『上へ追えぇ(うええおええ)』

リゾナントブルーAnother Vers(ry 暫定保管庫内検索 / 「『上へ追えぇ(うええおええ)』」で検索した結果

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  • 『上へ追えぇ(うええおええ)』
    川*’ー’)<夏もそろそろ終わりそうやし、新メニュー考えてみたがし 从*´ ヮ`)<愛ちゃん、れーなも賛成っちゃ!ここでまた人気メニュー ノ|c| ・e・)<うん、私もいいと思うな。名前が相変わらず気になるけど・・・ 川*’▽’)<これが!秋の新メニュー!!「うえあえあ丼」 ノ|c|; ・e・)<・・・はい? 川*’▽’)<だ・か・ら「うえあえあ丼」 ノ|c|・e・)<・・・ 从*´ ヮ`)<さ、さすが愛ちゃん!まさか「うえあえあ」を作るなんて 川*’▽’)<フフフ・・・当たり前のすぎて気がつかなかったこのアイデア!どうかね? 从*´ ヮ`)<愛ちゃん、天才やね!さっそく、メニューに・ ノ|c|・e・)<うん、却下 ∑川*’ー’)Σ 从*´ ヮ`)<え!?なんで!? ノ|c|・e・)<・・・愛ちゃん、これなに? 川*’ー’)<これはガキさんが頼んだ「う...
  • 『上へ追えぇ(うええおええ) (中盛)』
    ...lated 『上へ追えぇ(うええおええ)』 Related 『上へ追えぇ(うええおええ) (小盛り)』
  • 『上へ追えぇ(うええおええ) (小盛り)』
    425 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/09/01(土) 14 08 27.79 0 ほっ 426 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/09/01(土) 15 54 03.73 0 久しぶりの保全 427 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/09/01(土) 17 30 37.56 0 夏の宿題まだ終わってないぜ保全 428 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/09/01(土) 18 44 19.32 0 宿題・・・何もかもがみな懐かしい・・・ 429 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/09/01(土) 19 55 50.87 0 リゾナンターは絶対終わってなさそうだな 430 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/09/01(土) 21 22 27.71 0 愛...
  • スレ別分類(第73話~第100話)
    ... 11.44 0 『上へ追えぇ(うええおええ)』 2012/08/20(月) 23 15 42.50 0 『-Qualia-』 続き 2012/08/22(水) 13 55 37.58 0 『水と風の宴』 2012/08/24(金) 08 16 07.06 0 『-Qualia-』 続き 2012/08/24(金) 19 15 23.50 0 『あなたのハニー!みんなのハニー!』 2012/08/25(土) 00 20 49.52 0 『ほんとにあった怖い話?』 2012/08/25(土) 01 42 46.48 0 『上へ追えぇ(うええおええ) (中盛)』 2012/08/27(月) 22 46 21.43 0 『What’s Up?愛はどうなのよ~』 2012/08/28(火) 16 10 56.00 0 『the new WIND―――fate of reso...
  • (単発作品の紹介)
    ...(72) 140 『上へ追えぇ(うええおええ)』 2012/08/20(月) 23 15 42.50 0 【コミカル】【AA】【新メニュー】【うええおええ丼】【ガキさんの団子が揺れとる】 夏も押し迫ったある日、喫茶リゾナントで披露された新メニュー「うえあえあ丼」。 自信たっぷりの愛に追従するれいな。 お目付け役のガキさんのダメ出しが呼び水となって各メンバーが話に加わってくる。 時折保全として投下されるリゾナントの新メニューネタの集大成というか超大作(2レスだけどw) うええおええという言葉の響きから派生する言葉遊び生み出したカオスが笑いを誘う。 (72) 62 『超・戦慄迷宮』 2012/08/17(金) 19 30 28.59 0 【譜生工】【コミカル】【バトル】【お化けは触んない】【生ガキ】 お化け嫌いを克服するために聖に伴われてお化け屋敷にやっ...
  • 『わかってる』
    151 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2011/06/19(日) 00 01 27.52 O 仕事がうまくいかない・・・喫茶リゾナントで働きたい。 152 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2011/06/19(日) 00 04 13.39 0 川*’ー’)<時給350円なら働かせてあげるやよ 153 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2011/06/19(日) 00 31 44.98 0 Σ从*` ロ´)<まさかれいなの時給も!? 154 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2011/06/19(日) 00 37 00.85 O れいなはCDの現物支給です 155 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2011/06/19(日) 00 56 35.75 0 从*・ 。.・)<れいなのバイト代はCD支給なの さゆが手伝うとメガう...
