魔女っ子&変身ヒロイン創作スレ一周年特別編
武神戦姫凛VS炎術剣士まなみ
紅いチャイナドレスを翻しながら走る一人の少女。
今日も獄牙のバイオモンスター相手に凛の拳が唸りをあげる。
「雷刃拳!!」
高速で接近した凛の拳が無数に敵に飛び、一瞬にして跡形もなく粉砕していった。
今日も獄牙のバイオモンスター相手に凛の拳が唸りをあげる。
「雷刃拳!!」
高速で接近した凛の拳が無数に敵に飛び、一瞬にして跡形もなく粉砕していった。
「ふん…遊びが過ぎたようね……」
「毒花!待てっ!!…ん?」
「この気は…?」
毒花は撤退しようとし凛はそれを追おうとするが唐突に、二人は何か別の気を感じ始める。
それは次第にこちらへ近づいてくるのが感じ取れた。
「毒花!待てっ!!…ん?」
「この気は…?」
毒花は撤退しようとし凛はそれを追おうとするが唐突に、二人は何か別の気を感じ始める。
それは次第にこちらへ近づいてくるのが感じ取れた。
「これは…いったいいなんだ!?」
近づいてくる気に向かって構えをとる凛。すると、その気は急速に接近し始め
凛に飛びかかってくる。
「うあっ!?なんのぉ!!」
それの仕掛けてきた攻撃を間一髪で、捌きお返しに拳を打ち込む。
距離を取り、構えなおす。敵の姿を視覚する。それは角が生えた奇怪な化け物。
好戦的な視線を凛に与えている。
近づいてくる気に向かって構えをとる凛。すると、その気は急速に接近し始め
凛に飛びかかってくる。
「うあっ!?なんのぉ!!」
それの仕掛けてきた攻撃を間一髪で、捌きお返しに拳を打ち込む。
距離を取り、構えなおす。敵の姿を視覚する。それは角が生えた奇怪な化け物。
好戦的な視線を凛に与えている。
「これは……幽覇様に報告しなければ…」
「逃げるな毒花!…くっ!!」
未知の怪物に、毒花はこのことを伝えようとその場から撤退する。
凛は再度追おうとするが、それを怪物によって遮られてしまう。
「逃げるな毒花!…くっ!!」
未知の怪物に、毒花はこのことを伝えようとその場から撤退する。
凛は再度追おうとするが、それを怪物によって遮られてしまう。
「やろうってのか?よぉし、こい!」
凛が拳を突き出し、殴りかかるが、素早く空に舞い上がりながらそれを回避した
化け物は背後から凛に蹴りを浴びせにかかるが、それを見通していたのか、
横に転がりながらそれを避ける。
「なかなかやるな…だけど、もう見切らせてもらったよ!」
凛が拳を突き出し、殴りかかるが、素早く空に舞い上がりながらそれを回避した
化け物は背後から凛に蹴りを浴びせにかかるが、それを見通していたのか、
横に転がりながらそれを避ける。
「なかなかやるな…だけど、もう見切らせてもらったよ!」
凛の片腕に気が集中し始める。そして振りかぶり、その気を投げつけた。
「気功弾!!」
球状に変化した気が敵に向かって飛び、回避させる間もなく、命中した。
「よっし!!手応え十分!!!」
のた打ち回っていた怪物は、形勢不利と見て、その場から逃げだしていく。
「気功弾!!」
球状に変化した気が敵に向かって飛び、回避させる間もなく、命中した。
「よっし!!手応え十分!!!」
のた打ち回っていた怪物は、形勢不利と見て、その場から逃げだしていく。
「あっ、待て!」
それを追いかける凛。すばしっこいうえに、屋根から屋根へと飛んだり、かと思えば
再び下りたりと、その変則的な動きのせいで見失ってしまった。
「毒花に続いて、また取り逃したかぁ…」
