personal note内検索 / 「東京国立近代美術館の写真作品」で検索した結果

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  • 東京国立近代美術館の写真作品
    東京国立近代美術館の写真作品 所蔵作品展「近代日本の美術」 +緊急企画「特集 東北を思う」 東京国立近代美術館 本館所蔵品ギャラリー(4F-2F) 前期:5月17日(火)~6月26日(日) 後期:6月28日(火)~7月31日(日) 先日行った東京国立近代美術館の展示には、見たかった写真作品がたくさん点在していた。畠山直哉・川の連作、石元泰博・桂、 奈良原一高・王国など、どれも本のキャプションなどで小さく見ていたものばかりだったので、実物に触れることが出来とても良かった。 畠山直哉・川の連作は、渋谷川へ降りて撮影した作品。地面の高さにカメラを据えているので、地上部分と地下部分が同じ長さになった縦長の写真が横にズラリと並ぶ。アオリが建物を抽象化させ、アイレベルから下部へ反転させたもう一つの渋谷が広がっている。 それ自体アンシンメトリな均衡...
  • アンリ・カルティエ=ブレッソン
    アンリ・カルティエ=ブレッソン アンリ・カルティエ=ブレッソン 「知られざる全貌」 東京国立近代美術館 ものすごい展示量。500点くらい?。インタビューフィルムがあって、語り口がとても哲学的というかハードボイルドというか。一つ一つ、言い切っていてかっこよい。巨匠の貫禄です。 あまりにもスタイリシュな写真は、演劇的にすら見えてしまう。決定的瞬間とは、そうして乗り越えられていったのかも知れないけど。図版は1800円にしてはよく出来ていると思った。 一見すると人間をとらえているようなんだけど、フレームにおさまった姿は石畳や陰影と同じようにそこへ定着しきっている。今にも動きそうな感じではなく、瞬間的にポーズをとっているような。 スペインとメキシコの写真が印象深い。というか好きなものが多かった。2007-07-01/k.m ...
  • 写真の現在3
    写真の現在3 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 臨界をめぐる6つの試論 東京国立近代美術館 風景「写真」といえば先日みにいった『写真の現在3』。小野 規の風景写真がとてもよかった。パリ郊外というローカルな「周縁」から、歴史・移民・自然など、グローバルな問題系をも見通そうとする連作、らしいけど、そんなコンセプトよりも写っているくたびれた郊外。その霞んだ空気と乾ききった緑。あるいはかさぶたのようにも見える草花。どれもロードムービーのよう。 2006-11-07/k.m imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 コメントをぜひ ...
  • 写真
    ...描いたか 最近の冬 東京国立近代美術館の写真作品 野口里佳の展示を見て 銀座で写真展2つ 写真-覚書 2013-07-16 片山博文「Facts in Flatness 」■アンドレアス・グルスキーが写真をデジタル加工し、コンセプチュアル性を高めているのに対し、彼は写真をパソコンに取り込み、イメージを数値へと変換させ、 写真の姿を借りたコンピューターグラフィックス=「偽物の写真」を作り出します。これ、ベクトルデータなので、いくらでも劣化しないで拡大出来ます。題材は駅の構内やオフィスビルの階段、街中の雑踏など都市のディテール。森山大道が街の匂いまで伝わってくるようなモノクロ写真を撮りつつも、「うすっぺらい」、「スキャン」というキーワードで近年デジタルカラー写真を多く発表していますが、その「軽さ」をさらに漂白し、匿名化を押し進めた作品です。完全に偽物なのに、はるか...
  • ノマディック美術館
    ノマディック美術館 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 グレゴリー・コルベール 「Ashes and Snow」 会場 ノマディック美術館 スケジュール 2007年03月11日 〜 2007年06月24日 住所 〒135-0064 東京都江東区青海1丁目 東京テレポート駅前特設会場 最終日に行ってきた。混んでいるから早めに行ったほうがよいと聞いていたので、11時前くらいに行ったのだがもう並んでいた。20分くらいして中へ入るとすごい人。彼らは何時ごろから来ていたのだろう。どおしてこんなに人気があるのか、しかも若い人ばかりで。見終わってなんとなく了解。 大型和紙にプリントしたセピア色の写真作品は、なにか完璧すぎて広告写真のよ...
  • 近況
    過去の近況 2003/6月 2003/7月 2003/8月 2003/9月 2003/10月 2003/12月 2003/11月 2004/1-3月 2004/4-6月 2004/7-12月 2005/2-1月 2006/4-7月 2006/8-1月 2008/3-12月 2016-01-05 久しぶりにログインした。実に3年近くも、、。 2013-07-23 平和憲法や慰安婦などのベーシックな問題点解説とか、政治家と政策の模式図を選挙期間だけでなく常に取り扱う、ちゃんと視聴率の取れる情報番組が欲しいなと。それにはネットとTVのさらなる戦略的な連携も必要で、政治を良くわからないブラックホールとしない...
  • ポルトガル映画祭2010
    ポルトガル映画祭2010 ―マノエル・ド・オリヴェイラとポルトガル映画の巨匠たち― http //jc3.jp/portugal2010/ 2010年9月17日(金)~10月3日(日)まで、 東京国立近代美術館フィルムセンター いったい映画祭なるものへ行ってみようというのも久々だし、見終わってから大勢で歓談する段取りをしている自分もかなり久々で、そもそも映画を語り合うことが難しいのは、一人で見に来る客の多いこと、ハリウッド映画好きほど話したがる傾向が強いことからも明らかだ。 好きな映画やオススメを聞かれるほど困ることはない。一方で、好きな作品を共有したいという願望を常に抱く。この矛盾は、言葉で語ることの難しさと共に、いいよね、そうだね、では物足りないと分かっているから、あえて触れないという選択を生む。映画本が時に映画自体よりも楽しめてしまうのは、そのような欠如...
