personal note内検索 / 「写真の現在3」で検索した結果

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  • 写真の現在3
    写真の現在3 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 臨界をめぐる6つの試論 東京国立近代美術館 風景「写真」といえば先日みにいった『写真の現在3』。小野 規の風景写真がとてもよかった。パリ郊外というローカルな「周縁」から、歴史・移民・自然など、グローバルな問題系をも見通そうとする連作、らしいけど、そんなコンセプトよりも写っているくたびれた郊外。その霞んだ空気と乾ききった緑。あるいはかさぶたのようにも見える草花。どれもロードムービーのよう。 2006-11-07/k.m imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 コメントをぜひ ...
  • 展示
    ...ルナー・パントン展 写真の現在3 大竹伸朗-全景1955-2006 文化庁メディア芸術祭 未来を担う美術家たち-DOMANI・明日展2010 森山大道 「I. レトロスペクティブ 1965-2005」 「II. Hawaii」 死の部屋 現代アート入門の入門 第5回 恵比寿映像祭 笹本晃「ストレンジ・アトラクターズ」 越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭 都市のディオラマ 展示について、あれこれ。 ここは「今までに取り上げた展示リスト」をご案内するページです。ここでまた新たな出会い(展示)を発見できればと思います。 目次 今までに取り上げた展示リスト 展示について、あれこれ。 目次 お聞きしてみたいこと あなたの注目する展示空間を教えて下さい。 こんなご紹介サイトありました。...
  • 写真
    今までに取り上げた写真関連リスト 近況-2004-4-2004-6 MenuBar Self-Reference ENGINE photographers #039;gallery なぜ、植物図鑑か アンリ・カルティエ=ブレッソン サイト・グラフィックス展 シルバーウィークにアレコレ・感想4つ フォトグラファーの仕事 マーティン・パー写真展 ランドスケープ 柴田敏雄展 ヴォルフガング・ティルマンス展 写真展と写真集メモ 写真新世紀-2006 土田ヒロミのニッポン 映画と写真は都市をどう描いたか 最近の冬 東京国立近代美術館の写真作品 野口里佳の展示を見て 銀座で写真展2つ 写真-覚書 2013-07-16 片山博文「Facts in Flatness 」■アンドレアス・グルスキーが写真をデジタル加工し、コンセプチュアル性を高めているのに対し、彼は写真...
  • 写真新世紀-2006
    写真新世紀-2006 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 今年の受賞作は(といっても何年も見続けているわけ じゃあないんですけどね)デジタル加工したものが多い。 個人的にはもっと素直な写真のほうが好きで、デジタル加工 しました的なものにはあまり興味がない。 けれど分からないように巧妙なものは良い。 眼に見えてリアルを装っているのはなにもデジタル加工写真 ばかりでなく、そもそも写真ってそういうものだと思うので。 「リアルを装っている」からこそ騙されるのであって、 それは惑わされるとか欺かれるでもいいのだけど。 そうやって感情を動かされることとは、なにかの発見や覚醒 に近いもので、緊張や衝撃自体が写真のリアル性からくる ...
  • 写真展ハシゴ
    写真展ハシゴ-2008 ヴォルフガング・ティルマンス 展 ワコウ・ワークス・オブ・アート 久々に見たティルマンス。オペラシティでの展示はとても印象深かった。ここはとってもこじんまりしていて、すぐ見終わってしまった。印象に残ったのは中庭から空を見上げた写真。ポルトガルへ行ったときもこんな光景があった。 むしろギャラリーまでのアプローチが興味深かった。バス倉庫の大きなアスファルト空地からシーザー・ペリがデザインしたNTTビルを眺める風景に、カメラを忘れたことを悔やんだ。 第33回木村伊兵衛写真賞受賞作品展 コニカミノルタプラザ 岡田敦氏の「I am」 リストカットした腕の全裸写真があったせいで、全てそのような自傷行為を行っている女性たちに見える。深刻な症状であるにもかかわらず、公式の疾患名としては認められていない自傷。もはや現代の闇とか言われてしまうよう...
  • 銀座で写真展2つ
    銀座で写真展2つ ■野村佐紀子『NUDE/A ROOM/FLOWERS』 20年以上、荒木経惟のアシスタントをしながら写真家としても活動している野村佐紀子さんの写真展をBLD GALLERYにて。8ミリフィルムで撮影した粒子の粗い像や真っ暗の手前くらいまで露出を抑えた深い闇のような像など、どれも夢の中にいるようで儚い気分にさせる。ベッドルームでの親密風なヌードが多いけれど、アラーキーのような生々しさや無邪気さはなくって、粒子の粗さがボカシのようにも機能していて、写真でありながら記憶を誘うような普遍性としてあり、次第に力強くまとわりつくようだった。アラーキーが常識一般を覆すような破壊性の中へ美意識を投入しているとすれば、野村佐紀子の霞むようなモノクロームは、センチメンタルで自己防衛的にも見える。ただ、前者の方がより儚く、後者の方がより強かに感じてしまうのは、なぜか。 ...