だが、諦めきれずに、その場から歩き出す。
それを追いかける凛。すばしっこいうえに、屋根から屋根へと飛んだり、かと思えば
再び下りたりと、その変則的な動きのせいで見失ってしまった。
「毒花に続いて、また取り逃したかぁ…」
だが、諦めきれずに、その場から歩き出す。
街を夜の闇が覆う頃、さすがに今日は諦めようかと思った凛は家路にむかって歩きだす。
「あの謎の化け物なんだ?なんにせよ絶対に倒してやる……あっ…?」
再び、何かの気配を感じ始める。それは先ほどのとはまた違う気であった。
コツコツと、足音が聞こえ始め、月の明かりに照らされてそれは次第に姿を現していく。
白い着物の上に紅い羽織、ミニスカートのような形状の袴、ニーソックスが脚を纏い
腰には刀を帯刀した、清楚な顔立ちと黒く長い髪をした剣士の少女の姿がそこに見えた。
「あの謎の化け物なんだ?なんにせよ絶対に倒してやる……あっ…?」
再び、何かの気配を感じ始める。それは先ほどのとはまた違う気であった。
コツコツと、足音が聞こえ始め、月の明かりに照らされてそれは次第に姿を現していく。
白い着物の上に紅い羽織、ミニスカートのような形状の袴、ニーソックスが脚を纏い
腰には刀を帯刀した、清楚な顔立ちと黒く長い髪をした剣士の少女の姿がそこに見えた。
「ここは…いったい……?あなたは…?」
「お前は…まさかさっきの奴の…もしくは獄牙か?せやあああ!!」
剣士が尋ねてくるが、凛はそれを聞かずに、先手必勝とばかりに拳を突き出す。
「なっ!?と、突然なにをするの!?」
紙一重で剣士は避わし、その刀を抜く。
「お前は…まさかさっきの奴の…もしくは獄牙か?せやあああ!!」
剣士が尋ねてくるが、凛はそれを聞かずに、先手必勝とばかりに拳を突き出す。
「なっ!?と、突然なにをするの!?」
紙一重で剣士は避わし、その刀を抜く。
「…風斬刀!!」
凛は亜空間から、気合で剣を呼び寄せ、それで斬りかかって行く。
「仕方ない…暁一文字!」
剣士の方も、刀の名を叫ぶと、それに気が纏われていき、斬撃を斬り払う。
剣士にとってはあくまで防御のつもりの一振りであったが、凛は軽く吹っ飛ばされてしまう。
凛は亜空間から、気合で剣を呼び寄せ、それで斬りかかって行く。
「仕方ない…暁一文字!」
剣士の方も、刀の名を叫ぶと、それに気が纏われていき、斬撃を斬り払う。
剣士にとってはあくまで防御のつもりの一振りであったが、凛は軽く吹っ飛ばされてしまう。
「うわっ!?なんだこいつ…!」
腕にはビリビリとした痛みが走る。目の前にいる剣士の力は予想以上だ。
「くそ…気功弾!!」
「!…烈火弾!!」
気弾を放つが、向こうが放ってきた赤い光弾がそれを相殺、さらに凛へとかすり当たる。
腕にはビリビリとした痛みが走る。目の前にいる剣士の力は予想以上だ。
「くそ…気功弾!!」
「!…烈火弾!!」
気弾を放つが、向こうが放ってきた赤い光弾がそれを相殺、さらに凛へとかすり当たる。
「!?あっつ!!!」
かすった箇所から走る痛みとそこから溶けそうなほどの熱さ。
その場でのた打ち回り、激痛をなんとかもみ消そうとする。
「く…こいつ、炎を使えるのか…」
「あなたが何者かは知らないけれど…立ち塞がるなら……私はあなたを倒す!!」
かすった箇所から走る痛みとそこから溶けそうなほどの熱さ。
その場でのた打ち回り、激痛をなんとかもみ消そうとする。
「く…こいつ、炎を使えるのか…」
「あなたが何者かは知らないけれど…立ち塞がるなら……私はあなたを倒す!!」