  • Rs『ピョコピョコ ウルトラ』3 side D-Kudo
    「お待たせしました。クライクライエビフライ定食です」 「ありがとう、お嬢ちゃん」 「ごゆっくりどうぞ」 「すみませーん、お水くださーい」 「はーい、ただいまー」 お水を出してカウンターに戻る 「工藤、悪いね。せっかくの冬休みに手伝ってもらって」 「いえいえ」 学校がなきゃ特にする事がないし 普段の様子からリゾナンターの弱点とか見つけて報告できるしな ハルあったま良いな! 「新垣さんと田中さんこそ、いつも朝から夜まで大変じゃないですか。私が手伝える事はさせてください」 「ありがとう。今でも充分に助かってるから」 新垣が頭を撫でてくる おいおい 小さいからって子ども扱いかよ ハルは幼稚園児かって 「マスター、ごちそうさまー」 「あ、はーい」 新垣がレジに向かう 「いつもありがとうございます。1,58...
  • 『幕間~未来→現代~』
                                    ←back    next→ 「なんか変な感じだな~」 聖は周りを見渡して一人呟いた ふわふわとまるで海の中にいるようでもあり、空から落ちているようでもある―それが時間を遡っている今の感覚 周りの景色は何も見えないが不思議と自分の姿だけは光にでも包まれているようにはっきりと捉えられる 「今、私って珍しい体験しているんだよね。きっと世界中探してもほんの一握りしかいないだろうな~」 左手に付けた時計の針が普段とは反対に回っていることで自分が過去に向かっていることを改めて確認できた ふと足元に視線をむければそこには持参したカバンと光井に手渡されたカバンが置かれている 「よかった、一応足にこの荷物達を結んでおいて。どこか行ってしまったら大変だもん」 聖はそう言って光井から渡されたカバンのチャック...
  • 『「Vanish!」(1)鳴り始める終焉のベル』
    <数年前のある日> 品定めするような下品な目つきの男達に私は囲まれていた 「綺麗な顔してるな。こんな時間にお嬢ちゃんみたいな綺麗な子が歩いているなんて大した度胸だ。  その度胸だけは買ってやるぜ。…おっと、悪いな、お前にはたいして胸がないようだな、失礼失礼」 全く面白くない冗談にも取り巻きの男たちは声をあげて笑う。本当に下品な連中だった。 「近づかないで!やめて!!」 男はいやらしい笑顔で会話を続けた。 「イヤと言われてもな、俺らとしてもお嬢ちゃんみたいな子はなかなか会えないから逃したくないんだよね~  運が悪かったと、諦めな。まあ、最初の相手が俺様みたいな美男子でよかったと感謝するんだな」 そう言って私を囲む男達の輪が少しずつ小さくなり、男の手が私の肩に触れそうになった 「あんた達、なにしてると?・・・ふぅん・・・そういうことしとるとね・・・」 少し鼻に...
  • 『声を奪われたカナリア』 終章
    2011/10/27(木) 更新分 2011/10/31(月) 更新分 2011/11/03(木) 更新分 2011/11/05(土) 更新分 2011/11/09(水) 更新分           ◇          ◇          ◇ 2011/10/27(木) 更新分 起き上がると見慣れない景色が飛び込んできた。 「あの、大丈夫ですか?」 目の前にいたのはピンクの服を着た女の子が聞いてきた。 「あ、うん。大丈夫」 また私、倒れたのかな? しかも人の家にまで入り込んでしまっているようだ。 よく見ると腕の怪我も治っているし、着替えてる!?グローブもない!! 「気絶していたから、あなたの荷物から選んでさゆみがお着替えをしたの」 私は固まってしまった。 見ず知らずの女の子に見られたなんて……。 「あなたが着ていた服...
  • 管理者用備忘録
    ...日記とその顛末。 『上へ追えぇ(うええおええ)』、『上へ追えぇ(うええおええ) (小盛り)』、『上へ追えぇ(うええおええ) (中盛)』に出てきた【あえあ】が題材。いかにも佐藤っぽい語り口調な前半と硬質な叙述の後半の対比で楽しませるという点では、『~ (小盛り)』っぽいものの似て非なるというか単なる模倣に留まっていないあたり作者の力量が窺われるのであった (96)208 『瑞珠剣士・鞘師 ②-10話 「神託」 2014/06/02(月) 00 49 19.03 0  【続き物】【鞘師】【知】【ステーシー】 ちっこい奴が東京スカイツリーをジャックして人々をステーシー化するぞ云々という予告編。 ジャックした電波塔から毒電波を流してという展開はかなしみ戦隊SSの「おはよう」以下でも見られた特撮ものの王道的展開。 一時期スレを席巻した感のあるステーシーの空気感を最も描いてい...
