始末部隊:SP1「こなた、アメリカに行く」

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始末部隊:SP1「こなた、アメリカに行く」 - (2008/08/09 (土) 16:42:36) のソース

<p>今日から夏休み、大体の学生さんは、この日を待っている人がいるかと思う。<br />
しかし…始末部隊にはそんなものは関係ない。<br />
夏休みまで待ってもらった依頼が一つあるのだ。<br />
「…依頼内容を確認する、大泉、もう一度だけ…手紙を読んでくれ」<br />
「はい…」<br />
「全部英語ですね…みwikiさんを使わないと」<br />
そう言って、大泉は、何かの機械を取り出した。<br />
「ゆkariさんは使わないの?」<br />
「…あれでかくて使えねえだろ」<br />
「えっと…『こんにちは、始末部隊の皆様…<br />
今回は私の国に始末していただきたい方がいるのです…<br />
依頼金はかなり弾みます、絶対引き受けてください<br />
詳しくは、こちらにきて話します』」</p>
<p>返信:<br />
『引き受けてもかまいませんが、夏休みを待ってくれませんか?<br />
こちらも普段の生活がありますので』</p>
<p>その後に来たメール:<br />
『構いませんよ、標的は恐らく、ここ一年はアメリカにいると思われます』</p>
<p>「というわけだ…今日から夏休み、皆の者、行くぞ」<br />
「…うわあああああん!!あやのと柊との宿題を写す予定がああああ」<br />
「知るか!!そんなもの!!」<br />
というわけでこなた達は、次の日政府が用意した<br />
豪華客船のチケットでアメリカに行くのだった。</p>
<p>出陣:骨砕きのこなた・烈風の糸使い・萌殺しのゆたか・瞬殺のひより・副隊長の大泉</p>
<hr /><p> </p>
<p>「…どうしよう…陸上部…」<br />
「困ったな…ちびっ子」<br />
「…これどうやって食べればいいんだろう…」<br />
こなた達の前には初めて見るような食べ物ばかりが置かれていく…<br />
こなた達は、食器は外側にあるものから<br />
順に使っていくというマナーを知らないので…<br />
かなり行儀の悪い食べ方になってしまう。<br />
「…」<br />
周りから冷たい視線が流れる。<br />
「どうやら…間違いだらけみたいだね」<br />
「仕方ないっすよ…先輩、初めて食べるのに<br />
この食べ方がわかるという事自体が異常っすよ」<br />
彼女たちは食器を適当な順番に置かれている料理を食べて行く。<br />
そこに日本政府の関係者がやって来て…彼女たちにしか聞こえない声で<br />
「…言っていなかった私が悪いけどそれは外側にある食器から食べて行くんだ」</p>
<p>こなた達は顔を真っ赤にする。</p>
<p><br />
「ふ~む…今日は暇ね…」<br />
その頃、柊かがみはなにも予定がなくただゴロゴロしていた。<br />
「そうだ!!今日はこなたのところに行こう」<br />
かがみは電話を取り、こなたの家の電話番号を押す<br />
「…いないなあ…仕方がない…こなた代理の日下部の所に行くか」<br />
かがみは、一度電話を置きみさおの家の電話番号を入力する。<br />
「プルルルッルル…プルルルルルルル…プルルルルッルル」<br />
「…何で二人仲良くして、いないのよ!!畜生!!こなたに文句を言ってやる!!」<br />
かがみは投げるように受話器を戻し、今度はこなたの携帯に電話をかける。<br />
「この電話番号は、電波の届かない所にあるか、電源が切られています」<br />
「ちっきしょう!!」<br />
かがみは受話器を思いっきり床に投げつける。</p>
<p><br />
「かがみ…物をもう少し大切に扱いなさい…」<br />
その数十秒後、かがみはただおに説教を受けていた。</p>
<p><br />
豪華客船の中にて<br />
「この船はジャックした!!命が欲しくば俺達の命令には逆らうな!!」<br />
覆面をした三人衆がこの船で偉そうに立っている。<br />
「大変な事に巻き込まれたね…お姉ちゃん」<br />
