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玄霧藩国の魔法医/提出書式 - (2017/07/29 (土) 15:30:21) のソース

*部品構造

-大部品: 玄霧藩国の魔法医 RD:36 評価値:8
--大部品: 森国人(玄霧藩国版) RD:8 評価値:5
---大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2
----部品: 長い耳
----部品: やせぎすの体
----部品: 長い髪
---部品: 皮の服(普段着)
---部品: 瞑想通信を使うことが出来る
---部品: 基本の職業適正
---部品: 森国人の習慣
---部品: 生物資源の生産能力
--大部品: 魔法医(職業) RD:24 評価値:7
---大部品: 医師としての基盤 RD:17 評価値:6
----大部品: 現代医としての知識と技能 RD:10 評価値:5
-----部品: 人体への理解
-----部品: 基礎医学の心得
-----部品: 地域医療の実地実習経験
-----部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
-----部品: 一次救命処置能力
-----部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力
-----部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
-----部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
-----部品: 臨床研修で得た経験
-----部品: 6年間の医学生生活
----大部品: 医師の心得 RD:6 評価値:4
-----部品: 医療関連ルールを遵守する
-----部品: 生涯を人道に捧げる誓い
-----部品: 患者へ尽力する誓い
-----部品: 公平で公正な治療行う誓い
-----部品: 人命尊重の誓い
-----部品: 医者という職業への誓い
----部品: 臨床経験で知る限界
---大部品: 魔法の力を借りる RD:2 評価値:1
----部品: 森国人の魔法の素養
----部品: 科学的な医療技術とは異なる
---部品: TLOの封印
---大部品: 魔法による治療 RD:3 評価値:2
----部品: 術式
----部品: 刺青
----部品: 魔法医としての修行
---部品: 医師の基本の上に積まれる修行
--大部品: 魔法医の装備 RD:4 評価値:3
---部品: 白衣
---大部品: 魔法医の携行装備 RD:3 評価値:2
----部品: 往診鞄
----部品: 応急処置セット
----部品: 銀のメス



*部品定義

**部品: 長い耳
長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、大体耳の先がとがっている。勿論のこと、耳は頭に右耳、左耳の一つずつしかないため、複数つけることはできない。

**部品: やせぎすの体
種族的な特徴として肥満体になりにくいのか、森国人にはやせぎすのものが多い。筋肉がつかないわけではない。これを複数つけると、尋常じゃなく痩せてしまうことになるのでまともに動けない。 

**部品: 長い髪
髪型や髪の色はおおむね自由(好きに変えてよい)だが、男女問わず長髪が多い。なお、髪が何本あっても、少なくても、まとめてRDは1である。

**部品: 皮の服(普段着)
基本的には皮製品の服装を好む。必要に迫られたり、職業によってはこの限りではない。この部品を複数つけても、重ね着して着ぶくれるだけで特に意味はない。

**部品: 瞑想通信を使うことが出来る
森国人の特徴として、瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想が必要のため、この部品を複数つけると逆に効率が悪くなる。 

**部品: 基本の職業適正
理力使い(魔法使い)、忍者、整備士、医師に適性があるとされる。個人の素養にも左右される。適正の有無を表現するものであるため、個人の努力なしには職業にはつけない。もちろん、適正・素養が複数あっても同様である。 

**部品: 森国人の習慣
自然を大事にし、森を切り開かないまま森の中に村を築く。木造(樹木をそのまま使う)建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。心構えを表現するものであるため、この部品を複数つけることはできない。 

**部品: 生物資源の生産能力
種族的特徴として、日々の生活を送る中で生物資源(動物性・植物性の資源)を得る技能に長けている。この部品を複数つけると、過労で倒れる。

**部品: 人体への理解
医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。

**部品: 基礎医学の心得
人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学医学生時代に加えて学ぶ必要がある。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。


