忘却からの帰還 創造論/ID論 [旧サイト]内検索 / 「IC_還元不可能な複雑さで、Beheは何を検証するのか」で検索した結果

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  • IC_還元不可能な複雑さで、Beheは何を検証するのか
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 還元不可能な複雑さ 還元不可能な複雑さで、Beheは何を検証するのか 進化論サイドに立つ哲学者Elliott SoberはDr. Michael Beheのいう還元不可能な複雑さ(Irreducible Complexity)がインテリジェントデザインを検証するものではないと指摘する: Defenders of ID often claim to test their position by another route, by criticizing the theory of evolution. Behe (1996) contends that evolutionary processes cannot produce “irreducibly complex” adaptations; since we o...
  • 還元不可能な複雑さ
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 還元不可能な複雑さ(Irreducible Complexity) 「還元不可能な複雑さ」とはインテリジェントデザイン理論家Dr. Michael Beheが1996年に、漸進進化不可能性の証拠として提唱した概念である。 Systems are irreducibly complex if removing any one part destroys the system s function. Irreducible complexity in organisms indicates they were designed. もし、部品を一個でも取り除くとシステムの機能が失われるなら、そのシステムは還元不可能に複雑である。生物器官にある還元不可能な複雑さは、それがデザインされたことを示す。 [M...
  • IC_還元不可能な複雑さは創造科学のネタ
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 還元不可能な複雑さ 還元不可能な複雑さは創造科学のネタ インテリジェントデザイン"理論"の中心的な概念にDr. Michael Beheの「還元不可能な複雑さ」がある。これは創造科学のパクリであり、Dr. Michael Beheのオリジナルではない。 還元不可能案な複雑さは創造科学のネタである 次のパラグラフは、インテリジェントデザインの生化学担当Dr. Michael Beheの"還元不可能な複雑さ"(Irreducible Complexity)の説明のように見える: The problem is simply whether a complex system, in which many components function unitedly togeth...
  • IC_還元不可能に複雑なネズミ捕り
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 還元不可能な複雑さ 還元不可能に複雑なネズミ捕り 数少ない生物担当インテリジェントデザイン理論家Dr. Michaerl Beheは自らが提唱する概念"Irreducible Complexity(還元不可能な複雑さ)"をネズミ捕りのアナロジーを使って定義している。 なので、ネズミ捕り分解コンテストな状況になってしまった。その中で、もっとも見事に、ネズミ捕りの仮想進化経路を定めて見せたのがJohn H. McDonaldだった。 It is not my purpose here to point out all of the philosophical flaws in Behe s argument; this has been done thoroughly in many of ...
  • CB200_2 血液凝固は還元不可能な複雑さを持つ
    批判サイド 創造論者の主張 Claim CB200.2 The biochemistry of blood clotting is irreducibly complex, indicating that it must have been designed. 血液凝固の生化学は還元不可能な複雑さを持つので、それが設計されたはずであることを示す。 Source Behe, Michael J., 1996. Darwin s Black Box, New York The Free Press, pp. 74-97. Response 血液凝固系は手頃な長い重合ブリッジ[分子間の橋かけ]なら何をでも使って組み立てることで、出現する。有効ではあるが全く異なった部品の中で、全く異なった役割を果たしてた部品から、複雑なシステムが構成された多くの例があ...
  • CB200_4 免疫系は還元不可能な複雑さを持つ
    批判サイド 創造論者の主張 Claim CB200.4 The human immune system is irreducibly complex, indicating that it must have been designed. 人間の免疫系は還元不可能な複雑さを持つので、それがデザインされたはずであることを示す。 Source Behe, Michael J., 1996. Darwin s Black Box, New York The Free Press, pp. 117-139. Response 人間の免疫系の補体系は還元不可能に複雑ではない。尾索類には機能する補体系があるが、カスケードの部品を欠いている。 遺伝子重複や他の役割を果たす分子のコオプションのような一般的なメカニズムにより、免疫系は自然に進化可能である(Kas...
