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    <title>舞美と愛理の毎日シリーズ　まとめ @ ウィキ</title>
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    <description>舞美と愛理の毎日シリーズ　まとめ @ ウィキ</description>

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    <title>88</title>
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    <description>
      それは新曲のジャケット撮影の休憩時間、スタッフさんがアイスを差し入れてくれた。 
節電の影響でただでさえ蒸し暑いスタジオの空調の効きはお世辞にもいいとは言えなく、まさに天の恵み。 

まっさきに千聖と舞ちゃんがアイスの入ったクーラーボックスに飛びつき、 
アイスをとると一目散にエアコンの当たる涼しいところに陣取る。 
なっきぃもちょっと遅れてそれに続いた。 

撮影の順番のせいで出遅れた愛理とわたしがクーラーボックスの中身を覗き込むと残っているのは梨味とチョコ味。 

「愛理、どっち食べる？」 

「んー、チョコ！」 

愛理がチョコを選んだためにわたしは梨味。 

「うちらは休憩室で食べようよ、舞美ちゃん」 

休憩室はスタジオとは別室で、誰もいなかった。 
明かりをつけて、エアコンと備え付けの扇風機のスイッチを入れる。 

「いきかえるー」 

扇風機にあたり愛理は満足そうな顔をした。 
そしてパッケージを開けてアイスを嬉しそうに頬張った。 

「おいひぃ」 

「ねー。こう暑いとおいしいよね」 

写真撮影のときには１７歳とは思えない大人っぽい色気を出すこともある愛理。 
だけどこうやってご飯やデザート、アイスをおいしそうに食べるときは１７歳と思えないほど子供っぽくもなる。 
その絶妙なバランスがたまらない魅力なんだけど。 

あれ。 

「口元についてるよ」 

「え？」 

食べることに夢中で愛理は口元にアイスをこぼしてることに気がついていなかった。 
チョコ味だったので茶色くなっていた。 
やっぱりまだまだ子供っぽいかも、微笑ましい。 

「待ってて、拭いあげるね」 

いまは2人っきりだからこれくらいしても大丈夫だよね。 
3人に冷やかされることもないし。 

机の上にあるティッシュで拭いてあげようとしたら、愛理は首を横に振った。 

「舞美ちゃんが綺麗にしてよ」 

「だからティッシュで――」 

「違うよ」 

愛理の指がわたしの顔に伸びてきた、と思ったら唇に触れた。 

「これで綺麗にして」 

その笑顔はとても艶っぽいものだった。 
頭に血が上ってクラクラする。 

愛理とは付き合っているわけじゃないけれど、ふとした瞬間にキスをする仲。 
いまだに慣れない。 

「……いくよ」 

愛理は目を閉じ、わたしは口元のチョコを舌で舐め取る。 
甘いはずなのに緊張のあまりで味がしなかった。 

「……終わったよ」 

「ありがと♪　あれ、舞美ちゃんも」 

「あっ」 

愛理がわたしのふとももを指さした。 
チョコを綺麗にすることに夢中で、わたしのアイスがとけて太ももにビッチョリと垂れていた。 

「やばっ、拭かないと――」 

「ねぇ舞美ちゃん」 

「ん？」 

「あのさ、私が綺麗にしてあげようか？」 

その表情はやっぱり17歳のものとは思えなかった。 


(おわり)     </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/2.html">
    <title>メニュー</title>
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    <description>
      **メニュー
-[[トップページ]]
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-[[82-2]]
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-[[83-2]]　お風呂場にて～まいみ～
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-[[85-1]] 舞美の仕返し＜舞美目線＞
-[[85-2]] 舞美の仕返し＜愛理目線＞
-[[86]]　舞美の誕生日
-[[87]]　Especially For You
-[[88]]　アイスクリーム
----

//**更新履歴
//#recent(20)

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    <dc:date>2011-08-18T04:22:24+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/140.html">
    <title>87</title>
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    <description>
      「今年も多いね」 
「そ、かな･･･」 
困ったように舞美が答える。 
「多いよ。去年より増えてるし」 
「･･･そう？」 
「うん」 
とぼけているけれど、増えていることは絶対に分かってるはずだ、と愛理は思う。 

幼馴染の舞美が今年も訪ねてきた。 
舞美の訪問はいつだって嬉しいけれど、今日、２月１４日だけは複雑な気持ちになる。 
舞美が、自分がもらったチョコレートを愛理に引き取ってもらうためにくるからだ。 

愛理だってもらってはいるけれど、それは「友チョコ」。 
互いに交換し合っているから、もらった数と同じだけあげてもいる。 
正確には、父親と弟の分、プラス２個だけれど。 
けれど机の上にある舞美宛てのそれらは、明らかに友チョコとは違う雰囲気で、いわゆる「本命チョコ」であることは誰の目にもわかる。 

「ごめんね、今年も」 
舞美が小さくため息をついて言う。 
申し訳なさそうなのは、私に対してなのか、くれた子たちに対してか。多分両方だろうな、と愛理は思う。 

「いいけど。私はチョコ嫌いじゃないし」 
とは言うものの、本当は面白くない。 
彼女への好意を自分が処分している、と考えると、少しは気が晴れはするけれど。 

「くれた子にも悪いよね･･･」 
「そうだね」 
愛理の口調がほんの少し非難がましい本当の理由を、舞美は分かっていない。 

「まあでも、もう用意してあって渡されたものを「食べられないから」とは言いにくいよね」 
「そうなの･･･」 
心優しい舞美には、人の気持ちをむげにするのは、とても心苦しいことだろう。 
「だからって、バレンタイン前に「矢島舞美はチョコが苦手です！」って触れ回るのもおかしいし」 
「うん･･･」 

途方にくれた顔で机の上の派手なラッピングの山を見つめている舞美を暫く見つめていた愛理は、思い切って、でも、なんでもないような調子で言った。 



「恋人作ればいいんだよ」 
「え？」 
「恋人作ったら、もう誰もくれなくなるよ」 
「・・・・・」 
「１つだけになるよ。恋人ならちゃんとチョコは避けてくれるだろうし」 
「・・・・・」 

