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      このサイトは2chの.hack//のパロディSSをまとめたサイトです。 
***&amp;u(){&amp;bold(){アダルト要素を含みますので、&amp;bold(){21歳未満の入室を固く禁止いたします。 }}}


.hackとは 



ネットワークゲーム「The World」を核に、少しずつ違う時間軸(過去、現在、未来)、 
視点(ゲーム内の仮想世界、現実世界)で描かれている。 
ゲーム・メディアミックス・小説など壮大なプロジェクトで描かれている。







このまとめは主にGUのssをまとめています。
勝手にまとめてしまったので、載せてほしくないなど、ご不満がありましたら連絡して頂けると助かります。    </description>
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    <title>亮×志乃　</title>
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      509 ：名無しさん＠ピンキー：2006/11/07(火) 17:50:46 ID:hwi3H9kh
時間無いので冒頭だけ。 

AIDAとの戦いからどれくらいたっただろう。 
あの戦い以来スケィスは呼べなくなった。 
志乃たち、『未帰還者』も助けることができた。 


あれから、俺は・・・・・・。 


「・・・・・くそっ。わけわかんねえ。」 
受験勉強中。 
あの事件の間勉強なんてろくにしてなかったからな。 
わかんなくて当然だ。 
（ピンポーン） 
人が勉強してるときに限って来客が来る。 
何？俺呪われてんの？ 
「・・・・・・ちっ。」 
ぼさぼさの頭をかきながら玄関に向かう。 
いらいらしながらドアを 
開けた 
「こんにちわ、ハセヲ。」 
閉めた 
「え・・・・今のって。」 
何度も見舞いに行ってたんだ、見間違えるはずがない 
玄関にいるのは、あの世界で救い出した女性。 

志乃だった。 


522 ：ハセヲ×志乃：2006/11/07(火) 23:33:22 ID:hwi3H9kh
５０９の続き 

（ハァ・・・・。何でこんなことになってんだろ。） 
ハセヲ・・・・・・・三崎亮の家のリビングでは亮のほかに３人。 
志乃・アトリ・揺光である。 
（正確には七尾志乃・日下千草・倉本知香だが・・・・。） 
そう、いつの間にかハセヲの家は 
『志乃先生の大勉強会』になっていた。 
ことの発端は数時間前にさかのぼる。 

・・・・・・・・何で志乃がここに？ 
とりあえずその疑問が俺の頭に浮かんだ。 
ってか何で俺の家知ってんだよ！！ 
とりあえずいつまでも外においとくのもあれだ。 
改めて玄関を開ける。 
「・・・・・・・・・・・・。」 
「・・・・・・・・・・・・。」 
やっぱりいる。 
「・・・・・・・・入れよ。」 
「それじゃあ、おじゃましまーす。あ、勉強してたんだ。」 
手荷物を玄関においてリビングにおいてあった俺の課題を見る。 
そういえば志乃っていくつだっけ？ 
大学生くらいか？ 
「なあ。」 
「なに？」 
とりあえずさっきからの疑問を投げかける。 
「何で俺んち知ってんだよ。」 
「オーヴァンに聞いたの。」 
あの変態ストーカーメガネめ！！俺の現住所まで把握済みかよ！！ 
今度あったら問いたださねえとな。 
「で、何しに来たんだよ。」 
あくまでゲームのキャラを演じる 
少なくとも俺の敬語なんて想像できねえｗ 
「ん？まだお礼言ってなかったな。っておもって。」 
「　？　」 
「助けてくれてありがとう。」 
自分でもわかるくらいに顔が真っ赤になる。 
「べ、別に礼を言われるような事じゃ・・・・・。」 
「だからね。」 
一歩一歩俺に近づいてくる。 
志乃が一歩近づくたびに俺は一歩下がる。 
しかし、もうそこは壁。 
それでも志乃は近づいてくる。 
え？この展開って・・・・・。 
ちょ　俺、心の準備が。 
「勉強教えてあげる。」 
「・・・・は？」 
「だから勉強。やってたんでしょ？」 
・・・・・・・・とりあえず俺の馬鹿 
まずあんな期待をする時点でアレだ。 
・・・・・・・・・ＡＶの見過ぎか？ 
この前捨ててよかった。 
「ほら、ハセヲ。こっち来て。」 
「ん。」 
志乃に呼ばれて俺はやりかけの課題を始める。 
しかし、このとき俺はまだ予想してなかった。 
これが悪夢の始まりとは・・・・・・・・・・。 


584 ：ハセヲ×志乃：2006/11/09(木) 23:04:09 ID:6NURWbHR
５２２の続きいきまーす 

「・・・・・・・・・・・・・・・・。」 
「どうしたの？またわかんなくなった？」 
ハァ。 
もうかれこれ３時間この調子だよ。 
そろそろ休憩したいんだけどな。 
「・・・・・・・・・なあ。」 
「なに？」 
「そろそろ休憩しねぇ？」 
志乃が時計を見ると 
８：２９ 
「・・・・・・・・・晩飯まだだし。」 
「・・・・・・・・・・・・そだね。」 
と、いうわけで 
「さあ！！ハセヲこの中から一枚選んで！！」 
「・・・・・・・・・これだっ！！」 
晩飯をくじできめることにした。 
選択肢 
１俺が作る 
２志乃が作る 
３外食する 
俺が選んだのは 

２番 

「あーあ。私が作るのか。」 
「よっしゃ！！」 
これで俺はしばらくのんびりできる。 
にしても志乃の手料理か。 
・・・・・・・少し楽しみ。 
「あ、そういえばメールチェックしてねえ。」 
ってなかんじでパソコンをつける。 
アイコンの中からmail stationを選ぶ。 
「特に重要メールは来てないな・・・・。」 
そして目に浮かぶのが 
the worldのアイコン 
・・・・・・・・・久しぶりに言ってみるか。 
俺はM2Dをかぶってログインした。 


663 ：ハセヲ×志乃：2006/11/12(日) 16:36:35 ID:tfsrUKsg
久しぶりだな・・・・・・この景色 
ハセヲはθサーバードル・ドナに現れた。 

この瞬間から三崎亮はハセヲに変わる。 
純白のＰＣ 
一般のＰＣではできないはずの４回目のエクステンド 
これが世界を救った勇者の姿だった。 
（久しぶりにエリアにでもでるか。） 
と、思ってカオスゲートに向かうと 
「あ！！ハセヲさん！！」 
・・・・・この脳天気な響きはっ・・・・・・・！！ 
「・・・・・・・・アトリ。」 
相変わらずこいつの頭はお花畑だな。 
「どうしたんですか！？おひさしぶりです！！」 
「・・・・・久しぶり。」 
やっぱりこいつ苦手だ。 
こいつのお気楽オーラについていけねえ。 
「あ！そうそう、今シラバスさんたちと＠HOMEで話してたんですよ！！ 
まだいると思うので一緒に行きましょ！！ね？」 
ここは言うこと聞いといた方がよさげだな。 
＠HOMEか。 
今じゃカナードもケストレルや月の樹と同じくらいでかいギルドになってる。 
一時期は俺のメールボックス１００通位加入メールたまってたしな。 
「それじゃあ行きましょう！！」 
ずるずると引きずられて俺はカナード専用の特設エリアに向かった。。 

「シラバスさーん！！」 
「あ！！アトリちゃんに・・・・・・ハセヲ！？」 
「・・・・・・よう。」 
エリアの内部は人がごった返してる。 
今のカナードは確か１２００人くらいいたっけか？ 
初心者サポートと中級者サポートで分かれてるようだ。 
「うわー。ハセヲ久しぶりだなー！！」 
「そうだな、ところでガスパーは？」 
さっきから辺りを見回しているがガスパーの姿が見えない 
何やってんだ？あいつ。 
「ガスパーなら悪徳ＰＫ集団を壊滅させに行ってるよｗ」 
・・・・・・確かにあいつ俺とくんでただけあってレベル１５０だしな。 
・・・・・・・・・・・時間は人を変えるもんだな。 

666 ：ハセヲ×志乃：2006/11/12(日) 16:54:54 ID:tfsrUKsg
「お！ハセヲじゃん！！」 
「揺光！！」 
エリアの奥から来たのは揺光 
そういえばこいつも加入してたっけ 
「どうしたんだ？受験勉強はしなくていいのか？ｗ」 
「休憩中だ。」 
俺は高３になったときメンバー全員に受験のことを話した 
いきなりいなくなって騒がれると困るからな。 
「そういえば受験生だったね。僕が教えてあげようか？ｗ」 
シラバス・・・・・・お前っていくつだっけ？ 
「いい、今志乃がうちに来てるから。」 
「！！」 
「！！」 
ん？何かアトリと揺光の顔色が悪くなったような・・・。 
「はははははははははせをさん！！しのさんがいまいるんですか！？りあるで！？」 
「ほ、本当なのか！！ハセヲ！！」 
「アトリ、変換できてないぞ。後、本当だ。」 
なにあせってんだ？こいつら。 
「そそそそそそそｊｍｇ：えｊｔめらふじこｂｈにえｈんｒ」 
「ｋｂｈにえｔびｓｋｈｊｔふじｋｈんぎおあえｒｈｎ」 
「お、おちついて！！二人とも！！」 
？なんなんだ？こいつら。 
！！まさか・・・・・・・ＡＩＤＡか！？ 
「お、おい。」 
「わたしもいきます！！はせをさん」 
「あ、あたしも！！」 
はぁ？アトリ・・・・また変換できてない。 
「くるって・・・・・うちにか？」 
「はい！！」 
「ああ！！」 
・・・・・・・・・・・どうすんだよ。 
ここで断ったら後が怖いような・・・・ 
「・・・・・・わかった。」 
「「本当ですか！！（本当か！！）」」 
「・・・・・後で住所メールしとく。」 

・・・・・・・・・・・・俺は何でこのときＯＫしちまったんだろう。 


685 ：ハセヲ×志乃：2006/11/13(月) 16:24:15 ID:0F1L77w4
はあ・・・・・・・・・ 
リアルでは数分しかログインしていないのに何でこんなに疲れるんだ？ 
これがどっと疲れたってやつだ。 
ん？何だこの臭い。 
「・・・・・・・・・・焦げ臭い。」 
今うちにいるのは俺と志乃・・・・・・・・。 
まさか！！ 
とりあえずＯＳの電源を切って階段を下る。 
一階についた 
そこには炎が立ちこめているフライパンと格闘する志乃の姿があった。 
「お、おい志乃！？」 
「あ、ハセヲ！助けて！！」 
そりゃ助ける・・・・・・・つかこのままじゃ家が燃える！！ 
とりあえず近くにあった鍋に水を一杯くんでフライパンにぶっかける 
「きゃあ！！」 
「あ・・・。」 
とりあえず火は消えた 
それと同時に志乃が水浸しだ・・・・・。 
「ふ、ふふふふふふふふふふふふ。」 
「あのー。志乃さん？」 
おそるおそる近づいてみた。 
「ハセヲくーーーーーん？」 
「はい・・・・・・。」 
やべぇ、かなり怒ってる。 
「とりあえずタオルを持ってきてくれるかなぁ。」 
「はいぃ！！」 
こ、こえー！！これぞまさに志乃恐怖。 
とりあえず風呂場においてあるバスタオルを２，３枚持っていく。 
「志乃とりあえずこれ・・・・・・！！」 
「え？・・・・・・・きゃあ！！」 
すごいもん見ちまった 
志乃の服装は白のブラウス（っぽいもの） 
白い服に水をかける 
　　↓ 
透ける 
　　↓ 
下着丸見え 
「ハセヲのばかぁぁぁぁぁ！！」 
「ぐはぁ！！」 
思いっきりアッパーカットくらっちまった。 
ちなみにその後しばらくの記憶がない。 
「・・・・・・・・・ハセヲ君、何か言うことは？」 
「・・・・・・・・・ごめんなさい。」 
ちなみに志乃の下着が白だったせいで乳首まで丸見えだった。 
・・・・・・・・・ちょっとラッキーかも。 
「ハセヲ君、なんかやらしいこと考えてない？」 
・・・・・鋭いな、おい。 
「んなわけねーだろ！！」 
「ふーん、それならいいけど。」 
あぶねー、ばれたらえらいことになってたぜ。 
「ハックション！！」 
「寒いのか？風邪引かないうちにシャワーでも浴びて来いよ。」 
「そうする、ズビーッ。」 
しょうがねえ、晩飯は何か注文するか。 
「あ、これからシャワー浴びるけど。」 
「？」 
「のぞいちゃだめだからね？」 
「あ、あたりまえだろ！！」 
そこまで信用ないか？おれ。 

