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紅魔館イリミネーションマッチ - (2008/08/16 (土) 11:39:46) のソース

*紅魔館イリミネーションマッチ(第12回大会)
**注意!!
**本イベント試合は東方プロレス前後大会に重大な影響を与えた一戦になっており
**未視聴の方、ネタバレを嫌う方、各選手へ強い思い入れのある方は
**安易な気持ちで閲覧されないよう十分な心持ちをお願いします。

**また如何なる不具合・不満が発生しようとも
**当Wiki及び東方プロレス運営サイドでは一切の責任を負いません。
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***顛末
団体旗揚げ当初から東プロマットの制覇を目論んでいた[[紅魔館]]組は
第10回大会優秀な人材として[[正規軍]]から[[魔理沙]]を獲得する。
この際当主[[レミリア]]自身が同じく[[正規軍]]の[[アリス]]への揺さぶりをかけた上で
[[魔理沙]]を獲得した事から計画が前々から練られていた所で
[[アリス]],[[魔理沙]]双方の不和を決定打として暗躍したと考えられており
第10回大会第4試合終了直後に[[魔理沙]]が一方的に[[アリス]]とのコンビを解消した上で[[紅魔館]]へ移籍した。

同大会第5試合の[[LSW]]タイトルマッチで初代チャンピオンの[[霊夢]]を破った[[フラン]]は
勝利宣言の後、リング上に[[紅魔館]]新メンバーを呼び出した。
前試合で[[紅魔館]]入りした[[魔理沙]]と、誰もが予想だにしなかった[[永遠亭]]組サブリーダー[[永琳]]の登場に
[[永遠亭]]の[[輝夜]],[[鈴仙]]は驚愕する。

そもそも[[永遠亭]]と[[紅魔館]]は別載『[[紅魔館vs永遠亭全面抗争]]』で直接抗争していたのにも関わらず
事実上の頂点2人が結託していた事が衝撃的であったが、
[[フラン]]と[[永琳]]は第⑨回大会にて[[LSW]]次期挑戦者決定戦で直接対峙しており
リング上のアクションが共鳴したのではないかとも考えられている。

その不可解な言動に理解を示せなかった当主[[レミリア]]と実妹[[フラン]]との不和が翌大会で爆発する事となる。

次の第11回大会第5試合[[LTW]]タイトルマッチ。
順当ならば[[もこけーね]]組を倒し王座防衛に成功するだろうという下馬評を大きく裏返し
[[レミリア]]が挑戦者[[妹紅]]の[[フジヤマヴォルケイノ・イラプション]]で直線ピンフォールを喫してしまい
[[LSW]][[LTW]]二冠を早々に潰された[[フラン]]は激怒。
試合直後で満身創痍[[レミリア]]に対して、[[永琳]]から[[オモイカネデバイス]],[[魔理沙]]から[[スターダストレヴァリエ]]、
そして怒りを露にして実妹に二人を攻撃するよう命じるも、逆に[[レーヴァテイン]]を受けて気絶してしまう。

これに黙っていられないのが従者たる[[咲夜]]・[[美鈴]]の二人で即座にリングイン。
リング上は一触即発の事態にまで陥るが
[[四季映姫>山田]][[本部長]]がこれに介入。
白黒をはっきりつける程度裁量を言い渡し、翌大会において
『3vs3敗者紅魔館追放イリミネーションマッチ』の開催を宣言した。


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***試合内容
#center(){
&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/sm2909499){340,185}
}
#center(){
|試合形式|青コーナー||赤コーナー|
|4vs4|レミリア派||フラン派|
||[[レミリア]]/[[咲夜]]/[[美鈴]]|vs|[[フラン]]/[[魔理沙]]/[[永琳]]|
}
因縁の姉妹、そして大切な[[紅魔館]]を賭けたイリミネーションマッチは
一切のロープブレイク無しの特別ルールで行われた。
試合展開は序盤中盤と拮抗か、ややレミリア派が有効打を与えても
それをフラン一人が全てひっくり返しパワープレイで拮抗し東プロでも珍しい長期戦となった。