ずっと無言で愛理を見ているから、もしかしたら本気で検討しているのだろうか、と不安になりそうになった矢先、「これくれた中に、好きな人いないもん・・・」と舞美が呟いたのを聞いて、愛理は密かにほっとする。 
「そっか。じゃ、暫く我が家はチョコに不自由しないね」 
おどけた風に言った自分の言葉に対する「そうだね･･･」という舞美の返事が少し歯切れが悪かったことに、安心して気の緩んだ愛理は気付かなかった。 

なんとなく会話が止まっちゃった、と思いながら、何をしたいでもなく机の上に手を伸ばそうとしたら「愛理はくれないの？」と舞美が言った。 
「こんなにあるんだから、いらないじゃん」 
ああまた今年も言ってしまった。言っていつも少し後悔するのに。 
ささやかな意地というか、ちょっとした嫉妬の表明というか。 
舞美は分かっていないだろうし、分かられても困るのだけれど。 

そんな可愛くない言葉を、しかし舞美は全く意に介していないというように、こちらもまた今年も、愛理が聞きたかった言葉をくれる。 
「愛理からのは欲しいの」 


幼馴染っていいな。こんな人気者が、自分だけを特別扱いしてくれるんだから、と思う。 
もっとも、こっちだってすごく特別扱いしているんだけれど、とも思う。 

愛理は、バレンタインにはずっとクッキーを作っている、舞美がチョコを苦手と知った時から。 
気にされたくないし、気付かれたくないから、友達にもチョコが苦手な子がいるの、と舞美には言ったけれど、本当はそんな子、いない。 

「今年もスノーボール・クッキー？」 
手渡された赤いハート型の箱を嬉しそうに開けながら舞美が尋ねる。 
「うん、みんなに好評だったし」 
また１つごまかす。みんなに好評だったのは確かに嘘ではないのだけれど。 

「私もこれ大好き！」 
早速１つ頬張って「おいひぃ」と満面の笑みで目尻を下げる舞美を見て、暫くはこういう関係でもいいか、と今年も愛理は思った。 



「これくれた中に、好きな人いないもん」という言葉の意味を、ちゃんと愛理が理解するのは、もう少し先の話。     </description>
    <dc:date>2011-02-16T14:13:18+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/139.html">
    <title>86</title>
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    <description>
      また遅くなってしまった。 
今日は舞美ちゃんと一緒に帰る約束をしていたのに、いつも帰り支度をするのが遅い私はどんなに急いでもやっぱり遅かった。 
マネージャーさんに用事があるからと言って先に出て行った舞美ちゃんだけど、結局私が待たせることになってしまった。 

「愛理！愛理！」 
「舞美ちゃん、ごめんね！」 

事務所の外に出ようとした時、待ちくたびれてしまったのか舞美ちゃんが再び事務所に入ってきた。 
慌てて謝ったのに、舞美ちゃんは「いいよ！」とだけ言うと、目をキラキラさせながら私の手を掴んだ。 

「ど、どうしたのっ」 

いつもとは違う少し強引な舞美ちゃんにちょっとだけドキドキした。 
だけど、すぐに繋いだ手が冷たいことに気付いて申し訳なく思った。 

「愛理っ、雪だよ！」 
「え？」 
「雪降ってる！」 

事務所を出ると冷たい風が髪を揺らした。 
さっきまではしゃいでいた舞美ちゃんも、いつもは頼もしく見える背中を丸めて小さくなっている。 

「おぉー・・・！」 

あまりの寒さに気付くのが遅くなったけど、顔を上げるとチラチラと雪が降っていた。 

「愛理、雪だよー！」 
「うん、雪だねー、舞美ちゃん」 

舞美ちゃんの横顔を見ると、舞美ちゃんは空を見上げたまま白い息を吐き出した。 
なぜか私も同じことがしたくなって、下を向いてそっと息を吐いた。 

「愛理寒い？」 
「寒いよぉ」 
「そうだよね。ごめんね、急に外連れ出しちゃって」 

舞美ちゃんは少しだけ申し訳なさそうに笑うと、繋いでいた手をぎゅっと握った。 

違うよ。 
そういう意味じゃなくて。 
そんな顔してほしくないよ。 

「舞美ちゃん」 

私も繋いだ手に力を込めた。 
舞美ちゃんが不思議そうに私の顔を見るのを確認して、かわいいなぁと思う。 


「雪、うれしいね」 
「うん！私、雪好きだか・・・」 
「舞美ちゃんと一緒だから、もっとうれしい」 
「あ、いり・・・っ」 

照れる舞美ちゃんが愛しくて、私は口元が緩むのを抑えきれなかった。 
舞美ちゃんが私と雪を見たいって思ってくれたこと、ちゃんとわかってるよ。 
だって、きっと私も同じことを思うだろうから。 

「はぁーっ、あついあつい・・・」 

さっきまで寒がっていたのに、舞美ちゃんは空いた手で顔をパタパタと扇いでいる。 
よく見ると頬もちょっとだけ赤くて、そんな舞美ちゃんを見ていたら、寒さなんてどうでも良くなった。 