**部品: 地域医療の実地実習経験
医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。

**部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。
清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。
また一時創傷に対する縫合などの基本的な手技も同様に求められる。

**部品: 一次救命処置能力
医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。
この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。
救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。
C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。

**部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力
医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。
このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。

**部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。
患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。
いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。

**部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。
これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。

**部品: 臨床研修で得た経験
一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。
臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。

**部品: 6年間の医学生生活
医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。
これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、
同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。
なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。


**部品: 医療関連ルールを遵守する
医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。

**部品: 生涯を人道に捧げる誓い
医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。

**部品: 患者へ尽力する誓い
医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。


**部品: 公平で公正な治療行う誓い
医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである


**部品: 人命尊重の誓い
医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。

**部品: 医者という職業への誓い
医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。

**部品: 臨床経験で知る限界
医師として修練を積み厳しく能力を鍛え上げて出た現場で、患者を救えない場面に遭遇することもある。現代医療を修めた者だからこそ知る、科学的治療の限界はある。

**部品: 森国人の魔法の素養
森国人とは元来魔法適性の高い種族であるとも言える。森の民であり、自然・精霊と交感し、瞑想通信を使うことができる。森国人の中に魔法による医療(治癒)を行いうる素質を持つ者が多く存在することは知られている。素質は素質であり、実際に使えることとは厳格に一線を画す。

**部品: 科学的な医療技術とは異なる
魔法医療は科学的な医療アプローチに限界を感じた者のうち、たまたま魔法の素養を強くもっていたものが、運良く、魔法による治癒という玄霧藩国の一部部族に伝承されていたまったく別系統の治癒技術と出会い、それを習得するために力を尽くした結果得られたスキルである。

**部品: TLOの封印
魔法医療と科学医療の技術を融合することは危険であることは知られており、固く禁じられている。つまり魔法術式の中に科学的情報を組み込むことは禁忌であり、伝統的医療に携わる者にそれを試みる者はいない。
一旦医師としての”科学”教育を受けた者も、魔法医療技術の習得を目指すとき、例えば医療情報機械(バイタルモニター)などの科学的アプローチとは絶縁する。実際問題として、魔法による治療はそれら”高物理”と位置づけられる電子機器のノイズなどと非常に相性が悪く集中の邪魔となる。魔法治療を行うとき、彼らは自然物とふれあうことを必要とし、それらの息吹から完全に閉ざされた中で行使することはほぼ不可能となる。


**部品: 術式
魔法の行使には術式が必要であり、術式には理論とルールがある。物理科学とはまったく異なる体系ではあるものの、そこには学問が存在する。行使するためには、術者が正しい状態で正しく術式を唱えることが必要となる。玄霧藩国において魔法による高度な治療術式は秘伝であり、口伝である。素養をもつ者が、正しく伝承を受けることで行使することが可能になる。

**部品: 刺青
魔法医療を修めた者は身体に刺青のように見える模様をもっている。実際に墨を入れているのかどうかは定かではない。(一説にはボディペイントであるという話もある。)この模様を施すことで精霊との対話がしやすくなるとか、魔除けのようなものだと言う噂もあるが、魔法医療自体が神秘のヴェールに包まれている状態で、彼ら自身が科学的に分析されることを当然好まず、真相は霧の向こうに閉ざされている。

**部品: 魔法医としての修行
魔法医療の修行は伝統的に深い森の奥で行われる。水と樹木、生命の息吹を深く感じ取ることのできる場で、外界の雑事から意識を切り離すためだと言われている。すでに述べたように、魔法術式は電子ノイズと相性が悪いため、初期の修練にそれを極限まで廃するのは”理にかなっている”と言えよう。

**部品: 医師の基本の上に積まれる修行
魔法術式は適切な結果を求めるために的確に術式を選択して行使されなければならないものであり、医療として行われる際にも正しい人体知識を必要とするが、医師としての学習を終えている者が魔法医の学びに入るときその学習過程は自然とスキップされつつより高度な治療結果を得ることができるのは当然の結果である。
その上で、魔法を発動させうるレベルに精神の集中を高めるのは、各個人の素質によって再現性が異なるため物理化学の学びよりさらに困難なものとなる。切り替えができない者はここで脱落していく。

