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    <title>淡雪手帖</title>
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    <description>淡雪手帖</description>

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    <title>L&#039;amour Est Bleu</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/53.html</link>
    <description>
      執筆日　2009年10月9日
備考　[[らき☆すたＳＳ第17回コンクール(お題『水』)&gt;http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/1545.html]]参加作品。
[[Love was sleeping.]]と重なる部分も多々あります。エピソードやメッセージにかなり共通した部分があるので、続けて読んでいただけると非常に面白くなるかと思われます。
友情物語なのに『恋はみずいろ』とはこれいかに？それはよんでからのお楽しみ。
図らずも“Love was sleeping.”と“Love is blue.”との対比関係になってしまったのは本当に偶然です。
----

　水だ。辺り一面が水、水、水。いや、何も水をぶちまけたわけじゃない。それに風呂場でもプールでもない。
　しかしながらここに水があることは至極当然だろう。そしておそらく、これ以上たくさんの水を貯めておける場所は日本には存在しないと思う。

　そう、日本最大の“貯水池”、琵琶湖の真ん中に、私たちはいた。


　　　L&#039;amour Est Bleu
～マザーレイクと侘寂[ワビサビ]の心得～


　１．

　私たちが３年生になって早半年、終わってみればあっという間の夏休みも終えて少しずつ受験に向けて学年全体の雰囲気が殺気立ってきた９月だが、私たちは今一つ目の休戦協定、すなわち修学旅行の真っ最中だった。
　今年から修学旅行の行き先が京都・奈良から京都・滋賀に変わった。何でも、今年から我が陵桜学園が文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定されたとかで、どうやら理系科目に力を入れなければならなくなったらしい。
　その結果文系科目、すなわち日本の歴史に触れるための奈良よりも、琵琶湖の水質などの理系分野に触れられる滋賀県に行き先が変わり、しかもそのついでに修学旅行のコストまでもが下がった。昨年から集めていた積立金の額は例年と同じだったので、余った予算分のボーナスとして、私たちは琵琶湖の外輪船・ミシガンに乗って琵琶湖をクルージングできることに相成ったわけである。
　正直に言えば文系の私たちにとってスーパーサイエンスハイスクール指定など何の恩恵もなく（積極的に恩恵を享受しようとしなかった私にも責任はあるが）、むしろ文系蔑視とさえ思ったことも    </description>
    <dc:date>2009-11-21T00:24:37+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/52.html">
    <title>明けない夜が来ることはない</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/52.html</link>
    <description>
      執筆日　2009年9月18日
備考　[[らき☆すたＳＳ第16回コンクール(お題『夢』)&gt;http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/1517.html]]大賞作品。
一応これで通算２勝目、と言うことになります。でも伝えたい真理だけをまっすぐに伝えるスタイルは変わらないしこれからも変えないから、票がついて来ようがこまいがあまり関係はないのかもしれません。でも何気にうれしいです(笑)。
出品した時から少し加筆と構成を加えてあります。

----

ゆめ[夢]
①睡眠中に,体験しているかのように感じる現象.
|はかないこと.→～のまた～
②将来の‐理想(希望)。とりとめのない空想。
（デイリーコンサイス国語辞典より）

　私の夢って何だろう。そんな漠然とした疑問を私が持ち始めたのは、私が彼女たちの夢を初めて聞いた時からだった。


&amp;bold(){明けない夜が来ることはない}

Ⅰ．

　あれは高校３年生の秋、確か木曜日だったと思う。担任の黒井先生は或るホームルームの時間に、私たち生徒に１枚の紙切れを配った。ツルツルした白いＢ５のコピー用紙の表題は“進路希望調査票”。その文字を目にした瞬間、私は軽い目眩を覚えた。提出期限は来週火曜日まで。行きたい大学と学部を５つまで書いて提出せよとのことだ。要するに自分の夢（さて、夢とは？）を考えてそれに合った大学を書けということである。
　ホームルームを終えて、私はかがみとつかさ、みゆきさんに尋ねた。
「みんな決まってんの？」
「当たり前だ、一応法学部で進学希望よ」
「私は医学部で進学希望を出しますよ」
「私はちゃんと料理の勉強をしようかなって思ってるんだ」
「はぁ……かがみは弁護士志望かぁ……みゆきさんは医師？つかさは調理師？」