689 ：ハセヲ×志乃：2006/11/13(月) 20:51:55 ID:0F1L77w4
「これでよし・・・っと。」 
とりあえずさっきの火事（？）の後片づけをする 
床は水浸しで壁には焦げ目が。 
とりあえず床を拭いて落とせる焦げ目は落としたけど・・・・。 
親が帰ってきたらどう説明すりゃいいんだ？ 
「そろそろ飯食うか。」 
時計を見ればもう午後九時、さすがに腹が減って仕方がない。 
「・・・・・・・カップ麺でもいいか。」 
出前を頼むつもりだったけどどこもこの時間は注文を受けてくれなかった 
・・・・・・・とにかくため息つくしかねえよ 
「にしても志乃遅ぇな。」 
かれこれ３０分は経ってる。 
のぼせちまったか？ 
と、考えていた矢先。 
「キャーーーーーーー！！。」 
「！！」 
志乃の悲鳴だ！ 
のぞきか！？変質者か！？ 
とりあえず風呂場に・・・・。 
「大丈夫か、志乃！！」 
「いやーーーーー！！ゴキブリーーーー！！」 
すっころんだ 
そんくらいで騒ぐなよ 
えーと、洗剤洗剤。 
「ハセヲ！！早くーーー！！」 
「あーもーわかってるって！！」 
ゴキちゃんに向かって洗剤を打ちまくる 
双銃つかってた頃を思い出す。 
「ふう、もういいぜ。」 
ん？俺なんか大事なこと忘れてないか？ 
「あ、ありがとうハセヲ・・・・・キャーーーーーーー！！！」 
「！！」 
・・・・・・・・俺が何を見たって？ 
志乃の全裸 
胸はあんまりないけどその中にピンク色の乳首が二つ。 
大事なところも丸見えだ。 
ってちょっとマテ、落ち着いてる場合じゃねえぞ！！ 
「・・・・・・・・・（ゴゴゴゴゴゴゴ）」 
「お、落ち着け！志乃！！」 
「ハセヲのばかぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」 
志乃が石鹸やら桶やらを投げてくる 
俺は女風呂をのぞいた変質者か！！ 
いや、実際のぞいてんだけど。 
「お、おちつけ・・・・・・・ぐはぁ！！」 
桶が顔面に直撃した 

「・・・・・・・・・・・・・。」 
「・・・・・・・・・・・・・。」 
志乃は涙を浮かべながらこっちをにらんでる 
・・・・・・・・どうすればいい？かなり気まずいぞ。 
「ピンポーン」 
！！　よかった！！これこそ天の助け！ 
決して今のをボボボーボ・ボー○ボのところてんの名前のように読まないように。 
「ハセヲさーん！！アトリですー！！」 
アトリか、にしても早いな。 
あいつも東京だっけ。 
「え、えーと・・・・・いらっしゃい。」 
「はい、いらっしゃいました。」 
・・・・・・・・・この先どうなるんだ？ 



105 ：ハセ×志乃：2006/11/28(火) 19:15:38 ID:BUN7MQEL
「よぉ、アトリ。早かったな。」 
ほんとに早いよお前、あれからまだ４０分しかたってないぞ？ 
「おじゃましまーす、これがハセヲさんのうちですか・・・・・。」 
にしてもこいつ荷物多いな、この短時間でどうやって準備したんだ？ 
「・・・・・・アトリ、何だその荷物の量・・・・・・。」 
「えーっと、パジャマとか下着とかコントローラーとか・・・。」 
「コントローラーまで持ってきてんのかよ！！」 
・・・・やっぱりこいつの・・・・・なんていうの？オーラ？にはついていけねえ。 
相変わらず頭の中はお花畑っぽいし・・・・・・。 
「とりあえず荷物リビングにもってってくれ。」 
「はい。」 
あまりにも多いのでおれが少し持ってやる 
それとなんだ？このスーパー袋。 
「志乃さんもここにいるんですか？」 
「おう。」 
とりあえず部屋のふちに荷物をおく 
「志乃、こいつアトリ。」 
とりあえず紹介した方がいいよな。 
「アトリちゃん？」 
「はいｗ初めまして。」 
とりあえずカップ麺でも作るか。 
「あれ？ハセヲさん晩ご飯まだなんですか？」 
「ああ・・・まあいろいろあってな。」 
俺が志乃の・・・・・は、裸見たなんて口が裂けてもいえねえ。 
「じゃあ私が何か作りますね。」 
「アトリちゃん・・・・・作れるの？」 
志乃が尊敬のまなざしでアトリを見てる。 
まてよ、アトリの作る料理と言ったら・・・・・・・。 
「おい、アトリまさか牛・・・・・。」 

１５分後 

「・・・・・やっぱりな。」 
できたのはほっかほかの牛丼 
「さっ、食べましょう。」 
「アトリちゃん牛丼好きなの？」 
あー、女子は女子で会話が盛り上がってるみたいだし。 
俺はさっさと食って寝よう 
もう１０時過ぎだし 
「ごちそうさま、俺もう寝るわ。」 
「じゃあ私たちも寝ましょうか、志乃さん。」 
「そうだね。」 
客用の布団ってどこだっけ。 
たしか寝室の戸棚に入ってたはず 
「なあ、布団出すから手伝ってくれ。」 
「あ、私お皿片づけますね。」 
「じゃ、よろしくね、アトリちゃん。」 
とりあえず寝室のある二階に上った 
107 ：ハセ×志乃：2006/11/28(火) 19:31:35 ID:BUN7MQEL
「ハセヲ」 
「ん？」 
階段を上りながら志乃が話しかけてきた。 
「さっきはごめんね、殴ったり物投げたりして。」 
「いや、アレは俺が悪いだろ。」 
何ていってるうちに寝室に到着 
「えっと確かこの辺に・・・。」 
何でこんな上の方の棚に布団がおいてあるんだ？ 
この家ちょっとおかしいよな。 
「あ、ハセヲ私がとるよ。」 
「だいじょうぶか？」 
「平気平気。」 
いすの上に乗って志乃が布団を出す。 
「お、おい一つずつでいいって。」 
志乃が二ついっぺんに出そうとするから危なっかしい。 
「だい・・・・じょう・・・ぶ。」 
と言った矢先にいすが倒れた 
「きゃ・・・・・。」 
「なっ。」 
志乃と布団が同時に倒れてきた 
ドーーーン 
「痛っ、たいじょうぶか志乃・・・・ってうわ！！」 
今の状況を簡単に説明すると 
俺が一番下になってて 
志乃が俺の上に覆い被さってて 
その上に布団（二枚）が乗っている 
「いたた・・・・ごめんねハセヲ・・・！！」 
志乃も気づいたっぽい。 
俺と志乃の顔がほぼゼロ距離 
お互いの息がかかるくらい。 
「・・・・・・ハセヲ。」 
「し、志乃？」 
志乃が目を閉じた 
こ、これは・・・・いける・・・のか？ 
俺も目を閉じて顔を近づける 
唇が重な・・・・・・・・・らなかった 
背後から突き刺さる視線 
「は、ハセヲさん？」 
「あ、アトリ・・・・。」 
「え？」 
そこには拳を握りしめてふるえているアトリが。 
「わ、私がいない間におふたりでなにやってたんですかぁ！！」 
「何って、まだ何も・・・・。」 
「これからやろうとしてたでしょ！！絶対そうです！！」 
（ああ・・・・・俺のファーストキスになりかけたのに・・・・・。） 
心の中で泣いた。     </description>
    <dc:date>2007-11-25T10:53:44+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/37.html">
    <title>亮志乃</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/37.html</link>
    <description>
      606 ：亮志乃：2007/01/22(月) 07:01:18 ID:DAnhRKih
お初です。投下していきます。 


誰に向けたわけでもなく「天気予報は…晴れ、だったよな？」と呟きながら、走る。 
しかしその呟いた声は強い雨音にかき消される。 

突然訪れた雨に、久しぶりのデートは台無しになってしまった。 
（―デートと言うより散歩、と言った方が的確かもしれない。他愛の無い話をしながら、川沿いをぶらぶらと歩くそんな時間。） 
小走りで亮の家に着いたときには、二人ともびしょ濡れだった。 
はぁ、と一息つき志乃が呟く。「亮、くちびる青いよ？」 
そう言い微笑む彼女の口も青く、寒さからか小刻みに震えていた。 
「ン…？」かじかむ手でうまく鍵穴に鍵を入れられない亮は、どこか上の空で答える。 
雨は止む気配が無い。季節は冬、濡れた身体に冷たい風が堪える。 

少しの沈黙の後―ようやく鍵を開けられて心に余裕の出来た亮は、ドアを開けまるで執事のような仕草で「どうぞｗ」とおどけて見せた。 
まるで亮らしくない行動ではあったが、先ほどの空返事のことを気にしているかのようであったので 
志乃はくすりと微笑み「有難う、王子様。」とのってみせた。 

―いつものことながら亮の家には誰もおらず、生活の香りの無いそれは、外と同じような静けさと寒さだった。 
志乃はそんな冷たい（…悲しい、と言うべきだろうか？）亮の家が好きではなかった。 
いつだったか、「気楽でいいぜｗ」と亮は言っていたけれど、家庭の温かさを知っている志乃は黙って微笑むしかできなかった。 

今度は濡れて解けない靴紐と格闘していた亮は、そんな志乃に気付きどうしたのかと首を傾げれば、 
志乃は亮を見、ぽつりと呟いた。 
「ううん、なんでもない。ごめんね、ぼーっとしちゃった。」 

それが寒さのせいであると勘違いした亮は、靴を投げ捨て早足で風呂場へと赴き湯を張り始る。 
投げ捨てられた靴をきちんと揃え、自身の靴と並んだ様を見て志乃は少し幸せな気分になった。 
「亮、一緒に入らない？お風呂。」 


607 ：亮志乃2：2007/01/22(月) 07:07:07 ID:DAnhRKih
―寒そうにしていた志乃を見て、無心で風呂場へ出向いた亮は、湯を張りながら一つの疑問とぶつかっていた。 
「風呂は…誰が入るんだ？いや、誰がって、俺らだけど…」 

亮と志乃は何度か肌を重ねた仲ではあったが、一緒に風呂に入る程くだけた関係でもない。 
セックスの時の亮はAVで仕入れた知識を嵌め込めるようなぎこちなさであったし、 
志乃が嫌がるかもしれないと思い、行為中はいつも電気は点けないでいた。 
明るい場所で志乃の裸体を見たことが、まだないのだ。 

自身も凍えて震えが止まらないが、下心があると思われるのもイヤで。 
（―下心はもちろん、あるのだけれども） 
「志乃、先に入れよ」と言おうとしたときであった。 

「亮、一緒に入らない？お風呂。」 

予想だにしていなかった志乃からの提案に「へあ？」とえらく素っ頓狂な声を出してしまい、慌てて口を閉じる。 
しかしその努力むなしく。志乃はくすくすと笑いながら、素っ頓狂な声の主の居る風呂場へ入ってきた。 
「亮、ふふ、なに今の返事。OKだかNOだかわからないよ。」 
笑いが堪えきれないといった様子で亮に話しかける。 
亮はといえばバツが悪く不貞腐れた表情で頭を掻き、先ほどの志乃の問いへの返答に頭を悩ませていた。 
いや、答えはYESなのだが。寧ろYESを望んでいたのだが。 
一瞬の沈黙。そして「あ、あぁ…。」という何とも情けない返事に至った。 
期待や不安…というより状況すら掴めていない頭から 
気の利いた台詞を繰り出すことなどできなかった。 


