クローン病:CD(Crohn’s Disease)
症状
全消化管で縦走潰瘍(腸管の縦軸方向に長い深い潰瘍)や敷石像(道に石を敷いたような、でこぼこした隆起)、内視鏡検査時の生検(組織を一部採取し、顕微鏡で調べる検査)で、見られる特徴的な炎症所見の様な特徴が見られるとき。また、クローン病では、病変の分布が非連続性で、病変と病変の間に正常の部分が存在する、とびとびの病変が見られることがよくあります。
炎症性腸疾患(IBD)の一つ。
特徴
日本国内に約2万人(2000年現在)の登録患者がいます。クローン病の発症する年齢は10〜80才と幅広いのですが、特に10〜30才にかけての患者数が多く、分布の割合は20代に一番大きなピークがきています。患者の男女比は1:1。
薬物療法
参考文献:
「潰瘍性大腸炎、クローン病に克つ!」 著:高添正和(マキノ出版)