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魂斗羅ハードスピリッツ」(2013/07/17 (水) 19:09:26) の最新版変更点

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*魂斗羅ハードスピリッツ 【こんとらはーどすぴりっつ】 |ジャンル|アクションシューティング|&amazon(B00006IQJC)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |発売元|コナミ|~| |開発元|KCE東京|~| |~|トーセ|~| |発売日|2002年11月14日|~| |定価|4,800円|~| |分類|BGCOLOR(khaki):''劣化リメイク''|~| |>|>|CENTER:''[[魂斗羅シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/868.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 魂斗羅の傑作『魂斗羅スピリッツ』『魂斗羅 ザ・ハードコア』のステージ構造を厳選して繋ぎ合わせたリメイク作。~ ゲームのベースはスピリッツ側を採用している。 **問題点 -武器二丁制・ボム・乱れ撃ち・ライフ制・スライディングの削除。 --武器ニ丁制はその名の通り武器を2つ所持することができ、状況によって使い分けたり、敵にやられて使用していた武器を失ってももう片方の武器を使うことができた。 --乱れ撃ちはその両方の武器を回転しつつ画面中にブチまけるという豪快な攻撃。ボムは画面全体に広がる爆風でダメージを与える消費アイテム。 --ライフ制は2回まで攻撃を耐えられ、スライディングは長い無敵時間と攻撃力を持ち、敵の攻撃の回避にも役立った。 --先述の通り本作はスピリッツのシステムを採用してるので、魂斗羅ザ・ハードコアのシステムであるライフ制とスライディングは削除されても仕方ないと言える。 -上記のようにプレイヤーに有利なシステムがことごとく削除されたが、ゲームシステムの調整は一切されていない。 -画面が狭くなったにも関わらず、キャラサイズがオリジナルのままなので異常に狭苦しい。 -スピリッツで使えた安全地帯が全く使えなくなっている。 --例えば1面の中ボスの1つである中間要塞は上から2段目の足場で伏せれば安全地帯となったが本作では狙撃兵に容赦なく狙撃される。 -当たり判定がおかしい。キャラからはみ出している。この変更点と相まって4面ドドリゲス下のシーンは難易度が高い。 -ボスの耐久力がバランスがおかしい。3面ボスのビッグファズが時限爆弾攻撃をする前に倒せたりしてしまう。 -武器のバランスもおかしい。ホーミングとレーザーが異常に強くなったかと思えば、ファイヤーがさっぱり弱くなっている。 -一部、回避不能な仕掛けや攻撃がみられる。 -オプションがまさかの''難易度設定しかない''。しかもNOVICE、NORMALの2種類しかなく、HARDが無い。 --スピリッツのオプションは残機設定、難易度設定(EASY、NORMAL、HARD)、サウンド設定ができた。 -難易度NOVICEとNORMALの違いが自機数、コンティニュー回数、面数、大型敵の耐久力だけ。NOVICEでも敵の登場数や攻撃の種類はNORMALと変わらない((NOVICEでも普通に人面犬が襲ってくる。スピリッツでは、EASYだと人面犬は襲ってこなかった。))。 -OPデモは丸々削除。GB版ですらあったのに…。 -クリアボーナスの削除。 -ステージクリアの1枚絵が新たに作った1枚絵のみに。しかもパッとしない。 --スピリッツではステージごとに変わる熱い漢の1枚絵が拝めた。 -音楽が超劣化。PSG音源が主体でやかましく、スピリッツの壮大な音楽の足元にも及ばない。 --同社のGBAソフトの『キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲』『グラディウスジェネレーション』は音楽こそ残念な反面ゲーム性に優れているが、本作は音楽・ゲーム性共に残念な出来となっている。 -途中再開機能があるがどういうことかパスワード制である。これはGB版でもあったが方式が全く異なる。 --しかも18文字とやたらと長い。 --入力方法もかなりめんどくさく、アルファベット26文字と1~9の数字を上下で1文字ずつ選択し、入力しなければならない。 --ただ文字数が多いだけあって、現スコア・ハイスコア・残機・コンティニュー回数・取得している武器まで記録され、ほぼ同じ状態で再開できる。 --もっとも、魂斗羅シリーズ自体一周のプレイ時間が長くなく、さっと終わるゲームである。本作もそのような流れのゲームなので、途中再開機能自体いらないのだが…。 **ハードコアステージの問題 スピリッツのトップビューステージであった2面と5面がハードコアのステージに置き換わっている。 が、ここにも問題が見られる。 -2面に入ったハードコアのステージはなんと''7面''である。当然難しさもハンパでなく、その後の3面との難易度の差がとても激しくなっている。カプコンのベルトゲーかよ。 -しかもスライディングができないために、難易度がさらに跳ね上がっている。敵の攻撃の中にはスライディングで避けるようなのもあるため、困難を極める。 -グラフィックはそのまま移植しているため、背景はどう見てもスピリッツのステージに劣る。しかもなぜか色が変に明るくなっている。 -なぜか音楽はハードコアのその面の曲でなく、スピリッツの2面・5面の曲を使用している。2面はともかく、5面は合ってない。 **その他の変更点 -全体的に動きが遅くなった。 -爆発エフェクトに半透明処理がかかるようになった。 -レーザーが大型の敵でも貫通するようになった。 -自機数が難易度によって決められるようになった(NOVICE:7人、NORMAL:3人)。 -コンティニューが回数制になった(NOVICE:10回、NORMAL:5回)。 -同発の『真魂斗羅』同様、Lボタンを押しながら攻撃すると銃口位置を固定しながら移動することができるようになった。 -何かしら武器を持っている状態で武器を取ると現在持っている武器が真上に放り出されるようになった。つまり、近年の同社『悪魔城ドラキュラ』シリーズのサブウェポンと同じ方式に変更されている。 --間違えて武器を取ってしまった際は助かるが、鬱陶しくなる場面も見られる。 -6面のボスラッシュのゲームオーバー後の復活地点が変更・追加された。 --原作ではゴメラモスキングからやりなおしになっていたが、本作ではメタルエイリアンまででゲームオーバーになったらキムコウから、ギャバ以降からはギャバからになっている。 -難易度によって行くことの出来る面が決められている(NOVICE:4面まで、NORMAL:全面)。 --つまり、6面ラストまで行くと原作のEASYでは真のラスボスと戦えなかったのだが本作では必ず戦えるようになっている。 -エンディングにセピア色の各面のボスと戦っている画像が追加された。但し原作の魂斗羅の軌跡の一枚絵は削除されている。 -全面クリア後にランク評価が付くようになった。 **総評 魂斗羅の売りである爽快感がほとんど無く、難易度も無駄に高く、とにかくストレスが溜まる。決して携帯機でスピリッツが遊べる! などと思い買ってはいけない。~ 本作のプロデューサーである中里伸也氏はスピリッツとハードコアの制作に関わっていたのにどうしてこんなことになってしまったのか…。~ ちなみに一応通信ケーブルで2人同時プレイが可能。 **余談 -本作は真魂斗羅と同時発売された。そっちの評価は良好であり、大手レビューサイトmk2でも77点と高評価である。それだけに本作の出来は残念極まりない。 -コナミ・ザ・ベストとして2005年11月3日に再販された。こんなものを再販する神経が知れない…。 -本作はトーセ開発とクレジットされているが、実は悪名高い「クロスノーツ」開発との噂が流れている。 ----
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