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近況 - (2012/03/25 (日) 23:35:42) のソース

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***2012-03-24
#image(23.jpg,width=400)
ひさしぶりの休みだからって、そんなに廻らなくてもといった感じで、生誕100年 ジャクソン・ポロック展→写真展3つ→Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち、、疲れました。ポロック展では友人の勤める会社が音声ガイドを作っていて、普段使わないのですが今回チャレンジしたら、とても楽しめました。抽象絵画の作画背景を知ることで、とても見方が深まった気がしたのと、NYの空気感も伝わってきました。 ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち、余りにも素晴らしくて後半泣けてきました、こんなにかっこいい映画は見たことがありません、ピナ・バウシュの舞台演出に対抗するようなヴェンダースのロケ、ハンディカメラ、3Dの使い方、それらが結果的に溶け合ってこんな映画になるなんて!

***2010-11-14
#image(http://www.cinemaonline.jp/image/2009/08/090809limitsofcontrol02.jpg,width=200)
ジム・ジャームッシュの『リミッツ・オブ・コントロール』。最高ですね!。こんな映画を作り続けてほしい。

***2010-11-13
タモリ倶楽部をながしみつつ、時計を見て自分に乾杯w。

***2010-11-08
ついに三脚を買った。といっても3度目でようやく目線までの大きさを手に入れたのだ。はやく夜景を撮りに行きたい。だれか付き合ってください、なかなか地味な作業だと思いますが。でも、やっぱり個人的に動かないとだめかな。結構場慣れするまで何度かチャレンジしないと難しそうだしな。

***2010-11-07
やわらかく疾走しながらも、おさえきれない衝動。なだめつつ走り出す気持ちを放り出し、ただ眺める時間。いったい何をやり過ごしているのか。冷たい空気がさすように浸み込みやがて痛みとなって現れる無防備さ。歩き続け絶望を感じたと思いこみ、錯覚だったとうそぶき、何度も振り出しへ戻り。単に音楽を聞きながら歩いているだけw。

***2010-11-06-オープニング
今日はこれから某展示会のオープニング・レセプションだ。なんか緊張してきた。それにしても、直前まで資料作りとはね・・。

***2010-11-05
#image(http://farm5.static.flickr.com/4021/5153589825_8258640cb8_z.jpg,width=400)

鉄骨検査。夕日がとても美しかった。夜、久々に友人とその後輩さんとで裏ババのバーへ。その後いつものバーにもハシゴ。金曜日の彼女とは違う彼女がバーに立ち、久しぶりだねと映画の話題で和む。


***2009-07-27-窓からの
海へ飛び込みたいほどの天気でしたが、 
外出せず家でじっとしていました 

窓からみえる青空が時間によって様々に 
変化していことが楽しくて何度も眺めていました 

日暮れ前に写真を撮りましたが本当は15分前 
くらいが黄色みと青のバランスが絶妙で、 
見とれている内にすっかりオレンジが勝ってきた頃です 

気球が登場したのはもっと昼間に近い時間帯で 
小さくて良く分かりませんが、こうして何か「ある」だけで 
絵の雰囲気が変わってきて面白いです

***2009-06-22-NINAGAWA十二夜
興味はあるけど予備知識とかないから勉強してそのうちに、なんて思っていた歌舞伎だけど、チケットルート的つながりが舞い込んできて、なんだかんだと、去年から今回で3度、歌舞伎を観た。 

1)江戸宵闇妖鉤爪(原作:江戸川乱歩=作「人間豹」) 
2)「四月大歌舞伎」の「曽根崎心中」ほか 
3)NINAGAWA十二夜 

2)はスタンダードな演目だが、1)、3)は演劇的要素も多く、歌舞伎初心者にはとても楽しめる内容だった。スタンダード演目は長丁場。お約束を理解し、休憩時間も満喫できる、歌舞伎ファンのおばさま達に圧倒された。初心者には厳しいものがありますw。 

今回の「NINAGAWA十二夜」はとても斬新でコミカル。尾上親子は楽しんで演じていて、それが伝わってくるのが良かった。鏡張りの背景に映り込むきらびやかな衣装の数々はとても幻想的で、鈴木清順が80歳をこえながらも狂気的な色彩感覚でつくりあげた「オペレッタ狸御殿」を思い出した。蜷川幸雄の演出したお芝居は初めて見たけれど、蜷川実花の毒々しいまでの妖艶な色彩写真といい、色に対する感覚はやはり通じるものがあるのだろうか。次はコクーン歌舞伎を見に行く予定で、こちらも楽しみ。