  • IDEAFAQ 還元不可能な複雑さ
    創造論サイド インテリジェントデザイン文献 IDEA CenterのFAQ Primer Irreducible Complexity in a Nutshell 還元不可能な複雑さ In The Origin of Species, Charles Darwin wrote 種の起源でチャールズ・ダーウィンは書いている If it could be demonstrated that any complex organ existed which could not possibly have been formed by numerous, successive, slight modifications, my theory would absolutely break down. もし、多数の連続的な小さな変化によって形成できな複雑な器官が...
  • CI102 還元不可能な複雑さはデザインを示す
    批判サイド 創造論者の主張 Claim CI102 Systems are irreducibly complex if removing any one part destroys the system s function. Irreducible complexity in organisms indicates they were designed. もし、部品を一個でも取り除くとシステムの機能が失われるなら、そのシステムは還元不可能に複雑である。生物器官にある還元不可能な複雑さは、それがデザインされたことを示す。 Source Behe, Michael J., 1996. Darwin s Black Box, New York The Free Press. Response 還元不可能な複雑さ(Irreducible comp...
  • IC_還元不可能な複雑さの"God of the Gaps"な反証可能性
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 還元不可能な複雑さ 還元不可能な複雑さの"God of the Gaps"な反証可能性 インテリジェントデザイン理論家Dr.William A. Dembskiは、インテリジェントデザインは反証可能だと主張した: Intelligent design is eminently falsifiable. Specified complexity in general and irreducible complexity in biology are within the theory of intelligent design the key markers of intelligent agency. If it could be shown that biological systems li...
  • CB200 幾つかの生物システムは還元不可能に複雑さを持つ
    批判サイド 創造論者の主張 Claim CB200 Some biochemical systems are irreducibly complex, meaning that the removal of any one part of the system destroys the system s function. Irreducible complexity rules out the possibility of a system having evolved, so it must be designed. 幾つかの生化学システムは還元不可能に複雑であり、これはシステムから部品を1個取り除くとシステムは機能を失うこと意味する。還元不可能な複雑さはシステムが進化した可能性を除外するので、それはデザインされたはずだ。 Source Behe, Mi...
  • CB200_3 細胞内のタンパク質輸送は還元不可能な複雑さを持つ
    批判サイド 創造論者の主張 Claim CB200.3 The biochemistry of protein transport within a cell is irreducibly complex, indicating that it must have been designed. 細胞の中のタンパク質輸送の生化学は還元不可能な複雑さを持つので、それが設計されたはずであることを示す。 Source Behe, Michael J., 1996. Darwin s Black Box, New York The Free Press, pp. 98-116. Response Beheがシステムの複雑さを記述しているが、タンパク質輸送は複雑である必要はない。幾つかのタンパク質は自らの分泌を指示できるので、輸送メカニズムは必要ない(Us...
  • IC_還元可能な単純なシステムは還元不可能に複雑なシステムを創る?
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 還元不可能な複雑さ 還元可能な単純なシステムは還元不可能に複雑なシステムを創る? Soberが衝いたものは、最小インテリジェントデザイン理論が神の存在を要求していることというより、インテリジェントデザイナーを定義しないことがもたらす論理の破綻かも。 還元不可能な複雑なシステムをデザインするのは還元可能な単純なシステム? Elliot Sober "Intelligent Design and the Supernatural -- the God or Extraterrestrials Reply.", Faith and Philosophy, forthcoming. これでSoberが最小インテリジェントデザイン理論 Sober If a sy...
  • "還元不可能に複雑な"血液凝固系の分解
    批判サイド インテリジェントデザイン批判 "還元不可能に複雑な"血液凝固系の分解 「仮説をつくる・仮説に基づく予測を作る・実験/観察によって予測を検証する」という科学のループがクールに回った例に、「血液凝固系」がある。 この血液凝固系は、インテリジェントデザイン理論家Dr. Michael Beheが自著"Darwin s Black Box"で、還元不可能に複雑(進化不可能)と論じたものである。これが分解されたことにより「還元不可能に複雑」という概念が役に立たないことも示された。 以下は、この研究をPanda s ThumbのIan Musgraveが紹介したエントリの和訳である。 Ian Musgrave "Behe vs Lampreys A modest proposal (2008/05...