「う~ん、こういう状況は想定していなかったな…」<br />
こういう時は始末部隊の顔を知っている<br />
人達のうちの誰かが声をかけてくる。<br />
かつての同僚、今は殉職した人たちがこなたに言ったことである。</p>
<p>そこに…三人集に見つからないように這いつくばりながらこちらにやってくる人が<br />
この船には一般人やテレビ界の有名人などもいるが…あの人は間違いない。<br />
国の人間である。<br />
全員、始末部隊の人間の味方ならば、どうどうと人を殺しても大丈夫だけれども<br />
始末部隊の正体を知らない方々までを乗せたこの豪華客船ではそうはいかない。</p>
<p>「始末部隊、関東部隊長泉こなたさんですね?」<br />
「一応…依頼内容を言ってください」<br />
大体はどんな内容かは想像つくが、一応聞くのがルール<br />
「このハイジャック犯たちを何とか始末してください…<br />
このままでは日米会議に遅れてしまいます」<br />
そう言ってその人は、小切手を取り出し三百万と書いた。<br />
「久々に引き受ける前からわかる大仕事が来たぞ」<br />
一人頭60万円<br />
「えええええ!?この状況で何人か分からない敵達と戦うんッスか?」<br />
「…少し声が大きいひよりん」<br />
「すっスイマセンッス…」<br />
「大泉…出来るね?」<br />
「余裕だよ…これくらい…スケルトンの術」<br />
大泉は透明になる。<br />
大泉…彼は今を生きる忍者。<br />
基本的に彼は、依頼引き受ける取次役であり、こなたから指示があれば<br />
どんな情報を得る事が出来るがこなたは、少し遅いと感じる時があるので<br />
ゆいか自室のパソコンを使うのがほとんどである。</p>
<p>滅多に戦闘に入る事はないがみさおレベルに強い。<br />
しかし…証拠の残しやすさがみさお以上にある。参戦しない理由はそこにある。<br />
「…今日はこの部屋以外の敵なら堂々と殺していいからね」</p>
<p>彼の武器は全メンバーの中で最も普通な武器、諸刃の刀<br />
当然、普通に相手を斬っていくただそれだけの事である。</p>
<p>彼は通気口ダクトから外へと逃げ出した。<br />
「…後は…ここで相手を殺していく人たちだけどひよりんと陸上部なら<br />
なんとかなりそうだね…ここは」<br />
「了解っス!!」<br />
「誰がやったか解りにくいからな」<br />
みさおのゴールテープを振るスピードは常人なら誰の目にも止まらない。<br />
「お姉ちゃん…私達は?」<br />
「…船長室にいる奴らを何とかする、ゆーちゃんならなんとかなるでしょう?」<br />
「じゃあ…頑張るよ、私」<br />
こなたとゆたかは、自分の身長の低さを利用して、<br />
誰にも見つからず部屋から出て行った。<br />
「行くぜ…同人作家」<br />
「任せてください!!将来の先輩!!」<br />
ひよりとみさおは、床を這いつくばりながら動く</p>
<p>「おい…確かこの船の乗客は○○○人だったはずだろう?」<br />
「…」<br />
その一人は、その情報について書かれた紙を読む。<br />
「その通りだ。何故だ?」<br />
乗客は全員、ロープを縛られ、目隠しされている。<br />
「五人足りない」<br />
「どさくさにまぎれて逃げたか…逃げ場がないのに…無駄な事を」<br />
「探しましょうか?」<br />
「…無論だ、すぐに探し出せ!!」<br />
その一人は、走りだした。<br />
その人があるテーブルの横を通り過ぎようとしたとき<br />
ドスッ!!<br />
「あがっ!!」<br />
その人は自分の足を押さえる。<br />
その時にテーブルの下から引っ張られて<br />
テーブルカバーの中に入りその人の首を黒髪の眼鏡がGペンで刺す。<br />
「ふう…この部屋はあと二人っスね…」<br />
「おい!!明らかにそのテーブルに誰かがいるぞ!!」<br />
残りの二人がそのテーブルに銃を構えながらゆっくりと近づく<br />
そこに茶髪の少女が降りてくる。<br />
「なっ!?」<br />
二人はそちらの方にマシンガンを放つ。<br />
「ひぃぃぃぃぃ!!」<br />
