ID:kr060628氏:またね

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ID:kr060628氏:またね - (2010/03/21 (日) 01:11:32) のソース

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 私達の三年間という短い高校生活も今日で、終わってしまう…。 
 今日は、陵桜学園の…。私達の卒業式だ。
 
 
    





      ~ま た ね~






 卒業式の中、私は三年間のことを思い出していた。
 
 そういえば…こなたと初めて会ったときは、『(なに、こいつ!?)』って思ってたけど……いや、今でも思ってるけど(-_-;)
 こいつと一緒にいるとちょっと、面白くなかったことはなかった。

 コミケに行った時は、本当に大変だったけど…心の中ではちょっとだけ、面白いと思ったし、あいつといると退屈しない。 
 
      


 いつの間にか式も、終盤を迎えていた。  



 司会「次は卒業生による合唱で、曲は『旅立ちの日に』です」
 
 私達は起立し最後の曲を歌った。

 





 ――――ねぇ、こなた。クラスも大学も一緒じゃなかったけど………友達だよね……?
 
 ――――そんなの、当たり前じゃん。

 ――――『さようなら』は……言わないでよ……。

 ――――かがみ……もしかして……。

 ――――言わないで…。言っちゃうと……なんかっ…ッ


 私の眼から、一滴の粒が流れた。その時、こなたは私に抱きかかった。 
 私はこなたから離れようとした……でも……。 

 ますます、こなたはギューっとした。そして、こなたは私の耳元で小声で言った。

 「かがみが、どこへ行こうと――――ッ……。ず――――っと、友達だよ」

 私は、はっとした。 こなたも眼から流している……私にはわかる。
 私の眼からも、溜まっていたものが流れだした。
   
 私も、こなたの事を強く……ッッその小さい体を、ギュっとした。











    「『さようなら』は、言わない………。 じゃぁ、なんていったらいい?」

    「『さようなら』は悲しいから………」 

    

     
    「いつか…きっと会える。――――だから」


    「またね」

   
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