  • NYC旅行+写真
    NYC旅行+写真 2009年、5月初旬。日本中が新型インフルエンザ感染の恐怖から、海外旅行を自粛するムードの中、キャンセルするほどとも思えず、NYC行きは予定通りとしたのですが、さすがに帰りの飛行機で読んだ日本の新聞に報道熱が冷めていない点、検疫で2時間機内にとどまったこと(外国の方かなりブーイング)、帰宅後に日時の近いNW便から感染者が出ているニュースなどをネットで見て、厚労省の進める自宅待機を考えました(結局、出社)。 今回の旅行ではトラブルが多く、イエール大から帰る電車を間違い逆方向のワンウェイに乗りヒヤヒヤしたこと(車掌さんに助けられた)、帰りの飛行機(直行でない)がNYCを4時間遅れで飛び、予定とは違うミネアポリスに行かされたあげく、デトロイトへ別の便で移動させられ時間切れ、空港近くのホテルへ1泊。終いに成田ではロストバッゲイジ(その後、発見されましたが)...
  • 写真新世紀-2008
    写真新世紀-1 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 日時 :2008年11月8日(土)~11月30日(日)10 00~18 00 会場 :東京都写真美術館 地下1F 展示室 審査員 :荒木経惟(写真家)、飯沢耕太郎(写真評論家)、南條史生(森美術館館長)、榎本了壱(アートディレクター)、大森克己(写真家)、野口里佳(写真作家) 関連イベント・出展者トークショー 2008年度(第31回公募)優秀賞受賞者 菅井健也、秦雅則、元木みゆき 2007年度(第30回公募)準グランプリ受賞者 詫間のり子、中島大輔 今年も写真新世紀の季節が来た。・・て、言える程見ているかな。たぶん3、4回目か。今回は初めて「出展者トークショー」なるものにも参加した。何時も思うのは、まわりでも写真を撮るのが好...
  • ラ・ジュテ
    ラ・ジュテ 監督:クリス・マルケル 出演:エレーヌ・シャトラン/ダヴォス・ハニッヒ/ジャック・ルドゥー/アンドレ・アンリシュ/ジャック・ブランシュ /ピエール・ジョフロワ/-エチエンヌ・ベッケル/フィリベール・フォン・リフシッツ/リジア・ボロフチク/ジャニーヌ・クライン/ウィリアム・クライン/ジェマール・ファチェッティ 脚本:クリス・マルケル 美術:ジャン=ピエール・シュドル 音楽:トレヴァー・ダンカン 朗読:ジャン・ネグロニ 1962年/フランス/28分/白黒/ヴィスタ これは、クリス・マルケルの名を不動のものとしたとされる記念碑的作品で、第3次世界大戦後の廃墟のパリを舞台に、ある男の過去と未来への時間旅行を切なく美しく描いたSF作品です。 この作品の大きな特徴の一つである静止画像でストー...
  • サイト・グラフィックス展
    サイト・グラフィックス展 会期  2005年1月20日(木)〜4月10日(日) 会場  川崎市市民ミュージアム・ギャラリー 昨年、多摩川駅近くにあるart river bankでの片山博文展をみてその後、深川雅文さんによるサイト・グラフィックスという概念を知り現代写真に興味を持ち始めた。そして今年この展示が開かれ今日、川崎市市民ミュージアムへ行きオープニング・トークショーにて深川さん本人からレクチャーを受けることが出来た。しかもart river bankを主催している美術評論家の杉田敦さんとのトークショーだった。 会場はイスのないカーペット敷きに60人が車座になって入るこじんまりとしたものだった。満員だが静かな雰囲気で、きっと写真を勉強しているのだろうと思われる学生風の人が多かった。深川さんは私のすぐ脇にあったPCに移動してきて...
  • 土田ヒロミのニッポン
    土田ヒロミのニッポン imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (01.JPG) 東京都写真美術館 土田ヒロミ 12月15日(土)〜08年2月20日(水) 新年最初の展覧はやはり写真展。ここ数年一番興味があるジャンルかもしれない。 本当は「日本の新進作家vol.6 スティル/アライヴ」展での田中功起が見たくって行ったのだけれど、大して面白くもなく(あっ、でも伊瀬聖子の映像作品はマル)、ついでにと思っていた「土田ヒロミのニッポン」展がずっと良かった。文学の触覚も見たけれど、こちらもイマ一つ。 3日は本人自ら作品を解説しながら観られるという特典付で、新年ならではか他にもイベントが多かった。「上品で元気なお爺さん」という感じで、土田ヒロミは解説していた。以下3つ...
  • 偶然性の精神病理
    偶然性の精神病理 木村敏 岩波現代文庫 1000円 建築を経験することとは? 建築をつくる行為をしていながら、毎月発行される「雑誌の写真のみ」でそれらを「解決」する事へ慣れてしまっている。概観的に捉える態度は、「先天的な意味」を求めてしまう危険性を孕んでいる。だが建築が現前させるイメージには、もっと本質的な力がある。それはより身体的な関係であり、言語化されにくい領域だ。感じ受けるのが「経験」であり、いかに記述していくかが思考する楽しさではなか。もっとダイレクトに感じさせる空間をつくるために、建築経験という分析行為がある。現象学には、「建築する行為への反省的な態度」を学ぶヒントがあるのではないか。 建築とは「社会」や「人間」の関係を、より実体的な事実として解釈し、また解決していく行為であると思う。著者が現象学を通して人間というものを、より実体として記述していこう...
  • 大竹昭子
    大竹昭子(おおたけ・あきこ) imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 1950年東京生れ。上智大学文学部社会学科卒業。 1979年からニューヨークに滞在。 82年に帰国し、本格的に文筆活動を開始。 さまざまな分野についてルポ、批評、エッセイ、ショートストーリーを執筆中。写真も撮る。 『バリの魂、バリの心』(講談社文庫)紀行的バリ島ガイド  『踊る島バリ』(共著・パルコ出版)バリ島の音楽舞踊家の聞書き  『熱帯の旅人』(訳書・河出書房新社)バリに暮らしたアメリカ人音楽家の生活誌  『透きとおった魚』(文芸春秋)沖縄についての紀行エッセイ  『アスファルトの犬』(住まいの図書館)ニューヨークと東京の嗅覚的都市探検  『眼の狩人』(新潮社)日本の戦後写真家の活動の軌跡をたどりつつ、写真とはな...