  • CB200_1 細菌の鞭毛は還元不可能な複雑さを持つ
    批判サイド 創造論者の主張 Claim CB200.1 Bacterial flagella and eukaryotic cilia are irreducibly complex, Since nonfunctional intermediates cannot be preserved by natural selection, these systems can only be explained by intelligent design. バクテリアの鞭毛と真核生物の睫毛は還元不可能な複雑さを持つ。自然淘汰では機能しない中間形態は存在し得ないので、これらのシステムはインテリジェントデザインのみで説明できる。 Source Behe, Michael J. 1996. Darwin s Black Box, New York The Free P...
  • Herbert Spencerと還元不可能な複雑さ
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 還元不可能な複雑さ Herbert Spencerと還元不可能な複雑さ Robert J. Richardsは、インテリジェントデザイン理論が主張している概念「還元不可能な複雑さ」に関して、それ以前に主張していた人物として、Herbert Spencerを挙げる。 Among the more famous early instances of an argument from "irreducible complexity" (although not by that name), there was the long-running argument by Herbert Spencer that the huge antlers of the Irish Elk together with ...
  • IC_還元不可能に複雑な「血液凝固系」とCasey Luskinの自転車のアナロジー
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 還元不可能な複雑さ 還元不可能に複雑な「血液凝固系」とCasey Luskinの自転車のアナロジー インテリジェントデザイン"理論"は、"理論"の中にアナロジーが含まれている。アナロジーは理論の一部とはならないという批判に対しても、十分有効だと言い張った。そのため、逆のアナロジー側で戦うという、お笑いが発生してきた。 == アナロジーは理論の一部になれない そして、今回はインテリジェトデザインの本山たるDiscovery InstituteのCasey Luskinが新たなアナロジーのネタ"自転車"を持ち出して、血液凝固系は還元不可能に複雑だと言い張ろうとした。 この血液凝固系は進化生物学者Russell Doolittleによって...
  • Falsifiable: Beheの「インテリジェントデザインの反証可能性」
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 反証可能性をめぐって Beheの「インテリジェントデザインの反証可能性」 インテリジェントデザイン理論家Dr. Michael Beheは、2005年のKitzmiller v. Dover Area School District Trialの証言で、実際に実験すれば原理的にはインテリジェントデザインは検証・反証可能だと述べている。 In fact, intelligent design is open to direct experimental rebuttal. Here is a thought experiment that makes the point clear. In Darwin’s Black Box, I claimed that the bacterial flagellu...
  • アナロジーは理論の一部になれない
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 デザインの検出 アナロジーは理論の一部になれない インテリジェントデザイン"理論"が、普通の科学な理論と違う大きなポイントのひとつに、「アナロジーによる議論」がある。 The signs of intelligence that occur in human artifacts and biological systems are not merely analogous. They are isomorphic, for we find the exact same form of specified complexity in each. 人間による人工物と生物システムにあるインテリジェンスの徴候は、単なる類似ではない。それは同形である。何故なら、まったく同じ形態の指定された複雑さを...
  • Jason Rosenhouseの科学者は複雑な生物システムが漸進的に進化したことに何故、自信を持っているのか?
    批判サイド インテリジェントデザイン批判 Jason Rosenhouseの「科学者は複雑な生物システムが漸進的に進化したことに何故、自信を持っているのか?」 James Madison Universityの数学科の Jason Rosenhouse 準教授の連載コラム CSICOP Evolution and Creation から、「 Why Are Scientists Confident that Complex Biological Systems Evolved Gradually? (科学者は複雑な生物システムが漸進的に進化したことに何故、自信を持っているのか?)」を紹介する。 Jason Rosenhouse "Why Are Scientists Confident that Complex Biological Syste...
  • ID Dembskiの"科学とデザイン"
    創造論サイド インテリジェントデザイン文献 Dembskiの"科学とデザイン" William A. Dembski "Science and Design", First Things October 1, 1998 Science and Design (科学とデザイン) By William A. Dembski First Things October 1, 1998 ガリレオとニュートンの物理学がアリストテレスの物理学を書き換えると、科学者たちはその決定論的な自然法則の発見によって世界について説明しようとした。ボーアとハイゼンベルクの量子物理学がガリレオとニュートンの物理学を次に書き換えると、科学者たちは我々の宇宙の説明に決定論的な自然法則を確率過程で補完しなければならないと認識した。ジャック・モノー...