「舞美ちゃん赤くなってるよ」 
「だ、だって愛理がいきなりあんなこと言うから！」 

私が歩き始めると、舞美ちゃんも自然に歩き始めた。 
まだ帰りたくないな。 
もっと舞美ちゃんとこうしていたい。 

「途中でなんかあったかいもの飲みたいなぁ」 
「お！いいねー。どっか寄って帰ろうか」 
「うん！」 

まだ帰りたくない。 
舞美ちゃんも、同じように思ってくれてる？ 


どこ行こうかなぁ、何飲もうかなぁって考える舞美ちゃんを横目に見ながら、私はもう一度空を見上げた。 
雪はまだ降り続いている。 

やまなければいいのにと思う。 
このまま雪が降り続いて電車が止まったら、もっと舞美ちゃんと一緒にいられるのに。 

・・・なんて、さすがに舞美ちゃんはこんなことは考えないだろうなぁ。 
実際こうなったら私も結構困るし。 

「愛理？」 

舞美ちゃんが不安そうに私の顔を覗き込んできた。 
こんなこと思ってるなんて言えないから、なんでもない風に笑ってみせた。 

「帰りたくないなぁ」 

私がボソッと呟いたら、舞美ちゃんは「うーん」と考えるように唸った。 

嫌だな。 
また、わがまま言っちゃった。 
謝ろうと思って顔を上げたら、舞美ちゃんは「よし！」と言って私の顔を見た。 

「じゃあ、今日はギリギリまで一緒にいよう？」 


「え？」 
「夕飯も一緒に食べて帰ろう？」 
「い、いいの？」 
「うん。だって、私も愛理と一緒にいたいよ」 

舞美ちゃんはニコニコと笑っている。 
やっぱり舞美ちゃんは優しすぎるよ。 
そんなところが大好きで、いっぱい舞美ちゃんに甘えちゃう。 

「舞美ちゃん大好き」 
「えへへ。ありがと！私も愛理のこと好きだぞー」 
「うん！」 

嬉しくて、嬉しくて幸せで、私は繋いだ手を大きく揺らした。 
舞美ちゃんも、それに合わせて揺らしてくれる。 

いつの間にか雪はやんでいた。 
少し残念だけど、すぐ隣を見れば舞美ちゃんがいる。 

何を飲もうかな。 
何を食べようかな。 

舞美ちゃんと一緒っていうだけで何でも特別になる。 
私が無意識に白い息を吐くと、舞美ちゃんも大きく白い息を吐き出した。 
そんなちょっとしたことでも、舞美ちゃんと同じだと嬉しい。 

そうだ。 
ブログ用の写メを撮るのも忘れないようにしないと。 

もちろん、私の為にもね。 


少し歩いて、ちょっと大人な雰囲気のおしゃれなパスタ屋さんに入った。 
メニュー見てる間も、料理を待っている間も、料理を食べてる間も自然とにやけちゃう（笑) 
何気ないことなんだけど、舞美ちゃんと一緒だと、なんでも楽しい。 

そういえば・・・２人きりになったら渡そうと思ってた、舞美ちゃんへの特別なプレゼントいつ渡そう・・・ 
「愛理どうしたの？」 
「えっ・・・あっ、あのね・・・これっ！」 
バックから取り出した箱を舞美に差し出す愛理。 
「はい、舞美ちゃんへの誕生日プレゼント」 
「えっ・・・さっき、事務所でもらったよね？」 
「ううん、これは愛理から舞美ちゃんへの特別なプレゼント。開けてみて」 

受け取った箱を少し見つめた後、きれいな包装をとって、ゆっくり箱を開ける舞美。 
「わぁ～、ありがとう」 
舞美の手にはきれいなアクセサリーが。 
「気にいってくれた？」 
「うん、愛理ありがとう～。」 
「良かったぁ。でね・・・これ私とお揃いなんだ。一緒に付けてくれる？」 
「もちろん。さっそく」 
さっそく、アクセサリーをつける舞美。 
アクセサリーを見せながら、 
「愛理、どうかな～？」 
「似合ってるよ、舞美ちゃん」 
満面の笑みで、身に付けたアクセサリーを眺める舞美。それをうれしそうに見つめる愛理。 

お店を出たあと、手をつなぎながら、夜の街を歩く二人。 
手を繋いだ２人には、お揃いのアクセサリーがｷﾗｷﾗ光っている。     </description>
    <dc:date>2011-02-16T14:10:10+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/138.html">
    <title>85-2</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/138.html</link>
    <description>
      今日の舞美ちゃん・・・やっぱりなんかおかしいよ。 
舞美ちゃんちについて温かいココアをもらって久しぶりに二人でのんびりできると思っていたのに。 
舞美ちゃんはなんだかソワソワしてる。 

「舞美ちゃん、今日ホントにどうしたの？」
 
さっきも聞いたけど絶対なんでもなくなんか無い。
 
「愛理さあ・・・」 

普段あんまり見ない怒った顔で舞美ちゃんが近づいてくる。 
息がかかるくらいまで顔を近づけられて、 
思わずちょっと顔を後ろに引くけど舞美ちゃんの手に引きもどされる。 

「桃にいつもあんなに近づくの？」 
「え？」 
「メイキング。Buonoの。」 

確かに腕まわしたりはしたけど・・・ 

「そんなの撮影なんだし仕方ないじゃん。それに舞美ちゃんだっていっつもいろんな子にくっついてるし。 
　大体そんなこと、今まで舞美ちゃん言わなかったじゃん。」 
「うん。でもあたしだって、本当は嫌なんだよ？だから、お仕置きね。」 

「ちょっ・・・舞美ちゃん！」 

ブラウスのボタンをはずしていく舞美ちゃんの手をつかむ。
 
「なんで？愛理だっていつもしてくるよ。」 
確かにいつもしてるけど。でも今日は・・・ 
「ごめん、今日はだめ。」 
「愛理はあたしがだめって言ってもするよ。そんなの知らないよ。」 
そう言ってブラウスのすそから手をいれてくる。 
「そ、じゃなくてぇ・・その・・・2日前からなっちゃって。」 

舞美ちゃんの手がピタッと止まる。 

「・・・ならお風呂で　「ばかっ！」
 
思ったけど舞美ちゃんてけっこうアレだよね。 
変態というかなんというか
 
「もー！来週じゃなかったの？」 
「なんかちょっと早くきちゃって。でもさ、・・・」
 
舞美ちゃんの耳元で悪戯っぽく言うと真っ赤な顔で何度もうなずいた。 


“舞美ちゃんの誕生日には大丈夫だよ？” 


