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大神殿」(2008/12/09 (火) 00:44:39) の最新版変更点

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#divid(layout_sh){ #center(){ #image(shrine.jpg) *《大神殿と大神官(と、御神体) 作:アポロさん》 &br() |LEFT:L:大神殿={| |LEFT:t:名称=大神殿(施設)| |LEFT:t:要点=大神殿,大神官| |LEFT:t:周辺環境=市場,都市| |LEFT:t:評価=HQ,継承| |LEFT:t:特殊={| |LEFT:*毎ターン生産フェイズに資金+5億を得る。| |LEFT:*大神殿内では蘇生判定時に評価修正+8を得る。| |LEFT:*大神殿内では悪意ある侵入者に対抗する際、評価修正+6を得る。| |LEFT:*HQにより、蘇生判定時に評価修正+3を得る。| |LEFT:*継承により、資金獲得量が+5億される。| |LEFT:}| |LEFT:t:次のアイドレス=大神官(職業4),ターニ=キルドラゴン(ACE),結界都市(施設),レムーリアへの道(イベント)| |LEFT:}| } 「 な、なんじゃこりゃー!!」 「なにって、大神殿ですよ」 #right(){ 赤レンガ詰め所から帰還した瞬間に叫ぶ藩王と答える摂政の図 70707002 } ---     話は数日前、もっとすると数十日前に捲き戻る。 --- 医療先進国を自負する玄霧藩国としては、他国の医療技術に負けない為に、 医師のスキルアップと共に、「大神殿」の設立を決定していた。 折りしも戦闘が激化し、そのうえ白兵しか効かないとか機械を止めるとかいった、ハチャメチャなヤツらの侵攻を受け、 更にノワール・ルージュのような状況に陥った場合に大量の死者が出る、と予測されたからである。 ついでにいうと、わんわん帝国にしか復活の場が無いのはなんとなく気に入らなかった、という意図も多少はあった。  ・・・が、しかし。 そうこうしている間に宇宙での戦闘が始まってしまい、既に手順が分かっている大神殿の建設指示だけを出し、 藩王以下の参謀は赤レンガ詰め所に向かっていった。 &color(#c0c0c0){(宇宙での戦いにおける参謀の活動は、テンダイスの「戦闘詳報 イベント96 宇宙の戦い」を見ていただくとしてここでは割愛する)} そして事後処理を終えて泥のように眠り、 ついでにほったらかしていた参謀長日誌を付け終わった彼が藩国に帰ると、 其処にはやたら発展した自分の国があった。    「なにこれ、こんなのあったっけ」 といったもんである。 --- 確かに政庁に出入りする国民も30人の大台に乗り、 今回大幅に新アイドレスの枠が貰えたのだが、 こんなにも豪勢な建物が立っていたり市場があったり都市になってたりは、 正直想定外であった。 そもそも、彼が設計主任:アポロに出した要求は、  「なんかこう、大神殿っぽく。都市とか市場とかはこう、気合で!」 というものすごいものであった。  「努力と根性と後は気合さえあれば何でも出来るんです」 とかも言った。 毎度毎度国民たちは頭を抱えているに違いないと思っていた。 ---   ここで話は冒頭に戻る。 彼が帰還して最初にしたことは叫ぶことであり、 彼の側近はしれっとそれに答えた。   とどのつまり。 #image(left,shrine0.jpg)  本当に努力と根性と、あと気合で、  大神殿を(ひいてはそのための市場や都市を)作り上げてしまったのである。 #clear 実を言うと、設計主任であるアポロは多忙を極めており、とてもじゃないが建設指揮を執る余裕はないはずであった。 にもかかわらず彼女は完璧な仕事をこなし、また他の部署も、作業は着々と進んでいると言う。 このときばかりは流石の藩王も感涙しかけたとか。 --- さて、藩王が大神殿完成を自分が見てる夢ではないことを再三敏腕摂政に確認をとった後、 大神官を任命しようと思案していたところに一人の老婆が現れる。 #image(right,oba-tyan.jpg)   見覚えが無いはずだが、   どこと無く懐かしさを感じさせる、その風貌。   そして何もかもを許容するような   穏やかな雰囲気。   ドコと無く漂う品格。 #clear 聞けば、大神殿に神官として仕えたいという申し出であった。 身元も何もわからない上に、いきなりの申し出を怪しむ国民もいたが   「医療先進国を自負するなら、老人と子供の頼みは必ず聞くものだ」 という、藩王のスジが通っているのかいないのかわからない一言で、老婆は大神官に任命された。  老婆は深々と頭を下げ、大神殿へ上っていった。  お供に大きな大きな白い蛇を連れて。 ドコからとも無く無音で現れた大白蛇に、 周囲はしばし唖然とし、次に気づいた時は、 既に大神殿の中で安楽椅子に座る老婆と、 ソレを守るようにして眠る白蛇が居た。 騒然とするも、危害を加える様子も無く、 どこかで見たあの白蛇はもはや悪いものではない、 という誰かの声により、このままにすることとした。 --- 今日も大神殿には、白蛇の背中を滑り台にする子供の声や老婆と世間話をする声、 そのほか仕事をサボって逃げてきた藩王と ソレを追いかける摂政の声が響き渡る。 #center(){ #image(oba-tyan0.jpg) <説明文:玄霧&雅戌 挿絵:アポロ&マイム> } }
