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ネタバレ考察/キーワード/魔法一般 - (2011/03/12 (土) 00:54:01) のソース

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-キュゥべえ「魔法少女は希望を振り撒き、魔女は絶望を撒き散らす」(2話)
-杏子「希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望が撒き散らされる」(7話)

&bold(){事実}魔法少女が希望をふりまくほど、SGに絶望がたまり、魔法少女から魔女が生成するような仕組みになっている(8話)

*魔法少女の「願い」で可能なこと、不可能なことは何か?
事実
-QB「なんだってかまわない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」(2話)
-死の回避(マミさん、3話)
-医学的には不可能な治癒(さやか、4話)
-父の話を人々が聞くこと(あんこ、7話) 
// -さやかを魔法少女から人間に戻すこと(まどか、8話、阻止)
// まどかに対してはQBのブラフである可能性もある
// ↑ アレはまどかの魔力で、というニュアンスの話だと思う

**願いは本当に叶っているのか?
&bold(){仮説}:魔法少女が死んだとき願いもキャンセルされる、という予想を何人かが挙げている。
&bold(){仮説}:願いに必要なだけの魔力があらかじめSGから天引きされているのでは・・・
&bold(){仮説}:(願いに応じた能力が授かることより)QBは契約時に、願いの実現に必要な能力を魔法少女に与えた上でソウルジェム経由でそれを行使する。これが願いがかなう仕組みでは?

&bold(){推測}:(悪魔契約の常として)心からの願いはけっきょく叶えられないのでは?
&bold(){推測}:一応、本当に願いは叶っているが、それっきりで以降何もフォローが入らない上、魔法少女として心身ともに消耗していくためロクな結果にならない。

|      | 願い         | 本心                 | 結末                                                     |
|マミ  | 助けて・・・ |家族生存              |孤独な生活を送るはめに。やっと仲間を得たと思った瞬間死亡  |
|杏子  |父の教義の普及|家族と幸せに暮らしたい|一家無理心中                                              |
|さやか|上條の手の治癒|上條君と相思相愛      |恋愛のできない体に                                        |
|ほむら|まどかとの出会いのやり直し| まどかを助けたい          |何回やっても目的は果たせず、何度もやり直すはめに    |

-じゃあ本心からの願いを願ったり、「幸せになりたい」と願ったら?
--&bold(){仮説}:QBに曲解され、何でも幸せに感じる変態にされてしまうとか
--&bold(){仮説}:魔法少女にしてあげたよ!これで幸せだろう!

**契約時の「願い」はQBに言葉で伝えるのか、心で願うのか?
事実
-さやかの契約シーンでは、さやかが具体的な願いを口にするシーンは描写されなかった。(5話)


*魔法少女の「魔法」で可能なこと、不可能なことは何か?
事実
|      |願いに関連した技能    |魔法                                |武器:必殺技|その他|
|ほむら|時間停止              |落下の制御、光弾の射出?、結界      |(弓)、(ゴルフクラブ)、小火器※、手榴弾、爆弾、盾||
|マミ  |他者の治癒            |落下の制御、拘束、結界、バットの強化|マスケット銃、ロケットランチャー:ティロ・フィナーレ|紅茶の召喚?|
|さやか|高速自己再生          |空中移動                            |サーベル (公式絵・漫画版では両手剣)||
|杏子  |魅了?                |結界、望遠鏡の強化                  |穂先付き多節棍||
|共通?|                      |変身、装備の召喚、魔力探知、身体修復、身体能力向上、痛覚遮断、念話|||
- ※拳銃、軽機関銃、ショットガン (ショットガンは使用シーン無し)
- ほむらの小火器、手榴弾は召喚ではなく、実物の隠匿に魔法を使っている模様
- 爆弾も少なくとも一部はハンドメイドのようだ
- 視力の矯正も身体修復の範疇か
- 杏子がさやかの家を特定したのも、魔力を辿った?

