**レナと圭一 圭一「なぁレナ。……みんなは俺に、嘘や隠し事なんかしてないよな…?」 レナ「え。…してないよ。全然」 圭一「嘘だろ…?」 レナ「どういう意味だろ…? …圭一くん」 圭一「してるよな。…俺に、隠し事を」 黒レナ「じゃあさ、圭一くん。……圭一くんこそ、レナたちに嘘や隠し事をしてないかな?」 圭一「………え」 黒レナ「してないかな?嘘や隠し事。……してないかな?」 圭一「……してないよ。…嘘も。隠し事も」 黒レナ「嘘だよ」 圭一「……どうして嘘だって…、」 黒レナ「圭一くん、昨日の部活の時、先生に呼ばれて職員室に行ってたって言ったよね?!……レナは知ってるよ。圭一くんは職員室になんか行かなかった」 黒レナ「先生はお客さんが来たって言ったんだよね? でも昇降口ではお話してなかった。校門の所の車の中で話をしてたよね。知らないおじさんと!」 黒レナ「誰、あのおじさん」 圭一「し、知らない人だよ…!」 黒レナ「知らない人がなんで圭一くんに用があるの」 圭一「お、…俺が知りたいよ!」 黒レナ「じゃあ何の話をしていたの!」 圭一「みんなとは関係のない話だよ…!」 黒レナ「嘘だッ!」 黒レナ「ね?」 黒レナ「圭一くんに内緒や隠し事があるように、…レナたちにだってあるんだよ?」 レナ「行こ。…だいぶ涼しくなってきたよ」