第1章/鏡の向こうの家 “Looking-glass house”
→妙にガラス張りの多い家と学校が登場、意味深な合わせ鏡
→姓名を反転したとしても自然な名前になる まどかとほむら
→主人公の両親の役割が一般家庭とは反転している
第2章/生きた花の庭 “The Garden of Live Flowers”
鬼百合(オニユリ)
薔薇(バラ)
菫(スミレ)
雛菊(ヒナギク)
飛燕草(ヒエンソウ)
柳の木(ポプラやヤマナラシと思われる)
*真ん中の?はスミレか柳の木の年輪?と思われるが不明
ここで時計草が’浮く’形となるが、これは結界の主である魔女が
『時計』や『時間』に関する能力の持ち主ではないか?と考察出来る。
(魔女にも歯車の描写有り)
→1話アバンの結界を抜けるシーンが生きた花の庭であれば
鏡の国のアリスではその後赤の女王と話をする。
そして赤の女王は
・女王になる話(魔法少女になる話)
・その為にするべき事(まどかは何か特別な条件を出される?)
・移動や時間にまつわる話(ループや過去戻り?)
となると少なくともこの場面に置いて赤の女王はQBとなるが?
赤の女王の登場
話ができる花たちがいる庭に赤の女王が現れアリスと話をする。
→教室にほむらが現れる。
赤の女王はアリスを連れて庭を後にする。
→ほむらと保健室に行くために教室を後にする。
赤の女王は機嫌をそこねた様子で、二人は黙って歩き続ける。
→ほむらは不機嫌な様子で、二人は黙って歩く。
辺りを見渡せる丘のてっぺんに着く。地面がチェス盤みたいに仕切られてるように見える。
→渡り廊下に着く。背景に仕切られた地面と空がみえ、見渡せる高い場所にいる。
赤の女王は「自分がだれだか忘れないこと」と忠告する。
→ほむらから「今とは違う自分になろうとは思わないで、鹿目まどかのままでいい」と忠告される。
生きた花のお庭
「薔薇園」の魔女の結界世界が表現している、園の中心にある柳の木が魔女のモチーフとなっている。
第3章/鏡の国の虫たち “Looking-glass Insects”
→紅茶を飲めないと死んでしまうという頭が角砂糖の虫が登場している
→魔女が芋虫っぽい アリスに登場している虫はおかしが好き 角砂糖(頭)を食べると?
→アリスと”ブヨ”の会話で出てくる虫が魔法少女に当て嵌まる。
アリスとブヨの会話が
1)アリスが言う現実世界の虫の名前
2)ブヨが答える鏡の国の虫の名前
3)その虫の特徴
4)その虫が食べる物
で会話が進む
1)ドラゴンフライ(とんぼ)
2)スナップ・ドラゴンフライ
3)からだはプラム・プディングで、羽はヒイラギの葉っぱ、頭はブランデーの中で燃える干しぶどう
巣はクリスマスのプレゼントの箱の中につくる
4)小麦プリンとミートパイ(=さくら杏子?)
第7話にて杏子は教会の娘という事が判明。
以下の理由により=杏子は確定となる。
・ヒイラギの葉っぱ(セイヨウヒイラギ)はクリスマス定番の飾り
・西洋のクリスマスの慣習で、ブランデーをお皿に入れて干しぶどうをそこにまいて
火をつけて、それを指で取り出すという遊び(スナップドラゴン)
1)黄斑(きはん)チョウ
2)バタつきパンチョウ
3)羽は薄いバタつきパンで、胴体が耳のところで、頭が角砂糖
食べ物見付からないと死ぬ、しょっちゅうらしい
4)クリーム入りの薄い紅茶 (=巴マミ?)
→アリスがブヨと別れる前にブヨは「きみって、名前をなくしたりしたくないよね」という台詞言う。
ブヨ(ほむら)・アリス(まどか)と置けるか?
