クドリャフカの順番

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クドリャフカの順番」を以下のとおり復元します。
*「クドリャフカの順番」の各話あらすじ
(始めに出版された角川書店では「クドリャフカの順番十文字事件」というタイトル。文庫にて改題)
-[[ストーリー|氷菓 公式ホームページ>>http://www.kotenbu.com/story/]]
このページでは、アニメ「氷菓」についての各話あらすじについて分かりやすく詳細に紹介していきます。
初見さんにでも理解できるよう、解説などを交えながら紹介します。
&bold(){多少のネタバレがあります。また真相や種明かしに関しては反転処置を取らせていただきます。ネタバレを見る場合、自己責任でお願いします}
加筆・修正・編集大歓迎。


[[第十二話「限りなく積まれた例のあれ」>#01]]

[[第十三話「夕べには骸に」>#02]]

[[第十四話「ワイルド・ファイア」>#03]]

[[第十五話「十文字事件」>#04]]

[[第十六話「最後の標的」>#05]]

[[第十七話「クドリャフカの順番」>#06]]
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*第十ニ話「限りなく積まれた例のあれ」&anchor(01)
 10月3日深夜。古典部メンバーは明日に控えた文化祭のせいで目がさえ、それぞれの夜を過ごしていた。伊原は「あの失敗で」眠れなく睡眠剤を飲んで寝て、千反田は荒楠神社へ「あの山を越えられるように」成功祈願、里志は思い切り楽しむためにカンヤ祭の歩き方をチェック、奉太郎は共有のPCで神山高校文化祭のHPを見ていた。

 翌朝、奉太郎が出かけようとすると珍しく早起きした供恵が話しかけてきた。お守りの1つでもくれというとインクが出ない、ペン先われの万年筆を渡された。里志と一緒に神高へ登校する奉太郎。更衣室の関係上、私服登校も許される中、その途中でコスプレした摩耶花を見かけた里志は話しかけに言った。里志がなんの「装い?」ときくとフロルという伊原。フロルベリチェリ・フロル?と聞き返すも元気が無い。そのうち第54回カンヤ祭のゲートがみえてきた。
 中に入ると文化祭一色。あちらこちらに生徒が走り回り、最後の確認や最終準備に追われていた。ちょっと里志は手芸部へと別れ、伊原と一緒に古典部部室へ。途中、あまり気にするな、と奉太郎が言うがやはり伊原元気が無い。

 古典部部室につくとすでに千反田が来ていた。「例のあの山を」を見てがんばりましょうというが、奉太郎は頑張ってどうにかなるのか?と冷静。
 その古典部文集「氷菓」がテーブルにつまれていたが、本来「30部」だったはずが「200部」の文集が山と積まれていた。何か発注で責任を感じている摩耶花が全部買うというがそれをとめる千反田。そこに手芸部から戻ってきた里志が土星のコスプレで入ってきた。それをなでる奉太郎に凄い興味を持つ千反田。

 どうやら200部の発注ミスは摩耶花が印刷所からのメールの見落としでなってしまったらしい。それを慰めるほか三人。そしてどうやって売り切るかを考える。
 古典部はマイナーでなおかつ立地条件が悪いそれをクリアしなければならないと奉太郎。里志は売り場を広げるなら総務委員会じゃないかという。カンヤ祭の歩き方、を広げて見せると、古典部の部活紹介を最後にねじ込ませたといった。そして千反田と一緒にお願いすると。
 千反田は売り場拡張のお願い、里志はイベントを利用した宣伝。摩耶花は漫研を離れられない。そして奉太郎は売り子。えいえいおー。

 点呼兼カンヤ祭オープニングセレモニーが始まる。最初に体育館壇上に陸山生徒会長があがり、カンヤ祭開始を宣言した。その次、オープニングのブレイクダンス部のパフォーマンスが始まった。
 それに見入る千反田。しかし自分の使命を思い出して体育館を抜け出し総務委員会へ、とおもったら気になるものばかり。書道部、百人一首部にてなんとなく遊んでしまってようやく総務委員会の部屋へ。呼んで見るが誰もいないようでとおもったら、丁度委員長の田名部がきた。千反田は精一杯説明して売り場を大きくしてくれというが、古典部だけというわけにはと。諦めてきびすを返す千反田に事情を聞かせてくれと田名部。そこで一緒に交渉してくれる里志を思い出すが、里志は体育館でブレイクダンス部の次の落語研究部に大爆笑中だった。
 全てを話し終えた千反田だったが、やはり無理だと田名部に断られてしまう。しかし他の部に古典部文集をおくぶんにはかまわないとアドバイスをもらった。

