私がこの大学に創部から依頼され、監督に就任してから7年目。 選手が入学してから6年目になります。 1年目は立ち上げ準備期間ということで各種インフラ面(規定や施設、ルール、予算・・・)、 選手の募集活動等を行いました。 陸上競技部の監督としての業務の大切な部分のひとつ、チーム戦略部分では、 既出ですが、長距離男子を強化しそれに対する集中投資、形作りを進めています。 チーム創部目的は「学生が誇れる部、活動」「模範となる」チーム作り。 目標は「箱根駅伝出場」「全日本大学駅伝出場」「地域貢献」「学生の参加」。 色々と上げられると思いますが、以上が主だったものとなります。 その目的、目標に応じ、チーム創りと学生募集を行います。 手法として色々とあると思います。 その中で、 皆で創り上げるチーム。 地域に応援されるチーム。 を作り上げる事が大切だと思います。 伝統もない中、限られた資源、OBOGがいない中で既存のチームと同じように考えてはいけない。 先ずはチームの伝統を作るにも、実績を作るにも、何にしても人が第一です。 入学する学生、マネージャーをする学生を集め、力を合わせ、チームを創っていく。 地域や色々な方々と協力しながらチームを創っていく。 多種多様なやる気の高い人に参加して頂き、その人たちがまた参加を呼びかけ・・・ という好循環を創っていく。 そのような中で感謝や誇り、知恵や資金も集まり、チームが進展していきます。 そういった仕組みを作る、恒久的なチーム、伝統を持つチーム、 一人の力で保つのではなく、皆で創り上げていくチーム。 そのようなイメージで取り組んでいます。 もちろん、箱根駅伝出場という大目標が競技面であり、 他の目標や目的を達成するためにはインフラが必要です。 やる気が伴った人たちがどんどん参画する。 就職面でも社会に必要とされる人材育成。 チームの後継者の育成。 OBOGを始めとする、学院や、地域、父母等々の協力体制の構築。 そういった運営経営面での目標もあります。 大学やチームの知名度。 地域の盛り上がりや、施設面。 指導体制やソフト面。 何をとっても完成では有りません。 「完成しているチーム」というのは恐らくなく、どこも成長を期していますが、 当チームも徐々に形が出来てきているとは言え、まだまだこれからです。 このようなチーム創りのコンセプトの元、「監督」として、チーム作りを行っております。