弓道wiki

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だれでも歓迎! 編集
*弓(銘一覧など)

和弓

弓道、あるいは弓術において使われる弓を和弓とし、アーチェリーの弓を洋弓と呼んで区別しています。
長さ七尺三寸(約221cm)を基本の長さ「並寸」とし、矢束(弓を引く長さ)85cmを基本の矢束として矢束に応じて二寸伸び(約227cm)、三寸伸び(約230cm)、四寸伸び(約233cm)、三寸詰め(約212cm)を使います。弓道教本一巻によれば、矢束91cm以上、身長170cm以上程度の人から伸び弓を使用します。
古来(弥生時代~)は「丸木弓」という一本の棒でしたが、平安時代中期に「伏竹弓(内竹に竹を使用)」、平安時代後期に「三枚竹弓(内竹、外竹が竹)」が登場します。その後、戦国時代に「四方竹弓(内竹、外竹、側木が竹)」となり、戦国時代末期に「弓胎弓(内部に竹籤を使用し、側木はハゼノキ)」となって、竹弓の形が完成しました。そして、昭和後半に入ってグラスファイバーを使用した弓が作られ始めます。
現在では、カーボンシートを使用した弓も作られており、グラスファイバーを含む弓を「グラス弓」、カーボンファイバーを含んでいる弓を「カーボン弓」、竹を主に使用した弓を「竹弓」と呼称しています。

グラス弓

木芯を数枚のグラスファイバーシート(GFRP:ガラス繊維強化プラスチック)で挟む事で復元力を増し、同時に曲げ弾性、捻れ剛性等を強化した事で、耐久性にも優れた性能を持っている弓です。試作が開始されたのは1963年(昭和38年)とされ、実際に使用された最初のグラス弓は、1967年(昭和37年)の第24回世界弓術選手権大会に出場した宮田純治氏(ミヤタ総業創業者)が、自ら和弓を改造した物です。その後、1971年(昭和46年)に小山雅司氏(小山弓具・八代目)が、第26回国民体育大会・和歌山で「純粋にグラス弓として開発された」和弓「直心」を発表。そして1973年(昭和48年)にミヤタ総業が創立、グラス弓の販売を始め、GFRPの価格低下によってグラス弓の価格が低下、多くのグラス弓が出回るようになりました。湿気等での変形が少ない事や、多くの回数の衝撃に耐えられる等の点から竹弓に比べ扱い易く、値段も竹弓に比べ安くなった事から、学生を中心に広く普及しています。ただし、材質の関係上竹弓ほどの軽さとしなやかさを持つ弓は少なく、また見た目の美しさ等から高段位の射手が用いる事はあまり無いようです。現在では、竹弓風に表面加工したグラス弓も販売されています。
主に使用されているのは、Eグラス(Electrical application glass:電気絶縁性ガラス)という無アルカリグラスで、汎用GFRPと呼ばれます。一部の弓(直心Ⅱが有名)にはSグラス(Strength glass:高強度ガラス)という、不純物を取り除き、シリカとアルミナ、カマグで組成したものを使用しています。

カーボン弓

グラスファイバーシートと木芯の間に、カーボンファイバーシートを挟む事で更に復元力や捻れに対する強さを増し、かつ軽くしてある弓です。ミヤタ総業の「MIYATA CG」や、小山弓具のカーボン竹弓「清芳」を起としています。グラス弓より優れた性能を持っていますが、価格もグラス弓より高い物となります。カーボンシートには種類があり、並列単層か、十字(クロス)に貼り合わせたカーボンシートが一般的ですが、ファイバー同士を編みこむ事で衝撃吸収力を高めたバイアスカーボン等が存在します。

竹弓

戦国時代に形が完成した「弓胎弓」、あるいは「四方竹弓」の技術を、現代まで受け継いだ弓師一族によって作製される弓です。伝統工芸品としての顔も持ちます。土地によって弓成りに違いがあり、大別して「京弓」「尾州弓」「紀州弓」「加州弓」「江戸弓」「薩摩弓」の6つとなります。現在の弓師一族で作製されているのは「京弓(柴田勘十郎など)」「薩摩弓(一燈斎など)」「都城弓(薩摩弓系。楠見蔵吉など)」「江戸弓(小山清芳など)」「松永弓(江戸弓に、京弓と薩摩弓の技術を含めたもの。肥後三郎など)」が知られています。古い弓も現存しており、江戸後期頃に作製された弓は今でも使用される弓道家がいます。
竹(マダケやモウソウチク)や黄櫨(ハゼノキ)の一本一本を選別し、数年かけて乾燥させ、竹籤は火入れをし、秘伝の膠(にかわ。鹿の皮に含まれるゼラチン)、または鰾膠(ニベ。スズキの仲間の魚の浮袋のゼラチン)で接着し、楔で裏反りを整え…といった数多くの工程を経て作製されます。そのため一張を打つのに期間が掛かり、価格も高くなるうえ、湿気や温度、使い方などの影響を受けやすい代物ですが、グラス弓にはない軽さ、しなり、弦音の良さといった数多くの特性を持ち、愛好家が多くいます。

