人名6・や行~(以下全て敬称略)

あ・い / う~お / か行 / さ行 / た行 / な行 / は行 / ま行 / や~わ行



矢川 忍(やがわ しのぶ)

ほぼシューティング専門のゲームプログラマー。
キッド所属時に『サマーカーニバル'92 烈火』、ライジング所属時に『バトル』シリーズ、現在はケイブで『鋳薔薇』シリーズなど、難解な作品ばかり生み出している。
手がけた作品は内部構造が非常に緻密だが、どれもこれも人を選ぶ。特に『バトルガレッガ』以降は「ランクゲー」ばかりで、どれもこれも難解なシューティング、クソシューティングとして名が挙がりやすく、『矢川シュー』と揶揄されることも多い。
実際、ガレッガの誤ったイメージである「得点を稼ぐために自殺」を実装してしまったり桁数不足で発売数週間でカンスト達成が全国で多発し新バージョン無償交換を余儀なくされたりと色々あった『バトルバクレイド』、劣化ガレッガ化によってケイブファンにもバトルシリーズ好きにも首を傾げられた『鋳薔薇』、尋常ではないランクの上がり幅と残機無限バグで擁護不能の出来になった『ピンクスゥイーツ』、難易度は抑えられ遊びやすくなったが今度は2周目突入でエクステンドが止まるバグが出た『むちむちポーク!』などは、シューターの間でも問題児と言われることが多い。
また、烈火の頃から現在でも必ずと言って良いほどラスボス最終形態が「小さなボスが異常に激しい曲調のBGMの中狂ったような攻撃を必死に繰り出す」というものになりがちで作曲者がその趣味に付き合わされる*1、メーカー問わずスコアなどの情報を表示する部分のレイアウトが毎回ほぼ同じ*2など、自分の趣味を押し通す面もかなり目立つ。
他にもガレッガで調子に乗りすぎて池田恒基に注目され『怒首領蜂』誕生の遠因になるなど、シューターを名乗る人間にとっては良くも悪くも避けて通れない大人物といえる。
『むちむちポーク!』以後は長らく音沙汰が無くついに引退かと思われていたが、単純に一プログラマーとして作品に参加したり、既存作品のアレンジで手腕を振るったりで未だ活躍中。
相変わらずのランクゲーでありながら今まで以上にランクを分かりやすく簡潔な形で導入し、初級者から上級者まで幅広いプレイスタイルに対応することにある程度成功した『怒首領蜂大復活ブラックレーベル』や、Xbox360の限界に迫る超弾幕と表示化けを起こすほどの超エフェクトで見るものを圧倒、烈火魂の健在ぶりを見せ付けた『エスプガルーダII ブラックレーベル』アレンジモード等、アレンジ仕事は概ね好評なものが多い。

矢口 真里(やぐち まり)

1983年生まれ。元“モーニング娘。”であり、歌手・女優・メディアなど様々な分野で活躍しているマルチタレントである。自身の浮気により離婚した事でも有名。
blogなどでよく「私○○が好きで~」などと発言しているが、そのにわかぶりが酷く周囲から失笑を買っている。
以下、矢口真里の伝説的にわか発言集(抜粋)

レッドカーペット取材にて 子供の頃からお笑い系が大好きで、はっきり言ってオタクレベルです
アニマックス取材にて 子供の頃からアニメが大好きで、アニマックスさんで一日中アニメ見る日も多々あります
ファミ通取材にて 子供の頃からゲームが大好きで、一日中ゲームして過ごす日も多々あります
blogにて 子供の頃から漫画が好きで、芸能界では2~3位になれる位漫画持ってます
ジグソーパズル大使任命にて ジグソーパズルが本当に好きなので、一日大使に任命されてめちゃくちゃ嬉しいです
フィギュアを語る 昔からフィギュアが大好きで、女性芸能人では2位になれる位集めてます
ディズニーリゾートを語る ディズニーリゾートが大好きで、年に100回以上行っている
デジモンのキャラデザを体験して 学生の頃からノートの端に絵を描くが大好きで、オリジナルデジモンのストックも何個かあるのでデザインに困ったら提供してもいい