  • 無間道
    無間道 星野智幸・著 集英社刊 星野智幸の小説は一見すると近未来SFのような見え方をするけれど、読み終わるといつも僕らの現在を写した鏡を見るようで苦しい気分になる。 それは毎日のように報道されるあらゆる不祥事へ、まるで他人事のように腹を立てるよりも、今、自分は鏡を見ているのだと思って戦慄すべきである。そう言われているようで辛い。 以前文芸誌で読んだものを含む3つの中編だけれど、最初の「無間道」を読んだだけでかなり重い気分だ。2008-07-21/k.m
  • photographers'gallery
    photographers gallery press no.3 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 http //www.pg-web.net/ B5判 176頁 発行年 2004.4.1 1.680円(税込) 写真とは自分を表現するためのものではないし、思想や政治を表すものでもない。自分が撮った写真は、単に写真それ自体として存在し、自己とは別の存在となる。(pgのワークショップ案内より) 写真家、北島敬三が発足したphotographers galleryの機関誌「photographers gallery press」を買いたくて仕事帰りに新宿3丁目で地下鉄を降り、pg-shopへ行ってみた。なんとなく写真集の専門店をイメージしていた。色々見てなんか買...
  • 欲望
    欲望 1967年度作品 112分 監督:ミケランジェロ・アントニオーニ 出演:バネッサ・レッドグレーブ なぜタイトルが「欲望」なのかよく分からない。BLOW-UPという原題は「写真の引き伸ばし」を意味するようだ。これだとすごく当たり前な気もする。とにかく独特なテンポと話の進み具合は興味深い。ロンドンのあの煉瓦づくしな風景は、目にいたいほどのコントラストでとらえられ、黄昏にただよう人気のない風景が多く、冒頭とラストに出てくる不可解なパントマイム集団によって、寂しさはますばかりだった。 欲望という言葉は主人公である写真家の「どん欲さ」に表れていて、その好奇心が物語の中心にある事件に巻き込まれる原因となる。ただその事件というのも、どこまでが現実だったのか、あるいはただの幻想なのかと思わせる不思議な結末へと導かれる。描かれた60年代のファッションは今見ると最前線の様にも写り、...
  • ゲルハルト・リヒター展
    ゲルハルト・リヒター展 開催期間 2005年11月03日(木)〜2006年01月22日(日) 会場 川村記念美術館  http //www.dic.co.jp/museum/exhibition/richter/ 新年早々、佐倉の川村美術館まで ゲルハルト・リヒター展を見に行った。3日なのにすごく混んでいて、こんな遠くでも好きな人はたくさん見に来るのだと感心。日本で初めて総合的に紹介する個展のようだ。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ゲルハルト・リヒターの展示を見に行って素直に驚いたことは、フォトペインティングはやっぱり油絵だったことだ。 図版で見ていた限りでは、ブレやボケは写真のそれとさほど変わらないのではと思って...
  • ノマディック美術館
    ノマディック美術館 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 グレゴリー・コルベール 「Ashes and Snow」 会場 ノマディック美術館 スケジュール 2007年03月11日 〜 2007年06月24日 住所 〒135-0064 東京都江東区青海1丁目 東京テレポート駅前特設会場 最終日に行ってきた。混んでいるから早めに行ったほうがよいと聞いていたので、11時前くらいに行ったのだがもう並んでいた。20分くらいして中へ入るとすごい人。彼らは何時ごろから来ていたのだろう。どおしてこんなに人気があるのか、しかも若い人ばかりで。見終わってなんとなく了解。 大型和紙にプリントしたセピア色の写真作品は、なにか完璧すぎて広告写真のよ...
  • ヴォルフガング・ティルマンス展
    ヴォルフガング・ティルマンス展 Wolfgang Tillmans | Freischwimmer 期間:2004.10.16[土]─ 12.26[日] 会場:東京オペラシティアートギャラリー 開館時間:12 00 ─ 20 00(金・土は21 00まで、最終入場は閉館30分前まで) 休館日:月曜日 入場料:一般 \1,000(\800) 先日恵比寿でウイリアム・クラインの展示を見たときとだいぶ雰囲気が違っていた。同じようなポートレイトもたくさんあったが、配置・構成がまったく違っていた。前者は同じ大きさの写真が均質に展示されていて、写し出された人物達の差異がはっきりとしていた。 今回見に行ったヴォルフガング・ティルマンスの展示は、写真の大きさがバラバラだった。しかし本人がじっくりと考えてつくりだした「空間」...
  • なぜ、植物図鑑か
    なぜ、植物図鑑か 中平卓馬映像論集 先日アラン・ロブ=グリエの訃報があった時、昔途中で挫折した『迷路のなかで』を探して再度パラパラと読み、ちょっと面白そうだと思いつつ、結局またなげてしまった。無言の映像が流れているように独特な展開なのだけれど・・。 中平卓馬は冒頭の「なぜ、植物図鑑か」で、アラン・ロブ=グリエをたくさん引用している。「客観的な事物描写の徹底」などで知られる彼の小説だけではなく、ヌーヴォー・ロマンが行っていた伝統的小説の否定、作者の世界観を読者に「押しつける」ことの危険性になぞらえて、写真表現からの恣意性排除を叫んでいる。 写真はその現実を写し取ったかのようなリアリティーから、「世界を説明すること」を担わされてきた。ただしキャプションなどによって、いかようにも受け取る印象を左右できる「政治的な手段」となっていることも一方で僕らは知っている。 ...