  • ランドスケープ 柴田敏雄展
    ランドスケープ 柴田敏雄展 会場:東京都写真美術館 会期:2008年12月13日(土)→2009年2月8日(日) 美術館にはよくある「友の会」というシステムがあって、今回1400人程度の会員から事前希望により100人に向けてイベントが開かれた。学芸員と柴田敏雄自らによる展示案内。公園で超望遠レンズを装備して野鳥を撮影してそうな老人から、友人たちをスナップしていそうな美術系の学生まで幅広い層が集まっていた。 人数制限のため、とても落ち着いて話が聞けてよい。 安保闘争の頃、東京芸術大学の油絵学生だった柴田さんは、やがてベルギーの王立アカデミーで写真を始める。1992年・木村伊兵衛賞受賞、モノクロにこだわっていたが、5年前ほどからカラーを始めたという。大型8×10カメラを使い、精密なまでに細部を表現された写真は、ダムやコンクリートに覆われた造成地など人工的に変容され...
  • イタリア旅行記/2000年12月28日
    イタリア旅行記/2000年12月28日 12月28日最終日のヴェネチア。昨日の浸水で、朝食をとるホテルのリストランテが閉鎖されていた。椅子はテーブル上にのせられ、床はまだ濡れていた。部屋まで運んでくれたので、食べることは出来た。ほんとに手のかかる街だ。頻繁に水が押し寄せてくるというのに、建物のエントランスには立ち上がりが無い。もちろんその方が僕らには使いやすいが、住んでいる人たちには大変なことだ。 今日はマルコポーロ空港からミラノへ戻り、夜の飛行機で成田へ向かう。最終日になって、天気がよくなった。ずっと曇り空の下でしかイタリアを見ていなかったので、街の見え方が違っていた。ヴェネチアの街もなんだか活気づいている。帰りは、サンタルチア駅を使わずに、ローマ広場でバスに乗った。ここだけはヴェネチアの中でも車の走れるところだ。ホテルからすぐのこの広場ですら、船上バスを利用しないと来られな...
  • 写真新世紀-2008
    写真新世紀-1 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 日時 :2008年11月8日(土)~11月30日(日)10 00~18 00 会場 :東京都写真美術館 地下1F 展示室 審査員 :荒木経惟(写真家)、飯沢耕太郎(写真評論家)、南條史生(森美術館館長)、榎本了壱(アートディレクター)、大森克己(写真家)、野口里佳(写真作家) 関連イベント・出展者トークショー 2008年度(第31回公募)優秀賞受賞者 菅井健也、秦雅則、元木みゆき 2007年度(第30回公募)準グランプリ受賞者 詫間のり子、中島大輔 今年も写真新世紀の季節が来た。・・て、言える程見ているかな。たぶん3、4回目か。今回は初めて「出展者トークショー」なるものにも参加した。何時も思うのは、まわりでも写真を撮るのが好...
  • 金沢21世紀美術館
    金沢21世紀美術館 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (01.JPG) http //www.kanazawa21.jp/ 情報化された身体って?。 開放的な建築って?。 普段着で来られる美術館? 金沢で行われていることは「第4世代の美術館づくり」ということでもある。それは「観客の参加体験を重視した」第3世代から、さらに「観客の主体性、自己実現の関与を重視」ということらしい。つまり・・より双方向的になれ、ということか。 それはインターネットで培われた思考法の反映ではないか。どうも世の中はネットを通じて得られた情報との接し方を、既成の社会機構へこぞってフィードバックしているように思える。だから情報化された身体だとか、開放的な建築、普段着で来られる美術館という発想へ繋がってもいくのだろう...
  • 未来を担う美術家たち-DOMANI・明日展2010
    未来を担う美術家たち-DOMANI・明日展2010 国立新美術館 アーティスト 古郷秀一、三好耕三、流麻二果、神戸智行、近藤聡乃、遠山香苗、近藤高弘、深井総一郎、鈴木涼子、山口紀子、町田久美、赤崎みま 国立新美術館のDOMANI・明日展が良かった(以下、興味のあった作品について)。まず三好耕三の写真が素晴らしい。「CACTI 1995」はサボテンが空間を構成する装置として見え、やがて北アメリカ大陸の先住民達が彫刻したトーテムポールにも見えてきた。 また、「ROOTS 1990」は植物の根がまるでアルコールづけの奇形児を見てしまったかのように緊張が走る。それは妖怪が実在の奇形からヒントを得てその形をかりたような概念的なものではなく、この世に実在するデカダンスとして迫ってきた。 流麻ニ果の油絵は、雑誌や日常で出会った見知らぬ他人をモチーフにしていると言うが、溶け...