これらのにわか発言によりユーザーから著しく嫌われており、「『レイトン』に出たい」発言が飛び出すや否や「矢口が『レイトン』に出たら買うのをやめる」というユーザーが現れた程。
最近は『龍が如く4』に出演したり、「『FFXIII』のヴァニラの声優をやりたかった」などと発言したり、『ソラトロボ・それからCODAへ』の宣伝部長に任命されたりと、その暴走は止まる事を知らない。
ヴァニラに関しては「ヴァニラは私そっくりなのでびっくりしました!」とも言っている*3。当然『FF』ファンはもとよりそれ以外の層からも「何様だこの女」「似てねえだろ」「自意識過剰」とまで叩かれている。
この他にも「ゲームをやらない人にはわからないでしょうけど~」などといった感じで、前述の通り自身はにわか丸出しなのにゲーマー以外の人間を見下したような発言もある。ゲーマーからも「にわかのくせに偉そうに言うな」と怒りを買っている。最近では『ブレイブリーデフォルト』について「いたって単純明快・そして勧善懲悪なんです。」と語り、プレイヤーの総ツッコミを食らった*4
推測するに、中川翔子やケンドーコバヤシ等のオタクアイドル・オタク芸人が流行っていたのもあるため、それに便乗する形でアピールしているのだろう。当然それらのファンはにわかを最も嫌うので、叩かれるのは当然なのだが*5

なお、『ファミ通』にてエッセイを連載していたが、2015年11月19日に2年振りに掲載された。ネットハイについてトークしたが内容は推して知るべし。ちなみに同じ『ファミ通』で連載を持っている芸能人は他に伊集院光と井上聡(次長課長)がいるが、この2人は概ね好評である*6

誤解なきよう言っておくが、にわかファンであることそのものはなんら悪いことではない。何かを好きになったばかりのころなら誰でもにわかだからである。
彼女が嫌われる理由は前述の通り、公然と「好きだ!」と大量の物事に飛びついたあげくよく知らないくせに通ぶったり知ったかぶったりする鼻持ちならない言動なので、そこは間違いなきよう。

柳 ひろひこ(やなぎ ひろひこ)

キャラクターデザイナー・漫画家。主に二次創作を含めたエロ漫画で生計を立てている様である。
知る人ぞ知るゲームキャラ“チップ*7”の生みの親的存在でもある。

山内 溥(やまうち ひろし)

任天堂創業者の曾孫にして任天堂前社長。退任後は同社相談役を勤めた。50歳のときに「博」から「溥」へ改名している。
その風貌と歯に衣着せぬ物言いから「組長」と呼ばれる。関西の花札屋だった任天堂を、世界に名立たるNintendoに発展させ、テレビゲーム大国日本の礎を築いた人物である*8
博徒気質の人であり、自分の功績すらすべて運で片付けるようなところがある。社長時代にはタクシーや食品、レジャー施設などの多角経営に失敗し、任天堂を傾けたこともあった。社長を退く際には血縁でも任天堂の生え抜きでもない岩田聡氏を後任に据えるなど、大博打とも言われる逸話にも事欠かない。ただし、岩田氏の抜擢については、その後の任天堂の大躍進などを見るに正解だったようである。
典型的な「昔気質の社長」でもあり、ワンマン経営者としても名高かった。氏が社長の椅子に座っている間は、スクウェアの関係者に本社の敷居を跨がせなかった*9事でも有名。「遊びにパテントは無い*10」などの物議を醸した発言でも知られるが、ゲーム業界の未来を予見したような発言も多く、人事面でも宮本茂などの才能溢れる人材をしかるべきポストにつけるなど、人を見る目と経営手腕は確かなものがある。
また、米大リーグ球団「シアトル・マリナーズ」の危機を救ったり、病院の建設費のほぼ全額を寄付するなど慈善行為も行っている。
余談であるが、64DREAM(現:Nintendo DREAM)で『どうぶつの森』の住人「ぴろし」のモデルがこの人物だと開発者インタビューで公言したり、64DDソフト『タレントスタジオ』ではこの人物をそのまま出演させている。本人も『どうぶつの森+』において、プレイヤーへの最初の手紙を執筆した。
2013年9月19日、肺炎のため85歳で死去。

山野辺 一記(やまのべ かずき)