  • 写真展と写真集メモ
    写真展と写真集メモ 恵比寿にて、G/P galleryの小山泰介展 「SANDWICH Textures」。ここ数年目の離せない写真家。しかも名和晃平さんとのコラボレーション作品。名和さんと小山さんへ感じるのは強烈なまでの同時代性で、今でないと生まれなかった作品に思えます。 森山大道さんも街をスキャンするように撮影していますが、小山さんの写真には物質が光に反応する様を取り出すスキャナーとしての視点と、それを形づける「写真家=編集者」としての見せ方が鋭いのだと思います。 G/P galleryには本屋があって、、というか書店・ナディッフへ3つのギャラリーと喫茶&スナックが複合したアートスペースがNADiff A/P/A/R/Tで、2か月に1回くらいは通っているお気に入りな場所なのですが、写真集を主にチェックしたり。 今回気になったのは、朝海陽子『sihg...
  • シルバーウィークにアレコレ・感想4つ
    シルバーウィークにアレコレ・感想4つ 1■「環境展 -絶景-」 アーティスト:大巻伸嗣 会場:トーキョーワンダーサイト・渋谷 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ここは良く行くギャラリーで、いつも面白い展示をしていますが、今回はかなり驚きました。「ゴミとは何か?」をテーマに約1年間ゴミに関するリサーチを重ねてきたアーティストの大巻伸嗣さんが、ゴミを燃やした後に残る人工物「スラグ」を用いた巨大インスタレーションを行っています。明らかに場違いなというか、ここにあってはいけないモノとしての異物感がスゴイです。中2階へのせたスラグの量(恐らく見えない部分はスチロールだと思いますが)も迫力ありますが、水を張った展示もインパクトあります。この異物感は、環境を破壊させてい...
  • ガール!ガール!ガール!
    「ガール!ガール!ガール!」 東京オペラシティギャラリー http //www.operacity.jp/ag/ オペラシティーへ行き、「サウンディング・スペース-9つの音響空間」と「ガール!ガール!ガール!」展を見た。どちらもなかなか楽しめた。 「ガール!ガール!ガール!」はどれもポップな感じで、そのラフな所が良かった。基本的に(数年前から)この会場の展示はいつも似たようなテンションの作品が多いように思うが、キュレーターのこととか良く分からないけど、結果的に頻繁に足を運んでいる。 イチハラヒロコのキャッチコピー的な作品は面白い。「ビキニは卒業」とかの言葉が、でっかくキッチリと「展示」されている。少しやられたという印象。こんなことでもアリだなぁという感じか。しかし後でショプにあった作品集でみた写真のほうが断然良い。それはこの...
  • クリエイターズ
    クリエイターズ 長大作/細谷巖/矢吹申彦 まだ見ぬ日常への案内者たち 会場:世田谷美術館 会期:2006年7月15日(土) - 9月24日(日) 長大作 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 長大作の椅子は坂倉事務所作品として写真では見ていたものの、こうしてまとめて見て座るのは初めて。とても上品な家具だと思った。ファブリックの素材感や色あいにはどおしても時代感覚がはいっているけど、座ると自分の身体にしっくりくる感じがとても心地よいし、リ・デザインとして更新していく手法もサスティナブルだと思った。畳の部屋で和服を着てテレビを見るための椅子としてデザインされた「低座椅子」。畳の上に置くことの出来る椅子デザインとしては貴重だし、座と椅子の...
  • にほんの建築家伊東豊雄・観察記
    にほんの建築家伊東豊雄・観察記 著:滝口範子 発行:TOTO出版 定価:1,890円 デザインするのは書くことと同じです。あいまいに動き続けるものを、どこかで止めて限定するんです。 まるで決めることが残念な作業であるかのように。その止まらせ方をどのようにおもしろく出来るかがデザインの問題なのだと言っている。ふわふわと頭のなかでゆらめくイメージを定着させることがモノを生むことだと。 しかしモノになった時に、そこから再びことばが広がりはじめるのです。 モノは生まれだすことでその他の様々な可能性を切り捨てるが、次の瞬間それ自身が語り始めるといったことだろうか。限定された先にこそ広がりがある。 その作風を劇的なまでに変化させてきた建築家だけど、制度や既成概念、形式や自明性など、人間が空間と関わるときに媒体に...
  • 片山博文展
    片山博文展 Vectorscapes 片山博文 展 2003.11.22 - 12.13 13 00 - 19 00 実際にある状況を写真に撮り、コンピューター上で再構築させた画像は、どれも建築雑誌のディテール写真のようなクオリティだ。イラスト作画なのに、写真以上に細部を浮かび上がらせている。それでいてアノニマスな表情だ。「建築家なしの建築」と言えば、バナキュラーな古い集落を思い浮かべるが、今風の洗練とミニマムな表情を持ち、それでいて署名のないデザインという不思議な感覚。そっけない倉庫にあるシャッターと鉄骨階段だけなのに、すごく抽象化されている。 実際にある状況なので見え方の操作だと思えば、抽象さとは「見え方」に依存したものであって、構成ではないということか。だとすれば建築家達が目指してきた抽象さとは「見え方」の操作だったのか。はたして片山さんは建築の抽象さへど...