またブヨは大きなな涙を二つ落とす。OPの水滴が落ちてくるシーンも2つ?
→ラストに小鹿が登場 主人公の名字は鹿目
双方自分が何者かを忘れしばらく行動を共にするが小鹿は記憶を取り戻した瞬間
人間の子供(アリス)を恐れ逃げ出してしまう。
↑今後のエピソードに絡む可能性あり
機関車で移動するアリス
第9話 QBがまどかの部屋で魔女の目的を説明する場面
線路内をまどかが歩き、ほむら達と出会う
→以後の機関車内での会話の入り口となる(先にまどかが一人で歩いた、道ではなく線路であること)。
時計の時間が3時を示す
→現在まどかがQ3の目にいることを暗示している(チェス盤ではQ3の目を通過する場面)。
窓の外からQBがまどかに話しかける
→車掌さんが窓から顔を入れてアリスに話しかける。
車内には動物の乗客が大勢いる
→多くの椅子が現れ、ぬいぐるみが置かれる
車掌さんは切符を買うように求め、他の乗客が「車掌さんの時間は~一分千ポンド!」と価値が高いことを強調します
→「君たちの犠牲がどれだけすばらしいものをもたらすか・・」とQBはまどかが魔女になる価値が高いことを強調します。
アリスは「しゃべってもしょうがないわ」と思いました
→まどかはQBの発言は理解できないと思った。
第4章/トウィードルダムとトウィードルディー “Tweedledum and Tweedledee”
双子の天使→Ellyの使い魔?
双子が宝物をめぐってケンカする、すると烏が仲裁に来る(5話?)
双子が壊れたガラガラをめぐってケンカする、するとカラスが来てケンカはお流れにという話で
双子=さやかと杏子 カラス=ほむら と考えると 注)あくまでこのシーンのキャスティングと考える事
第5話で使い魔をめぐって戦闘を始めた、さやかと杏子そして、ほむらが入りお流れになるところまで一致する。
戦闘前にさやかと杏子が繋がりを持たすような表現有り
トゥィードルディーの暗唱する『セイウチと大工』とその後の双子とアリスの会話は
さやか(マミさん)と杏子の魔法少女の有り方を思わせる部分がある。
→眠っている赤の王を前にしたアリスたちの会話
恐らくは物語の核心部分に触れる会話と思われるので本文より会話を抜粋。
アリス=まどかとすれば、赤の王=眠っているまどか?となるが?
トゥィードルディー「夢を見てるんだよ。それで、なんの夢を見てると思う?」
アリス 「そんなのだれにもわかんないわ」
トゥィードルディー「いやぁ、きみのことだよ!」。「そして王さまがきみのことを夢見るのをやめちゃったら、きみはどうなっちゃうと思う?」
アリス 「別にいまのままここにいるわよ、もちろん」
トゥィードルディー「きみはちがうね!」「きみはどこにもいなくなっちゃうんだよ。だってきみなんか、王さまの夢の中にしかいないモノじゃないか!」
トゥィードルダム 「あそこにいるあの王さまが目をさましたら、きみは――ボーン!――ロウソクみたいに消えちゃうんだよ!」
アリス 「消えるわけないでしょ!」「それにもしあたしが王さまの夢の中にしかいないモノなら、そういうあなたたちはなんなのか、ぜひとも知りたいもんだわ!」
トゥィードルダム 「それはこっちのせりふ。知りたいのはこっちだよ!」
トゥィードルディー「こっちのせりふ、こっちのせりふ」
アリス 「シーッ! そんなに大声だしたら、王さまが目をさましちゃうでしょう」
トゥィードルダム 「ま、きみが王さまを起こすの起こさないの言ってもしょうがないよ。きみなんて、王さまの夢に出てくるものの一つでしかないんだもん。
自分だって、自分がほんものじゃな いのはよーくわかってるんだろ」
アリス 「あたし、ほんものだもん!(泣き出す)」
トゥィードルディー「泣いたって、ちっともほんものになれるわけじゃなし。泣くことないだろ」
アリス 「もしあたしがほんものじゃないなら」「泣いたりできないはずでしょう」