「そうね……私は弁護士かどうかは分からないけど、法曹界に入りたいのは確かよ」
　法曹界か。私はダークグレーのレディースのスーツをビシッと着こなして堂々と法廷に立つキャリアウーマンのかがみを妄想して萌えた。特に意識していたわけでもなかったのに、何故か髪型はツインテールから長い１本のポニーテールに変わっていた。昔はともかく今のかがみは意外とポニーテールの方が似合うと思うのだが、ツインテールの由来を知っているが故にか    </description>
    <dc:date>2009-10-04T23:50:00+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/51.html">
    <title>「今年のバースデー、最高だったんです！」</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/51.html</link>
    <description>
      　私って、両親が居ないんです。捨てられてたみたいで。
　それで、この洋館の主が拾ってくれたんです。……お嬢様の事です。
　五歳のころから、この洋館で門番として働く為に、武術を学んでいます。
　……いえ、門番として働き出したのは十歳からです。学び始めた直後から、門番は務められませんから。
　そして、あの日は私が生まれてからちょうど、十五年。つまり、私の誕生日でした。
　その日私は、いつものように門番をしていました。誕生日だからって、いつもと何か変わるわけじゃありませんし。
　日が昇る前から、私は門番を務めています。毎日の事なので、苦ではありません。門の前で、いつ来るか分からない侵入者を待つだけでした。
　流石に、暇でしたね。物騒な世の中だからって、ここまでしなくても良いと思いません？　
　油断して余所者に侵入されて『ネコ度が足りないわ』ってお嬢様に怒られましたけど。要するに、侵入者という名のネズミを私という名のネコが捕まえられてない。そう、ネコ度が足りないんです。
　もうちょっと分かりやすい喩えは無かったんでしょうか。難しい事を言いたかったんでしょうかね……。
　あ、すいませんね。関係の無い話をしてしまいました。
　そうそう、バースデーの話。今年ほど嬉しいバースデーは、初めてなんです。まともに、祝ってくれた事なんて無かったから――
　その日は、どうしても祝って欲しくって。思いっきり、アピールしちゃおうかと思い立った訳です。
　私以外の人に門番を任せて、掃除している咲夜さん、あ、咲夜さんというのはお嬢様のメイドさんなんですよ。その咲夜さんにアタックしてみたわけです。

「あ、咲夜さーん」
「何かしら？」
「知ってます？　今日は私の――」
「咲夜ーーーーっ！」
「はっ、はいお嬢様！？　何でしょうか！？」

　忙しい咲夜さんは、お嬢様に呼ばれてパタパタと走っていっちゃうんです。当然ですよね……。私より、お嬢様が大事ですし。
　それで私、思いついたんです。『お嬢様ならどうかな？』って。お嬢様に祝ってもらおうなんて、図々しい話かもしれないです。でも、私はとにかく祝って欲しかったんです。恐れ多くも、お嬢様にアタックしました。

「お嬢様ー、今日は私の――」
「あんた誰？」

　玉砕。あれは誤算でした。お嬢様に顔すら覚えてもらっ    </description>
    <dc:date>2009-09-21T16:49:09+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/50.html">
    <title>彼女なりの優しさ</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/50.html</link>
    <description>
      「マスタースパークッ！」
　豪快な爆破音と共に、魔理沙がやってきた。
「おーい、パチュリーッ！」
「何？　扉を壊さないでくれる？」
「いつもいつも、本を貸してくれるからさ。今日は私のお薦め持ってきたぜー」
「……ありがとう」
　珍しいわね。いつもいつも、「借りてくぜー」って勝手に私の本を持って行っちゃうくせに。
　魔理沙は私に本を投げて渡した。危ないわね。
「外の世界の推理小説か……」