  • イージー★ライダー
    イージー★ライダー 1969年 アメリカ 脚本:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー 、 テリー サザーン 監督:デニス・ホッパー 出演者:ピーター・フォンダ 、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン 60年代アメリカ。マリファナを密輸して、大金を得たキャプテン・アメリカとビリー。大型改造バイクを買ってロスから南へ旅に出る。目指すは自由の国、真のアメリカ。2人の若者を通して、人種問題、反体制運動の激化など、当時のアメリカの不安定な側面をロックナンバーにのせて投影。 この作品から「ロードムービー」は始まったといわれている。 個人的には、「パリ、テキサス」こそ、「ロードムービー」の最高峰と思っていたが、修正が必要となった。そのヴェンダースに影響を与えたのがこの作品という事だけでなく、この作品が莫大な資金のもとで...
  • マーティン・パー写真展
    マーティン・パー写真展 東京都写真美術館 FASHION MAGAZINE 私の、私による、私のためのファッション・マガジンにようこそ! スタイリッシュに配置された赤や黄色のペンキ壁や、空や砂浜のつくる色彩のなかで、人間の肌だけが年輪を刻んだアースカラーとして写っている。 赤茶色にくすんだ肌色が生々しいのは、まわりに散らばる原色の鮮やかさがとても人工的に対比されているからだろうか。 広告やファッションを起源にしているから「消費」という言葉がすぐ浮かんでくる写真ばかりだけど、その人工物を身にまとった人の姿が、両者の隔たりの大きさを語っているようで面白かった。2007-07-16k.m コメントなど ...
  • イタリア旅行記/2000年12月24日
    イタリア旅行記/2000年12月24日 12月24日ミラノ二日目。朝一番で湖水地方「コモ」へと向かう。コモは世界的な保養地として有名だが、もっぱら夏の避暑地であり、この時期に好きこのんで行くのはテラーニを見に行く建築ファンくらいかもしれない。地下鉄でコルドナ駅まで。昨日上着をかえなかったので、駅周辺で出発前になんとか手に入れたく朝の街を歩く。 ほどなくブティックが1件あった。そこであたたかそうなダウンのベストを購入。さっそく着込んで北部線へ乗り込み、30分ほどでコモへ到着。やはり寒い。しかしミラノの殺風景な雰囲気とは違って、冬でもこちらの方が賑わっている感じがした。観光地的な「おもむき」と小さな街のたたずまいに好感がもてる。 車中からすでにカサ・デル・ファッショを確認できた。ドゥオーモと向かい合わせに立つそれは、テラーニによる合理主義の意匠に包まれ、端正なプロポーションを持つ...
  • 映画と写真は都市をどう描いたか
    映画と写真は都市をどう描いたか 高橋世織 編著 ウェッジ選書 (以下、気になった著者) 蓮實重彦(映画評論家) 深川雅文(川崎市民ミュージアム学芸員) 篠田正浩(映画監督) 中野正貴(写真家) 石井和紘(建築家)×高橋世織 黒沢清(映画監督) 飯沢耕太郎(写真評論家) タイトルが興味深く、しかも豪華な執筆陣。 都市をどう描いたかというよりも、写ってしまったものをどう整理するのか、という問いの中に都市を見つめる眼差しがあるように思えた。 写真はその鮮明さから、実際の目で見て記憶しうる像の情報を超えて迫ってくる。深川雅文はそれを「写真における無意識」と名づけている。相変わらず切れ味のある写真論で気持ちがよい。 欲望渦巻く外的エネルギーと自己の世界の充実を図ろうとす...
  • 東京国立近代美術館の写真作品
    東京国立近代美術館の写真作品 所蔵作品展「近代日本の美術」 +緊急企画「特集 東北を思う」 東京国立近代美術館 本館所蔵品ギャラリー(4F-2F) 前期:5月17日(火)~6月26日(日) 後期:6月28日(火)~7月31日(日) 先日行った東京国立近代美術館の展示には、見たかった写真作品がたくさん点在していた。畠山直哉・川の連作、石元泰博・桂、 奈良原一高・王国など、どれも本のキャプションなどで小さく見ていたものばかりだったので、実物に触れることが出来とても良かった。 畠山直哉・川の連作は、渋谷川へ降りて撮影した作品。地面の高さにカメラを据えているので、地上部分と地下部分が同じ長さになった縦長の写真が横にズラリと並ぶ。アオリが建物を抽象化させ、アイレベルから下部へ反転させたもう一つの渋谷が広がっている。 それ自体アンシンメトリな均衡...
  • フォトグラファーの仕事
    フォトグラファーの仕事 太陽レクチャー・ブック 佐内 正史 (著), 長島 有里枝, 蜷川 実花, 野口 里佳, 藤代 冥砂 価格: 1,575円 出版社 平凡社 写真家の本音トーク。 佐内正史さん軽い!。 薄着がいいんじゃない。ってぇ。 これからの写真家へのアドバイスで。 たぶん女の人みんな30になったほうが、気が楽だと思う。 っと長島有理枝さん。 デジカメはすぐみれちゃうから良くない。 っと蜷川実花さん。 幻想系、耽美系、禁断系の作家がすきだった。 っと藤代冥砂さん。 でもそんな中でひときわ発言のすわっているのが 野口里佳さんだ。 会話が生まれたことで、そこの現実が変わってしまったように...