トゥィードルダム 「それがほんものの涙だとでも思ってるんじゃないだろうねえ」
第10話に見るアリス第4章の適用
『セイウチと大工』
セイウチと大工は牡蠣にご馳走をあげると言って誘い出した挙句、牡蠣たちをたいらげてしまいます
→QBの目的が明確に示され、若い少女の好奇心を利用して魔法少女として誘いだし、彼女達の増大した魂を騙し取ることでした。
セイウチと大工は二人います。白の女王QBとその背後に白の王がおり、この二者が少女たちを食い物にしていると考えられます。
赤の王
アリスは寝ている赤の王に逢います。鏡の国は赤の王の見ている夢に存在しており、目を覚ますとその存在自体が無くなります
→ほむらは繰り返し過去に戻り、まどかを魔女にしないように歴史を繰り返しています。
この確定していない現実(夢)は、まどか(アリス)をほむらの現実(鏡の国)に存在させることになり
ほむらがあきらめてその繰り返すをやめる(目を覚ます)ことで存在しなくなります。
同一の存在となる赤の王と赤の女王
アリスのチェス盤での行動が始まる時に赤の王はすでにK4におり、アリスが現実に戻るまで動くことはない
→ほむらはまどかが魔女にならないでワルプルギスを倒すまでループを終わらせることはない。
赤の王が見ている夢のなかで自分が赤の女王となり目的を果たすために行動していると考えられる。
なぜ、ほむらはアリスではなく赤の王なのか?
繰り返される現実は鏡の国に例えられます。その国に出入りするほむらはアリスのように見えます
→この鏡の国を作っているのはほむら自身であり、何度繰り返しても自分で目を覚ましてこの夢を終わらせることができません。
アリスが鏡の国から目を覚ます
アリスは赤の王が目を覚まして現実世界に戻るのではなくて、自ら女王になることで戻ることになります。
→このことはほむらが繰り返す現実を終わらせるのではなくて、まどかが自分の意志でほむらのループを終わらせることを意味します。
【アリスに見られる現実世界と鏡の国の考察】
鏡の国はアリスの見ている夢の中に赤の王の夢が存在しており、赤の王の夢の終わりをもってアリスの存在もなくなります。
アリスは現実と鏡の国で連続する同一の意識を持ち、他者の夢に他の人格が入り込むという構造をとります。
アリスにとって現実も鏡の国も隣り合わせにある2つの部屋のように両者とも現実の存在ということができます。
第5章/羊毛と水 “Wool and Water”
アリスと白の女王の会話の中より
アリス「じゃあ陛下は、どんなことをいちばんよく覚えてらっしゃるんですか?」
白の女王「ああ、再来週に起こったことですわねえ」
これがほむらの「二週間後、この街にヴァルプルギスの夜が来る」
とかぶるのではないか?
その起こった事の内容は 『王の使者のハッタが再来週に罪を犯す』というもの
そのため『牢屋にぶち込んで罰を受けさせている』 『その裁判は来週の水曜に行われる』
↑これは今後これに沿ったエピソードが入る可能性有り。
白の女王とアリスの出会い
白の女王がお化けガラスに追い立てられ森を駆け抜け、ひどい身なりでアリスの前に現れる。
アリスは身なりを直してあげる。
→第1話 黒髪のほむらに追われ傷ついたQBがまどかの前に現れる。
まどかはQBを介抱する。
白の女王のチェス盤上での動き(アリスでは記述式を用いている)
白の女王のチェス盤上での動きは、QB4 → QB5 → KB8 → QB8 → QR6 というもの。
3/5回はQB上に止まっている。白の女王がQB(インキュベーター)の可能性があるかもしれない。
白の女王がKB8の目へ移動する途中で卵(ハンプティ・ダンプティ=マミ)をQ6に置き、赤の騎士の隣に移動。
第5話で赤の騎士杏子に接触している。
第6章/ハンプティ・ダンプティ “Humpty Dumpty”
ハンプティ・ダンプティ=マミさん?
