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**第29回大会詳報
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前大会に[[U3T]]の初代王者決定トーナメントも決着がつき
勢いに乗る[[U3級]]とは対照的に[[GM軍]]と団体との経営権争いが
日々水面下での探りあいが行われているかのような嫌な空模様の中だったが
それを一掃してやると言わんばかりの多くのファンが会場に集結した。
発表された試合は全6つ。
所々不可解なカードはあるもののやはり前大会から当日まで
ファンの間では二つのメインイベントに早くから注目が集まった。
その中の第1試合オープニングマッチは[[U3級]]8人タッグ。
[[チルノ軍]]中心の[[バカルテット]]対[[虹川楽団]]+[[秋姉妹]]の一戦。
オープニングに相応しい賑やかな一戦は[[ルナサ]]が[[リグル]]からピンを取る。
試合後[[秋姉妹]]がタイトル挑戦をにおわせ、[[U3級]]戦線異常なし
[[GM天子]]の横暴には負けないという強い姿勢が伺えた。
第2試合は[[本部長>山田]]指定試合。
[[本部軍]]の[[文]],[[小町]]の[[実況組]]が[[紅魔館]]の最強姉妹[[レミリア]]&[[フラン]]との一戦を迎えた。
[[実況組]]への制裁試合かと思われた内容、そしてかのLTW王者陥落、そして[[紅魔館]]分裂を引き起こした
あの日以来初めてタッグを組む[[レミリア]]と[[フラン]]にファンは盛り上がったが、
試合は、随所で息の合ったコンビネーションを見せる姉妹に対し、実況組も健闘はするが、
流石にタッグとしての連携差で勝ち星を上げることはできず、最後は姉妹の美しいジャーマンスープレックスの競演の後、
[[フラン]]が[[文]]にレーヴァテインで止めを刺し、最強姉妹の完全復活をファンの前で
高らかに宣言することになった。
試合後[[レミリア]]が、事前に接触してきていた[[GM天子]]への返答代わりとして、
[[フラン]]をGM控え室に『遊びに』行かせるが、[[フラン]]は僅か15秒で戻ってきて、
すぐに壊れちゃったと発言。
こうして[[紅魔館]]も態度を鮮明にし、反[[GM軍]]に新しい勢力が加わった。
第3試合は[[GM軍]]二軍対フルメンバーの[[守矢神社]]による6人タッグマッチ。
この試合完全に[[GM軍]]の良心[[衣玖]]が力差から捕まってしまい
そのまま敗北。デビューから三連敗となってしまった。
一方の[[てゐ]],[[リリカ]]は全く悪びれる様子もなく凶器攻撃をしろと発言。
会場中からブーイングを浴びながら、リングを降りた。
第4試合[[霊夢]],[[アリス]]対[[魔理沙]],[[M.D]]
[[博麗神社]]対[[O.D.S]]というだけでなく
[[霊夢]],[[アリス]],[[魔理沙]]がお互いに対してそれぞれ遺恨がある状態で
それがどう試合に影響するかが焦点となった。
試合はやはり[[腋]]封殺以降精彩を著しく欠いている[[霊夢]]が
[[魔理沙]]はおろか[[M.D]]にまでも捕まり、そのまま試合ごと持っていかれてしまう。
試合後またしても無様な姿を晒す[[霊夢]]に激昂し本音を語り出す[[魔理沙]]。
今までの東プロの歴史からしても異様なその光景にファンは言葉を失った。
第5試合は次期[[LSW]]挑戦者決定戦。
メインイベント級のファンからの興奮が選手入場前から会場を揺るがす。
[[八雲家]]の[[紫]]、[[白玉楼]]の[[幽々子]]。
双方ともが静かに東プロと共にあり続けた現場監督として様々な試合に登場したが
ついにメインタイトルを掴む為に動き出し『[[東プロ怪獣大決戦]]』が展開された。
試合内容はまさに総力戦で早い時間帯から双方大技を連発。
ベルトへの執念が僅かながら上回った[[幽々子]]が勝利を掴み
***次回[[LSW]]タイトルマッチ 王者[[レミリア]] 対挑戦者[[幽々子]]戦が決定。
第6試合メインイベント[[LTU]]タイトルマッチ。
ついに団体至高のベルトにまでその手を伸ばし出した[[GM軍]]を
[[O.D.S]]が守り抜けるのか、ヒール対ヒールという構図を忘れたかの様に
観客は前試合からの興奮のまま、試合開始のゴングを待った。
この試合が二試合連続の総力戦となり、双方が死闘を演じる。
中でも前半戦で致命的なダメージを受けた幽香をサポートすべく長時間にわたってGM軍の総攻撃を凌いだ永琳の姿は、