乗客たちは頭を抱える。<br />
しかし、一発もその少女に当たらなかった。<br />
全て、ゴールテープで止められてしまったのである。<br />
みさおは、撃ち終わったと同時に飛び上がり一人の方へと近づく。<br />
もう一人のひよりもテーブルから姿を出し、もう一人の方に駆けだした。<br />
みさおは、ゴールテープを一人の方へと振る。<br />
それを受けた時は、驚いた顔をしていたが、<br />
対して傷が出来なかったのでにやっと笑う<br />
がその時、体が床につく。<br />
「猛毒だ…じっくりと苦しみながら死にな」</p>
<p>ひよりも何とか敵の後ろを取り首に思いっきりGペンを刺した。<br />
その時、ひよりが倒した方のハイジャック犯のトランシーバーが鳴る。<br />
「こちら、Fそちらは大丈夫か?」<br />
トランシーバーにBと付いてたのが救いだった。<br />
「こちらB、こちらは問題無いッス」<br />
「F了解」<br />
トランシーバーが切れた。<br />
「…返事するだけで、無事と確定するのだから呑気なもんだよなあ」<br />
「…こういう非常時用の返事も用意するべきッスね」<br />
「例えば、こちらB、ミートボールが食いたいという感じに<br />
好きな食べ物の名前を言った後に食べたいと言えばいいと思うぜ」<br />
「先輩…それはあなたが食べたいだけですよね?」<br />
「やっぱ、ばれた?」<br />
「当然ッス」<br />
その頃、大泉はというと<br />
「ふむ…外で見張っている人間の数は大体五人、もう少し置いてくれていたのなら<br />
もっと楽しめたのに…まあ…少なくとも、ここにいる奴らは…ここに配置されたのを<br />
運のつきと見て諦めるんだな」<br />
大泉は、刀を抜き、敵の前に堂々と姿を見せた。<br />
「何者だ!!」<br />
全員の銃口の先は、大泉へと向けられる。<br />
そして、一気に銃が放たれる。<br />
が全て刀で落とされる。<br />
「ばっ化け物だ!!勝てるわけがない!!」<br />
(ちっ…ここに集められたのは…全員ビビりかよ)<br />
大泉は、呆れながらも一人ずつ、一人ずつ始末していく。<br />
(全く…全員ビビりじゃあ…腕が鈍っちまうぜ、<br />
隊長にもう少し出陣許可を増やすのを頼んでみるか)<br />
明らかに余裕で攻略し、倒した敵をすべて海に投げ落としながら彼はそう思った。<br />
「…ゆーちゃん…」<br />
「…大丈夫だよ、お姉ちゃん、私はこういう所では失敗しないから」<br />
「よし…じゃあ…行きなさい」<br />
ゆたかは、コンコンとノックを叩く。<br />
「何者だ!!」<br />
「あの~すいません…おトイレの場所を尋ねたいのですけど」<br />
ゆたかは子供っぽい声を出しながら、扉の向こうのジャック犯に声をかける。</p>
<p>「…おい…相手は明らかに子供だぞ…」<br />
「忘れるな、俺達のリーダーの指示は子供には手を出すなという事だぞ」<br />
「いつも思うんだが…俺達のリーダーってロリコン何だろうか?」<br />
「聞くな…うすうすその可能性には気付いていたけどな」</p>
<p>「こなたお姉ちゃん…二人みたい」<br />
「うん…私も会話の感じで二人と分かったよ」<br />
「あの~すいません…」<br />
「いけね~忘れるところだった…」<br />
ハイジャック犯は、その扉を開ける。<br />
その時にドスッと心臓に何かが刺さった。<br />
「…そんなのありかよ…」<br />
「ありなんです…御免なさい」<br />
ゆたかは一気にナイフを引き抜いた。<br />
「やっ野郎!!」<br />
最後のハイジャックチームがゆたかに銃を向ける。<br />
その時、壁が割れて割れたところから首に向かって手が伸びてきた。<br />
「なっ!!」<br />
そしてその手はしっかりと首を握りしめる、あががががが…<br />
その最後の一人は、そのまま息が尽きた。<br />
「さてと任務達成…」<br />
こなたはその壁を更に砕き入ってくる。<br />
「お姉ちゃん…倒したんだから普通に入ってきたら?」<br />
