#comment(,nsize=15,size=50,vsize=10) #comment(,nsize=15,size=50,vsize=1) 私達の三年間という短い高校生活も今日で、終わってしまう…。 今日は、陵桜学園の…。私達の卒業式だ。 ~ま た ね~ 卒業式の中、私は三年間のことを思い出していた。 そういえば…こなたと初めて会ったときは、『(なに、こいつ!?)』って思ってたけど……いや、今でも思ってるけど(-_-;) こいつと一緒にいるとちょっと、面白くなかったことはなかった。 コミケに行った時は、本当に大変だったけど…心の中ではちょっとだけ、面白いと思ったし、あいつといると退屈しない。 いつの間にか式も、終盤を迎えていた。 司会「次は卒業生による合唱で、曲は『旅立ちの日に』です」 私達は起立し最後の曲を歌った。 ――――ねぇ、こなた。クラスも大学も一緒じゃなかったけど………友達だよね……? ――――そんなの、当たり前じゃん。 ――――『さようなら』は……言わないでよ……。 ――――かがみ……もしかして……。 ――――言わないで…。言っちゃうと……なんかっ…ッ 私の眼から、一滴の粒が流れた。その時、こなたは私に抱きかかった。 私はこなたから離れようとした……でも……。 ますます、こなたはギューっとした。そして、こなたは私の耳元で小声で言った。 「かがみが、どこへ行こうと――――ッ……。ず――――っと、友達だよ」 私は、はっとした。 こなたも眼から流している……私にはわかる。 私の眼からも、溜まっていたものが流れだした。 私も、こなたの事を強く……ッッその小さい体を、ギュっとした。 「『さようなら』は、言わない………。 じゃぁ、なんていったらいい?」 「『さようなら』は悲しいから………」 「いつか…きっと会える。――――だから」 「またね」 ♯comment()