  • アーティスト・ファイル2011―現代の作家たち
    アーティスト・ファイル2011―現代の作家たち 国立新美術館 2011年3月16日(水)~6月6日(月) 国立新美術館のアーティスト・ファイル2011がとても良かった。2週間ほど前、震災の影響でガラガラのため、いつもより落ち着いてみることが出来たからか、、。以下は気になった4人の作品について。 バードヘッドの写真が中国の現状を素直に現しているのだとすれば、驚くほど自由で活き活きとしたもので、そこには若者たちの今を写した正しさがあって、一方で捉えきれない部分もあるのだろうと思わせながらも、写真を楽しんでいるエネルギーが溢れていて、それだけで充分に見ごたえがあった。 プラスチック製のストローを用いたタラ・ドノヴァンの作品は雲のように掴みどころがなく、同時に物質感が強い。マイラー・テープを壁一面に繁殖させたような作品は普遍的なオーラさえまとい、インスタレ...
  • ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー
    ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー Takashi Homma New Documentary 会期:2011年4月9日[土]─ 6月26日[日] 会場:東京オペラシティ アートギャラリー [巡回情報] 2011年1月8日[土]─ 3月21日[月・祝] 金沢21世紀美術館 http //www.kanazawa21.jp/ 2012年7月15日[日]─ 9月23日[日] 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 http //mimoca.org/ 吉田健一は「東京の昔」で昭和40年代頃から見た昭和初期の東京について書いていて、すでにその頃の「今」は銀座が銀座でなくなっているといった表現をしていて、椹木野衣はホンマタカシ展の図録で時代は郊外化を避けられず、むしろ彼の写真はそれを絶命的に行っていると書いている。どちらも面白い。 両者は興味深く共鳴している。その時代を生きる...
  • 現代アート入門の入門
    現代アート入門の入門 山口裕美 (著) 光文社新書 ¥750 インテリアに関心があって、部屋をセンス良くまとめたいという人は多いと思う。関連雑誌の多さからもうかがえる。通信販売から無印良品、そして大塚家具から目黒通りまで。どんどんセンスアップされ、ライフスタイルも変わっていく。 アートはどうか。インテリアの仕上げとして現代アート作品を考えている人も多い。印象派の人気が根強い日本だが、雑誌の提案する工業製品で囲われたシンプルなインテリアには合いにくい。やはり現代アートではないか。そこで雑誌はアートのある部屋を提案するが、ウォーホールなどの型にはまったものばかり。日本にもアーティストはたくさんいる。 この著作はそんな状況の中で日本のアーティストを紹介し、アートのある生活を伝道すべく書かれている。村上隆や宮島達男、川俣正や森村泰昌程度にしか現代アート状況を知らず、...
  • シンガポールビエンナーレ2011
    『シンガポールビエンナーレ2011 オープンハウス』 期間:2011年3月13日 - 5月15日 会場:シンガポール美術館およびSAM 8Q (別館)、シンガポール国立博物館、旧カラン空港、マリーナ・ベイ 会期中無休 10 00 - 19 00 サイト:http //www.singaporebiennale.org/ シンガポールへ旅行するにあたって、いくつかの書籍やサイトを調べる。毎度のことながら知らないことばかりだ。自分の無知さと、旅行直前に向き合うその国への志向性の強さがたどりよせる情報量へ圧倒された。 普段新聞を読んでいる程度の国際情報はなんて希薄なのだろう。あるいは、その国へ実際に行こうとする以前の興味は、なんとささやかなんだろう。一方で詰め込んだこの情報は一夜ずけのようにはかないけど、、。 まず多民族具合が想像以上で、中...
  • アンダー・コンストラクション−アジア美術の新世代
    アンダー・コンストラクション−アジア美術の新世代 国際交流基金設立30周年記念事業 日本ASEAN交流年2003 オペラシティーのダニエル・リベスキンド展を見に行った「ついで」のつもりが、よっぽど興奮した。昨年の「JAM:Tokyo−London」展といい、NTT-ICCよりもコチラのギャラリーのほうが活気があるようだ。 アジア7ヶ国から参加した43組のアーティストのうち半数以上が来日し、夜遅くまで続く展示作業でギャラリー内は文字通り「アンダー・コンストラクション(工事中)」といった様子。 アンダー・コンストラクションというタイトルには色んな思いが詰まっていそうだが、建築的な響きなので勝手に共感。特に興味を惹いたものを箇条書きに・・。 小沢 剛/日本 各国で若い女性に「野菜の銃」を持った姿を撮影した後、それら...
  • 野口里佳の展示を見て
    野口里佳の展示を見て imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 光 松本陽子/野口里佳 - 企画展 国立新美術館 大きな展覧会は原美術館以来か。アーティスト・トークを目指したが、電車トラブルなどで1時間以上遅刻。小柄で、おっとりした口調で穏やかにプレゼンしている本人を見て意外だと思った。作品から想像するにもっと強かな人物像を描いていた。けれど話を聞いていく内、力強い信念のようなものがにじみ出てくる。口調こそ穏やかだけれど、オーラを感じた。 原美術館以降の作品と、展示会用の新作を合わせたラインナップ。すっかり巨匠となって、最近では世界中の展示会オファーに向けて新作を用意するのだと言う。そのせいか近作には実験的と思えるような作品が多い。ピンホールカメラを大陽へ向けて撮った作品、宇宙...