***2009-06-15-都内を転々

#image(http://farm4.static.flickr.com/3596/3624392141_559b00e029_m.jpg)

週末から状況が変わりここ数カ月停滞していた仕事が動き出してきたけれど、再始動するためには関わる人たちと多くの調整が必要ですぐに慌ただしくなるわけではなかった。土曜日に続き日曜も都内を散歩した。末広町から秋葉原へ行くと超高層が建ち並び、すっかり電脳都市の様相を帯びていて驚いた。裏路地にはリュック姿の男子がたくさんと、ビラを配るメイド姿の女子。彼女たちの表情にはどこか切迫感があった。裏通りには古い町工場がいくつも残っていた。いったん銀座線を稲荷町まで下り上野周辺を歩くと小さなお祭りがあって、このあたりは寺がとても多く静かなお墓の間を祭りの賑わいが抜けて来た。上野駅を裏の方からアプローチすると巨大なスロープの構築物があり自転車が登っていた。駅前のペデストリアンデッキを歩き回るだけで幾つもの違った景色に遭遇した。山を登るように上野公園へ向かうと暑さもあって軽く目眩がし、人ごみの迫力へ一気に疲弊した。どんなショットを撮るか考えることも出来ずに気づくと池の廻りをフラフラと彷徨いながら、広小路を抜けて末広町まで戻っていた。おわり。

***2009-06-08-お芝居×2

■「流れ星」 
東京セレソンデラックス 
作・演出:宅間孝行 
出演:宅間孝行、うつみ宮土理、山田まりや、永田恵悟、越村友一、須加尾由二、丸山麗、万田祐介、牟田圭吾、小谷早弥花、池田沙耶香、尾畑美依奈 小野了 

ワンシチュエーションの舞台において時間軸を効果的に操作した演出は王道のように思うけれど、それを「タイムマシーン」としてクローズアップさせることで、使い慣れた効果をより必然的なものにしている点が面白い。 

また学生運動、政治思想といった硬質なテーマを扱いながらも、魔法使い、タイムマシーンなどの寓話的要素を使用することでバランスを取っている。つまり破天荒なドタバタ劇と、真摯に生きる人間のシリアスさを効果的に繰り返す。そして思いきり笑わせたあとの人情劇という、王道だけれど効果的な演出で大勢の客を泣かせていた。 

宅間孝行のドラマはブレのない王道的な演出が特徴で、それは安易に読み取れることで深読みを封じ、感情の起伏を共時させる安心感を誘い、観客にあらかじめハッピーエンドを描かせるという、フカフカなベットへ倒れ込むような高揚感を与えてくれる。それでいて、「あざとい」といったアイロニーを誘う空気もそこにはない。 


■「YAO!」~歌え! 踊れ! 喪に服せ!~ 
劇団ニコルソンズ 
作・演出:木下 半太 
出演:木下 半太、火野 八郎、赤星 マキ、松永 一平、鳥山 晴子、望月 優人、塩田 鈴子、小野 英二、神谷 仁美、愛下 久信 

こちらもワンシチュエーション+時間軸の効果的な操作が特徴の芝居だ。キャラを立たせた演出、ドタバタとシリアスを繰り返すバランスも似ている。演劇が苦手だと思わせるのは、こういった「お約束」を「あざとく」見たり「恥ずかしく」受け止めることかも知れない。 

私も見始めた頃はそんな要因か苦手意識をもっていたが、社会生活によって失われがちな感情の起伏を恥ずかしげもなくさらけ出す役者に対峙する苦痛の先には、当然のように解放感が待ち構えている。やがてその解放へのスイッチが入りやすくなり、抵抗が失われていく。もちろんアイロニカルな演劇もあるが、大抵は観客の「恥ずかしさ」を逆手に取った演出による。 

劇団ニコルソンズはこの演目で東京へ初進出を果たした。最終日ということもあり、カーテンコールで木下半太や劇団員達はみな涙ぐんでいた。ここにもまた感情のとめどない放出がある。そんな同情を差し引いてもこの芝居は面白いと思う。何度もひっくり返る登場人物達の存在基盤はラストに向けて加速的にスリリングさを増し、ハリウッド映画のような「大きな展開」を無理やり組み入れる滑稽さは、関西人の過剰なギャグにどこか必然性を与え、厚みのある演出へ繋がっていた。

***2009-05-31-Books
#amazon(4140093447)

#amazon(4416809468)

#amazon(4787272659)