  • 野口里佳の展示を見て
    野口里佳の展示を見て imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 光 松本陽子/野口里佳 - 企画展 国立新美術館 大きな展覧会は原美術館以来か。アーティスト・トークを目指したが、電車トラブルなどで1時間以上遅刻。小柄で、おっとりした口調で穏やかにプレゼンしている本人を見て意外だと思った。作品から想像するにもっと強かな人物像を描いていた。けれど話を聞いていく内、力強い信念のようなものがにじみ出てくる。口調こそ穏やかだけれど、オーラを感じた。 原美術館以降の作品と、展示会用の新作を合わせたラインナップ。すっかり巨匠となって、最近では世界中の展示会オファーに向けて新作を用意するのだと言う。そのせいか近作には実験的と思えるような作品が多い。ピンホールカメラを大陽へ向けて撮った作品、宇宙...
  • 「せんだい」
    「せんだい」へ建築視察-2001 お盆休みを利用して仙台へ建築視察に行ってきました。 発端はやはり「せんだいメディアテーク」を見たい思いでした。けれど結果的には仙台市を中心に、宮城県にここ数年続々と竣工した「公共施設」を見ることが出来ました。それらを通じて、開かれた公共空間の最先端を実感し、市民生活をサポートする公共資産の明るい未来をのぞむことが出来ました。 一泊二日という短いスケジュールでしたが、朝早く東京を発ち、次の日の夜遅くまで仙台に居たので、まる二日間滞在したことになり、予想以上に多くの建築を見ることが出来ました。 初日は仙台市内に絞り、地下鉄とバスを利用して3つの施設を見学。次の日はレンタカーを利用して、松島から名取市まで5つの施設を見学しました。初日の行動によって、車では感じ得ない仙台の街の大きさ、郊外ニュータウンの存在、起伏と緑の多い多様な都市...
  • アーティスト・ファイル2011―現代の作家たち
    アーティスト・ファイル2011―現代の作家たち 国立新美術館 2011年3月16日(水)~6月6日(月) 国立新美術館のアーティスト・ファイル2011がとても良かった。2週間ほど前、震災の影響でガラガラのため、いつもより落ち着いてみることが出来たからか、、。以下は気になった4人の作品について。 バードヘッドの写真が中国の現状を素直に現しているのだとすれば、驚くほど自由で活き活きとしたもので、そこには若者たちの今を写した正しさがあって、一方で捉えきれない部分もあるのだろうと思わせながらも、写真を楽しんでいるエネルギーが溢れていて、それだけで充分に見ごたえがあった。 プラスチック製のストローを用いたタラ・ドノヴァンの作品は雲のように掴みどころがなく、同時に物質感が強い。マイラー・テープを壁一面に繁殖させたような作品は普遍的なオーラさえまとい、インスタレ...
  • :近況-2006-8-2008-1
    2008-01-26 週末日記●昨日は近所の現場事務所で長い打ち合わせをおこなっていて、6時くらいからなんだか「いいにおい」がただよっていて、近くの夕飯にしては臨場感あるなぁとか思っていた。8時頃、そろそろ終わりそうな感じになってきて事務所へ戻ってあれとこれを、なんて考えていたら、ニコニコしたおじさんがやってきて、どうぞおねがいします、コミュニケーションが大事ですからと。職長会の飲み会で、工務担当者〈現場監督)と、職長〈職人さんたち)が20人くらい集まり5時半からはじまっていて、焼肉パーティーだった。みなさんかなり出来上がっていて、テンションの開きに戸惑いながら気づけば10時のお開き。やれやれと直帰して、土曜日起きれば、なんだか風邪もよう。花粉症かとおもっていたら、体もだるくなってきた。結局今日1日ゴロゴロしていた。まだぼーっとしています。来週も忙しいのになー・汗。 2008-0...
  • :近況-2003-12
    近況-2003-12 2003-12-30 さて、そろそろ年賀状を。すっかりやっぱり休みモード。まったく気力なし。でもヒマだし(←自分でヒマに追い込むのがとても好き)、なんかしよ。 2003-12-29 今年は我が家の大掃除にエキサイティング・・・。 2003-12-28 社会派の監督、山本薩夫の作品「金環蝕」(1975年・大映)を見た。実際に起こったダム建設入札をめぐる汚職事件を元に描いた政治ドラマ。登場人物の多さと、誰もが自己中心的な策略に案じているところなど、シンセミアの楽しさともちょっと通じるかもしれない。 2003-12-23 ホウ・シャオシェン監督の『ミレニアム・マンボ』。こちらはぐっとムードのある現代劇。終始ネオンの色合いの中で、映される台湾。音楽はまるでスーパーカーのよう。日本にも来る。その時はフィルターのない生な色合い。夕張のキネマ通りが良い。話しは...
  • クライマーズ・ハイ
    クライマーズ・ハイ クライマーズ・ハイ 監督: 原田眞人 出演: 堤真一、堺雅人 力強い人間ドラマで飽きさせずラストまで突っ走る映画。 堤真一カッコいい!、堺雅人の狂人じみた目ツキ病み付き!。 共同通信の第一報から、日航機墜落事故の現場が見つかるまで、地元新聞社なりうるか、記者間の駆け引き。登山家が挑むような険しい山を、救助隊と競うように墜落現場へと駆けつける記者の普段着感覚。あまりの惨事に、トリツカレれたようになってしまう記者。携帯のない時代、現場付近の家屋に押しかけ電話を奪い合う記者。やっとの思いで手に入れた「現場雑感」を意図的に締切遅れとする社内での足の引っ張り合い。まさに映画が苦手とするM2層(男性35~49歳)、M3層(男性50歳以上)を狙ったような、すべてが男同志の共感を誘う演出だ。ニクイ!。 その後も主人公の記者・堤真一が事故の真...
