大法典神野支部/所属魔法使い名簿/葉仙優里 - 神野市歴史民俗資料館

『想いの雨（フィーリングレイン）』　葉仙優里

「おや？魔道書のメンテナンスの依頼ですかね？初めまして、『想いの雨（フィーリングレイン）』葉仙優里って言います。貴方の魔道書を今まで以上に使いやすくしてあげますね。ただし、私はまだ高校生ですから依頼料としてある程度素材とかは貴方から貰いますからね？」
「あぁ！お母さんからの話は聞いています。今現在魔法災厄の対処をしている分科会のみなさんですよね？私は葉仙氷華の娘の葉仙優里と言います。今回はお母さん持ちですので依頼料とかは気にしないで下さい。怪我と変調も一緒に直してあげますね」

実践者（プラクティカス）――　第３階梯　書工　18歳
表の顔　高校生

　大法典神野支部に所属をしている書工で、葉仙氷華の末の娘である。12歳上の姉に6歳上の兄、2歳上の姉がいて、その全員が魔法使いになっており、彼女よりも階梯は上である。特に2歳上の姉に懐いており、自身の工房以外ではよく一緒にいる姿をよく見かける。
母の血を受け継いでいるのか、数十年はかかると言われている書工の教育課程を飛び級で卒業をして、15歳にして書工になった天才。自分の工房を神野支部に構え、日夜魔道書メンテナンスの依頼や封印済みの禁書を外典化などを請け負っている。
　書工としての腕は良く、噂されているため魔道書メンテナンスの依頼が多く、高校と書工の二束わらじで忙しい。また、戦闘が不得意なためメンテナンスを行うための素材は、基本的に依頼者に事前に頼んでもらっている。だが、母親の仕事を理解しているためか母親の頼みは快く応じ、無償で分科会のメンバーのメンテナンス等を行うことも多い。
しかし、禁書回収になると調査の時にドジをおこしかけることがあるため、本人としては禁書回収には行きたくない模様である。
彼女は自分の工房の中であれば【回復】などの回復魔法を十全に使いこなすことが可能で、特に彼女が奏でる音色を通して複数の相手の魔道書に干渉、メンテナンスや魔法をかけることが可能である。
家族の中で一番常識人でありまともである。一般的な魔法使いの中では才能があり、天才の部類ではあるが、家族の中では一番才能が無いと彼女は自分で分析している。そのため、彼女自身としては秀才だと認めており、そのため色々と忙しそうな家族の精神状態を確認をして末っ子を利用したわがままなどで、空いた時間にセラピーを行っている。