グラス弓・カーボン弓一覧

注)価格は2019年8月現在、並寸、販売元の価格(税有無含む)です。正確と限らないため、誤りを見つけられた方は修正をお願い致します。
弓の解説は公式、または他の弓具店に表記されているもの、その他を載せています。

北から順に。
北海道札幌市・寺内弓具店(大洋弓具製作所)
通称「一文字シリーズ」製造元。
1928年(昭和3年)創業。弓の製造は兄弟会社の大洋弓具製作所(大洋通商株式会社)・小樽工場が行っています。1964年(昭和39年)から、グラス弓の研究を始めています。
反動減衰性が良いのが特徴です。
  • 真(しん)
グラス弓 ¥19,800 黒
2013年に発売された、寺内弓具の中では最も低価格の弓です。現在は販売していないようです。

  • 楓(かえで)
グラス弓(4層11パーツ) ¥23,800 濃茶
寺内弓具の標準規格、入門者向けです。並寸のみです。

  • 橘(たちばな)
グラス弓(4層13パーツ) ¥29,000 黒(側面:木クリア)、全面木色
楓のバージョンアップ。軽く、安定させ易い弓です。

  • 橘カーボン
カーボン弓 ¥31,000 黒(側面は木)
橘にカーボン層を加え弾性を増した弓です。
今は販売していないようです。

  • 桂(かつら)
グラス弓(5層15パーツ) ¥32,700 ピアノブラック
寺内弓具最初のグラス弓で、翔や葵のベースとなっている弓です。

  • 翔(しょう)
グラス弓(5層17パーツ) ¥35,300 黒(側面:暗赤クリア)
矢飛びと安定性が向上しています。

  • 翎(れい)
グラス弓 ¥37,000
細身の弓で女性向けとの話もあります。
生産終了しました。

  • 葵(あおい)
グラス弓(5層21パーツ) ¥39,000 メタリックワインレッド
目立つ緋色カラーで、遠目でもすぐ分かります。弓の弾性が高く、使いやすい、寺内弓具のハイエンドグラス弓です。

  • 粋(すい) スーパーカーボン
カーボン弓(5層21パーツ) ¥46,000 ピアノブラック、メタリックワインレッド 上下銀ラメ・銀文字
ハイグレードカーボンシリーズ「粋」の基本モデル。カーボンにより矢勢が向上し、振動減衰も果たしている弓です。

  • 特製 粋
バイアスセラミックカーボン弓(5層23パーツ) ¥56,000 ピアノブラック、メタリックワインレッド 上下金ラメ・金文字
粋にいくつかの変更が施され、矢勢、振動減衰が更に向上しています。
令和改元記念として、2019年中に限り「粋 皇(すめらぎ)」という特殊銘と「祝」「令和元年」「苗字」「名前」のシール、
そして特別色3種(「蒔絵風金-Gold-」「深紅-Wine Red-」「古代紫-Deep Purple-」が製作されています。

  • 特作 粋
バイアスセラミックカーボン弓(6層28パーツ) ¥76,000 カラー選択可能
フルオーダーになっており、手形等に合わせて設計されます。製造期間が掛かりますが、自分に合った一品です。

  • 別作 粋
バイアスセラミックカーボン弓(7層) ¥126,000 カラー選択可能
フルオーダーメイドです。特作より更に層数が増えています。

  • 凛(りん)
カーボン弓 ¥58,000 深竹緑、メタリックワインレッド 上下ホログラムラメ
「粋Ⅱ」とされています。2007年4月に発売された、葵や粋をベースに弓の質量を約30~40%減らした最軽量クラスの弓です。
細身で軽く、女性にも扱い易くなっています。反動は非常に少ないですが、引いた感触が固いです。細すぎるあまり、初期ロットでは破損するケースがありましたが、改良されたようです。

  • 特作 凛
カーボン弓 ¥78,000 カラー選択可能 上下ホログラムラメ
特作「粋」と同じくフルオーダーメイドです。

  • 別作 凛
カーボン弓 ¥127,000 カラー選択可能
特作と同じくフルオーダーメイドです。並寸価格で最も高いグラス・カーボン弓です。

  • 仁(じん)
カーボン弓 ¥49,000 メタリックブラウン
2013年4月に発売された、粋と凛の間に位置している弓です。
凛と比較し少々太く、重いようですが、課題とされていた強度は改善されたようです。