思わず、剣士の気迫に押されそうになる。刀を構えた剣士から発せられるそれは
散々苦しい戦いを乗り越えてきた凛にさらに上の世界を一瞬で見せ付けた。
「火柱ストォォーム!!!」
刀を振り上げると、前方に空高く巨大な火柱が昇り、一気に凛に向かって押し寄せてくる。
「うあああ!!」
避けようと思う間もなく、火柱に飲み込まれ、それが消えると全身からしゅうしゅうと煙が上がる。
散々苦しい戦いを乗り越えてきた凛にさらに上の世界を一瞬で見せ付けた。
「火柱ストォォーム!!!」
刀を振り上げると、前方に空高く巨大な火柱が昇り、一気に凛に向かって押し寄せてくる。
「うあああ!!」
避けようと思う間もなく、火柱に飲み込まれ、それが消えると全身からしゅうしゅうと煙が上がる。
「このままじゃ…!」
「火柱ストームを耐え切るなんて…あなた、ただ者じゃないわね」
剣士は敵ながら天晴れとばかりに感心するば、凛の方は、正直かなり焦っていた。
自分の技が効かず、相手の攻撃は強烈なものばかり…逃げ回っていても必ずやられる。
「こうなったら…あれをやるしかない!!」
凛の両腕、いや全身に気が集中し始め左腕を剣士に向かって突き出した。
「火柱ストームを耐え切るなんて…あなた、ただ者じゃないわね」
剣士は敵ながら天晴れとばかりに感心するば、凛の方は、正直かなり焦っていた。
自分の技が効かず、相手の攻撃は強烈なものばかり…逃げ回っていても必ずやられる。
「こうなったら…あれをやるしかない!!」
凛の両腕、いや全身に気が集中し始め左腕を剣士に向かって突き出した。
「…武器を持った奴が相手なら……聖覇鳳凰拳を使わざるを得ない!!」
さらに右腕を突き出し、それを解き放った!剣士を軽く飲み込むほどの巨大な気の塊。
それが大地を破壊しながら剣士に向かって突き進んでいく!
「これは!?う、くぅっ!!」
剣士の方は刀を縦に構え、防御しようとするが、勢いに押され、土を盛り上げながら
ぐいぐいと後退していってしまう。
さらに右腕を突き出し、それを解き放った!剣士を軽く飲み込むほどの巨大な気の塊。
それが大地を破壊しながら剣士に向かって突き進んでいく!
「これは!?う、くぅっ!!」
剣士の方は刀を縦に構え、防御しようとするが、勢いに押され、土を盛り上げながら
ぐいぐいと後退していってしまう。
「いくら化け物じみたお前でも、聖覇鳳凰拳なら…!」
「ぬぅ……はあぁぁぁぁぁぁぁっ!!火炎大破斬!!!」
押されながらも、炎を纏った刀で力押ししながら、気弾を真っ二つに裂き、
剣士の後方で二つ爆発が起きる。
「く…はぁ、はぁ……」
だが、無傷というわけにはいかず、剣士も地に膝をついた。
「ぬぅ……はあぁぁぁぁぁぁぁっ!!火炎大破斬!!!」
押されながらも、炎を纏った刀で力押ししながら、気弾を真っ二つに裂き、
剣士の後方で二つ爆発が起きる。
「く…はぁ、はぁ……」
だが、無傷というわけにはいかず、剣士も地に膝をついた。
「あれを斬り裂くなんて……ん!?」
「はっ!?…危ない!」
戦闘の途中で唐突に感じ始めた邪な気。二人は飛び引いて、飛んできた光弾を避ける。
現れたのは凛が戦った、謎の鬼のような化け物。
「次元鬼!!」
「お前、こいつを知ってるのか!?」
「私はこの次元鬼を追っていたの…だけど、突然空間が捻じ曲がるような現象にあって…
気づいたら、ここにいて、あなたと戦うことになった…」
「はっ!?…危ない!」