***2009-05-29-Books
|&amazon(4791701941)|レム・コールハース/行動のアーキテクト /『ユリイカ 2009年6月号』|

レム・コールハース関連の本を読むと、いつも緻密な行動力へ恐れ入る。ところで、最近出た阿部和重の『初期作品集』(文庫)を読んでいたけれど、こちらも緻密でエネルギッシュだ。『ABC戦争』におけるアイロニカルな態度とアクションの豊かさなどは、レムの戦略とも重なる!?。・・っと、意外なところで結び付けたくもなったw。(以下は、簡単なメモ) 

■シニシズムとスノビスムの間で/磯崎新×浅田彰 
久々に二人の討論を読んだけど、相変わらず大物な人たちが普通に登場する感じは面白い。黒川記章がレムのインタビューをとても喜んでいたという、メタボリズム研究に興味あり。 

■コールハースと語る シニシズムをめぐって/浅田彰 
CCTVを取れるかどうかのナーバスな時期に、「レムはシニシズムだ」という浅田の発言へ、「今すぐ撤回しろ」とむきになったそうだ。 

■「ヴォイドの戦略」 の可能性 その同型性を通して/難波和彦+岩元真明 
ヴォイドをつくるために退屈な基準階を発想する、そんなマンハッタニズムから続くレムの軸となっているアイデアをあばいていて面白い。 

■プラットフォームに向かう思考 レム・コールハース試論/松田達 
政治だけが市場・経済原理へ浸食されきっていないことから、政治こそ文化だ発言は、ハンス・ウルリッヒ・オブリストとの本でとても印象深かったけど、その話とAMOの位置づけなど。 

■傾いた柱 レム・コールハースの五つの建築をめぐって/南泰裕 
小説のような文章だと思った。このあたりから、人物論よりも建築論へ移っていく。結局この論考もヴォイド、プラットフォームを言い換えた感じ。 

■OMAのアーキテクトン 針と球、水平性と垂直性、あるいは不動性と可動性/堀井義博 
錯乱のニューヨークから続くエレベーターへの注目、あらかじめ2つの案をしのばせる戦略など。 

■Universe beyond Universal Space 「ボルドーの住宅」 における三層の世界/槻橋修 
レムの住宅は一度見てみたい。エキサイティングだけどチープと言われている初期作品の中でも住宅はとても作りこまれていて評判が良いので。 

■ふつうではない建築のドキュメント/五十嵐太郎 
今年発売されたDVDの解説。すごく見たくなった。6000円くらいか。 

■書物と建築のあいだに[2] OMA/AMO関連書/ 山伸 
OMA、AMOの自主制作コンセプトブックはとても話題になるが、プロの目でばっさり切っている所がとても面白い。 

■コールハースを楕円的に読む/瀧口範子・五十嵐太郎 
対称的な二人によるレムの印象が興味深い。五十嵐さんの話はいつ読んでも教科書的でぶれないのだけど、想定内的大きさのような感がいなめない。 

■不可避的な状況での楽観主義/白井宏昌 
ヘルツォーク&ド・ムーロンの鳥の巣も予算変更で結構骨抜きにされていたけれど、CCTVもかなり苦戦している。恐るべし、中国共産党。 

■コールハースと設計プロセス 「グーグル的建築家」 をめざして/藤村龍至 
レムを語りながらも自身の方法論を展開するあたりが、若手の中でも強かな方だと思った。超線形、非線形、工学的。そういえば難波さん最新著作の解説でも。 

■選択/淘汰の起こる場をいかに設計するか/濱野智史 
建築・都市計画における「淘汰」という発想、さらにシムシティと比べている所が面白い。思想地図2にも掲載しているとか、買ったまま放置していたけど。

***2009-03-12-Books
#image(http://bccks.jp/images/home/h1_logo_over.gif)
これ面白い、作ってみたい
http://bccks.jp/

***2009-03-07-田中功起

コレは見ておきたいなー
#image(http://www.aoyamahideki.com/artist/tanaka/2009/gunma0809-s.jpg,width=200)
-田中功起「シンプルなジェスチャーに場当たりなスカルプチャー」@青山|目黒 
-開催中〜3月21日(土) 
-http://www.aoyamahideki.com/ 
-http://www.aoyamahideki.com/galleryinfo.html 

