** 搭乗者傷害保険・設計のポイント ・部位症状別払いにするのか、日数払いにするのか、 日数払いの場合の保険金額はいくらにする? ・そもそも搭乗者傷害保険をつける必要があるのか? 通常は「死亡・後遺障害で1000万円・部位症状別払い」に入っているかと思います。 また今ならどの保険会社からでも、ほぼ間違いなくこれをオススメされます。 しかし搭乗者傷害保険もいくつか選択できるポイントがありますので、 ここではそれを見ていきましょう。 ■部位症状別払いか、日数払いか 入通院の際の保険金の支払方法として、 部位症状別払いと日数払いの2種類があります。 この2つを並べて比較してみると ・部位症状別払い:5日以上入院または通院した場合、 あらかじめ決められた額を支払う。 ・日数払い:入院1日あたり○○円、通院一日あたり○○円を 総支払額が確定次第支払う。 という違いがあります。 最近はどこの保険会社も部位症状別払いをオススメするようになりました。 部位症状別払いは保険料は安くなるのはよいのですが、 日数払い(入院1日につき15000円、通院1日につき10000円)にくらべ、 受け取れる保険金額が減ってしまうことが多くなりがちです。 部位症状別払いと日数払い、どちらがオススメかというと、 結局は予算と相談になるかと思いますが、 入院1日につき15000円、通院1日につき10000円の日数払いがあれば、 こちらにすることをオススメします。 (なお私の周りの保険関係者・代理店の方はみなこう言います) ただし、ないのならあきらめることができるレベルなので、 部位症状別払いで我慢しましょう。 (そもそも選択の余地が無い場合が多いので) ■医療保険や傷害保険に入っていれば搭乗者傷害保険は必要ないか 最近は医療保険や傷害保険に入る人が増えました。 また生命保険には多くの場合医療特約がついています。 あなたもなにかしらの医療保険などに入っているのではないでしょうか? 入院すれば医療保険が出ますし、傷害保険なら通院のときも保険金が出ます。 よって医療保険などに入っている場合、 搭乗者傷害保険は重複した無駄な保険ということもできます。 確かに一理ありますが、以下の反論ができるかと思います。 ・医療保険は通院は出ない。搭乗者傷害保険は通院でも保険金が出る。 ・搭乗者傷害保険は名前の通り「搭乗者」全員に保険金がでる。 車に乗ることになる友人などがみな医療保険などに入っているとは限らない。 (なお人身傷害保険をつけると上の2つの反論も意味をなさなくなります) ・特に若い人など、かかる確率が高いといえない病気のときの補償額を減らし、 交通事故といった確率の比較的高いものの補償を大きくするのは合理的。 ・入院時にはなにかと費用がかさむものだ。 だから人身傷害保険とは別に搭乗者傷害保険にも入ったほうがいい。 私は原則として搭乗者傷害保険をつけることをオススメしてますが、 自分、家族、友人など車に乗る可能性のある人全員が 通院の場合も対象とする傷害保険に入っており、 その上人身傷害保険に入っているのであれば、 搭乗者傷害保険をつけない、というのもアリかと思います。 しかし実際にはそういうことはまず無いので、 搭乗者傷害保険には入っておいたほうがいいと思います。 どうしても保険料が高いのでなんとかしたいというのであれば、 死亡・[[重度後遺障害]]の場合の保険金額を減らすことをまず検討すべきです。