  • 特作 仁
カーボン弓 ¥74,000 カラー選択可能
特作「粋」等と同じくフルオーダーメイドです。

  • 特作 英修(えいしゅう)
カーボン弓 ¥62,000 竹弓風
寺内弓具の弓師「英修」の名を持つ、粋の技術を含めた弓です。
6層式でウィスカー、ケプラー、バイアスのシートで作られています。
竹弓に変えたいけど、取り扱いに不安な人への一品です。
この弓にも、フルオーダーメイドの別作(¥82,000)があります。

  • 鎮西(ちんぜい)
カーボン弓 ¥36,000
一文字系の前に製造されていた弓で、福岡県・しらみず弓具店でOEMとして販売されていました。並寸のみです。現在は生産されていません。

  • 翱(こう)

カーボン弓 ¥40,000前後? 赤黒ツートン
かつて販売されていた、粋の前身とされる弓です。「翱」とは、「飛翔する」の意味です。
カーボン弓としては初期のものと思われます。販売時期によって銘の部分が少々異なります。

秋田県南秋田郡五城目町・永澤弓具
伊達藩お抱え御矢師、永澤家のお店です。永澤則竹氏をはじめとする一家で営まれています。
現在はオーダー矢や、粉入れ等を主に作られています。
  • 瑞祥(ずいしょう)
グラス弓  ¥38,000  赤、黒、青
カーボン弓 ¥43,000  赤、黒、青
都城弓師、新宮素直氏製作の弓です。
現在は製作されていません。

  • 天伯(てんぱく)
カーボン弓 ¥44,000 黒
寺内弓具の「粋」のOEMです。愛知県豊橋市渡邊弓具店で取り扱っています。
反動はごく小さく、引き心地はやわらか。矢勢も良好です。

埼玉県入間郡毛呂山町・ミヤタ総業
1973年(昭和48年)に宮田純治氏が創立した、最初にグラス弓の販売を開始した弓具店です。
現在のグラス弓の多くが工場のプレス製造を行っているのに対し、ミヤタ総業は全ての工程を手作業で行っているため、
注文してから弓が届くまで約半年掛かります。
反動が軽く、弓そのものも軽いため、誰でも使い易い弓が多いのが特徴です。
弓の断面が左右対称ではなく、右側が太い三角形となっています。
  • MIYATA S
グラス弓
三寸詰のみの製造です。現在は製造していないようです。

  • MIYATA F
グラス弓 黒(艶有り・無し)
「普及」のFとされます。現在は製造していません。

  • MIYATA A
グラス弓 ¥29,160 黒(艶有り・無し)
ミヤタ総業の基本グレードで、Fの性能向上型になります。

  • MIYATA E
グラス弓 黒(艶有り・無し)
MIYATA Aのハイグレード版です。現在は製造していません。

  • MIYATA CG(カーボングラス)
カーボン弓 黒(艶有り・無し)
カーボン弓ですが、ミヤタの弓としての性格は損なっていません。
現在は製造していません。

  • MIYATA CGⅢ
カーボン弓 ¥51,840 黒(艶有り・無し)
現在のミヤタ総業のカーボン弓の基本グレードで、CGのハイグレード版です。
引き分けが柔らかく、振動が減衰され反動も非常に軽いものとなっています。

  • MIYATA CGⅤ
カーボン弓 ¥75,600 黒(艶有り・無し)、エンジ(艶有り・無し)
CGⅢのハイグレード仕様。
他のCGと少々異なり、矢勢が向上した分少々反動があります。

  • MIYATA AC(オールカーボン)
カーボン弓 ¥97,200 黒(艶有り・無し)、エンジ(艶有り・無し)
CGⅤをベースに、ほぼ全てをカーボンで製作している弓です。
ミヤタ総業の弓では最も軽く、矢勢も出ますが、全てカーボン製で有るが故に16kgまでの製造となっています。

  • みやた別作
仕様変更サービス(画像は「上作風」)
¥32,400(活き節・殺し節。漆塗風、基本色は黒。うるみ色は割増)
¥54,000(内竹焦し風、節付加工。煤竹風有り)
¥64,800(上作風、節付加工)
¥75,600(枯らし弓風、節付加工)
竹弓風に見た目の変更、さらに減衰節を取り付ける事も出来るサービスです。
漆塗り弓風仕上げはA~AC型、内竹焦し竹風仕上げはA~CGⅤ型で可能です。