  • Review Dembskiの科学とデザイン
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 文献レビュー? Dembskiの"科学とデザイン"を読む インテリジェントデザインの本山 Discovery InstituteのCSC(Center for Science and Culture) のページに 必読文献 なるものが挙げられている。内容は一般向けのつもり(数学のわかる理系でないとわからないネタではなく)のものだ。この中から、数学/神学担当Dr. William Dembskiの Science and Design (科学とデザイン)(1998年10月1日)を読む。執筆時期は少し古いが、Dr. Dembskiという人の思いがよくわかる。 == 全文訳 人間の倫理の依って立つところ 「科学とデザイン」というこのドキュメントの最後付近にある次の一節がDr. ...
  • MN Soberに反論するDembskiと仲間たち
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 方法論的自然主義をめぐって Soberに反論するDembskiと仲間たち 哲学者Soberの哲学の論文 に対して、さっそくインテリジェントデザイン理論家Dr. William DembskiのブログUncommon Descentで、Dembskiと仲間たちが反論している。 虚空へ反撃しつつ、自爆するDaveScot 哲学者Soberの哲学の論文に、あわてて反論しようとするから、虚空を斬ってしまうDaveScotによる1本目。 2006年4月16日付けのエントリ「 Deconstructing Sober 」で、DaveScotは、Soberが提示した最小インテリジェントデザイン理論が超自然インテリジェントデザイナーの存在を結論する8ステップの論理パターンそのものに斬りこんでいる。斬...
  • 竹内薫氏のインテリジェントデザインは「生命の起源の話」だという斬新な見方
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 インテリジェントデザインでないもの 竹内薫氏のインテリジェントデザインは「生命の起源の話」だという斬新な見方 竹内薫氏がインテリジェントデザインについて、次のようなことを書いている: 宇宙のどこかに知的設計者がいて、その知的設計者がたとえばDNAを設計して、生物を創りだしたという説なんですね。(p.161) 一方の知的設計説は、起源そのものについての話です。(p.166) 「なんらかの知的生命体が生命の種をまいた」みたいな話は、グレーゾーンの仮説としてはアリだと思うんですよ。(p.167) 起源から後の話は進化論で説明するしかないということを教えるのが、おそらくいちばんよい方法だと思います。(p.168) [竹内薫 99.9%は仮説(2006)] 竹内薫氏によれば、 イン...
  • IC_Soberはインテリジェントデザイン理論が神の存在を要求していることを示す
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 還元不可能な複雑さ Soberは「インテリジェントデザイン理論が神の存在を要求している」ことを示す University of Wisconsin の哲学科 Elliot Sober教授 が、インテリジェントデザイン理論が宗教であることを証明するPaperをまもなくPublishした: Elliot Sober "Intelligent Design and the Supernatural -- the God or Extraterrestrials Reply.", Faith and Philosophy, forthcoming. 今日はこのPaperを読むことにする。 まずはアブストラクトから: Abstract When proponents...
  • インテリジェントデザイン概説
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 とりあえずインテリジェントデザイン 復習インテリジェントデザイン インテリジェントデザインが科学ではない理由 インテリジェントデザインの定義あれこれ インテリジェントデザインのビッグテント構想 用語集 インテリジェントデザイン理論 インテリジェントデザインの基本用語「還元不可能な複雑さ (Irreducible Complexity)」「指定された複雑さ(Specified Complexiy / Complex Specified Information)」「デザインの検出」について: 還元不可能な複雑さ デザインの検出 NFL定理(の意図的誤用)NFL定理をめぐるDembski E. Tellgrenによる、DembskiのNFL定理誤用批判 David Wolpertによる、DembskiのNFL定理誤用批判...
  • MN 哲学者SoberによるID理論は宗教であるという判定
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 方法論的自然主義をめぐって 哲学者SoberによるID理論は宗教であるという判定 University of Wisconsinの哲学科Elliot Sober教授が、インテリジェントデザイン理論が宗教であることを証明するPaperを2007年にpublishした。 Elliot Sober "Intelligent Design and the Supernatural -- the God or Extraterrestrials Reply." Faith and Philosophy, 2007, 24 72-82. Abstract When proponents of Intelligent Design (ID) theory deny that th...
