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第38回大会詳報 - (2009/03/13 (金) 12:11:07) の1つ前との変更点

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**第38回大会詳報 -[[大会詳報]]へ戻る ---- 月は巡り、如月。 正月特番も、ハプニングはありつつもほぼ無事に終了し、いよいよ冬本番が訪れる幻想郷。 しかし、そんな寒さなど関係なし! とばかりに熱く燃える、東プロ本部会場にて、第38回大会が開始された。 折しも、外の世界ではバレンタインデー。その習慣を幻想郷に持ち込んだ早苗様が、入場客全員にチョコレートを プレゼントするという根も葉もない噂が飛び、男性客が詰めかける一幕も。 困惑する早苗様に、なぜか「素敵なお賽銭箱はあちらよ」とアピールする霊夢も出現し、一時会場前が騒然とするも、 そこに登場した本部長に、「皆さんの積める善行は、好きな選手を全力で応援することです」と諭され、 納得したファンは粛々と会場入りし、事なきを得た。 その後、なぜかてゐが本部長に呼び出されてお説教されていたという目撃情報もあったらしいが、定かではない。 それはさておき、本大会は久しぶりの[[LSW]]タイトルマッチに[[LTW]]次期挑戦者決定戦を含めた全8試合と、 特番直後とはいえ編成に手を抜くなどあり得ないという東プロの意志の現れを示すものとなった。 中でも驚きの声が上がったのが、第6試合として突如発表された[[O.D.S]]と[[ARMS]]の全面対抗戦であり、 過去の因縁を良く知るファンの間では、これをメインにしてもいいくらいでは、という声まで上がっていた。 一方、大会開始前にお馴染みの本大会の組み合わせ発表を行う[[小町]]だが、わざと第7試合のアナウンスを 飛ばして、[[本部長>映姫]]に突っ込まれる一幕も。 ***第1試合 2vs1ハンディキャップマッチ [[リリーホワイト>リリー白]]・[[リリーブラック>リリー黒]] vs [[咲夜]] 夏フェス以来久々となるハンディキャップマッチ、先に挑戦者として登場するのは、前回大会で東プロマットに初登場となった 春の使者[[リリーズ]]。 その[[リリーズ]]に胸を貸すのは、[[紅魔館]]の瀟洒な従者こと[[咲夜]]さん。 リングインするなり、暴言を吐きまくる[[リリーブラック>リリー黒]]と、「ハルデスヨー」の[[リリーホワイト>リリー白]]。 そしてやっぱり、なぜか実況席から姿を消している[[天狗>文]]。そして瀟洒に暴言をスルーする[[咲夜]]。 妙な雰囲気のまま試合が始まる。やはり2対1ということで、苦戦を強いられるP…メイド長。 が、やはり瀟洒なメイドはただでは倒れず。勝利を確信した[[リリーブラック>リリー黒]]が、隙ありとばかりに 飛び込み前方回転エビ固めを仕掛けたが、それは老獪な[[咲夜]]が仕掛けた罠だった。動きを読みきっていた[[咲夜]]は、 飛びついてきた[[リリーブラック>リリー黒]]を、余裕をもってそのまま押し潰し、3カウント。 ここは経験の差が勝敗を分けた形となった。 試合後、マイクを取った[[咲夜]]は、前回大会にて[[アリス]]との激闘を演じた末に、首の古傷を再発させてしまった [[美鈴]]の容態についてファンに報告した。幸い致命的なものではなかったが、それでもかなりの重傷で、2、3大会の 欠場となるという[[咲夜]]の言葉に、ファンはその回復を祈りつつ、暖かい拍手を送った。 ***第2試合 8人タッグマッチ [[静葉]]・[[ヤマメ]]・[[早苗]]・[[諏訪子]] vs [[ルーミア]]・[[レティ]]・[[メルラン]]・[[藍]] 第2試合は、前回大会で行われたNEXTトーナメント1回戦で敗退した4人に、[[無差別級]]の4人を加えた8人タッグマッチとなった。 勝つ者があれば負ける者もあるとはいえ、負けた者に対するフォローも忘れない本部の姿勢は、多くのファンの共感を呼ぶところであった。 また、[[守矢神社]]の[[早苗様>早苗]]と[[ケロちゃん>諏訪子]]にとっては、大きな戦いに臨む[[神奈子]]のためにも、勝って景気を付けたいところ。 しかし試合は、いきなり⑨ばりにスピアーを外すケロちゃんに、一抹の不安が漂う。 負けじとばかり、というわけでもないだろうが、コーナートップから豪快に一人アトミックホイップを決める本家[[チルノ軍]]のルーミア。 しかしこのルーミアが、前回敗退したとはいえ好調ぶりをみせ、即席タッグを見事に繋ぎ、さらには[[ヤマメ]]に十進法ムーンライトレイの洗礼を 浴びせたり、コーナーで[[レティ]]を追い込んだ[[諏訪子]]を捕まえて追撃を封じたりと大活躍。 一方のケロちゃんも、久々のケロちゃんカッターを惜しげもなく2発も放って見せ、[[守矢神社]]の神は[[神奈子]]だけではないことを 存分にアピールする。 そこまであまり目立たなかった[[藍]]と[[早苗]]も、終盤になってからそれぞれ八雲八流、コーナートップから長い飛距離の飛びつきスイングDDTと 華麗な跳び技を披露し、見せ場を作る。そして、この2人の戦いは、八雲回転蹴りにはドロップキック、早苗ボトムには回転バックドロップ、 大外刈りからのフェイスカットには風神風車固めと、互いに出し惜しみなしの密度の濃い技の応酬となる。 しかし、決まるかとおもわれた風神風車固めを、この試合でいい動きを見せるルーミアがカット。さすがに攻め疲れた早苗が静葉にタッチして交代した その瞬間を狙い澄ましたかのように、藍が大技デンジャラス・ドライバー・テンコーを豪快に決め、20分を超える激闘にピリオドを打った。 それぞれに見せ場を作ったメンバーをよそに、[[LTU]]王者の[[めるぽ>メルラン]]はいまいち目立てず、[[静葉]]に至っては、出たと思ったら やられた形となり、ますます死に芸が身についたと言われる始末、と明暗が分かれる形となった。 ***第3試合 NEXTトーナメント準決勝第1試合 [[椛]] vs [[リグル]] 互いにルチャタイプ同士という、東プロでは珍しい組み合わせの試合となったNEXTトーナメント第1試合は、エリート対雑草と言われており、 下馬評でもやはり前[[LTU]]王者の[[椛]]が有利とされていた。 