戦闘の途中で唐突に感じ始めた邪な気。二人は飛び引いて、飛んできた光弾を避ける。
現れたのは凛が戦った、謎の鬼のような化け物。
「次元鬼!!」
「お前、こいつを知ってるのか!?」
「私はこの次元鬼を追っていたの…だけど、突然空間が捻じ曲がるような現象にあって…
気づいたら、ここにいて、あなたと戦うことになった…」
剣士の説明に、凛は納得したように小さく頷いた。
「なるほど…どおりでバイオモンスターとは感じが違うわけだ…じゃあ、あんたは
別の世界の住人ってわけか?ここは連春って香港近くの街なんだけど」
凛の問いに何か考えるように剣士は答える。
「連春……聞いたことないわね…それに私がいたのは日本だし…」
「なるほど…どおりでバイオモンスターとは感じが違うわけだ…じゃあ、あんたは
別の世界の住人ってわけか?ここは連春って香港近くの街なんだけど」
凛の問いに何か考えるように剣士は答える。
「連春……聞いたことないわね…それに私がいたのは日本だし…」
問答する二人の間に、次元鬼は容赦なく、攻撃を仕掛けてくる。
それを避わしながら、凛は剣士に向かって口を開く。
「おい!あたしは!凛!!あんたの名前は!?とあ!!」
攻撃を避け、カウンターで拳を浴びせ、吹っ飛ばす。
それを避わしながら、凛は剣士に向かって口を開く。
「おい!あたしは!凛!!あんたの名前は!?とあ!!」
攻撃を避け、カウンターで拳を浴びせ、吹っ飛ばす。
「私は…新堂まなみよ!」
吹き飛ばされ、建物の壁にめり込んでいた次元鬼に、まなみの炎が飛び、燃やしつくしていく。
だが、そのとき!突然、電撃が流れている網のようなものが次元鬼に掛かり、
炎を遮らせる。
吹き飛ばされ、建物の壁にめり込んでいた次元鬼に、まなみの炎が飛び、燃やしつくしていく。
だが、そのとき!突然、電撃が流れている網のようなものが次元鬼に掛かり、
炎を遮らせる。
二人がネットの飛んできた方角を見ると、そこには
「毒花!!」
「毒花?」
「この連春でいいように暴れてる組織の根暗な幹部さ」
凛がまなみに説明する。毒花はゆっくりと二人に向かって歩き出す。
「毒花!!」
「毒花?」
「この連春でいいように暴れてる組織の根暗な幹部さ」
凛がまなみに説明する。毒花はゆっくりと二人に向かって歩き出す。
「一部始終、見させてもらったわ…なるほど……そこの剣士と…あの鬼は
…別世界の住人…幽覇様の指示通り、あれを試してみる…」
毒花は懐から小さなカプセルを取り出す。その中には人形サイズのバイオモンスターが。
それはカプセルの中で見た人すべてに不快感を抱かせてもおかしくはないほどに、
おぞましく溶け出していく。それを毒花はカプセルごと電磁ネットの中でもがく次元鬼に
向かって投げつけ、命中の衝撃でカプセルが割れたかと思うと次の瞬間、光を発しながら
融合し始める。
…別世界の住人…幽覇様の指示通り、あれを試してみる…」
毒花は懐から小さなカプセルを取り出す。その中には人形サイズのバイオモンスターが。
それはカプセルの中で見た人すべてに不快感を抱かせてもおかしくはないほどに、
おぞましく溶け出していく。それを毒花はカプセルごと電磁ネットの中でもがく次元鬼に
向かって投げつけ、命中の衝撃でカプセルが割れたかと思うと次の瞬間、光を発しながら
融合し始める。
「こ、これは…!?」
「気をつけろ、まなみ!」
「この次元鬼なる怪物は…獄牙の実験材料に相応しいわ……」
融合が進むにつれ、その姿はさらにおぞましく、巨大に変化していき、