その日は、その後いっぱいいーっぱいお話した。 
いっぱい抱きしめてもらって、頭なでてもらった。 
舞美ちゃんが作ってくれたオムライス、おいしかった。ケチャップでハートが書かれてた（照） 

夜は２人、舞美ちゃんのベットに一緒に入りながら、またいっぱいお話した。
 
「舞美ちゃん・・・？」 

いつも間にか、舞美ちゃんは寝てる。 
すぐ横で私を抱きしめながら・・・眠ってる舞美ちゃんの顔がすぐそばにある。
 
「可愛ぃ・・・あっ、（口を押さえて、（起こしちゃう））」 

すやすや眠る舞美ちゃん。 

「舞美ちゃん、おやすみ・・・」 

しばらく経って、ふと目をあける舞美ちゃん。実はずっと起きて、愛理の声を聞いていた。 
すやすや眠る愛理。 

「大好きだよ、あいりぃ」 

そっと、愛理に口づける舞美。 

「おやすみ・・・」 

その夜は過ぎていくのであった・・・・・ 



あのお泊りの日・・・ 
翌日もお話して、頭撫でてもらって、いっ～ぱい抱きしめてもらった♪ 
ちょっと物足りなさそうな顔してた舞美ちゃん。ごめんね。 


そして、今日は舞美ちゃんの誕生日前日。 
℃-uteのみんなの前で渡すのとは別のプレゼントを買ってきた。 
「舞美ちゃん、喜んでくれるかな？お揃いの・・・」 

そういえば、舞美ちゃんは何してるかなぁ。 
メールは来てないな・・・セレンドは・・・。 
「ヤキモチ？・・・」 
まだ、怒ってるのかな？Buono!はお仕事なのに・・・ 

この前の舞美ちゃん、ちょっと怖かったなぁ。 
なんか、勢いがありすぎて。 
でも、明日は・・・いっぱい・・・     </description>
    <dc:date>2011-02-16T14:03:31+09:00</dc:date>
    <utime>1297832611</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/137.html">
    <title>85-1</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/137.html</link>
    <description>
      「なにこれ・・・」 

Buonoのメイキングを見てどうしても納得できなかった。 
愛理さあ桃にくっつきすぎ。しかもこれ、明らかに愛理からいってるでしょ。 
あたしばっかりいつも愛理に「他の子にくっつきすぎ。」って怒られて、 
お仕置きとか言って無茶苦茶されてるけど・・・ 
愛理だってすぐ人にくっつくじゃん。 
りさことイチャイチャしたりとか、ちっさーみたいに分かりやすくはないけど 
みやのこともすごく気にいってるって見てて分かる。 
恋人同士なんだからもっと対等なものでしょ。なんであたしばっかり！ 
愛理にはいつも甘いあたしだけど、今回はガツンと言って日頃の仕返しをしてやる！ 

「舞美ちゃん？」 
「・・・」 
「ねえっ舞美ちゃん！」 
「あ、ごめん愛理。なに？」
 
だめだ。なんかドキドキしてきた。緊張と・・・期待？ 

「今日なんか変だよ。大丈夫？体調悪いなら今日舞美ちゃんち行くのやめとこうか？」 

愛理が心配そうに顔をのぞきこんでくる。 

「いや、全然元気だから！ちょっとボーっとしてただけだよ。」 
「もー・・ちゃんと聞いててよぅ。」
 
かわいい愛理に心が揺らぐけど今日の主導権は譲れないよ、愛理。 
にやける口元をマフラーで隠した。 

少しして、舞美ちゃん家に到着。 


「今日は家族みんな出かけてて、明日まで帰ってこないから、気兼ねなくくつろいでね」 
「うん・・・」 
そっかぁ、今日はお母さんもいないんだ・・・（えっ・・・明日まで２人っきり！？） 
「ようこそ、矢島家へ～♪愛理、先入って～。」 

先にブーツを脱いで、玄関をあがる。 

「舞美・・・ちゃん？」 

突然、後ろから舞美ちゃんに抱きしめられた。
 
「今日は２人っきりだからね、愛理。いっぱいい～っぱい・・・」 
「えっ？最後聞こえなかったよぅ、舞美ちゃん。何て言ったの？舞美ちゃん」 
「恥ずかしいから、もう言わない。」 
「え～、何て言ったの？舞美ちゃん。」 

自分でもわかるくらい顔が赤くなってしまった舞美は、後ろから抱きしめた愛理を離せなくなっていた。     </description>
    <dc:date>2011-02-16T14:00:24+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/136.html">
    <title>84</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/136.html</link>
    <description>
      千聖最近すごいね、頑張ってるよね



うん、今日も1人だからってすっごい緊張してたけどやりきったね～、盛り上がった！楽しかったねっ！ 
ん？愛理？ 
せっかく繋いだ手もいつもならぎゅーってしてくるのに力がない 
小指だけが絡まって繋がってるだけ 



ね、千聖、舞台もあるしね... 



愛理も来月コンサートでしょ？ 



舞台はないもん...

 

指をぎゅっとしたまま俯いて愛理の髪を撫でてあげる



あっ、ごめん、ごめんね... 
気にしないで今のなしなし！！ 
あたしはあたしなりに頑張れば...いいんだしね 
舞美ちゃんごめんね、なんかこんな... 
せっかく久しぶりに一緒にいるのに


 
無理してえへへってわらう愛理がとてもいじらしくて可愛く 
体を引き寄せて抱きしめた

 

わわ、まいみちゃん苦しいよ～



おどけてみせるけど 
いつもそうやって自分の気持ちを伝えてくれない愛理 
ねえ、愛理がね頑張り屋さんなのは誰より知ってるし、尊敬してるの 
けど、辛い時はもっと頼っていいんだよ、 
頼りないかもしれないけど... 



頼りなくなんかないよ 
ただ、ね、舞美ちゃんと一緒の時はあっという間だから楽しく過ごしたいんだよぉ... 



