そもそも魔女、あるいは何者かの名前なのか?イベントの名前なのか?
- 第5話のほむら、杏子二人の会話によると、わりと頻繁に各地に現れるらしい、ただし不定期。杏子も以前戦ったことがある、もしくは伝え聞いたことがある。魔法少女二人がかりなら倒せるかもしれないくらいの強さ。
- 二次仮説:ワルプルギスの夜にループがおこるよ説
- ほむらが何度もループしているという仮説をとる場合、願いは1回だけのはずなのに何度もループできるのはなぜか、という疑問が生じるのだが、ループ発生が魔女のせいだとすればこの問題は解決する。
- 世界はワルプルギスの夜を終点、一話以前のどこかを始点とする連環に囚われていることになり、ほむらはそこからの脱出を目指している。
- ほむらは時間停止能力で、リセット時に記憶を失うのを免れることができた?
- 事実:願いの効果、もしくは時間操作能力により、ほむらはワルプルギスの夜を突破できずまどかを救えなかった時点で時間を過去に巻き戻している。(10話)
- 仮説:リアル世界に進出して物理的に影響できる魔女をワルプルギスと呼んでいる可能性
- 二次仮説:そうだとすれば1話目の結界というよりは現実世界に近かった場所での戦いはワルプルギスの夜なのか
- 事実:1話冒頭の戦いはワルプルギスの夜との戦いだった。(10話)
事実:「超弩級の魔女が現れるのさ」(杏子、9話)
事実:単体の強大な魔女であり、普通の人間には大災害として認識される(10話・雑誌に掲載された設定資料)
事実:他の魔女と違って、結界に隠れて身を守る必要がない(11話)
事実:ただ一度具現化しただけでも、何千人という人が犠牲になる(11話)
- 仮説:普段は結界内に隠れているが、歴史上何度も結界の外に具現化したことがあり、そのたびに大災害を引き起こしてきた。過去にワルプルギスと戦った魔法少女はいたが、倒したわけではなく結界内に追い返しただけ。
- 二次仮説:10話の初回、ループ1回目、2回目ではまどか達はワルプルギスを倒してはおらず、そのためグリーフシードを得られなかった。
ワルプルギスの夜に関して杏子は何を知っているか?
- 魔法少女二人がかりでも勝てるかどうかの強さであること
何故、杏子でもそれを知っているか?
- 仮説:ワルプルギスの夜と過去に戦ったことがあるか、キュウべぇから存在だけ知らされた。
魔法少女が勝負するらしい。勝つと負けるで何がおこるのか?
- 仮説:勝ってもグリーフシードは落とさない?(10話の描写から)
- 負ければ普通に殺されて死ぬが、ギリギリ勝てたとしても魔女化する寸前にまで追い込まれる。
ほむらはワルプルギスの夜が終わるとこの町を出て行くのはなぜか?
- 仮説:ワルプルギスの夜に何らかの理由でほむらは過去に飛ばされてしまうが、説明を省くために町を出たという事にしている。
この作品の中でワルプルギスの夜はどう位置づけされているのか?
- 仮説:ワルプルギスの夜=デウス・エクス・マキナ(公式の魔女図鑑からの推測)
- ワルプルギスの夜自体は、ただの舞台装置に過ぎない。ラスボスでもなければ悪役ですらなく、舞台上に突如現れるデウス・エクス・マキナ以外の何者でもない。逆さまになった人形が上部になるように回転したとき、地表の文明はひっくり返され、物語はどんでん返しの結末を迎える。
- ワルプルギスの夜はストーリーの外から乱入するメタな存在であるため、正攻法では決して勝てない最強の存在として設定されている。それに気づかぬまま挑んだ過去の魔法少女たちは、今では手下の道化役者となり、新たな挑戦者を嘲笑い続けている。
- この魔女をどうにかしたいと願うなら、最終話のまどかのように、悲劇の脚本そのものを作り変えるしかない。10話のまどかもワルプルギスの夜を倒せたが、希望が絶望へ変わるという物語の構造自体はそのままだったので、直後に彼女は魔女化した。これは、ワルプルギスの夜に課されていたデウス・エクス・マキナとしての役割が、魔女まどかに引き継がれただけのことである。
- 魔法少女たちの演じる物語が、希望が絶望(魔女)へと変わる悲劇だとすると、その結末には3種類のどんでん返しが提示されたことになる。
- ワルプルギスの夜エンド:この世は戯曲に変わり、人々の魂は使い魔となって道化を演じ続ける
- 魔女化したまどかエンド:全ての生命が吸い上げられ、魔女まどかのつくった天国(結界)へと導かれる
- 概念化したまどかエンド:魔法少女の魂は魔女になる前にまどかによって救済される(希望は絶望にならない)