608 ：亮志乃3：2007/01/22(月) 07:30:50 ID:DAnhRKih
「俺、タオルとか着替え…準備すっから…先、入ってろよ。」と亮が言えば、 
「うん、ありがとう。」いつもと同じ笑顔で志乃は微笑む。 

2階にある自室へ服を取りに行く最中、 
何かを考えようとするものの、うまく思考しない。 
頭が真っ白になるって、こういうことか…。 
先ほどの志乃の笑顔を思い出し、フゥと息を吐き、気を落ち着かせた。 

「志乃はいつも通りだったじゃねぇか…落ち着けよ俺！」 

部屋を出て行こうとした際、ハンガーに目がとまる。 
「そういや、志乃は濡れた服も乾かさなきゃなんねぇよな…。これも必要、か。」 
志乃は褒めてくれるだろうか、なんて子供じみた事を考えながら、階段を駆け下りた。 


636 ：亮志乃4：2007/01/23(火) 19:47:49 ID:JGOBzxfg
続き投下していきます 
亮志乃というより志乃亮といわんばかりのヘタレぶりですまんorz 


脱衣所へ入ると、きちんと畳まれた服。そして奥の風呂場ではシャワーの音が聞こえていた。 

皺になる前にハンガーにかけた方がいいだろうなと思うも 
勝手に服に触ってはまずいか、と思い直し 
「志乃、ハンガー持ってきたんだけど？」風呂場にいる志乃へ伺いを立てる。 

少しの沈黙の後、がちゃりと風呂の扉が開いて不意に志乃が顔を出したものだから、 
亮は一歩仰け反った。文字通り志乃は顔だけしか出していなかったのだが。 
（―俺さっきから格好悪ィ…） 

「気が利くね、ありがとう。借りていいかな。」と志乃が微笑めば 
「お…俺がやるよ、かけるだけだし。あ、風呂のモン好きに使って？」と精一杯冷静に答えた。 
「え、でも」と志乃が言いかけたが亮は気にせず志乃の服を広げ、パン、と皺を伸ばした。 
その拍子に服の下にあった下着が落下し、またもや醜態を晒す結果になった。 
（―し、死にてェ…） 
そんな亮に志乃はくすりと笑ってありがとう、亮も早くおいで。と言い、扉を閉めた。 

―見ないフリをしてくれたのだろうか。 
ハンガーをドアの蝶番の部分へかけ、割れ物のような扱いで下着をそっと拾い元の場所へ置き。 
これからの事よりも自分のヘタレ具合に、亮は頭が真っ白になるのだった

638 ：亮志乃5：2007/01/23(火) 20:05:58 ID:JGOBzxfg
脳内で風呂場での行動をシミュレーションした亮は 
（タオル巻いてった方がいいよな？） 
（女の子は頭にタオル巻いて湯船につかるんじゃねえのか？） 
という結論に至り、タオルを持って風呂場へ歩み寄る。 

「志乃…入るぞ」 
「ウン」 

それなりに広い風呂場であるが、シャワーと湯船の湯気で霞がかっている。 
「悪ィ、俺湯船に直行するわｗ」扉に背を向けシャワーを浴びる志乃の横へタオルを置き、 
なるべく志乃を見ないように、見ないように湯船へ直行した。 
それでも湯気に同化してしまうような白い背中に目がいってしまう。 

（志乃、―すげェ綺麗。） 

すっかり凍えた亮に身体には湯船の湯は熱く感じ、湯船の淵でちびちびと身体を慣らすうち 
きゅ、とシャワーの蛇口を閉める音がした。 
「タオルありがとう」 

その声に振り向くと、タオルで胸や秘部は隠しているものの 
腕や足はあらわな志乃が立っていた。 
濡れた髪にいつもの笑顔。 
それだけで、その光景だけで、もうどうにかなりそうだった。 
「志乃…」 


639 ：亮志乃6：2007/01/23(火) 20:12:28 ID:JGOBzxfg
「志乃、一緒に入らねェ？」 
湯船へ身体を沈めた亮は、「ほら」と両手を広げる。 
それに答えようとした志乃は、片手で狭いスペースへ湯船へ入ろうとした所為でバランスを崩し 
勢いよく亮に倒れこんでしまった。 
「きゃ…！！」 
「ぎゃあぁ…！！げほ！」不意の一撃にまたもや情けない声を出してしまう。 
志乃の背中が胸へ直撃し、軽く咳き込んだ。 

「りょ・亮…！大丈夫？ごめんね、痛かったね」と亮の顔を心配そうに覗き込めば 
「なんてことねーよ」志乃の、まるで子供をあやす様な口調に亮は口を尖らす。 

「それより志乃は大丈夫かよ…」 
手を伸ばし痛いところはないか？と言おうと思ったが 
差し出した手で志乃を後ろから抱きしめバスタブにもたれかかった。 
「あったかいね。」 
志乃は、俺の右肩にこつん、と頭を置いた。首からは柔らかい髪の感触。 
両手いっぱいに志乃の身体を感じる。 
それだけの行為でさえ、愛おしい気持ちで満たされていく。 
抱きしめられて、安心したようにゆるゆると緩んでいくその横顔を覗き込む。 
「まだ志乃、身体…冷たいな。」 
そういい終わるや否や、志乃の唇を指で撫で。 
少しだけ身体を起こし、舌を差し出して志乃の唇を舐めキスをする。 
「…りょ……ン…ふ…」 
志乃は何かを言いかけたが、歯を掠めて口内に辿り着いた亮の舌で塞がれた唇からは、もう吐息しか漏れなかった。 


670 ：亮志乃7：2007/01/25(木) 02:57:16 ID:2NHJiEZZ
乙です。続き投下してきます 



鼻から漏れる志乃の甘い声に、亮は夢中になっていた。 
「っふ…ン…」 
亮の髪から滴り落ちる雫が、唾液が、志乃の頬を伝い湯船へと流れ落ちる。 
ちゅくちゅくと唾液の交わる音がさらに気分を高め、 
志乃の吐息を忙しいものに変えさせてもなお、その口内を貪った。 

志乃を抱いていた手は、触るような程度で胸の突起を弾いたりつねる。 
そうすればもどかしくなった志乃は、 
潤んだ目で「りょ…もっと…っ、」と訴えるのだった。 

「もっと…ナニ？どうして欲しい？」 
志乃の求めるものがまるで気付かないといった調子で 
耳をねっとりと舐め上げれば、 
志乃の身体はびくりと震え、胸の突起は更に膨らみを増す。 

「どうして欲しいの志乃…こう？」耳たぶを甘噛みしながら亮が乳首をきつくつねると 
「ぅ…ん、そ…そこ　ぁ…、あ！」唇を開放された志乃は 
短い呼吸で喘ぎ亮の手に翻弄されていく。 


671 ：亮志乃8：2007/01/25(木) 03:06:59 ID:2NHJiEZZ
既に硬く立ち上がっている亮のモノが背中に当たっているのに気付いた志乃は 
自身の左手を後ろへ回し、おねだりをするように亮のモノを撫でる。 
「あ…っ、りょ…う…？」 

それでも意地悪く耳や胸のみをせめる亮に耐えられなくなり 
志乃は自らの手で自慰をしようと、ゆるゆると右手を自身の秘部へ向ける。が、 
それに気付いた亮は志乃の秘部から右手を奪う。 
「あン…ぁ、りょ…りょう…りょ、う…！」 
もう我慢できないと言わんばかりに脚をこわばらせ、 
涙目で亮を見つめながら、左手で亮のモノをしごきだす。 

亮自身、直ぐにでも挿れたいほど欲望が育っていたが、 
いつもと違った志乃の一面がもっと見ていたくて。 
しごかれている自身の欲望を意識しないようにし、 
先ほど奪った志乃の右手を口に咥えぺろぺろと舐めながら、 
左手は志乃の太股を撫で、その中心へと触れる。さわさわと触れるだけで更に志乃を焦らす。 

「志乃、挿れて欲しい？」 

志乃は恥ずかしい所為か唇を軽く噛み上目遣いで亮を見つめる。 
そんな志乃のだらしなく垂らした唾液を舐め取り「―可愛い、志乃。」と呟けば 
志乃は「亮の、欲しい…よ…ぅ」と甘く余裕のない声で亮のモノを懇願するのだった。 


679 ：亮志乃9：2007/01/25(木) 17:03:56 ID:2NHJiEZZ
ちょ　悪ノリ好きだから反応したくなったw&gt;&gt;675 
自演厨ですんませんが続き投下してきますｗ 




湯船で行為に及ぶのもよさそうではあったが身体はすっかり火照っていたので 
「志乃、立てるか？」と志乃の腕を取り湯船を出るよう促すと、 
すっかり欲情した志乃は亮の言うがままに湯船から出、亮の唇にキスをし 
早く、といわんばかりの顔で見つめる。 

（ヤバイ―もっと苛めたくなっちまう…） 

「膝で立って志乃…」亮は腰を下ろし太股で挟むような形で、 
膝立ちの志乃を包んだ。 
ベッドへ行こうと思っていたが、もうこのまま風呂場でぐちゃぐちゃにしてやろうと。 
膝で立てなくなるまで感じさせてやろうと、 
胸の突起を舌で吸うように強く舐めあげ、片手では余ったほうの乳房を、 
もう片手は秘部を、先ほどとは違い強く刺激する。 
「は…っ、あ…ン、…あっ、あ！」 
「ここ…？志乃、ココがいいの？」と志乃の秘部の小さな突起を弾きつねれば、 
「ひ、ぁ…っ！！！！」志乃はもうがくがくと震え亮の肩へ手をつき 
ぽろぽろと涙をこぼし言葉にならない喘ぎ声が風呂場へ響く。 

ひざ立ちの志乃を抱きしめるようにキスする自分たちの姿が鏡に映るのが見え 
その姿に更に興奮する。 
（ヤベェ、志乃スッゲー気持ちよさそーで…可愛い） 


680 ：亮志乃10：2007/01/25(木) 17:06:33 ID:2NHJiEZZ
更に刺激を強めてやると、 
もう快感で立てなくなった志乃はがくりと腰を落とし、倒れこんできた。 
「だめだろ、座っちゃ…」と言いながらも、刺激の手を緩めない。 
志乃はもう限界そうだった。胸で呼吸をし、だらしなく口から唾液を落とす。 

「どうしてほしいの？」言えるよな？といった口調で志乃へ伺いをたてれば 
「りょ…のが、欲し…っ、よ…」と、志乃はたどたどしく呟いた。 
その言葉に満足した亮は志乃の髪を撫でキスをする。 

風呂場の床は固い。此処に志乃を寝かせるのは悪い気がして、 
キスをしながら、志乃を抱きしめゆっくりと、自分が下になるように倒れこんだ。 
そうして口を離し、糸を引いた唾液を舌で舐めとりながら 
「志乃、志乃が挿れて？」と少し悪戯な笑みを浮かべ低く囁けば 
志乃はぴくりと身体を震わせ、顔を赤らめ亮を見つめる。 

普段お姉さん的立場に居るから気付かなかったが 
志乃は、このテの言葉に敏感な気がする。 

亮は、まるで女のように志乃の首に手を回し軽くキスをし 
自身の固くなったものを、煽るように志乃の脚にこすりつけ 
「志乃、なに今の返事。OKだかNOだかわかんねーよ…」と、 
先ほど志乃に言われた言葉を真似て意地悪く笑った。 

681 ：亮志乃11：2007/01/25(木) 17:08:55 ID:2NHJiEZZ
その時の志乃の困ったような嬉しいような表情がまた堪らなかった。 
そんな志乃を更にあおり、どうしたいの？と頬を撫でれば 
志乃は、亮のモノに手を伸ばすのだった。 

すっかり濡れた志乃のそれは、亮のモノを受け入れるには充分ではあったのだが 
自分で挿れたことがなかった志乃は、なるべく亮に秘部が見えないように脚を閉じ、 
何度か挿れようとするがうまくいかない。 
もどかしさや恥ずかしさで、顔を背ける志乃が可愛くて。 