  • STS学者Steve Fullerは方法論的自然主義を拒否する
    fKumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 方法論的自然主義をめぐって STS学者Steve Fullerは方法論的自然主義を拒否する 方法論的自然主義(Methodological Naturalism)とは「仮説の説明および検証は自然原因および自然現象によってのみ行われる」という「方法論」であり、科学の原則となっている。ここで「自然」とは「自然法則の逸脱たる超自然ではない」という意味である。 この方帆論的自然主義をめぐって、2005年の「インテリジェントデザインを公立学校の理科の授業で教えることは政教分離原則違反であると判決された」Kitzmiller v. Dover裁判で、STS学者Steve Fullerはインテリジェントデザイン側の専門家証言者として、「方法論的自然主義は科学の原則ではない」と発言した。 [ Kitzmiller v....
  • Jason Rosenhouseの論争を教えるべきか?
    批判サイド インテリジェントデザイン批判 Jason Rosenhouseの「論争を教えるべきか?」 James Madison Universityの数学科の Jason Rosenhouse 準教授の連載コラム CSICOP Evolution and Creation から、「 Does Should We “Teach the Controversy”? (我々は論争を教えるべきか?)」を紹介する。 そもそもこの"Teach the Controversy"とは、Discovery Instituteとその他のインテリジェントデザイン支持者たちによって考案され、指導されている戦略とキャンペーンの名称である。1999-2000のカンザス州教育委員会における、公立学校の授業でインテリジェントデザインを教えることについての議論において...
  • FAQ_IDEA_short1
    創造論サイド インテリジェントデザイン文献 IDEA Center FAQ (short-1) 大学にインテリジェントデザインを広める IDEA Center の インテリジェントデザインFAQ から、"Short Answer"を集めた。 現在はインテリジェントデザインの本山たる Discovery Institute に勤めているCasey Luskinが主として執筆したと思われるFAQで、「仮説と検証」あたりに特徴が出ている。 全文は長いので、ショートアンサーにKumicitコメントを付けてみた。 インテリジェントデザインとは何か?(What is intelligent design theory?) Intelligent design is a scientific theory which seeks to det...
  • CI101 複雑さはインテリジェントデザインを示す
    批判サイド 創造論者の主張 Claim CI101 Complexity indicates intelligent design. 複雑さはインテリジェントデザインを示す。 Response これは典型的な "Argument from incredulity"(疑いからの論) である。複雑さは普通は、理解困難であることを意味している。しかし、誰かがそれがどうやって出来たかを理解できないことは、それがデザインされたと結論できることを意味しない。逆に、理解の欠如はデザインであるか否かを結論できないことを示している。還元不可能な複雑さや複雑で指定された情報(CSI)は「複雑さはデザインを示す」という主張の特殊形態である。これらは同じく "Argument from incredulity"(疑いからの論) である。 ...
  • CB200_5 AMP合成のための代謝経路は進化するには複雑すぎる
    批判サイド 創造論者の主張 Claim CB200.5 The metabolic pathway for AMP synthesis is too complex to have evolved. It requires several intermediate steps, and it is highly improbable that all of the steps could have evolved simultaneously. AMP合成のための代謝経路は、進化するにはあまりに複雑である。それにはいくつかの中間のステップを必要とするので、そのステップの全てが同時に進化できたということはありそうにない。 Source Behe, Michael J., 1996. Darwin s Black Box, New York The Free P...
  • CF001_4 熱力学第2法則は複雑さを組織することについての法則であって、エントロピーについての法則ではない
    批判サイド 創造論者の主張 Claim CF001.4 The second law of thermodynamics allows higher order (lower entropy) to appear locally, but it still disallows organized complexity. For example, it allows highly ordered arrangements such as "aaaaaaaaaaaaaaaaa . . ." to originate, but not complex ordered arrangements such as the words on this page. 熱力学第2法則は高い秩序(低いエントロピー)が局所的に現ることを許しているが、組織化された複雑さを禁じ...