試合が始まると、やはり足技中心に攻める[[リグル]]に対し、[[椛]]は前回は封印していた腕殺しを解禁。さらに早い段階から 大技の疾風トルベジーノを繰り出す等、本気を見せてじわじわと攻めていく。 パワーに勝る[[リグル]]に対し、[[椛]]は立ち回りの上手さを発揮して、攻められつつも攻撃を単発にさせることで焦りを誘う作戦。 しかし[[リグル]]のパワーは[[椛]]の予想を超えており、中盤はほぼ一方的に攻められるという予想外の展開に。そんな状況からも[[椛]]は なんとか大技のの字スタナーを決め、さらに2発目のトルベジーノも決めるが、ここで負けるわけにはいかない[[リグル]]も粘り、カウント3が遠い。 攻め疲れたのか一瞬の隙を見せた[[椛]]。それを貫いたのは、[[リグル]]が[[幽香]]から伝承されたディGカッターことスーパーリグルキック。 これで、[[リグル]]が勝利し、ついに決勝進出となる。 負けてもなお爽やかに相手を祝福する[[椛]]の姿は、[[U3級]]の持ち味のひとつである清涼感をアピールするものであり、観客も納得の拍手を送った。 その一方で、[[リグル]]は何度も「夢じゃないよね?」と繰り返して、「何を期待してるんですか?」と[[椛]]に突っ込まれる、とお約束の笑いでこの試合を締めた。 ***第4試合 NEXTトーナメント準決勝第2試合 [[パルスィ]] vs [[穣子]] NEXTトーナメントもう1試合は、東プロではまだ2試合目にして既にパルいワールドを展開する[[パルスィ]]と、バックドロップ神[[穣子]]の試合。 序盤から激しい殴り合い蹴り合いとなるが、途中で我に返ったか、[[穣子]]がドラゴンスクリューから本来の技中心の組み立てに戻る。 が、そんなことよりお前が妬ましいとばかりの喧嘩プロレスを展開する[[パルスィ]]が終始ペースを握る。 [[穣子]]も要所で反撃を試みるも、そのラフ攻撃に押しまくられ、ついに大技ジェラシストドライバーまで受けてしまう。危ないところをロープに 救われた[[穣子]]は、とうとう堪忍袋の緒が切れたとばかりに[[パルスィ]]をコーナーポストに抱え上げると、雪崩式バックドロップ。 しかし、その程度で嫉妬心は折れやしないと2.9で返す[[パルスィ]]。ならば折れるまで投げるまでと、[[穣子]]は続いてターンバックル式 バックドロップを放つが、パルパルラッシュで返される。もはや躊躇なし、と、[[穣子]]は再度雪崩式バックドロップを敢行。これには流石の [[パルスィ]]も意識を飛ばされて3カウント。ついに豊穣神がファイナルへと駒を進め、次回大会で **NEXTトーナメント決勝戦 [[リグル]] vs [[穣子]] が決定した。 試合後、おきまりの「おーたむ!おーたむ!」を[[パルスィ]]にもやらせようとする[[穣子]]、そして小声だがついやってしまう[[パルスィ]]に、 殺伐とした試合から一転して、多くのファンが癒された。 ***第5試合 6人タッグマッチ [[ミスティア]]・[[妖夢]]・[[紫]] vs [[てゐ]]・[[輝夜]]・[[霊夢]] もはやすっかり因縁の対決となった、[[八雲>八雲家]][[白玉>白玉楼]]連合と[[GM軍]]との試合。しかもレフェリーは[[パチェ]]となると、悪い予感しかしないのも むべなるかな。 試合前のスキットでは、前回大会での勝利からか余裕を見せて挑発する[[霊夢]]に、[[紫]]は自分は[[幽々子]]の代理よといなす。 しかし試合は、やはり悪徳レフェリーの援護を得て反則・乱入し放題の[[GM軍]]ペースで進む。 そんな中、屈辱の『[[Phantazm Down事件>Ph.D]]』からの帰還後は、勝ち星こそつかないものの絶好調の[[紫]]は、今回も試合前のやる気のなさげな雰囲気から一転して 気を吐き、ブラックてゐガーボムを喰らわしてきた[[てゐ]]に、お返しとばかりに超絶秘技ファイヤースタースプラッシュを浴びせて 喝采を浴びる。一方の[[霊夢]]は[[ミスティア]]に、すっかりお馴染みとなったマッハふみふみこと鬼巫女ストンピングで踏みつけるが、それでも 怖じけずに向かっていく[[ミスティア]]。しかしKFCから丸め込んだところで[[輝夜]]がカットしがてら蓬莱の玉砕き、そして起き上がった[[霊夢]]が 再び鬼巫女ストンピングという踏みつけコンボで退ける。代わった[[妖夢]]を援護すべくリングに飛び出した[[紫]]だったが、[[霊夢]]に気をとられているところで、 後ろから出てきた伏兵[[輝夜]]のアックスギロチンドライバーを喰らってしまい、しばらく交代は無理な状況に。 スキマ妖怪を封印することに成功した[[GM軍]]側は、未熟者に的を絞り、姫様がリングに登場。挨拶代わりに[[幽々子]]ばりの姫パンを喰らわし、通常式チンクラから、 背後を取って美麗な秘技・永夜返し。[[妖夢]]一巻の終わりかと思われたが、ここは[[紫]]が救出に成功。そして[[紫]]が[[霊夢]]を53歳、[[ミスティア]]が[[てゐ]]に 串焼きDDTと全力で支援をかける。それでも[[輝夜]]は綺麗なブリッジのジャーマンを連発してで[[妖夢]]を仕留めようとするも、[[ミスティア]]の 素早いカットから、[[妖夢]]が全力での未来永劫斬。普段働かない姫はパワー全開で責めたためにガス欠になったのか、この丸鋸の直撃で意識を 飛ばされてしまい、そのまま3カウントを聴く羽目に。 これまでの戦績からすれば金星と言っても過言ではない勝利をあげ、主の[[LSW]]防衛戦にこれ以上ない弾みをつけてみせた元祖従者の[[妖夢]]。 一方、屈辱的な負け方に、[[パチェ]]に何とかしてと泣きつく[[輝夜]]だが、[[パチェ]]は、流石にこれは無理と一蹴。一方でお説教しようとする[[慧音]]に対しては 暴言を吐く[[輝夜]]の姿に、[[GM軍]]も一枚岩ではないことをさらけ出すと共に、[[輝夜]]が[[GM軍]]の中で孤立しつつあるのではないかという疑念がさらに深まる結果となった。 ***第6試合 8人タッグマッチ [[アリス]]・[[萃香]]・[[鈴仙]]・[[メディ]] vs [[幽香]]・[[永琳]]・[[魔理沙]]・[[雛]] 複雑な遺恨の渦巻く東プロにおいても、これほどもつれた遺恨関係はちょっと他では見られない、[[ARMS]]と[[O.D.S]]の全面対抗戦。 互いにフルメンバーと出し惜しみなし、満を持しての激突に、ファンも期待の高まりを押さえきれない一戦となった。 入場直後から、早速火花の散るような口撃バトルの応酬を経て、ゴングが鳴らされる。 互いに「判っている」同士の試合は、[[雛]]vs[[メディ]]、[[魔理沙]]vs[[アリス]]、[[永琳]]vs[[鈴仙]]という組み合わせで進み、それぞれの経てきた 歴史を知るファンを喜ばせる。 それぞれの選手が一巡した後、この試合2度目のマリアリ対決から、次第に試合は動き出す。普通、タッグマッチでは中盤にかけては乱戦になることが多いものだが、 そういう展開こそ[[O.D.S]]がもっとも得意とするところ。タッチワークで見事な連携を見せ、さらに集中して一人を痛めつけるラフ殺法と歪みない戦いっぷりを見せ、 一転して危機に陥る[[ARMS]]。しかし、そこで崩れないのが今の[[ARMS]]。こういう局面でも冷静に戦える[[メディ]]が、[[永琳]]すら怯ませる地獄突きからの カリブトドキシンデスロックで[[O.D.S]]に傾き掛けた流れを取り戻すと、代わって出てきた[[幽香]]にもリバースジクロロジフェニルトリクロロエタン から、かつて[[雛]]の首を破壊した恐怖の技コンパロシドホールドを決める。これは[[O.D.S]]コーナー目の前だったために阻止されるが、さらに猛毒ゲルセミウム・ エレガンスまで決め、毒のフルコースを受けた[[幽香]]は、流石にどうしようもなく交代。しかし去り際にファイナルカットでお返しはしておくのが[[幽香]]らしいところ。 相手が[[魔理沙]]に代わったところで空気を読んだか、[[メディ]]も[[アリス]]に交代、この試合で3回目のマリアリ直接対決となる。 マッケンローから急所攻撃でペースを掴もうとする[[魔理沙]]は、そのまま[[アリス]]の背後を取って必殺のドラゴン、と思いきやそれをブルドッキングヘッドロックで 切り返す[[アリス]]。そのままついに囚われの魔理沙人形に移行かと思いきや、それをパワーで潰す[[魔理沙]]、だがそうくるのは判ってたと三角締めに切り替える[[アリス]]。 互いの手を知り尽くした同士ならではの高度な読み合いを見せる2人に、観客もヒートアップする。 そして両軍共選手は入れ替わり、[[萃香]]と[[永琳]]が対峙。[[永琳]]が垂直落下式ブレーンバスターを喰らわすが、お返しとばかりに萃香が豪腕を唸らせ、ショートレンジ 百鬼夜行。しかし神とも互角に戦った[[永琳]]はその程度では倒れぬと、一瞬で入り込むと膝十字固め。しかしこれは[[ARMS]]陣営の目の前で、好調のメディが あっさりとカットすると、立ち上がりざま[[萃香]]が酒霧を吹き付け、そのままラッシュ。しかし流石というか、ペースを握られつつも冷静な[[永琳]]は自陣に 退くと、ここまで休んでいた[[幽香]]に後を託した。 不死身の蓬莱人が中盤を支え、フィニッシュを究極加虐生物に託す。[[O.D.S]]の黄金パターンに[[ARMS]]もはめられたのか、と観客の誰もが思った中、 十分回復した[[幽香]]は[[萃香]]を捕らえ、ついに必殺のウォールオブゆうかりん・VFTに持ち込む。慌てて飛び出す[[ARMS]]の面々も、同じく飛び出した[[O.D.S]] に押さえられ、高々とそそり立つ「つるぺたの壁([[文]]談)」を前に、善戦空しく万事休す。…と誰もが思った。 しかし、ついにここにきて、不沈艦が目覚めた。ゆうかりんの壁をカウント2.9で跳ね返すと、そこで心強い仲間[[メディ]]が援護のドラゴンスクリュー。 そして倒れた[[幽香]]を引きずり起こした[[萃香]]は、自らロープに走り、そして豪腕を振り抜いた。会心の一撃を受けて文字通り一回転し、そのままリングに崩れ落ちて 動かなくなる[[幽香]]を尻目に、高らかに右腕を振り上げ、「うぃぃ~~~っ」と雄叫びを上げる[[萃香]]。これが、東プロ初の「''打撃技による失神KO''」の瞬間であった。 快勝した[[ARMS]]側は、現王者を倒したのだから資格は十分なはずと、次回大会での[[LTU]]タイトルマッチを要求。一方、意識を取り戻したものの、まだ 錯乱気味に泣き出す[[幽香]]に、[[永琳]]は掌底を喰らわし、遊び呆けているからだと一喝しておいてから、おもむろに挑戦者の編成を確認した。それに対しリーダー [[アリス]]は、[[ARMS]]として[[LTU]]に挑戦するメンバーは、[[萃香]]、[[メディ]]と[[鈴仙]]だと宣言する。困惑して辞退しようとする[[鈴仙]]だったが、 それに対して元師匠の[[永琳]]がどこまでも逃げるのねと嘲笑。流石にかちんと来たのか、[[鈴仙]]は自ら師匠と相対して戦うことを決める。 一方で、ようやく我を取り戻した[[幽香]]は、赤っ恥をかかしてくれた[[萃香]]に対し、十倍にして虐め倒すと宣言。さらに負けたら追放でも粛正でも受けると自らを追い込みつつ復讐を誓った。 その一方で、[[LTU]]なら自分は余るな、という[[魔理沙]]に、なら自分と前哨戦でもやらない、と誘う[[アリス]]。[[魔理沙]]もそれに合意し、 ここに次回大会での **前哨戦 [[アリス]] vs [[魔理沙]] *[[LTU]]タイトルマッチ [[萃香]]&[[メディ]]&[[鈴仙]]([[ARMS]]・挑戦者) vs [[幽香]]&[[永琳]]&[[雛]]([[O.D.S]]・第二代王者) の2試合が決定した。 ここまで唯一遺恨が無かった[[幽香]]と[[萃香]]との間に新たに遺恨が発生し、全面戦争がさらに激化する[[ARMS]]と[[O.D.S]]。その第2ラウンドが どういう結果となるのか、そして久しぶりに表舞台に姿をみせる[[マリアリ]]シングルマッチはどうなるのか、ファンを魅了して止まない組み合わせが次回大会も見られる とあって、会場の興奮もさらにヒートアップしていく。 ***第7試合 [[LTW]]次期挑戦者決定戦 [[文]]・[[小町]] vs [[レミリア]]・[[フラン]] 前回大会第5試合で、[[守矢神社]]と[[O.D.S]]を退けた[[文]]が思わず調子に乗って挑戦を表明してしまった[[LTW]]。 しかし、その後第7試合で、もう一組が名乗りを上げる。かつての初代[[LTW]]王者であり、そしてそれぞれが至高の[[LSW]]を巻いたことがある、 最強タッグの呼び名も高い[[スカーレット姉妹]]。 当然のように現王者の[[もこけーね]]も、最初から[[スカーレット姉妹]]が次の挑戦者であると考えており、[[スカーレット姉妹]]も、そしてファンのほとんども、 この次期挑戦者決定戦は、タイトルマッチの前の軽いウォーミングアップとしかとらえていなかった。 一方の[[実況組]]はというと、[[文]]はいつものようにこの大会も平然と実況をこなしていたが、その暴言も軽く空回り気味。[[小町]]に至っては、 開始前アナウンスではこの試合をわざと飛ばしたり、第5試合が終わった次点で次が出番だと思い込んでいたりと明らかに緊張から変なテンションに なっていた。 この試合の実況席には、お馴染みイヌ科実況コンビの[[椛]]と[[藍]]に加え、ゲスト解説として招かれた[[咲夜]]の、誰が名付けたかイヌ科実況トリオが陣取る。 そしてついに始まってしまったこの試合。しかし、一度腹をくくってしまうと妙に強い[[小町]]が、長身を生かしたリーチのある攻撃を仕掛け、 [[フラン]]が反撃もままならず追い込まれるという意外な展開になる。一方、[[文]]と[[レミリア]]の技対決は[[レミリア]]に軍配が上がり、 連続フランケンシュタイナーで投げられる[[文]]。しかし互いに交代すると、やはり[[小町]]が、スロースターター故に起き上がりは 動きがまだ重い[[フラン]]を攻める。さすがの[[フラン]]もリーチ差に上手く対応しきれず、一度[[レミリア]]に交代。しかし、[[小町]]の勢いは 衰えず、[[レミリア]]も予想外の劣勢に焦ったか、流れを変えるべく雪崩式か断崖式フランケンシュタイナーを狙おうと[[小町]]をポストに担ぎ上げるが、 逆にリバースブレーンバスターで投げ落とされ、さらに追撃のエルボードロップまで受けてしまう始末。ふらつく[[レミリア]]に、[[小町]]は 死神の烙印・デスブランドを敢行するも、赤コーナー目の前だったため、[[フラン]]のカットが入り、危うく川を渡りかけた[[レミリア]]は九死に 一生を得る。その隙を突いて、お返しとばかりに奇襲のマヤ式スープレックスで固めるが、足の速さは幻想郷一とばかりに飛び込んだ[[文]]がカット、 危うく彼岸を自分で渡りかけた死神もカウント2.9で帰還。もう一度三途の川を渡れとばかりに[[レミリア]]は美技・不夜城レッドを放つも、 位置が悪くロープブレイク。しかし、目の前で姉の美技を見せられてついに目覚めたのか、代わった[[フラン]]が[[小町]]をポストに担ぎ上げ、 雪崩式ツームストンドライバー。ここも再び[[文]]が快足を飛ばしてカットするが、流石に不夜城に雪崩式と大技を喰らった[[小町]]は[[文]]と交代する。 相棒の活躍を見て珍しく奮起したのか、[[文]]も[[フラン]]に対して「普通のエルボー」こと風神エルボーを敢行。だが、それが眠れる妹様を 本気で起こしてしまったか、放り投げ式パワーボムに引っ張り起こしてのショートレンジクローズライン、さらにロープに走ってのダブルニーと [[文]]を痛めつけると、そのまま場外に放り投げる。 そして自分も場外へ飛ぼうとするのを、[[小町]]が体を張って止めるが、逆上した[[フラン]]は[[小町]]をパイルドライバーで潰してしまう。 まさしく小町が体を張って稼いだ貴重な休憩時間を得て、リングに戻った[[文]]は、だが反撃に出ようとしたところでココナツクラッシュを喰らい 一回転。危うく2.9で返すと、某ボトムに似たブックエンドで倒すが、フランも飛びつきDDTできっちり反撃。さらにバックドロップで場外に投げ落とす。 再び追撃はさせじとリング上で[[小町]]が[[フラン]]と組み合うも、今度は[[レミリア]]が[[文]]の所に向かい、リングの上下で戦いを繰り広げる。 しかし、それも一段落した、と思って自陣に戻った[[レミリア]]だが、それが痛恨の判断ミス。[[フラン]]のところに戻ると思われた[[文]]が、 背を向けた[[レミリア]]を追撃し、断崖式ドラゴンスクリューから場外ジャーマンスープレックス、延髄切りと連続技を仕掛けて援護不能にまで沈黙させる。 一方で[[小町]]も、リングに残った[[フラン]]に2発目のデスブランドを炸裂させ、懸命の援護射撃。 そして姉を徹底的に黙らせてからリングに戻った[[文]]が、まだデスブランドの余波でふらついていた[[フラン]]に、延髄蹴りを仕掛け間髪入れずに丸め込む。 技名のとおり電光石火で、ダメージで動けない[[レミリア]]をよそに、3カウントで金星を挙げた。 観客のほとんども、歓声よりも疑うようなの声を上げ、妹様も納得いかないと声を上げる中、してやったりの[[文]]は、ここぞとばかりに[[レミリア]]に 暴言を投げるも、リングインしてきた[[妹紅]]にフジヤマヴォルケイノ・イラプションで叩き付けられ、あえなく失神。 しかし[[妹紅]]も、とりあえずうるさい[[天狗]]を黙らせてみたものの、[[スカーレット姉妹]]が勝った場合のマイクしか想定していなかったのか、 [[小町]]をスルーして[[レミリア]]に噛みつく。もっとも、大口を叩いておきながらの体たらくでは、何も言い返せず涙目のおぜうさま。 一方スルーされた[[小町]]が挑戦者はこちらだと宣言し、ようやく向き直った[[妹紅]]と[[慧音]]も次回大会でのタイトルマッチに合意し、 **[[LTW]]タイトルマッチ [[文]]&[[小町]]([[実況組]]・挑戦者) vs [[妹紅]]&[[慧音]]([[GM軍]]・第四代王者) が決定となった。 …以下作成中 ***第8試合 メインイベント [[LSW]]タイトルマッチ [[神奈子]](挑戦者) vs [[幽々子]](第四代王者) &italic(){2009年3月10日} ---- 次興行『[[第39回大会詳報へ>第39回大会詳報]]』 ---- &link_edit(page=第38回大会詳報, text=このページを編集)
