだって白兵は挑めるよ!」 高原鋼一郎@キノウツン「猫妖精は殴りあいも得意なんだ。ここで引くわけにはいかんさ」 **応援ロール **作戦 【地形】 雪山 ・雪崩に注意し、自分たちが山間、谷間の場合戦闘は避け平原又雪崩の恐れが少ない場で戦闘 ・囮部隊で雪崩が発生しやすい場所に誘い込む  【陣形】 ・敵に対して多数で攻撃することを前提とし、敵1体に2人以上で攻撃できるようにポジションをとる。 ・敵に後ろを取られないように味方同士でお互いに背中を守る。 【装備】 <機械> ・ゴム部品の取り扱い:ゴムは寒冷地では弾性が失われ、砕けることもあるのでなるべく外気や雪に触れさせないようにする。 ・燃料の凍結防止:燃料や潤滑油が凍らないように取り扱いには十分気をつける。寒冷地用のものを準備する。 ・バッテリーの用意:気温が低いと出力が落ちたりするので予備のものを多くもっていく。 ・稼動時:アイドリングで十分部品を暖めてから動かす。 ・停止時:エンジンの凍結を防ぐためヒーターを装着したり、シートをかぶせる。 ・滑り止めを施す。 <武器> ・カバー:小火器のようなものは寒冷地では潤滑油が凍ったり金属・プラスチック部品が壊れたりするので、使わないときは雪や外気に触れないようカバーにしまっておく。 ・予備のパーツ:壊れた部品が速やかに交換できるように予備のパーツを用意しておく。 ・外気温への冷却:外に持ち出したときに、武器についた水分が凍るのを防ぐために少しずつ武器を冷やす。 ・金属変形への対処:撃って熱くなった銃身は雪の上においてしまうと変形したり水分がついてしまうので、扱いに注意する。 ・照準器の取り扱い:呼吸の際に息を誤って光学照準器にかけてしまうと凍って使い物にならなくなるので注意する ・金属が氷点下では強度が低下するので注意。特に、日本刀は簡単に折れる為、要注意。 【体術】 <雪上> ・固まった雪を煉瓦の代りに積み上げて戦闘時の陣地や吹雪の時の雪洞を作る為のショベルを携帯する(軍隊装備なら必須なので、言うまでも無いかもしれませんが)。 ・重量物は、橇で曳く。場合によっては、犬橇を用意する。 ・外装の色は、雪原に溶け込む白で揃える。 ・平原なら兎も角、山間部や谷間では雪崩を誘発しない為に、発砲を控える。白兵突撃時の吶喊は問題ないので、盛大に叫ぶ。 ・敵が雪崩に遭いそうな地形に存在する時には、間合いが遠く此方の砲が寡少の場合でも、先制攻撃を加えて雪崩を誘発させる。 ・白兵戦の場合、得物を構えるのは野外である点、雪上であるので森林でない可能性も高い点から、構えは右八双に揃える。集団で陣形を組む場合、肩に担ぐ右八双以外は同士討ちの危険が高くなる為。 ・蹴り技は足許が雪上なので、出来るだけ使わない。 ・握り拳の拳打よりも、手刀を用いる。場合によっては、掌を相手に重ねて体移動の打撃で内臓に衝撃を伝える。 <全体> ・フェイントを交えて相手の防御を崩してから攻撃する。 ・相手の目線、体捌き、ポジションから間合いや攻撃のタイミングをはかる。 ・目や鼻、こめかみ、あご、首、喉、鳩尾を狙って攻撃する。 ・アラダやチル、オズルの目を積極的に狙い、突いたり目潰しする。 ・攻防の流れの中で相手の無防備な部分を見極めて肘や膝で打つ。 ・相手の懐に飛び込む際は防御を意識しつつ相手の急所を狙って突く。 ・相手が飛び込んできた際は体全体を攻撃線からはずして防御する。 ・相手の打撃が来た場合、銃や杖、刀など手持ちの装備を使って防御する。 ・相手の攻撃の軌道を見極め、上段・中段・下段受けを状況によって使い分ける。 ・攻撃を受けた際は相手の近くから離脱するか、攻撃を続行するかを選択する。 ・反撃の際は防御したら即座に突く、蹴る、打つなどして攻撃する。 ・初撃で相手の動きを止めた後、続けて突き・蹴りなどで攻撃を続ける。 ・基本的な攻撃の技術を応用し、連続して技を繰り出すようにする。 ・相手が前に進んでくる勢いを利用し、脚を払ってバランスを崩し、次の攻撃につなげる。 ・力がない者は敏捷性・スピード・タイミング・バランス感覚を最大限に利用する。 ・単純なスピードだけでなく、攻守のタイミングを常に意識する。 ・一度に倒しきれないほど多数の敵は、前衛の負荷を超えない範囲で、少しずつおびき出して倒す。 ≪I=Dや人型戦車≫ ・人型戦車は人型なので、歩兵の戦術を応用できる ・打突に体重を乗せるためには脇を締め、腰の回転を意識する ・力みすぎないよう心がける(動きに柔軟性がなくなるから) ・相手の勢いを意識する ・相手との間合いを意識する ・自分にとってベストの間合いで戦うことを意識する ・決めたと思っても気を抜かない ・打撃を行うさい、姿勢が崩れるほどの体重をかけないこと (体が流れるため、打ち終わりに自分の姿勢が崩れるため) ・即座に行動できるよう自身の姿勢を意識し、常に維持すること ・打撃は、相手に当たったらすぐに引く(姿勢維持と打撃力が上がるという効果がある) ・合図を使って連携して動く ・ターゲットの選定は武術の心得がある者が行う ・囲まれないよう、常に退路を確保し、相互に支援を行えるようにする。 ・細かく正確な挙動を心がけ、疲労を最小限に抑える。 ・大振りな動作は極力避ける。 ・呼吸は常に整え、精神状態を安定させると共に、疲労を抑える。 ≪打撃≫ ・状況によってアッパーカットや手刀、拳槌、肘打ち、膝蹴りを使い分ける。 ・突く際は全体重を乗せて、相手の体の向こう側を意識して打ち抜く。 ・状況に応じて横蹴り、前蹴り、回し蹴りなど蹴りの種類を変える ・回し蹴りを打つ際は脚、膝、腰の力を利用し、上半身でバランスをとりながら相手に全体重を叩き込む。 ・蹴るときは踵、つま先、脛など状況によって蹴りに使う部分を変える。 ・打撃の種類 基本突き:脇を絞り、真っ直ぐ拳を突き出す。上半身の力だけでなく体重移動や腰の回転を意識し体重をかけて打つ。 上段突き:胸やノド、頭部を狙う。頭部は特に目、鼻、こめかみ、あごなど急所が集中しているので効果が高い。 中段突き:相手の胴体のど真ん中=鳩尾を中心に狙う。鳩尾にまともに打撃が入ると内臓へ衝撃が伝わって立っていられなくなる。 裏拳:手の甲でスナップを利かせて打つ。顔面など比較的もろい部分を狙う。 拳槌:握った拳を振り下ろしたり、体を回転させるようにして打つ。 肘打ち:人体の中でも硬い肘を使い、相手を打つ。全体重をかけて相手の弱い部分を狙う。 上段蹴り:下半身のばねを使って脚を振り上げ、上半身のバランスをとりながら相手の頭部を蹴る。 中段蹴り:相手のわき腹、みぞおちを狙う蹴り。相手の状況で前蹴りや回し蹴りを使い分ける。 下段蹴り:膝や足の甲を使って相手の太もも周辺めがけて蹴りこむ。足をつぶして立てなくしたり、素早さを封じたりできる。 前蹴り:片足を上げて抱え込み、体重を乗せて真っ直ぐ蹴りこむ。 ・CQCに属する現代の戦闘技術(フェアバーン・システム、無音殺傷、クラヴ・マガetc)を応用する ≪刃物・棒術≫ ・武器を振り回すため、しっかりとした足場を立ち回れるようにする。砂の斜面等は避ける ・ナイフや刀剣で攻撃するときは攻撃角を意識し、上下左右斜めに斬ったり最短距離で突く。 ・自分の獲物のもっともダメージ与えられる間合いを確保する ・多くの数を相手にするために、刃が切れなくなるのを防ぐため斬るより突き刺すのメインにする ・斬撃の種類 唐竹割り:まっすぐ振り下ろして斬る。 袈裟斬り:刀剣を斜め上から敵の体に振り下ろして斬る。 水平斬り:刀剣を横水平に切り払って敵を斬る。 刺突:敵の胴体真ん中を狙い、まっすぐ突く。する時は刃を寝かせて(横にして)行う。そうすると、骨に当たらずに貫ける ・大型で両刃の剣は振るときに両手で持って自分に刃が当たらないようにする。 ・刃の重みを使って叩き切るように使う。 ・重さに振り回されて手首や肩の関節を痛めないように振るう範囲をきちんと決めて振るう。 ・構えは半身で行い。敵の正面に晒す面積を少なくする。 ・上段から振り下ろす時は地面に刃を当てないように注意する。 ・構えは正眼か八相で。上段、下段の構えは壁や天井で太刀筋を邪魔される恐れがあるので多用しない。 ・剣は左手の薬指、小指に力を入れて握り、余計な力みを生じさせない様に注意。 ・斬撃を行う時は、刃の中心から根元で敵を捉え、しっかりと振り抜くことを心がける。 ・突きをうつ時はしっかりと腰から前に重心移動を行い、それに乗じて刀を突き出すと威力が上乗せできる。 ・視点を少し遠目で捉え、敵全身をいつでも視野に捉えておき、挙動を見極める。 ・一足一刀の間合いに入った時は躊躇わずに打ち込む。 ・峰で相手の剣を払い、その反動をもって敵に刀を打ち込むと無駄な力を使わずスムーズに攻撃を行える。 ・二刀を用いて戦う時は、一刀で敵の構えを崩し、一刀で敵の体を攻める。 ・一人で切り込まず、必ず味方同士で背中合わせになるような隊形をとり、後背の憂いを無くす。 ・敵の数が多い時はこちらから切り込まず、敵を狭い場所へおびき寄せ、出来るだけ少数を相手に戦う様心がける。 ・かかとを少し浮かせ、足さばきを容易に行えるようにしておく。 ・剣を構える時は必ず左足を半歩引いて重心をそちらに乗せておく。 ・重心を常に中心において地面に対して直角に伸びるように体のバランスをとる。 ・刃こぼれを避ける為に、敵の剣や防具に対して打撃を与える時は峰を使う。 ・首、肩、手首、足首、肘、膝など防具のつなぎ目と成る部位は、一撃で相手の動きの要を断ち切ることが出来るので、隙あらば優先して攻撃し相手を無力化させる。 ・先の先をとれずとも、後の先をとれば良い。焦らず敵の攻撃の軌道を見極めれば相手の隙をつくことが出来る。上段からの攻撃には身を屈めて胴を払い、下段からの攻撃は間合いを詰めて小手を打ち、中段からの攻撃は左右どちらかに体を逸らして突きで対処すれば相手の攻撃を受ける前に先んじることが出来る。 ・単純に剣技だけで戦うのではなく、時折蹴りや足払い等の体術も同時併用して相手の虚をつく。 ・基本的な技でも良いのでなるべく連続して攻撃を繰り出す。 **SS&イラスト 「柔術でやるだと?」 船橋の提案に 「ああ」 「サイべリアンに乗ったままで出来るのか?」 「少なくとも試した事はない。機体にモーションデータ組み込む暇もなかったしな」 「というかそんなの作る暇すらなかったような」 「第一相手は胴着着てないんだぞ。どうやって投げるんだ」 「投げるだけが柔術じゃないさ。それに早く決めないと敵さん目の前だぜ!」 「あーもう!機体の姿勢制御とダメコンこっちに回せ!」 「そんじゃセンサー系とモーションデータのフォローは任せてくれ。しくじるなよ船橋?」 「生きて帰れたらお慰みだ。何か奢ってやるよ」 &ref(hakuhei1.jpg) ニヤリ、と笑い合うキノウツンの漢達。 近接戦用装備、D・ランスを大きく振りかぶると勢いよく相手目掛けて投擲する。 