サイレントアサシン129、140

ジャンル ミノー
メーカー シマノ
対象魚 シーバス、ヒラメ、青物
サイズラインナップ 129mm、140mm
フィールド サーフ、磯など

概要

新重心移動システム「AR-Cシステム」によるぶっ飛び性能と厨二病ネーミングが持ち味のシマノ社を代表するシーバス用ミノープラグ。
80mmの小型サイズから160mmの大型までの幅広いラインナップを持つ。
形状はやや太めのボディで、存在感のあるウォブンロールが持ち味。
メーカー公表のレンジより潜るという意見が多い(129Fで50~80cmがメーカー公表のレンジ。実際1mくらいは潜る)ので、シャローエリアで使用する場合はパッケージを鵜呑みにしないように。

評価点

  • 宣伝文句に偽り無い飛距離
AR-Cシステムによる安定した飛行姿勢からたたき出される飛距離は驚きの一言。140mmサイズになってくると風の抵抗が大きくなるためか横風がきつく感じるようになるが、しっかりとラインを引っ張って飛んでいくさまは頼もしさすら感じる。

  • 立ち上がりの早さ
AR-Cはスプリングにより自動的にウェイトが前方に戻るため、大型サイズでも着水から即泳ぎだすことができる。大型ミノーによくある「ウェイト戻し」の作業が不要なのは嬉しい。

  • ハイアピールな泳ぎ
太めなボディーから生まれる力強い泳ぎは荒れた海でも強い存在感を放つことができる。ローアピール系のルアーと組み合わせて使うと良いだろう。

問題点

  • ボディーの弱さ
サイレントアサシンシリーズ最大の弱点。検索をかけても「割れた」「壊れた」などがよくヒットしてしまう。レンジや泳ぎ的にはヒラスズキにもマッチしそうだが、破損のリスクが高い釣りにはおすすめできないかもしれない。サーフやオープンエリア、穏やかな磯などで遠投主体の釣り方の方がマッチするだろう。ちなみに筆者は数年使用しているが幸いまだ壊してはいない。

総評

見た目はシンプルにまとまったミノーだが、AR-Cの恩恵を十分に感じられる良作ルアーであるといえる。


雑記

「Silent Assassin」とは「無音の暗殺者」の意味。トンデモネーミングだがAR-Cによるサイレント仕様+遠投性は、ある意味名は体をあらわしているといえるかもしれない。しかし旧版サイレントアサシンはボールウェイト+マグネットによる重心移動だったため、そんなにサイレントでもなかった。
最終更新:2018年03月08日 18:20