***2009-03-01-ヴィデオを待ちながら
写美リベンジのようだ。写真展も頑張っているし、東京国立近代美術館は期待できそう。
&image(http://www.momat.go.jp/Honkan/waiting_for_video/images/exhb_149.jpg,width=200)
-映像、60年代から今日へ
-東京国立近代美術館
-2009年3月31日(火)~6月7日(日)
--今日の映像隆盛のスタート地点、60-70年代の作品を大規模に検証する、国内初の展覧会
--ウォーホル、アコンチ、ナウマン、セラ、オッペンハイムなど、知る人ぞ知る作家による名作を一堂に
--加えて60-70年代の流れを汲む現代の作品をあわせて紹介

■展覧会構成
-1.鏡と反映
-2.非物質化
-3.オブジェと身体
-4.映像のフレーム
-5.サイト

■連続講演会

「方法としての『彫刻』―ポストミニマリズムと映像をめぐって」
日程: 2009年4月18日(土) 時間: 14:00-15:30 
門林岳史(日本学術振興会特別研究員)

「マクルーハンとヴィデオ・アートの接点を考える―その理論的・歴史的条件」
日程: 2009年4月25日(土) 時間: 14:00-15:30 
小沼純一(早稲田大学文学学術院教授)

「60-70年代の音楽と美術」
日程: 2009年5月9日(土) 時間: 14:00-15:30 
西嶋憲生(多摩美術大学教授)

「60-70年代の構造映画と美術」
日程: 2009年5月16日(土) 時間: 14:00-15:30 
木村 覚(日本女子大学専任講師)

「映されたパフォーマンスする身体―60-70年代のダンスと美術」
日程: 2009年5月23日(土) 時間: 14:00-15:30 
場所: 講堂(地下1階) *聴講無料、申込不要(先着150名) 

担当学芸員によるギャラリートーク
日程: 2009年4月3日(金) 時間: 18:00-19:00 
日程: 2009年5月30日(土) 時間: 14:00-15:00 

***2009-02-15
#image(http://www.tokyoartbeat.com/media/event/2009/C4C1-170,width=200)
-恵比寿映像祭
-東京都写真美術館
-第1回 総合テーマ  オルタナティヴ・ヴィジョンズ
-2009年02月20日 ~ 2009年03月01日
-http://www.yebizo.com/


***2009-02-04
#image(http://img.7andy.jp/bks/images/i5/32195625.JPG,width=200)

仕事場近く、久しぶりに本屋へ行く。ここは小さいけれど人文系が充実しているから好きだ。伊坂幸太郎がいくつも平積みされていたが、特に興味なし。角田光代がまた母子小説とかって紹介されている。四方田犬彦の分厚いのが出ている!。
『濃縮四方田』(彩流社、2009年)。すごい、もう100冊も著作があるんだこの人すごいなー。しばらく立ち読み、すっごく欲しかったけれど家にたくさん未読書があるのでガマン。新書コーナーはかなり悲惨な状況。もはや雑誌以下な感じのタイトルばかり。三浦なんとかさん多いし。小説コーナー。五反田団の前田司郎が気になる。『大木家のたのしい旅行』(幻冬舎)とか。雑誌コーナー。ブルータスもなんか痛い。ビジネス雑誌で若向けの軽いのが出ているなんだコレ。真夜中はラインナップ良いけどこの大きさ読みにくい。

***2009-01-31-メモ
都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み

#image(http://www.eventdb.jp/images/15973081202,width=200)
-The House and the City: Architecture by Diener & Diener
-2009年1月17日[土]─ 3月22日[日]
-東京オペラシティアートギャラリー(3F ギャラリー1・2)
-一般1,000円(800円)
オペラシティーはコンスタントに建築展示やるなー
そして毎回評判いいし

***2009-01-30-メモ
クロード・レヴィ=ストロース
#image(http://www.msz.co.jp/news/topics/img/levi_strauss.jpg,width=200)
-100歳の誕生日
-http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/7be4a374f5432aebf0db43e8aaf73a41
-http://www.ambafrance-jp.org/article.php3?id_article=3264
今年こそまとめて読んでみたい!

***2009-01-29-メモ
高梨豊 光のフィールドノート
#image(http://www.momat.go.jp/Honkan/yutaka_takanashi/images/exhb_140.jpg,width=200)
-東京国立近代美術館 企画展ギャラリー(1F)
-1月20日(火)~3月8日(日)
-一般:850円
-http://www.momat.go.jp
こんなのやってたんだ!

***2009-01-27-メモ
森永 純写真展
-「瞬~揺」 
-(エプサイト、エプソンイメージングギャラリー)
-新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル1F 
- 1月21日(水)~3月1日(日) 
-10:30~18:00、入場無料、臨時休館2月1日 
- http://www.epson.jp/epsite/ 
新宿はなっかなか行かないんだよなー