ファンに『蓬莱の殺人医師』が健在である事を知らしめた。
試合を決めたのは[[幽香]]、フィニッシャーとしての永琳からの信頼に応えるべく
自らの最大最強の技VFTで[[慧音]]を仕留め、[[LTU]]の壁、[[O.D.S]]の壁が
生半可な意思や技では打ち崩せない事をその身に刻み込んだ。
しかし試合終了のゴングの後、レフェリーの[[パチュリー>パチェ]]が宣言した内容は
『VFTの危険技認定による反則裁定。王座陥落』の言葉。
これに大試合を観戦した喜びに湧いたファンの歓声が一気に殺意めいたブーイングに変わる。
これまでにもない怒りを露にする[[O.D.S]]組だが同時に
これまでにもない疲労とダメージで立ち上がることができない。
そんな中『[[恋色マスタースパーク]]』と共に突如リングインしたのは[[魔理沙]]
即座に[[パチュリー>パチェ]]を背後からドラゴンの形でホールドすると訂正を要求。
[[パチュリー>パチェ]]はそのまま気絶してしまう。
しかし続いてリングインしたのは権力者[[GM天子>天子]]。
そのまま公式記録になってしまうかと思われた瞬間。
今度は『信仰は儚き人間の為に』の音と共に[[早苗]]が[[GM天子>天子]]へ早苗ボトム。
自らも掴み、守っていた[[LTU]]がこの形で汚される事に猛反発。
境遇や因縁を超えた態度を示した。
その後で、背後でまだ立ち上がれない[[O.D.S]]に向き返り[[LTU]]奪取を宣言。
ついに[[早苗]]が団体の次世代エースとしてその存在を確立した瞬間であった。
第29回興行はその後[[O.D.S]]組が締め、
マットを這い降りる[[GM天子>天子]]に対して物が投げ込まれる
ハッピーエンド([[O.D.S]]が言うところのバッドエンド)で無事終了した。
しかし、恥をかかされっぱなしの[[GM軍]]がこのまま大人しくしているとも思われず、
次回大会に波乱を予感するファンも少なからずいた。
&italic(){2008年8月3日}
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次興行『[[第30回大会詳報へ>第30回大会詳報]]』
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前大会に[[U3T]]の初代王者決定トーナメントも決着がつき
勢いに乗る[[U3級]]とは対照的に[[GM軍]]と団体との経営権争いが
日々水面下での探りあいが行われているかのような嫌な空模様の中だったが
それを一掃してやると言わんばかりの多くのファンが会場に集結した。
発表された試合は全6つ。
所々不可解なカードはあるもののやはり前大会から当日まで
ファンの間では二つのメインイベントに早くから注目が集まった。
その中の第1試合オープニングマッチは[[U3級]]8人タッグ。
[[チルノ軍]]中心の[[バカルテット]]対[[虹川楽団]]+[[秋姉妹]]の一戦。
オープニングに相応しい賑やかな一戦は[[ルナサ]]が[[リグル]]からピンを取る。
試合後[[秋姉妹]]がタイトル挑戦をにおわせ、[[U3級]]戦線異常なし
[[GM天子>天子]]の横暴には負けないという強い姿勢が伺えた。
第2試合は[[本部長>山田]]指定試合。
[[本部軍]]の[[文]],[[小町]]の[[実況組]]が[[紅魔館]]の最強姉妹[[レミリア]]&[[フラン]]との一戦を迎えた。
[[実況組]]への制裁試合かと思われた内容、そしてかのLTW王者陥落、そして[[紅魔館]]分裂を引き起こした
あの日以来初めてタッグを組む[[レミリア]]と[[フラン]]にファンは盛り上がったが、
試合は、随所で息の合ったコンビネーションを見せる姉妹に対し、実況組も健闘はするが、
流石にタッグとしての連携差で勝ち星を上げることはできず、最後は姉妹の美しいジャーマンスープレックスの競演の後、
[[フラン]]が[[文]]にレーヴァテインで止めを刺し、最強姉妹の完全復活をファンの前で
高らかに宣言することになった。
試合後[[レミリア]]が、事前に接触してきていた[[GM天子>天子]]への返答代わりとして、
[[フラン]]をGM控え室に『遊びに』行かせるが、[[フラン]]は僅か15秒で戻ってきて、
すぐに壊れちゃったと発言。
こうして[[紅魔館]]も態度を鮮明にし、反[[GM軍]]に新しい勢力が加わった。
第3試合は[[GM軍]]二軍対フルメンバーの[[守矢神社]]による6人タッグマッチ。