  • 「屋上庭園」展
    「屋上庭園」展 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 2008年04月29日 ~ 2008年07月06日 東京都現代美術館 アーティストは、自身の作品に対しての思い入れを、どのように消化させるのだろう。作家にとっての作品とは、作り手が共にした時間の蓄積を抜きには語れない。それは飼い主がペットに対して抱く感情の転移、もしくは植栽に語りかける庭師と同じような構造かもしれない。 収蔵作品の中からテーマに応じて学芸員がパッケージングしたこの企画は、「屋上庭園」という切り口で作品を解釈し、それらを通じて現代を捕らえようとしているのだろうか。庭造りの中で芽生えてくる感情の連鎖とその蓄積を、作品に対するそれのように喩えているのだろうか。 実際には「大地から切り離された...
  • 写真展と写真集メモ
    写真展と写真集メモ 恵比寿にて、G/P galleryの小山泰介展 「SANDWICH Textures」。ここ数年目の離せない写真家。しかも名和晃平さんとのコラボレーション作品。名和さんと小山さんへ感じるのは強烈なまでの同時代性で、今でないと生まれなかった作品に思えます。 森山大道さんも街をスキャンするように撮影していますが、小山さんの写真には物質が光に反応する様を取り出すスキャナーとしての視点と、それを形づける「写真家=編集者」としての見せ方が鋭いのだと思います。 G/P galleryには本屋があって、、というか書店・ナディッフへ3つのギャラリーと喫茶&スナックが複合したアートスペースがNADiff A/P/A/R/Tで、2か月に1回くらいは通っているお気に入りな場所なのですが、写真集を主にチェックしたり。 今回気になったのは、朝海陽子『sihg...
  • パラレルワールド
    パラレルワールド ユーグ・レプ 「パラレルワールド:もう一つの世界」 東京都現代美術館 トゲンビのドル箱状態なジブリ企画があって、今日も大賑わいだった。その客が流れてきていたようで、こちらも結構混んでいた。ユーグ・レプという方、キュレーターでもあって、アーティスト。昨日見たフィリップ・ブロフィのようだ。こういう方も結構多いのだろうか。 あれ、建築がある。と思って見ていたのは内藤礼さんの作品。小屋のような空間で、光がとてもやわらかく表現されていた。中に入ると蛇口からゆっくり流れる水、ゆらめく布など、時間を感じさせる演出があった。なんとなく見終わってみたけれどあの小屋の存在は気になった。知らなかったけれど、結構活躍されている方のよう。 ユーグ・レプの作品はどれも「自由だなー」と眺めてしまうゆるいテイストがよかった。吹き抜けごしにジブリ企画がみえた。撮影...
  • 大竹伸朗-全景1955-2006
    大竹伸朗-全景1955-2006 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 2006年10月14日(土)→12月24日(日)月曜休館 東京都現代美術館 企画展示室 全フロア トークにも遅れるし、イマイチ体調万全ではないし、そんな粗相が許されないほどの膨大な展示に恐れ入った。それでも映像室でモニターをかえしたトークを見た。茂木健一郎は結構良くしゃべる。大竹伸朗はカリスマ性がみなぎっている。矢沢永吉かと思った。 ほんとうに何を観たのか良く分からないほど多くて、まともに向き合えなかった。それでもペイント系より線画のほうが好きなものが多かった。表現し続けることって、このように「生き様」なんだと思った。 茂木さんの言及。孤独に向き合えない状態では(表現は)ダメだ、みたいな...
  • 森山大道 「I. レトロスペクティブ 1965-2005」 & 「II. Hawaii」
    森山大道 「I. レトロスペクティブ 1965-2005」 「II. Hawaii」 東京都写真美術館 2008年05月13日 ~ 2008年06月29日 ハワイの撮影風景をとらえたドキュメント映像があって、何でもカメラで追いかけている素朴な森山大道の姿だった。やっぱり、と思わせる土着的な部分がハワイにはあって、アメリカの荒涼とした空気とか、モノクロ写真に刻まれていく記録はその撮影現場の雰囲気からは想像できないほど深かった。 タテとヨコの写真には何か決定的な差があって、前者がより近景で細部を大胆にとらえているのに対し、後者はより空間的にパースペクティブを強調しながら画面を作っている。ハワイの展示でもヨコの続く部屋とタテの部屋とに大きく分かれていて、はじめはあまりそれに気づかなかったけれど、ムービーを見ていると使い分けが必然的に思えた。 ヨコには...
  • NYC旅行+写真
    NYC旅行+写真 2009年、5月初旬。日本中が新型インフルエンザ感染の恐怖から、海外旅行を自粛するムードの中、キャンセルするほどとも思えず、NYC行きは予定通りとしたのですが、さすがに帰りの飛行機で読んだ日本の新聞に報道熱が冷めていない点、検疫で2時間機内にとどまったこと(外国の方かなりブーイング)、帰宅後に日時の近いNW便から感染者が出ているニュースなどをネットで見て、厚労省の進める自宅待機を考えました(結局、出社)。 今回の旅行ではトラブルが多く、イエール大から帰る電車を間違い逆方向のワンウェイに乗りヒヤヒヤしたこと(車掌さんに助けられた)、帰りの飛行機(直行でない)がNYCを4時間遅れで飛び、予定とは違うミネアポリスに行かされたあげく、デトロイトへ別の便で移動させられ時間切れ、空港近くのホテルへ1泊。終いに成田ではロストバッゲイジ(その後、発見されましたが)...