　――誰だ。こんな残虐な犯罪を犯した奴は。今に見てろよ。俺が、絶対に本田さんの無念を晴らしてやる。
　
　なるほど、結構面白そう。割と分厚いし、早く返さないと気味が悪いから、深夜まで食い込んででも読んでみよう。――アレ？　なにこれ。上の方にメモが書かれて……。

　※犯人は居ない。実は本田さんは自殺したんだぜ☆

「……」
「どうしたぁ？　パチュリー」
「素敵な本を、ありがとう」
「だったら何で攻撃してく……、いったい！　ロイヤルフレアとか撃つな！　書庫が壊れるって！　ああああ……」


＝＝あとがき＝＝
これ、原稿用紙一枚分で書いているんです。
そういう縛りプレイ的な感じなんですよね。

ははは、２人はこんな感じですよね。
え？　何？　くだらない？
……。

また来週！(待

Back to [[Novel of D]]    </description>
    <dc:date>2009-09-06T19:39:08+09:00</dc:date>
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    <title>頑張れメリーさん</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/49.html</link>
    <description>
      　フローリングの床のリビング。窓から差し込む、夕日の赤い光。テーブルに置かれたグラスの水が、綺麗に光る。
「あああ……久々の休みは良いよなぁ……」
　そして僕は、最近家に届いた、ふかふかのソファに体を沈めて大きな伸びをした。ああ、至福の時。
　僕は、自分で言うのも何だけど、エリートだ。大手企業のバリバリの営業マンとして働いている。
　月給も高いし、こうやって景色が綺麗なのがウリの高層マンションにも住んでいる。順風満帆の人生だ。
　彼女？よりどりみどりで、誰にしようか迷ってるよ、ハハハ。
　そして、今日は休日。久々に、どこかに出掛けるのも良いかと思ったけど、高層マンションの一番上の部屋だ。エレベーターを使えば降りるのは造作も無い事だけれど、残念ながら今日はメンテナンスでエレベーターが使えない。ここから階段で降りるとかなりツライ。だから、僕はこうしてただ時間が流れるのを楽しんでいたのだ。
　こらそこ。引きこもりとか言うな。不可抗力だ。
「さて、いい加減に飯でも作るか……」
　もう時刻は午後6時を過ぎている。エリートな僕は、料理ぐらい簡単に作れる。やろうと思えば、ミシ○ ランがすっ飛んで来るくらいの高級料理店だって開ける位の実力だ。さぁ、何を作ってやろうか……

ピロリロリロリ。

「ん？」
　携帯に電話だ。誰だ？今から料理を楽しもうと思ったのに……。
「……非通知じゃないか」
　誰からだろう。僕の携帯の電話番号なんか、会社の同僚か、もしくは上司ぐらいにしか教えてないはずだ。とりあえず、通話ボタンを押した。
『私、メリーさん。今、あなたのマンションの』
　言い終わる前に、迷わず僕は通話を切った。生憎だが、僕はそういった物は信じないんだ。エリートだからね。こ、怖くなんかないよ。

ピロリロリロリ。

　ま、またか。でも怖くない怖くない怖くない……。
『私、メリーさん今あな』
　携帯をへし折った。怖くない怖くない怖くな

ピリリリリリリ。

　くっ、今度は直接、家の電話だと？いやいや怖くない怖くなんか無い……。僕は、意を決して受話器を取った。
「もしもし？」
『ちょっとぉ！』
　うおっ、何だ！？　いきなり女の怒った声が聞こえた。
『ちゃんと出てよ！　私がバカみたいじゃない！』
「うっせーバーカ！　メリーさんがな    </description>
    <dc:date>2009-07-18T21:05:17+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/48.html">
    <title>SPY</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/48.html</link>
    <description>
      ***SPY

