ななこ×ひかげ~私のあしながお姉さん

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ななこ「ふぅ…子供はかわええなぁ…半袖短パン、涎がでそうや…」<br>
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ななこ「声かけたら…変質…でもうち女やし…ちょっとくらいなら…」<br>
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ひかげ「おばさ~ん!おねがい、今日の晩ご飯を恵んでください……」<br>
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ななこ「うちにまかしとき!!ジュルリ」<br>
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ななこ「て、だれがおばさんや!娘に用はない、はよどっかいき!」<br>
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ひかげ「お、おねぇさん。お願いします……三日間、塩がゆしか食べてないんでう」<br>
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ななこ「…酷い事言って、すまんかったな。ええよ。うちき。ご飯食べさしたる…ジュル」<br>
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ひかげ「ごめん、お姉ちゃん……。お姉さんありがとうございます!」<br>
ぐぅ~~<br>
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ななこ「ええんよ…これはうちの、使命や(うちもご飯の用意…ムヒヒヒ)」<br></p>
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<p>ななこ「ほほぅ、『子供達の水遊びvol.3』…新作やん。こら予約せな。ポチッと。ん~、発売が楽しみや♪」</p>
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ななこ「この前のあの子、また来てくれへんかな…。まだ小学生か…可愛い盛りやん♪」<br>
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ななこ「おまいらもさぁ、出会い系とか、あんなんやめとき。人生棒に振るだけやで。身をもって知ったわ。<br>
    出会いを求めるならな、まずは公園や。公園はえぇでぇ。妖精達の溜り場や。無邪気に遊ぶ妖精達、どや?たまらんやろ?あ、鼻血や。興奮しすぎやなw」  <br>

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ひかげ「お姉ちゃんお誕生日ケーキは?」<br>
ひなた「ごめんね、今月も同人誌買いすぎちゃって」<br>
ひかげ「…おねぇさんのとこ行ってくる」<br>
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ななこ「嫌な天気やな。…あの子、どうしているやろ…」<br>
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<p>ピンポーン<br>
ななこ「なんや、こんな時間に誰やろ?」</p>
<p>ひかげ「おねぇさんこんばんは」<br>
ななこ「どないした!?びしょ濡れやないか、はよ入り」<br>
ひかげ「ありがとう」<br>
ななこ「こんな嵐の中一人で来て何があったん?」<br>
ひかげ「今日誕生日なのに誰も気づいてくれなくて・・・ウチ貧乏だからケーキも食べれないの・・・それで・・・」<br>
ななこ「わかった、おねぇさんに任しとき」<br>
ひかげ「ありがとうおねぇさん」<br>
ななこ「いいっていいって、今日はもう遅いしウチに泊まっていきや」<br>
ひかげ「うん!」</p>
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ななこ「最近の子供服はみんなおしゃれやな。この服なんてひかげちゃんにぴったりや。<br>
    よし、購入っと。次、いつ来てくれるやろ…」<br>
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<p>ひかげ「私の足長お姉さん…」<br>
ひなた「なぁに?」<br>
ひかげ「お姉ちゃんじゃない!」<br></p>
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ひかげ「あ、DSライト…また入ったんだ…」<br>
「おいおい、それ交換してくれよ!」<br>