ゲームシナリオライター。エッジワークス代表。
古くは『スーパーヒーロー作戦』シリーズ、近年は『ラジアータストーリーズ』などそのライターとしての仕事振りには悪評が多い。この2作は決してシナリオの質は悪くはなかったのだが、前者は原作レイプのひどさが、後者は救いもへったくれも無い展開がプレイヤーの怒りを買い、悪評に繋がってしまった。
アニメ脚本にも進出しているが遂にシナリオの質自体まで悪化したのか、そこでも総じて評価は低い。特に『蒼穹のファフナー』ではあまりのシナリオ内容の不出来ぶりに中盤メインライターから降板することとなった*11。ちなみに山野辺が担当していたときのファフナーを一言で表すと「劣化『エヴァンゲリオン』」である*12
余談だが自分がシナリオを担当した『いかもの探偵-IKATAN-』でも「山ノ辺一記」として登場している。この作品のシナリオも、繰り返しのネタや手垢の付いたパロディなど無駄が多すぎる事を批判されている。
最近では『戦場のヴァルキュリア3』のシナリオを手がける。こちらはそこそこの評価を得て一定の名誉挽回を果たしたが、細かい部分に見られる設定の後付や矛盾などで旧来ファンに批判されるなど詰めの甘さは直っていないようだ。

山上 仁志(やまがみ ひとし)

任天堂企画開発部所属。パネポンシリーズの生みの親。
『ヨッシーのたまご』『ヨッシーのクッキー』などのタイトルでディレクターとして参加していた。ゲームボーイの『ヨッシーのパネポン』ではディレクターと並行してコミュニケーションプログラマーを担当、『ポケットカメラ』ではエディショナルプログラマーとして関わっており、それ以降はプロデューサーなど、マネジメントを中心としている。外部による開発作品が多いので主に外注担当と思われる。
『斬撃のREGINLEIV』『罪と罰 地球の継承者』『罪と罰 宇宙の後継者』『ディザスター デイ オブ クライシス』『伝説のスタフィーシリーズ』『どーもくんの不思議テレビ』『ファミコン文庫 はじまりの森』『FOREVER BLUE』『ぼくらはカセキホリダー』『ゼノブレイド』 『パンドラの塔』など多くの名作・良作に関わっている名プロデューサーである。 一方、『ファイアーエムブレムシリーズ』では、現在のFEシリーズの総責任者の一人・成広通と同様に元はプログラマーだったが、『烈火の剣』以降の作品にてプロデューサーを担当。『新・暗黒竜』『新・紋章』には、彼のアイディアでWi-Fi通信対戦が実装された。 しかし、FEシリーズのプロデューサーとしての評判はあまり芳しくない模様であり、他の人名項目の金田妙子、成広通込みでFEシリーズでは様々な意味で叩かれている。
「20th Anniversary ファイアーエムブレム大全」で、『ファイアーエムブレム』を海外進出させてファンを増やしたいと言い出したのはこの人物である事が判明している(これについて、成広通は「本気ですか?」と応答している。)。
自らが生み出したパネポンシリーズも近年出た物はやる気が欠けている作りで、こちらも不満を持っているユーザーも居る。
FE関連の不満ばかり挙がるが、実はかつてテレビ東京で放送されていた「スーパーマリオスタジアム(スーパーマリオクラブの第二シーズン)」の準レギュラー。「任天堂のお兄さん」的なポジションで、番組に度々出演していた。

山本健司(やまもと けんじ)

作曲家。主にTVアニメやスーパー戦隊シリーズ主題歌の編曲を手掛けてきた。ゲームでは『ドラゴンボール』関連の作品に作曲で参加している。日本を代表する作曲家であった故・羽田健太郎を師匠に持ち、自身も音楽家としては20年以上のキャリアを持つ。

長年DBゲームに関わっていた縁もあり、旧アニメ版(ドラゴンボールZ)の菊池俊輔氏に代わって2009年から2011年まで放送されたリマスター&再編集版『ドラゴンボール改』にてBGM担当として起用されたが、一部BGMが『アバター』や『ターミネーター4』等の有名な洋画のBGMに似ているという指摘をきっかけに盗作疑惑が持ち上がり、放送中に動画共有サイトにて検証動画が複数投稿された。
その後、作中に流れるBGMが盗作であることを製作元の東映アニメーションが公式に認め、クレジットが菊池俊輔氏に差し替えられたのちBGMも以降の放送(再放送)や以降発売のDVD・BDでは差し替えられている。しかし、疑惑が出てきたのは確認できるだけでも2010年5月という非常に早い段階であったにもかかわらず、発表及び差し替えは本放送が終了寸前である2011年3月と非常に遅かった。

