地球とは似て非なる世界。
嘗ては栄えていたが、異世界からもたらされたと言われる謎の災害により世界は荒廃し、世界は破滅の淵に追い込まれてしまった。人々は原初に還り略奪を始め、力あるものだけが生き残り弱者は淘汰される無法の世界に退化した。
そこである人々は力をつけるために武道を修め、いつしか6つの流派が誕生した。この時に遺された技術を応用して開発されたのが闘士の力を顕現できる機械巨人――
闘神機である。
闘神機の力は圧倒的で、僅かな年月での世界の統一を実現させた。人々が進んで武道を修めるようになったのは以降のことである。
それから間もなく始まりの6つの流派――後に六士族と呼ばれる武道家が台頭し、彼等による共同統治が始まった。
アニロ界には自分の世界とアニロ界に災害をもたらした異世界とを繋ぐ“門”が存在するという伝承があり、近年になって六士族はこれを捜しているらしい。
【アニロ界六士族】
ルクバート家:武王拳
ポリテリオル家:聲劉拳
ワズル家:懴絶拳
メリディオナリス家:魔骸拳
ボレアリス家:幻朧拳
アウストラリス家:將覇拳
武を極め、闘士の流派を創った豪族の中でも力ある六つの豪族は六士族と呼ばれ、アニロ界を共同で統治している。
四年に一度、六士族の中で頂点を競い合う大闘技会が行われ、六士族を束ねる覇天王を決定している。長年アウストラリス家が覇天王の座を占め続けてきたが、ルクバート家の次期当主候補のヨハンはこの流れを動かす程の逸材と噂される剛の者のようである。
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最終更新:2007年10月01日 10:36