腕の中の愛理が目を少し潤ませながら見上げるから可愛くって思わずそっとおでこに口付けた

 

ん？キスするならこっちにだよっ 
ちゅ 
ちょっぴり背伸びして 



わわわわ～ 
愛理！！ 



ふふふ～ 
まいみちゃんとちゅーで元気いっぱいだよ 
ねえね、舞美ちゃん来月のコンサート来てくれる？ 



うんっ絶対応援に行くよ

 

緑のサイリウム？

 

℃-uteはみんな緑だよっ 



あ～1人は違うね～ 
じゃああたしが緑二本で 
『あいり～っ』ていっぱいで呼ぶよ

 

愛理はもういつもの笑顔で 
Ｂuono!のコンサートの話 
そんなあたしも次の舞台のことを考えながら 
また愛理にカッコいいって言われるように頑張らなくっちゃ     </description>
    <dc:date>2011-02-16T13:56:30+09:00</dc:date>
    <utime>1297832190</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/135.html">
    <title>83-2</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/135.html</link>
    <description>
      「…ぁぃ…りぃ…」 



ここは矢島家のお風呂場。 
曲を覚えるという建前で℃-uteの曲をガンガンに鳴らしている。 
でも、本当は… 

「…ぁぃ…りぃ…ぁぃり…あいり……あぁっアーーーっ！！」 


またシテシマッタ。 
ダイスキなアイリ。 



やっと恋人になれたのに、その前の期間が長すぎたのか、 
未だに、、、、その、、、、お風呂でオ○○ーしている。 

１８歳、矢島舞美、暴走ぎみの気持ちを抑えられません。 
ど、どうしよー！！！ 

愛理とやっと恋人になって、いま凄く幸せなんだ。 
お仕事で泊りの時にはマネジャーさんに愛理と同じ部屋にしてもらっている。 
もちろんエッチだってする。 
凄くすご～く幸せなんだ。 


けどね、だけどね… 
お風呂は未だに一人で入る。 
だって… 
自分をコントロール出来る自信がないから。 

恋人になってから愛理に冗談っぽく一緒に入ろうと言われたことがある。 
その時は、すごく動揺して断ってしまった。 

それからは愛理から誘われることもなく、 
自分から言うこともなかった。 
それからは自分の入浴中に愛理が入ってきて、 
見られてしまったらどうしようという不安がいつもある。 
鍵を掛けてるから大丈夫なんだけどｗ。 

愛理への気持ちというか、・・・・・まあ、欲望ってヤツが、 
我慢できる時と出来ない時がある。 
この前の泊りの時は・・・・・・我慢できませんでした。 
声を押し殺して愛理に聞こえないように、お風呂場でしてしまいました。 
自宅みたいに曲をかけることが出来ればいいんだけどな。 


…ってこんなこと思っちゃう自分。 
自己嫌悪。サイテーかも。 

そして、 

明日はお仕事で泊まり。 
つまり、愛理と二人っきりの夜を過ごす。 

楽しみだけど、…でも不安。 
またお風呂で我慢できないだろ～なって思うから。。。 


------そして次の日の夜が来た。 


ホテルの部屋に着き、 
愛理とお仕事の話とかして、どれくらい経っただろうか、、、 
お風呂に入ろうとしたら、愛理に後ろから抱きつかれた。 


…そんな可愛い顔しないでよ。またお風呂で我慢できなくなっちゃうかも。 

ていうか、我慢できないよ。 


そして可愛い笑顔で言われてしまった。 


「おふろ一緒にはいろ～」 

「………」 

！！！！！！！！！ 
や、やばい。なんて返事していいか、わからない。 
ど、、、、どうしよー？！？ 
愛理にオ○○ーなんて見せれないし・・・・ 


…ていうか愛理の顔が赤くなっている。 
さては、エッチなこと考えているな～～。 


いや、まてよ？最初から一緒に入ってエッチしちゃえば問題ないのかも？！ 
そっか、そうだよね！なんでこんなことに気がつかなかったんだろう？ 
矢島舞美は天然だから？ 
ま、それは置いといてｗ 



「……わかった。いいよ。一緒にはいろーね」 

ずっと不安だったお風呂が楽しみになってしまった。 


今夜はお風呂場でも、いっぱい愛してあげるね。 
そんなこと思いながら一枚一枚、愛理の服を脱がしていく。 

や、やばい、、愛理、ちょ～可愛い。 
ちょっとクラクラしてるかも。 


「今度はまいみちゃんの番。あいりが脱がしてあげるね。」 


愛理に脱がされていく。なんだろ？この気持ち。 
ふわふわした感じ？ 
…なんか愛理、嬉しそう、ていうか、エッチな顔してる。 

愛理はエッチなこといっぱいしたいんだよね？？ 
私もとってもエッチな気持ち。 
愛理といっぱいいっぱいしたい。 
可愛い。かわいい愛理の手を取った。 





「あいり。いっぱい愛し合おうね。」    </description>
    <dc:date>2011-02-16T13:44:42+09:00</dc:date>
    <utime>1297831482</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/134.html">
    <title>83-1</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/134.html</link>
    <description>
      「まいみちゃ～んっ☆」 

後ろから舞美ちゃんに抱きついた。 
今日はね、舞美ちゃんと御泊りなの。 
舞美ちゃんと二人っきり。 
今日こそは舞美ちゃんと一緒におふろに入っちゃうんだからぁー！！ 
いっぱい甘えて舞美ちゃんの可愛いところを堪能するぞぉー！！！ 
その後はベットで・・・・・・・・・・・・・・・・えへへへへっ。 


