作成:佐藤ぶそあ 修正:九条イズミ ◇大部品: 幻影使い(盟約魔法版) ・部品: 幻を見せる者(盟約魔法版)(修正) 玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。 幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。 ・部品:幻影使いに必要な信仰と盟約(新規) 幻影を司る赤のオーマの長である赤の赤を信仰し、盟約を結んだもののみが幻影を扱うことができる。そのため、幻影使いを志すものは、まず赤の赤を信仰し、盟約を結ぶ必要がある。 幻影を司る赤の赤に魔力と祈りを捧げ(A式)、幻影を生み出す(B式)。 オーマは本来人には優しくないが、それでも力をお借りせなばならない。であれば、最大限に敬意を払い、礼儀を尽くさねばならない。 ・部品:幻影の制限(新規) 幻影魔法は幻影を作り出す魔法であり、直接相手に作用するものではない。 幻影はあくまで幻影であり、いくら真に迫っていても、触れはしないし、匂いもしない。 <ここから下はいじってません。> ■大部品: 幻影を使いこなす修行6年 部品: 日常における世界の観察 幻影を出すにはイメージが重要となる。 幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。 部品: 動かない物の幻影作る 幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。 果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。 部品: 生き物を再現する 動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。 例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。 幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。 部品: 自分の幻影を出す 生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。 人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。 また、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。 部品: エレメントを表現する エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。 触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。 部品: 複数の幻影を操る 他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。 幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。 部品: 幻影で物を覆う 他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。 これはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。 自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。 部品: 虚実を交えた幻影術 幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。 本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。 例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。 例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。 何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。 ■大部品: 幻影使い装束 ・部品: シルクハット 紳士服の正装に合わせて被ることが多い帽子。円筒状のトップとそれをぐるりと囲むシンプルなつばによる特徴的なシルエットがある。 また、手品師などが燕尾服と合わせて衣装とすることが多く、正装ではなく一つのステージ衣装として認識されることも多い。その経緯から、性別に関係なく被ることもある。 部品: 指輪 指にはめるリング型の装飾品。リング部分は金属製のものや木製のものなどがあり、表面に細工が掘られることもある。また、宝石があしらわれることも多い。 単純な装飾品としての意味合いだけでなく、婚約指輪や結婚指輪など、特定の意味合いを付与されることもある。 低物理域においては常に身に着けることができる魔法の触媒となっていることもある。 一本の指に複数個はめることや、それぞの指に一個ずつはめることもできるが、見た目が豪華となるだけで指輪としての性能が上がるわけではない。