ジャバウォックの詩を解説するハンプティ≒色々教えてくれるマミさん
4話朝食シーンにて目玉焼き→マミさんを連想して泣く
ハンプティを もとにはもどせない≒マミさんは生き返らない
割れた卵は元に戻らない→卵=ソウルジェム(魔女の卵)
→割れてしまったら魔法少女は死に、生き返ることはない
→魔女化(SGが割れ、GSが姿を現す)してしまった魔法少女はもう元には戻らない?(9話)
ジャバウォックの詩の解説の中にチーズを食べて生きている
『オモゲマ』という、アナグマの様なトカゲの様でさらにはコルク抜きの様な
生き物の説明がある。
ハンプティ・ダンプティという名前の由来は清教徒革命時のイギリスの大砲から
→マミの使用する武器は鉄砲、大砲
六話のソウルジェムを落っことして捨てるアレ、アリスのハンプティ・ダンプティっぽかった
宿題がHey diddle diddleの和訳
【追記】
Humpty Dumpty sat on a wall, / ハンプティ・ダンプティ へいにすわった
Humpty Dumpty had a great fall. / ハンプティ・ダンプティ ころがりおちた
All the king's horses, / おうさまのおうまをみんな あつめても
And all the king's men, / おうさまのけらいをみんな あつめても
Couldn't put Humpty together again. / ハンプティを もとにはもどせない(谷川俊太郎訳)
元々はマザーグースの謎かけ歌(答えは「卵」)
「もはやとりかえしのつかないこと」の喩えとも。
現場にかけつける直前、まどかが自宅で打ち込んでいた宿題もマザーグース。
Hey diddle diddle, / えっさかほいさ
The cat and the fiddle, / ねこにバイオリン
The cow jumped over the moon. / めうしがつきをとびこえた
The little dog laughed to see such fun, / こいぬはそれみておおわらい
And the dish ran away with the spoon. / そこでおさらはスプーンといっしょにおさらばさ(同上)
第7章/ライオンとユニコーン “The Lion and The Unicorn”
「ライオンとユニコーンに伝説上の怪物扱いされた上にケーキの給仕を求められる」
プラム(あんず)のケーキを切るが直ぐにくっ付いてしまう→杏子が切り刻まれるが魔法にて修復?
皿を配ると勝手にケーキが3つに分かれる→ソウルジェムが砕け本体も3つに分かれる?
第7章→第7話で死亡か?
考察スレにあった予想
ライオンと一角獣が王冠を巡って大喧嘩
→恐らく2人の魔女が人間(上條or仁美か?)を巡って争っている
ライオンと一角獣がアリスにプラムケーキを切らせる
→2匹の魔女が結託しアリス(さやか)を操り杏子を殺そうとする。
プラムケーキを何度切っても元通りになってしまう
→さやかは杏子を切り刻むが魔法で戻る、切り刻む戻るが繰り返される。
お皿を分けるとケーキが勝手に3つに分かれる。
→さやかSGを切り刻む、杏子3分割。