「・・・・・愛理？？なにブツブツ言ってるの？」 

え？！もしかして、ひとりごと言ってた？？ 
ショーっク！！！ 

「え、いや、・・・・・まいみちゃんと二人っきりで嬉しいの～！」 
「うん。うちも愛理と一緒でうれしいよ～。」 
「やったー！まいみちゃんダイスキ～！！」 

舞美ちゃんがギューって抱き返してくれた。 
愛理しあわせ～。 

「ね～え～、まいみちゅぁん。」 
「な～に？」 
「おふろ一緒にはいろ～」 
「・・・・・・・・・・・・」 


さっきまで甘甘な雰囲気だったのに、舞美ちゃんの顔が固まっていた。 
なぜだか舞美ちゃんはお風呂に一緒に入るのを嫌がる。 
なんでだろう？？ 
最初は裸が恥ずかしいのかな？って思っていたけど、 
それは違うと思う。 
だってあいりと舞美ちゃんは恋人どうしで、、、その、、、 
全部を知っている関係だから。 
！！！！！って何いわせるのー？！！ 
はずかしーじゃん！！！ 

「・・・・・わかった。いいよ。一緒にはいろーね」 

舞美ちゃんが手を繋いで脱衣所まで連れて行ってくれた。 
そこで気がついたんだけど・・・・ 

「着替えないから戻って持ってこなくちゃ。」 

でも舞美ちゃんは手を離さなかった。 

「着替えはいらないよ。今日は二人きりだから大丈夫。 
暖房もきいてるしね。」 

「！！！」 

びっくりしちゃった。・・・ていうか、それって舞美ちゃん・・・・・ 

・・・や～ん、舞美ちゃんのえっちー！！ 


「愛理の洋服脱がしてあげる。」 

一枚一枚脱がされていく。恥ずかしい。 
全部脱がされちゃった。 
愛理だけ裸なのってはずかしい。 

「今度は舞美ちゃんの番。愛理が脱がしてあげるね。」 

ドキドキドキドキ。舞美ちゃんの洋服を脱がすのって緊張する。 
緊張するし、凄く感じちゃう。ちょっとした支配欲？ 

最後のブラとパンティはお楽しみ。えへへへへっ。 
まじまじと裸の舞美ちゃんを見た。 
かわいー！手足の長い整った体つきに小ぶりなおっぱいと可愛らしいおしりと・・・・・・ 


「・・・・・愛理？ジロジロ見すぎ。愛理のえっち」 

舞美ちゃんは笑って愛理の手を握ってお風呂のドアを開けてくれた。 


「愛理。いっぱい愛し合おうね。」 


今日の夜は長くなるかも。     </description>
    <dc:date>2011-02-16T13:39:21+09:00</dc:date>
    <utime>1297831161</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/133.html">
    <title>82-3</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/maimi-airi/pages/133.html</link>
    <description>
      もう迷いはありませんっ！舞美ちゃんと目指す目標は１つ！ 
私はトレーナーとして舞美ちゃんをチャンピオンにしてみせますから！！キッ 
シャー！！ 

ごはんもしっかり食べさせ栄養を取らせ太らせます！キッシャー！！ 
舞美ちゃんの異常な発汗量なら、そもそも太らないんです！キッシャー！！ 

そしてジムからみんなが居なくなると、ここからが本番です！ 
練習で疲れている舞美ちゃんを心を鬼にしてさらに鍛えるのです！！ 

舞美をチャンピオンとすべく心を鬼とし鬼コーチとなるのです！！キッシャー 

とか勇ましいことを言いましたが…。 

「痛いっ」叫び声をあげる私…。 
「あっ、ごめん！」 
リングの上、激しいミッド打ちで私の右手を吹き飛ばした 
舞美ちゃんが私に駆け寄ってきます。 
舞美ちゃんは、すぐにこういった相手のフェイクにひっかかるので心配です……。 

「ごめん、ごめん、手、大丈夫…？」 
「ううん…平気ですよ…でも…そこからの～クリンチッ！」 
ミッドを外して舞美ちゃんにクリンチします。舞美ちゃんはクリンチから逃れるのが 
下手なので徹底的に鍛えます！！ 


ギッシィ…私に押された舞美ちゃんの背中がロープにくっつきます。 
ロープ際での動きも覚えてもらわなければいけません！！ 

汗ばんだ舞美ちゃんの体。その首筋に攻撃し続けます！ 
舞美ちゃんは体をうねらせ逃れたいんだか、逃れられないのか 
どんどん体から力が抜けてっているのが解ります…。 
もう完全にグロッキーです。 

こんなことではいけない！！私はさらに心を鬼にして舞美ちゃんを攻め続けます！！ 

「あいりぃ…」か細いかすれた声で私の名を呼ぶ舞美ちゃん…。 
試合中に哀願するように相手の名を呼ぶなどなんたること！！ 

私の鬼の愛撫攻撃に舞美ちゃんはロープに揺られ続け、ついに膝から崩れ落ちてしま 
いました。 
ダウンです…。 


「舞美ちゃん……わっーん、、、つっぅー、、、、すりー、、、。」 
今、私は冷徹な眼差しで舞美ちゃんを見ながらでカウントを取り続けています。 
抱きしめてあげたいところですが、ここで舞美ちゃんに手を差し伸べるわけにはいき 
ません！！ 
舞美ちゃんは虚ろな顔で口を鯉のようにぽっかりと開け、カウントを数える私の顔を 
見上げています。 

舞美ちゃんはロープに手をかけ、立ち上がりました…。さすがです！ 

「舞美ちゃん…まだやる？やれる？」私は立ち上がりはしたもののロープを背に 
俯いている舞美ちゃんに耳元で囁きます。 
舞美ちゃんは両手をかまえファイティングポーズをとり続行をうながしてきます。 

「えらいよ…舞美ちゃん…。」 
褒めてあげようと、ふたたび攻撃です。 
何度か舞美ちゃんもやり返してきましたが、老練な私のディフェンスの前に 
ことごとくカウンターで返され体を激しくよじらせます…。 
舞美ちゃんはまたダウンしてしまいました…こんなことでは先が思いやられます。 