**部品: 白衣
医師であることを示すため白衣を着用している者が多い。白衣の下は標準的な森国人の服装として、身体にぴったりついた革の胴衣とブーツを着ており、医療現場できびきびと動き回れることを身上としている。重ね着しても邪魔になるだけである。

**部品: 往診鞄
基本的な医療処置のための器具を詰めて、いつでも掴んで持ち出せるように準備してある。清潔と安全性を保つため、一定期間ごとに内容の点検と入れ替えの管理が行われている。肩掛けベルトがあり、移動中はもちろん、使用するときも両手を空けて鞄の中身を取り出すことができる。やや重みは増すが、丈夫で長く使える革製の鞄が好まれる。

**部品: 応急処置セット
包帯、止血帯、消毒薬、聴診器。魔法医は医師でもあり、また常に魔法を使っているわけでもない。魔法の行使とは、都度精神力、集中力、そして時間を必要とするものであり、術式行使を妨げない器具は、治療の時間を短縮するためにも普通にこれを用いる。逆に、科学的アプローチがまったく使えない状況(いわゆる低物理領域)で使えなくなる人工合成的な素材はこれを使わないように留意している程度である。聴診器はそういった意味で使う場所を選ぶが、使えないときは使えないなりになんとかする。

**部品: 銀のメス
小刀ともいう。化膿を予防するための傷の切開縫合などに使うため革のホルダーに納めて持ち歩かれる。銀には魔除けの効果もあり、いざというときの護身にも用いることができる。



*提出書式

  大部品: 玄霧藩国の魔法医 RD:36 評価値:8
  -大部品: 森国人(玄霧藩国版) RD:8 評価値:5
  --大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2
  ---部品: 長い耳
  ---部品: やせぎすの体
  ---部品: 長い髪
  --部品: 皮の服(普段着)
  --部品: 瞑想通信を使うことが出来る
  --部品: 基本の職業適正
  --部品: 森国人の習慣
  --部品: 生物資源の生産能力
  -大部品: 魔法医(職業) RD:24 評価値:7
  --大部品: 医師としての基盤 RD:17 評価値:6
  ---大部品: 現代医としての知識と技能 RD:10 評価値:5
  ----部品: 人体への理解
  ----部品: 基礎医学の心得
  ----部品: 地域医療の実地実習経験
  ----部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
  ----部品: 一次救命処置能力
  ----部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力
  ----部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
  ----部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
  ----部品: 臨床研修で得た経験
  ----部品: 6年間の医学生生活
  ---大部品: 医師の心得 RD:6 評価値:4
  ----部品: 医療関連ルールを遵守する
  ----部品: 生涯を人道に捧げる誓い
  ----部品: 患者へ尽力する誓い
  ----部品: 公平で公正な治療行う誓い
  ----部品: 人命尊重の誓い
  ----部品: 医者という職業への誓い
  ---部品: 臨床経験で知る限界
  --大部品: 魔法の力を借りる RD:2 評価値:1
  ---部品: 森国人の魔法の素養
  ---部品: 科学的な医療技術とは異なる
  --部品: TLOの封印
  --大部品: 魔法による治療 RD:3 評価値:2
  ---部品: 術式
  ---部品: 刺青
  ---部品: 魔法医としての修行
  --部品: 医師の基本の上に積まれる修行
  -大部品: 魔法医の装備 RD:4 評価値:3
  --部品: 白衣
  --大部品: 魔法医の携行装備 RD:3 評価値:2
  ---部品: 往診鞄
  ---部品: 応急処置セット
  ---部品: 銀のメス
  