「ほら、志乃…ちゃんと脚ひらかねーと…」と脚を開いてやれば、 
亮のモノはずぶずぶと志乃の中へ入った。 
「…ッ！志乃…志乃！」あたたかく締め付ける志乃のそれに、亮は思わず声を出す。 
「あ　ぁああっ　ああ…ん！」 
やっと亮のモノを受け入れられた志乃は快感に背中を震わせ自ら腰を振りはじめる。 
「く…志乃…ッ　すげえ気持ちいい…！」     </description>
    <dc:date>2007-11-25T10:53:10+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/36.html">
    <title>亮×志乃</title>
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    <description>
      384 ：名無しさん＠ピンキー：2007/03/27(火) 15:31:06 ID:iluNbIYw
俺たち碑文使いがクビアを倒してから数ヶ月。The worldはあるべき姿、平和な日常を取 
り戻すことができたようだ。PKは少しも減らないが、まあそれもあるべき姿の一つなのだ 
ろう。Auraが言っていたようにこれからも俺たちの手でこのThe worldは作られていく。 
未来はきっと明るい。俺はそう信じている。 
　それから今の俺はこれまでにないほどThe worldを楽しんでいる。カナードのギルドマ 
スターとしてシラバス、ガスパーとショップを開いたり、クーンやパイとクエストをこな 
したり、大火のおっさんや松と修行したりもするし、朔望とアイナと遊んだこともあった。 
他にもアトリと揺光と冒険に行って二人の喧嘩に巻き込まれたり、なつめに襲われたり、 
欅に改造されそうになって逃げ出したり・・・・まあ大変なこともある。 
　昔とは違う。今の俺には仲間がいる。そしてそばに志乃がいる。 

　今俺はThe worldでのハセヲ、リアルでの亮という両方の形で志乃と一緒にいることが 
できる。志乃が目覚めて改めて志乃の大切さを感じさせられた。志乃を助けるために俺は 
変わることができた。そしてこれからも志乃のために変わっていくことができる。志乃が 
誰よりも大切だ。そんな俺にとって志乃との距離をもっと縮めたいと思うのは当然のこと 
だった。 
グリーティングカードはかなり便利だ。聞きにくいこと、簡単には口にできないことも 
相手に伝えることができる。そんなところがまだ青臭いガキなんだろう。 
『よかったら今度、一緒にご飯食べに行こう。』グルメのグリーティングカードのおかげ 
で志乃と一緒に食事に行くことができた。 
『あまり一途にならないで。』フラワーギフトのカードではなんかくやしかった。『ハセ 
ヲ・・・　・・・私はハセヲのこと好きだよ・・・　・・・。』でも・・・うれしかった。 
　俺の好意は志乃に届いていると思う。そして志乃は俺に好意を返してくれている。幸せな 
日々だと思う。それでも未だに消えない壁もある。まだ志乃は俺に対して壁を作っている。 
そしてそれは俺も同じだ。 
　オーヴァンが消えた世界。オーヴァンはいつか戻ってくると俺も志乃も信じている。そ 
れでも埋まらないものはある。思いが揺らぐこともある。 
　俺は志乃が好きだ。俺はそれを埋めていくことができるだろうか。 
390 ：名無しさん＠ピンキー：2007/03/28(水) 11:09:31 ID:NRyeANLf
Side―志乃 

半年にわたる昏睡状態から目覚めて数ヶ月。私はようやく二つの世界に帰ってくること 
ができた。リアルとThe world、彼―オーヴァンのいない世界に。 
今でも悔しい。どうして彼の支えになってあげられなかったのだろうか。私はオーヴァ 
ンに自分の身を捧げた。でもそれは彼のためじゃない、自分のためだ。私は彼の特別になりたか 
った。彼の、妹のためにすべてを投げ出した彼のように強くなかった。覚悟の足りない私 
が彼の特別になれるはずなどなかった。 
ハセヲ―亮はそんな私を特別にしてくれた。目覚めてからの私は以前よりずいぶんぎこ 
ちなく彼と接してしまっていると思う。彼は頻繁にメールやレアなグリーティングカード 
を送ってくる。私は彼のことが好きで、そのことを自分でも意外なくらい素直に伝えてい 
る。亮のことが好きな気持ちに嘘はない。でもオーヴァンのことは忘れられない。そのこ 
とが結果的に亮を傷つけてしまっている。それでも彼のことを突き放すこともできない。 
やっぱり私は弱い。 
　いつまでも亮に甘えていてはいけないと思う。私が前に進まなければきっと彼にも迷惑 
がかかる。そして彼に置いてかれる。そんな想いから私はいつのまにか亮をデートに誘っ 
ていた。それが自分勝手な思いつきと行動だと知りながら、とにかく動きたかった。 


393 ：名無しさん＠ピンキー：2007/03/28(水) 22:31:07 ID:NRyeANLf
Side－亮 

休日の街は明るく活気に満ちている。晴天ならなおさらだ。待ち行く人もみんなこころ 
なしか浮かれているように感じる。俺はそんなことを考えながら自分が一番ぶっちぎりで 
浮かれていることに気づいていなかった。 
今日はリアルでの志乃とのデート。やはりデートはリアルじゃないと（The Worldで二 
人きりもそれなりにいいけど）。それも珍しく志乃の方から誘ってくれたのだ。自分が思い 
を寄せている女性から誘われたら男なら少なからず浮かれるだろう。まして亮は高校生。 
その浮かれようは挙動不審の域だ。今まで志乃と何度かデートはしたがいつも落ち着いて 
る志乃と違い俺はテンパっていることが多かったし、恋人になるどころか仲のいい友達程 
度が関の山。とりあえず志乃が来るまで少し落ち着いておこうと俺は深く深呼吸した。 

志乃が待ち合わせ場所に現れたのは待ち合わせ時刻の５分前。早すぎず遅すぎずの絶妙 
なタイミング。この時点で三十分以上前から待っていた俺より一歩上手だ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 
今日も志乃は落ち着いた感じの服装、薄いピンクのシャツに黒の上着、ひざまでのスカ 
ートに茶色いブーツ。女の子の服装には詳しくないけど趣味はいいと思う。でも褒めやす 
いところがない服装だったのでどこもほめられずにスルーしてしまった。自分の経験値の 
低さが恨めしい。とりあえず歩きながら話題を振ってみる。 
「志乃、最近大学のほうはどう？」 
「う～ん。やっぱりまだ厳しいかな。一般教養の授業がまだいっぱいあるし。」 
志乃は心理学方面の知識を学ぼうと考えているらしい。前にそのことについていろい　 
ろ話してくれたとき話についていけなくて悔しい思いをした。普段あまり感じない志乃と 
の年の差を感じさせられたのを覚えている。今はいろいろと忙しい時期みたいだ。 
「サークルに入ったりはしないの？勉強だけじゃ疲れるしストレスも溜まるだろ。」 
「今は勉強のほうに力をいれたいし、The Worldにも今までどおり時間を割きたいし。で 
も友達とお茶したり、遊びに行くことはたまにあるよ。楽しいよね。」 
志乃の友達ってどんな人なんだろう。前にちゃらちゃらしただけの人は嫌いって言って 
たけどやっぱり中身のある人なんだろうか。その人たちとどんな話をするんだろう。少し 
考え込んでしまっていたのだろうか。 
「どうしたの？」 
志乃がしたからのぞきこむようにして楽しそうな顔をしている。 
「安心して、女の子の友達だから。彼氏もまだ作ってないし。」 
不穏なセリフがまざった。聞き流せず思わず声がとがってしまう。 
「まだってなんだよ。」 
「あ、亮は妬いてくれるんだ。うれしいな。」 
確信犯だ。絶対遊ばれてる。それでも俺の顔は真っ赤になってしまったと思う。今回のデー 
トもやっぱり志乃のペースみたいだ。     </description>
    <dc:date>2007-11-25T10:52:48+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/35.html">
    <title>がらす玉</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/35.html</link>
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      310 ：がらす玉：2006/11/02(木) 20:54:28 ID:wcP62j/C
最近このパターンが定例化しつつある。 
朔からメール⇒参加しないと何言われるかわからないから承諾⇒ストレスのたまる（？）冒険。 
ハセヲは、アイテム入手をレベル上げも兼ねて行えるためかなりの頻度で参加している。 
しかし問題点がない訳ではない。 
そう、朔だ。 
毎回毎回それはもう羨ましそうで憎らしげにハセヲを睨む。当然悪態の類も飛んでくる。 
アイテム＆経験値がゲットできることと朔の悪態や行動を我慢することがとてつもなくぎりぎりのバランスで両立されていた。 
やはりハセヲも一プレイヤーなので楽しい冒険もしたいのである。 


311 ：がらす玉：2006/11/02(木) 21:05:29 ID:wcP62j/C
だが、今日の冒険は普段と趣を異としていた。 
エンデュランスがいなかったのである。 
朔と二人で草原フィールドを歩く。 
「今日は何でエンデュランスがいないんだ？」 
ハセヲの二歩先をさっさと歩く朔に向かって聞いた。 
「風邪なんやて…はぁ、ツイてへんなぁ…」 
普段なら『何でそないなことハセヲに教えなあかんねん』などと言って睨みをプレゼントするはずの朔が、妙に素直になっている。 
ハセヲは、 
（エンデュランスが来ないからか？　それなら中止にすればいいだろうに） 
と思ったが、敢えて口には出さなかった。 


312 ：がらす玉：2006/11/02(木) 21:19:31 ID:wcP62j/C
戦闘を繰り返すこと数十分。特に話をするでもなく（エンデュランスがいた場合、話というより悪態が先につく）苦戦しながらもモンスターを狩っていく。 
宝箱を幾つか開けアイテムを回収すると今回のミッションであるボス討伐に取り掛かった。 
通常のバトルとは違い、かなりてこずる。何故か朔ばかりに攻撃が行くためそれをフォローする。 
何とか勝利をおさめた二人。 
「無茶しすぎだ朔」 
武器を仕舞いつつ言う。 
ハセヲやエンデュランスは朔より若干レベルが高い。それに（主にエンデュランス）レベルを合わせる為、当然朔は苦労することになる。 


350 ：がらす玉：2006/11/03(金) 21:16:30 ID:YFnKRJGi
310-312の続き 


しかも今回は二人だけだ。 
エンデュランスとともに前衛が二人いたならば朔のダメージはもっと減っていただろう。 
ふと見ると、やけに朔がふらついていることに気付いた。 
「おい、大丈夫か朔？」 
「何がや？」 
「お前…調子悪いんじゃねぇのか？」 
声をかけられハセヲを睨んでいた目が、一瞬泳ぐ。 
（やっぱり、か…） 
腕を組み、小さな溜息を漏らすハセヲ。 
「カンケーないやん、ウチの調子がよかろうと悪かろうと…」 
朔は悪態を吐くが、どうも覇気に欠ける。 


366 ：がらす玉：2006/11/04(土) 06:48:38 ID:jQb9OuPJ
「二人揃って風邪引きさんかよｗ」 
などと鼻で笑いながら言ったが、 
「チッ…さっさとゲームやめて寝ろよ」 
一応病人の為、気にかけてしまう。アトリパワー恐るべし、である。 
が、 
「いやや。ハセヲの言うことなんかきかん…」 
朔はそれをはねのける。 
「ふざけてねぇでさっさと寝ろ！　お前の大好きなエン様と会えなくなってもいいのかよ！」 
多少語気を荒げる様に言うハセヲ。しかし朔はふるふると頭を左右に振るだけである。 
「いやや、エン様に渡したいもんがあんねん…手に入れるまで帰らへん！」 
振りながら言う。 


367 ：がらす玉：2006/11/04(土) 06:51:26 ID:jQb9OuPJ
（エン様好きもここまで来ると尊敬に値するな…） 
自分のことよりまずエンデュランスのこと。 
たかがゲームで。 
そう、たかがゲームで、である。 
（…俺も人のことは言えねぇか…） 
脳裏に志乃の面影が過ぎったが、頭を振ってそれを払う。 
「……で、何探してんだ？」 
「…え？」 
「ここには無かったんだろ？」 
頷く朔。 
ハセヲは朔の手を掴むと、プラットフォームまで急いだ。 
「はやいとこ見つけて休め。俺も手伝ってやる」 
本調子でない朔が、多少素直になった朔が可愛かったから一緒に居たい訳じゃない、と自分に言い聞かせるハセヲ。 