「自分で探せよ、見付けるの苦労したんだから」<br>
「俺なんか初日に見付けたぜ」<br>
「「スゲーーーー!」」<br>
ひかげ「…はぁ…私も働けたらな」<br>
某マンション<br>
ななこ「遂にDSライトGetや!今度遊びにきたらプレゼントしたるで~(はぁと)ジュルリ」 <br>
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ななこ「カタ、カタカタカタ『今度、お食事でもどうですか?』送信っと♪」<br>
その今度<br>
ななこ「お、ちゃんと来てくれたな♪ありがとー」<br>
ひかげ「い、いえ、私の方こそ、誘っていただき、ありがとうございました」<br>
ななこ「なはは、そんなかしこまらんでもええって。お、うちが送った服、着て来てくれたんや」<br>
ひかげ「はっ、はい。あ、あの、似合いますか?」<br>
ななこ「流石はうちのセンスや。よう似合ってるよ。ほんま可愛い」<br>
ひかげ「///あ、ありがとうございます」<br>
ななこ「うん♪ほな、早速行こっか」<br>
ひかげ「は、はい!」<br>
ななこ「♪~(うちは幸せもんや♪…ジュルリ)」 <br>
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ひかげ「あの、私に渡したい物って」<br>
ななこ「うん。この前な?ひかげちゃん誕生日やったやん」<br>
ひかげ「あ、はい。その節はご馳走様でした」<br>
ななこ「ううん、ええんよ。それでな、その時プレゼントあげられなかったやろ?」<br>
ひかげ「え…」<br>
ななこ「だからな、はい。誕生日プレゼントや♪」<br>
ひかげ「え…これを、私に?」<br>
ななこ「うん♪きっと驚くで」<br>
ひかげ「…あ、ありがとうございます!開けても良いですか?」<br>
ななこ「もちろん♪」<br>
ひかげ「…!?…これ…、DS?」<br>
ななこ「そや。たまたま見つけてな?是非ひかげちゃんにあげたい思うてな?」<br>
ひかげ「あ、あの!…その…、嬉しいですけど、頂け…ません」<br>
ななこ「え」<br>
ひかげ「こんな高価な物…」<br>
ななこ「ひかげちゃんは気にせんでええんよ?私の気持やし、な?」<br>
ひかげ「ですけど…、家に持って帰ったら、お姉ちゃんにどう思われるか…」<br>
ななこ「あ…そっか。そうやねんな。ひかげちゃん、お姉ちゃんと暮らしてるんやもんな。下手な心配させられへん」<br>
ひかげ「ごめんなさい」<br>
ななこ「ええって。うちが迂濶だっただけやし。ひかげちゃん、ほなら、何か欲しい物ある?プレゼント、何かあげたいねん」<br>
ひかげ「…じゃあ、あの、新しい…文房具…」<br>
ななこ「文房具?…そんなもんでええの?折角の誕生日や、もっとええもんでもええんよ?」<br>
ひかげ「あの、今使ってるの、入学した頃から使ってて、もうボロボロで…」<br>
ななこ「そか。ひかげちゃんが欲しいんやもんな。買ったるで!時間、まだ平気?大丈夫なら今からでも」<br>
ひかげ「お姉ちゃん、お仕事で遅いから…」<br>
ななこ「よっしゃ!なら、今から行くで!」<br>
ひかげ「はい!」<br>
ひかげちゃんへのプレゼントはDSの1/10程度やったけど、ひかげちゃんはめっちゃ喜んでくれた。<br>
まあ、ひかげちゃんの笑顔が見れたから万々歳やね。 <br>
ちなみに、DSはうちとひかげちゃんの共有物になってん。今度はうちの分も買って対戦や!     <br>
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ななこ「うちもひかげちゃん拉致って、立て篭ろうかな…ってそらまんま犯罪者やん<br>
    うちはそんな事出来へん。第一可哀想やん。うちは…優しいお姉さんや。…ジュルリ」
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ななこ「でも・・・優しくしてれば可哀想やないよな~・・・<br>
     そや!きっとそうに違いないわ!よぉーし、やったるでぇ~!」
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ひかげ「今日も白がゆだよ~。いつだったかのおばさん、いないかな?」
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ななこ「なんやて!?高校生が小学生の胸触ってキスした!?うちかてまだなのに…<br>
    許さへん、許さへんで!全く!そや、ひかげちゃんにメール送っとこ。世の中は危険がいっぱいや。<br>
    は!うちの生徒は大丈夫やろか!?…まぁ、何かあったら地獄送りやね♪ほい、送信っと♪」 <br>
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