  • :近況-2003-7
    近況-2003-7 2003-07-31 8月か。はや。●クリニックはもうじき出来上がる。暑さが戻り湿気も厳しい現場で3時間半も打ち合わせ。先生はホントにねばり強い。たいがい打ち合わせは10時とか11時過ぎたりするのだけどまったくひかない・・。結局今からまた穴開け・・汗。●ホールも上棟間近で緊迫状態。●改修がはじまりこちらも盆無し。●マンションもマキはいってきたなぁ。●オープンデスクさん今日は遅くまで頑張っていた。 2003-07-30 なんでこんなものをつくってしまったのか●そんな空間に住みたい。創作の意図が自分でも分からなくなってしまうような空間。かろうじて住まいであることを示すものが、滑稽で仕方がないような空間。恐らくこう使ったら明日から違う生活になってしまう、そんなことを毎晩考えてしまうような空間。ドアを開けた瞬間、昨日までの自分をそこに確認できないような不安をもってし...
  • マイノリティ・リポート
    マイノリティ・リポート 20世紀フォックス映画 2002年製作 米 監督:スティーブン・スピルバーグ 出演者:トム・クルーズ、コリン・ファレル、サマンサ・モートン 先行オールナイトで見てきました。久々の大作をそれも一足早く!。これってMI2以来だろうか・・。そうか、トムクルーズ好き?ってことかもしれない。 2054年、ワシントンDC。テクノロジーの発達により犯罪は予知され犯罪者は犯行前に逮捕されるという話し。フィリップ・K・ディックの原作は読んだことないし、クレジット出るまで知りもしなかったのだが、この映画の素晴らしさは、やはり原作に因るところも大きいのだろう。もちろんそれを映像化し、自らのメッセージを込めたスピルバーグはもっとすごい!。とまあ誰がすごいかなど、もう分からないくらいな大作なのだが。 「犯罪予...
  • 「距離感」
    「距離感」 写真を撮る趣味がないので、あまり対象との距離感について実感がもてませんが、あるモノへ入り込んでいくなかで、息苦しさを感じてしまう事があります。それは建築でもなんでもいいのですが。もちろん建築において、入り込むことはなにより自然な流れなのでしょうが、決定項目が無限に存在する建築行為を、集中的に行っている時にも生じます。 決定するという事は、常に自分への問いかけ(もちろん話し合いによる決定も多い。)へと向かいます。原寸図をひたすら書き続けるうちに、自動的に決まってくる納まりはまだいいのですが、なにか理由を伴う決定事項を続けている時ってつらくなってきたりします。「決めることが大事だ。」とよく所長がいっています。 そんな中で、全く違う観点から出来たモノ(そう思えるモノ)を見ると、ちょっと救われる気になります。そこには、自分がこだわってきたものを超えた...
  • 建築雑誌新刊ダイジェスト
    建築雑誌新刊ダイジェスト imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 新刊雑誌(99年7月号)にざっと目を通した。ほとんどの表紙が、山本 理顕の埼玉県立大学だった。今世紀最後の大作か?と期待して見てみる。 模型の様な俯瞰写真。 工場のようなトラス。刑務所のような講義棟内観。クールハースを思わす講堂断面。どこえ行くともなく続くデッキ。それらすべては、信じられない完成度と、危ないまでの均一さを全面へ出している。ストイックなと言うか、すざましく割り切ったデザインだ。壁面がない。あるのは線ばかり。 山本 理顕はこの作品ではシステムを設計したと言っている。もっと言うとインフラだそうだ。そのうちまとまった論文でも書くのだろうか、とくに深く言及していなかった。(GAの○×しか読んでない...
  • オランダ建築
    オランダ建築 「FAR MAX」(その後購入) 「SD:9902」 今日はGAギャラリーへ久しぶりに行って来た。 オランダ建築展。 いきなりCGの大ドローイングだらけで、ヴァーチャル建築特集かと思ってしまった。 それらはMVRDVのプロジェクトで、やはりドローイングの世界のようだが、実施案もいくつか入っていた。 ハイウェイの周りを取り囲む建築群のなかを走るCGは、まるで東京そのものに感じた。MVRDVの描く混沌とした都市、複雑なコンプレックス建築は、東京の未来像とも、確かに通じるものがあるだろう。 その他、色々みて思ったことを、パンフ買ってじっくりまとめようと思っていたら、そのんなものはなかった。オランダ特集は組んでいる様だったが、すべて洋書なので、しかたなくと唯一日本語で読める「SD:9902」を購入。 そういえば、都市的スケールの...
  • 東京・ドバイ・ラゴス
    東京・ドバイ・ラゴス Inter Communication 2007年summer 東京スキャニング 「今、東京は浮き足立っている」という言葉からはじまる特集。先日ドイツへ行き、ベルリンは浮ついていると思っていた矢先に足元をすくわれた感じ。建築家が都市を語らない、語れなくなって数十年。現在、東京を語ることは都市を語ることになるのだろうか。 意外と売れている『東京から考える』からそうだけど、東浩紀はいわゆるファスト風土として批判されている部分に目を向けている。もちろん、下北沢や吉祥寺の古きよき部分を取り上げて東京を語るだけではもう限界だ。タワーマンションの乱立する巨大都市を今、ある環境として正面にとらえていく視点には共感。 対談以降の紙面で続く特集はどれも高度というかよく分からないシステムのお話で、最近...