**第38回大会詳報 -[[大会詳報]]へ戻る ---- 月は巡り、如月。 正月特番も、ハプニングはありつつもほぼ無事に終了し、いよいよ冬本番が訪れる幻想郷。 しかし、そんな寒さなど関係なし! とばかりに熱く燃える、東プロ本部会場にて、第38回大会が開始された。 折しも、外の世界ではバレンタインデー。その習慣を幻想郷に持ち込んだ早苗様が、入場客全員にチョコレートを プレゼントするという根も葉もない噂が飛び、男性客が詰めかける一幕も。 困惑する早苗様に、なぜか「素敵なお賽銭箱はあちらよ」とアピールする霊夢も出現し、一時会場前が騒然とするも、 そこに登場した本部長に、「皆さんの積める善行は、好きな選手を全力で応援することです」と諭され、 納得したファンは粛々と会場入りし、事なきを得た。 その後、なぜかてゐが本部長に呼び出されてお説教されていたという目撃情報もあったらしいが、定かではない。 それはさておき、本大会は久しぶりの[[LSW]]タイトルマッチに[[LTW]]次期挑戦者決定戦を含めた全8試合と、 特番直後とはいえ編成に手を抜くなどあり得ないという東プロの意志の現れを示すものとなった。 中でも驚きの声が上がったのが、第6試合として突如発表された[[O.D.S]]と[[ARMS]]の全面対抗戦であり、 過去の因縁を良く知るファンの間では、これをメインにしてもいいくらいでは、という声まで上がっていた。 一方、大会開始前にお馴染みの本大会の組み合わせ発表を行う[[小町]]だが、わざと第7試合のアナウンスを 飛ばして、[[本部長>映姫]]に突っ込まれる一幕も。 ***第1試合 2vs1ハンディキャップマッチ [[リリーホワイト>リリー白]]・[[リリーブラック>リリー黒]] vs [[咲夜]] 夏フェス以来久々となるハンディキャップマッチ、先に挑戦者として登場するのは、前回大会で東プロマットに初登場となった 春の使者[[リリーズ]]。 その[[リリーズ]]に胸を貸すのは、[[紅魔館]]の瀟洒な従者こと[[咲夜]]さん。 リングインするなり、暴言を吐きまくる[[リリーブラック>リリー黒]]と、「ハルデスヨー」の[[リリーホワイト>リリー白]]。 そしてやっぱり、なぜか実況席から姿を消している[[天狗>文]]。そして瀟洒に暴言をスルーする[[咲夜]]。 妙な雰囲気のまま試合が始まる。やはり2対1ということで、苦戦を強いられるP…メイド長。 が、やはり瀟洒なメイドはただでは倒れず。勝利を確信した[[リリーブラック>リリー黒]]が、隙ありとばかりに 飛び込み前方回転エビ固めを仕掛けたが、それは老獪な[[咲夜]]が仕掛けた罠だった。動きを読みきっていた[[咲夜]]は、 飛びついてきた[[リリーブラック>リリー黒]]を、余裕をもってそのまま押し潰し、3カウント。 ここは経験の差が勝敗を分けた形となった。 試合後、マイクを取った[[咲夜]]は、前回大会にて[[アリス]]との激闘を演じた末に、首の古傷を再発させてしまった [[美鈴]]の容態についてファンに報告した。幸い致命的なものではなかったが、それでもかなりの重傷で、2、3大会の 欠場となるという[[咲夜]]の言葉に、ファンはその回復を祈りつつ、暖かい拍手を送った。 ***第2試合 8人タッグマッチ [[静葉]]・[[ヤマメ]]・[[早苗]]・[[諏訪子]] vs [[ルーミア]]・[[レティ]]・[[メルラン]]・[[藍]] 第2試合は、前回大会で行われたNEXTトーナメント1回戦で敗退した4人に、[[無差別級]]の4人を加えた8人タッグマッチとなった。 勝つ者があれば負ける者もあるとはいえ、負けた者に対するフォローも忘れない本部の姿勢は、多くのファンの共感を呼ぶところであった。 また、[[守矢神社]]の[[早苗様>早苗]]と[[ケロちゃん>諏訪子]]にとっては、大きな戦いに臨む[[神奈子]]のためにも、勝って景気を付けたいところ。 しかし試合は、いきなり⑨ばりにスピアーを外すケロちゃんに、一抹の不安が漂う。 負けじとばかり、というわけでもないだろうが、コーナートップから豪快に一人アトミックホイップを決める本家[[チルノ軍]]のルーミア。 しかしこのルーミアが、前回敗退したとはいえ好調ぶりをみせ、即席タッグを見事に繋ぎ、さらには[[ヤマメ]]に十進法ムーンライトレイの洗礼を 浴びせたり、コーナーで[[レティ]]を追い込んだ[[諏訪子]]を捕まえて追撃を封じたりと大活躍。 一方のケロちゃんも、久々のケロちゃんカッターを惜しげもなく2発も放って見せ、[[守矢神社]]の神は[[神奈子]]だけではないことを 存分にアピールする。 そこまであまり目立たなかった[[藍]]と[[早苗]]も、終盤になってからそれぞれ八雲八流、コーナートップから長い飛距離の飛びつきスイングDDTと 華麗な跳び技を披露し、見せ場を作る。そして、この2人の戦いは、八雲回転蹴りにはドロップキック、早苗ボトムには回転バックドロップ、 大外刈りからのフェイスカットには風神風車固めと、互いに出し惜しみなしの密度の濃い技の応酬となる。 しかし、決まるかとおもわれた風神風車固めを、この試合でいい動きを見せるルーミアがカット。さすがに攻め疲れた早苗が静葉にタッチして交代した その瞬間を狙い澄ましたかのように、藍が大技デンジャラス・ドライバー・テンコーを豪快に決め、20分を超える激闘にピリオドを打った。 それぞれに見せ場を作ったメンバーをよそに、[[LTU]]王者の[[めるぽ>メルラン]]はいまいち目立てず、[[静葉]]に至っては、出たと思ったら やられた形となり、ますます死に芸が身についたと言われる始末、と明暗が分かれる形となった。 ***第3試合 NEXTトーナメント準決勝第1試合 [[椛]] vs [[リグル]] 互いにルチャタイプ同士という、東プロでは珍しい組み合わせの試合となったNEXTトーナメント第1試合は、エリート対雑草と言われており、 下馬評でもやはり前[[LTU]]王者の[[椛]]が有利とされていた。 試合が始まると、やはり足技中心に攻める[[リグル]]に対し、[[椛]]は前回は封印していた腕殺しを解禁。