「『史記 武帝紀四』北方謙三 より所感」2011.6.10

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「いつ、自らの志を自覚されるのかと。 それは戦場でみつけるものではない、と思います。 軍人になりたいというのは、志ではなく、夢ですからね。 志は、多分、いまの壬安殿の日々から、生まれてくるのだと思います。」 「無為な、私の日々から?」 「無為と思われない時が、必ず来ると思いますね。 人は、生き甲斐を見出したとき、それを志にするのだ、と私は思います。」 →司馬遷と壬安の対話から 『史記 武帝紀四』北方謙三 ~所感~ こんなフレーズ、場面に出会うことがあるので、読書は欠かせません。 何度も読み返してしまう場面です。 前後の文脈まで載せると長くなるので、一番読み返したところだけ。 凄く考えさせられる文章です。 特に北方謙三さんの本は私にとって、そういうものが多い。 『三国志』『楊令伝』『水滸伝』 今、陸上競技を学生に指導していて思うことは、アスリートとして(勿論学生として)過ごしている 四年間が何を生むか、何を得るかを考えて欲しいと思います。 今気づかなくてもいい。かなり後に、30代、40代になるかもしれない。 それでも未来に「あの時、こうだったな」「こんなことを頑張ったな」 と思える何かがあればそれはきっと人生に役に立ち、充実させる何かになっているはず。 箱根駅伝に出る。実業団で続けたい・・・ それは夢であり、目標です。 箱根駅伝でどんな走りをしたい。どんな態度で挑みたい。 箱根駅伝を通じてどうなりたい。実業団で何を成し遂げたい。 就職する。それはどんなことをこれからやっていこうかを考えること。 内定を取ることだけが目標ではない。 何故講義に出るのか、何故卒論を書くのか・・・ 答えが出ないからといってその場から逃げたり、すぐに違う道を考えるのではなく、 答えを見つけ、納得のいく成果を上げてから次の道を考えるべきではないか。 これは先日の『心を整える。』長谷部誠 にも書かれていた事でもあります。 ここに来た以上、簡単に投げ出さず、最後まで踏ん張り続けて欲しい。 四年間一つのことに没頭したからこそ得るものは大きくなります。 踏ん張り続けたときこそ何かが見えてくる。 それは人生を支える大切な何かになります。 そんなことを語りかけるフレーズでした。

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