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    目次(SEESAA) Kumicitのコンテンツ Who s Who インテリジェントデザイン概説 復習インテリジェントデザイン デザインの検出 方法論的自然主義をめぐって 反証可能性をめぐって フロントローディングをめぐって 還元不可能な複雑さ シミュレーション・アーギュメント インテリジェントデザインの神学 STSとしてのインテリジェントデザイン 自然選択をめぐって 創造論ネタ 6日間の創造 Apearance of Age 機械論的ノアの洪水 ノアの箱舟の発見 種類(kind) 反進化論州法動向 2001年以降の反進化論州法案集 裁判関連 世論調査 各国情勢 英国情勢 欧州情勢 トルコ情勢 韓国情勢 宗教とインテリジェントデザ...
  • Steve Fullerのインテリジェントデザインについての立場
    Kumicitのコンテンツ STSとしてのインテリジェントデザイン Steve Fullerのインテリジェントデザイン支援活動 インテリジェントデザインは創造論ではない 「 インテリジェントデザインは創造論ではない 」というのがインテリジェントデザイン運動の公式な立場である。これは、公立学校の理科の授業に侵入するために、絶対に崩せない建前である。しかし、STS学者Steve Fullerはその建前を守れていない。 Intelligent design theory differs most markedly from other versions of creationism by the emphasis it places on complexity. The two leading intelligent design theorists, Michael B...
  • FAQ_IDEA_short3
    創造論サイド インテリジェントデザイン文献 IDEA Center FAQ (short-3) 大学にインテリジェントデザインを広める IDEA Center の インテリジェントデザインFAQ から、"Short Answer"を集めた。 現在はインテリジェントデザインの本山たる Discovery Institute に勤めているCasey Luskinが主として執筆したと思われるFAQで、「仮説と検証」あたりに特徴が出ている。 全文は長いので、ショートアンサーにKumicitコメントを付けてみた。 インテリジェントデザインは19世紀にHumeとDarwinに論破されたWiiliam Paleyのデザイン論の焼き直しか? (Isn t intelligent design just a rehash of William P...
  • Jason RosenhouseのIDと創造論に何か重要な違いがあるか
    批判サイド インテリジェントデザイン批判 Jason Rosenhouseの「IDと創造論に何か重要な違いがあるか」 個人ブログ EvolutionBlog でも多くのインテリジェントデザインや創造論を批判するエントリをポストしているJames Madison Universityの数学科の Jason Rosenhouse 準教授は、 CSICOP IntelligentWatch に連載コラム Evolution and Creation を持っていた。その中から「 Are there any important differences between Intelligent design and Creationism? (インテリジェントデザインと創造論に何か重要な違いがあるか?)」を紹介する: Jason Rosenhouse "A...
  • インテリジェントデザイン:進化論の科学的代案(4)
    創造論サイド インテリジェントデザイン文献 インテリジェントデザイン:進化論の科学的代案 Kumicitのコメント このエッセイ「インテリジェントデザイン:進化論の科学的代案」とその著者たちの立ち位置 エッセイの著者は iD.net =Intelligent Design Network という非営利組織を主宰するカンザス州に住むWilliam S. Harris博士とJohn H. Calvert法学博士である。このIntelligent Design Networkは、インテリジェントデザイン理論を製造・販売する立場ではなく、応援団という立場にある。 インテリジェントデザインの本山たるDiscovery InstituteのDr. William A. DembskiやDr. Stephen MeyerそしてCasey Luskinたちはある程度、言葉を選ぶ必要が...
  • インテリジェントデザイン:進化論の科学的代案(2)
    創造論サイド インテリジェントデザイン文献 インテリジェントデザイン:進化論の科学的代案 インテリジェントデザイン:進化論の科学的代案 インテリジェントデザインを支持する証拠 デザイン理論に対する証拠は、デザインを肯定する証拠と、自然主義理論を否定する証拠から構成されます。前述のように、もし2つしか可能な説明方法がないなら、一方に否定的な証拠は、他方に肯定的な証拠となります。 外見のデザイン(Apparent Design) おそらく、もっとも直接かつ無視できないデザインの証拠は、生命システムのデザインの外見です。私たちが矢尻をみつけたり、人間の眼を研究したりするときに直感的にその証拠を存出します。宇宙のデザインについて、アリストテレス、ソクラテス、プラトン、コペルニクス、ガリレオ、ニュートン、ベーコン、ボイル、およびアインシュタインにさえ納得させた証拠です。 つい最...