 一方、漫画研究部にいった伊原は河内亜也子先輩とあう。コスプレはナコルル。他にもボーカロイドの格好をした一団もいた。そこで湯浅部長が来た。河内の集団に、伊原に集まる集団。そして男子+その他。どうやら漫研には「派閥」があるようだった。湯浅部長に伊原は「ここに古典部文集を置いてください」といおうとしたが雰囲気的にいえなかった。
 そのうち客1号がきた。

 一方、暇な売り子、奉太郎は売り子バンザイと省エネを満喫していた。聞こえてきたアカペラ部をなんとなく見ているとクーラーボックス付近で「俺のアップルジュースがない」などと聞こえてきた。なんかあったんだろうと気にもしない奉太郎は売り子にもどると、パンクな生徒が入室してきた。一応文集を売ってるというと1部お買い上げ、と、供恵にもらったゴミ、もとい万年筆を彼がこれはいいといっていきなり喜びだした。どうやら彼は被服研究部らしく、フォーマルな服のポケットに合う物を探していたらしい。奉太郎は迷わずあげますよ、というと彼は丸いプラスチック製で7と書かれたワッペンのようなものを渡してきた。それをもって被服研にこれば最高のコーディネイトを優先してあげると。つまりショーの優先権らしい。
 イラネ。と奉太郎は淡々と売り上げを書く。

 一方、千反田は先ほどのアカペラ部に聞き入っていた、われに返るがそこで写真部に勧誘される。
 メイド服→ペンギンのきぐるみ→チアリーダー→昭和風夫人と写真を取られるがまたわれに返り学校に戻る。これでは使命を果せないと思うが周囲には「きになる」ものばかり。
 
 前しか見えなくなる眼鏡がどこかにおちていないかと願う千反田だった。

***原作との相異点
・奉太郎と供恵の会話は奉太郎が夜中にPCをやっている時に行われていた。さらに途中でネットが切れている。
・アニメの会話が早朝になっている為、原作の「早く寝なさいよ」という供恵らしくない発言がカット。
・朝里志がコスプレと言った時本当はボディーブローだった。
・摩耶花へいった里志はこの時点で別れている。
・古典部部室には奉太郎1人で行った。その後里志が来た。
・&bold(){さらっと触れられていないが、奉太郎が原作で「創刊号は水墨画調で」とこの時点で創刊号が見つかって見ていることが分かっている。}
・里志はサターンのコスプレをしていない。
・摩耶花はほとんど慢研にはりつきでこの場面でもいない。慢研直行。
・アニメでは4人で相談しているところで里志が「古典部を最後にねじ込んだ」といっているが、原作では眠れない夜にカンヤ祭の歩き方を見ながら本来50音順だったものを「登録順」に変え、古典部を最後にした。さらにこのことはメンバーに言っていない。
・ブレイクダンス部の場面でも「千反田は大きな音が苦手」が省かれている。
・千反田は他の部に誘惑されながらも一直線に総務委員会の部屋にいっている。
・田名部での会話で説明されるが、アニメでは200部は摩耶花の発注ミスのようになっているが、原作ではちゃんと「氷菓」30部で出している。しかし同時に摩耶花の同人誌「200部」を出した所印刷所が取り違え、結果200部になってしまった。確認しなかった、ということはそのこと。
・河内の1日目のコスプレは格闘ゲーム「ヴァンパイアハンター」の「レイレイ」。
・アカペラ部のクーラボックスからなくなったのは原作では「アクエリアス」。
・千反田は写真部の勧誘にはさそわれていない(多分てこ入れ)

[[用語集>用語集]]
[[第十三話「限りなく積まれた例のあれ」の質疑>http://www34.atwiki.jp/kotenbu/pages/30.html]]
[[作中登場の小物、その他>作中登場の小物、その他]]
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*第十三話「夕べには骸に」&anchor(02)
一方、里志は土星コスプレのままグラウンドで行われている神山高校クイズ研究会主催、クイズトライアルに参加していた。参加者人数は思った以上のなか、里志は真のデータベースが誰なのか教えてやると意気込む。

 一方、漫画研究部は閑散としていた。誰も客が来ていない売り場には大音量でグラウンドで行われているクイズ研のイベントの声も聞こえてきている。「『ダルい』は英語の『ダル』が語源である!マルかバツか!」その答えに摩耶花は知り合いに問われ、マルかなぁと自信なさげにいった。
 