長門有希。
ただの無口、そして(極度の)読書家という印象だと思っていたが、 突如電波的な事を俺に打ち明け、それを律儀にも証明してくれた奴。 
最近俺は、あいつの事が気になって仕方が無かった。 いや、そりゃそうだろう。宇宙人だぞ？もしかしたらUFOで登下校するとか、その気になれば地球を破壊することだって呼吸に等しいことかもしれない。
ま、長門に限ってそんな事するなんてありえないけどな。俺が保障できる。
さて本題。俺は最近長門の事が……なんていうと最近の馬鹿は冷やかすのだが、決してそういうことじゃない。
俺は純粋にあいつの事が気になって仕方がないのだ。
だからだろうな。俺があんな血迷ったことをしてしまったのは。

ある日の文芸部室。梅雨に入った文芸部室は怨めしいまでに蒸し暑い。それに、俺と長門しか来ていなくて、朝比奈さんのお茶にありつけていない俺は禁断症状を発しそうな勢いだった。無論、俺が淹れた茶などゴミに等しい代物だ。
……長門、お前は本さえあればどこでも大丈夫なんだろうな。今日も長門は元気に本を読んでいて、なんだろうあれは……何語だ？
「サンスクリット語」
長門は俺の疑問に淡々と聞き覚えのない言語で応えてくれた。聞いても無駄だとは思っていたが、まさか俺のボキャブラリーの中でかすりもしない言語とは。
梅雨の鬱陶しさに完全敗北している俺と、本さえあればどんな環境でも生きていけそうな長門しか居ない為、静けさだけが取り柄だった部室も、
「あっついわねー！」
傍若無人の自他共に認める無敵の団長が入ってきやがったからもう駄目だ。暑い。余計に暑い。
ハルヒは上機嫌なようで、くるりと一回転、そのまま団長席の椅子に着地。そしてパソコンの電源をつけながら、
「今日の我らがSOS団のホームページはどうなってるかしら？」
やめとけハルヒ。どうせ昨日からカウンターは５回も回っていないだろうよ。過度な期待は大抵外れだというのは俺の人生経験の中で見出した鉄則だ。
時計の針が進むにつれて、古泉、朝比奈さんもやってきた。ようやく朝比奈印のお茶にありつけることが出来るじゃないか。朝比奈さんがやかんにお茶を淹れるべく、水を沸かしている間、俺は今か今かとお茶の完成を待っていた。俺が暴れだす前（嘘）に完成してほしいものだが。


ぱたむ。
長門    </description>
    <dc:date>2009-06-26T21:57:11+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/47.html">
    <title>- Love was sleeping. -</title>
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    <description>
      執筆日　2009年6月12日
備考　[[らき☆すたＳＳ第14回コンクール(お題『ゆたかとみなみ』)&gt;http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/1421.html]]副賞作品。
　　　　盛り上がりに欠けるのが欠点。味わいが出せていれば成功。
　　　　決して百合ではありません。念のため。

----

「ゆたか？」 
　寝たのかな。みなみは口には出さなかったが、そう疑問に思った。 

&amp;bold(){　　- Love was sleeping. - }

　長かったような短かったような、とにかく例年よりやや人の動きが多かったゴールデンウイークの明けた５月の半ば。陵桜学園の生徒たちは早くも、来週に控える中間試験に備えて少しずつ殺気立ってきた。一切の部活は活動を停止させ、元より部活に所属していない生徒もまた同様に、新しい学校や学年での初めての定期試験に対して可能な限りの情報網を頼りに対策を煉り始めている。 
　実のところ、みなみ自身も少しだけ疲れていたのだ。ゴールデンウイークの間中ずっと学校に行かなかったせいで身体がなまったのだろうか。復帰初日の朝は、自分がこんな長時間の通学を丸１年以上こなしていたことなどまるで嘘のように全身がだるくてたまらなかった。 
　それは先週の木曜日のことで、またすぐに週末はやってきた。ずいぶんと久しぶりに、まだ今ひとつ顔と名前が一致しないクラスに帰ってきたと思いきや、また少しの間は顔を合わせないことになる。 