  • 「いいことある記念の瞬間」
    「いいことある記念の瞬間」 【次回予告】   『愛ちゃん寝ちゃだめだ!』〝うええおええ丼〟に混入された【超強力睡眠薬】      メンバー達が次々と倒れていく中 持ち堪えていた愛に限界が迫る!       他に喫茶リゾナントにいる者は非能力者である常連客のみ・・・        今 敵に襲撃されたら一溜まりも無いのは目に見えていた!         そしてついに愛は声を発する事無く地面に倒れ込む        それを見計らったかのようにリゾナントを取り囲む敵の姿        リゾナントに降りかかる幾多の危機を救ってきた常連客 その隠れた戦士達が今 再び立ち上がる!!起死回生 指揮官保田の策・・それは!!!        「あんた達 や~~~ておしまい!」『アイアイサーーー!』    リゾナンターの戦闘服を身に纏った9人のおやじ達が敵の前に...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 36話
    ● でぃんどんでぃんどん…でぃんどんでぃんどん…てんてけてんてん…てんてけてけてけ… 眩い電飾と床置きサーチライトに照らされた、大広間。 中年男性のアカペラ音楽とともに入場するのは、どこかで見たようなキャラクターたち。 目つきの悪い、鼠に似た団扇のような大きな耳をした男と女の二人組。 続いて、「ミツ」と書かれた黄色い壺を持っている茶色い生き物が、ふらふらと入ってくる。 さらに、緑色の四足歩行の馬のような、犬のような。そんな不思議な物体。 最後に、水色のセーラーを着た不細工な鳥の顔をした男。 よたよたと連なって歩く様は、何かのパレードのようにも見えた。 広間の中央に敷かれた、赤絨毯。その最奥の玉座に、ポニーテールの少女が座っていた。 しばらく少女は、その奇妙なパレードを眺めていたのだが。 「…うざ」 それだけ言うと、中年男性の声でず...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 04話
    ● 喫茶リゾナントのある街区を抜け、住宅街を突っ切り、全速力で走る刺客。 彼女はダークネスに属する能力者。ただし、オリジナルの能力者を元に作り出された「クローン」だった。 あいつ、煙幕で見えないはずなのに的確に打ち込んできやがった… 忌々しげに背中を摩る少女。 不自由な視界の中で繰り出された一撃、それは里保の腕前がかなりの高水準に達していることの証拠でもあった。 正直、少女は自分の戦闘力に自信などなかった。となれば、引きつけてからの不意を叩くしか方法はない。 あの場所でやり合わないで正解、計算どおりに自分を追ってくればこの先にいるパートナーと組んで反撃に打って出る手はずになって いる。 やつらの顔は全員憶えた。 例え偽者だと頭では理解していても、自分の知っている相手の姿をした人間をそう簡単に攻撃できる人間は少ない。 意を決めたとしても、迷いが大...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 13話
    ● はぁ…金がしこたま入って来るのはええねんけど、こんなんばっか続くとしんどいわぁ。 せっかくのあいぼんさんのつるつる卵肌にめっちゃ影響出るやん。 社長の机っちゅうのも案外居心地のええもんと違うな。 て言うか何やねんこの事業計画書の山は。「詐術師」のやつ、こんな山ほどみみっちい仕事抱えてたんか。そらチリも積もれ ば山となるんやろうけど、なぁ。 欲かいて首領の首も狙うわな。それで死んだら元も子もないか。 何や。うちめっちゃ忙しいねんけど。 お客さん?そんなん聞いてへんわ、とっとと追い返し。 だいたいアポなしでうちに会おうなんて100年早いわ… ほんまか。ほんまにそいつはそう名乗ったんやな。 成りすましてこともあるやろうけど、ま、ええわ。早よこっち通し。 しっかし随分久しぶりに聞く名前やな。うちらがあないな目に遭わされた前後で姿消しよったって聞いてたんやけど...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 52話
    ○ 「主任。新しい被験体のデータが採れました」 「何や。めっちゃ早いやん」 「ええ。『共鳴現象』の再現を上が急いでるとのことで…」 「俺としてはもうちょいじっくりやりたかったんだけどなあ。ま、ええわ。ちょっと見せてみ」 「どうぞ」 「k-207にT-617か。ほう…これええな。めっちゃロックやん。『双子みたいなのに双子じゃない』、そんな感じやで」 「はぁ。おっしゃってる意味はよくわかりませんが」 「『共鳴』のほうはさっぱりやけど、別の特質が出てる。ええで、ええで。この調子で頑張り。ほなな」 「承知しました…」 「主任はああ言っていたが」 「ああ。間違いなく失敗作だ」 「二人揃って一人前とは…『共鳴現象』の再現を狙った際の副産物か」 「廃棄するか」 「いや、それは主任が許さないだろう。それに、戦闘能力だけ取ってみればまあ…悪...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 03話
    ● 里保がトレーニングルームからリゾナントの店舗へ上がると、そこには既に何人かのメンバーたちが集まっていた。 「あ、鞘師さん。譜久村さんがハーブティーを入れてくれるって」 里保の姿を見つけた石田亜佑美が、我先にと言った感じで報告する。 確かにカウンターに目をやると、品のよさそうなティーカップに紅茶を注いでいる聖の姿が見えた。 「さすがフクちゃん。輸入か」 「おー、お嬢様ぁ」 「そんなことないよ!100円ショップで売ってるさ!!」 里保のお嬢様いじりと、それに追随する春菜。 すかさず反論する聖だが、彼女の父が当主を務める譜久村財閥は間違いなく日本のトップクラスの企業集団だ。それをお嬢様ではない と言うには少しばかり無理がある。 「ハル、味の違いとかわかんないから何でもいいや。譜久村さん早くー!!」 「はいはい、今持ってくから」 ...