「どうせ壊しちゃったんだから…どのみちここを広げることになるでしょう?」<br />
「…まあ…それはそうだけどね…」<br />
「さてと…やつらが目的達成をしたから、逃げ出したというような感じにするよ?」<br />
こなたは、敵が持っていたトランシーバーをつかって全員に伝える。<br />
その順序<br />
1.まずハイジャック犯を海に投げ捨てる。<br />
2.そのハイジャック犯の人数にあわせて救命ボートを海に落とす。<br />
3.後は依頼主を優先に縛りをとる<br />
そういうことにすることで誰がこの状況を助けたのかをわかりにくくする事が出来る。<br />
「上手くいったようですね、ありがとうございます」<br />
そんなこんなでこなた達は無事にアメリカに辿り着いた。</p>
<hr /><p>※みwikiさん<br />
かなり情報が入っているパソコン、翻訳などはお任せあれ<br />
この作品にみゆきさんがでない理由ここにあり</p>
<p>ちなみにその前にゆkariさんがいるが、本当に使えない<br />
このキャラのヒントは、知っている人はいると思うがへんた○かがみさん<br />
ちなみに作られてからもう16年が経過している。</p>
<hr /><p>「うぅぅ…つまんないよ~」<br />
かがみは、床に『の』の字を書き続けている。<br />
「私のこなたは、どこかに出掛けているし…<br />
こなた代理人の日下部もどこかに遊びに行っているらしいし」<br />
かがみは宿題に目を付ける。<br />
「仕方ない…宿題を早めに終わらせておこう」<br />
かがみは近くの鉛筆を取り出し、宿題に取り掛かった。<br />
そこに彼女の妹のつかさがやってくる。<br />
「お姉ちゃん…宿題教えて~」<br />
「仕方がないわね」<br />
二人は、並んで宿題することになった。</p>
<p>[こっから先の『』内はすべて英語]<br />
無事にアメリカに辿り着いた。こなた達は依頼主の大使館に辿り着いた。<br />
『初めまして、私が依頼主のブ○シ○大○領です。』<br />
「えっ?陸上部!!なんて言っているかわかる?」<br />
「わかるわけないってヴぁ」<br />
「こういう時は、みwikiさんを起動させよう!!」<br />
こなたは機械を取り出した。<br />
「…というか…もう一度言ってくださいがわからないんだけど…」<br />
「先輩、Please say one moreでいいんじゃないんっすか?」<br />
こなたは、○ッ○ュの方を向いて、<br />
「プリーズセイワンモア」</p>
<p>みwiki起動<br />
『初めまして、私が依頼主のブ○シ○○統領です』<br />
「初めまして、私が依頼主の○ッ○ュ大○○です」<br />
(今さらだけど伏字あんまり意味がないね、お姉ちゃん)<br />
『では今回の依頼だが国営ギャンブル場に明らかに<br />
大勝ちしている人間を何とかして欲しい<br />
絶対に殺せとは言わないが、流石にこの国の経済が苦しくなるのでな』<br />
「では今回の依頼ですが国営ギャンブル場の明らかに如何様を<br />
している人間をなんとかしてほしいとのことです<br />
ちなみに方法は暗殺じゃなくてもよろしいようです」</p>
<p>作者「めんどくさいのでこれ以降、一回一回訳さないようにしておきます」</p>
<p>「わかりました…その依頼引き受けましょう」<br />
こなたは、席におかれた、ドル札を受け取る。<br />
100万ドル位はある…<br />
「一人頭25万ドルの任務か…久々の大仕事だね」<br />
『いいえ、20万ドルです。彼女も任務に入ってもらいます』<br />
「…そちらの始末部隊といった人ですかな?」</p>
<p>そこに一人の金髪ショートの少女がやってくる。<br />
「初めまして、泉 こなたです」<br />
『私の名前はパトリシア=マーティンです、よろしくお願いします』<br />
「よろしくね。パトリシアさん」<br />
『パティとお呼びください』<br />
こなたとパティは握手をする。<br />
「で国営のギャンブル場というのはどこの事?」<br />
『ラスベガスの某ギャンブル場です』<br />
「…現場に向かおう。」<br />