372 ：がらす玉：2006/11/04(土) 19:53:49 ID:jQb9OuPJ
約束通り投下 


朔は手を振りほどくでもなくついて来ている。 
その普段とのギャップが妙に可愛くて、アイテムを見つけるまでずっと、手を繋ぎ続けていた。 


「やっと見つかった…」 
タウンに戻ったハセヲは小さく溜息を吐きながら呟いた。 
「…………」 
マク・アヌの橋に寄り掛かるハセヲの隣にじっと自分の手を見つめる朔が座っている。 
「…アイテムも見つかったんだ、さっさとログアウトして休め」 
いつまでも動かない朔に、さらに調子が悪くなったのかと心配してログアウトをすすめた。 
しかし動こうとしない。 


373 ：がらす玉：2006/11/04(土) 20:34:03 ID:jQb9OuPJ
どうしたものかとハセヲが思案していると、 
「…初めてや…望以外の男に手ぇ握られたん…」 
ぽつりと朔がもらした。 
「悪かったな…どうせ初めてはエンデュランスが、とか思ってたんだろ？」 
ハセヲはどこかばつが悪くなり、腰に手を当て明後日の方向に目線をそらす。 
「ちゃうわ阿呆…」 
ぐっと両膝を抱え込み、呟く朔。 
「…そんなんとちゃう…せやけど…初めてでようわからん…」 
ハセヲが視線を降ろして見ると、少し頬を朱に染めている朔と目があった。 
途端、ばっと反対方向に顔を反らす二人。非常に気まずい状況である。 


446 ：がらす玉：2006/11/05(日) 17:55:47 ID:jfK/pJNw
「………」 
「………」 
しばし無言の二人。 
「…あ～、くそッ！　こんなの俺の柄じゃねぇ！」 
この沈黙に痺れを切らしたハセヲが吠える。 
「さっさとログアウトしろ！」 
朔の手を無理矢理掴み、立たせると、 
「ほら、早くしろ」 
急かせるようにログアウトさせた。 
うっすらと輝く蒼のリングが幾つも朔を包み、球体に収束し、消えた。 
少しホッとしたように表情を緩めるハセヲ。 
死の恐怖とまで呼ばれた男が見せる嘲りのない微笑。 
「…ったく…手間かけさせんじゃねぇよ…」 
マク・アヌの黄昏れを眺めながらハセヲはぽつりと呟いた
551 ：がらす玉：2006/11/08(水) 11:01:56 ID:ZFO4Vsf4
数日後。 


「疾風双刃！」 
「…夜叉車…」 
「オルバクドーン！！」 
今日も相変わらずこの三人でモンスターを狩っていた。エンデュランスは無事全快したようでいつも以上に活躍している。 
その様子を恍惚の表情で見つめる朔。 
特に変わった様子は見られない。朔の方も問題無いようだ。 
「はぁ～…エン様ホンマにカッコええわぁ…」 
全体的にＳＰが心許なくなってきたので、一旦後衛に下がって気魂香を使おうとした。するとこの呟きである。 
因みに、前回の反省をふまえ、今回は朔にレベルを合わせている。 
553 ：がらす玉：2006/11/08(水) 11:38:44 ID:ZFO4Vsf4
&gt;&gt;551続き 

よってハセヲとエンデュランスにとっては楽に勝てる敵しか出てこない。 
「サボってんじゃねぇよ、朔。これ終わったら次はボス戦だぜ」 
「…そないなことわかっとるわ！　一々うっさい男やなぁ！」 
声をかければ速攻で噛み付いてくる。 
（大丈夫そうだな…） 
いつもと変わらないその対応に安堵すると、 
「ったく、可愛くねぇな！　調子悪かった時はあんなに可愛かったのによ」 
悪態に冗談めいたニュアンスを混ぜて言い返す。 
「なッ！？　かわいい………？」 


554 ：がらす玉：2006/11/08(水) 11:45:31 ID:ZFO4Vsf4
&gt;&gt;553続き 

普段なら『うわッ、キショいわ！』等悪態が返ってくるのだが、今日に限って妙に反応が違う。 
頬なんかうっすらと赤く染めて俯いている。 
（…チッ…最近朔といるとすげー調子狂う…） 
印象が徐々に変わってきているのだ。 
朔は、いつも文句や悪態を言い合える同性の友達に近い存在だったのだが、今は朔の行動の端々に異性が顔を出し始めていて、微妙なやりづらさをハセヲは感じていた。 
（あ～…クソ） 
心の中で一言吐き捨てると、 
「エンデュランス、朔！　ボス戦だ、気合い入れていけよ！」 
気持ちを切り替えるように言った。 

578 ：がらす玉：2006/11/09(木) 19:27:57 ID:ozok8S7w
&gt;&gt;551.&gt;&gt;553-554の続き 

「せや…ハセヲにも伝えといたる」 
タウンに戻り、エンデュランスと別れた後朔が思い出したように呟いた。 
「ウチ近いうちに引っ越しすんねん」 
「引っ越し？」 
「親の都合。ようある理由やろ」 
「ああ」 
「しばらく『TheWorld』にはログインせぇへんからな」 
一応言うといたるわ、と最後に付け足した朔。 
エンデュランスにはもう抜かりなく通達してあるのだろう。 
「落ち着いたらメールよこせよ、朔」 
「しゃあないなぁ」 
二言三言言葉を交わすと朔とも別れる。 

657 ：がらす玉：2006/11/12(日) 15:00:09 ID:8GO/+HHF
&gt;&gt;578の続き 

ハセヲも、もはや長居する理由も無くなったためメールのチェックをしようとログアウトしていった。 


ふぅ、と一息吐くとＭ２Ｄを外す朔。 
「おねえちゃん、おわった？」 
様子を見に来た望がゲームをプレイし終わったらしい朔にそう聞いた。 
「ん…終わった」 
朔は望を見て短く答えを返す。 
「おかあさんが『はやくおへやのおかたづけしちゃいなさい』って」 
どうやら片付けの催促らしい。 
明後日にはもう新住居に着いていなければならないのである。この催促はある意味妥当なのだが、 
「もうとっくに終わっとるゆーに…」 

658 ：がらす玉：2006/11/12(日) 15:08:42 ID:8GO/+HHF
溜息混じりの文句を返した。 
「…ふふふ」 
望はそれを聞いて小さく笑う。 
元々その辺りをしっかりしている朔はもう既に荷物を段ボールに詰め、あとはその身一つで赴くだけだ。 
「次は望の番やろ？　はようやっとき…また文句言われるで」 
朔は冗談混じりに望に言うと自分の部屋に戻っていった。 


「今日で一週間か…」 
朔に引っ越しをすると告げられてからもう一週間も経つ。突っ掛かってくる存在がないと妙に落ち着かなくなっていた。 
「そういやぁ、引越先聞いてなかったな」 
ふと、そんなことを思ったが朔が言うとも思えない。 
と、 
732 ：がらす玉：2006/11/15(水) 17:54:09 ID:RbA2+q6q

ピンポーン…。 

小さく呼び鈴が鳴った。 
ログアウトとしてＭ２Ｄを外した時、それが何回か鳴らされていることに気がついた。 
慌てて玄関のドアを開け正面を見た。 
「…………？」 
だが、目の前には誰も居ない。左右を見回してみるが同じ結果に終わる。 
不思議に思い眉をしかめた瞬間、ふと目線が下を向いた。 
「あの～…」 
どこかで見たことのあるシチュエーションである。 
小学校高学年くらいだろう女の子（微妙に判断に困った）が亮を見つめていたのだ。 
「…となりにひっこしてきました…よろしくおねがいします…」 


733 ：がらす玉：2006/11/15(水) 18:05:05 ID:RbA2+q6q
「…………」 
一生懸命に亮を見上げる少女。 
その時亮は健気な可愛さに一瞬心奪われ、無言のまま立ち尽くしてしまった。 
「……あの……」 
眉を八の字に曲げて見つめる亮を見た少女は、もしかして怒っているのだろうか、等と考えていた。 
「……あ～もう！」 
すると突然、少女の隣から少々の怒気をはらんだ声が亮の耳に届いた。 
「望（ノゾミ）がやりたいゆーから任せたっちゅうに…もっとしゃきっとせんかい！　しゃきっと！」 
見ると目の前の少女と全く同じ顔をした別の少女が亮の視界に入ってきた。 
対照的な二人。 
妙な既視感を覚えた。 
137 ：がらす玉：ハセヲ×朔、望（♀）：2006/11/30(木) 18:16:11 ID:JasL/+s+
前スレ&gt;&gt;733の続き 


「すんまへん。今日から隣でお世話になります、よろしゅう」 
大人しい少女を軽く叱責（？）した活発そうな少女はその手から白い箱をふんだくると亮に差し出した。 
「…ああ…こちらこそ」 
何とかそう言葉を搾り出した亮。 
「ほな、お邪魔しました！」 
活発そうな少女が隣の少女の頭を押さえながら頭を下げた。 
ほらはようしぃ、と言われながら快活そうな少女がもう一人を急かしながら去っていく、そんな様子を白い箱を片手に呆然と見つめる亮であった。 


翌日。 
結局荷物整理で一晩潰してしまった。 


138 ：がらす玉：2006/11/30(木) 18:20:46 ID:JasL/+s+
「…あ～…そういえばハセヲにメールせな…」 
ぐったりとベッドの上に突っ伏したまま頭だけを上げて呻いく朔。 
もそもそベッドの上出ひとしきり蠢いた後、ベッドから出るとパソコンの電源を入れる。 
昨日はよほど疲れていたのか、朔が目覚めたのは陽が天を越えた頃だった。 
「……え～と…件名は…『引っ越し終わったで』…内容は…」 
件名を書き終わり、内容を考えていると部屋の扉をノックされた。 
「おねえちゃん、おきた…？」 
ノックしたのはどうやら望のようだった。 
「なんや？」 
「おひるごはん…たべるでしょ？」 
「…ん～」 


139 ：がらす玉：2006/11/30(木) 18:37:00 ID:JasL/+s+
なるほど昼食のことか、と納得しドアを開けた。 

「…あ……」 
そのまま遅めの朝食兼昼食を済ませ部屋に入った瞬間、自分がメールを送る途中で放置してきたことを思い出した。 
一応ディスプレイの電源は落としていたのだが。 
「……内容は…」 
どないしよう、と心の中で呟く朔。 
はっきり言って話題がなかった。 
別に件名と同じ様に『引っ越しが終わったからまたログインできる』などと書けばいいのだが、引っ越し前の一件がどうも気にかかって、キーボードを打つ手が止まってしまうのだ。 
（何意識してんのやろアホらし…） 


140 ：がらす玉：2006/11/30(木) 18:41:10 ID:JasL/+s+
決して自分が好意を持っているかも、等とは微塵も考えない朔だった。 
うんうん唸りながらメールの内容を考えているが、何分小学生である。気の利いたことを書こうにもボキャブラリがなさ過ぎるのだ。結局、悩んだ結果が『終わったで、引っ越し』だった。 

「今日は大量でしたね、ハセヲさん♪」 
朔がメールの内容に頭をフル回転させていた頃、ハセヲはアトリとクーンを連れてダンジョンにもぐり、タウンに戻って来たところだった。 
アトリの腕が治ってから暫く誘っていなかったので、クーンが持ち掛けて来たのだ。 


156 ：がらす玉：ハセヲ×朔、望（♀）：2006/12/02(土) 07:26:16 ID:E28SB3EM
「ああ、結構アイテム拾えたな…」 
所持アイテム覧を改めて見てみると、やけに魔典系が多い気がする。 
「それなりに経験値も稼げたんだ。一石二鳥だっただろ？」 
そんな会話を聞きながらクーンが得意そうに言う。 
「はい♪　ありがとうございましたクーンさん♪」 
ニッコリと笑いながらアトリは礼を言った。 
（なんだかな…） 
和気あいあいと会話に興じる二人を見ながら、ハセヲは微妙な物足りなさを感じていた。 
確かに、頭の中が花畑の少女とナンパ野郎の二人と一緒にいれば退屈はしないのだが、充実感が感じられない。 
（なんだかな…） 