　だからだろうか、新担任との放課後面談を終えて職員室から戻ってきたみなみが、自分を待ちくたびれて眠るゆたかを見つけた時に、まだ自分が１年生であるかのような錯覚にとらわれたのも、ひょっとしたら至極当然のことなのかもしれない。 
　陵桜学園の新２年Ｂ組。先々月までのみなみの唯一かつ最大の懸念事項――ゆたかと同じクラスになれるかどうか、は、誰の計らいによるものか、みなみの杞憂に終わってしまった。 
　名簿順で各々の座席が並び、教室の窓際に置かれた自分の席の右斜め２つ後ろ――ちょうどチェスで言うところのナイトが退却する位置だ――にゆたかの姿を見つけた時の自分は、一体どれほど締まりのない表情をしていたのだろう。みなみはうっかりそれを思い出してしまって赤面せざるを得なく    </description>
    <dc:date>2009-10-13T20:33:00+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/46.html">
    <title>行列は出来ないエステ</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/46.html</link>
    <description>
      　その男は、自分の体型を気にしていた。単純に言うと、太っているからである。それのせいで、辛い思いもした。
　だから、男は変わろうと思った。だけど、努力する事をしなかった。まぁ、それが太った理由な訳だが……。
　そんな男に、一つの噂が届いた。『絶対に痩せる事の出来る』というエステがあるという噂。
　エステ。それなら、努力も必要ないだろうと安易な考えを持っていた男は、早速噂のエステへと向かった。
　そのエステは何だか怪しい、狭い路地の奥にあった。看板を見れば、『エステ』と簡潔に書かれているだけである。男は一瞬入るのをためらったが、痩せられるなら何でも良い、と藁にもすがる思いで入った。
　入ってみると、割と雰囲気の良い店だった。快適とまでは言わないけれど、壁のシンプルな灰色が良い感じを醸し出しており、隅に置いてある観葉植物、更に、大きな熱帯魚が泳いでいる巨大な水槽まであった。
　噂を信頼して良かったと、男は胸を撫で下ろす。
「いらっしゃいませ」
　気づくと、まだ16歳くらいだろうか、少女が男の前に立っていた。そこら辺の少女と違うのは、メイド服を着ているところ、そして今まで見た事の無い位の美人である事だ。
「この店に来てくださったのは初めてですよね？　でしたら、初回はお試しで無料なんですよ」
　驚いた事に、この少女は来た客の顔を全て覚えているらしい。何でこのエステは(一見)良い店なのに、(一見)繁盛してないのだろうか？と男は首を傾げた。そんな男の疑問をよそに少女は、
「本店には5キロ減量出来るコースから、10キロ、15キロ減量出来るコースがございます」
　最低でも5キロ、一日で減量出来る。しかも今回は無料。15キロ減量コースを選びたい男だったが、
「ですが、初回お試し無料コースですと、5キロ減量コースのみとなっております」
　と、言われたのでは仕方が無い。男はしぶしぶ5キロ減量コースを選んだ。どんな部屋に案内されるのかと期待した男に、少女から意外な一言を告げられた。
「お客様には、今から私を捕まえて頂きます」
　男は、流石に驚きを隠せない。
「ですが、私は逃げます。その逃げる私を捕まえたら、今夜は私を自由にしてください」
　16歳の少女を自由にしよう、なんて言ったら犯罪だが、今回は別だ。何故なら、少女が承諾しているから――
　男は、一晩    </description>
    <dc:date>2009-05-02T22:41:13+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/45.html">
    <title>February Shower</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/45.html</link>
    <description>
      執筆日　2009年3月15日
備考　忙しくてブランクが長かったので久々の小説、
　　　　途中で誤って消してしまったので文章の整合性がとれてないところがあるかもしれない。
　　　　内容的には『雨作家』の本領発揮と言った感じ。

----

　冬の雨は、どこまでも冷たい。わたしたちの冷え切った身体と心を、如月の通り雨はさらに冷やしてゆく。



　　　　　&amp;bold()&amp;b(){February Shower}



　総じて雪は冬に降るものであるが、冬は雪が降るものだというのは必ずしも正しいわけではない。そのことをわたしたちはつい忘れがちになってしまうのだが、それは今のわたしが受け入れなければならない、紛れもない現実でもあった。つまりは……