以上の騒動から彼が関与したゲームBGMについても盗作ではないかという疑惑が持ち上がり、それらについても検証の結果『改』放送中の2010年に発売された『レイジングブラスト2』だけでなく、かつて参加したSFCやPS2のドラゴンボールゲーム作品からも洋楽やアニメなどからの盗用の可能性が非常に高いことが確認されている彼が関与した作品にはほぼ間違いなく1曲は盗用作品があると言われてもおかしくないレベルである
彼が作曲したディンプス開発の『ドラゴンボールZ』と『Z3』は、2012年にHDリマスター版が海外でのみ発売されているが、彼が作曲した楽曲はすべて差し替えられた。

『ドラゴンボール改』放映終了後は、ローカルヒーロー『シージェッター海斗』の主題歌の編曲などの活動が見られたが、ほどなく所属芸能事務所(オフィス・トゥー・ワン)からプロフィールが削除され(この騒動を受けて解雇されたと思われる)、現在の活動は不明。JCAA(日本作編曲家協会)の会員としてはいまだに名前が残っている。
しかし、上記の経緯からかつてのドラゴンボールゲーム作品のファンからは「思い出が汚された」「二度とドラゴンボールに関わるな」と蛇蝎のごとく嫌われており、業界においても信用を完全に失っているのは間違いなく、今後の活動は見られないだろうと思われる。

洋画、洋楽、洋ゲー、アニメ等盗作したと思われる楽曲の幅は広い。また、ほとんどキーや楽器を変えた程度のお粗末さで、どうして10年以上も気付かれなかったのか不思議なくらい堂々としたトレースぶり。しかもそれらのほとんどが劣化と言われるほど原典からの質の低下が著しい。さらにPS2以降のゲーム作品の楽曲は単純にドラゴンボールの雰囲気に合っていない(全く異なるジャンル・作品から引用していたのだから当然といえば当然。盗用の事実を知って以前からの違和感の正体がわかり、正に喉のつかえが取れた感じと納得した人は少なくない)など前述通りのキャリアにもかかわらず作曲家・編曲家として能力は非常に疑わしい。
その一方で疑惑が上がっていないBGMには良質なものがそろっており、特にSFCの『超武闘伝2』のピッコロ・ブロリーのBGMは高評価で、ゲームのOPも毎回ボーカルを務める影山ヒロノブの力もあって常に高い評価を得ているが、今となっては穏やかに聞けない物がある。こういった点でも同じく公式に一部楽曲が盗作と認められた作曲家・末村謙之輔に類似している部分があるが、疑惑の濃さ・常習性と関連した作品のブランド力による影響で言えばその比ではない。
現在でも「パクリではない」等の擁護がいくつか見られるがはたして…。

全くの余談だが、任天堂の作曲家である山本健「」氏とは無関係。

+ 崩壊する思ひ出の数々

箭本 進一(やもと しんいち)

ゲームライター。クソゲー本の先駆である『超クソゲー』を阿部広樹と共著し、後にユーズド・ゲームズにも参加した。ゲーム『クイズ番長』のシナリオを担当したこともある。
自称「暴力ゲームフリーク」で格闘ゲームやベルトアクションなどの論評を得意としているが、ギャルゲーへの造詣もあるようである。特にプロレスゲームに対しての感情移入のし過ぎや、褒めるところを褒め過ぎるところもあるが、概してゲームへの愛が伝わってくると評されている。

ただ亡きマイケル・ジャクソンの疑惑や奇行の噂について「全て事実だと確信している」と言う(1998年当時)など、暴言や珍言を飛ばす事もある。

吉積 信(よしづみ まこと)

元はナムコ(現・バンダイナムコゲームス)の営業職を務め、ゲームには『テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2』から本格的に関わる。その後は『テイルズ オブ』 シリーズの開発を行うナムコ子会社「ナムコ・テイルズスタジオ」に移り、同シリーズのプロデューサー(後にエグゼクティブプロデューサー)として手腕を振るう。
しかし「『シンフォニア』『ヴェスペリア』と二度にわたる移植詐欺」「作品の結末等について余計なことを言う」「自身プロデュースの作品を自分が深く関わっていない他のシリーズ作品を貶める形でやたら持ち上げる」などの問題行動が目立ち、2000年代からのシリーズ乱作なども手伝い「テイルズ オブ シリーズの価値を落とした張本人」と言われ、特に初期作ファンからは蛇蝎の如く忌み嫌われている。
2010年4月時点ではテイルズスタジオ取締役から退いている。

ラー油(らーゆ)

SIMPLEシリーズ愛好家として「絶対SIMPLE主義」というサイトと同名のブログを営んでいる人。
ただし「ラー油」は本人がラー油好きだから付いた通称であり、正式なハンドルネームは「DAIKAI-6」である。
大奥記やプロ猿をフラゲするクソゲーハンターとして有名で、レビューに名言を書いてはKOTYスレで話題になる人物。
最も本人は決してクソゲーを狙っている訳ではなく、「クソゲーを望む奴は嫌い」と言う発言も残している。メジャーな作品や続編よりB級作品や完全新作を好み、かつプレイするゲームが多いため、クソゲーにぶち当たり易いだけのようだ。*13
一方で、『修羅の門 (PS)』や『星をみるひと』を購入したり、福袋に『メジャーWii パーフェクトクローザー』が入っていなかったことを残念がるなど、伝説級のクソゲーには興味が有るようだ。
最近ではゲハブログに自身の記事が何度か転載された事に不快感を示しており、転載禁止の表示を明記するようになった*14。 また、3DS用DLソフト「ゲキヤバランナー」について「パンツで空を飛んでクツシタを集めまくるゲキヤバなゲーム登場!と宣伝した方がいいかもしれん」とTwitterにて呟いたところ、それを正式に採用された逸話もある

…それにしても多すぎる気もするが…。

和田 洋一(わだ よういち)

元スクウェア・エニックス・ホールディングス及びタイトー代表取締役社長 兼 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)会長で現在はスクウェア・エニックス会長*15。通称は「WD」。
野村証券勤務を経て、旧スクウェアの取締役・社長を歴任し、映画事業の失敗による経営難から会社を立てなおす。さらに、断絶状態だった任天堂との関係修復*16、エニックスとの合併、タイトーの子会社化、『ドラゴンクエスト』の欧州展開*17を実現する等の成果を挙げた。
しかし、同社の売上至上主義的な方向性*18、『FFXIV』『Front Mission Evolved』の悲惨な評価、自らの発案で立ち上げた海外ゲームローカライズレーベル「SQUARE ENIX EXTREME EDGES」の微妙では済まないローカライズ連発による海外ゲーム愛好者からの批判*19、自社ブランドゲームの過度なソーシャルゲーム化*20などに見られるように、次第に失策が多く見られるようになった。特に『FFXIV』の件は、自社の株価を急落させ、会社の信用を大きく傷つけた上に、同じくオンライン作品となった『ドラゴンクエストX』の出来を不安視させてしまう事態になった*21
また、元々ゲーム業界とは無縁の人間だったためか、インタビューで「10年後ゲームソフトは消える」「360版FFXIIIプレゼント」「バグは発売してからユーザーに直させる」「東京都の条例が入ろうとCEROがあるから大丈夫」「ゲームの開発力が弱くなっている」「この業界は悪い意味で若すぎる」等の経営者として迂闊かつ無知ともとれる発言が多く見られた*22
結果として、直接クソゲーを作ったクリエイターでもないのに、これほどゲーマーに嫌われたゲーム会社の人間がいただろうかというほど悪い意味で有名な社長となり*23、会社の評判と併せて激烈な批判を受けていた。元々は危機的状況に陥った旧スクウェアの経営再建のために金融業界から招かれた人物であり*24、それが済んだ後にクリエイティブな経営を推し進める能力には欠けていたと言うことだろう。
2013年3月26日、社の経営危機に伴ない代表取締役社長を退任。後任に松田洋祐氏を迎える事が発表された。
ちなみに、Twitterでゲーム業界に関する発言も行っているのだが、KOTY用語集にも記述されている2chの荒らし「BE」による被害を受けたことがある。