  • 『リゾナンターЯ(イア)』 71回目
    ● 「ちょっと!!みんな、待って!!!!」 里保の叫びに、全員が一斉に足を止める。 「どうしたの里保ちゃん」 「里保、怖気づいてると?」 香音と衣梨奈が里保に歩み寄る。 しかし、里保はゆっくりと首を振った。 「わからない。でも、今は何の考えなしにそこへ近づいちゃいけない気がする」 「それってどういう…」 ほぼ、直感に近い感覚。 それを里保は他の者に説明できずにいた。 聖が里保の言葉の真意を正そうとしたその時。遥が、急にその場にへたり込む。 「は、ハル死んだ。変な大砲で身体を粉々にされて」 不可解な発言。 本人は顔を青くして死んだと言っているが、見た目はいつもの遥と変わりない。 「ちょっと、鞘師さんもどぅーも変だよ。急に何を…痛ッ」 状況に困惑していた亜佑美が突然、頭を押さえ始めた。 原因不明の、と...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 53話
    ● 「ご用件はそれだけですか。じゃあ、長話はこれで。私も、そこまで暇ではないので」 それだけ言うと、白衣の科学者・紺野あさ美は携帯を切った。 恐らく受話器の向こうの相手は怒りを煮えたぎらせていることだろう。 しかしそれははっきり言ってしまえば、「大した問題」ではない。彼らが、密かに起こそうとしてい る行動を含めて。 組織のスポンサーとして、彼らは重要な存在であった。 しかし逆に言えば、彼らを繋ぎとめておくメリットはその資金力以外の何物でもない。 いつの世も、金で繋がる関係はその程度のものだ。 まるでどこぞの社員食堂のような、質素な作りの食堂ではあるが。 適度に日が差し、健康にはよさそうだ。 普段は明かりもつけない真っ暗な部屋で過ごすことの多い紺野ではあるが、たまには気分転換 の一環としてこのような場所で食事を摂るのも悪くないと考えていた。 ...
  • 『リゾナンターЯ(イア)』 58回目
    ● 粛清人と、元ダークネスのスパイ。 因縁を持つ二人は互いににらみ合い、隙を窺う。 「マメ…あんた、この前言ってたじゃない。あたしと渡り合うのは『まだ早い』って。それって要するに、あたしには敵わないって 言ってるようなもんじゃないの?」 手の甲を里沙に見せつけながら、「黒の粛清」。 その手はすでに、黒い剛毛に覆われはじめている。 「確かに。そう思ってました」 「思ってた?」 「ええ。けど、考えが変わりました。後輩たちが、力の差なんて気にせずに強敵に立ち向かってゆく。それなのに私があなたに背を 向けることなんて、できませんから」 粛清人のこめかみが、激しく痙攣する。 自分に刃を向けること自体が噴飯ものな上に、里沙の自分を恐れない姿がさらに怒りを注いだ。 「どうやらグズグズのミンチにされるのがお望みみたいねえ!!いいじゃない、かかっ...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 48話
    ● 一方、「金鴉」によって再度転送された香音・春菜・さくらの三人は。 明らかに違和感のある光景。 春菜は率直にそう感じた。見慣れたと言えば、見慣れた。当たり前と言えば、当たり前。 臙脂色の座席、ずらりと並ぶ白いつり革。窓の景色からは、流れ行く光の国の建物が見える。電車の中 であることには間違いないのだが。 「どうしてモノレールの上を電車が走ってるの!?」 リヒトラウムには、各エリアを結ぶモノレールがぐるりと敷地を一周するように走っている。だが、その車 両はこんなどこにでもあるような通勤列車ではない。 「えー、本日は当ダークネス列車をご利用いただき、まことにありがとうごしゃいます」 そこに聞こえてくる、変な声色を使った声。 声のするほうを見ると、車両の通路にチェック柄のバスガイド服を着た少女たちが立っていた。 「列車ガイドの、...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 02話
    ● 都内某所の喫茶店。 リゾナンターのリーダー・道重さゆみは、とある人物に会うためにその店に向かっていた。 彼女が自らの店ではなく敢えて遠く離れた他所の喫茶店を待ち合わせ場所に選んだ理由、それは。 チェーン店らしく、画一的にカスタマイズされた店の内装は、シンプルであるとともに何か物足りなさを感じる。さゆみは、やはりリ ゾナントの手作りだけれど温かみのある佇まいのほうが好きだった。 「いらっしゃいませー」 マニュアル丸出しの店員の声を背に、店舗の奥へ進む。 目的の相手はすぐに見つかる。よくもまああんな格好でここまで来れたものだ。 「おう、呼び出してすまんな」 結婚式の帰りの新郎のような、白のタキシード。 肩の近くまで伸ばした金髪も相まって、どう見ても普通の職業についてるとは思えない。 能力者プロデューサー、という胡散臭い肩書きが妙に...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 37話