  • SA_シミュレーション・アーギュメントと遭遇したDiscovery Institute
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 シミュレーション・アーギュメントとインテリジェントデザイン シミュレーション・アーギュメントと遭遇したDiscovery Institute シミュレーション・アーギュメント 順列都市 インテリジェントデザイン で触れたように、インテリジェントデザインは「ここがシミュレーションであることを証明する」方法を対象にしているという意味で、シミュレーション・アーギュメントの特殊ケースと考えることができる。 だが、インテリジェントデザイン運動な人々は、哲学・論理学やSFなどに疎いようで、このシミュレーション・アーギュメントの存在に気付いたのは2007年のことだった。きっかけはNew York Timesの報道: John Tierney "Findings Our Lives, Controlle...
  • Falsifiable: Dembskiの「インテリジェントデザインの反証可能性」
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 反証可能性をめぐって Dembskiの「インテリジェントデザインの反証可能性」 インテリジェントデザイン理論家Dr.William A. Dembskiによる、「インテリジェントデザインの反証可能性」は「インテリジェントデザイン理論がデザインだと主張するものが、進化論で説明されたら、インテリジェントデザインは反証された」というものだった: Intelligent design is eminently falsifiable. Specified complexity in general and irreducible complexity in biology are within the theory of intelligent design the key markers of intell...
  • Jason Rosenhouseのどうやって悪い科学の論を見つけるか
    批判サイド インテリジェントデザイン批判 Jason Rosenhouseの「どうやって悪い科学の論を見つけるか」 James Madison Universityの数学科の Jason Rosenhouse 準教授の連載コラム CSICOP Evolution and Creation から「 How Do You Spot A Bad Scientific Argument? (どうやって悪い科学の論を見つけるか?)」を紹介する。 これまでのJason Rosenhouse助教授の連載は、創造論者の論をまっとうに切り返す形だった。それに対して、今回はちょっと違ったアプローチをしている。 Jason Rosenhouse "How Do You Spot A Bad Scientific Argument? " どうやって悪...
  • IDEAFAQ どのようにデザインを検出するのか
    創造論サイド インテリジェントデザイン文献 IDEA CenterのFAQ FAQ How do we Detect Design? どのようにデザインを検出するのか? The Short Answer We detect design by looking for the tell-tale signs that an intelligent agent acted. Intelligent agents tend to produce specified complexity when they act. We can then seek to detect design by looking for that specified complexity. Using an "explanatory filter" helps u...
  • 創造論者の攻撃に対して"共通祖先"が無傷である理由
    創造論サイド 創造論者の文献 創造論者の攻撃に対して"共通祖先"が無傷である理由を語る"若い地球の創造論者"Todd Wood 進化論は科学的には正しいと言う"若い地球の創造論者"Todd Woodは、科学理論におけるハイレベルとロウレベルの関連を説明する。 まずTodd Woodはハイレベルな考えとして「共通祖先」を例にする。 Take for example the idea that species evolved from a common ancestor. This is a very simple high level idea that lots of people thought of before Darwin. There are several observations t...
  • 反証可能性をめぐって
    Kumicitのコンテンツ インテリジェント概説 反証可能性をめぐって 反証可能性をめぐって インテリジェントデザインの反証不可能性 インテリジェントデザイン"理論"はつきつめれれば「進化論で説明できなければ、それはデザインだ」という主張である。この形式論は"Nagative Argument"と呼ばれ、主張する仮説そのものではなく、考えられるすべての仮説が成り立たないことを証明することで、間接的に自説を証明する。 従って、その証明はとっても困難なものになる。そして、多くの場合、「考えられるすべての仮説」が「現状の通常科学の理論ひとつ」で、「成り立たないことの証明」が「現状の通常科学の理論で説明がついていない」という形式に陥る。これは詭弁のひとつ"God of the gaps"論(科学で説明できないも...