さらに早い段階から 大技の疾風トルベジーノを繰り出す等、本気を見せてじわじわと攻めていく。 パワーに勝る[[リグル]]に対し、[[椛]]は立ち回りの上手さを発揮して、攻められつつも攻撃を単発にさせることで焦りを誘う作戦。 しかし[[リグル]]のパワーは[[椛]]の予想を超えており、中盤はほぼ一方的に攻められるという予想外の展開に。そんな状況からも[[椛]]は なんとか大技のの字スタナーを決め、さらに2発目のトルベジーノも決めるが、ここで負けるわけにはいかない[[リグル]]も粘り、カウント3が遠い。 攻め疲れたのか一瞬の隙を見せた[[椛]]。それを貫いたのは、[[リグル]]が[[幽香]]から伝承されたディGカッターことスーパーリグルキック。 これで、[[リグル]]が勝利し、ついに決勝進出となる。 負けてもなお爽やかに相手を祝福する[[椛]]の姿は、[[U3級]]の持ち味のひとつである清涼感をアピールするものであり、観客も納得の拍手を送った。 その一方で、[[リグル]]は何度も「夢じゃないよね?」と繰り返して、「何を期待してるんですか?」と[[椛]]に突っ込まれる、とお約束の笑いでこの試合を締めた。 ***第4試合 NEXTトーナメント準決勝第2試合 [[パルスィ]] vs [[穣子]] NEXTトーナメントもう1試合は、東プロではまだ2試合目にして既にパルいワールドを展開する[[パルスィ]]と、バックドロップ神[[穣子]]の試合。 序盤から激しい殴り合い蹴り合いとなるが、途中で我に返ったか、[[穣子]]がドラゴンスクリューから本来の技中心の組み立てに戻る。 が、そんなことよりお前が妬ましいとばかりの喧嘩プロレスを展開する[[パルスィ]]が終始ペースを握る。 [[穣子]]も要所で反撃を試みるも、そのラフ攻撃に押しまくられ、ついに大技ジェラシストドライバーまで受けてしまう。危ないところをロープに 救われた[[穣子]]は、とうとう堪忍袋の緒が切れたとばかりに[[パルスィ]]をコーナーポストに抱え上げると、雪崩式バックドロップ。 しかし、その程度で嫉妬心は折れやしないと2.9で返す[[パルスィ]]。ならば折れるまで投げるまでと、[[穣子]]は続いてターンバックル式 バックドロップを放つが、パルパルラッシュで返される。もはや躊躇なし、と、[[穣子]]は再度雪崩式バックドロップを敢行。これには流石の [[パルスィ]]も意識を飛ばされて3カウント。ついに豊穣神がファイナルへと駒を進め、次回大会で **NEXTトーナメント決勝戦 [[リグル]] vs [[穣子]] が決定した。 試合後、おきまりの「おーたむ!おーたむ!」を[[パルスィ]]にもやらせようとする[[穣子]]、そして小声だがついやってしまう[[パルスィ]]に、 殺伐とした試合から一転して、多くのファンが癒された。 ***第5試合 6人タッグマッチ [[ミスティア]]・[[妖夢]]・[[紫]] vs [[てゐ]]・[[輝夜]]・[[霊夢]] もはやすっかり因縁の対決となった、[[八雲>八雲家]][[白玉>白玉楼]]連合と[[GM軍]]との試合。しかもレフェリーは[[パチェ]]となると、悪い予感しかしないのも むべなるかな。 試合前のスキットでは、前回大会での勝利からか余裕を見せて挑発する[[霊夢]]に、[[紫]]は自分は[[幽々子]]の代理よといなす。 しかし試合は、やはり悪徳レフェリーの援護を得て反則・乱入し放題の[[GM軍]]ペースで進む。 そんな中、屈辱の『[[Phantazm Down事件>Ph.D]]』からの帰還後は、勝ち星こそつかないものの絶好調の[[紫]]は、今回も試合前のやる気のなさげな雰囲気から一転して 気を吐き、ブラックてゐガーボムを喰らわしてきた[[てゐ]]に、お返しとばかりに超絶秘技ファイヤースタースプラッシュを浴びせて 喝采を浴びる。一方の[[霊夢]]は[[ミスティア]]に、すっかりお馴染みとなったマッハふみふみこと鬼巫女ストンピングで踏みつけるが、それでも 怖じけずに向かっていく[[ミスティア]]。しかしKFCから丸め込んだところで[[輝夜]]がカットしがてら蓬莱の玉砕き、そして起き上がった[[霊夢]]が 再び鬼巫女ストンピングという踏みつけコンボで退ける。代わった[[妖夢]]を援護すべくリングに飛び出した[[紫]]だったが、[[霊夢]]に気をとられているところで、 後ろから出てきた伏兵[[輝夜]]のアックスギロチンドライバーを喰らってしまい、しばらく交代は無理な状況に。 スキマ妖怪を封印することに成功した[[GM軍]]側は、未熟者に的を絞り、姫様がリングに登場。挨拶代わりに[[幽々子]]ばりの姫パンを喰らわし、通常式チンクラから、 背後を取って美麗な秘技・永夜返し。[[妖夢]]一巻の終わりかと思われたが、ここは[[紫]]が救出に成功。そして[[紫]]が[[霊夢]]を53歳、[[ミスティア]]が[[てゐ]]に 串焼きDDTと全力で支援をかける。それでも[[輝夜]]は綺麗なブリッジのジャーマンを連発してで[[妖夢]]を仕留めようとするも、[[ミスティア]]の 素早いカットから、[[妖夢]]が全力での未来永劫斬。普段働かない姫はパワー全開で責めたためにガス欠になったのか、この丸鋸の直撃で意識を 飛ばされてしまい、そのまま3カウントを聴く羽目に。 これまでの戦績からすれば金星と言っても過言ではない勝利をあげ、主の[[LSW]]防衛戦にこれ以上ない弾みをつけてみせた元祖従者の[[妖夢]]。 一方、屈辱的な負け方に、[[パチェ]]に何とかしてと泣きつく[[輝夜]]だが、[[パチェ]]は、流石にこれは無理と一蹴。一方でお説教しようとする[[慧音]]に対しては 暴言を吐く[[輝夜]]の姿に、[[GM軍]]も一枚岩ではないことをさらけ出すと共に、[[輝夜]]が[[GM軍]]の中で孤立しつつあるのではないかという疑念がさらに深まる結果となった。 ***第6試合 8人タッグマッチ [[アリス]]・[[萃香]]・[[鈴仙]]・[[メディ]] vs [[幽香]]・[[永琳]]・[[魔理沙]]・[[雛]] 複雑な遺恨の渦巻く東プロにおいても、これほどもつれた遺恨関係はちょっと他では見られない、[[ARMS]]と[[O.D.S]]の全面対抗戦。 