どこかの未来、二人の日常

咲「……」ペラ


京太郎「さ~きっ!」

咲「わひゃあ!」

京太郎「また一人で本の虫かよ」

咲「別にいいでしょ。誰にも迷惑かけてないし」

京太郎「いーや、俺に迷惑かかってる」

咲「京ちゃんだったらいいもん」

京太郎「なんだと、この」ツンツン

咲「ほ、ほっぺたつつくのやめてよ」

京太郎「相変わらず柔らけーな」

咲「もう……レディースランチ取ってきてあげないよ?」

京太郎「後輩なんだから先輩の言うこと聞けっての」

咲「その前に幼馴染だもん」

京太郎「幼馴染ね……でもそれだけじゃないだろ」

咲「え、あ……うん」カァァ

京太郎「今だったらだれもいないけど、どうする?」

咲「じゃあ……アレ、やってほしいかも」

京太郎「了解……じゃあ、顔上げて」

咲「んっ――」



咲「はぁ、はぁ……きょ、きょうちゃ、ひどいよ……」

京太郎「いいや、先に舌を入れてきたのはそっちだろ」

咲「だ、だって外なのに……」

京太郎「じゃあ屋内だったらウェルカムだったのか? 咲も結構スケベだな」

咲「ちっ、違うよ!」

京太郎「ま、ここならちょうど陰になってるし、誰も見てないだろ」

咲「そういう問題じゃないんだけど……」

京太郎「じゃあいいだろ。咲だって途中からは乗り気だったし」

咲「……違うもん」

京太郎「でも、気持ちよかったんだろ?」

咲「……京ちゃんの意地悪」


京太郎「じゃあ、もう一回戦いっとくか」


咲「……え?」

京太郎「震えてるお前見てたらまたムラムラしてきた」

咲「ちょ、ちょっと待って……私、もう」

京太郎「じゃあその気にさせてやるよ」

咲「んむっ――」


京太郎「……なんだ、やっぱり期待してんじゃん」

咲「ばかぁ……」




つづ……かない
最終更新:2015年06月01日 01:40