名前 | 名有 雛(めあり・すう) |
種族 | 人間(元妖怪) |
二つ名 | 妖怪爪飛ばし |
能力 | 体の一部を生え変わらせる程度の能力 |
性格・特徴 | 物忘れがひどく、その時々によって性格や言動が変わるため、信用されない。 |
職業 | 日雇い労働者だが、時々用心棒をする。 |
趣味 | 剥がした自分の爪で将棋の駒を作って遊ぶ。 (誰も気味悪がって相手をしてくれず、一人で遊ぶことになる。) |
外見・服装 | クセのある赤毛のショートヘアで、青い瞳だが、瞳孔が猫のように細長い。 体は子供のように細く、薄汚れた麻の小袖を着用し、下駄を履いている。 猫のように鋭い爪と牙を持っている。 |
両手の指から爪を連射する。
「指銃」は両手の人差し指(2本)から、「二丁拳銃」は全ての指(10本)から発射する。
片手の伸ばした爪で引っ掻きながらプレイヤー目掛けて高速移動する。
それと同時に、もう一方の手の爪を撒き散らす。「飯綱落とし」のほうが爪が長い。
歯を歯茎ごと外したもの(トラバサミのような罠)をいくつかバラ撒く。
プレイヤーが近付くと噛み付いてくる。
「死地の顎」のほうは、歯列が何重にも重なっている。
ラストスペル。
敗色濃厚のために、頭のみ緊急脱出し、首から上の無くなった体だけが闇雲に爪を飛ばし続けるが、ものの十数秒でパワー切れを起こし自滅する。
プレイヤーは残された体を囮であると思いこみ、逃げられたと判断するが、体のほうが再生の核になっているので、実際は逃げた頭のほうが囮である。
つまり、破れかぶれの苦肉の策と言わざるを得ない。
しかし、当の本人はこれをする度に頭が生え変わるので、一向に学習できず同じ手口を繰り返す。
「ティース・トラップ」は、トラバサミの英訳「スティール・トラップ」をもじったもの。
それ以外は、アニメ・漫画、格ゲー、アクションゲー、映画に関するネタを使用。
また、「死地」は英語で「ジョーズ・オブ・デス」となる。
元は名も無い弱小妖怪で、不老不死を得るために胡散臭い妙薬を飲んだが、中途半端な再生能力を身に付けただけの上に、妖怪としての力を失い、人間になった。
人間になったのは妙薬の副作用で、妖怪としての穢れが落とされた結果である。
蓬莱人間と違い、寿命が無いわけではなく、体が完全に消滅すればそのまま死んでしまう。
彼女はこの薬を香霖堂で入手したが、元々は紅魔館の魔女パチュリー・ノーレッジが蓬莱の薬を真似て作った紛い物の試作品であり、誰一人実験台となる者がいなかったため、図書館の奥に眠ったままになっていた。それを霧雨魔理沙が盗み出し、香霖堂に売ったのだ。
この能力により、体の一部ならどこでも好きな部分を切り離して新しく再生できるが、元々無かった部分を作る事はできない。ただし、怪我による欠損の場合は、たとえ能力を得る以前からであっても、再生は可能である。
彼女は自分の能力を色々試した結果、両手の爪を生え変わらせるのが手っ取り早いという結論に達し、それ以外を生え変わらせる事は滅多にしなくなった。
ただし、能力の副作用により、頭の中身まで勝手に自己再生されやすくなったため、物忘れがひどくなり、酷い時には記憶や人格の一部が抜け落ちて新しく生まれ変わり、幼児退行化や言動の不一致が起こるようになった。そのせいで約束事を守れなくなったり、仕事も長続きしなくなり、日雇い労働で食いつなぐしか無くなる。
後に、そんな彼女を見かねた寺子屋の教師・上白沢慧音が彼女を引き取り、寺子屋の子供と一緒に習い事をさせたり、人里を守る用心棒の仕事をさせるようになる。
また、既に過去の記憶があいまいで、時々自分が何者であったが分からなくなる事があり、精神も段々幼くなり、氷の妖精とよく遊んだりもするようになる。