939

６月某日～出会い～


上条さん「おまっ…『知り合いのフリして自然にこの場から連れ出す作戦』が台無しだろ―――」

美琴ちゃん「何でそんなメンドクサイ事しなきゃなんないのよ。ていうか知り合いじゃなくて結婚１年目のラブラブ夫婦がいい」

上条さん「会って１分も経ってねぇのに！？」



７月１７日～勝負～


美琴ちゃん「ビビってなんかないわよっ」

上条さん「うそつけっ！！どう見ても涙目になってこんな風にビクってしてたら…」

美琴ちゃん「違うわよ！自分から手ぇ握っちゃったから緊張しただけだもん！！」

上条さん「それ言い訳になってんの！？」



７月１８日～パジャマ～


美琴ちゃん「アンタはこれ子供っぽいと思う？」

上条さん「まー趣味は人それぞれだしいいんじゃね？つーか何で俺に聞くんだ？」

美琴ちゃん「だって将来一緒になるんだから好みくらい知っておかないと…」

上条さん「初耳！！」



７月１８日～ヒーロー～


美琴ちゃん「思いっきりカッコつけてんじゃないのよ！！
　　　　　　しかも私にだけ！？だぁ―――ムカつく―――！！
　　　　　　そんな所も大好きじゃ―――――！！！」



７月１９日～天才と天災～


上条さん「もっと若者らしく青春を謳歌しないか？」

美琴ちゃん「…そうね　私が間違ってたのかもしれないわね」

上条さん「わかってくれたか」

美琴ちゃん「ええ　じゃあお嫁にしてください」

上条さん「それ青春の十歩先！！」



７月２０日～ビリビリ中学生～


上条さん「うう、ぐすっ。ふ、不幸だ。……こんなのと関わったばっかりに」

美琴ちゃん「こんなのって言うな！　私には上条美琴って名前があんのよ！」

上条さん「うるせえビリビリ！　大体テメェが………ハイ？」



８月２０日～いつもの二人～


美琴ちゃん「街中で　川原でもっ　幾度となく私を弄んでくれやがったでしょーがっ
　　　　　　あとは誰もいない教室と保健室と体育館倉庫と…プールの中ってのもマニアックでいいわね」

上条さん「（記憶ねぇけど）途中からお前の妄想だろ」



８月２０日～露払い～


美琴ちゃん「あー、んー、たー、はー。このヘンテコが私の彼氏に見えんのかぁ！」

白黒さん「ですわよねぇ　おかしいとは思いましたの」

美琴ちゃん「旦那よ！！」

上条さん＆白黒さん「「」」



８月２１日～鉄橋の上で～


美琴ちゃん「結局。ソレを見てアンタは私が好きだと思ったの？私を愛してると思ったの？」

上条さん「……、心配したに、決まってんだろ」

美琴ちゃん「…アレ？さっきの二択は？」



８月２１日～最強ＶＳ最弱～


美琴ちゃん「止まりなさい、一方通行！」

上条さん「―――やめろ、御坂！」

美琴ちゃん「……、ごめん　だってアンタと一方通行がイチャイチャしてるのが耐えらんないんだもん」

上条さん「なに言ってんのこの人！？」

セロリさン「ホントなに言ってンのこの人ォ！？」



８月２１、２日～ふりだしの病室～


クールビューティー「先程の計測は不完全でしたので　念のために」

美琴ちゃん「なんのつもりだソレはああァ！？
　　　　　　人の目の前で堂々と手出してんじゃないわよっっ　このヘンタイ！」

上条さん「俺に言われても……」

美琴ちゃん「揉むなら私の胸を揉みしだきなさいよ！！それも直に！！」

上条さん「アウトー！！！」

カエル顔「病院はそういうプレイをするホテルじゃないんだけどね？」



８月３１日～偽装デート～


美琴ちゃん「彼氏がいるって分かれば手を引くでしょ？
　　　　　　…でも待って、いっそ恋人より夫婦のほうが良くない？」

上条さん「お前チョイチョイそれ言ってるけどさ…年齢とか法律とか周りの目とか色々考えようぜ？」



８月３１日～二千円のホットドッグ～


上条さん「別に注文したのって同じメニューなんだろ？」

美琴ちゃん「だって間接キスしたかったんだもん！」

上条さん「ダイレクトだな！」

美琴ちゃん「じゃあ代わりに口で直接してよ！」

上条さん「さらにダイレクトだな！！」



８月３１日～約束～


ニセ海原「彼女を守ってくれると、約束してくれますか」

上条さん「…御坂美琴と彼女の周りの世界を守る」

美琴ちゃん「それで結納はいつにする？」

上条さん「ぇええーー！？　居たのぉぉぉーーー！！！？」

ニセ海原「これはひどい」



８月３１日～闇咲を追って～


上条さん「急いでんだよ、思いっきり！
　　　　　それで何だよもう！　何の用なんだ！」

美琴ちゃん「だから結納はいつするのよ！」

上条さん「本当に急いでんだけどぉぉーーー！！！」