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    <title>小説　影母衣衆</title>
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    <description>小説　影母衣衆</description>

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    <title>第十六幕</title>
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    <description>
      *忍びの戦い


真田の忍びたちの攻防は大変なものになっていたという。
楓は戦忍びを率いて深山の里を出発した。
時間との戦いでもあるこの戦では少しの無駄も許されない状況になってきた。
楓達は昼夜を問わず走り続け上野国の真田の忍小屋に到着した。
「又五郎殿深山より忍び50名到着致しました。」
「おー、楓殿か久しいな。こんな状況でなければ婿殿とご一緒に宴でもしたいのじゃがなぁ。」
「事は一刻もござりませぬ。状況は？」
楓と又五郎は昔なじみである。忍び同士であってもいがみ合ってるものばかりではなく横の繋がりがあるのだ。
「上杉の忍び共が    </description>
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    <title>深山の歴史</title>
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    <description>
      *深山の歴史


永禄3年（1560）織田信長の家臣毛利新助として参戦。今川義元の首をとる。    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/kotarokojiro/pages/31.html">
    <title>第十五幕</title>
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      *陽と影



「旦那様、お話が・・・」
宴会の準備も終わりやっと一段落と思ってる風心に楓は声をかけた。
「楓、どうしたのじゃ？」
父から呼ばれたのをしっている風心は突然の妻の顔立ちのかわりようになにがあるのかと驚嘆していた。
「戦になりまする。」
「影のものたちの・・・」
「うむ。」
風心は楓がもう戦に関わることを望んではいなかった。
しかし忍びの頭領として戦にかかわることは避けられぬ。わかってはいるがわりきれない。そんな感情をおさえながら日々をすごしていた。
「わたくしも戦場にでることとなるとおもいまする。」
「そうか・・・」
「して今後少し家を空けることが多くなりあの子の世話もできぬこともあります。旦那様どうかお許しを。」
「わかっておる。わしらはこういうことがあろうとも一緒になると決めたのではなにのか？楓？」
「そうですね。旦那様。」
風心は楓を力強く引き寄せ抱きしめた・・・
「無事に帰ってこいよ・・」
二人は抱き合ったまま夜を明かした・・・

次の日次男水心の挙式であるので二人は兄夫婦としてあれやこれや走り回る日であった。昨日のことがうそのようである。その日里ではにぎやかに宴会が開かれ大賑わいであった。
しかし、その影では真田の忍び又五郎と楓による戦のことで忍びの者達は違う賑わいをみせていた・・・    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/kotarokojiro/pages/30.html">
    <title>第十四幕</title>
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    <description>
      *新しい命



それから深山の里では戦働きはなく3.4年の月日が流れていく。
その間に風心と楓の間には元気な男児が生まれていた。名を風流という。
深山の一族として育てられると思うがここの里では戦以外の場所では身分も地位もなくあちこちの大人に怒られながら育っているという。
そのころ次男の水心が女人を連れ父親の元に現れた。
「父上、わし子ができたわ。」
「なんと？」
「このお宮の腹の中におる。」
「なんと！あのお宮とそんなことになっておったか。それならばすぐに契りを結ばねば。」
お宮は器量もよく働き者で里では一番の美人といわれてるほど美女である。里の民生を仕切る宗次の娘である。その日深山の里では大忙しであった。突然の結婚であるからなにの用意もないが形だけでもと宴会をするのに里のものはどたばたと働き、里は大変な賑わいである。
そんな時、一人の忍が雲心の元に・・・
すぐさま楓には呼び出しが係り、兄嫁として忙しい中雲心の元に向かった。その間、風心は里の者を使い挙式の準備に大忙しである。
「楓・・・真田の忍が大変なことになっておるそうじゃ・・・」
「どうなされました？」
「上杉の忍びとの死闘で抜き差しならぬ戦いじゃそうだ。それでわしらの里に救援にまいったのだが忍び同士の戦いであってわしらはでれぬ、楓。戦忍びの状態はどうじゃ？」
「はっ、どの忍びとてこの平穏の中すぐ動けるようになっております。」
「うむ。では又五郎に力をかしてやれい。真田殿とは大事なのものを貸し借りしておる。」
「御意。」
楓はすぐさま真田の使者又五郎と状況について話し合った。
新しい命が生まれたとわかったこの日命の奪い合いがおこなわれる話がはじまった・・・    </description>
    <dc:date>2008-09-19T02:11:46+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/kotarokojiro/pages/29.html">
    <title>第十三幕</title>
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    <description>
      *深山の一族