  • MIYATA OM(オーダーメイド)
オーダーメイドサービス
各弓種のオーダーメイドモデルです。

栃木県宇都宮市中戸祭・堀江弓具店
下野国の測量士であった御矢師、堀江家が営まれているお店です。
1857年(安政4年)創業で、現在は「二代目堀江信一」氏が務められています。
  • 北斗(ほくと)
グラス弓 ¥24,500 黒
独特の赤字書体で銘が記された弓です。
初心~中級モデルとされています。

  • 北斗カーボン

カーボン弓 黒
北斗のカーボン仕様です。書体は緑字になっています。

  • 射楽(しゃらく)
グラス弓


東京都千代田区神田・小山弓具
1801年(享和元年)創業、約200年間九代続く江戸弓師、小山家が営んでいる弓具店です。小笠原流宗家御用弓師も務めています。当初イロモノとされていたグラス弓を、当時の日弓連会長中野慶吉氏と共に普及させており、ゴム弓や的中定規も小山弓具の開発した物です。江戸弓の家系ですが、八代目雅司氏は都城弓師「二代目横山黎明」、薩摩弓師「初代肥後三郎」の師事を受けているため、薩摩弓の特徴も含んでいます。現在の当代は、「九代目塙将一」氏が務めています。
代名詞「直心」を始め、多くのグラス・カーボン弓を作製・販売しているほか、初のカーボン竹弓「清芳」も開発し、三十三間堂通し矢に成功しています。製造は、新潟県南魚沼の工場で行っています。
  • 実技(じつぎ)
グラス弓 ¥24,000 黒
裏反りを最も抑え、反動もない入門者向けで、
手の内や射が安定する前の練習向けの弓です。

  • 練心(れんしん)
グラス弓 ¥29,000 黒 茶 (側面が木クリアーのもの有り)
実技より裏反りを加えた、的前で練習するようになった初級者向けの弓です。
大三が軽く、会に入るに従って抵抗力が強くなる傾向があります。
実技に比べ反動が大きくなっていますが、その分的中させやすくなっています。

  • 練心カーボン
カーボン弓 ¥31,500 黒
直心Ⅰスーパーカーボンと同じEグラスを使用し、構造を簡略してあるものです。
振動を抑えるため、直心Ⅰシリーズに比べ裏反りは浅いものになっています。

  • 練心スーパーストロンググラス
グラス弓 黒
定期生産されているものではなく、直心Ⅰの端材を使用して作製された弓です。
直心Ⅰと同じくEグラスを使用し、構造は練心のものだと思われます。
作製の経緯上、存在数は少ないようです。

  • 直心Ⅰ(じきしん)
グラス弓(5層15パーツ) ¥38,000 黒(側面:赤、他カラー多数)
最初に開発されたグラス弓「直心」の名を持つ、小山弓具の基本グレードです。
それなりに弓を引けるようになった中級者向けの弓で、Eグラスを使用しています。
練心より裏反りを更に加えた結果、反発力が強いですが、その分弓の回転力が高く、同価格の弓の中でも矢勢は良いとされています。

  • 直心Ⅰカーボン
カーボン弓 ¥39,000 黒(側面:赤、他カラー多数)
カーボンを入れる事でより弾性を増し、矢勢を向上させた弓です。
反動がかなり強いため、手の内が安定する前に使用すると手を傷めることもあるとされます。
材料高騰のため生産を終了し、現在は新設計のスーパーカーボンが作られています。

  • 直心Ⅰスーパーカーボン
カーボン弓(7層17パーツ) ¥42,000 黒(側面:赤、他カラー多数)
08年3月に発売された、新型の直心Ⅰカーボンです。グラス素材が旧式と異なり、現在のEグラスとなっています。
カーボンは、1層縦5列が挟まれています。
旧型に比べ反動が抑えられていますが、若干矢勢も下がったとされます。

  • 直心Ⅱ
グラス弓(5層15パーツ) ¥43,000 黒(側面:赤、他カラー多数)
直心Ⅰのグラス素材をSグラスに変更した、反動が抑えられ矢飛びを安定させた弓です。銘の下に花押が表示されています。
Sグラスを採用した事で、耐久性に余裕が生まれ、直心Ⅰより細身のものも作製可能となりました。
捻れ力にも強く、射手の癖が出辛いとされています。

  • 直心Ⅱカーボン
カーボン弓(9層21パーツ) ¥52,000 黒(側面:赤、他カラー多数)
直心Ⅱに縦・横・縦の3枚のカーボンシートを圧縮して挟んでいます。
カーボンによる弾性の向上で反動が強くなっていますが、矢勢は非常に良い弓です。
直心Ⅰスーパーカーボンより扱いやすく、安定もさせやすくなっています。