  • Falsifiable: Discovery Instituteの「インテリジェントデザインの反証可能性」
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 反証可能性をめぐって Discovery Instituteの「インテリジェントデザインの反証可能性」 インテリジェントデザインはつまるところ「進化論で説明できないものはデザインだ」というものである。このような"Negative Argument"形式の定義であるインテリジェントデザインは「進化論で説明できないと見られていたものが、進化論で説明できた」ことによって、反証されることになる。 たとえば、インテリジェントデザイン理論家Dr. William Dembskiはまさしく、そのような形式の反証可能性を掲げている。 == Dembskiの「インテリジェントデザインの反証可能性」 もちろん、Popperの意味で、これは「インテリジェントデザインの反証可能性」ではない。...
  • IDEAFAQ
    創造論サイド インテリジェントデザイン文献 IDEA CenterのFAQ IDEA CENTER FAQ IDEA CENTERとは IDEA CENTER とは、現在はDiscovery InstituteのスタッフであるCasey Luskinと他2名がUCSDに設立した学生クラブ"IDEA Club"を母体として組織されたキリスト教非営利法人である。事実上は、Discovery Instituteがインテリジェントデザインを大学に広めるためのWebサイトである。 IDEA CENTERのFAQの記述形式と特徴 "Short Answer"と"Long Answer"から構成される。文体・内容はCasey LuskinによるDiscovery Instituteのブログ記事のノリ。おそらく、そ...
  • Jason Rosenhouseの進化には、熱力学問題があるか
    批判サイド インテリジェントデザイン批判 Jason Rosenhouseの「進化には、熱力学問題があるか?」 James Madison Universityの数学科の Jason Rosenhouse 準教授の連載コラム CSICOP Evolution and Creationから、「 Does Evolution Have a Thermodynamics Problem? (進化には、熱力学問題があるか?)」を紹介する。 「進化は熱力学第2法則に反する」というのが今も変わらない創造論のデフォな主張である[ie. ChristianAnswers.Net ]。もちろん、FAQな誤りだ CF001 熱力学第2法則は進化を禁じる CF001_1 放置された系は必然的に無秩序になる CF001_2 熱力学第2法則および無秩序への傾向はユニバー...
  • アナロジーが理論の一部を構成するインテリジェントデザイン
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 デザインの検出 アナロジーが理論の一部を構成するインテリジェントデザイン インテリジェントデザインを大学に広めるIDEA CenterのFAQは論としてのアナロジーの有効性を主張している。 アナロジーでインテリジェントデザイン理論は正しいというのは適切か?(Is it appropriate to justify intelligent design theory via analogies?) Arguments by analogy can be valid if there is sufficient similarity between the case in the analogy and the actual case. Intelligent design theory postulates tha...
  • Herbert Spencerとインテリジェントデザイン
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 Herbert Spencerとインテリジェントデザイン 時計職人(Watchmaker)のアナロジーを用いて、自然の複雑さは神によるデザインを意味すると論じた英国の護教論者で哲学者、Willam Paley((1743~1805)を、インテリジェントデザインは源流としている。一方、インテリジェントデザイン運動は、社会的ダーウィニズムの始祖として、Herbert Spencerを敵視している。 しかし、Spencer自身はインテリジェントデザインに近い主張もしていた。 Spencer indeed supported a laissez-faire ideology and sought to apply Darwin s ideas to the social realm, but radically al...
  • インテリジェントデザインが科学ではない理由
    Kumicitのコンテンツ インテリジェントデザイン概説 インテリジェントデザインが科学ではない インテリジェントデザインが科学ではない理由 宗教の欠落はナチズムをもたらすという理論と化してきているインテリジェントデザインだが、もともとは旧世紀初頭の聖書創造論に始まる創造論の系譜。当然のことながら、インテリジェントデザイン"理論"は"Theistic Science"を自称するとおり、科学とは違う範疇に属する。 何が違っているのかを、 Science for All Americans Chapter 1 THE NATURE OF SCIENCE ( 第1章 科学の本質 )に従って見ていこう。 [1-9] 科学はあらゆる問題に完全な解答を与えられる訳ではない 科学的な方法による有効な調査ができない多くの...
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