  • マリオ・ジャコメッリ展
    マリオ・ジャコメッリ展 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (03.jpg) また見つかった、永遠が。 会期:2008年3月15日(土)~5月6日(火) 会場:東京都写真美術館2階展示室 イタリア北東部のセニガリア生まれ。ほとんどの作品をその街で撮り続けたアマチュア写真家。まとまった展覧会としては日本初だそう。 すばらしい写真ばかり。とても強いコントラストで画面が白く浮き立ち、人物が地についてなく幻想的な像を作っている。しかも細部がきっちり写っているのでリアリズム色は強い。だからこそ詩的な情景となって迫ってくる。危険なまでの美しさを感じる作品たち。 セルフタイマーで撮られたシリーズ「この憶い出を君たちへ」は、同時期に開催されていたシュルレアリスムの写真群よりも、はるかにシュールで...
  • ケ・ブランリー美術館
    ケ・ブランリー美術館 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (01.jpg) Musee du Quai Branly 37 quai Branly 75007 Alma Marceau, Iena 9番線 10 00〜18 30(木曜〜21 30) 通常 8.50 #8364; 割引 6 #8364; http //www.quaibranly.fr/ ビルバオのグッケンハイム以降、美術館建築が観光面で大きくアピールする存在になって行きましたが(ユダヤ博物館なども)、展示内容と空間との関係が次のテーマになっていると思います。 恐らくケ・ブランリーは非ヨーロッパ圏のコレクション評価や展開自体が大きなテーマだったことから、これだけ斬新な建...
  • 「第11回 文化庁メディア芸術祭」受賞作品展開催
    「第11回 文化庁メディア芸術祭」受賞作品展開催 国立新美術館 2008年02月06日 〜 2008年02月17日 http //plaza.bunka.go.jp/ メディア芸術祭はここ数年とても盛り上がっていて、平日はともかく休日に言った限りではまともに見られないくらいで、アキバ系のマンガ喫茶と小学生のゲームセンターと、親子で体感アートするテーマパークと、地味なビデオアートに見入るメディアアートファンと、雑多なジャンルを多様な人達が群がる異様な空気に包まれている。 今年から国立新美術館に会場が移っていて、危うく見逃す所だった。確かにスペースは大きく(特に天井高さ)なったが、集客力のある場所なので、混雑はさらに激しさを増していた。しかしメディアアートファン(比較的)としては、映像ブースへ入ってしまえば喧騒も遠ざかり作品に集中できるのだった。 次々と生...
  • マーティン・パー写真展
    マーティン・パー写真展 東京都写真美術館 FASHION MAGAZINE 私の、私による、私のためのファッション・マガジンにようこそ! スタイリッシュに配置された赤や黄色のペンキ壁や、空や砂浜のつくる色彩のなかで、人間の肌だけが年輪を刻んだアースカラーとして写っている。 赤茶色にくすんだ肌色が生々しいのは、まわりに散らばる原色の鮮やかさがとても人工的に対比されているからだろうか。 広告やファッションを起源にしているから「消費」という言葉がすぐ浮かんでくる写真ばかりだけど、その人工物を身にまとった人の姿が、両者の隔たりの大きさを語っているようで面白かった。2007-07-16k.m コメントなど ...
  • ヴェルナー・パントン展
    ヴェルナー・パントン展 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 東京オペラシティ アートギャラリー  2009年10月17日(土)~2009年12月27日(日) ヴェルナー・パントン(1926-98)は、デンマークに生まれ、ポール・ヘニングセンやアルネ・ヤコブセンなど、同国を代表するデザイナーと交流し、多くの名作デザインを世に送り出しました。 靴を脱いでの展示は、すっかりとこの美術館のウリになっているように思う。話題の展示だけれど思ったほどボリュームはなく、こじんまりしていた。もちろん、ファンタジー・ランドスケープだけで十分行く価値はありますけど。キューブリック「時計じかけのオレンジ」を思わせるカラフルな空間。「2001年宇宙の旅」もそうだけど、キューブリック映画は本当にスタイリ...
  • アート・リテラシー入門
    アート・リテラシー入門 フィルムアート社+プラクティカ・ネットワーク編 B5判/1900円+税 自分の言葉で語るアート。見る側も創造する立場なのか・・。そのようにクリエイトしていく「境界線」が曖昧なところへアートの魅力を持っていこうというものだろうか。 確かにアートはただ見ているだけでは充分に楽しめない。それについて語り合い、どこが好きかを問い直す。その過程でのみ、見る側の楽しみはふくらむのではないだろうか。 そして生まれた解釈を自分の言葉でカタチにする。すでにインターネットではホームページの作成やら、ブログの更新やらでクリエイト感を味わっている人は多い。けれどそこには他者性がまだ希薄ではないか。 言い換えればもっと楽しめる機会にたいして引きこもってしまう構造を持っていないか。ネットには時々そんなことを思わせるもの...
  • イタリア旅行記/2000年12月27日
    イタリア旅行記/2000年12月27日 12月27日ヴェネツィア3日目。ヴェネチア3日目。今日は祝日も終わり、イタリアの都市機能も通常通りであることを期待して、やや足を延ばすことに決めていた。ヴェローナへ向かう。「イタリアは大きな都市よりも、小さな街こそよい。」何度もこの国を訪れている事務所の所長が言っていた通り、ヴェローナへ着き、その街の美しさへ驚いた。この国で初めて落ち着きと美しさを持ち、それでいて都市としての活気も見られる街へ来たのだと思った。 程良く広がりを持ち、軒のそろった石畳の道をあるく。この街には川が蛇行している。川沿いに歩きながら、スカルパのカステルベッキオ美術館を目指す。どことなくパリのセーヌ側沿いにも似ている町並みだ。 カステルベッキオは古いお城と言う意味で、そこを美術館としてスカルパが改修をした。リノベーションを得意とするこの建築家の作品をじっくりと見ら...