こうしてこなた達は現場に向かう。<br />
『大統領が言うには、その人は如何様をしているのではないかと疑っているのです』<br />
「如何様ねえ…どこの国でも似たような事をするんだね」<br />
『…そちらの国はギャンブルはやらないのでは?』<br />
「偶にやるんっスよ、偉い人たちの付き合いで非合法の賭博場で」<br />
『日本の国ももう駄目ですね』<br />
「外人にだけは言われたくないってヴぁよ!!」<br />
『失礼しました』<br />
「でも私、入ってもいいのかな?身長が低いし…明らかに未成年だから」<br />
ゆたかは自分の身長の低さを恨んでいるような顔をしている。<br />
『大丈夫、大丈夫こういう場所は堂々としていればばれないね』<br />
【外国の賭博法についてはあんまり詳しくないので、<br />
そこら辺の突っ込みは勘弁してください。】<br />
こなたは、いや…それにも流石に限度がないかと言いたげな顔をする。<br />
とりあえず五人は、ギャンブル場に入った。<br />
『それで標的はあの人です。』<br />
パティは、標的の人を監視カメラ越しに、指を指す。<br />
「…如何様は、使っているね」<br />
「ええ、使っているっスね」<br />
全員、頷く。<br />
『やはり一人の人間に勝たせすぎると、客足が減っていくんですよ』<br />
「…殺すことはできないね…せめて何日か連続で大負けさせて、<br />
このギャンブル場に二度と来させないようにするという感じに」<br />
「うまくやる方法はあるのか?私たち全員そういう知識ねえぞ」<br />
【作者もない】<br />
「簡単だよ、あっちは如何様を使っているんだけど<br />
こちらが如何様を暴くことをすればいい、ほとんどの確率でこちらが勝てるよ<br />
そして、その罰として金を奪っていく。」<br />
「如何様、と言ってもそんな知識ないぜ?」<br />
「作者も無いよ」<br />
「「「「『作者ああああああああ!!』」」」」</p>
<p>そんなこんな事で数日後にこなた達は、ギャンブル場の代わりに<br />
ギャンブル場に姿を出した。<br />
「チビッ子…今日はそちらの方に向かうらしいぜ」<br />
こなたがやっているコーナー7ポーカーである。<br />
「とちるなよ」<br />
みさおは、無線越しでそう言った。<br />
こなたは、何も知らない顔をしてカードシャッフルをしている。<br />
「アーユーニューチャレンジャー?[必死に昨日覚える言葉を勉強した。<br />
ちなみに、『あなたは、挑戦者ですか』と聞いている]」<br />
『ハイ、そうです…私は挑戦者です。』<br />
そう言って標的は、自分の席に座った。<br />
こなたは、それぞれの客席に三枚表にしたカードと伏せた二枚のカードを渡す<br />
勝負が始まる。<br />
「フォルド」<br />
一人の老人紳士は、カードを全て伏せた。<br />
「bet!!」<br />
一人の老紳士を除いてそこそこの手が出来ているらしい。<br />
現在、合計90チップ集まっている。<br />
7ポーカーとは簡単にいえば配られた7枚のカードのうち<br />
5枚使って一番いい役を作るギャンブルである。<br />
【ルールは基本的にアーケードにあるセガのゲームを参照にしている】<br />
但し、勝負は最初の五枚そこでベットするかどうかで決まる。<br />
ベットをすれば、勝負に出たことになり残りの二枚も受け取ることができる。<br />
その7枚で再度ベットして勝負に出るかどうかを決めることが出来る。<br />
勿論、これで脅しをかけてみたりすることも出来る。</p>
<p>(…)<br />
こなたは、それぞれに二枚ずつベットした人だけに渡す。<br />
一人の人はにやりと笑う、大物手が完成したのだろう。<br />
「2ペア」<br />
「3カード」<br />
「ちっ…」<br />
最後の一人はカードを投げ捨てる。<br />
(流石にいきなり如何様は使わないか)<br />
カードを投げ捨てた人は、今回の標的である。<br />
こなたはカードをシャッフルする。<br />
パティの情報によると、何回かは負けて勝ち始めると連荘するそうだ…。<br />
