「悪魔城ドラキュラXX」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

悪魔城ドラキュラXX」(2013/07/19 (金) 11:19:42) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*悪魔城ドラキュラXX 【あくまじょうどらきゅらだぶるえっくす】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売・開発元|コナミ|~| |発売日|1995年7月21日|~| |分類|BGCOLOR(khaki):''劣化移植''|~| |ポイント|ジャンプ操作感に癖がある&br()マリアプレイなどPCE版から色々削られた&br()PCE番の移植と見なければそこまで悪くない|~| |>|>|CENTER:''[[悪魔城ドラキュラシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/511.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 PCエンジンで人気を博した『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』のリメイク移植作品。リメイク移植といっても共通点は主人公リヒター・ベルモンドと一部敵キャラのドット絵や、ドラキュラ討伐という基本ストーリーくらいで、ステージデザイン・構成などはほとんど別物であり、キャラクターイラストに山田章博を起用するなど、血の輪廻をベースに新規に作られたオリジナル作品ともいえる。BGMも血の輪廻の曲をアレンジしたものが多い(本作での新曲もある)。表7面+裏3面。~ ちなみに『血の輪廻』は海外では宗教上の関係でリメイクした本作として発売せざるを得なく、後の『悪魔城ドラキュラ Xクロニクル』が発売されるまでステージクリア型の悪魔城ドラキュラXをプレイする唯一の手段だった。 **血の輪廻との比較 本作はSFCアクションゲームの中では普通の出来だが、オリジナルである『血の輪廻』のPCエンジン・CDROMゲームならではの魅力的な部分が、SFCというハード性能の制約のため、削除及び変更されており、微妙扱いもされている。しかし逆にXXにしかない演出や効果音の向上などもあり、一長一短である。 -操作性 --本作では大ジャンプ(方向キー+ジャンプボタン)と小ジャンプ(ジャンプボタン→方向キー)の使い分けが可能となっている。ステージも明らかにこの二つのジャンプを使い分ける構造になっているため、このジャンプアクションを使いこなせないと攻略にかなり苦労する事になるが、使いこなせれば攻略方法もかなり変わってくるため、XXの個性ともいえる。 --それに加え、ジャンプの横方向への移動速度が、歩行よりも速いという他の悪魔城とは違った癖があり、ジャンプ滞空もふわっとしていて慣れるまでとまどう。ちなみに、全編バック転だけで進むのがもっとも速く進める。 -グラフィック --PCEの濃い目の色使いから、全体的に落ち着いたゴシック調の色合いになった。透過で炎の揺らめきを再現していたり、時計塔など血の輪廻よりもグラフィックが良くなったステージなどもある。 -マリアが使えませぬ --12歳にして主人公リヒターよりも強かったマリアプレイがばっさりとカットされており、プレイキャラはリヒターのみ。マリアというキャラクター自体は救出できるキャラとして存在するが、アネットの妹と設定が変更されている。 -BGM --ハード性能の違い故仕方がないことだが、どうしてもCD-DAである輪廻に比べると劣る。ただ、SFC作品としては相当頑張ってる方で、SFC後期の作品のためか音質も良い。 --ちなみにステージ構成が変わっているため、「幽霊船の絵」など輪廻とは曲の使われ所が違うとこもある。 -効果音 --血の輪廻ではPCEの内臓音源を使用していたために鞭の音が「チコッチコッ」という気の抜ける攻撃音になる事もあったが、今作では全編通してハッキリと聴こえる痛快な攻撃音に変わっている。 --攻撃音と同様に鞭の音に鎖の効果音が追加され、より鎖状の鞭を振っているという感じが出ており演出面がアップしている。 -ステージ、敵の削減 --CD-ROMの大容量を生かした輪廻に比べるとステージ数が少し減っている。 --敵もかなり削減されており、輪廻でドラキュラの参謀役として登場したシャフトやボスラッシュステージもない。 --死神は登場するが、キャラ救出の成否により後述のカーミラとの2ルートに分かれるため、進め方次第ではまったく遭遇しない。 -ビジュアルシーン、ボイスの削除 --当然ながらアニメーションデモシーンのキャラ救出や伯爵の会話は削除され、代わりに一枚絵でこれが表現されている。またアネット、マリア以外の他の2人の救出キャラは無かったことにされた。 **総評 以上のことから、PCエンジンの血の輪廻を知る者にとってはマイナーチェンジともいえる。だが輪廻と比較しなければジャンプ操作性の違い以外はあまり問題となるようなことはなく、格段にアップした難易度や、グラフィック表現技術などSFC作品としては優れてる点も多い。むしろPCEのギャルゲー風潮に乗った輪廻の軟派な部分がごっそりスポイルされ硬派になっているので、硬派ゲーマーには好評である。~ 『悪魔城ドラキュラ Xクロニクル』発売後、オリジナルの血の輪廻はVCの配信などで比較的容易にプレイが可能になっているが、XXはXクロニクル内でのオリジナルゲームとして収録されず、プレミア化等の被りを受けて現行機でのプレイが困難になっている現状である。 **XXとしてのオリジナリティ -マルチエンディング。誰も救出できない、マリアのみ救出、マリアとアネット救出と3パターンがある。なおアネットの救出に失敗するとステージ6のボス戦でカーミラとして襲ってくる。 -アイテムクラッシュの中のクロスと時計の2つのみ本作でしか見られないモーションとなっている。 -オープニングやエンディングなどは本作オリジナルのグラフィック絵とBGMが使われている。 -輪廻のアニメ絵では海外に受け入れられないと判断されたためか、パッケージやデモ画像の絵にはプロのイラストレーターの山田章博を起用している。 -XXではアネットのデザインが紫髪から金髪に、マリアがロングヘアーからショートカットに変更されている(服も変更)。なお血の輪廻の真のリメイク作品である『悪魔城ドラキュラX クロニクル』では、おおむね輪廻ではなくXXのデザインが採用されている。 -シリーズでは珍しく、伯爵戦のステージが穴だらけで非常に足場が悪い。 --その為、ファンからは「真のラスボスは穴」と揶揄される事もある。 -アネット・カーミラの関係など、のちのXクロニクルに引用されたXXオリジナルの演出などもある。
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/2353.html]]に移転しました。''

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: