球根は以下の6種類の総称であるが、狭義には鱗茎だけをさす。塊根と担根体以外の四種は植物学的には地下茎である。
鱗茎(りんけい) 短縮茎に葉(鱗葉)が重なり合い層状になっているものと、肥厚化した鱗葉が瓦状に重なったものがある。
ユリ、ヒガンバナ、チューリップ、ヒヤシンス、タマネギ、ニンニクなど
球茎(きゅうけい) 茎自身が肥大化し球状になったもので、葉鞘が乾燥した薄皮で包まれているもの。
クロッカス、グラジオラス、フリージア、アヤメ、サトイモ、コンニャクなど
塊茎(かいけい) 短縮した地下茎自身が肥大化し球状になったもので、薄皮で包まれていないもの。
シクラメン、アネモネ、ベゴニア、チョロギ、ジャガイモなど
根茎(こんけい) 水平方向に伸びた地下茎が肥大化したもの。
カンナ、ハス(レンコン)、ショウガなど
塊根(かいこん) 根が肥大化したもの。
ダリア、サツマイモ、キャッサバなど。
担根体(たんこんたい) 根でも茎でもない、ヤマノイモ属に特有の器官。
ヤマノイモ、ナガイモ等のヤムイモ類。
最終更新:2009年09月25日 19:33