しかし後半になればなるほど序盤中盤の個人ダメージが蓄積し、
また元来従者という立場から[[咲夜]],[[美鈴]]の披露が目に見えて重なり
幾度となく切り替えしをみせるも18分47秒、[[永琳]]による[[ストラングルホールド]]により
[[咲夜]]が涙のタップアウト、最初の脱落者となった。

リング下に下げられた[[咲夜]]ではあったが戦意は失っておらず
再三のリング内へのアピールによりレフェリー[[四季映姫]]の視線を外すことに成功。
その間に[[レミリア]]、[[美鈴]]の懸命の攻撃を経て21分20秒、[[美鈴]]が[[咲夜]]のお返しとばかりに
[[永琳]]を[[チョークスリーパー]]で脱落させることに成功。これで試合は2対2となった。

この後も[[咲夜]]が懸命にリング外から声援をリング内の2人に送るも
[[フラン]]の暴走が頂点に達し、[[スターボウブレイク]]を連発。
25分45秒、[[スターボウブレイク]]を3発も叩き込んだ[[美鈴]]を立ち上がれなくなるまで痛めつけた後にピン。
その勢いのまま26分00秒、4発目のスターボウブレイクを実姉[[レミリア]]に叩き込みそのまま3カウントを奪い。

実の姉とその従者をまとめて[[紅魔館]]から追放した。
#center(){
|レミリア派|試合進行|フラン派|
|×咲夜|18分47秒 ストラングルホールド|永琳○|
|○美鈴|21分20秒 チョークスリーパー|永琳×|
|×美鈴|25分45秒 スターボウブレイク|フラン○|
|×レミリア|26分00秒 スターボウブレイク|フラン○|
|全滅||残り2名(フラン,魔理沙)|
}

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***イベント結果
試合後も[[フラン]]の勢いは止まらず、その場に倒れこむ[[レミリア]]に対して更に技をかけようとするが
[[正規軍]]改め[[博麗神社]]トップでもあり、東プロエース[[霊夢]]はこれを良しとせずに介入。
一瞬の緊張感が張り詰めたものの開戦にはいたらず、フラン派改め[[紅魔館]]組はリングを後にした。

[[レミリア]]は傷だらけの身体を起こしながらも[[咲夜]],[[美鈴]]と共に新しいユニットを結成し再起をファンに誓うが
大会終了後[[スターボウブレイク]]を3発も浴び、本来の階級をU3と後日認定された[[美鈴]]は首へのダメージがあまりにも大きく重体となり
復帰は絶望的とも言われた。

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***後述
これ以降[[紅魔館]]の名を冠しながらも事実[[フラン]]一人のみが元構成員の異質の軍団化した
通称[[第二期紅魔館]]は、元来[[紅魔館]]は東プロマットを制覇するものであり、
制覇するためには手段を選ばない言動を繰り広げる事になる。
皮肉な事にただ一人[[フラン]]のみが純粋なパワーファイトへの結果という双方の意味での『純粋』なファイトを突き進め
結果的にそれが自らの居場所を失うこととなってしまう。

[[第二期紅魔館]]への反感は[[正規軍]]=[[博麗神社]]軍と
[[永琳]]が脱退してしまった[[永遠亭]]組、
そして中立の立場だが東プロマットへの影響力懸念から[[八雲家]],[[白玉楼]]が元々の連携から更に共闘路線を強め
反[[第二期紅魔館]]包囲網は見える形で成立していった。

[[第二期紅魔館]]の影響力は凄まじく、後の転換後のヒールサイドへの影響は
全てこの時期のギミックをフォローしているのではないかといわれる程であるが、
反則を意図しないラフファイト、荒々しい言動の数々の反面
レスリングの実力だけは団体内でも図抜けており、完膚なきまでに倒せる選手が存在しなかった事も現在では指摘されている。

この事から、[[紅魔館イリミネーションマッチ]]こそが東プロ各軍団抗争、各選手の人間関係と思惑の歴史、その最初の分岐点であったと言えるだろう。
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