互いにフルメンバーと出し惜しみなし、満を持しての激突に、ファンも期待の高まりを押さえきれない一戦となった。 入場直後から、早速火花の散るような口撃バトルの応酬を経て、ゴングが鳴らされる。 互いに「判っている」同士の試合は、[[雛]]vs[[メディ]]、[[魔理沙]]vs[[アリス]]、[[永琳]]vs[[鈴仙]]という組み合わせで進み、それぞれの経てきた 歴史を知るファンを喜ばせる。 それぞれの選手が一巡した後、この試合2度目のマリアリ対決から、次第に試合は動き出す。普通、タッグマッチでは中盤にかけては乱戦になることが多いものだが、 そういう展開こそ[[O.D.S]]がもっとも得意とするところ。タッチワークで見事な連携を見せ、さらに集中して一人を痛めつけるラフ殺法と歪みない戦いっぷりを見せ、 一転して危機に陥る[[ARMS]]。しかし、そこで崩れないのが今の[[ARMS]]。こういう局面でも冷静に戦える[[メディ]]が、[[永琳]]すら怯ませる地獄突きからの カリブトドキシンデスロックで[[O.D.S]]に傾き掛けた流れを取り戻すと、代わって出てきた[[幽香]]にもリバースジクロロジフェニルトリクロロエタン から、かつて[[雛]]の首を破壊した恐怖の技コンパロシドホールドを決める。これは[[O.D.S]]コーナー目の前だったために阻止されるが、さらに猛毒ゲルセミウム・ エレガンスまで決め、毒のフルコースを受けた[[幽香]]は、流石にどうしようもなく交代。しかし去り際にファイナルカットでお返しはしておくのが[[幽香]]らしいところ。 相手が[[魔理沙]]に代わったところで空気を読んだか、[[メディ]]も[[アリス]]に交代、この試合で3回目のマリアリ直接対決となる。 マッケンローから急所攻撃でペースを掴もうとする[[魔理沙]]は、そのまま[[アリス]]の背後を取って必殺のドラゴン、と思いきやそれをブルドッキングヘッドロックで 切り返す[[アリス]]。そのままついに囚われの魔理沙人形に移行かと思いきや、それをパワーで潰す[[魔理沙]]、だがそうくるのは判ってたと三角締めに切り替える[[アリス]]。 互いの手を知り尽くした同士ならではの高度な読み合いを見せる2人に、観客もヒートアップする。 そして両軍共選手は入れ替わり、[[萃香]]と[[永琳]]が対峙。[[永琳]]が垂直落下式ブレーンバスターを喰らわすが、お返しとばかりに萃香が豪腕を唸らせ、ショートレンジ 百鬼夜行。しかし神とも互角に戦った[[永琳]]はその程度では倒れぬと、一瞬で入り込むと膝十字固め。しかしこれは[[ARMS]]陣営の目の前で、好調のメディが あっさりとカットすると、立ち上がりざま[[萃香]]が酒霧を吹き付け、そのままラッシュ。しかし流石というか、ペースを握られつつも冷静な[[永琳]]は自陣に 退くと、ここまで休んでいた[[幽香]]に後を託した。 不死身の蓬莱人が中盤を支え、フィニッシュを究極加虐生物に託す。[[O.D.S]]の黄金パターンに[[ARMS]]もはめられたのか、と観客の誰もが思った中、 十分回復した[[幽香]]は[[萃香]]を捕らえ、ついに必殺のウォールオブゆうかりん・VFTに持ち込む。慌てて飛び出す[[ARMS]]の面々も、同じく飛び出した[[O.D.S]] に押さえられ、高々とそそり立つ「つるぺたの壁([[文]]談)」を前に、善戦空しく万事休す。…と誰もが思った。 しかし、ついにここにきて、不沈艦が目覚めた。ゆうかりんの壁をカウント2.9で跳ね返すと、そこで心強い仲間[[メディ]]が援護のドラゴンスクリュー。 そして倒れた[[幽香]]を引きずり起こした[[萃香]]は、自らロープに走り、そして豪腕を振り抜いた。会心の一撃を受けて文字通り一回転し、そのままリングに崩れ落ちて 動かなくなる[[幽香]]を尻目に、高らかに右腕を振り上げ、「うぃぃ~~~っ」と雄叫びを上げる[[萃香]]。これが、東プロ初の「''打撃技による失神KO''」の瞬間であった。 快勝した[[ARMS]]側は、現王者を倒したのだから資格は十分なはずと、次回大会での[[LTU]]タイトルマッチを要求。一方、意識を取り戻したものの、まだ 錯乱気味に泣き出す[[幽香]]に、[[永琳]]は掌底を喰らわし、遊び呆けているからだと一喝しておいてから、おもむろに挑戦者の編成を確認した。それに対しリーダー [[アリス]]は、[[ARMS]]として[[LTU]]に挑戦するメンバーは、[[萃香]]、[[メディ]]と[[鈴仙]]だと宣言する。困惑して辞退しようとする[[鈴仙]]だったが、 それに対して元師匠の[[永琳]]がどこまでも逃げるのねと嘲笑。流石にかちんと来たのか、[[鈴仙]]は自ら師匠と相対して戦うことを決める。 一方で、ようやく我を取り戻した[[幽香]]は、赤っ恥をかかしてくれた[[萃香]]に対し、十倍にして虐め倒すと宣言。さらに負けたら追放でも粛正でも受けると自らを追い込みつつ復讐を誓った。 その一方で、[[LTU]]なら自分は余るな、という[[魔理沙]]に、なら自分と前哨戦でもやらない、と誘う[[アリス]]。[[魔理沙]]もそれに合意し、 ここに次回大会での **前哨戦 [[アリス]] vs [[魔理沙]] *[[LTU]]タイトルマッチ [[萃香]]&[[メディ]]&[[鈴仙]]([[ARMS]]・挑戦者) vs [[幽香]]&[[永琳]]&[[雛]]([[O.D.S]]・第二代王者) の2試合が決定した。 ここまで唯一遺恨が無かった[[幽香]]と[[萃香]]との間に新たに遺恨が発生し、全面戦争がさらに激化する[[ARMS]]と[[O.D.S]]。その第2ラウンドが どういう結果となるのか、そして久しぶりに表舞台に姿をみせる[[マリアリ]]シングルマッチはどうなるのか、ファンを魅了して止まない組み合わせが次回大会も見られる とあって、会場の興奮もさらにヒートアップしていく。 ***第7試合 [[LTW]]次期挑戦者決定戦 [[文]]・[[小町]] vs [[レミリア]]・[[フラン]] 前回大会第5試合で、[[守矢神社]]と[[O.D.S]]を退けた[[文]]が思わず調子に乗って挑戦を表明してしまった[[LTW]]。 