グオゥ、と空気を切り裂いて飛んだ槍を、しかしエースキラーは難無く回避した。 「だよなあ、回避するわな普通は!」 「敵機に熱源反応。急激に上昇中」 「仕事早いな畜生」 急いでダミーバルーンと対空ミサイルを目くらましにしつつ、敵の攻撃をBブレードで何とかいなしていく。 機体が回避運動でバーニアを吹かす度に、地面の雪が放熱を受けて蒸発する。 やがて敵機との距離差はじりじりと縮まっていった。 「我彼相対距離、クロスレンジに入る!」 「よっしゃあ!」 「各部モーター、負荷値上昇。このままいくとオーバーヒートするぞ!」 「あと少しだけ持たせろ!バーニア全開!」 サイベリアンの両の腕が機敏に動き、ガツンガツンとい金属音を響かせてエースキラーを掴む。 エースキラーが8本の腕をウネウネと動かして対応しようとするがこちらの動きはそれよりも早かった。 さらにそのまま懐に入ると両足を相手の腹に向かって蹴り上げた。 「真空ッ-巴投げ!」 船橋の叫びと共に背面と脚部のバーニアが最大出力で稼動する。 噴煙を上げるサイベリアンを中心として、エースキラーはものの見事に一回転して地面に叩きつけられた。 「勝機!」 「出力調整!次の一撃にかけろ!」 すかさず右腕に再度ブレードを握ると、追い撃ちにかかった。 「悪く思うなよ、柔術は投げるだけの技じゃない…何でもありの総合武術なんでな!」 ガキン、と固い音をあげてブレードがエースキラーの胸に突き刺さる。 だがそれでもサイベリアンの攻撃の手は止まらない。いや、止めるわけにはいかない。 果たして勝負の行方は-? (文:高原鋼一郎) (絵:フィーブル 沢邑勝海 はる)
*白兵1 **ロール 船橋@キノウツン「目標確認。撃破する」 船橋@キノウツン「さーて。猫柔術家の白兵術、見せてやるよ!」 高原鋼一郎@キノウツン「やってやれないことはなし。I=Dでだって白兵は挑めるよ!」 高原鋼一郎@キノウツン「猫妖精は殴りあいも得意なんだ。ここで引くわけにはいかんさ」 **応援ロール **作戦 ツンサイベリアン部隊1の近接火力支援を受けながら白兵突撃。 【地形】 雪山 ・雪崩に注意し、自分たちが山間、谷間の場合戦闘は避け平原又雪崩の恐れが少ない場で戦闘 ・囮部隊で雪崩が発生しやすい場所に誘い込む  【陣形】 ・敵に対して多数で攻撃することを前提とし、敵1体に2人以上で攻撃できるようにポジションをとる。 ・敵に後ろを取られないように味方同士でお互いに背中を守る。 【装備】 <機械> ・ゴム部品の取り扱い:ゴムは寒冷地では弾性が失われ、砕けることもあるのでなるべく外気や雪に触れさせないようにする。 ・燃料の凍結防止:燃料や潤滑油が凍らないように取り扱いには十分気をつける。寒冷地用のものを準備する。 ・バッテリーの用意:気温が低いと出力が落ちたりするので予備のものを多くもっていく。 ・稼動時:アイドリングで十分部品を暖めてから動かす。 ・停止時:エンジンの凍結を防ぐためヒーターを装着したり、シートをかぶせる。 ・滑り止めを施す。 <武器> ・カバー:小火器のようなものは寒冷地では潤滑油が凍ったり金属・プラスチック部品が壊れたりするので、使わないときは雪や外気に触れないようカバーにしまっておく。 ・予備のパーツ:壊れた部品が速やかに交換できるように予備のパーツを用意しておく。 ・外気温への冷却:外に持ち出したときに、武器についた水分が凍るのを防ぐために少しずつ武器を冷やす。 ・金属変形への対処:撃って熱くなった銃身は雪の上においてしまうと変形したり水分がついてしまうので、扱いに注意する。 ・照準器の取り扱い:呼吸の際に息を誤って光学照準器にかけてしまうと凍って使い物にならなくなるので注意する ・金属が氷点下では強度が低下するので注意。