  • 直心Ⅲバンブー
グラス+竹弓(5層21パーツ) ¥47,000 黒(側面:木クリアー、他カラー多数)
直心Ⅱをベースに、構成層の一つを炭化竹芯材に変更した弓です。
Ⅰ・Ⅱに比べ反動が抑えられており、竹素材による弾性も併せ持っています。

  • 鵠心アーチカーボン(こくしん)
カーボン弓(5層13パーツ) ¥78,000 クロスカーボンカラー
2008年初頭に発売された、小山弓具のグラス・カーボン弓のフラッグシップです。
十字に編み込んだバイアスカーボンに、グラスファイバーを組み込んだシートを使用しています。ヴォールト構造という、丸みを帯びた竹弓に近いアーチ形状を取っています。
軽めの弓で弾性が高く、弓力を10%下げても従来の弓と同等の性能があると謳っています。

  • 清雅(せいが)
節付カーボン弓(7層17パーツ) ¥54,000 焦竹風
直心Ⅰスーパーカーボンをエポキシ樹脂の擬節付きにした弓で、発売前は「鵠心Ⅱ」と言われていたこともあります。
擬節によって反動が減っているため、扱いやすくなっています。
初期ロットの内竹は煤竹風でしたが、焦竹風に変更されました。

  • 堂射(どうしゃ)

カーボン弓 ¥35,000 黒
遠的専用の弓です。三十三間堂通し矢、「堂射」にちなんでいます。
現在も生産されているかは不明です。

  • 鵠心(初代)
カーボン弓
小山弓具店が最初に作ったカーボン弓です。
現在は生産されていません。

  • 鵠心(二代目)
節付グラス弓 ¥50,000
旧直心Ⅰをベースに、振動を減衰する擬節が付いた弓です。
現在は製造していません。

東京都千代田区飯田橋・山田吉邦弓具店
矢師の山田吉邦氏が営業されているお店です。以前は弓の作製もされていましたが、今はされていないようです。
  • 鸞(らん)
カーボン弓 ¥37,000 黒 濃茶
成り方は寺内系の弓で、離れの振動は少ないですが、弓自体が太いものが多いようです。
関板の部分に唐木の黒檀(コクタン)を用いており、傷が付きにくくなっています。
現在作製はされておらず、取り扱われている物のみになります。

  • 鸞バイアススーパーカーボン
バイアスカーボン弓 ¥57,000 黒 濃茶
鸞にバイアスカーボンを組み込んだ弓です。
鸞と同じく、取り扱われている物のみになります。

東京都豊島区南大塚・アサヒ弓具工業
1897年(明治30年)創業、小沼家が営まれているお店です。日本のアーチェリー発祥の店とされ、和弓のほかアーチェリーも多く取り扱われています。
現在の社長は、小沼つた子氏が務められています。
  • 旭日(あさひ)
全面クリア
現在は製造されていません。

  • 旭光(きょっこう)
黒(側木クリア)
現在は製造されていません。

東京都豊島区西巣鴨・静動弓具製作所(弓具工房静動)
弽師、日置流雪荷派16代宗家の小沼静動氏が営まれているお店です。
  • 静動(せいどう)
グラス弓

  • 静動カーボン
カーボン弓

神奈川県伊勢原市板戸・安田弓具店
江戸時代より続く御矢師、安田家が営まれているお店です。小山弓具の七代目清芳の師匠の系譜でもあります。
現在の当代は、安田正清氏が務められています。
  • 研心(けんしん)
グラス弓 ¥25,500  黒(側木クリア)
寺内系の弓をベースにしたオリジナルブランドです。
大まかに寺内系と同じ引き心地ですが、会に入った後の肩からの伸びが利きやすくなっています。

  • 研心カーボン
カーボン弓

静岡県浜松市南区若林・山内弓具店
1935年創業。2018年末を以って閉店されました。
  • 竹洞(ちくとう)
カーボン弓 ¥36,750

愛知県豊橋市東新町・渡邊弓具
御矢師、渡邊家が営まれているお店です。青森県、岩手県に支店を出されています。
現在の社長は渡邊崇成氏が務められています。
  • 源平(げんぺい)

グラス弓 全面木色(クリアカラー)
反動の少ない弓です。現在は生産されていません。

滋賀県大津市長等・大倉弓具店
京弓師である「大倉重十郎」氏が営まれているお店です。
寺内弓具店のOEMを取り扱っている弓具店です。
現在は、大倉公夫氏が社長を務められています。
  • 重十弓(しげじゅうゆみ)