    ● 「Dr.マルシェ!こちらにおられたのですか!!」 息を切らし、黒服のサングラスといういかにもな格好の男が建物に入る。 ここは、ダークネスの本拠地に設置された、食堂。 非合法な組織にしては意外とまともな作り、一見どこかの大学の学食と見紛うばかりだ。 そこで紺野は、少し遅めの朝食を取っていたのだった。 「騒がしいですね。何か御用ですか、諜報部の方…ああ、すみません。マッシュポテトは大盛りでお願 いします」 自らの食事タイムの邪魔をされたせいか少々不機嫌になった紺野ではあるが、すぐに食堂の中年女性に 追加注文をする。テーブルには、少しずつ食べたトースト、目玉焼き、スクランブルエッグ。 「探しましたよ!てっきり研究室にいるものとばかり…」 「日夜部屋に篭り、わずかばかりの栄養ゼリーと煮詰まったコーヒーで腹を満たす。そんな典型的な研 究者像に...
  • ■ ウィスパーインザノースウィンド -光井愛佳・福田花音- ■
    ■ ウィスパーインザノースウィンド -光井愛佳・福田花音- ■ 電光掲示板が搭乗可能な旨をインフォメーションしている。 「ほな、ウチ行くわ」 はい、お気をつけて 「堪忍な、急なことやったのに、なにからなにまで手配してくれて」 いいえ、私は… 「?」 本当に… 「んん?」 本当に、いいんですか? この記憶を奪えば、リゾナントの皆さんは、もう光井さんを追えない… たとえ共鳴したとしても… 光井さんには『それが共鳴だとわからない』し、自らも『共鳴を返そう』と『想え』なくなる。 …それは、きっといつか… 「ええんや…どのみち…な…」 … 「ええんやて、ええんや…」 … 「なあ福田ちゃん」 はい 「もし…ウチの記憶がすべて戻ったとしたら… …そんとき、ウチは、ア...
  • 『Variable Blade 第一話 「蒼の剣士とチョコレートの魔術師」』
    (前章までのあらすじ) 預言書にある「世界を変える力を持つ箱」を政府の施設から盗み出した鈴木香音は何とか政府軍を振り切るも 賞金に目の眩んだならず者、ハンターの一団に襲撃される。過酷な砂漠でチェイス中に遂にバイクのエンジンが爆発。 絶体絶命の危機を謎の剣士、サヤシに救われる。 その後、新たなる追手KYに襲撃されるがサヤシが辛くも撃退。そこへ更に政府のクローンサイボーグ部隊が現れる。 KYの助け?もありギリギリでクローンサイボーグ部隊を退けるサヤシだったが昏睡。 そこへ戦闘機、ジェットストライカー部隊が容赦なく襲い掛かるが箱の謎の力が発動し部隊は同士討ちに。 1機残ったジェットストライカーは箱に制御され、香音、サヤシ、なぜかKYを乗せて勝手に監獄島に向かう。 監獄島に待ち受けていたのは政府に反逆した元囚人、お頭とその配下の海賊達だった。 一度は囚われる香音...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 06話
    ● 夜が訪れる。 周囲が闇に満ちるこの時間、人々が住まう街は灯りを点すことで暗闇に抵抗する。だが、この場所はむしろそんな闇を受け入れてす らいるかのように映る。 この世のありとあらゆる闇が集う地、すわわちダークネスの本拠地。 その地下深くに設けられているのが、彼女たちの会議の場。通称「蒼天の間」と呼ばれる場所であった。 円筒状の空間に、配された13の椅子。 会議に参加する組織の幹部たちは数人を除いて既に席に座っているものの。 「しっかしまあ何だ。うちの所帯も随分寂しくなったもんだな」 ライダースーツの金髪が、大げさにため息をつく。 「『守護者』と『詐術師』が死んでしまったわ。二人の粛清人もいない。今日の議題は差し詰め、組織の建て直しってとこかしら」 呼応するように、真向かいの迫力のある顔の女性が言った。 彼女の言うとおり、三人の幹...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 47話
    ● 直線のみで描かれた、無機質な白い建造物。 その目と鼻の先に、天使の奪還部隊は降り立った。 「はは。りっちゃんのくせにやるやん。座標が驚くほど正確やね」 能力者たちの先頭に立つ、白スーツ。 対能力者組織の本部長の地位にあるつんくは、目の前に目標の建物があることに満面の笑みを浮 かべていた。 脇を固めるは、二人の護衛。一人は、和服姿が似合いそうな鋭利な顔をした女。そしてもう一人は、 歌のお姉さんのように優しげな表情をした女だ。そのうちの、鋭利なほうが何かに気づき、つんくに 声をかけた。 「…安心するのはまだ早そうですよ、つんくさん」 「うん?」 身を守るように、前面に躍り出る護衛・前田。 首を傾げるつんくの前に、いくつもの禍々しい気が満ち溢れた。 そしてあちこちに発生した黒い渦の中から身を捩り這い出す、禁断の獣たち。 「ち...
