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2007年8月10日にドラマCDが発売。2008年と2010年にはテレビアニメが放送。2009年5月には舞台が上演された。2014年1月18日に実写映画公開。アニメ新シリーズの制作発表がされている。『黒執事』(くろしつじ)は、枢やなによる日本の漫画作品。『月刊Gファンタジー』(スクウェア・エニックス刊)にて、2006年10月号から連載中。作者にとって初の長期連載作品。当初は短期連載作品の予定であり、1巻収録分(1話 - 4話)は短期連載版、2巻収録分(5話 - )からが長期連載版ということが、担当編集者のインタビュー記事により明らかにされた。累計部数は1800万部を突破している(関連書籍含む)。
登場人物舞台は19世紀末期のイギリス。名門貴族・ファントムハイヴ伯爵家の執事セバスチャン・ミカエリス。彼は日頃の執事としての業務は勿論、全てにおいて完璧。まだ年若い主人シエル・ファントムハイヴと共に裏家業である「女王の番犬」として動く。悪魔であるセバスチャンと契約をしたシエルは暗い過去を持っていた。シエルの過去や因縁、事件などに翻弄されつつ、セバスチャンとシエルは難問を解いていく。
声優名は、ドラマCD版 / テレビアニメ版。「-」は未登場。
「デビュー10周年記念 黒執事原画展〜枢 やな の世界〜」と題して、作者枢やなのデビュー10周年を記念し初の原画展が開催された。東京を始め、福岡、大阪も巡回。
レディオ・ブラックサイドで紹介しきれなかったメールなどをおまけラジオとして配信する。
詳細は「黒執事 Webラジオ ファントムミッドナイトレディオ DJCD」を参照
通称『生執事』と呼ばれている。命名は原作者の枢やな。
原作の人気エピソード「切り裂きジャック編」の舞台化。
黒執事 | |
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KUROSHITSUJI | |
監督 | 大谷健太郎 さとうけいいち |
脚本 | 黒岩勉 |
原作 | 枢やな『黒執事』 |
製作 | 上木則安 竹内成和 田口浩司 高木政臣 宮本直人 遠藤真郷 菅野信三 平野宏治 |
製作総指揮 | ウィリアム・アイアトン |
出演者 | 水嶋ヒロ 剛力彩芽 優香 山本美月 丸山智己 大野拓朗 栗原類 城田優 安田顕 伊武雅刀 岸谷五朗 |
音楽 | 松浦晃久 |
主題歌 | ガブリエル・アプリン 「Through the ages」 |
撮影 | 鰺坂輝国 |
編集 | 今井剛 |
製作会社 | 映画「黒執事」製作委員会 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
公開 | ![]() |
上映時間 | 119分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
2014年1月18日公開の日本映画。原作者・枢やな承認のもと、原作から約130年が経過した2020年のアジア某国で繰り広げられる映画完全オリジナルストーリーとなっている[3][4]。主演の水嶋ヒロは3年ぶりの映画出演で、俳優復帰作となった[5]。また、本名名義で本作の共同プロデューサーも務めている。
犯罪組織が若い女性を多数さらい監禁する倉庫内で、その組織を探る一人の少女が構成員に追及される。そこへ現れた彼女の執事は、十数名の敵を一人であっさりと殺害して彼女を救いだす。銃で撃たれても全く傷つかないこの男・セバスチャンの正体は悪魔で、彼の主人である幻蜂伯爵家の若き当主・清玄こと男装した少女の汐璃が幼い頃両親を目の前で殺害されたとき以来、死の際にその魂を食らうことと引き換えに契約を結び仕えている。映画の舞台となる2020年では、世界は西側と東側に別れ、西側を治める女王は東側某国の幻蜂家に命じて公にできないさまざまな事件を「処理」しており、彼らは当局に正体不明の「女王の番犬」として警戒されている。清玄は女王の命により、セバスチャンと共に大使館員が次々にミイラ化した遺体で発見されるという怪事件を追いつつ、いつか両親の敵を討つことを願っている。
警察の捜査資料を手に入れ、裏のルートでミイラ遺体を調べた二人は、被害者が死の前に製薬会社社長・九条新兵主催のドラッグパーティーに出席していた事実をつかむ。清玄は叔母・若槻華恵の伝手を頼り、メイドのリンとそのパーティーに潜入するが、九条に目的を見抜かれ捕らえられる。清玄はその場で、ドラッグを求める客たちにミイラ化して死に至る毒物「ネクローシス」を吸入させ、その解毒剤に群がるさまを楽しむ九条の姿を見る。だが九条は殺され、清玄たちはその場から逃げだす。清玄たちはミイラ事件の目的がこのネクローシスを使って権力を支配するテロの前哨戦であることを確信する。ミイラ化事件は世間で悪魔の仕業と恐れられており、予定される大規模な悪魔払いのミサでテロが行われる可能性があった。二人は犯人と目される武器商人・篠崎洋造を追う。しかし篠崎が殺害されスケープゴートに過ぎないことを知った清玄はその刺客たちに襲われる。
自分を守って傷を負ったリンをセバスチャンに託した清玄は、華恵とミサの会場へ向かう。華恵は突然豹変して清玄を脅し、会場近くで大量のネクローシスを拡散させる時限爆破装置を仕掛ける。清玄を救いに現れたセバスチャンは華恵が九条に不老不死の薬を生産させ、その副産物として出来たネクローシスをテロに利用していることを指摘し、華恵の執事・明石と対決する。清玄はネクローシスのカプセルを一粒割り華恵と共に毒に蝕まれるが、その行動と連携するセバスチャンに明石を倒させることに成功する。逆上した華恵は、自分が清玄の父の前妻だったが、幻蜂家の生業に関連して襲撃され流産し不妊となったために、後継ぎを求める父が華恵と別れ姉(清玄の母)と結婚したこと、それを恨んで反西側の犯罪組織による清玄の両親殺害を手引きし、不死の肉体を得て生き続けることで清玄から幻蜂家を奪おうとしていたことを暴露する。そして黒幕犯罪組織の正体を知らないと言い、清玄はショックを受ける。セバスチャンに欺かれさらにネクローシスを服用した華恵は、急激にミイラ化し肉体を消滅させ死ぬ。
その後、爆破を防ぎ人々を救うため命がけで装置を運び出す清玄をセバスチャンは冷ややかに見つめるが、彼女が自力で装置を解除し倒れたあと、解毒剤を口移しで飲ませて救う。一連の事件を追う警察外事局には問題のネクローシスが「悪魔の正体」として届けられ、それを前にした局長は、黒幕組織の紋章で手紙を封印する。屋敷に戻った清玄は、自分も含めた人間に対する失望を語る。セバスチャンは眠る彼女にその命が尽きるまで側にいることを誓い、映画は終わる。
2011年5月、水嶋に主演のオファーがされた。撮影は2013年4月1日から5月14日まで行われた。ロケ地としては幻蜂家の屋敷として佐賀県の有田ポーセリンパークが使用されたほか、北九州市、山口県など九州・西日本地域を中心にオールロケで撮影された。[11]
日本での封切りは2014年1月18日に丸の内ルーブル、新宿ピカデリー、新宿ミラノ、TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国327スクリーンで公開され、全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)では初登場4位となり、公開初週の土日2日間の成績は動員11万6,253人、興収1億4,557万3,100円を記録した[5]。
2014年6月4日発売。発売・販売元はエイベックス・ピクチャーズ。
対応機種:ニンテンドーDS『黒執事 Phantom & Ghost』のタイトルで制作。
参考サイト 黒執事wikipedia