 しかし正解はバツ。余裕で決勝進出を果した里志。壇上では勢いづいて喋るクイズ研女子の後ろで息を切らしている部長がいた。決勝は壇上を変えておこなうということで、行こうとすると男子に声を掛けられた。しかし里志は記憶に無い。
 里志は絶対的な記憶があるがそれは「意外性がある人・物か、ない人・物」に分けられる。「ただのクラスメイト」にカテゴリされていた谷の名前がすぐに出てこなかったのは当然。
 なんとかごまかして谷惟之、囲碁部所属と思い出した里志は囲碁部はどう?とお茶を濁す。それに囲碁部で面白いことがあった、聞くか?といわれ、あんまり興味が惹かれなかった里志は、クイズ研に呼ばれた。
 そしてもちろん本来の目的を忘れていない(と思う)。壇上にあがり、クラスと名前を聞かれ「古典部の福部里志でーす!」と大音量で答える。クイズ研司会女子もノリノリ。声が大きすぎて学校中に聞こえていた。

 もちろん暇な売り子、奉太郎の特別棟まで当然聞こえてきた。
『実は活動目的わかってない、でも調べてみたら文集作ることはわかったので作ってみた。力はいってますよ~』
 確かに…。力はいってるなぁ。部数は、と奉太郎は山をみて思う。

 壇上の里志はさらに勢いづく。ほとんど古典部宣伝状態。古典部はカンヤ祭の重大な秘密を解き明かした、カンヤ祭という名前そのものの由来。古典部はそれを(ここで回る、とまってずれる)解き明かした! そしてクイズ研司会に問われ、文集をもちろん買ってくださいと。特別棟4階地学準備室で絶賛発売中で~す(ここで2回目回る、止まってずれる)。そしてなぜか声援。アピール成功、もう優勝なんてどうでもいいと涙する里志。

 一方暇な売り子奉太郎は客を待っていると、売り場拡張に行っていた千反田が戻ってきた。…なぜか文化祭団体の景品で手を一杯にして。田名部のほかの売り場におくぶんには良いこと、助言をもらおうと入須の所にいこうとしたがたどり着けなかったことを言った。里志の宣伝から壁新聞部に取り上げてもらえないか聞いてくると、早々に部室を後にした。それを見送る奉太郎は千反田が残した団体の残骸を見る。そこには……。

 一方、壁新聞部へ取り上げてもらえるように頼みにいった千反田は、遠垣内に合う。説明をするがやはりいきなり頼みごとをする千反田。言い直すも、そもそも遠垣内は3年で引退、部員じゃないという。後輩を紹介してくださいというも、2時間に一枚号外をだすため、予めスケジュールがきまっているそうだ。しかも載せてくれといわれてやすやすと載せられないと。51の団体から出展されている、その中から注目すべき物を紹介するのが優先。古典部は文集だけしかだしていない。内容は全団体が真剣、人目につくような注目するネタがあれば取り上げさせてもらうと。何かあったらまた来てよと言われ、がっくり肩をおとして帰る千反田。

 そこでネイティブアメリカンのようなテント前を通り過ぎようとしたら「える」と声を掛けられた。中からのぞいたのは髪の長い、眼鏡をかけた「荒楠神社の十文字家」の2人の娘の1人、十文字かほだった。幼い頃から友人だったかほに会った千反田は元気が出て、そのまま彼女の占い研に入る。
 占ってみようかというかほに千反田はタロットを希望するが、かほはそれはだめなんだという。そして長い付き合いで千反田の性格を知っているかほは「占い研究部から運命の輪は既に失われた 十文字」というグリーティングカードを見せる。同時にタロットの運命の輪がなくなっていたそうだ。なぜかほの苗字なのかと千反田は訊くがかほはわからない。さらに「文化祭が終わったら返します」という律儀な文面まで残っていた。そしてなぜか「カンヤ祭の歩き方」の部活紹介の最後のページが開かれ、その上にカードがのせられていたと。かほは運命の輪が帰ってこれば良いんだけどね、と冷静だった。

 一方、グラウンドのクイズ大会決勝は佳境を迎えていた。善戦するも最後の一押しで里志は逃し、清水紀子という女子が優勝した。その時横の谷が里志に話しかけてきた。囲碁部の面白い話が途中だったと。碁石がいくつか盗まれたらしい。さらに碁笥に「囲碁部から碁石をいただいた」っていう犯行声明まで入ってたらしい。犯行目的は不明で里志は流そうとするが、お前には負けられん、引き分けのままじゃきがすまん、明日どの大会にでる?と。お料理研と答えると谷は「そこで白黒つけよう、『期待してるぞ』」と言って去っていった。それをみて無粋だねぇと呟く。

 一方、奉太郎は見つけてしまった千反田のコスプレ写真をみていた。とそこへ客が来る。どうやら里志の宣伝が効いたようだ。1部お買い上げ、と買いに来た先輩の社会の窓が開いていた。どうやら破れているようだ。そこで被服研にもらったショーの優先権の裏についてる安全ピンをあげた。お礼にその先輩からグロック17の水鉄砲をもらう。どうやら園芸部で焼き芋をやってるらしくその火の始末用らしい。