157 ：がらす玉：2006/12/02(土) 07:29:34 ID:E28SB3EM
もう一度、小さく胸の中で呟いた刹那、 
「ハセヲさん、そろそろお開きにしませんか？」 
アトリが解散を切り出したこととメールが着たことが見事に重なった。 
「そうするか…」 
「じゃあな、ハセヲ」 
「また誘ってくださいね♪」 
それぞれが別れの言葉を口にし、青く輝くリングに消えていった。 
（…ログアウトしてメールでもチェックするか…） 
ハセヲもまたログアウトしていった。 

「…朔からのメールか」 
ハセヲに届いていたメールは一通。 
朔からのものだ。 
見ると件名と内容が激しく酷似していた。 
「終わったのか…」     </description>
    <dc:date>2007-11-25T10:52:22+09:00</dc:date>
    <utime>1195955542</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/34.html">
    <title>KANNNA</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/34.html</link>
    <description>
      594 ：名無しさん＠ピンキー：2006/10/01(日) 22:53:28 ID:gMEqbl/I
「あー、今日から一人暮らしか…。かったるいな…」 
今しがた設置したばかりのベッドに寝転がりながら、三崎亮は天井を眺めていた。 
お昼過ぎには荷物の搬送が終わって、アパートの管理人への挨拶も済ませている。 
今は、特に何もする気が起きないので、そのままぼんやりとしていたのだが… 
「腹へった…」 
時刻はもうじき午後６時に差し掛かろうとしている。 
本来ならば、そろそろ夕食を作らなければならない頃合だが、いかんせんやる気が全くといっていい程出ない。 
仕方がないので、近所のコンビニにでも行こうかなどと考えていると、不意に玄関のドアがノックされた。 
コンコン、コンコン 
「はーい。今出まーす」 
起き上がって、玄関に向かう。 
今日引っ越してきたばかりの自分に来客というのは少し変だが、どうせ管理人か誰かだろう。 
お昼に挨拶に行った時に、言い忘れていた事があったとか… 
「どちらさまですか？」 
ドアの向こうに声を掛ける。 
返事はすぐに返ってきた。 
「えと、隣に引っ越してきた者ですけど…」 
管理人さんの声じゃなかった。 
まだ若い、自分と同じくらいの年齢の女性の声だ。 
そういえば、隣の部屋の住人も昨日引っ越してきたばかりらしい。 
まだ会ってはいないが、挨拶の際に管理人さんがそんな事を言っていたのを思い出した。 
けど、隣の住人が俺に何の用なんだろう…？ 
「失礼ですけど、どのようなご用件で？」 
「そのですね…引越しのご挨拶も兼ねて、牛丼を持ってきたんですけど…」 
疑問はあっさりと氷解した。 
丁度、お腹がすいている時にこの偶然はとても嬉しい。 
けど、引越し蕎麦の代わりに牛丼を持ってくるなんて、隣の住人は少し変わった人の様だ。 
蕎麦と牛丼、どちらが食べたいかと言われれば、今は牛丼の気分だけど…。 
「分かりました。今、開けます」 
ドアノブに手を掛けて、外側に開く。 
重い鉄製の扉がゆっくりと開いて、目の前には、手に袋を提げた女の子が――― 
「えーーーーーーっ！？」 
「こんにちは、ハセヲさん。これからどうぞよろしくお願いしますｗキョッキョ♪」 
アトリ、もとい日下千草がいた。 
３ 


595 ：名無しさん＠ピンキー：2006/10/01(日) 23:13:29 ID:gMEqbl/I
「いや、マジで驚いた…」 
「うふふ♪びっくりしましたか？」 
「心臓が止まるかと思った…」 
つぐみ荘２０２号室、つまり亮が新しく越してきた部屋で、彼とアトリは夕食を摂っていた。 
アトリのドッキリは以前から仕組まれていたものらしい。 
どうやら彼が留守にしている間、わざわざ実家に訪ねにきて母親からアパートの住所を聞き出したらしい。 
それで、こちらの引越しに合わせて転居した、と…。 
「普通、そこまでするかよ…」 
予想外の事態にため息を吐く。 
本当に、頭を抱えたいくらいの気分だ。 
だって、あのアトリが隣の住人だなんて…そんなのいろんな意味で不吉すぎる。 
これからどうしようかと考えながら途方に暮れていると、再び玄関のドアをノックする音がした。 
コンコン、コンコン 
「今度は誰だよ…」 
流石にもう、これ以上のドッキリは勘弁して欲しい。 
そう思いながら、ドアの向こうに声を掛ける。 
「どちらさまですか？」 
「えと、隣に引っ越してきたものですけど…」 
なんか今、眩暈が…。 
強烈なデジャヴを感じた…。 
何しろ、つい今しがた、全く同じ台詞を聞いた覚えがある…。 
そういえば管理人さんは、両隣りの部屋に新しい住人が入ったと言っていたっけ。 
「…どのようなご用件で？」 
「その…引越し蕎麦とか持ってきたんだけど」 
「………」 
これもつい先程、似たようなのを聞いたばかりだ。 
何だか終末的に嫌な予感がする。 
心臓がバクバクとうるさい。 
もちろん、新たな出会いに胸膨らませてときめいている訳ではなく、この冷や汗は背筋を這う悪寒から来るものだ。 
それでも、なんとか勇気を振り絞ってドアノブに手を伸ばした。 
「今、開けま―――」 
「あ、いいよ。アタシが開けるから」 
勝手にドアが開く。 
重い鉄製の扉が軋んだ音を立てて、ゆっくりと開いていく。 
果たして、その向こうには――― 
「オッス、ハセヲ。久しぶりだね、元気してた？」 
揺光、もとい倉本智香がいた。 
601 ：KANNNA：2006/10/02(月) 00:05:02 ID:7RPOIFeh
「マジで心臓に悪い…」 
「まぁまぁ、気にするなってｗ仲良くしようよ、亮くん」 
「そうですよ。全然、気にする必要なんて無いじゃないですかｗ」 
「オマエラはそうでも…この、俺が、気にするんだよ！！」 
時刻は午後７時過ぎ。 
夕食の席は、いつの間にか揺光こと倉本智香も交えて、三人になっていた。 
女二人のテンションの高さに比べて、亮のそれは非常に低い。 
もはや不機嫌を通り越して、その顔にはほとんど生気というものが感じられない。 
たまに、二人の発言に突っ込みを入れる時だけ生き返るが、その後は余計にやつれていく有様だった。 
「そういえばさ、何で牛丼なんだよ」 
不意に智香が、今晩のたった一品だけのメニューにしてメインディッシュでもある牛丼に話の矛先を変えた。 
彼女が持ってきた引越し蕎麦は保存が利くので、今は冷蔵庫の中である。 
「いいじゃないですか牛丼ｗ美味しいですし♪」 
千草は嬉々として、彼女の大好物である牛丼を褒め称える。 
「んー、確かに美味しいけど、牛丼だけってのもねぇ。あ、そうだ。なんなら私がおかずを作ってやるよｗ」 
そう言って立ち上がった揺光が台所に向かう。 
これには、危うく三途の川で舟を漕いでいた亮も反応した。 
「待て、揺光。オマエ、料理できるのか…？」 
冷蔵庫から取り出した食材を包丁で刻み始めた智香に恐る恐る尋ねる。 
振り向いた彼女は、さも心外そうな顔をしていた。 
「いや、こう見えて私、料理は得意なんだよ。将来の夢はいいお嫁さんになることだしなｗ」 
後半は少し恥ずかしそうに、俯く智香。 
つられて、亮の方も段々と赤面していく。 
ふたりの間に漂う雰囲気を敏感に察知した千草は、急に立ち上がって冷蔵庫の方へと向かう。 
「あ、おい、アトリ…何を―――」 
「私だっておかずくらい作れます！待ってて下さい、ハセヲさんが思わずビックリするようなもの作っちゃいますから！！」 
別の意味でビックリするものを作らなければいいが…。 
かくして、三人揃っての夕食は千草と智香の料理対決という様相を呈してきた。 
そして、亮は――― 
「ゴクッ、ゴクッ、ぷはぁっ…」 
揺光が部屋から持ってきた大量のビールでも飲まないと、やってられなかった。 


612 ：KAN・NA：2006/10/02(月) 21:55:43 ID:7RPOIFeh
コテハンを微妙に変更しますた。以下続き。 

あれから更に二時間後、時刻は午後九時を回ったところ――― 
事態はますます混迷を極めていた。 

「ゴキュ、ゴキュ、っぷはぁ！…大体れすねぇ、ハセヲさんは…もっとまわりをよく見るべきだと、いつもいつもぉ…ヒック…」 
「アハハハハハハ！ほぅ～れ、もう一杯。グイッといけ、ぐいっと！それ、イッキイッキ！！」 
「うぅ～ん、うぅ～ん…」 
きっかけは些細なことだった…。 
亮が自棄になって飲み始めたビールを、まもなく料理を終えて戻ってきた智香も一緒になって呷り、あっさり酩酊。 
同じく料理を終えた千草に無理やり酒を薦め、更に部屋から日本酒などを持ってくる始末。 
終いには、最初は遠慮していた千草も自らが作った料理が何故か全て牛丼味になっていたことにショックを受け、ヤケ酒を始めてしまった。 
夕飯の席はいつしか宴会へ。 
もはや取り返しのつかない泥沼状態である。 
「うぅ…飲みすぎた、頭いたい」 
過剰なアルコール摂取に早くも音を上げる亮。 
「あはははははー！なんか暑いねぇ…よいしょっ、と…」 
まだ四月だというのに上着を脱ぎ捨てるほど体が火照ってしまっていて、絶好調の智香。 
「ハセヲさぁ～～ん。ひとの話をききなさぁ～～～い！」 
完全に酔っ払ってしまい、絡み酒ぎみな千草。 
三者三様。 
辺りは最早、空き缶と瓶が散乱し、罵詈雑言と悲鳴と奇声が飛び交う混沌と化していた。 

615 ：KAN・NA：2006/10/02(月) 23:16:10 ID:7RPOIFeh
「うぅ…オマエら、もういい加減そのくらいで止めとけよ」 
イマイチ意識がはっきりとしない頭を抑えながら、手のつけられない酔っ払い二人に注意する亮。 
一方、当の二人はというと、常日頃から募っていた誰かさんへの不満などを互いに愚痴っていた。 
「そうなんですよぅ。全然、話を最後まで聞いてくれなくて～…」 
「だよなぁ…。アレきっと、将来お嫁さんになる人は苦労するだろうな…」 
「基本的に、ツンデレですからねぇ。貴方もハセヲさんも…」 
「そうそう…」 
「でも、‘ツン’の後には‘デレ’がある筈なんですけどねぇ。ハセヲさんはいつもツンツンしてます」 
「ああ、そりゃ…きっと、照れ隠しなんだよｗ」 
「けど、どれだけこっちが隙を見せても、無防備にしてても、全然喰らいついてこないんですよねぇ。せっかく誘ってるのに…」 
「鈍感だからね。仕方ないよねー」 
最早、言いたい放題である。 
その頭を抱えたくなる話の内容にため息を吐いた亮は、文句の一つでも言ってやろうとして、二人が自分をじっと見つめていることに気が付いた。 
「な、なんだよ…」 
思わず、たじろく亮。 
二人はジト目で彼を睨んだまま、ジリジリと詰め寄ってくる。 
「う……」 
背筋に悪寒を感じた亮は、急いでその場から逃げようとするが間に合わない。 
壁際に追い詰められた彼を見つめながら、二人はクスリと―――不吉に笑った。 
「…剥いちゃおっか？」 
661 ：KAN・NA：2006/10/04(水) 03:54:47 ID:pJmoTbV5
&gt;&gt;615の続き。 