グラス弓 ¥25,000 黒(側面は木)、全面木色
寺内弓具店の「橘」に対応した弓です。
カラーリングが黒木のものは太め、全面木色のものは細めの物が多いです。

  • 重十弓カーボン

カーボン弓 ¥28,500 黒(側面は木)
寺内弓具店の「橘カーボン」に対応した弓です。

  • 平安 大倉作(へいあん)

グラス弓 ¥28,000 黒
寺内弓具店の「桂」に対応した弓です。古い物だとこちらのタイプでもワインレッドの物が存在します。
製造時期によって、銘の書体が異なります(画像は旧ロット)。

  • 平安 上作

グラス弓 ¥37,000 ワインレッド
寺内弓具店の「葵」に対応した弓です。

  • 平安 特作

カーボン弓 ¥45,000 黒、ワインレッド
寺内弓具店の「粋」に対応した弓です。粋とは異なり、文字は金色でラメが付いていません。
製造時期によって銘の書体が異なります(画像左は初期ロット、右は現行ロット)。

  • 特製 平安

セラミックスカーボン弓 ¥55,000 黒、ワインレッド
寺内弓具店の「特製 粋」に対応した弓です。ラメは入っていません。
全てに確認はしていませんが、粋、凛、平安(カーボン)はかなり強い入来となっています。

  • 特作 平安
バイアスカーボン弓 ¥75,000 黒、ワインレッド
寺内弓具店の「特作 粋」に対応した弓です。同じくフルオーダーであるかは確認していません。

大阪府大阪市淀川区木川西・猪飼弓具店
1941年(昭和16年)に、京弓師「十九代柴田勘十郎」に弟子入りした「猪飼秀重」氏が創立された弓具店です。
現在は「三代目猪飼秀樹」氏が当代を務められています。
  • 梓(あずさ)

グラス弓 ¥26,250 黒
少々硬めの弓で、手の内に左右されやすい弓です。
変わった成りのものが存在し、関板に弦が接触したままのものすらあるそうです。
現在は製造されていないようです。

  • 梓カーボン
カーボン弓 ¥36,750 黒
上記の梓のカーボンタイプです。
矢勢は向上していますが、硬く手の内に左右されやすい点は同様のようです。
現在は製造されていないようです。

山口県周南市青山・細山田弓具店
弓師「細山田多門」氏が営まれているお店です。
当代は「細山田誠」氏が務められています。
  • 櫻(さくら)
現在生産中止のようです。

  • 桜(さくら)

グラス弓 黒(側木クリアー)
「櫻」の中止に伴い新しく開発された弓です。
同じ名前を冠していますが、別の弓になります。

  • 桜スペシャル

カーボン弓 ¥54,000 濃茶
桜のハイカーボン弓仕様です。

  • 桜バイアス&スーパーカーボン

バイアスカーボン弓 ¥48,000 濃茶
桜にバイアスカーボンを組み込んだ弓です。現在は製造しておらず、在庫品のみになります。

  • 細山田多門(ほそやまだたもん)

グラス弓 ¥26,000 黒(側木レッド)
オンラインショップで購入可能の弓です。
7~12kgまで、並寸のみ取り扱われています。

  • 秋芳(しゅうほう)

グラス弓 ¥27,000 黒
全体的に四角い弓で、引き心地等全体的にやわらかめですが、そのぶん癖は顕著に出ます。
2009年3月に生産を終了しました。

  • 秋芳カーボン
カーボン弓 ¥36,500
上記秋芳のカーボンタイプで、基本的にグラスタイプと同様の性質です。
同じく2009年3月に生産を終了しました。

  • 厳流(がんりゅう)

グラス弓 ¥31,500 黒
秋芳の生産終了に伴い、2009年5月末に発売された新弓です。
元は「回天(かいてん)」という銘でしたが、同年6月に改名されました。
低反動・低重量・矢勢抜群と公式で紹介されています。
現在は製造を終了しており、在庫品のみになります。

福岡県北九州市小倉北区下到津・くすみ弓具店(楠見弓製作所)
都城弓師「初代楠見蔵吉」から独立した、都城弓師「楠見祖峰」が営まれているお店です。
当代は「二代目楠見重久」氏が務められています。
  • 楠見玄峰(くすみげんほう)

グラス+竹弓 ¥36,750 黒(側木レッド)
反動は少ないとされる弓です。
いかんせん耐久力に問題があるとも言われています。

福岡県筑後市和泉・本家相良弓矢製作所
1757年(宝暦8年)創業。熊本・相良藩矢師、相良家が営まれているお店です。
現在の社長は、相良周一郎氏が務められています。
  • 雄鵬(ゆうほう)