  • 『リゾナンターЯ(イア)』 59回目
    ● 紺野の私室。 そこには血溜まりに横たわる「不戦の守護者」と呼ばれた女。 紺野は女を見下ろしながら、思いを馳せる。 「何や。今更後悔か?」 「いや。昔のことを少し、思い出していただけですよ」 現れたのは、着物姿に番傘を肩にかけた「首領」。 この世界とは別の世界で組織を束ねる者。 「そう言えばあんたは、『ダンデライオン』の出身やったもんなあ」 「よく御存知で。そちらの世界にもあるのですか?」 「まあな。うちじゃ『蒲公英隊』っちゅう名前やけど」 「首領」を含む5人の能力者たちによって創設された「アサ・ヤン」。 そこからさらに「M」、そして「ダークネス」へと発展と変遷を繰り返す中において、「不戦の守護者」が立ち上げたのが組織内部 隊「ダンデライオン」だった。 「しかし。『ダンデライオン』の創設メンバーの二人を同時に失う、か。うち...
  • 『リゾナンターЯ(イア)』 74回目
    ● まるでミルクの雲に包まれているみたい。 さゆみは、乳状の靄の掛かった空間で、薄桃色の光を帯びて横たわったまま浮かんでいた。ゆるやかな川の流れに乗るよう に、ふわふわと、どこかに運ばれてゆく。 そう言えばさゆみ、あの黒い触手に捕まって。 その後のことは、わからない。 ぷっつりと記憶が途切れてしまったように。 勝ったのか、負けたのか。 生きているのか、死んでいるのか。 それすらも、わからなかった。 リゾナントに、帰りたいな。 漠然と、そんなことを思っていた。 思いと裏腹に、目の前の景色は相変わらず見通しが利かない。 白い混沌とした世界がどこまでも広がってゆく。 横たわっているのか、それとも実は立ったままなのか。位置の把握すら出来ない不思議な、さゆみ一人だけの空間。 そこへ、新たな光が射す。水色の、きらきらとした輝き。 そ...
  • 『リゾナンターЯ(イア)』 62回目
    ● 悪夢だ。 でなければ、何かの冗談だ。 福田花音には、そうとしか思えなかった。 圧倒的優位に立っていたはずの自分達が、今やまともに動けるのは花音一人。 彩花は、紗季は。そして憂佳は。生きているのか、死んでいるのか。あれだけの爆発をまともに受けてしまえば、死んでしま うのが当たり前。そうでなくても、もう手遅れなのではないだろうか。 いや、人のことを考えている余裕などない。 赤き死は、確実に自分にも手を伸ばしているのだから。 「あんた一人だけになっちゃったねえ」 夕陽を背に、「赤の粛清」が語りかける。 ぼろぼろになった外套を靡かせ、にっこりと微笑む姿。 彼女は、アイドル「松浦亜弥」として、テレビに出ない日はないというくらいの活動をしていた。ある意味、見慣れた顔。だ からこそ、怖い。彼女の漂わす、非日常の「死」が。 「さて、どうする? ...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 18話
    ● ダークネス本拠地、「首領」の部屋のさらに奥。 いくつものモニターが設置されたその空間は、「首領」がとある面々と謁見するためだけに存在していた。 政界、財界、そして公権力。 一線は引いたものの、未だにOBとしてこの国を支配し続ける古狸たちだ。 彼らは能力者を時に正義の、そして時に闇の力として扱い、従えてきた。今も昔も変わらない権力構造は、「首 領」の頭痛の種でもあった。 そんな彼女が、憂鬱そうな表情を浮かべつつ「謁見の間」に入る。 気の滅入るような茶番劇の幕開けだ。 「…ふん、ようやくのお出ましか」 モニターの一つが、目を覚ますかのように光を帯びて映像を映し出す。 恰幅の良いスーツ姿の中年は、不機嫌そうに不満を述べた。 「待ちくたびれたぞ」 「我々を待たすなど、いい根性をしている」 「しかも、今日は『例の日』だというのに。飽...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 30話