なぜここに父上が・・・
影心はわけがわからなくなっていた。父である雲心は深山の里にいるはずなぜここに・・・
「父上・・・」
「なにいっておるんじゃ。この方はわしの父上じゃ。おぬしはいつからわしの兄者になったのじゃ？」
猿のような童は目をまん丸にして影心を見つめている。
「お主、名はなんと申す？」
影心はふと父の声とは少し違う感じがしてなにげなく答えた。
「影心と申します。」
「そうか。兄上の。」
兄上？影心はまたじいさんにあったときのような感覚に包まれた。
深山の親族はあっちこっちにいるのか・・・
と思ってるうちに後ろから笑い声が聞こえてくる。
「はっはっ。無事たどり着いたようじゃの。」
後ろをみると雲流のじいさんがとぼとぼと歩いてくる。
「じいさんこれはどういうことじゃ？」
「そいつはわしの息子じゃよ。雲心の双子の弟じゃ。」
「父上に弟がいたのか。じいさんといい叔父上といいなんでわしの前に突然現れるんじゃ・・・」
「はっはっ。別に隠しておるわけじゃないんじゃがお主が外に出過ぎぬということじゃな。ほかの兄弟はみんな知っておる。」
「兄者たちはしってるのか・・・」
いってみれば影心はそういうことにはまったく興味がなく武芸の修行、戦の話ばっかりしか兄達とはしていなかった。年がはなれているのもあったのであろう。
「じいちゃんおかえり。」
童はそういった瞬間雲流に飛び掛った。
と思うと杖で打たれすぐ近くの木の幹まで跳ね飛ばされた。
「まだまだじゃの。隙を突くというのはそういうものじゃないのじゃよ。」
「くそう。今度こそと思って隠れて待ち伏せしてたのにこの変な兄ちゃんしかこないしよー。」
影心は童の言葉より動いた瞬間がまったくわからなかった。それに対処したじいさんの動きも・・・
見えたのは声が聞こえて童が木の根元で転んでるところだけなのである。
なぜこのようなところに・・・
影心はまた意味もわからずじい様振り回されてるような気がしていた・・・    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/kotarokojiro/pages/28.html">
    <title>第十二幕</title>
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    <description>
      *旅