頭の角と牙が伸び、眼は大きな一つ目玉、全体的にごつごつした筋肉質へとなる。
「気をつけろ、まなみ!」
「この次元鬼なる怪物は…獄牙の実験材料に相応しいわ……」
融合が進むにつれ、その姿はさらにおぞましく、巨大に変化していき、
頭の角と牙が伸び、眼は大きな一つ目玉、全体的にごつごつした筋肉質へとなる。
「実験成功…さて、あとは戦闘力の調査ね…殺しなさい」
毒花の呟きと同時に、巨大な腕を二人に向かって振りかぶってくる。
「くっ!うああ!?」
「凛!きゃあぁぁ!!」
飛び上がって回避しようとするが、その巨体に似合わない速さでバイオモンスターも
空高く舞い、二人を地面に向かって強烈に叩きつけた。
毒花の呟きと同時に、巨大な腕を二人に向かって振りかぶってくる。
「くっ!うああ!?」
「凛!きゃあぁぁ!!」
飛び上がって回避しようとするが、その巨体に似合わない速さでバイオモンスターも
空高く舞い、二人を地面に向かって強烈に叩きつけた。
「炎流波!!」
まなみの左腕が赤く発光し、火炎光線が見舞われる。だが、バイオモンスターは
巨大な口を開き、炎を軽く飲み込んでしまった。
「そんな!炎流波が効かないなんて!!」
まなみの左腕が赤く発光し、火炎光線が見舞われる。だが、バイオモンスターは
巨大な口を開き、炎を軽く飲み込んでしまった。
「そんな!炎流波が効かないなんて!!」
「飛竜脚!!」
凛は脚に気を纏い、飛び蹴りをかます!それは肩の一部を貫いた。
「よぉし!!…ああ!?」
少しは手応えがあったが、しばらくすると、貫通した箇所が盛り上がり、再生してしまう。
そして一つ目玉から、電撃光線が発せられ、二人に降り注ぐように浴びせていく。
凛は脚に気を纏い、飛び蹴りをかます!それは肩の一部を貫いた。
「よぉし!!…ああ!?」
少しは手応えがあったが、しばらくすると、貫通した箇所が盛り上がり、再生してしまう。
そして一つ目玉から、電撃光線が発せられ、二人に降り注ぐように浴びせていく。
「うああぁぁぁ!!」
「きゃあああぁぁ!!」
悲鳴を上げながら、その場にへたり込んでしまう。その様子を見て毒花は口元を緩ませる。
「このまま死んでもらおうかしら…いや、サムライガールは捕らえて…その力を
獄牙のために使ってもらうのも……また一興か…」
毒花が視線をバイオモンスターに移すと、その巨大な腕がまなみを掴み上げる。
「きゃあああぁぁ!!」
悲鳴を上げながら、その場にへたり込んでしまう。その様子を見て毒花は口元を緩ませる。
「このまま死んでもらおうかしら…いや、サムライガールは捕らえて…その力を
獄牙のために使ってもらうのも……また一興か…」
毒花が視線をバイオモンスターに移すと、その巨大な腕がまなみを掴み上げる。
ダメージの影響で凛は、まなみを救い出すことも出来ずに見つめていた。
「それじゃあ…あとは、そこの愚かな戦姫を殺してお終い…」
「それじゃあ…あとは、そこの愚かな戦姫を殺してお終い…」
再びバイオモンスターの攻撃が凛に炸裂しようとしていた…だが、そのときであった。
「……うああああああ!!!」
「な…これは……!?」
突如としてまなみの身体から火柱が上がり、彼女を掴んでいた腕を完全に燃やし尽くした。
毒花も、もう余力はないと踏んでいたので、驚愕してしまう。
「……うああああああ!!!」
「な…これは……!?」
突如としてまなみの身体から火柱が上がり、彼女を掴んでいた腕を完全に燃やし尽くした。