#divid(layout_sh){ #center(){ #image(shrine.jpg) *《大神殿と大神官(と、御神体) 作:アポロさん》 &br() |LEFT:L:大神殿={| |LEFT:t:名称=大神殿(施設)| |LEFT:t:要点=大神殿,大神官| |LEFT:t:周辺環境=市場,都市| |LEFT:t:評価=HQ,継承| |LEFT:t:特殊={| |LEFT:*毎ターン生産フェイズに資金+5億を得る。| |LEFT:*大神殿内では蘇生判定時に評価修正+8を得る。| |LEFT:*大神殿内では悪意ある侵入者に対抗する際、評価修正+3を得る。| |LEFT:*HQにより、蘇生判定時に評価修正+3を得る。| |LEFT:*継承により、資金獲得量が+5億、蘇生判定に評価修正+3される。| |LEFT:}| |LEFT:t:次のアイドレス=大神官(職業4),ターニ=キルドラゴン(ACE),結界都市(施設),レムーリアへの道(イベント)| |LEFT:}| } 「 な、なんじゃこりゃー!!」 「なにって、大神殿ですよ」 #right(){ 赤レンガ詰め所から帰還した瞬間に叫ぶ藩王と答える摂政の図 70707002 } ---     話は数日前、もっとすると数十日前に捲き戻る。 --- 医療先進国を自負する玄霧藩国としては、他国の医療技術に負けない為に、 医師のスキルアップと共に、「大神殿」の設立を決定していた。 折りしも戦闘が激化し、そのうえ白兵しか効かないとか機械を止めるとかいった、ハチャメチャなヤツらの侵攻を受け、 更にノワール・ルージュのような状況に陥った場合に大量の死者が出る、と予測されたからである。 ついでにいうと、わんわん帝国にしか復活の場が無いのはなんとなく気に入らなかった、という意図も多少はあった。  ・・・が、しかし。 そうこうしている間に宇宙での戦闘が始まってしまい、既に手順が分かっている大神殿の建設指示だけを出し、 藩王以下の参謀は赤レンガ詰め所に向かっていった。 &color(#c0c0c0){(宇宙での戦いにおける参謀の活動は、テンダイスの「戦闘詳報 イベント96 宇宙の戦い」を見ていただくとしてここでは割愛する)} そして事後処理を終えて泥のように眠り、 ついでにほったらかしていた参謀長日誌を付け終わった彼が藩国に帰ると、 其処にはやたら発展した自分の国があった。    「なにこれ、こんなのあったっけ」 といったもんである。 --- 確かに政庁に出入りする国民も30人の大台に乗り、 今回大幅に新アイドレスの枠が貰えたのだが、 こんなにも豪勢な建物が立っていたり市場があったり都市になってたりは、 正直想定外であった。 そもそも、彼が設計主任:アポロに出した要求は、  「なんかこう、大神殿っぽく。都市とか市場とかはこう、気合で!」 というものすごいものであった。  「努力と根性と後は気合さえあれば何でも出来るんです」 とかも言った。 毎度毎度国民たちは頭を抱えているに違いないと思っていた。 ---   ここで話は冒頭に戻る。 彼が帰還して最初にしたことは叫ぶことであり、 彼の側近はしれっとそれに答えた。   とどのつまり。 #image(left,shrine0.jpg)  本当に努力と根性と、あと気合で、  大神殿を(ひいてはそのための市場や都市を)作り上げてしまったのである。 #clear 実を言うと、設計主任であるアポロは多忙を極めており、とてもじゃないが建設指揮を執る余裕はないはずであった。 にもかかわらず彼女は完璧な仕事をこなし、また他の部署も、作業は着々と進んでいると言う。 このときばかりは流石の藩王も感涙しかけたとか。 --- さて、藩王が大神殿完成を自分が見てる夢ではないことを再三敏腕摂政に確認をとった後、 大神官を任命しようと思案していたところに一人の老婆が現れる。 #image(right,oba-tyan.jpg)   見覚えが無いはずだが、   どこと無く懐かしさを感じさせる、その風貌。   そして何もかもを許容するような   穏やかな雰囲気。   ドコと無く漂う品格。 #clear 聞けば、大神殿に神官として仕えたいという申し出であった。 身元も何もわからない上に、いきなりの申し出を怪しむ国民もいたが   「医療先進国を自負するなら、老人と子供の頼みは必ず聞くものだ」 という、藩王のスジが通っているのかいないのかわからない一言で、老婆は大神官に任命された。  老婆は深々と頭を下げ、大神殿へ上っていった。  お供に大きな大きな白い蛇を連れて。 ドコからとも無く無音で現れた大白蛇に、 周囲はしばし唖然とし、次に気づいた時は、 既に大神殿の中で安楽椅子に座る老婆と、 ソレを守るようにして眠る白蛇が居た。 騒然とするも、危害を加える様子も無く、 どこかで見たあの白蛇はもはや悪いものではない、 という誰かの声により、このままにすることとした。 --- 今日も大神殿には、白蛇の背中を滑り台にする子供の声や老婆と世間話をする声、 そのほか仕事をサボって逃げてきた藩王と ソレを追いかける摂政の声が響き渡る。 #center(){ #image(oba-tyan0.jpg) <説明文:玄霧&雅戌 挿絵:アポロ&マイム> } }

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