「じい様まずはどこへ向かうのじゃ？」
「ほっほっ。どうするかのう。」
深山の里を離れ二人は西へ向かうのであった。まずは三河か尾張かあの辺りであろうと思いながら影心は雲流についていくのであった。しかし一行に山合いからは降りず、ずっと山深くを移動するのであった。
「そろそろ山から降りねえか？」
「少し寄りたいところがあってのぅ。」
「それじゃ、じい様稽古しようぜ。」
「まあまて時間はたっぷりあるのじゃ。あせることはない。」
影心はしょうがなくついていく。
やがて前方に集落らしき村が見えてきた。
「よし、では少しお使いを頼まれてくれんかの。あの館がわかるか？一番大きな館じゃ。」
「あれですか。じい様。」
「そうじゃ。あそこの館にこれを届けてほしい。」
雲流は懐から忍びが持っているような短い懐刀を取り出した。
「これを届ければいいんだな。わかった。」
「では行ってこい。わしは疲れたから少しここで休むとしよう。」
影心はただ届けるだけでなにも感じず道を歩いていく。館までの距離は山を降りるだけであるから直線距離にしてもさほどの距離ではない。
しかし・・・
カランカラン
何かに足をとられた瞬間山に音が響き渡った。
シュッと音とともに矢が射られてくる。
すぐさま刀を抜き払い矢を叩き落す。
「お主、我らの里に何用じゃ？」
「だれだお主？」
「質問をしてるのはこっちじゃ！」
「しらねえよ。わしのじい様がこれをあの館まで届けろというんじゃ。じじぃは疲れて休んどるよ。」
「その懐刀は・・・」
さっと木の上から猿が降りてきたのかと影心はは思った。
毛皮の衣をまとった子供である。年は10歳前後であろう。
しかしその身のこなし猿と間違うほどであった。
「それは我が家の客人への礼の品である。それを持っているということは客人じゃな。父上にあわせるついてくるがよい。」
「えらそうな童じゃの。」
「まあよい。この辺りは罠だらけじゃわしについてこいよ。」
「ほんとにえらそうじゃ・・・」
影心はその子供について山の中をぐるぐるまわりながら下山していく。
「まっすぐいけばええんじゃないのか？」
「一人でいってみるとええ。お主なら獣の餌によいかもしれぬの。」
（こいつはほんとにもう・・・）
憎まれ口を叩かれながら山をお    </description>
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    <title>第十一幕</title>
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    <description>
      *懐かしい客人


その者はみた感じ老人のようではあるがしっかりした足取りで山を登ってくる。
「じいさんこんななにもない山になんの用だ？」
騎馬を率いた若者がその老人に声をかける。
「うーむ。ちと深山のものに用があってのぅ。」
「しかしお主目上の者に対しての礼儀がなっておらんようじゃな。」
というなりその若者の鐙を持っている杖でたたき上げる。
鐙にかけた足が空に向かって蹴り上げられその若者は馬から叩き落された。
「このくそじじぃ！」
影心は叫んだ。
「影心様、お怪我は？」
周りの騎馬武者が駆け寄ってくる。
「ほー。影心か。里までつれてけ。」
「なにをー。」
影心は反抗しようとしたとき杖で肩を押さえつけられた。
しょせん年寄りの力で押さえつけられてるだけである。影心は払いのけようと右手で杖をはたこうとした。が・・・
バシッ
その右手を払われ、また肩を押さえつけられた。動けないのである。
そこへ雲心の伝令の騎馬が駆け寄ってくる。
「影心様、そのご老人を館まで案内せよとの仰せでございます。」
「なに？」
影心は歯がゆい気持ちをかみ締めながらも老人を自分の馬の背にのせ館まで連れて行った。
「じいさんなにものだい？」
「ほっほっ」
老人は笑うだけである。
館の前では風心と楓が待っていた。
「雲流様お久しぶりでございますわ。」
楓が懐かしそうに言う。
姉上の知り合いか・・・。影心はだれか気になって仕方がない様子である。
「もしかして楓か？」
「そうでござりまするわ。」
「そちらは風心じゃな。大きくなりおったな。」
「お久しぶりでございます。報告はできませなんだが楓とは夫婦の契りを結びました。」
「なんと。それはめでたいの。孫の顔を見るのが楽しみじゃわい。」
孫!!このじいさん兄者か姉上のじいさん？でも姉上は様をつけて呼んでおったな。
「えっ？もしかして俺のじいさん？」
「ほっほっ」
「影心！！先代の深山の長、深草雲流であられる。まあわしらのじいさんだ。お前は赤子の頃にしか会うておらぬからの。覚えてはないじゃろな。」
「じいさんか・・。」
影心はびっくりして声もでないようである。
楓が案内しながら館に入っていく。
「父上お久しぶりでございます。」
「雲心久しぶりじゃの。ここの里は変わっておらぬ    </description>
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    <title>登場人物2</title>
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    <description>
      *登場人物(歴史上の人物)
織田信長(おだのぶなが)[[第二幕]]-[[第四幕]]。桶狭間の戦いの勝者。
今川義元(いまがわよしもと)第二幕-第四幕。桶狭間の戦いの敗者。
佐々勝通(さっさかつみち)[[第三幕]]。今川の家臣として鷲津砦を陥落させる。
千秋李忠(
徳川家康(とくがわいえやす)第三幕。松平元康という名の頃、今川の家臣として丸根砦を陥落させる。
朝比奈泰朝(あさひなやすとも)第三幕。今川の家臣として鷲津砦を陥落させる。
武田信玄
上杉政虎    </description>
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    <title>登場人物1</title>
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      *登場人物(深草の一族)
深草　雲心(みくさ　うんしん)　母衣衆の棟梁。
深草　風心(みくさ　ふうしん)　雲心の長男。
深草　水心(みくさ　すいしん)　雲心の次男。鬼水心。
深草　空心(みくさ　くうしん)　雲心の三男。
深草　海心(みくさ　かいしん)　雲心の四男。
深草　影心(みくさ　えいしん)　雲心の五男。
楓　　　　(かえで)　忍び頭。闇の楓。
関口　康友(せきぐち　やすとも)徳川家ゆかりの者。
虎次　　　(とらつぐ)楓の片腕。楓の叔父にあたる。
深草　雲流(みくさ　うんりゅう) 雲心の父。    </description>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/kotarokojiro/pages/24.html">
    <title>第十幕</title>
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    <description>
      *民と武士