この試合完全に[[GM軍]]の良心[[衣玖]]が力差から捕まってしまい
そのまま敗北。デビューから三連敗となってしまった。
一方の[[てゐ]],[[リリカ]]は全く悪びれる様子もなく凶器攻撃をしろと発言。
会場中からブーイングを浴びながら、リングを降りた。
第4試合[[霊夢]],[[アリス]]対[[魔理沙]],[[M.D]]
[[博麗神社]]対[[O.D.S]]というだけでなく
[[霊夢]],[[アリス]],[[魔理沙]]がお互いに対してそれぞれ遺恨がある状態で
それがどう試合に影響するかが焦点となった。
試合はやはり[[腋]]封殺以降精彩を著しく欠いている[[霊夢]]が
[[魔理沙]]はおろか[[M.D]]にまでも捕まり、そのまま試合ごと持っていかれてしまう。
試合後またしても無様な姿を晒す[[霊夢]]に激昂し本音を語り出す[[魔理沙]]。
今までの東プロの歴史からしても異様なその光景にファンは言葉を失った。
第5試合は次期[[LSW]]挑戦者決定戦。
メインイベント級のファンからの興奮が選手入場前から会場を揺るがす。
[[八雲家]]の[[紫]]、[[白玉楼]]の[[幽々子]]。
双方ともが静かに東プロと共にあり続けた現場監督として様々な試合に登場したが
ついにメインタイトルを掴む為に動き出し『[[東プロ怪獣大決戦]]』が展開された。
試合内容はまさに総力戦で早い時間帯から双方大技を連発。
ベルトへの執念が僅かながら上回った[[幽々子]]が勝利を掴み
***次回[[LSW]]タイトルマッチ 王者[[レミリア]] 対挑戦者[[幽々子]]戦が決定。
第6試合メインイベント[[LTU]]タイトルマッチ。
ついに団体至高のベルトにまでその手を伸ばし出した[[GM軍]]を
[[O.D.S]]が守り抜けるのか、ヒール対ヒールという構図を忘れたかの様に
観客は前試合からの興奮のまま、試合開始のゴングを待った。
この試合が二試合連続の総力戦となり、双方が死闘を演じる。
中でも前半戦で致命的なダメージを受けた[[幽香]]をサポートすべく長時間にわたってGM軍の総攻撃を凌いだ[[永琳]]の姿は、
ファンに『[[蓬莱の殺人医師]]』が健在である事を知らしめた。
試合を決めたのは[[幽香]]、フィニッシャーとしての[[永琳]]からの信頼に応えるべく
自らの最大最強の技VFTで[[慧音]]を仕留め、[[LTU]]の壁、[[O.D.S]]の壁が
生半可な意思や技では打ち崩せない事をその身に刻み込んだ。
しかし試合終了のゴングの後、レフェリーの[[パチュリー>パチェ]]が宣言した内容は
『VFTの危険技認定による反則裁定。王座陥落』の言葉。
これに大試合を観戦した喜びに湧いたファンの歓声が一気に殺意めいたブーイングに変わる。
これまでにもない怒りを露にする[[O.D.S]]組だが同時に
これまでにもない疲労とダメージで立ち上がることができない。
そんな中『[[恋色マスタースパーク]]』と共に突如リングインしたのは[[魔理沙]]
即座に[[パチュリー>パチェ]]を背後からドラゴンの形でホールドすると訂正を要求。
[[パチュリー>パチェ]]はそのまま気絶してしまう。
しかし続いてリングインしたのは権力者[[GM天子>天子]]。
そのまま公式記録になってしまうかと思われた瞬間。
今度は『信仰は儚き人間の為に』の音と共に[[早苗]]が[[GM天子>天子]]へ早苗ボトム。
自らも掴み、守っていた[[LTU]]がこの形で汚される事に猛反発。
境遇や因縁を超えた態度を示した。
その後で、背後でまだ立ち上がれない[[O.D.S]]に向き返り[[LTU]]奪取を宣言。
ついに[[早苗]]が団体の次世代エースとしてその存在を確立した瞬間であった。
第29回興行はその後[[O.D.S]]組が締め、
マットを這い降りる[[GM天子>天子]]に対して物が投げ込まれる
ハッピーエンド([[O.D.S]]が言うところのバッドエンド)で無事終了した。
しかし、恥をかかされっぱなしの[[GM軍]]がこのまま大人しくしているとも思われず、
次回大会に波乱を予感するファンも少なからずいた。
&italic(){2008年8月3日}
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次興行『[[第30回大会詳報へ>第30回大会詳報]]』
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