    ● 「痛ったっ!!!!」 これで何度目だろうか。 亜佑美は「見えざる何か」によって、標的の香菜に辿り着くことなく跳ね返される。 目の前にトランポリンの生地のようなものが張り巡らされているような、感触。 ぽーん、と跳ね返され、地面に尻餅をつく。お尻の部分がじんじん痛い。 「だからぁ、無駄なんですって」 柔らかな関西弁で、香菜が言う。 笑顔。街角でばったり会った友達だったら、きっと心が温かくなるんじゃないかと思うくらいの笑顔。けれど。 「むかつく!あんた何へらへらしてんのっ!!」 この状況下においては、腹の立つ笑顔だ。 少なくとも気の長いほうではない亜佑美にはそうとしか思えない。 「むかつく、言われましても。もともとうち、こんな顔やし」 「うるさいわね!大体攻撃も仕掛けて来ないで、何が目的なのよ!!」 「福田さんって、知って...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 43話
    ● 一方、同じミラーハウスの別の場所に転送されていた春菜は。 「擬態」能力の持ち主がこの場所を戦場に選んだ目的を早くも理解していた。 しかし、春菜は心の余裕を保つ事ができる。なぜなら。 「おーい、はるなん!!」 すぐに、遥のものだとわかる塩辛い声。 彼女の「千里眼」と自分の「五感強化」があれば、相手がいかに自分達のうちの誰かに擬態しようとも 見破る事ができるはず。 遥の声のするほうへ駆け寄ると、相手もまた春菜を探していたようで、出会い頭でばったりと出くわした。 「なんだ、こんな近くにいたのかよ。いるんだったら返事くらいしろって」 「えっ、あ、ごめん。ちょっと考え事してて」 相変わらずの年上を敬わない態度、けれど今はそれが頼もしく映る。 能力者の少女の攻略に、遥の能力は不可欠だからだ。 「ねえくどぅー、『千里眼』で相手がど...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 40話
    ● ダークネスの幹部「煙鏡」が流したアナウンスは、もちろん工事区画内の里保にも届いていた。 それ以前に、激しく舞い上がる炎の柱が鉄板の壁の向こうにはっきりと見ることができる。 「…厄介なことになった」 そう言いつつ、ちっとも困っている様子のない女。 寧ろ、元から困っているような表情をしているので判別が難しい。 「…あなた、リヒトラウムの管理者って言うなら。この状況はまずくないですか」 「確かにね。どうしよう」 里保の心は、「煙鏡」の悪意に満ちた声を聴いた時からすっかり落ち着いていた。 とてもではないが、こんな場所で遊んでいる時間はない。そう言った意味の落ち着きではあるが。 不意に、メロディーが流れる。 女が面倒臭そうに、自分のポケットから携帯を取り出した。 「もしもし…はい。はい…ああ、そうですか。了解」 実に、素っ...
  • (76)505 名無しリゾナントブルー
    505 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/12/24(月) 00 21 58.90 0 「愛ちゃん、こっちの飾り付けは大体終わったよ」 「…おおガキさん、ありがとうやよー」 「そっちは大丈夫?料理まだなら手伝おうか」 「あぁ助かる。…それよりガキさん…ちょっと話があるんやけど…」 「何々、そんな深刻な顔して。カメの誕生日会するのに何か問題でも発生した?」 「…違うやよ」 「わかった、シリアスな作品が続いたからやりにくくなったんでしょう。大丈夫よ、ダークネスの襲撃なんて受けてないから」 「ガキさん、あーしの目を見てくれ」 「え?何、何よ。どうしたの急に」 「…ガキさん、正直に言ってくれ、ガキさんは裏切り者なんか…?」 「……は?」 「…だってさゆがさっき、ガキさんは薄汚いスパイ野郎だって…。皆の記憶を改ざんして喫茶リゾナントを飛び出した裏切り者だ...
  • 『リゾナンターЯ(イア)』 75回目
    ● それまで規則正しく動いていた、デジタルの数字。 パソコンの画面上に映し出されていた、「実験」のあらゆるデータ。それらがまるで示し合わせたかのように、ぴたりと止まる。 数字はやがてありえない数値を弾き出し、計算式を飛び出し、画面をゼロの数字が埋め尽くす。ゼロ、ゼロ、ゼロ。 測定不能。 遠隔操作も一切受け付けない。 紺野は、遠く離れた研究所の共鳴抽出機械に致命的な事象が発生したことを悟る。 「どうやら実験は失敗に終わったみたいですね」 ドアのノックがないのは最早お約束。 紺野は無機質な二枚の硝子を訪問者へと向けた。 「ええ。予想以上にリゾナンターたちが活躍してくれたようで」 「相変わらずのポーカーフェイスですね。大失態とも言うべき事態なのに、顔色一つ変えてない」 里田まい。 ダークネスの幹部「不戦の守護者」に仕えていた、「...