  • はたしてトウキョウは世界的に旬なのか?
    はたしてトウキョウは世界的に旬なのか? このテーマは今日のトピックから取り出しました。 もとネタ ルイ・ヴィトンで村上隆氏、初のアニメーション上映。5分間のアニメーション「SUPERFLAT MONOGRAM(スーパーフラットモノグラム)」。4月7日まで。2003-03-07 なる ヴィトンが出てたんで時事ネタ? パリのウインドーもこんなカンジです。 しかしどうやって写真入れるんですか??2003-03-17 (月) 20 31 04 k.m ども。WEB上の画像でしたらURLを直接書き込みます。でもコメント機能からは出来ないので、それを使わないで、ヘッダにある「編集」をクリックして下さい。 すると内部の構成が見られます。 僕の書き込みをコピペして前半のURLが画像アドレス、...
  • :近況-2004-4-2004-6
    近況-2004-4-2004-6 2004-06-16 セキュリティ社会。日経アーキテクチュア見ていたら、あの池田小学校新校舎のレポートが載っていた。既存校舎をメモリアルとして残したり、教育大附属という性格上求められる「新しさ」の追及など。結局オープンスクール(=新しさ)という考えは、見通しが良いので、避難しやすいということもあって準用されたようだ。ただし完全にオープンではない。保護者からオープンすぎる使用勝手に抵抗があったようだ。非常呼び出し装置は314ヶ所。警報ブザーは105ヶ所に設置されたそう。 2004-06-15 中原昌也。さっきコンビニでSPA!の映画評を立ち読みしたら、今回は自虐ネタ99パーセント。まったく映画には言及していない。よくこれでOKだすよな。しかも気になっていた「21グラム」についてだったのに。自虐のスキマからにじみでた評価を結構参考に(そんなの参考にする...
  • アカルイミライ
    アカルイミライ 2002日本/アップリンク 監督・脚本:黒沢清 出演:オダギリジョー/浅野忠信/藤竜也/笹野高史/白石マル美/りょう/小山田サユリ 「ニンゲン合格」を見て以来、黒沢映画にすっかり魅了され、どんな作品であろうと「とりあえず」見ておきたい衝動に駆られている(とは言え過去の作品すべては見きれていないけれど・・)。そんな準備が出来ているために公平な判断などできるはずも無いが、やはり今回も素晴らしかった。 どこが良いのか例によってあまり表現できない。それは中原昌也の言い難さにも通じる。ただ依然として監督の作品には断然が描かれている。不可解なまでにその存在自体をあっけらかんと描く。オダギリジョーの演技は十分にはまっていた。浅野忠信も分からない人間だった。もちろん殺されたオヤジにも不可解さはある。世代の断絶があるとすれば...
  • 見えない家族
    見えない家族 日経デザイン98年2月号 この一見センチメンタルなタイトルは、日経デザイン http //nd.nikkeibp.co.jp/nd/index.shtml98年2月号の特集です。 戦後の家族解体の流れ。アジア的封建制度を否定する様に、家族という共同体の息苦しさを否定し、個人主義の奨励をいそしんできた日本の現状を批判的に見る視点。それを商品コードにそって分析した、非常に興味深い特集でした。 時代の流れは速い。久々にこの雑誌をめくるとそれを実感させられるが、面白いのでここに並べてみます。 ヘヴィーデューティー使用のラジカセやポータブルCDプレイヤーの登場。→ストリート系の若者が増えてきた。興味の対象は家にだはなく外へ向いている。本物志向にこだわり、常に周りの友達の目を気にしている。反面、無関係な人への関心は皆無なため、地べた、階段、コンビニの前、自...
  • ランドスケープ 柴田敏雄展
    ランドスケープ 柴田敏雄展 会場:東京都写真美術館 会期:2008年12月13日(土)→2009年2月8日(日) 美術館にはよくある「友の会」というシステムがあって、今回1400人程度の会員から事前希望により100人に向けてイベントが開かれた。学芸員と柴田敏雄自らによる展示案内。公園で超望遠レンズを装備して野鳥を撮影してそうな老人から、友人たちをスナップしていそうな美術系の学生まで幅広い層が集まっていた。 人数制限のため、とても落ち着いて話が聞けてよい。 安保闘争の頃、東京芸術大学の油絵学生だった柴田さんは、やがてベルギーの王立アカデミーで写真を始める。1992年・木村伊兵衛賞受賞、モノクロにこだわっていたが、5年前ほどからカラーを始めたという。大型8×10カメラを使い、精密なまでに細部を表現された写真は、ダムやコンクリートに覆われた造成地など人工的に変容され...
  • アンダー・コンストラクション−アジア美術の新世代
    アンダー・コンストラクション−アジア美術の新世代 国際交流基金設立30周年記念事業 日本ASEAN交流年2003 オペラシティーのダニエル・リベスキンド展を見に行った「ついで」のつもりが、よっぽど興奮した。昨年の「JAM:Tokyo−London」展といい、NTT-ICCよりもコチラのギャラリーのほうが活気があるようだ。 アジア7ヶ国から参加した43組のアーティストのうち半数以上が来日し、夜遅くまで続く展示作業でギャラリー内は文字通り「アンダー・コンストラクション(工事中)」といった様子。 アンダー・コンストラクションというタイトルには色んな思いが詰まっていそうだが、建築的な響きなので勝手に共感。特に興味を惹いたものを箇条書きに・・。 小沢 剛/日本 各国で若い女性に「野菜の銃」を持った姿を撮影した後、それら...
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