しかし、その後第7試合で、もう一組が名乗りを上げる。かつての初代[[LTW]]王者であり、そしてそれぞれが至高の[[LSW]]を巻いたことがある、 最強タッグの呼び名も高い[[スカーレット姉妹]]。 当然のように現王者の[[もこけーね]]も、最初から[[スカーレット姉妹]]が次の挑戦者であると考えており、[[スカーレット姉妹]]も、そしてファンのほとんども、 この次期挑戦者決定戦は、タイトルマッチの前の軽いウォーミングアップとしかとらえていなかった。 一方の[[実況組]]はというと、[[文]]はいつものようにこの大会も平然と実況をこなしていたが、その暴言も軽く空回り気味。[[小町]]に至っては、 開始前アナウンスではこの試合をわざと飛ばしたり、第5試合が終わった時点で次が出番だと思い込んでいたりと明らかに緊張から変なテンションに なっていた。 この試合の実況席には、お馴染みイヌ科実況コンビの[[椛]]と[[藍]]に加え、ゲスト解説として招かれた[[咲夜]]の、誰が名付けたかイヌ科実況トリオが陣取る。 そしてついに始まってしまったこの試合。しかし、一度腹をくくってしまうと妙に強い[[小町]]が、長身を生かしたリーチのある攻撃を仕掛け、 [[フラン]]が反撃もままならず追い込まれるという意外な展開になる。一方、[[文]]と[[レミリア]]の技対決は[[レミリア]]に軍配が上がり、 連続フランケンシュタイナーで投げられる[[文]]。しかし互いに交代すると、やはり[[小町]]が、スロースターター故に起き上がりは 動きがまだ重い[[フラン]]を攻める。さすがの[[フラン]]もリーチ差に上手く対応しきれず、一度[[レミリア]]に交代。しかし、[[小町]]の勢いは 衰えず、[[レミリア]]も予想外の劣勢に焦ったか、流れを変えるべく雪崩式か断崖式フランケンシュタイナーを狙おうと[[小町]]をポストに担ぎ上げるが、 逆にリバースブレーンバスターで投げ落とされ、さらに追撃のエルボードロップまで受けてしまう始末。ふらつく[[レミリア]]に、[[小町]]は 死神の烙印・デスブランドを敢行するも、赤コーナー目の前だったため、[[フラン]]のカットが入り、危うく川を渡りかけた[[レミリア]]は九死に 一生を得る。その隙を突いて、お返しとばかりに奇襲のマヤ式スープレックスで固めるが、足の速さは幻想郷一とばかりに飛び込んだ[[文]]がカット、 危うく彼岸を自分で渡りかけた死神もカウント2.9で帰還。もう一度三途の川を渡れとばかりに[[レミリア]]は美技・不夜城レッドを放つも、 位置が悪くロープブレイク。しかし、目の前で姉の美技を見せられてついに目覚めたのか、代わった[[フラン]]が[[小町]]をポストに担ぎ上げ、 雪崩式ツームストンドライバー。ここも再び[[文]]が快足を飛ばしてカットするが、流石に不夜城に雪崩式と大技を喰らった[[小町]]は[[文]]と交代する。 相棒の活躍を見て珍しく奮起したのか、[[文]]も[[フラン]]に対して「普通のエルボー」こと風神エルボーを敢行。だが、それが眠れる妹様を 本気で起こしてしまったか、放り投げ式パワーボムに引っ張り起こしてのショートレンジクローズライン、さらにロープに走ってのダブルニーと [[文]]を痛めつけると、そのまま場外に放り投げる。 そして自分も場外へ飛ぼうとするのを、[[小町]]が体を張って止めるが、逆上した[[フラン]]は[[小町]]をパイルドライバーで潰してしまう。 まさしく小町が体を張って稼いだ貴重な休憩時間を得て、リングに戻った[[文]]は、だが反撃に出ようとしたところでココナツクラッシュを喰らい 一回転。危うく2.9で返すと、某ボトムに似たブックエンドで倒すが、フランも飛びつきDDTできっちり反撃。さらにバックドロップで場外に投げ落とす。 再び追撃はさせじとリング上で[[小町]]が[[フラン]]と組み合うも、今度は[[レミリア]]が[[文]]の所に向かい、リングの上下で戦いを繰り広げる。 しかし、それも一段落した、と思って自陣に戻った[[レミリア]]だが、それが痛恨の判断ミス。[[フラン]]のところに戻ると思われた[[文]]が、 背を向けた[[レミリア]]を追撃し、断崖式ドラゴンスクリューから場外ジャーマンスープレックス、延髄切りと連続技を仕掛けて援護不能にまで沈黙させる。 一方で[[小町]]も、リングに残った[[フラン]]に2発目のデスブランドを炸裂させ、懸命の援護射撃。 そして姉を徹底的に黙らせてからリングに戻った[[文]]が、まだデスブランドの余波でふらついていた[[フラン]]に、延髄蹴りを仕掛け間髪入れずに丸め込む。 技名のとおり電光石火で、ダメージで動けない[[レミリア]]をよそに、3カウントで金星を挙げた。 観客のほとんども、歓声よりも疑うようなの声を上げ、妹様も納得いかないと声を上げる中、してやったりの[[文]]は、ここぞとばかりに[[レミリア]]に 暴言を投げるも、リングインしてきた[[妹紅]]にフジヤマヴォルケイノで叩き付けられ、あえなく失神。 しかし[[妹紅]]も、とりあえずうるさい[[天狗]]を黙らせてみたものの、[[スカーレット姉妹]]が勝った場合のマイクしか想定していなかったのか、 [[小町]]をスルーして[[レミリア]]に噛みつく。もっとも、大口を叩いておきながらの体たらくでは、何も言い返せず涙目のおぜうさま。 一方スルーされた[[小町]]が挑戦者はこちらだと宣言し、ようやく向き直った[[妹紅]]と[[慧音]]も次回大会でのタイトルマッチに合意し、 **[[LTW]]タイトルマッチ [[文]]&[[小町]]([[実況組]]・挑戦者) vs [[妹紅]]&[[慧音]]([[GM軍]]・第四代王者) が決定となった。 …以下作成中 ***第8試合 メインイベント [[LSW]]タイトルマッチ [[神奈子]](挑戦者) vs [[幽々子]](第四代王者) &italic(){2009年3月10日} ---- 次興行『[[第39回大会詳報へ>第39回大会詳報]]』 ---- &link_edit(page=第38回大会詳報, text=このページを編集)

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