凄まじい太鼓の音でライオンと一角獣が去る
→正気に戻ったさやかが音(音楽)の必殺技で魔女を倒す。
第8章/ぼくの発明 “It's my own Invention”
戦う白の騎士と赤の騎士
さやかと杏子の戦いでアリスを守る「白の騎士」さやかと、敵対していた「赤の騎士」杏子が戦い共に死亡した。
川までの道案内
白の騎士はアリスが女王になるために川まで見送る。その後、白の騎士は駒をKB5の目へ移動して動きは終わりとなる。
→さやかはまどかが成長して女王になるまでの道案内をしたと考えられる。
役割を終えた為、作品の中での動きは終わり死亡した。
(さやかは人魚姫に擬えられており、魔女の姿並びに髪の色が象徴している)
第9章/女王様アリス “Queen Alice”
赤の女王と白の女王による試験
アリスは女王になるために赤白女王から試験を受けます(チェス盤上で QB8,Q8,K8 の横並び)
→第11話の最後から第12話冒頭にワルプルギスを前にQB、まどか、ほむらが一同に会す
まどかが女王になる
女王達の試験を通過しアリスは女王となる(チェス盤では、アリスの駒(ポーン)を2つ置くことでクイーンとなる)
→まどかがQB・ほむらの能力を上回る魔法少女になる。
(OPに描かれていた二人のまどかは女王になることを暗示していたが作品中でその描写はなかった)
女王アリスが入城する際に歓声があがる
「鏡の国にアリスが語る
『我が手には杓、頭上には王冠
鏡の国の生き物たちよ、なんであれ
紅白女王と我との晩餐にくるがよい』
そして何百もの声が合唱に加わりました:
杓を手にする女王アリス
→まどかの持つ弓は枝の先にバラのついた杓として描かれた。
放たれた矢は過去から未来、全宇宙に至るまで存在した無数の魔法少女に届き、女王の晩餐の招きに応えたのでした。
アリス女王晩餐会での出来事
「用心なさいな」と白の女王さまは、アリスの髪の毛を両手でつかんでわめきました。
「何か起こりますわよ!」
そしてそのとき(とアリスはあとになって表現しました)いろんなことが一気に起きました。
ロウソクがみんないっせいに天井までのびあがり、
まるでてっぺんに花火のついたイグサのしげみみたいになりました。
→上記の表現は、まどかの杓がろうそくの灯火のようになり、のびあがったろうそくが天に放たれた光の矢となった表現に合致する。
第10章/ゆすぶると “Shaking”
アリスは赤の女王をテーブルから持ち上げて前後にゆさぶります。
女王は顔が小さくなり、目が大きく緑になります。
さらにゆさぶると太って丸くなりました。
第12話Aパート終盤、新しく構築された宇宙でのまどかとほむら
→宇宙でまどかとほむらが二人で抱き合いながら会話する。
第11章/目が覚めて見ると “Waking”
そしてそれは結局ホントに子ネコ、だったのでした。
→ほむらは新しく構築された宇宙(現実)に戻ってきました。
第12章/夢を見たのはどっち “Which Dreamed It?”
→アリスは夢の中の人物と現実の人物を繋げ始める
アリス=鹿目まどか?
黒猫(キティ)=赤の女王=暁美ほむら?
白猫(スノードロップ)=白の女王=QB?
母猫(ダイナ)=ハンプティ・ダンプティ=マミさん?
??=さやか?