その連荘こそが如何様とみていいだろう。</p>
<p><br />
それから何回か勝負をした結果なかなか使ってこない。<br />
(突然、ここの役が変わったから警戒しているのかな)<br />
こなたは何度もトランプをシャッフルしながら考えた。<br />
そして、5枚のカードをそれぞれに配る。</p>
<p>その時である。<br />
その後ろで見物人の振りをしていたパティは、手を伸ばす。</p>
<p>監視カメラ越しで見ていたひよりがゆたかの方を向いて、<br />
「今っす!!小早川さん!!」<br />
ゆたかは、ブレーカーを落とした。<br />
当然ギャンブル場の明かりが消える。<br />
「What?」<br />
当然の反応である…しかし…こなたにはそんな事は関係なかった…</p>
<p>「お客さん…これはどういう事でしょうか?」<br />
こなたは、標的の前に置かれたカードをつかむ…<br />
他のカードは光っているのに…このカードは光っていないのだ。<br />
実は、この時のためにこなたはトランプカードには、<br />
電気が突然消えると光るタイプを特注していたのである…<br />
当然、如何様をした、そのトランプカードには<br />
そんなものはついているはずもなく柄は全く同じだが光らない。<br />
「お客さん…これはどういう事でしょうか?」<br />
「………」<br />
「とりあえず…奥の方へと…案内しますので従業員について行ってください」<br />
私服のパティとみさおがゆっくりと近づく、<br />
しかし…その標的は抵抗しなかった。<br />
こなたは、変だなと思い、少し離れた場所に移動して、無線で<br />
「同人作家、一応念のため…」<br />
「了解っす、小早川さん!!」<br />
しかし、この準備は不要だった。<br />
こなたは、無線を切ったら元の場所に戻って…<br />
再び止めていた7ポーカーを再開した。<br />
その人から…今までの勝った金額の何倍かの金を請求したそうな…<br />
こなたは、あんまり考えたく無かったから、何倍かまでは聞かなかった。</p>
<p>今日働いた分の金を頂き、帰路を取っていた。</p>
<p>その時である。<br />
そこに…如何様師の男が現れた。<br />
「貴様等のせいで…貴様等のせいで…」<br />
「やめておいた方がいいと思うよ…その程度のナイフ<br />
一本で同行できる相手じゃないから」<br />
「くっくっく…」<br />
「チビッ子…敵はどうやら…一人じゃないみてえだぞ…」<br />
「お姉ちゃん…」<br />
『俺のパパのマフィアメンバーだよ…頼んでくれたらメンバーを<br />
譲ってくれたよ…これなら絶対負けないぜ!!動いた瞬間…その頭をぶち抜かれるぞ』<br />
そのマフィアのメンバーは家の中でこちらの方向へ<br />
スナイパーライフルを構えている。<br />
「ふう…」<br />
こなたは溜息をした。<br />
死にたいようだから…殺してあげるよ。<br />
こなたはそう言って、自分の両手を鳴らし始めた。<br />
『クレイジーだな…人の話を聞いていたのか?』<br />
「もちろん…簡単に私は殺せないよ!!」<br />
その時、ライフルの弾がこなたの方へと飛ぶ、すぐにこなたは、<br />
如何様師の体をつかみ盾にする。<br />
『しっしまった!!』<br />
『ボスの御子息を打ちやがったのか?』<br />
『ボスになんて言い訳をしよう…』<br />
その二人は必死に頭を抱えている…</p>
<p>「行け!!陸上部、同人作家、大泉」<br />
「了解!!」<br />
「任せてください先輩」<br />
「チビッ子…その間に何をする気だ?」<br />
「今すぐ帰る手続きをするよ、今日ぎりぎりの飛行機なら…騒ぎが大きくなる前に<br />
逃げる事が出来るでしょう?」<br />
「…大統領には会わないのか?」<br />
「後日連絡を入れて、指定の口座に金を入れてもらうよ」</p>
<p>三人は、その館の中に入った。<br />
そこに沢山のマフィアの人間が待機していた。<br />
「ヘイ、イエローモンキー」<br />
『よくも、ボスの息子さんを殺してくれましたね。』<br />