  • コンペ
    コンペ 入社して3-4年は、毎年2つくらい公開コンペをやっていた。コンペはたとえどこにも引っかからなくとも、ときには実施以上に詰めた案をつくるし、また実務以上に建築にたいしてより素直な考えを探れる機会を与えてくれる。ここ2年近く公開コンペには参加していない。公開コンペ自体が、さっぱりなくなってしまっている状況だ。コンペアンドコンテストも終わってしまった。 作業へ見合った業務報酬を獲得出来ていない設計事務所は、生き残りも厳しく直接仕事へ結びつく可能性が少ないコンペから遠のきがちだ。一方で公共事業からもコンペが減り、巨匠クラスへの指名が集中する悪循環。組織事務所では指名コンペスタッフを確保し、常にコンペばかりしている先輩の話を聞いたこともある。行政に対して断れないシステムなのだ。 民間による事業コンペは幾つか経験した。短期間の勝負であるが、かえってムダにデザ...
  • 建築
    今までに取り上げた建築リスト 3.11以降 BIMについて・その1 BIMについて・その2 NYC旅行+写真 U-35のポテンシャル 「せんだい」 「プログレス」 「伊東 豊雄」メモ書き 「小さな家」の気づき この先の建築 つくることの楽しさ、またその思考 にほんの建築家伊東豊雄・観察記 イタリア旅行記 イタリア旅行記/2000年12月23日 イタリア旅行記/2000年12月24日 イタリア旅行記/2000年12月25日 イタリア旅行記/2000年12月26日 イタリア旅行記/2000年12月27日 イタリア旅行記/2000年12月28日 オランダ建築 カオスな東京 クリエイターズ グルーヴィジョンズ特集 ケ・ブランリー美術館 コミュニケーション コンペ コールハースは語る ジャン・ヌーベル展 スティーヴン・ホール展 スペイン-ポルトガルを探る場所-書物編 セキュリティ社会...
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    random_imgエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 今までに取り上げた建築リスト 3.11以降 BIMについて・その1 BIMについて・その2 NYC旅行+写真 U-35のポテンシャル 「せんだい」 「プログレス」 「伊東 豊雄」メモ書き 「小さな家」の気づき この先の建築 つくることの楽しさ、またその思考 にほんの建築家伊東豊雄・観察記 イタリア旅行記 イタリア旅行記/2000年12月23日 イタリア旅行記/2000年12月24日 イタリア旅行記/2000年12月25日 イタリア旅行記/2000年12月26日 イタリア旅行記/2000年12月27日 イタリア旅行記/2000年12月28日 オランダ建築 カオスな東京 クリエイターズ グルーヴィジョンズ特集 ケ・ブランリー美術館 コミュニケーション...
  • 液晶絵画
    液晶絵画 「液晶絵画」展 東京都写真美術館 会 期:2008年8月23日(土)→10月13日(月・祝) 境界上のアート? 液晶絵画とは、ブラウン管のように固定的な存在感もなく、プロジェクターのように部屋を暗くする必要もなく、ますます薄く高性能になってきたモニターを使ったアートのことで、静止画と思いきや若干動く部分のある画面で、この展示はそのような作品ばかりを集めたものだ。 最近いろいろな場所でみかけた覚えのある作品ばかりだったけれど、こうして集まってみせられると一つの潮流になっていて興味深い。今後有機ELなどがもっと大画面でコストも下がってくれば、アートの分野でも活躍するのだろうか。 絵画・写真=空間芸術、映画=時間芸術といった分け方がされ、その境界線に位置づけられているものとして、「液晶絵画」があるようだ。 たとえば写真はその...
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    English カテゴリー 近況 Twitter Today s access history↓ パラノイドパーク カオスな東京 われら猫の子 欲々しい ブロンド少女は過激に美しく カルメン・ミランダ・バナナが商売 MOVIE大学 ボルベール パーフェクト・サークル アブストラクトなゆーわく Help 大竹昭子 Counter↓ 今日 - 昨日 - トータル - #thatsping My Photos↓ 写真は撮るよりも見るのが好きでしたが、FlickrへUPするようになって、カメラ熱上がってきました。 『写真術のためにおどんなお題目が並べられようと、それの主な効果は世界をデパートか壁のない美術館に変えてしまうことで、そこではあらゆる主...
  • 銀座で写真展2つ
    銀座で写真展2つ ■野村佐紀子『NUDE/A ROOM/FLOWERS』 20年以上、荒木経惟のアシスタントをしながら写真家としても活動している野村佐紀子さんの写真展をBLD GALLERYにて。8ミリフィルムで撮影した粒子の粗い像や真っ暗の手前くらいまで露出を抑えた深い闇のような像など、どれも夢の中にいるようで儚い気分にさせる。ベッドルームでの親密風なヌードが多いけれど、アラーキーのような生々しさや無邪気さはなくって、粒子の粗さがボカシのようにも機能していて、写真でありながら記憶を誘うような普遍性としてあり、次第に力強くまとわりつくようだった。アラーキーが常識一般を覆すような破壊性の中へ美意識を投入しているとすれば、野村佐紀子の霞むようなモノクロームは、センチメンタルで自己防衛的にも見える。ただ、前者の方がより儚く、後者の方がより強かに感じてしまうのは、なぜか。 ...
