八月二日、パンツの日

華菜「覚悟ぉっ!」ブンッ


京太郎「だからさぁ……」ヒョイ

華菜「おとなしく蹴られろよー!」

京太郎「お前はどうしていらないサービスを押し付けてくるんだ?」

華菜「は? 華菜ちゃんがお前にサービスするわけないし」

京太郎「ちなみに今日は何の日でしょう?」

華菜「……ハーブの日?」

京太郎「それでもいいけど、正解はパンツの日だ」

華菜「パンツ……お、お前、まさかまた華菜ちゃんのパンツをのぞいてっ」

京太郎「言っておくけど不可抗力な」

華菜「あああああ……今日は暑いからスパッツ履いてないんだった……!」カァァ

京太郎「まあ、そういう日もあるさ」ポン

華菜「馴れ馴れしくすんなっ」フー!

京太郎「いてっ、引っ掻くのはやめろっ」

華菜「うるさいうるさいっ、こうなったらこのまま押し切ってやるし!」

京太郎「うおっ」ヒョイ

華菜「まだまだっ」

京太郎「ちょっ、まだやるのか!」ヒョイ

華菜「ふふん、いつまで耐えられるか見ものだし」


京太郎「あぁもう、付き合ってられるかっ」ビシッ


華菜「あいたっ!」

京太郎「今のうちに……!」ダッ


美穂子「え――」

京太郎「な――」


京太郎(くそ、ぶつかる!)

京太郎(なんだってこんな時にみほっちゃんが……!)


京太郎「いつつ……大丈夫か、みほっちゃ――」

美穂子「はい、なんとか……あら?」


美穂子「……」サッ

京太郎「……」メソラシ

美穂子「み、見ました?」カァァ

京太郎「白かった……(み、見てないよ?)」

美穂子「やっぱり……」プルプル

京太郎「あ、やべ……」


華菜「あー! 華菜ちゃんののみならず先輩のまで!」


京太郎「げっ、めんどくさいのが来た」

華菜「しかも反応が違いすぎるし! 失礼だと思わないのかっ!」

京太郎「お前のは完全に自爆だろうが!」

華菜「もはや問答無用だし!」

京太郎「だからお前に付き合ってる暇はない!」

華菜「あ、逃げんな!」


京太郎「じゃあ、今度なんか埋め合わせするよ」


美穂子「あ……はい」

京太郎「じゃ」タタッ

華菜「こら待てー!」タタッ

京太郎「お前はついてくるな!」


美穂子「……もう少し可愛いの履いておけばよかったかしら?」
最終更新:2015年09月16日 22:04