「なっ!?なんて言っているんだ?」<br />
「私に聞かないでほしいッス」<br />
「とにかく状況的にいいわけがないということがわかるな」<br />
大泉は、そう言って刀を取り出した。<br />
ひよりは高く跳びあがり壁に張り付いた。<br />
マフィアの人物は連続でマシンガンで放つ。<br />
「うわあ!!」<br />
ひよりを中心に狙われている。<br />
その時にひよりを狙っているマフィアの後ろからとんでもない衝撃が走った。<br />
「一人だけに集中していると、そういう奴からやられるぜ…じゃあ…さようなら」<br />
みさおは、その人を三階から一階へと投げ捨てた。<br />
「きっ貴様!!」<br />
銃は次にみさおの方向に向けられる。<br />
しかし、その隙に大泉は全員の銃を斬る。<br />
「どうでしょう?降参するのならば今のうちですよ?」<br />
マフィアメンバーは腰から拳銃を取り出した。<br />
「無駄な抵抗は止めるっスよ」<br />
ひよりは、天井から降りて、マフィアの頭を蹴り。<br />
マフィアたちの体を倒した。<br />
そしてすぐさまGペンを首裏に付ける。<br />
「これで勝つ要素は完全になくなりましたよ?それでも抵抗します?」<br />
「相変わらず信じられないような動きをしてんな。」<br />
みさおは感心した様な顔をした。</p>
<p>館にいたマフィアメンバーを全員縛った。<br />
「隊長が戻ってくるのを待つだけっすね」</p>
<p><br />
その隊長はというと<br />
『もうオワカレなのですか?アメリカの面白いところとか案内したかったデス』<br />
「悪いね…こちらも仕事だったんだからね」<br />
『…もう硬い人間はキラワレますヨ?』<br />
「表では結構、軽い人間だよ、萌えについて追及したりとか」<br />
『萌え?デスカ?』<br />
「うん、萌え」<br />
『前々から興味を持っていたので、少し簡単に教えてくれないでしょうカ?』</p>
<p>これによって…最終便の締め切りに間に合わず、裏金を多めに払って、しまい<br />
こなたの報酬が零になってしまったのは内緒のことである。<br />
「ニホンジンってオモシロいね、いつか日本に行ってミタイネ」<br />
パティは、そう言って、こなたの乗った飛行機が見えなくなるまで、<br />
ずっと、飛行機を見上げていた。</p>
<p><br />
そうして無事にこなた達は日本へ帰った。</p>
<p>こなたは、自分の家に向かった。<br />
そこには、沢山の人だかりがいた<br />
「どうしたのですか?」<br />
「いや、実はですねこの家の人が留守の間に、空き巣に入られたんですよ」<br />
いや…空き巣程度でこんなに人が集まるわけないだろうに!!<br />
「さっきまで、あっちで火事があったからな、その隙にここで空き巣されたという感じだな」<br />
そこに何人かの人がやってくる。<br />
「おぉ、どうだった?」<br />
「済まない…取り逃してしまった」<br />
「所で、どこの家がやられたんですか?」<br />
この時期は、どこの家庭も旅行に出かけているので、<br />
少し嫌な予感をしながらも尋ねてみる。<br />
「あの家だよ」<br />
(げっ…私の家じゃん!!)<br />
そのあと、何もなかったかのように、人々は、その場を立ち去った。<br />
家の中を見る。<br />
(金庫の中身をごっそりと取りやがった。)<br />
とりあえず…残った財布の中身の3万2000円が入っていた。<br />
その頃、アメリカでは…<br />
「何だと!殺されただと!!」<br />
「はい、申し訳ありません、私達がしっかりしていなかった為に」<br />
そのボスはとりあえず、落ち着く…そしてやっと開いた一言<br />
「日本の暗黒街に何人いる?」<br />
「えっと…五十人位はいるかと…」<br />
「そいつら、全員でその始末部隊とやらを仕留めろ!!」</p>
<p>そして、じっくりと味わっていただこう…アメリカのマフィアをなめた罪を</p>
<hr />
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