*1 バトルガレッガのラスボスに関しては、作曲者である並木氏の提案もあり、あのような狂ったモノになったらしい。

*2 もっとも、これはかつてのナムコやタイトーのゲームでもよく見られた手法ではあるが…。

*3 「声優をやりたかった」などと言ったのはこのため。

*4 『ブレイブリーデフォルト』は「何が正しいのかを自分で確かめる」ことがテーマとして据えられており、単純明快でも勧善懲悪でもない。

*5 最近ではテレビ番組においても「好きなもの多すぎ」と堂々と突っ込まれた事もある。

*6 伊集院については非難する声も少なくないが、そもそも2人ともゲーマーとして有名である。

*7 ミニスカートが良く似合う“6歳”の幼女で、“穿いているパンツを惜しげもなく披露”してくれるのがファンの間では有名だが彼女自体は(これでも)“一般向け”である。代表作は『チップちゃんキィーック!』など。

*8 非電源ゲームにおいても、世界初のプラスチックトランプや、正式な版権許諾を得たディズニートランプを発売させるなど、日本のカードゲーム文化の発展に多大な寄与をしている。博打の道具と見られがちだったトランプや花札が子供も出来る健全な遊びへとイメージチェンジしていった日本のカードゲーム史においても「欠かせない人物」と言えるだろう。

*9 スクウェアが『FFVII』でPSに移行する際N64に対して公然とハード批判を行ったため。無関係な商売敵ならともかく、これまでサードとしてソフトを開発して来た企業に対するこの行いは後ろ足で砂をかけるような行為であり激怒されるのも止むなしだろう。その後、スクウェアと任天堂の関係は極限まで冷え切った。

*10 今でも取り上げられ揶揄されたりする発言だが、これは花札・トランプメーカーの意識が色濃い時期の発言である。当然「遊び方」に特許は存在せず、テレビゲームの著作権に対する概念がまだ希薄な頃の話であり、遊び方の共有を前提にした発言であった。しかし、上記の通り堂々と他社のコピーゲームを出しておきながら、80年代に入って自社製の大ヒット作『ドンキーコング』にコピーゲームが作られた後に厳しくのぞむようになり、「テレビゲームの著作権」のあり方について方針を変え、著作権厳守の姿勢を明確なものとした。昨今の著作権に厳しい同社の姿勢を語る上で引き合いによく出される発言である。

*11 その後、メインライターが文芸統括の冲方丁に交代した後は一気に評価が跳ね上がった。

*12 ただし、前半のシナリオがなければ後半の爆発はなかっただろう、という声も少なからず存在する。また冲方への交代も更迭ではなく、既定路線だったのではないかという説もある。

*13 この辺りは本人も自覚しているらしく「絶対面白いとわかっているものよりも面白いかどうかサッパリ解らないものを優先してしまうようだ」とブログに記述してある。

*14 さらに記事内容を改変された上で転載された事もある。

*15 スクウェア・エニックス・ホールディングスはグループの持株会社であり、スクウェア・エニックスはスクエニHDの子会社でゲーム事業などを担当している。

*16 そもそもはスクウェア側の不義理(山内氏の項を参照)が原因であり、任天堂携帯機でソフトを出せないという経営上の問題を抱えてしまった。子会社の取締役が「土下座してなんとかなるものなら、いくらでもしますよ」と発言したように関係修復は絶望視されていただけに、先方の社長交代を糸口にして断絶状態を解消したのは極めて大きい成果だと言える。

*17 『DQ』シリーズは合併まで海外展開を本格的に行っておらず、良くても北米市場での展開程度だった。その北米でもシリーズ作はあまり出してはいなかった。

*18 商売なのだから売上至上主義を掲げる事自体は決して間違ってはいない。しかし、リストラのやりすぎによる2000年代後半の明らかな開発力低下、自身の公約を破ってまで強行した『FFXIII』のマルチ化やXbox360独占のRPG等のように、氏の場合は売上に繋がらないので問題視される。

*19 『CoD MW2』が特に有名だが、さすがにこれが応えたのか以降は微妙ローカライズは少なくなった他、ソフトによっては字幕版と吹き替え版の2バージョンが発売されるようになっている。

*20 これ自体は特に悪い事とは言い切れず、どちらかというとソーシャルゲーム自体の悪印象から単純に批判されている傾向が強い。

*21 『DQX』は結果的に杞憂に終わったが。なお、単純にオンライン化して欲しくなかったという声も大きい。

*22 オフィシャルのツイッターで一般人と喧嘩したりもしていた。ここまでいくと逆に面白い。

*23 ゲハにおいて和田氏の話になるとソニー派、任天堂派、マイクロソフト派が一致団結して氏を叩いたという伝説すらある。

*24 実際その仕事はこの上なく完璧にこなしている。