深山の里は大宴会である。風心と楓の婚礼が行われている。
「わしの思うとおりになったの風心。」
「楓は強情なので大変でござりました。」
「雲心様、このようなことせずとも・・・」
「まあよいよい。めでたいのじゃ飲め。飲め。」
深山の嫡男と忍びの頭の婚礼なので村をあげての大宴会である。夜なのにあちらこちらで明かりがたかれ山を見たものは山火事かと思うほどの明かりであろう。何日かは宴会があちらこちらで行われお祭り騒ぎであった。
影母衣衆は規模を少し大きくし1500を超える大所帯になってきた。元は深山の里のみであったが周りの村々の者たちにも今までいろんなことで協力しあっていたのだが少しずつの交渉の結果周りの五つの村が影母衣衆の一員となり、これより兵の補充、兵糧の蓄えなど規模を大きくしていった。新兵の調練も順調でほぼ全軍戦に出れる状態までもっていった。
そんな時である。三河からの使者がきたのは・・・
「どうしたのでござりまするか？」
「松平殿じゃ・・・」
「次の戦は三河でござりまするか。」
「うむ。今回はあまり乗り気はせぬの。しかし康友にとって元の殿様じゃから断りきれんかった。」
「康友ももうわしらの家族ですからな。」
「うむ。いやな戦じゃ・・・」
永禄6年(1563年)影母衣衆は黒揃えの騎馬を整列させ深山を下っていった。
松平家康。今川からの離別を機に三河一帯を制圧し治めていた。三河武士といえば勇猛果敢でどこの兵より強いとされていた。しかしその三河武士でもてこずる相手が現れたのである。
三河一向一揆。一揆衆というのは信念によって戦い死をもろともせずにかかってくる民である。民との戦い。これほどいやな戦はなかったであろう。
元の家臣の者たちも争いに加わっているという。
「松平殿お初にお目にかかり申す。」
「これはこれは深山殿よくぞ参ってくれた。」
「一揆でござるか。」
「そうなのじゃ。寺との対立もあり手に負えんほどになってきおった。」
雲心は一揆衆との戦はさけたいところであった。深草の一族も武士ではあるがどちらかというと民に近い位置におり民と共存しながら生きている。国と国との戦いとは違いいやな気分になった。
雲心がまかされたのは酒井忠尚、本多正信が立て篭もる上野城攻めである。
元家臣である二人をできるだけ生き    </description>
    <dc:date>2008-04-05T23:33:23+09:00</dc:date>
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