  
  部品: 長い耳
  長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、大体耳の先がとがっている。勿論のこと、耳は頭に右耳、左耳の一つずつしかないため、複数つけることはできない。
  
  部品: やせぎすの体
  種族的な特徴として肥満体になりにくいのか、森国人にはやせぎすのものが多い。筋肉がつかないわけではない。これを複数つけると、尋常じゃなく痩せてしまうことになるのでまともに動けない。 
  
  部品: 長い髪
  髪型や髪の色はおおむね自由(好きに変えてよい)だが、男女問わず長髪が多い。なお、髪が何本あっても、少なくても、まとめてRDは1である。
  
  部品: 皮の服(普段着)
  基本的には皮製品の服装を好む。必要に迫られたり、職業によってはこの限りではない。この部品を複数つけても、重ね着して着ぶくれるだけで特に意味はない。
  
  部品: 瞑想通信を使うことが出来る
  森国人の特徴として、瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想が必要のため、この部品を複数つけると逆に効率が悪くなる。 
  
  部品: 基本の職業適正
  理力使い(魔法使い)、忍者、整備士、医師に適性があるとされる。個人の素養にも左右される。適正の有無を表現するものであるため、個人の努力なしには職業にはつけない。もちろん、適正・素養が複数あっても同様である。 
  
  部品: 森国人の習慣
  自然を大事にし、森を切り開かないまま森の中に村を築く。木造(樹木をそのまま使う)建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。心構えを表現するものであるため、この部品を複数つけることはできない。 
  
  部品: 生物資源の生産能力
  種族的特徴として、日々の生活を送る中で生物資源(動物性・植物性の資源)を得る技能に長けている。この部品を複数つけると、過労で倒れる。
  
  部品: 人体への理解
  医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。
  
  部品: 基礎医学の心得
  人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学医学生時代に加えて学ぶ必要がある。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。
  
  
  部品: 地域医療の実地実習経験
  医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。
  
  部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
  医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。
  清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。
  また一時創傷に対する縫合などの基本的な手技も同様に求められる。
  
  部品: 一次救命処置能力
  医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。
  この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。
  救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。
  C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。
  
  部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力
  医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。
  このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。
  
  部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
  医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。
  患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。
  いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。
  
  部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
  一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。
  これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。
  
  部品: 臨床研修で得た経験
  一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。
  臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。
  
  部品: 6年間の医学生生活
  医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。
  これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、
  同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。
  なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。
  
  
  部品: 医療関連ルールを遵守する
  医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。
  
  部品: 生涯を人道に捧げる誓い
  医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。
  
  部品: 患者へ尽力する誓い
  医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。
  
  
  部品: 公平で公正な治療行う誓い
  医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである
  
  
  部品: 人命尊重の誓い
  医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。
  
  部品: 医者という職業への誓い
  医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。
  
  部品: 臨床経験で知る限界
  医師として修練を積み厳しく能力を鍛え上げて出た現場で、患者を救えない場面に遭遇することもある。現代医療を修めた者だからこそ知る、科学的治療の限界はある。
  
  部品: 森国人の魔法の素養
  森国人とは元来魔法適性の高い種族であるとも言える。森の民であり、自然・精霊と交感し、瞑想通信を使うことができる。森国人の中に魔法による医療(治癒)を行いうる素質を持つ者が多く存在することは知られている。素質は素質であり、実際に使えることとは厳格に一線を画す。
  
  部品: 科学的な医療技術とは異なる
  魔法医療は科学的な医療アプローチに限界を感じた者のうち、たまたま魔法の素養を強くもっていたものが、運良く、魔法による治癒という玄霧藩国の一部部族に伝承されていたまったく別系統の治癒技術と出会い、それを習得するために力を尽くした結果得られたスキルである。
  
