酔い琴さんは泣き上戸
美琴: あ~喉渇いた……寮監、このジュース飲んでもいいですか?
寮監: あっ! バカ!! それは私の梅s…あー………
美琴: ………ヒック………
~一時間後~
上条: ったく、この前はひどい目にあったぜ……結局、怒ってる理由は教えてくれなかったし……
まあ今度会ったら一応謝っておごばら!!!
な、何だ!? 誰かが突進してき―――
美琴: ふええぇぇ~~~~~
上条: って御坂!!? 何で泣いてんの!? あと何で抱きついてんの!?
美琴: 良がったよ~~~ アンタが生ぎててホントに良かっだよ~~~~~ えぐっえぐっ
上条: 何の話だよ!! って言うか酒臭っ!!!
美琴: アンダが…一方通行と戦うって…言うがら…絶対死ん…じゃうと…思って……ぐすっ
上条: そこなんだ! ロシア戦じゃねぇんだ! いつの話してんだよ!!
美琴: だって…アンぅぇ…が…い…も…ぇ…ぉぅ…して…る…から…
上条: 何言ってるか全っ然分かんねぇ……
え~と、とりあえず落ち着け。 あとゆっくりでいいから離してくれ、な?
美琴: ………やだ…………やだやだやだやだ!!!
離れたらアンタまたどっか行っちゃうもん!!! また私の知らない他の女の所に行っちゃうもん!!!
だからもう離さないもん!!! ずっとアンタと一緒にいぶええぇぇぇ~~~ん!!!
上条: 泣きたいのはこっちだよ!! 周りから冷たい視線が上条さんに突き刺さってるよ!?
美琴: ずっど一緒゛にいどぅぼん!!!
上条: わかったわかった!! ずっと一緒にいるから!!
だから泣き止もう? そして早くここから逃げよう? 警備員が来ちゃうから!!
美琴: ……ホント? ホントにもう離れない?
上条: ああホントだ!(とりあえず今は)約束する!!
美琴: ホントにホント?
上条: ホントにホント
美琴: ホントにホントにホント?
上条: ……ホントにホントにホント
美琴: ホントにホントにホントにホントにホンt
上条: だー、しつけぇ!! 本当だってば!!
わたくし上条当麻は、永遠に御坂美琴さんのもとから離れません!!!
これでいいか?
美琴: う………う゛れ゛じ い゛よ゛おぉぉぉぉーーーーー!!! ぶええぇぇ~~~~ん!!!
上条: 結局泣くのかよ…… ハァ…こんなとこ誰かに見られでもしたら……
……ん? 何か周りが騒がしいような……
小萌: かかか上条ちゃん!? そういう事は先生まだ早いと思うのですよ!!
吹寄: 貴・様・は!! 呆れてモノも言えないわね!!
姫神: どういうことか。説明してほしい
御妹: まさかお姉様に遅れを取るとは、とミサカは起死回生の一手を必死で考えます
風斬: あ、あはは……お、お熱いですね……
雲川: ……まさか上条に彼女ができるとは思わなかったけど………
神裂: しゅ、祝福するべきですよね! そうですよね!! ……はぁ…
五和: ……一緒……約束……永遠……は…はは……
建宮: ちょっと誰なのよ!! 「天草式メンバー急に押しかけて上条当麻にドッキリ大作戦」なんて考えたヤツは!!
こっちがドッキリさせられてるのよな!!!
対馬: あんたでしょーよ!! 女教皇様と五和どうするんですか!! 五和なんて魂抜けてますよ!?
上条: 何でこのタイミングで皆いるの!? なにこれ超不幸なんだけど!!
でもまぁインデックスがいないだけまだマシ……
禁書: と~~う~~ま~~~………
上条: やっぱりいたのかよ!!
みんな落ち着け!! 今からひとつずつ誤解を解いていくから!!
美琴: ふぇ!? やっぱり…嘘だったんだ……あたしじゃ…ダメなんだ……
おっぱいが大きくないとアンタは一緒にいてくれないんだ………うええぇぇ~~~ん!!!
上条: ぅおーーい!! どっからそんな話が来た!!?
美琴: だって!! 全然振り向いてくれないじゃない!!!
あたしは…こんなに…アンタの事が……大好きなのにーーー!!!!!
全員: !!!!!
上条: ぇぇえええ~~~!!?
吹寄: 上条!! 一から十まで説明しろ!!
上条: いや、酔ってるから!! この子酔ってるから!!
それで訳分かんねぇ事言ってるだけだから!!!
美琴: アンタがいいの!! アンタじゃなきゃダメなの!!!
禁書: と、とりあえず短髪はとうまから離れて!!
御妹: そうですお姉様。そのポジション変わってください、とミサカは強攻策にでます
美琴: や~~だ~~!! 離れたくな~~い~~!!!
上条: もう収拾がつかねぇ!! どうしようコレ!?
建宮: (そうだ!!) あー、この場を収めるいい方法があるのよ
上条: どうすればいいんだ!?
建宮: ズバリ!! 上条当麻がこの中から一人選べば万事解決なのよ!!!
全員: !!!!!!!!
上条: な、何だそりゃ!? どういう意味だ!?
建宮: 言った通りの意味なのよ
この美女軍団の中から一人選ぶだけで、四角い話もま~るく収まるのよな
上条: そ、そうなのか……理由は全く分かんないけど……
(となると、重要なのは誰を選ぶかだな…下手に選べば上条さんは死んでしまいますのことよ!!
……………だ・れ・に・し・よ・う・か・な・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り……………)
建宮: (さすがの上条当麻も悩んでいるのよ……まぁ適当に選べるわけはないのよな……
間違っても、「だ・れ・に・し・よ・う・か・な」、なんてするわけないし、
この男がそんなことしたら、一番不幸な結末が待っているに決まっているのよ!!)
上条: 決めた!!
全員: !!!!!!!!!!
上条: 俺は御坂を選ぶ!!
全員: …………………
建宮: (ババを引きやがったぁぁーー!! ここでその子を選んだら元の木阿弥なのよ!?)
美琴: よ、よ、よがっだよ~~~!!! よっど想いが通じだよ~~~
えぐっえぐっ ホ、ホントだよ!? ずっと…えぐっ、一緒だよ!? もう離れちゃ…グスッ、ダメだからね!?
上条: あーはいはい。 分かった分かった
さっ! この場が収まったところで今日はもうお開き……
姫神: するわけ。ない
雲川: これで終わるとは誰も思わないけど
禁書: やっぱりとうまはどこまで行ってもとうまなんだね……
上条: ア、アレ? なぜに皆様は臨戦態勢なのせうか…?
た、建宮!? 丸く収まるんじゃなかったのか!!?
建宮: いやもう知らんのよ。 お前さんはいっぺん死んだほうがいいんじゃないか?
上条: またこのオチかよ!! ちくしょうーー!! 不幸だぁーーー!!
美琴: えへへへへ………
~翌日~
美琴: 何で昨日の事バッチリ覚えてるわけ!?
アイツはさっぱり忘れてたじゃない!!
あ~も~!! これから先どんな顔してアイツに会えばいいのよ~~~!!!!!