 一方、漫研ではほとんど客が来ていなかった。そこで河内先輩が批判を始める。
 そもそも漫画のレヴュー100本っていう企画がだめだった、無駄だと。そして「摩耶花に誘うような笑いを送る」。現状、河内と伊原の2派閥でどうなるかという雰囲気。
 そこで伊原も言い返す、無駄とはどういうことかと。挑発に乗ったと顔に出す河内。そこでなぜかなにか書かれたポスターをもって湯浅部長が何処かへ行く。
 河内は漫画や作品自体が面白い、つまらないというわけではなく、その漫画にかかれている面白さを感じられるか?読み手の器量や感じ方で違うだけの話という。だからレヴューなんて意味がない、だからわたし達は好きな物だけ読んで笑っていれば良いと。では名作というものはあるか?という伊原に河内はあるという。長い年月、振るいにかけられて残った物が名作と。しかし伊原は違うと言う。経験の差の問題だという。名作というのはとんでもないものにガツンとやられた経験がないだけだと。そして伊原は去年この漫研で売られた『夕べには躯に』という作品を知っているか?という。その言葉を聞いて驚く河内。しかし知らないという。伊原はでは明日持ってくる、それを見てもダメなら言葉は無いと。

 一方、伊原の様子を見に来た千反田だったが、異様に人が多い。なにか書かれたポスターを回収しにきた湯浅部長に千反田は聞くも明日もやるのでといわれてしまった。

 1日目を終了した古典部メンバーは部室に集合していた。里志のアピールのおかげで14部売れた。里志は明日のお料理研にも出るというが伊原に3人1組だと聞かされる。千反田は売り場拡張できなくて落ち込んでいたが、「気になる」ことがあったという、が、山の「氷菓」をみてそれどころじゃないと思いやっぱり気になりませんと言う。里志は伊原に漫研の様子を聞くが、不機嫌そうに何も無かったと突っぱねられた。里志は伊原と千反田に明日のお料理研に出ようといい、許可を得る。そして終了の鐘がなったのだが、千反田は奉太郎の前に自分が取ったコスプレ写真がおかれているのを発見、手にとって問おうにも恥かしくそのまま両者とも赤くなって黙ってしまった。

 夜。伊原は「夕べには躯に」を探していた。しかしいくらさがしても見つからない。代わりに「ボディートーク」という漫画を持っていこうとしたがやっぱりだめだと探す。
 しかし「夕べには躯に」はどこにもなかった。

***原作との相違点
・なんども言うが文化祭中里志は土星コスプレをしていない
・里志は「意外性のある者」だけを覚えておりなにも谷だけを覚えていないわけではない。
・里志の「絶賛発売中でーす」に千反田は「ええ、絶賛発売中なのですか。将来に希望が持てます」と元気になっている。
・千反田のお米の例え話がカット。
・十文字かほがメッセージをみせたあと「気になる?」という会話がカット。
・クイズトライアルの内容がカット。(出題内容)
・漫研での河内と伊原の論議は「漫画」に関してかなり高レベルな観念に飛んだもので、その心象風景も合わせると非常に読ませる文章となっている、がカット。(河内も伊原も全ての言葉を言っていない)
・もちろんだが写真部に誘われていない千反田のコスプレ写真も当然なく、奉太郎もそれを見ていない。終わりの2人の気まずい風景もない。
・原作では1日目売り上げ13部
・探す描写はあるが伊原の部屋での描写と「あの場所にある」ということを言っていない。


[[用語集>用語集]]
[[第十三話「夕べには骸に」への質疑>http://www34.atwiki.jp/kotenbu/pages/30.html]]
[[作中登場の小物、その他>作中登場の小物、その他]]
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*第十四話「ワイルド・ファイア」&anchor(03)




[[用語集>用語集]]
[[質疑応答>質疑応答]]
[[作中登場の小物、その他>作中登場の小物、その他]]
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*第十五話「十文字事件」&anchor(04)




[[用語集>用語集]]
[[質疑応答>質疑応答]]
[[作中登場の小物、その他>作中登場の小物、その他]]
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*第十六話「最後の標的」&anchor(05)




[[用語集>用語集]]
[[質疑応答>質疑応答]]
[[作中登場の小物、その他>作中登場の小物、その他]]
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*第十七話「クドリャフカの順番」&anchor(06)




[[用語集>用語集]]
[[質疑応答>質疑応答]]
[[作中登場の小物、その他>作中登場の小物、その他]]
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- クドリャフカの順番、雛形作成。リンク作成。  -- L  (2012-06-30 16:06:25)
- 12話追加。  -- L  (2012-07-09 17:19:35)
- 13話追加  -- L  (2012-07-16 08:27:25)
- タイトル名追加。テンプレート加筆。  -- ainsworth  (2012-09-01 12:10:32)
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