毒花も、もう余力はないと踏んでいたので、驚愕してしまう。
「火炎閃光キィィィィック!!!」
脚に炎を纏い、超高速でバイオモンスターに蹴りつけ吹き飛ばすと、まなみは凛に視線を移す。
「凛!今よ、奴が再生を始める前に!!」
「わかった!はあぁぁぁぁぁ……!!」
まなみの言葉を受け、凛の全身に気が集中し、次の瞬間、一瞬にして敵の目の前へと飛ぶ。
脚に炎を纏い、超高速でバイオモンスターに蹴りつけ吹き飛ばすと、まなみは凛に視線を移す。
「凛!今よ、奴が再生を始める前に!!」
「わかった!はあぁぁぁぁぁ……!!」
まなみの言葉を受け、凛の全身に気が集中し、次の瞬間、一瞬にして敵の目の前へと飛ぶ。
「聖覇流奥義!!!」
凛の拳と脚の連打が、バイオモンスターに浴びせられていく。速く、だが、決して
軽い攻撃ではなく、一撃一撃が非常に重い。そして直撃した箇所から怪物は砕けていく。
「チェェェストォォォ!!!」
止めのアッパーカットが、最後に残った頭部を粉砕、跡形もなく完全に消し去った。
凛の拳と脚の連打が、バイオモンスターに浴びせられていく。速く、だが、決して
軽い攻撃ではなく、一撃一撃が非常に重い。そして直撃した箇所から怪物は砕けていく。
「チェェェストォォォ!!!」
止めのアッパーカットが、最後に残った頭部を粉砕、跡形もなく完全に消し去った。
「これぞ…聖覇流奥義・天覇乱舞!!!」
聖覇流奥義をまじまじと見せ付けられた毒花は表情を曇らせる。
「融合型バイオモンスターは……まだまだ改良の必要がある…それが…
わかっただけでも…よしとする……」
そう言い残すと、再び霧に紛れるようにその場から消え去った。
聖覇流奥義をまじまじと見せ付けられた毒花は表情を曇らせる。
「融合型バイオモンスターは……まだまだ改良の必要がある…それが…
わかっただけでも…よしとする……」
そう言い残すと、再び霧に紛れるようにその場から消え去った。
気がつくと、夜が明け、街には朝日が差し込み始めていた。
それと同時に、まなみの身体は、眩い光に覆われていく。
「これは…帰るときが来たみたい…」
「そっか…数時間ぐらいの付き合いだったけど、まなみと知り合えたこと、誇りに思うよ」
「私もよ。それに違う世界でも、こうやって戦ってる人がいるんだもん、私も頑張らなきゃ…」
「あたしもだ。…なあ、いつかまた、会えるといいな…!」
「そうだね。いつか必ず…それじゃ、またね、凛!」
「ああ、ありがとう。まなみ!!」
それと同時に、まなみの身体は、眩い光に覆われていく。
「これは…帰るときが来たみたい…」
「そっか…数時間ぐらいの付き合いだったけど、まなみと知り合えたこと、誇りに思うよ」
「私もよ。それに違う世界でも、こうやって戦ってる人がいるんだもん、私も頑張らなきゃ…」
「あたしもだ。…なあ、いつかまた、会えるといいな…!」
「そうだね。いつか必ず…それじゃ、またね、凛!」
「ああ、ありがとう。まなみ!!」
まなみの身体を纏った光が一瞬、街全体を包むほど強烈になると、その直後には
すでにまなみの姿はなかった。まるで元から何もなかったかのように。
凛はまなみが最後に立っていた場所に軽く手を振ると、その場を後にした…。
すでにまなみの姿はなかった。まるで元から何もなかったかのように。
凛はまなみが最後に立っていた場所に軽く手を振ると、その場を後にした…。
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