  • ゲルハルト・リヒター展
    ゲルハルト・リヒター展 開催期間 2005年11月03日(木)〜2006年01月22日(日) 会場 川村記念美術館  http //www.dic.co.jp/museum/exhibition/richter/ 新年早々、佐倉の川村美術館まで ゲルハルト・リヒター展を見に行った。3日なのにすごく混んでいて、こんな遠くでも好きな人はたくさん見に来るのだと感心。日本で初めて総合的に紹介する個展のようだ。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ゲルハルト・リヒターの展示を見に行って素直に驚いたことは、フォトペインティングはやっぱり油絵だったことだ。 図版で見ていた限りでは、ブレやボケは写真のそれとさほど変わらないのではと思って...
  • 土田ヒロミのニッポン
    土田ヒロミのニッポン imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (01.JPG) 東京都写真美術館 土田ヒロミ 12月15日(土)〜08年2月20日(水) 新年最初の展覧はやはり写真展。ここ数年一番興味があるジャンルかもしれない。 本当は「日本の新進作家vol.6 スティル/アライヴ」展での田中功起が見たくって行ったのだけれど、大して面白くもなく(あっ、でも伊瀬聖子の映像作品はマル)、ついでにと思っていた「土田ヒロミのニッポン」展がずっと良かった。文学の触覚も見たけれど、こちらもイマ一つ。 3日は本人自ら作品を解説しながら観られるという特典付で、新年ならではか他にもイベントが多かった。「上品で元気なお爺さん」という感じで、土田ヒロミは解説していた。以下3つ...
  • 害虫
    害虫(東京国際映画祭作品!) 監督:塩田明彦 出演者:宮崎あおい、田辺誠一、りょう 殺気だった13歳達が見せる日本のリアル 携帯電話も持っていない、髪も染めていない、ごく普通の女の子。そんな13歳の少女を描くことで、「今の日本のリアル」をも描いている。上映後の「ティーチ・イン」で塩田監督はそう述べていた。 画面には常に何か起こりそうだという殺伐とした空気が流れている。とても押さえられた演出だ。時折テンションの高まりを見せてはいたものの、けっして羽目を外さないレベルと言おうか、ぐっと堪えているような抑圧を感じる。それは同時に主人公の少女が置かれている状況にも近い感じがした。 前編に渡り「宮崎 あおい」のモノローグ的な映像ばかり、セリフも少なく、心の描写のみが綴っていく流れは、前作「どこまでもいこう」にも通じる塩田監督...
  • :近況-2005-2-2006-1
    2006-01-12 リア王●岩波文庫/シェイクスピア (著)/野島 秀勝 (翻訳)/映画『乱』の映像と重ねて読んでいたからか、すごく面白かった。さすが黒澤。さすがシェイクスピア。例えばボリス・ヴィアン『うたかたの日々』にインスピレーションを得た映画『クロエ』のように(新旧めちゃくちゃw)、この作品はイワユル原作モノとは違う、あくまでもオリジナルだと思った。テクストはあくまでもイメージだ。原作に忠実な映画なんて基本的にありえない。それにしても。翻訳ものは苦手なんだけど、これはとても美しい日本語のリズムだ。激しい罵倒がまるで妖艶な歌のように響く。憎しみ合うさまが濃密に絡みつく。全てが夢のようにリアルではかない感じだ。 2006-01-11 買いすぎ●最近、本屋へ行くたびに何か買ってしまう。今月は文芸誌が面白そうだったし、とか。文藝と新潮2冊。星野智幸の自作解説は面白かった。小...
  • ロンドン・パリ旅行記/2000年1月29日-ロンドン
    2000年1月29日-ロンドン 朝からカムデン・タウンへ。若い人に人気のストリート・マーケット。観光客も多く混雑する名所にもなっているようす。デビット・チッパーフィールドをはじめ、建築家やデザイナーのスタジオも多い。早い時間のせいか余り人はいなかったが、屋台ではおいしそうなソーセージを焼き、露天の店が多く昔の原宿駅前の雰囲気に近い。 ロンドンと言えば、ハイテック建築をイメージする。ロジャースやフォスター、ピアノだけでなく、最近ではウォータールー駅をデザインしたニコラス・グリムショーの印象が強い。ここでも88年の作品、セインズベリー・スーパーマーケットと住宅の複合施設が見られる。ハイテックスタイルというと、古い建物の多いヨーロッパではいささか唐突な存在感が気になる。雑誌では既存の町並みとの折り合いの付け方まで分からないので、この建物もそのあたりが気になっていた...
  • スローガン
    スローガン(東京国際映画祭作品!) 2001年 / 94分 監督:ジェルジ・ジュヴァニ 出演:アルトゥル・ゴリシュテトィ、ルイザ・ジュヴァニ、アギム・チリャチ この70年代後半のアルバニアを描いた映画をみて思うのは、まったくこの時代に生まれなくてよかった、ということだ。 独裁政権下の共産主義が、子供の生徒会みたく幼稚に見えた。その幼稚さに逆らうことが、命をも奪われるかもしれないなんてバカらしい。仕事で区役所へ打ち合わせに行くだけで、ムカムカしているのだから、こんなに理不尽に拘束されたら、どうなるのだろう。これは実話に基づく映画だというが、ちょっと信じられない気がした。こうやって時代が違えば、今の自分の理解を超えた世界が存在していたことをも、引き受けることが出来るのだろうが、今現在直面している人達の世界を、一体どうやって受け入れる...