「…剥いちゃおっか？」 
「そうですねぇ…。乙女心の機微が分からないハセヲさんには、やはり何らかの罰を与えるべきだと…」 
「おまえら、いい加減にしろおぉぉぉぉおッ！」 
壁を背にしながら、これ以上後退することのできない亮は必死の抵抗を試みる。 
目の前の酔っ払い二人は、もはや自分たちが今何をしているのかすらよく分かっていない様子だ。 
リミッターが外れたのか、妙にテンションが高く、興奮しっぱなしの智香。 
千草にいたっては酒の飲みすぎで、目が完全に渦を巻いている。 
（酔いで）顔を赤く染めながら、荒い息を吐く美少女二人に迫られるという絶好のシチュエーションも、状況によってはこれ程に恐ろしくなるのか…！ 
「（あー…オレ、これからどうなるんだろ…）」 
フフフフ…と不気味な笑い声を上げる二人を前にして、全く生きた心地のしない亮だった。     </description>
    <dc:date>2007-11-25T10:51:57+09:00</dc:date>
    <utime>1195955517</utime>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/33.html">
    <title>ハセヲ×揺光　リアル</title>
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    <description>
      343 ：ハセヲ×揺光　リアル：2006/09/04(月) 00:08:53 ID:ZH9G63j0
ネットゲームで仲良くなった（惚れた）人がたまたまリアルでの年齢が近く、進学校に通っていたため、勉強を教えてくれと頼んだのだ。 
テストが近い事と、リアルの彼を見たかった、彼と仲良くなりたかったという理由で。 
そして了承してくれた･･･のは嬉しかったのだが、いきなりこれは無いだろう。 
図書館とかで教えてくれるかと思いきや、彼は家に誘ってきたのだ。 
あまりに動揺してしまった為、二つ返事でＯＫしてしまった。 
この展開は･･･いきなりそこまで？･･･と期待と不安を胸にその後日程や家の場所などを確認しつつ、 
彼女は期待していた。若い男女が部屋で二人きり。このシチュエーションはきっと･･･ 

そして当日、彼女はハセヲの家に来ていた。もちろん精一杯お洒落して。 
インターフォンを鳴らすと、彼が出てきた。以外に格好よかった。それを口にすると、彼は照れて、そっぽを向いた。 
正直進学校に通っているというからもっと大人しい感じの人かと思っていた。（しかもガンプラが趣味の人らしいからなおさらだった） 
しかしまあゲームであれだけ叫んでおきながらそれは無いか、と妙に納得出来たのも事実。オタクに対する認識を彼女は改めた。 
彼の事で頭が一杯の彼女は、自分のことをスルーされたことに気付く事は無かった。 

彼の部屋のドアを開けると別世界が待っていた。 
ガンダム？と思われるもののプラモデルが棚に所狭しと並べられていた。１００を超えるであろうＭＳに圧倒されつつ、 
「ね、ねぇ、何であんなに同じ物を並べてるの？」 
とポーズ以外ほとんど見分けがつかない彼女は聞く。が、 
「何言ってんだ？ぜんぜん違うガンプラだぞ？ほら、あれは～」 
と当然のように言い、聞いてもいないのに種類まで言ってくる。まるで見分けがつくのが当然のように。 
さらに敬礼する蛙？（漫画のキャラっぽいがよく分からなかった）のヌイグルミ(何故かぼろぼろ）も一つだけあったのが頭を混乱させる。 
「あ、あれは？」 
「ん？ああ！あれは敵だ。俺の希望を打ち砕いた敵」 
よく分からない。彼の部屋は綺麗で、特に机には進学校生らしく学校の教材を丁寧に並べてある。一部分だけオタクっぽいのが彼女の頭をさらに混乱させる要因だった。 
やっぱりオタクってこうなのかと、彼女は認識を改め直した。 


344 ：ハセヲ×揺光　リアル：2006/09/04(月) 00:10:04 ID:ZH9G63j0
楽しい時間というのは早く過ぎてしまうもので、勉強して、ゲームの話をして、お互いの学校生活を話して、あっという間に帰る時間になった。 
もちろん彼女が期待していた展開に突入する事も無く、何も無い、穏やかな時間を過ごしていた。しかし、それでも良かったのだと彼女は思う。 
別の世界での彼は、取り戻す為、守るために必死に戦っている。彼女はそんな彼が好きだった。 
しかし、同時に心配もしていた。リアルの彼を。ゲーム中で命を懸けて戦う彼は、リアルでどう生活しているのだろう･･･と。 
でも、その心配は無用だった。勉強を教えている彼の横顔は、ゲームの中の彼のことは想像できないくらい穏やかだった。見ているこちらが安らぐくらいの、優しい表情。 
それは嬉しい事なのだが、女の子と二人きりでいるのにそんなに落ち着かれてもまるで異性として意識されていないようである意味困る。（というか悔しい） 

「じゃ、今度はＴｈｅ ｗｏｒｌｄでな」 
彼に駅まで送ってもらって、そこで別れる。 
「うん、また。」 
期待していた事とは違ったけど、彼のリアルを見ることが出来た彼女は満足していた。 
後は、ネットでもその顔を浮かべる事が出来るよう頑張るだけだ。 
いつか必ず来るその時を楽しみに思いながら、駅の中に入ろうとすると 
「言い忘れてたけど･･･お前、凄い可愛いのな。」そう言い残し、彼は帰っていった。 
そのセリフが頭に浸透する頃には彼女は既に駅の中に居た。 
そして、周りの不審そうな目も気にせず、一人顔を真っ赤にして立ち尽くした。     </description>
    <dc:date>2007-11-25T10:51:39+09:00</dc:date>
    <utime>1195955499</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/32.html">
    <title>モノクローム</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/32.html</link>
    <description>
      191 ：モノクローム：2006/08/17(木) 23:33:09 ID:8V/L5S4C

志乃は気付いていた。 
自分が恋をしていることに。 
そしてその恋が実ることすらないことに。 

モノクローム 

穏やかな風が薄い桃色の髪を撫でる。 
現実には吹いていない、その風に志乃は何気なく髪を押さえた。 
けれど意味の無い行動だと思ってしまうと酷く切なく感じた。 

ここは『The world』 
電脳の世界ではあっても、現実とは全く異なる。 
「それくらい、分かってるのにね」 
ぽつりと呟いて空を見上げる。 
ロストグラウンドの空は厚く灰色の雲で覆われ、志乃一人を包み込んでいた。 
誰もいない静けさに耐えられずワープゾーンまで歩く。 
約束の時間を30分も過ぎたのに、未だ待ち人は来ない。 
忙しい人だとは分かっている。 
「でも…」 
ここ数週間リアルにばかりで会えずにいる。 
それが志乃にとってどれだけ寂しく辛いことか、きっとオーヴァンは知らない。 
いや、絶対知らない。 
何故なら志乃自身が恋心を悟られないように振舞っているから。 
「落ちちゃおうかな」 
リアルの世界では最早西の空が赤く染まり始めていた。 
パソコンから目を離し、紅色の空を見上げる。 
「それは、困るな」 
意識がリアルにそれた途端に降り注いできた大好きな声。 
「オーヴァン！」 
弾かれたように顔を上げる。 
何時もと同じ、落ち着いた冷静な声だった。 
けれど内心はとても嬉しかった。 
「遅くなってすまない、待っただろう」 
自分を気遣ってくれる声だけで待っていた疲れはどこへやら。 
「気にしないで、構わないから」 
嬉しい。 
その気持ちだけが志乃の心をゆっくり満たしていく。 


192 ：モノクローム2：2006/08/17(木) 23:33:42 ID:8V/L5S4C

「それで、用事って何？」 
志乃はゆっくりと問いかける。 
二日前、どうしても会いたいとメールを寄越したのはオーヴァンのほうだった。 
「いや、その、頼みが一つ、」 
歯切れが悪い。 
目も合わせず言葉を選ぶようなオーヴァンの姿に志乃は首を傾げる。 
「女性の、喜びそうな贈り物を、選んで欲しいんだが」 
少し照れているのだろうか？ 
オーヴァンはやはり志乃と目を合わせない。 
ずきん、と鈍い痛みが胸を襲う。 
それでも志乃は平静を装い、オーヴァンを見つめる。 
「良いよ。いつ、会おうか？」 
少し、なんて言葉では表しきれないくらいに悲しかった。 
普段の彼とは違う。 
ずっとオーヴァンを見てきた志乃だから、分かった。 
極彩色の感情がぐるぐると回る。 
「君の独断で選んでくれても構わないんだが…」 
やっぱりそれでも目を合わせようとしない。 
強気な口調で志乃はオーヴァンを見上げる。 
「だめ。オーヴァンも一緒に決まってるでしょ？」 
誰かの為に一人で買い物になんて行きたくない。 
せめて行くならオーヴァンと一緒に。 
オンですら滅多に会えないのにオフでなんてそれこそ希少。 
そんな志乃にオーヴァンは敵わない、とでも言いたげに苦笑い。 
「分かった」 
くすり。 
志乃は今日一番の優しい笑み。 
「じゃあ日曜日の11時に新宿駅前でどうかな？」 
やっと目を合わせて会話できる。 
些細なことだけれど志乃にとってはとても重要なこと。 
「大丈夫だ、つき合わせてすまないな」 
琥珀色のレンズの奥。 
その瞳が仄かだけれど柔らかくなった。 
それが酷く切なくて志乃は刹那、視線を外す。 
「それじゃ、日曜日にね」 
瞳をあわせないまま踵を返してゲートへ向かう。 
足取りは普段より速い。 
そのまま、振り返らずにゲートアウト。 
気づいた時には床に雫の跡。 

見上げた空にはぽっかりと綺麗な満月が浮かんでいた。 
志乃の心にもぽっかりと空洞が空いた。 

「すき」 

小さく声に出してみたらまた、涙が少し溢れてきた。     </description>
    <dc:date>2007-11-25T10:51:12+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/31.html">
    <title>ハセタビ</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/31.html</link>
    <description>
      777 ：名無しさん＠ピンキー：2006/11/19(日) 00:28:20 ID:YDM0fBZb


「さて、と…。」 

学校から帰って来て、まずする事はＰＣの前に座ってのメールチェック。 

「お、…志乃からだ」 

一件の未読メールが目についた 
それは待ちに待った差出人からのメールだった 

「何だろう…」 

期待に胸が弾み、しかしそれを誰にでも無く悟られない為に、ワザと冷静にマウスをクリックした 

カチカチッ 


『件名：ハセヲへ 

本文：ごめんね、今日はちょっと仕事が忙しくてTheWorldに行けないや… 
明日は大丈夫だから。 
また明日、遊ぼうね。 
本当に、ごめんね。』 


「………」 

途端に襲い来る脱力感 

「そうか…志乃、今日はインしないのか……。」 


チラリ、と横目でTheWorldのコントローラーを見つめる 

「…俺も今日インすんの、辞めようかな…」 

不意に壁に掛ったカレンダーが目に入る 
明日は日曜日。 
まさしく今日こそゲーム・ディ。 

「……レベル上げでもするか」 

そう呟いた瞬間、コントローラーを片手でたぐり寄せ、もう片方の手でマウスをクリックさせた。 

カーソルはもちろん 
【Ｔｈｅ　Ｗｏｒｌｄ】 




　　　　　ＭoratoriuＭ 


778 ：名無しさん＠ピンキー：2006/11/19(日) 00:30:02 ID:YDM0fBZb


━━悠久の古都　マク・アヌ━━ 


青い輪に包まれてこの黄昏の街に降り立つ『俺』の分身、『ハセヲ』 


「さて、……何処か適当なエリアでも行って……」 

今日は何処へ行こうか？ 
ダンジョンに潜って武器を手に入れるか 
それとも草原にボスを討伐しに行くか 
クエストに挑戦してみるのも良い 

色々と今日のプランを練っていると、すぐ隣に青い光の輪が現れた 

「あ！」 

その瞬間、聞き覚えの在る高い声がドームに響いた 

「…」 

ゆっくり顔を上げると、其処に居たのは 

「タビー…」 
「ハセヲ～！偶然だねっ＼(&#039;∇&#039;)／　今インしたの？アタシはね、今インしたんだよ～！！」 

息も吐かずに其処まで言うと、目の前の猫耳少女…タビーは瞳をキラキラと輝かせながらハセヲを見つめた 

「あぁ…今インした所…」 
「ナィスタイミング★何か、嬉しいね～。同じ時間にインって！」 


(……何が嬉しいんだか……。) 