注)あくまで↓にて当事者が居る居ないという理由で関連付けたものである)
アリスの役者
白の女王 = 白い子猫のスノードロップ
赤の女王 = 黒い子猫のキティ
ハンプティ・ダンプティ = 親猫ダイナ
『鏡の国のアリス』のチェス
1.アリス、赤の女王に会う |
1.赤の女王、h5へ |
2.アリス、d3を通過(汽車で)、d4に至る(ソックリダムとソックリディ) |
2.白の女王、c4へ(ショールを追って |
3.アリス、白の女王(ショールをもった)に会う |
3.白の女王、c5へ(ヒツジに変身 |
4.アリス、d5にすすむ(店、川、店) |
4.白の女王、f8へ(タマゴを棚にのこして) |
5.アリス、d6にすすむ(ハンプティ・ダンプティ) |
5.白の女王、c8へ(赤の騎士からのがれて |
6.アリス、d7へ(森) |
6.赤の騎士、e7へ(チェック=王手) |
7.白の騎士、赤の騎士をとる |
7.白の騎士、f5へ |
8.アリス、d8へ(戴冠) |
8.赤の女王、e8へ(試験) |
9.アリス、女王さまになる |
9.赤、白、両王女入城(キャスリング) |
10.アリス、入城(キャスリング・宴の場) |
10.白の女王、a6へ(スープの中) |
11.アリス、赤の女王をとって、勝ち |
< |
- 「いいわ、じゃあ姉さま、そのうちの一人分やってくれれば、あとぜんぶ、あたしが引き受けるから」
- この棋譜は、白のポーンをもつアリスと、残りのすべての駒を持つプレーヤーが作った遊びであり、正式な対戦チェスではない。楽しい物語を作るために、これらの駒が周到な配慮で配置され、動かされている。
両者の共通点の確認
アリスにとって鏡の国も現実も共に現実の存在でした。また、他者の人格に入りことができ、そこを行き来することができした。
アリスは自分と他の人の人格は鏡一枚で仕切られているだけで障害とはならなかったのです。
まどかは実在の宇宙の中でも違う領域の存在となりました。
まどかによって新たに構築された宇宙で魔女が存在しないのは、まどかがすべての魔法少女に希望を持って死を迎える助けを永遠にわたって
行なっていくことで維持されるものと考えられます。(浄化しきれなくなったソウルジェムが消滅する理由)
これが新たに構築されたまどかという宇宙の概念です。
第12話のBパート冒頭でさやかが死んで消滅する際に絶望ではなく希望を与える為にさやかと再会しています。
絶望で満たされたソウルジェムを浄化して希望を持って死を迎える水先案内人としての役割を果たしています。
いずれほむらが魔法少女として死を迎える時に、再びまどかと再会することになるでしょう。
ほむらが現実に戻る前にまどかと交わした約束は必ず果たされるのです。
アリスが現実世界と鏡の国を行き来できるように、まどかは現実世界に現れ意志の疎通を図ることができるのです。
- #openclose(show=【鏡の国のアリスのチェス と まどか☆マギカの共通点の考察】,block)
{
多様な解釈が可能だが、あくまでモチーフであり、準拠しているわけではない。
「鏡の国のアリス」アリスがアリスの夢の中で冒険をして、赤の王(夢の主体=世界)にチェックメイト。 |
ほむらがほむらの夢の中で冒険をして、夢の主体(世界システムそのもの=まどか??)にチェックメイト |
^ |
まどかがまどかの夢の中で冒険をして、夢の主体(世界=The world)にチェックメイト |
アリスが白の騎士に助けられて、赤の女王をとってチェックメイト |
まどかが白の騎士(ほむら)に助けられて、赤の女王(キュゥべエ)をとって赤の王(世界)にチェックメイト |
冒頭でアリスが赤の女王にである。最期に赤の女王をとってチェックメイト |
まどかが冒頭で赤の女王(ワルプルギスの夜)に出会う、最後に赤の女王(ワルプルギスの夜)を倒して、赤の王(世界システム=ほむらの無限ループ?)をチェックメイト |
白の女王がショールを追ってアリスに会う。白の女王が卵を置く。白の女王がスープの中へ。 |
白の女王((キュゥべエ)がアリス(まどか)に出会う。キュゥべエが病院にグリーフシードを置く。キュゥべエがワルプルギスの夜襲来時にまどかと協力して赤の王(ほむら)をチェックメイト |
赤の騎士が白の王をチェック、白の騎士が赤の騎士をとる |
赤の騎士(杏子)が白の王(キュゥべエのまどか孵化計画?)に王手=ほむらとの共同戦線の約束。白の騎士(さやか)が赤の騎士(杏子)を取る。 |
}
作り始める前は「怖い不思議の国のアリス」というイメージかな、と思っていたんですけど、作り始めると「西洋的な怖さ」ではないなと。もっと「肉感的な怖さ」というか、ちょっとエスニックなものが入ってきたんです。(「リスアニ! vol.05」P13)