グラス弓 ¥32,184 黒
裏反りが非常に浅い弓です。
射手の腕によっては鋭い矢勢が出るとか。

  • 雄鵬カーボン
カーボン弓 ¥50,760 黒(側木クリアー)
雄鵬のカーボン仕様です。

福岡県久留米市合川・しらみず弓道具店
以前はカーボン弓の開発もこなされていた矢師、白水家が営まれているお店です。
現在の社長は、白水康之氏が務められています。
  • 筑紫次郎(つくしじろう)

グラス弓 ¥28,000 黒

福岡県福岡市博多区住吉・宮崎弓具販売店
御矢師「宮崎邦弘」氏が営まれているお店です。
大倉弓具店と同じく、寺内弓具店のOEMを取り扱っている弓具店です。
  • 弘心(こうしん)

グラス弓 ¥38,000 木黒ツートン
寺内弓具店の「葵」のOEMです。

  • 特作 弘心
カーボン弓 ¥48,000
寺内弓具店の「粋」のOEMです。

熊本県熊本市大江・タカハシ弓具店
1829年(文政12年)創業。肥後細川藩お抱え御矢師、高橋家が営まれているお店です。
日本初のアルミ矢を作製したお店でもあります。
1973年(昭和48年)にグラス弓「肥後蘇山」を開発されて以来、弓具を総合的に開発・販売されています。
現在の当代は、「五代目高橋良明」氏が務められています。
  • 蘇岳(そがく)
グラス弓 ¥20,000 黒

  • 蘇峰(そほう)

グラス弓 ¥26,250 黒
タカハシ弓具店のミドルグレードです。

  • 肥後蘇山(ひごそざん)

グラス弓 ¥37,000 春慶赤 黒メタリック パールレッド パールグレー マットブラック
タカハシ弓具店が最初に開発したグラス弓です。
裏反りが他のグラス弓と比べ、竹弓に近い反り方をしています。
現在は生産を終了し、「肥後蘇山 真」と「肥後蘇山 弓禅」に移行しました。

  • 肥後蘇山カーボン
カーボン弓 ¥45,000 同上
上記の弓のカーボンタイプで、最低弓力14kgの強い弓です。
反動がグラスと比べて大きいので、手の内が出来ていないと扱いが難しいとされます。
握り籐の下にカーボンの銘が記されています。
生産終了しました。

  • 肥後蘇山ハイカーボン

カーボン弓 ¥61,700 同上
さらに強力な板状のカーボンを挟んだ肥後蘇山で、最低でも弓力は18kgとなっています。
受注生産品です。

  • 肥後蘇山 真(SHIN)

グラス弓 ¥41,000 同上
2008年10月発売に発売された、肥後蘇山の性能のまま、安定性を向上させた弓です。
弓力15kgまでは細身に作られています。

  • 肥後蘇山 真(SHIN)カーボン
カーボン弓 ¥49,300 同上
「肥後蘇山 真」のカーボンタイプです。
グラスタイプに比べ、ねじれ方向の安定性と矢飛びが向上しています。

  • 肥後蘇山 弓禅(きゅうぜん)

カーボン弓 ¥56,500 同上
2008年10月に発売された、肥後蘇山をさらに竹弓に近づけたとされる肥後蘇山シリーズの最高級品です。
竹弓と同様に軽くなっている他、引きが柔らかくなり振動も軽減されています。

熊本県熊本市中央区九品寺・高橋弓具老舗
  • 肥州蘇水(ひしゅうそすい)

グラス弓 ¥25,000 黒

宮崎県都城市梅北・永野一萃
都城弓師「初代楠見蔵吉」の弟子、「齋藤紫山」から続く系譜、「永野一萃」が営まれているお店です。
側木を複層で構成する特徴があるほか、ミヤタ総業の技術を取り入れています。
基本グレードがカーボン+竹弓のため、他の弓具店と比べ少々高価ですが、非常に回転力が高く矢勢・弦音の良い弓が特徴です。
当代は、「二代目永野勝郎」氏が務められています。
  • 真萃(しんすい)

カーボン+竹弓 ¥69,300 木黒ツートン 暗緑
真萃、一萃シリーズの基本となる弓です。以前は貼り銘と彫り銘(+¥5,000)がありましたが、
現在は彫り銘のみとなっています。

  • 真萃 花押

カーボン+竹弓 ¥66,000 木黒ツートン 暗緑
真萃の材質をより良い物にした弓です。同じく貼り銘と彫り銘がありました。
現在の製造状況は不明です。

  • 一萃 銀文字(いっすい)