私はダウンした舞美ちゃんにマウントをとり優しく抱きしめます。 
舞美ちゃんはグローブをはめた手で私の腰に手を回します。 


激しい練習と、激しい減量をかねそなえたこの鬼のトレーニングを行ない続けていた 
ら 
あっという間に試合の日が来ました…。 

あれ？心なしか舞美ちゃんがゲッソリしています…。 
私は元気ですけど…。大丈夫かな？ 


「あいりぃ…燃えた～燃え尽きたよ～～～～～～。」 
パイプ椅子に座り、枯れた花のように 
ぐったりとうな垂れている舞美ちゃんが、いつもよりかすれた声でつぶやく…。 
ま、舞美ちゃん…試合前なのに、すでに真っ白になってしまってるよ…。 

どうして…！？ 
ううん…白々しく、ごまかしたってしょうがない…理由はわかってる…。 
いけないのは私なんだ…。 
試合前日の興奮から、今日の朝の朝まで舞美ちゃんを激しくコーチしてしまった…。 
おかげで私は元気だけど舞美ちゃんはすでにグロッキー状態…。 

私、コーチ失格だよっ！！ 

そうこうしているうちに会場に呼ばれリングに上がる舞美ちゃん…。 
リングの上で熱をおびたスポットライトに照らされた舞美ちゃんからは 
既に汗が滲み出している…。あぁ…愛理のバカッ！バカッ！ 

カ～ン！ 
「行ってきます～～」ゴングが鳴り、ゆっくりと立ち上がった舞美ちゃんが 
フラフラと前に出て行く…。 

グロッキーな舞美ちゃんにゴリラのような…ううん…堂々とゴリラの相手選手が 
猛然と襲い掛かる…。 


１Ｒから防戦一方の舞美ちゃん…。 
相手選手のパンチを自慢の足を生かしたフットワークで 
紙一重でかわし続けているけど危なっかしくてしょうがないよ…。 

相手選手が豪腕を振るい続ける度に私は目を塞いでしまう！！ 

カ～ン。なんとか１Ｒが終了してコーナーに戻ってくる舞美ちゃん…。 

「ま、舞美ちゃん…。」コーナーに戻りうな垂れた舞美ちゃんは 
すでに１０Ｒはこなしたような汗をかいている…。まだ１Ｒ目なのにッ！！ 

前々から滝のような汗をかく体質だったけど 
リングの上はスポットライトが降り注ぎ、 
まるで、どこぞのアイドルが立つステージのように熱いんだ！ 

舞美ちゃんの汗を拭き、おでこにくっついてヒジキのような前髪をとかし 
ドライヤーで冷風をあてる…。 

「あいひぃ～マウフピーフ、はずひて～。」いけない！忘れてた…！！ 

急いで舞美ちゃんの口の中に手を突っ込み、しばらく舌で遊ぶ…。 
うつろな表情で私の舌をなめてくる舞美ちゃん…。 

「あいひぃ～、指入れふぎぃ～。」 
いけない…私、舞美ちゃんの足をひっぱってばっかりだ…。 
急いでマウスピースを取り出し洗って入れなおす。 


カ～ン。短いインターバルが終わり、２Ｒ開始…。 

もちろん相手は、猛然と襲い掛かってくる…なにせ４８戦４８勝の相手…。 

「まいみちゃ～んっ！！！！！！」 
私は、そう叫ぶと思わず駆け出してしまった…。 
もう試合なんか見ていられないよっ！！ 

会場を飛び出すと、外は土砂降りの雨だった… 
私は、止まっていたタクシーに飛び乗る…。 

「千葉の鈴木ボクシングジムまでお願いしますッ！！」 
こうして私は舞美ちゃんを置き去りにして逃げ出したんだ…。 

それなのに…運転手さんがラジオをつけ、そこから試合の様子が流れてくる…。 


『矢島選手…矢島ピンチですッ！あ～っと、またロープを背負った！』 
『ゴリラッ！ゴリラが矢島選手を猛連打！！矢島選手が連打でロープを背負い続けま 
す！！』 
『おっ…！？矢島選手のコーナーにセコンドがっセコンドが居ません！！ 
　なんと言うことでしょう！！矢島選手、コーナーでキョロキョロしています！！』 
『矢島危うしっ！矢島危うしっ！矢島、クリンチでしのぎます！！」 
『あ～～～～矢島ダウ～ンッ…３度目のダウンです…しかし矢島選手、立ち上がりま 
す！ 
　まだ勝負を諦めていない矢島ッ！！…あっ、しかしぃ～～～…』 

「け、消してください！！ラジオ消してください！！」 
ラジオから聞こえてくる試合の様子に思わず叫ぶ、私…。 

舞美ちゃんは、がんばっているんだ…。 
なのに私は、また逃げて…。いつも都合が悪くなると逃げてばっかり…。 
舞美ちゃん…。 

「う、運転手さん…すいません！急いで戻ってくださいィ！！」 

私は、タクシーから転げるように飛び出て、雨の中、全力で走った…。 
待ってて舞美ちゃん！立っていて舞美ちゃん！！ 


「舞美ちゃん…。」会場に戻ると舞美ちゃんは立っていた…。 
相手選手に攻められロープを背負い、相手のパンチとロープに揺られ続けているけど 
まだ立っている…。舞美ちゃん！！ 

カ～ン。電光掲示板を見ると９Ｒ終わったところだった…。残り１Ｒ…。 

私はコーナーまで駆け寄りロープをくぐると、舞美ちゃんが、私を見つける…。 

「…あいりぃ～～～どこ行ってたの…休めなくて、疲れたよ…… 
あっ、愛理…てか、濡れてる…雨？？？どうしたのぉ？？？」 
えぇっ～～～えぇっ～～～えぇっ～～～～～～～～ 
選手を置いて逃げ出した前代未聞のセコンドにそれだけですかぁぁぁ！！ 
私は殴られるくらいのつもりいたんですけどぉぉぉ！！！ 
や、優しすぎるよ舞美ちゃん…。 
いや天使ですか？優しさの桁が底が抜けてますよっ！！ 