**念話
- QBのテレパシーの射程は校舎ひとつぶん(2話)、あるいは結界最深部から表面に届く程度(3話)
-- &bold(){仮説}:魔法少女の招集にテレパシーを使っている(4話)場合、射程はもっと長く、数十km程度だとおもわれる
- 魔法少女間は家ひとつぶんくらいの距離から念話が可能(あんこ-さやか、7話)
- 魔法少女はQBを介さなくても一般人に念話可能(さやか→まどか、7話)
-- 逆はできない?
- 頭の中で考えたことを他者に伝えて行う会話法。
- 魔法少女の基本技術だが、契約者候補のまどかとさやかもキュゥべえを仲介して限定的に念話を行うことが可能。
- キュゥべえを介する場合、念話を行う相手は限定しているらしく、まどかたちの念話がほむらに伝わっている様子はない。

*なぜあの社会は魔法の存在に気づかないのか?
事実
-あの社会は、科学や経済は現代日本以上に発達しているが、魔法の存在は一般に知られていない。
-キュゥべえの姿は一般人には見ることができない。(2話)
-あんこ「ここでは人目につくから場所を変えよう」(6話)
-マミさん「悪い夢でもみていたのでしょう」(2話、自殺未遂の女性に)
-上條くん「病気になったこと自体、悪い夢だったようだ」(5話)
-仁美さん「夢遊病」(5話)
-時間を止めるわ戻すわと魔法の力が圧倒的過ぎて通常人には認識することさえ困難(10話)


&bold(){推定} 魔法を使っていることや、その痕跡自体は人に見えてしまう。(あんこの台詞、5話で破壊された物体が6話でも残存していたことから。)
&bold(){仮説} 科学と矛盾するような魔法に関する記憶は、次第に希薄化することで、世界に魔法の存在がばれないようになっているのではないか。(魔女にやられた人々や、願いの影響をうけた上條くんが、過去の不整合を夢と捉えている)
&bold(){仮説} 杏子の父親のように魔法の存在を知った(魔法少女になれない/ならなかった)一般人は自殺する、または誰かに伝えられなくなるような呪いが魔法にかかっている。

*このシステムは誰かが設計した?あるいは、どのように自然発生した?
事実
-地球外の文明が発見し作り出した、宇宙の熱的死を回避するためのシステム。(9話)
--人間の感情の生み出すエネルギーが宇宙の法則(熱力学)を超越した効率を持つため、感情のエネルギーを用いることで宇宙全体のエネルギー消費は大きく抑えられる。
--だがキュウべえの属する文明の構成員は感情を持ち合わせていないため、最も効率よく感情のエネルギーを生み出せる地球人類と接触するようになった。
--この感情のエネルギーとそれを利用するテクノロジーがまどか☆マギカ世界における「魔力」「魔法」と位置付けられる。

&bold(){推定(補足)}
-宇宙の熱的死を心配しているあたり、キュウべえの文明は宇宙を完全な閉鎖系と結論付けている。
-本編中の魔法描写はほぼ全て魔法少女(魔女)の感情から生じるエネルギーに由来する。キュウべえ自身は感情を持っておらず、エネルギーを利用させてもらっている立場なので主体的に奇跡を起こし魔法少女を救済するような措置はそもそも取れない。
--キュウべえが少女たちの願いを魔法少女へなると同時に叶えるのは、普通の少女から魔法少女へ変わる時に生じる感情(希望)のエネルギーを願いの実現のために用いているから。
--ソウルジェムは魔法少女の感情のエネルギーを具体的な魔法として発現させる変換機の役割も持つ。
--感情のエネルギーの変換効率はいいが、その源となる人間の魂自体は普通に消耗する。
-8話ラストでまさにキュウべえの望む最高効率のエネルギーが生み出されているわけだが、特にそのエネルギーを直接回収するような描写は無い。
--後でグリーフシードという形で回収するからか、宇宙のエネルギー総量が増えればいいので回収する必要が無い、のどちらかかと思われる。
-ここ10年くらい地味に使われ続けてるネタ「高度に発展した科学は魔法と区別がつかない」の究極形なのかも。
--クラークの第三法則は1973年初出。文芸では古典の部類。これら三法則は、全部がストーリーに影響を与えている可能性がある。(QBが不可能と言ったことなど)
-「高度な地球外文明」をオブラートに包んで描写すると、魔法少女ものに欠かせない「魔法の国」となるのだろう。
-「キュウべえが人間の理解を超えた存在」ということをまどかと視聴者が把握し困惑すればじゅうぶんであって、おそらくキュウべえから語られた魔法少女のシステムの詳細自体はストーリー的にあまり大きな意味を持たない。

*そもそも魔法少女になれるか、なれないかはどこで決まるのか?
事実
-最も感情のエネルギーの効率がよいのが「第二次性徴期の女の子の、希望から絶望への相転移」(9話) 

&bold(){推定}
-キュウべえが効率を重視して第二次性徴期の女の子の中から感受性の強い子を選んでいるだけで、おそらく人間なら誰でも魔法少女(魔法使い?)に相当する存在となれる。しかしエネルギー効率は劣るので魔法少女よりできることのレベルはひどく落ちる。