  部品: TLOの封印
  魔法医療と科学医療の技術を融合することは危険であることは知られており、固く禁じられている。つまり魔法術式の中に科学的情報を組み込むことは禁忌であり、伝統的医療に携わる者にそれを試みる者はいない。
  一旦医師としての”科学”教育を受けた者も、魔法医療技術の習得を目指すとき、例えば医療情報機械(バイタルモニター)などの科学的アプローチとは絶縁する。実際問題として、魔法による治療はそれら”高物理”と位置づけられる電子機器のノイズなどと非常に相性が悪く集中の邪魔となる。魔法治療を行うとき、彼らは自然物とふれあうことを必要とし、それらの息吹から完全に閉ざされた中で行使することはほぼ不可能となる。
  
  
  部品: 術式
  魔法の行使には術式が必要であり、術式には理論とルールがある。物理科学とはまったく異なる体系ではあるものの、そこには学問が存在する。行使するためには、術者が正しい状態で正しく術式を唱えることが必要となる。玄霧藩国において魔法による高度な治療術式は秘伝であり、口伝である。素養をもつ者が、正しく伝承を受けることで行使することが可能になる。
  
  部品: 刺青
  魔法医療を修めた者は身体に刺青のように見える模様をもっている。実際に墨を入れているのかどうかは定かではない。(一説にはボディペイントであるという話もある。)この模様を施すことで精霊との対話がしやすくなるとか、魔除けのようなものだと言う噂もあるが、魔法医療自体が神秘のヴェールに包まれている状態で、彼ら自身が科学的に分析されることを当然好まず、真相は霧の向こうに閉ざされている。
  
  部品: 魔法医としての修行
  魔法医療の修行は伝統的に深い森の奥で行われる。水と樹木、生命の息吹を深く感じ取ることのできる場で、外界の雑事から意識を切り離すためだと言われている。すでに述べたように、魔法術式は電子ノイズと相性が悪いため、初期の修練にそれを極限まで廃するのは”理にかなっている”と言えよう。
  
  部品: 医師の基本の上に積まれる修行
  魔法術式は適切な結果を求めるために的確に術式を選択して行使されなければならないものであり、医療として行われる際にも正しい人体知識を必要とするが、医師としての学習を終えている者が魔法医の学びに入るときその学習過程は自然とスキップされつつより高度な治療結果を得ることができるのは当然の結果である。
  その上で、魔法を発動させうるレベルに精神の集中を高めるのは、各個人の素質によって再現性が異なるため物理化学の学びよりさらに困難なものとなる。切り替えができない者はここで脱落していく。
  
  部品: 白衣
  医師であることを示すため白衣を着用している者が多い。白衣の下は標準的な森国人の服装として、身体にぴったりついた革の胴衣とブーツを着ており、医療現場できびきびと動き回れることを身上としている。重ね着しても邪魔になるだけである。
  
  部品: 往診鞄
  基本的な医療処置のための器具を詰めて、いつでも掴んで持ち出せるように準備してある。清潔と安全性を保つため、一定期間ごとに内容の点検と入れ替えの管理が行われている。肩掛けベルトがあり、移動中はもちろん、使用するときも両手を空けて鞄の中身を取り出すことができる。やや重みは増すが、丈夫で長く使える革製の鞄が好まれる。
  
  部品: 応急処置セット
  包帯、止血帯、消毒薬、聴診器。魔法医は医師でもあり、また常に魔法を使っているわけでもない。魔法の行使とは、都度精神力、集中力、そして時間を必要とするものであり、術式行使を妨げない器具は、治療の時間を短縮するためにも普通にこれを用いる。逆に、科学的アプローチがまったく使えない状況(いわゆる低物理領域)で使えなくなる人工合成的な素材はこれを使わないように留意している程度である。聴診器はそういった意味で使う場所を選ぶが、使えないときは使えないなりになんとかする。
  
  部品: 銀のメス
  小刀ともいう。化膿を予防するための傷の切開縫合などに使うため革のホルダーに納めて持ち歩かれる。銀には魔除けの効果もあり、いざというときの護身にも用いることができる。