カーボン+竹弓 ¥73,500 暗緑
真萃花押の材質をより良くした弓です。
初期の一萃は全てこちらの銀文字で、初期のものに一部貼り銘があります。

  • 一萃 金文字

カーボン+竹弓 ¥94,500 暗緑
2006年に発売された2層芯、籤10層芯の一萃銀文字の上質タイプです。
銀文字より強い弓力の弓も製作可能となっています。

  • 和弓つくり 一萃 花押

カーボン+竹弓 ¥105,000 暗緑
永野一萃で販売されている竹弓「四宝竹吟翠」と同じ材料で作られている弓です。
側木を竹層3層で構成する特殊な工法を用いています。

  • 和弓つくり カヤ 一萃 花押

カーボン+竹弓 ¥145,800 暗緑
2019年より販売を開始した、「和弓つくり一萃」の素材の一部を、榧(カヤ、イチイ科の針葉樹)に置き換えた弓です。
現在の永野一萃のフラッグシップになります。

宮崎県宮崎市吉村・守山弓具店
1985年創業。御矢師「大山哲司」氏のもとで修業を積まれた御矢師、守山家が営まれているお店です。
「FFひむかの弦」など、ひむかシリーズを製造されています。
当代は「守山勝馬」氏が務められています。
  • バンブー蔵吉(くらきち)

グラス+竹弓  ¥39,000 黒(側木レッド)
都城弓師「楠見蔵吉」が作製している、竹芯を使用した弓です。
竹ならではの振動の少なさと、飛びの良さが謳われています。

  • 蔵吉カーボン
カーボン弓 ¥35,000
現在は製造されていないようです。

  • 蔵吉スーパーカーボン
カーボン弓 ¥40,000
現在は製造されていないようです。

鹿児島鹿屋市本町・小野弓道具
1960年頃に創業された、小野家が営まれているお店です。
現在の社長は、園田市子氏が務められています。
  • 示現(じげん)

グラス弓 ¥37,000 黒(側木レッド)
服部系薩摩弓師「桑幡正清」が作製する弓です。
太さはやや細め。全体的に引きがやわらかい弓です。
なお示現シリーズは、愛知県名古屋市中区栄・弓具店suizan雅でも取り扱いがあります。

  • 示現バンブーグラス

グラス+竹弓 ¥54,000 黒(側木クリアー)
芯材に竹を使用した示現です。

  • 示現カーボン

カーボン弓 ¥47,520 黒(側木レッド)
示現のカーボン仕様です。

  • 示現バンブーカーボン

カーボン+竹弓 ¥59,400 黒(側木クリアー)
示現シリーズのフラッグシップで、芯材に竹を使用し、さらにカーボンシートを挟んでいます。

ネットショップ株式会社九櫻(早川繊維工業)
大阪に本社を置く、武道関係の総合販売会社です。
  • 九櫻(くさくら)
グラス弓 ¥44,200~ 黒
初心者用とクラブ用の2種が存在します。

  • 九櫻カーボン
カーボン弓 ¥50,400
現在は製造されていないようです。

生産元、販売元不明

未確認。ご存知の方はお願いします。
  • 大和
  • 武蔵
  • 永原
  • 多門
  • 天龍
  • 天弓
  • 赤城

竹弓一覧


熊本県人吉市・熊本県伝統工芸館
弓師「松永重昌」が作られている弓です。
  • 肥後三郎 

並作 前焦竹    ¥98,000
特作 前煤竹   ¥117,000
特作ニベ 前煤竹 ¥139,000


鹿児島県霧島市・桑幡正清大弓製作所
服部系の弓師「桑幡正清」が作られている弓です。
  • 一燈斎 

煤竹 ¥75,000
紋竹 ¥90,000

  • 桑幡正清 

煤竹   ¥63,000
カーボン ¥74,000

  • 桑幡正清 

前焦   ¥63,000
カーボン ¥74,000


宮崎県都城市・和弓工房、永野一萃
  • 吟翠

特作            ¥155,000
四宝竹           ¥160,000
四宝竹カヤ芯        ¥170,000
四宝竹カヤ七本芯 関板極上 ¥252,000

  • 銀文字 永野一萃

特  ¥100,000
特作 ¥115,500

  • 永野一萃

特作  ¥135,000
四宝竹 ¥150,000


東京・小山弓具店
  • 清芳

前焦竹カーボン ¥95,000
前煤竹カーボン ¥110,000

  • 清一郎

前焦竹 ¥65,000(三本芯構造)

  • 雅澄

前焦竹 ¥85,000(四本芯構造)

  • 小山雅司

前煤竹 ¥105,000 (五本芯構造)

まだまだ未完成・未整理
  • 童心






写真は97年製。銘は焼印となっております。
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