  • 文化庁メディア芸術祭
    文化庁メディア芸術祭 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 アート部門優秀賞 Touch the Invisibles インタラクティブ 国立新美術館へ会場が移ってから混雑が激しく見づらいので、もういくの止めようかと思いつつ今年も。午前中に会場へ入ったのにもう十分混雑していて、体験するインタラクティブなメディアアートにとってこれは致命的。 せめて映像作品はと思いつつ席がいっぱい。立ち見もたくさんな状況で2、3作品しか見られなかった。アート部門の『Oups!』やエンターテイメント部門の『TENORI-ON』は行列状態。家に帰ってネットでMOVIE見たほうがむしろ理解したくらいで・・。 それでも収穫はグルーヴィジョンズの作った、農林水産省「食料の未来を確かなものに...
  • ロンドン・パリ旅行記/2000年2月1日-パリ3日目
    2000年2月1日-パリ3日目 さすがに疲れの出てくる頃だが、今日はホテル近くの国立図書館から見学。付近は建設ラッシュで、クレーンが立ち並ぶ。集合住宅の建設が、ここでも目立つ。 4冊の本を開いて互いに向き合ったようなタワーは、内部の広大なヴォイドを予感させている。ドミニク・ペローがヴォイドを説明的に言うには、「パリの広場」としての役割を担う存在である、と言うことだ。今後開発の進む、パリ13区のスタート・ポイントとして、必要なのもは、スペースとエンプティネス。確かに明快な考えと、歴史への参照という姿勢の伺える提案に思える。それはまた、タワーと広場という、都市のランドマークとして、パリのみならず、ヨーロッパの街々ほとんどに共通した理念を持ち込んでいる。 読書する者への、家としての落ち着つける空間と、国立という威厳を、慎重に表現された内部空間だ。回廊から見え...
  • :近況-2003-10
    近況-2003-10 2003-10-31 蓮實さんの著作は、物語批判をやりながら物語を書いているというその二重性が面白いし、また、ときおり不意に発揮されるエモーショナルな筆致が魅力的だと思います。 たとえばぼくの小説はよく、「映像的だ」と評されることが多いのですが、そうした「映像的」描写を試みる際、比喩は「映像」の透明性を奪ってしまい、伝達力を弱めるものとして機能してしまうと、ぼくは考えているのかもしれません。 そんな自覚があるので、ぼくは自分自身をつねに相対化しなければいけないと考えて、作品を書いているのです。そうしているうちにふと、ヒューモアが思い浮かんでくる、といった次第なのです。 ただ、まあ『シンセミア』はぼくなりに破格の作品として書き上げたという自負は持っています。非常に自信を持っている作品なので、今後の行方がどうなろうと、これが出せ...
  • シルバーウィークにアレコレ・感想4つ
    シルバーウィークにアレコレ・感想4つ 1■「環境展 -絶景-」 アーティスト:大巻伸嗣 会場:トーキョーワンダーサイト・渋谷 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ここは良く行くギャラリーで、いつも面白い展示をしていますが、今回はかなり驚きました。「ゴミとは何か?」をテーマに約1年間ゴミに関するリサーチを重ねてきたアーティストの大巻伸嗣さんが、ゴミを燃やした後に残る人工物「スラグ」を用いた巨大インスタレーションを行っています。明らかに場違いなというか、ここにあってはいけないモノとしての異物感がスゴイです。中2階へのせたスラグの量(恐らく見えない部分はスチロールだと思いますが)も迫力ありますが、水を張った展示もインパクトあります。この異物感は、環境を破壊させてい...
  • 瀬戸内国際芸術祭
    瀬戸内国際芸術祭 主催 瀬戸内国際芸術祭実行委員会 会長 真鍋武紀(香川県知事) 総合プロデューサー 福武總一郎(財団法人直島福武美術館財団理事長) 総合ディレクター 北川フラム(女子美術大学美術学部教授) 開催期間 2010年7月19日~10月31日(105日間) 会場 高松港周辺、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島 瀬戸内国際芸術祭について調べるほど、アートの役割ってなんだろうかと思う。1)アートが町おこしを担う。アートが世代間コミュニケーションを生む。アートがエコ思想を促進させる。アートが土地を愛する気持ちを呼ぶ。 いっぽうで、2)アートは感覚を研ぎ澄ます。アートは世界を認識する態度を刷新させる。アートは日常の歪みを覚醒させる。アートはオルタナティブな可能性について思考を開く。自分にとってアートの魅力は2)だ。 もちろん、2...
  • 「冒険王・横尾忠則」展
    「冒険王・横尾忠則」展 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 2008年04月19日(土)~2008年06月15日(日) 世田谷美術館 横尾忠則展をGWにみて、色々と思うことがあったのだけれど気がつくともうよく分からない状態で、いったいあのY字路モチーフはなんだったのだろうとか、少年3人がいつも登場してくる構図はどのような意図なんだろうとか、イラストの緻密な組み立てとは違って油絵の迫力がスゴかったのとかもうかなり断片になっているのだけどあれだけの量で彼の作品をみたのはもちろん初めてで、とにかく圧倒されたことは確かだった。2008-05-21/k.m カテゴリー-展示
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