「ID:BkgO+qsyO氏:幸せな休日」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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「起きなさいよ!」
ネトゲを終えた朝。私が休日の午前を睡眠で満喫していたところでその声が聞こえてきた。
……無視っ。
「寝たフリすんなっ! せっかく来てあげたのよ!?」
私が無視する理由は3つある。1つはただ眠いだけ。だって徹夜明けだもん。
「……もう! 耳元で言わなきゃ起きないわけ?」
2つめはかがみのかけてくれる声が心地良いから。
「こなた! 早く起きなさいっ!」
「おぉ~。やっぱり休日の朝はこの声に限るよ、かがみん」
私が体を起こすと彼女の顔がすぐそこに近付く。かわいいかがみの顔が。
「……んちゅ」
ほんの少し体をひねってツインテールがかわいい彼女に口付ける。これが美味しいんだよねー。
「ば、ばかっ! なにすんのよこなたっ!」
私の好きなかがみんに愛のプレゼントだよ。んちゅ。
「だからやめっ……! ……きゅ、休日だけなんだからねっ」
そう。休日の私たちはこーゆー関係。だからいつもみたいに私がキスするとかがみは布団に入ってきて優しく抱きしめてくれる。
「あ、あんたが寒そうな顔してるからしょうがなくよ! 風邪でもひかれたらつかさとかみゆきが心配しちゃうからだからね!」
毎週毎週こう言って私を抱いてくれるかがみ。か~、やっぱりかわいいよかがみんは。
「……よしよし」
あう……。かがみが私の髪を撫でてくれてるよぉ。真っ赤な顔して。
あーもうこりゃアレだね。思わず口に出ちゃうよ。
「かがみん萌え」
「も、萌えとか言うなっ!」
かわいいよ。かがみん。
「だからやめろって」
このツインテールのツンデレの女の子がひどく愛しい。私はおかしくなってると思う。
女が女を好きになるなんて私ゃほんとにマンガに毒されちゃったかもね。
ま、それでもいんじゃないの? 私たちらしいっていうか。
「あうーん。かがみーん……」
「こら! 耳舐めるのはやり過ぎ……こなたっ!」
「やっぱり私ゃかがみんのこと大好きだよー」
お? おおおっ? 痛いよかがみん。やめてよかがみ様っ!
「私だって……あんたのこと、好きなんだからね……」
わかった! わかったってば! 痛いから!
「あ、つい。えへへ……ごめんねこなた」
まったく……かがみんは馬鹿力なんだから加減してよねー。それでもギュッてしてくれたのはうれしかったけどさ。
「こなた……」
そろそろ時間だね。今日は急いでゲマズその他を周るよ! かがみん早く準備してっ!
「ちょっと。準備出来てないのはあんただけじゃない。それになんでそんなに急ぐ必要があるのよ」
やれやれ。かがみはわかってないよ。私がどれだけ我慢してこの日を迎えたのかをさ。
せっかくの週1回の特別な日。かがみにずっとひっついていたいけどそんなのは私じゃない。
だから私らしさをたっぷりと発揮してからかがみんにひっつくのさっ!
「ささっ。準備も出来たことだし休日を楽しむよっ、かがみん!」