本当、この煩い女は志乃とは大違いだ。 
…嫌いじゃないけど、時々ウザい。 


志乃。 
そういえば、今日は志乃はインしないんだった…。 


14 ：名無しさん＠ピンキー：2006/11/23(木) 10:49:55 ID:VI1K72Nm


「なぁ、オイ」 
「ん？」 
「お前、今暇か？」 

タビーは一度ドームの天井辺りを見つめ、う～ん と考える様子を見せた後 

「うんっ！暇ですぞぉ～」 

ニコッ！と満面の笑みでハセヲに応えた。 

「よし。なら、レベル上げ付き合えよ。」 
「ぇ？一緒にレベル上げしてくれるの？？」 
「…何だ、俺とじゃ嫌か」 
「ううんっ！そんな事無いよっ！精一杯、お供させて頂きま～す(*＾-＾*)」 

そう言うと、タビーはハセヲに&gt;&gt;パーティ編成希望！のショートメールを送り、二人の画面の左下にお互いのステータスが表示された。 
そして二人はクルッと振り返りカオスゲートを見つめた 


「何処か行きたい場所、在るか？」 
「ううん、特には。」 
「じゃあ適当に決めるか。……くれなずむ 友愛の 猫目石…とか、どうだ？」 
「ＯＫで～す(&#039;◇＾)ゞ」 


そして二人同時に転送ボタンを押し、青い光の輪が再び二人を包んだ 


15 ：名無しさん＠ピンキー：2006/11/23(木) 10:52:10 ID:VI1K72Nm


━━Δサーバー くれなずむ 友愛の 猫目石━━ 


「わぁ～…」 

エリアに転送されて、まず最初に目に入ったのは広大な夕焼け空だった 

「綺麗だねっ、ハセヲ」 
「あぁ…そうだな。」 

活発なマク・アヌとは対照的な静寂の夕陽がそこには在った 
風がゆらゆらと穂波を揺らしている 

ハセヲのレベルは18。 
タビーのレベルは16。 
エリアレベルは20と少し高いが、まぁ何とかやって行けるだろう 

「ミッションは証の欠片を３枚集めて獣人像の宝箱ＧＥＴ、だな」 
「よぉーっし！頑張るぞー！おーっ★」 

タビーが右手を思いっきり空へ掲げてその場で勢い良くジャンプした。 


16 ：名無しさん＠ピンキー：2006/11/23(木) 10:54:21 ID:VI1K72Nm

「ハセヲ、ゆっくり、そ～っと近付くんだよ？？」 
「分かってる………今だ、行くぞっ！！」 

宝箱の周りをグルグル俳徊しているモンスター・ゴブリンガードがコチラへ背中を向けた瞬間、ハセヲは勢い良く駆け出し、双剣を構えて体当たりを咬ました。 

『ギィィィイィイ！！！！』 

ゴブリンガードはその勢いで現れた青いバトルフィールドの壁までブッ飛ばされ、また僅かなダメージを受けた 

「戦闘開始だネっ♪」 

タビーがシャキンっと、「志乃さんと一緒に冒険した時に貰ったのぉ～(*＾-＾)」とご自慢の猫の手の様な拳当を取り出す 

敵はフッ飛ばされたのも含め３匹。 
ゴブリンガード２匹とバスターケトル１匹。 

「…やるか！」 

ハセヲも双剣をしっかりと構え直した     </description>
    <dc:date>2007-11-25T10:50:46+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/30.html">
    <title>カラシ</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/lozeo/pages/30.html</link>
    <description>
      199 ：カラシ：2007/03/03(土) 00:49:12 ID:3OxHXOTd
第三次ネットワーククライシスから６年がたち、オーヴァンが発動させた『再誕』の影響もほぼ完全に消え去った。 
今もなおオーヴァンのリアルの人物-犬童雅人は未だに意識は戻ってはいないそうだ。 

今現在俺-三崎亮は23になり、仕事で忙しいがそれでもまだThe Worldを続けている。 
そういえば今でもシラバスはほとんど毎日のようにログインしてたな、時間の割り振りの参考にしたいぜ。いや、マジで。 


何もしないでいると特に意味も無く何か考え事をしてしまう。 
ん、The Worldはしないのか？ だと？ 
今はやらない。ていうか俺はできない状況下にいる。 


実を言うとつい先日バイクで家に帰る途中に車と接触事故を起こしてしまった。 
原因は飲酒運転によるものだった。もちろん俺が飲んだわけじゃないぞ！　運転手側に非があるはずだ。 

とりあえず被害はバイク一台大破と右腕剥離骨折だ。それでもって２週間の入院することになった。 
右腕が使えないと食事が大変ですげー困る。The Worldは片手でできるが･･･。 

サルバドル愛原みたく病院内にこっそりM2Dを持ち込めば良かったのに緊急入院のためそれはできそうになかった。 
そのせいでThe Worldには５日ほどログインできていない。 
とりあえず携帯はあったのでリアルでも多少の交流がある千草や志乃に連絡をいれて俺の知り合いには通告してもらった。 


「ふあ～……暇だ」 
欠伸も出るは独り言も出るは、重症だな俺は。 
一応ここは相部屋のはずだが２日前に前多という人が退院してから４人部屋の中に１人だけが入院している状況になっている。 
だがそんな入院生活もこの日を境にがらりと変わった。 


200 ：カラシ：2007/03/03(土) 00:49:51 ID:3OxHXOTd
コンコンッとノックの音と共に「失礼します」と言って看護師が入ってきた。 
とりあえず入り口側に目を向けるといつもと違う看護師が立っていた。 
「こんにちわ、亮さん」 
「どうも……」 
一応返事はしたが特に会話をする気も無くただぼんやりしていたが、 
「反応薄いな～……私が誰か分かりますか？ 名前は萌ですよ」 
と少し頬を膨らませながら言ってきた。 
（やけに馴れ馴れしいな……ん？ 萌…萌……タビー…あっ!!） 
「えっ!? もしかしてタビーか!?」 
「えへへ～、正～解！」 
これは本当にビックリした。 
まさかあのタビーが偶然同じ病院にいるなんて思いもしなかった。 
タビーはタビーでドッキリが成功したみたいでにやけついてるし、少し悔しい。 
「それにしても驚いたよ、だってハセ「リアルでその呼び方はやめろ」 
「あはは、ごめんごめん」 
なんだか本当に謝ってるようには聞こえないがまあ、いいだろう。 
てか、今となってはハセヲというキャラクターはThe World内でかなりの人気が出てるみたいだ。 
６年前のアリーナ３冠達成してからはチャンピオンの座も降りたが、ここ数年でレベルの上限も上がりさらに２つもアリーナのクラスが追加されたりしていた。 
そんな中二つのうち片方は揺光の希望もあって碧聖宮に出たときと同じメンバーで出て見事にチャンピオンなった。 
その上、一番上のクラスは一人で優勝してしまい周りからの知名度はさらに上がってしまった。 
暇潰しに『ハセヲ』で検索すると100以上のファンサイトがあり、 
その中の一つに『ハセヲファン倶楽部』というのがあって、何気なく見てみると 

〔ファン倶楽部隊長：一ノ瀬薫〕 

というのを見たような見なかったような……。 
「ところでハセ･･･じゃなかった、亮は今何の仕事してるの？」 
「俺はネット関係の仕事だけど」 
「え!?　その腕だったら仕事大変じゃん！」 
「たしかにな、まあ、ペース落ちるだろうけど片手で何とかするさ」 
２週間仕事休むは入院費、治療費、バイクの修理代諸々で今月大ピンチだなこりゃ。 

289 ：カラシ：2007/03/15(木) 16:44:32 ID:rcOWrSfM
その後の入院生活はわりと退屈ではなかった。 
騒ぎを聞き付けた千草や志乃など知り合いの中で何人かがお見舞いに駆けつけてくれた。 
これない人は携帯のムービーで送ってきたりもしてくれた。 
そんな中萌は仕事の休憩時間や仕事終わりにも病室を訪れて話し相手をしてくれた。 

そして今日はやっと退院の日だ。 
思い返せば長かったような短かったような時間だった。 
事故から１週間もたつとあの時の運転手は逃げた後自首したそうだ。 
一応入院費などは向こうが支払ってくれることになり、とりあえず丸く収まった。 


荷物をまとめていると萌がやって来た。 
「亮もう腕大丈夫？」 
「ん、萌か。まだ少し違和感があるな……」 
「そっか～……食事は大丈夫？」 
「食えないことは無いけど、大丈夫だろ」 
なんだか心配そうな面持ちで聞いてくる萌に対しなるべく心配かけないように言ったが、 
「でもやっぱり料理とか大変そうだし、私が作りに行こうか？」 
この腕ではろくに料理はできないだろう。 
それに何かのミスで火傷なりすのはごめんだしな。 
「う～ん……じゃあ頼むとするか」 
「了～解、じゃ今日は仕事早めに終わるから一緒に帰ろうよ。早速私の料理の腕前を披露しちゃうよ～♪」 
何だかんだで結局は萌が俺の飯を作ってくることになった。 
それに妙に萌はウキウキしてるし。 
正直俺の心境は微妙だ。 
わざわざ飯を作ってくれるのは有りがたい。 
しかし、女の人がてか萌が俺の家に来るのがどうも気恥ずかしい…… 


そうこうしてる間に今借りてるアパートについた。 
扉を開けたら案の定テーブルや床などに軽く埃が積もってやがる。こりゃあ飯よりまずは掃除だな。 
「にゃはは～、亮の部屋汚～い」 
「２週間も入院してたんだからあたりまえだろ」 
そのさらに１０日ほど前からも掃除してないのでほぼ１ヶ月ほったらかしだ。 
情けなくて気が滅入る。 


290 ：カラシ：2007/03/15(木) 16:45:03 ID:rcOWrSfM
掃除自体も部屋がそこまで広くはないのですぐに終わり、萌が早速調理を始めたみたいだ。 
十数分もするといい匂いがしてきた。 
「（━━何か炒めものでも作ってるのかな？）」 
何てことを思いながら溜まってた仕事の内容等を確認していた。 
やべー、期限あと３日のもあるじゃねーか。徹夜しなきゃ終らないなこりゃ。 


「ご飯できたからお皿出してー」 
「ん、わかった――何作ったんだ？」 
「青椒牛肉だよ。あっ、ピーマン苦手とか…「そんなわけねーだろ！」 
向こうは十中八九からかうつもりで言っただろうけど見事に反応してしまった。 
なんだか萌は志乃とはまた違った『子供扱い』をしてくるようになった。俺ってそんなにガキに見えるのか？ 

そして飯も食べ終わった頃にふと疑問に思ったことを口にした。 
「そーいや萌はどこに住んでるんだ？」 
「えっと、今は先輩のところに住まわせてもらってるんだよ」 
「部屋は借りてないのか？」 
「この間まで借りてたんだけど、なんだかそのアパートが耐震偽装してたらしくて建て替えることになったんだ」 
「……それで追い出されたのか」 
なんだかんたで未だに耐震偽装なんてやってるところあるんだな。 
Ａ歯建築士の事件からもう何十年たってるぞ。 
いくら経費や期限が厳しいからって『安く早く』よりは『安全』を重視してほしい。 
安くて早いのは牛丼で十分だ。 
そんなことを思いながら納得していると萌からとんでもない話が飛びだした。 
「ねえ、亮」 
「ん？」 
「もし良かったらなんだけど……しばらく泊めてくれない？」 
誰が？――俺が 

誰を？――萌を 

何をしろって？――俺の家に泊まらせる 

ちょっと待てぇい！ 
……とりあえず落ち着け俺。 
「え～と、そのなんだ…先輩のところには泊めてもらえないのか？」 
「えっと、それは……し、しばらく出張するみたいだから」 
なんだか苦し紛れの言い訳に聞こえないでもないがとくに詮索もする気もないためあっさり許可ん出してしまったわけだが…。 
萌は萌でもう荷物取りに向かったわけだし 
「（とりあえず仕事でもするか）」 
と気楽に考えていた。     </description>
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