特に、日本刀は簡単に折れる為、要注意。 【体術】 <雪上> ・固まった雪を煉瓦の代りに積み上げて戦闘時の陣地や吹雪の時の雪洞を作る為のショベルを携帯する(軍隊装備なら必須なので、言うまでも無いかもしれませんが)。 ・重量物は、橇で曳く。場合によっては、犬橇を用意する。 ・外装の色は、雪原に溶け込む白で揃える。 ・平原なら兎も角、山間部や谷間では雪崩を誘発しない為に、発砲を控える。白兵突撃時の吶喊は問題ないので、盛大に叫ぶ。 ・敵が雪崩に遭いそうな地形に存在する時には、間合いが遠く此方の砲が寡少の場合でも、先制攻撃を加えて雪崩を誘発させる。 ・白兵戦の場合、得物を構えるのは野外である点、雪上であるので森林でない可能性も高い点から、構えは右八双に揃える。集団で陣形を組む場合、肩に担ぐ右八双以外は同士討ちの危険が高くなる為。 ・蹴り技は足許が雪上なので、出来るだけ使わない。 ・握り拳の拳打よりも、手刀を用いる。場合によっては、掌を相手に重ねて体移動の打撃で内臓に衝撃を伝える。 <全体> ・フェイントを交えて相手の防御を崩してから攻撃する。 ・相手の目線、体捌き、ポジションから間合いや攻撃のタイミングをはかる。 ・目や鼻、こめかみ、あご、首、喉、鳩尾を狙って攻撃する。 ・アラダやチル、オズルの目を積極的に狙い、突いたり目潰しする。 ・攻防の流れの中で相手の無防備な部分を見極めて肘や膝で打つ。 ・相手の懐に飛び込む際は防御を意識しつつ相手の急所を狙って突く。 ・相手が飛び込んできた際は体全体を攻撃線からはずして防御する。 ・相手の打撃が来た場合、銃や杖、刀など手持ちの装備を使って防御する。 ・相手の攻撃の軌道を見極め、上段・中段・下段受けを状況によって使い分ける。 ・攻撃を受けた際は相手の近くから離脱するか、攻撃を続行するかを選択する。 ・反撃の際は防御したら即座に突く、蹴る、打つなどして攻撃する。 ・初撃で相手の動きを止めた後、続けて突き・蹴りなどで攻撃を続ける。 ・基本的な攻撃の技術を応用し、連続して技を繰り出すようにする。 ・相手が前に進んでくる勢いを利用し、脚を払ってバランスを崩し、次の攻撃につなげる。 ・力がない者は敏捷性・スピード・タイミング・バランス感覚を最大限に利用する。 ・単純なスピードだけでなく、攻守のタイミングを常に意識する。 ・一度に倒しきれないほど多数の敵は、前衛の負荷を超えない範囲で、少しずつおびき出して倒す。 ≪I=Dや人型戦車≫ ・人型戦車は人型なので、歩兵の戦術を応用できる ・打突に体重を乗せるためには脇を締め、腰の回転を意識する ・力みすぎないよう心がける(動きに柔軟性がなくなるから) ・相手の勢いを意識する ・相手との間合いを意識する ・自分にとってベストの間合いで戦うことを意識する ・決めたと思っても気を抜かない ・打撃を行うさい、姿勢が崩れるほどの体重をかけないこと (体が流れるため、打ち終わりに自分の姿勢が崩れるため) ・即座に行動できるよう自身の姿勢を意識し、常に維持すること ・打撃は、相手に当たったらすぐに引く(姿勢維持と打撃力が上がるという効果がある) ・合図を使って連携して動く ・ターゲットの選定は武術の心得がある者が行う ・囲まれないよう、常に退路を確保し、相互に支援を行えるようにする。 ・細かく正確な挙動を心がけ、疲労を最小限に抑える。 ・大振りな動作は極力避ける。 ・呼吸は常に整え、精神状態を安定させると共に、疲労を抑える。 ≪打撃≫ ・状況によってアッパーカットや手刀、拳槌、肘打ち、膝蹴りを使い分ける。 ・突く際は全体重を乗せて、相手の体の向こう側を意識して打ち抜く。 ・状況に応じて横蹴り、前蹴り、回し蹴りなど蹴りの種類を変える ・回し蹴りを打つ際は脚、膝、腰の力を利用し、上半身でバランスをとりながら相手に全体重を叩き込む。 ・蹴るときは踵、つま先、脛など状況によって蹴りに使う部分を変える。 ・打撃の種類 基本突き:脇を絞り、真っ直ぐ拳を突き出す。上半身の力だけでなく体重移動や腰の回転を意識し体重をかけて打つ。 上段突き:胸やノド、頭部を狙う。頭部は特に目、鼻、こめかみ、あごなど急所が集中しているので効果が高い。 中段突き:相手の胴体のど真ん中=鳩尾を中心に狙う。鳩尾にまともに打撃が入ると内臓へ衝撃が伝わって立っていられなくなる。 裏拳:手の甲でスナップを利かせて打つ。顔面など比較的もろい部分を狙う。 拳槌:握った拳を振り下ろしたり、体を回転させるようにして打つ。 肘打ち:人体の中でも硬い肘を使い、相手を打つ。全体重をかけて相手の弱い部分を狙う。 上段蹴り:下半身のばねを使って脚を振り上げ、上半身のバランスをとりながら相手の頭部を蹴る。 中段蹴り:相手のわき腹、みぞおちを狙う蹴り。相手の状況で前蹴りや回し蹴りを使い分ける。 下段蹴り:膝や足の甲を使って相手の太もも周辺めがけて蹴りこむ。足をつぶして立てなくしたり、素早さを封じたりできる。 前蹴り:片足を上げて抱え込み、体重を乗せて真っ直ぐ蹴りこむ。 ・CQCに属する現代の戦闘技術(フェアバーン・システム、無音殺傷、クラヴ・マガetc)を応用する ≪刃物・棒術≫ ・武器を振り回すため、しっかりとした足場を立ち回れるようにする。砂の斜面等は避ける ・ナイフや刀剣で攻撃するときは攻撃角を意識し、上下左右斜めに斬ったり最短距離で突く。 ・自分の獲物のもっともダメージ与えられる間合いを確保する ・多くの数を相手にするために、刃が切れなくなるのを防ぐため斬るより突き刺すのメインにする ・斬撃の種類 唐竹割り:まっすぐ振り下ろして斬る。 袈裟斬り:刀剣を斜め上から敵の体に振り下ろして斬る。 水平斬り:刀剣を横水平に切り払って敵を斬る。 刺突:敵の胴体真ん中を狙い、まっすぐ突く。する時は刃を寝かせて(横にして)行う。そうすると、骨に当たらずに貫ける ・大型で両刃の剣は振るときに両手で持って自分に刃が当たらないようにする。 ・刃の重みを使って叩き切るように使う。 ・重さに振り回されて手首や肩の関節を痛めないように振るう範囲をきちんと決めて振るう。 ・構えは半身で行い。敵の正面に晒す面積を少なくする。 ・上段から振り下ろす時は地面に刃を当てないように注意する。 ・構えは正眼か八相で。上段、下段の構えは壁や天井で太刀筋を邪魔される恐れがあるので多用しない。 ・剣は左手の薬指、小指に力を入れて握り、余計な力みを生じさせない様に注意。 ・斬撃を行う時は、刃の中心から根元で敵を捉え、しっかりと振り抜くことを心がける。 ・突きをうつ時はしっかりと腰から前に重心移動を行い、それに乗じて刀を突き出すと威力が上乗せできる。 ・視点を少し遠目で捉え、敵全身をいつでも視野に捉えておき、挙動を見極める。 ・一足一刀の間合いに入った時は躊躇わずに打ち込む。 ・峰で相手の剣を払い、その反動をもって敵に刀を打ち込むと無駄な力を使わずスムーズに攻撃を行える。 ・二刀を用いて戦う時は、一刀で敵の構えを崩し、一刀で敵の体を攻める。 ・一人で切り込まず、必ず味方同士で背中合わせになるような隊形をとり、後背の憂いを無くす。 ・敵の数が多い時はこちらから切り込まず、敵を狭い場所へおびき寄せ、出来るだけ少数を相手に戦う様心がける。 ・かかとを少し浮かせ、足さばきを容易に行えるようにしておく。 ・剣を構える時は必ず左足を半歩引いて重心をそちらに乗せておく。 ・重心を常に中心において地面に対して直角に伸びるように体のバランスをとる。 ・刃こぼれを避ける為に、敵の剣や防具に対して打撃を与える時は峰を使う。 ・首、肩、手首、足首、肘、膝など防具のつなぎ目と成る部位は、一撃で相手の動きの要を断ち切ることが出来るので、隙あらば優先して攻撃し相手を無力化させる。 ・先の先をとれずとも、後の先をとれば良い。焦らず敵の攻撃の軌道を見極めれば相手の隙をつくことが出来る。上段からの攻撃には身を屈めて胴を払い、下段からの攻撃は間合いを詰めて小手を打ち、中段からの攻撃は左右どちらかに体を逸らして突きで対処すれば相手の攻撃を受ける前に先んじることが出来る。 ・単純に剣技だけで戦うのではなく、時折蹴りや足払い等の体術も同時併用して相手の虚をつく。 ・基本的な技でも良いのでなるべく連続して攻撃を繰り出す。 **SS&イラスト 「柔術でやるだと?」 船橋の提案に 「ああ」 「サイべリアンに乗ったままで出来るのか?」 「少なくとも試した事はない。機体にモーションデータ組み込む暇もなかったしな」 「というかそんなの作る暇すらなかったような」 「第一相手は胴着着てないんだぞ。どうやって投げるんだ」 「投げるだけが柔術じゃないさ。それに早く決めないと敵さん目の前だぜ!」 「あーもう!機体の姿勢制御とダメコンこっちに回せ!」 「そんじゃセンサー系とモーションデータのフォローは任せてくれ。しくじるなよ船橋?」 「生きて帰れたらお慰みだ。何か奢ってやるよ」 &ref(hakuhei1.jpg) ニヤリ、と笑い合うキノウツンの漢達。 近接戦用装備、D・ランスを大きく振りかぶると勢いよく相手目掛けて投擲する。 グオゥ、と空気を切り裂いて飛んだ槍を、しかしエースキラーは難無く回避した。 「だよなあ、回避するわな普通は!」 「敵機に熱源反応。急激に上昇中」 「仕事早いな畜生」 急いでダミーバルーンと対空ミサイルを目くらましにしつつ、敵の攻撃をBブレードで何とかいなしていく。 機体が回避運動でバーニアを吹かす度に、地面の雪が放熱を受けて蒸発する。 やがて敵機との距離差はじりじりと縮まっていった。 「我彼相対距離、クロスレンジに入る!」 「よっしゃあ!」 「各部モーター、負荷値上昇。このままいくとオーバーヒートするぞ!」 「あと少しだけ持たせろ!バーニア全開!」 サイベリアンの両の腕が機敏に動き、ガツンガツンとい金属音を響かせてエースキラーを掴む。 エースキラーが8本の腕をウネウネと動かして対応しようとするがこちらの動きはそれよりも早かった。 さらにそのまま懐に入ると両足を相手の腹に向かって蹴り上げた。 「真空ッ-巴投げ!」 船橋の叫びと共に背面と脚部のバーニアが最大出力で稼動する。 噴煙を上げるサイベリアンを中心として、エースキラーはものの見事に一回転して地面に叩きつけられた。 「勝機!」 「出力調整!次の一撃にかけろ!」 すかさず右腕に再度ブレードを握ると、追い撃ちにかかった。 「悪く思うなよ、柔術は投げるだけの技じゃない…何でもありの総合武術なんでな!」 ガキン、と固い音をあげてブレードがエースキラーの胸に突き刺さる。 だがそれでもサイベリアンの攻撃の手は止まらない。いや、止めるわけにはいかない。 果たして勝負の行方は-? (文:高原鋼一郎) (絵:フィーブル 沢邑勝海 はる)

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