そう私が驚愕していると、さらに舞美ちゃんがくっついてきた…。 
あっくっつき虫…うれしっ…キャハッ！！ 


いやいや！そんなことで喜んでる場合じゃあありませんっ！！ 


舞美ちゃんを急いで座らせて、９Ｒ戦い続けた顔を見る…。 
美しい顔が、きっと相手の猛打でお岩さんのような顔に…。 

アレ？…なってない？てか、いつもの汗だくの舞美ちゃんですか？ 
今度は遊ばずにマウスピースを外して声をかけましょう…。 

「舞美ちゃんダメージは？」私の問いかけに首をふる舞美ちゃん。 

「なんでか大丈夫ぽっい…押されてるけど、なんだか相手のパンチが 
　私の顔で滑ってるみたい…わたし…汗かきすぎなのかな……。」 

思わず、私が相手コーナーを見ると 
相手選手がセコンドに首を振りながら何か訴えてる…。 
「すべる！すべるよ！！あの女ッ！！」 
うわぁぁぁ！！舞美ちゃんの滝のような汗には、そんな副作用がありますか！？ 
いやぁ愛理、驚き！！まいったなコリャ…。 

「愛理が来たら９１０％がんばれる！！」 
「はい？」私が色々たまげていたら 
舞美ちゃんが、またまた、意味のわから無い発言を…？ 
でも…舞美ちゃんの言葉はわりといつも解らないから、まぁいっか…。 

カ～ン。最終ラウンドのゴングが鳴る。 
私は舞美ちゃんの口にマウスピースをくわえさせ 
舞美ちゃんを抱きしめる…。 


「最後まで、がんばってきて…」私の胸で嬉しそうに笑顔で頷く舞美ちゃん…。 

試合は劣勢で完全にポイントは取られてる… 
でも、どうあれ舞美ちゃんは最後までがんばった…。 
チッサー、マイマイ、ナッキーによる練習の成果だ…。 

始まる最終ラウンド…。さすがに相手選手にも疲労が見えるというか 
汗だくで滅茶苦茶に疲れている…。 
そうかぁ、強打者だから、こんなに試合が長引いたことないんだ…。 

それでも、パンチを繰り出す相手選手…。 
舞美ちゃんの顔にパンチが入るが、その度に確かに滑っている…。 
そして舞美ちゃんの汗を大いに浴びている…。 
相手選手の汗は、舞美ちゃんの返り汗のようだ…。 

苦しそうな相手の表情…打っても打っても効かない相手に 
それでも必死で、パンチを繰り出している…。 

やがてロープを背負う舞美ちゃん…。だけど…あっ舞美ちゃん！！ 


ロープを背負った舞美ちゃんの体が左右によじれる… 
私との練習の効果が！！さらにクリンチで逃れる舞美ちゃん！！凄いっ！！ 
相手はクリンチした舞美ちゃんを離そうとするけど 
舞美ちゃんが巧みに体制をとり続け、そうはさせない！ 
練習の！練習の成果が出てるよ！！舞美ちゃん！！ 

今までの血のにじむような練習が頭の中で 
走馬灯のようによぎり、涙がにじみ出る…。今までの練習は無駄じゃなかったんだ！ 

さらにレフリーがクリンチを離すと、疲労が取れたのか 
舞美ちゃんのパンチが打ち出され始める。 

「す、、、凄い…。」思わず独り言をつぶやく私…。 

リングの上の舞美ちゃんは、本当にいつもの＋８１０％だ…。 
相手選手が舞美ちゃんの猛烈なラッシュにサンドバックになっている…。 
て…いつも、どれだけ手を抜いているん？？ 
＋８１０％とか出せるなら、いつももう少し、がんばれるんじゃない？ 
てか今までのラウンドなんだったん？ 

あっ私が居ないからか…。そんなこと、もう良いや…。 


「舞美ちゃんがんばれ～！！」私は必死に声を出し応援したんだ！！ 
目から涙があふれ泣き虫な私！でも、もう嘘はつかない！！ 
この涙だって本物なんだ！！ 

舞美ちゃんの右ストレートが飛ぶとリングに汗が舞い散る！！ 

あぁっ！！相手選手が、目を閉じちゃった！！ 
パンチを浴びた時に、舞美ちゃんの汗が目に入ったんだ！！ 

相手選手が、あさっての方向にパンチを必死に放っている！ 
完全に目が見えていないんだ！ 

「舞美ちゃん！！」チャンスだ！！ 
私は舞美ちゃんを呼んで、拳を突き上げアッパーのポーズをうながす！！ 
舞美ちゃんっ！相手の顎を突き上げてっ！！ 

私の声に反応した舞美ちゃんがアイコンタクトで大きく頷き 
ニコリと笑い、右ストレートを放つッ！！！ 
ハハッ！アッパーだって言ってんだろ！！ 
相変わらず相手の思いを頑なに理解しませんね！！ハハッ！！ 

相手の頬に舞美ちゃんの必殺の右ストレートが打ち込まれ 
吹き飛び、もんどりうってダウンする！！ 


…こうして舞美ちゃんと私の世紀のボクシングは終わった…。 
後で聞いた話だけど、相手選手は舞美ちゃんのボディーを打ったときに 
あまりの堅さに手を傷めてしまってパンチ力が無かったらしい。 
そう舞美ちゃんは触れたものや周囲の物を天然で壊す「破壊の女神」…。 


私は自分がセコンドにまったく向いていないと解って 
ジムを去ることにした…すると舞美ちゃんもあっさりボクシングを辞めちゃった…。 

２人のボクシングは終わったけど、 
でも、私たちはこれからもいつも一緒だから別に良い…。 

てか、今夜も私は舞美ちゃんを、たっぷり真っ白にしてあげるんだ朝まで… 
舞美ちゃんを倒せるのは私だけなんだから…。 
～完～     </description>
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