「なんで、こんな日に限って傘がないんだろ……」
　そう、傘がないのである。


　今日は週に２回の文芸部活動の日だった。朝倉さんは来たるべき三連休に合わせて久々に帰省している。“彼”は今日、ペットの猫を獣医に診せに行くからと言ってわたしに頭を下げて帰ってしまった。久しぶりの、以前と同じような孤独な文芸部活動だった。
　かつてはそれが普通だったというのに、実のところ今日は寂しくてたまらなかった。ずっと独りだったわたしが人恋しいだなんて可笑しな話だけれど、実際にそうだったのだ。
　どうしようか。誰かが迎えに来てくれるわけでもないけれど、わたしは学校を出ることも出来ずにじっと立ちすくんでいた。
　とりあえず、状況を整理しよう。

　問．わたしは誰だ？
　答．他でもない、長門有希である。１年６組、文芸部長の長門有希である。

　問．今はいつで、ここはどこだ？
　答．２月半ばの金曜日、兵庫県立西宮北高等学校の校門前だ。

　問．わたしは今どうしたい？
　答．自宅マンションの708号室に帰りたい。出来れば雨に濡れることなく。

　問．現状は今どうなっている？
　答．傘を自宅に忘れてきてしまって、家に帰ることができない状況。

　問．過去の経験から鑑みるに、わたしはこの問題をどうやって解決すべき？
　答．同様の問題に遭遇した経験がないわけではないので、恐らくその時は走って自宅まで帰ったものと思われる。

　問．ならば何故それを実行しない？
　答．当時は    </description>
    <dc:date>2009-10-12T00:14:31+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/44.html">
    <title>SON団</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/44.html</link>
    <description>
      ***ＳＯＮ団 


それは、憂鬱な期末テストが終わり、
青春の１Ｐに刻まれるであろう思い出が作れる夏休みに突入した初日の事である。 
長期の休みであろうと、コンビニみたいに年中無休で
活動する俺達ＳＯＮ団は、いつもの喫茶店に集っていた。 



「・・・明日の予定は海」 



我が団の静かながら傍若無人な団長様はいきなりこんな事を言い出した。 
やれやれ、どうしたものか。 



「私の見解では夏休みとは、
青春という名のアルバムの１Ｐに思い出というメモリーを刻む事の出来る絶好の機会」 



そんな事淡々と言われてもな。 
朝比奈さんを見て見れば何と言えばいいのか、
とりあえずほんわりした感じで楽しそうにしているし、 
ハルヒはハルヒでいつもの元気さを振りまいていて、
「大賛成！」とか嬉しそうに言ってるだけだし、 
古泉はいつものニヤケ顔で団長を見つめているだけだ。 



わーったよ。行けばいいんだろ。 
なーんて俺が承諾した理由は、実はと言えばそんな絶好の機会が俺には無いからであった。 
我ながら情けない。ああ、どうせ暇な夏休みだったんだ。 



一瞬この団で思い出が作れるかどうかも怪しいと思ってしまったのだが、 
マスコット的存在の朝比奈さんの水着姿も結構気になるし、ハルヒも居る。 
ついでというのも何だが古泉がいる。 
すまん、どうも古泉は邪魔みたいな感じしかしない。 
そんな事を考えていると、 



「聞いて」 



我が団の団長は言った。 



「明日の海の予定は『世界を大いに盛り上げる為の長門有希の団』
通称ＳＯＮ団の団長長門有希の名にかけて楽しい思い出にしてみせる」 



頼もしく見えたのは俺だけか？ 
いや、そうじゃないな。ハルヒも「いよっ、団長！」とか言ってるし、 
朝比奈さんはパチパチと拍手したりしている。 
古泉は言うまでも無い、ニヤケ顔で見ているだけだった。 
皆、頼もしそうな視線で見つめていたさ。 



我が団の団長、長門有希の姿を。 




翌日。 
俺達は、駅で待ち合わせをしていた。 
不覚にも俺が一番最後に来てしまい、 



「遅いから罰金。海の家で皆に何    </description>
    <dc:date>2009-03-20T20:28:25+09:00</dc:date>
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