  • 『Invisible Blade 第拾話 「見えない明日、そして・・・」』
    「・・・シ!サヤシ!起きて!」 う・・・うん・・・かのんちゃん?、私今寝たばっかりなんだけど 「大変なの!早く起きてよ~!」 何だか騒がしい、海賊達がガヤガヤと騒ぐ声が聞こえる  ・・・う~ん、めんどくさい。お頭の件・・・? 「ああっ!もう!さっきの件だったら説明しといてよ!」 私は毛布を被った。 寝足りない。 二度寝する。 絶対に起きない。絶対に。 「違うのサヤシ!敵よ!」 あ~、しつこい! 敵・・・敵って誰さ? 正規軍? そんなのナントカ砲で吹っ飛ばしてよ、もう 「いいから早く起きぃ!」 ちょ、いきなり何すんの!?KYが無理矢理私の毛布を引っ剥がした  ・・・私の中でプチっと何かが切れる音がした 「ふざけんなテメェ!叩っ斬るぞ!」 ガッと枕元の御神刀を掴み身体を起こす。 何人たりと...
  • ■ レイアスネア -道重さゆみ- ■
    ■ レイアスネア -道重さゆみ- ■ 「ぐがっ!ごっ!ごえぇえええっ!」 手掛かりを探ろうとした途端、異変は起こった。 卒倒、嘔吐、痙攣。 「ふくちゃん!」 道重の悲痛な声。 うかつだった! さゆみは、何にも考えてなかった! 思えば、空室のままだったこと自体、疑うべきだった。 どこの病院も、病室を無駄に空けておく余裕などない。 普通であれば、すぐに次の患者が入るはずだ。 なぜ、亀井の病室だけ、空いたままだった? なぜ、病院の誰も、そのことに疑問を挟まなかった? 気付けるはずだ。 気付けたはずだ。 敵は譜久村の能力を知っていたのだ。 亀井がいないとなれば、その手がかりを探すため、 譜久村が【視】るだろうことを、当然のごとく想定していたのだ。 道重や普通の人間が触ってもなんともなく、 残留思念を感知できる譜...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 10話
    ● 国道沿いの、とあるファミレス。 全国的に有名なチェーン店ではあるが、店内には客はほとんど見当たらない。 それもそのはず、今はサラリーマンが眠い目を擦りつつ電車に乗り込むような早朝。そんな時間にファミレスで食事などという人 種はそうはいないはずだった。 普段なら厨房の中で暇を持て余したウェイトレスと調理担当のバイトが世間話に花を咲かせているような時間帯。のはずだが。 必死の形相をしたウェイトレスが、料理を両手に窓際のテーブルまで運び込む。 それが終わるとすぐさま厨房に向かい、次の料理を受け渡される。その、繰り返し。 昼のピークタイムと見紛うばかりの忙しさ。店内には、ひと組の客しかいない。だが、その客が大問題だった。 露出の多い服を着たギャルと、白衣の眼鏡の女性の二人組。 何の繋がりもなさそうな妙な取り合わせではあるが、彼女たちにはある共通点があった。...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 31話
    ● しかし見れば見るほど異様な光景だ。 異能力に目覚めて以来、大抵の異様なものには慣れていたつもりの春菜だったが。 「何を驚いているんだい? 見ての通りさ! 君の盟友である生田衣梨奈は今まさに! 四つの魂 に分けられたのだよ!!」 赤を基調とした、中世フランス的な軍服に身を包んだ男装の麗人。舞うように、踊るように春菜の目 の前に一歩踏み出す。どこかで見たことがあるような所作。 巻き巻きの金髪ロングからして、ベルばらだ。いや、宝塚か。 それよりも、問題はその衣梨奈のほうだ。 「はるなん、これどういうこと?」 「お前ら、元に戻すっちゃ!!」 「あーもう面倒臭いと。どうでもよかろ」 「全員ぶっ飛ばす! えりはいつでも臨戦態勢やけん!」 同じ顔した衣梨奈が、四人。 さっきのオスカルの言葉を信じれば、文字通り「魂を分けられた」のだろうが...
  • 『リゾナンターЯ(イア)』 56回目
    ★ 今でも、前田憂佳は思い出す。 あの日のことを。 「まえだ、ゆうかちゃんだよね」 ダークネスの本拠地。 造られた能力者の卵である「エッグ」と呼ばれた彼女たちはその日、ミーティングルームに集められていた。い ずれも年端も行かぬ子供たち。彼女たちはまだ自分達がどういう存在なのか、これからどういう目に遭うのかす ら知らない。 右も左もわからない憂佳に、声をかけてくれた色黒の少女。 大きな瞳と、くっきりとした顔立ちが特徴の女の子は怪訝そうにこちらを見る相手に続けて、 「あやってゆうよ。ゆうかちゃんって、呼んでもいい? あやのことは、あやかちゃんって呼んでね」 そう言ってにっこりと微笑んだ。 その時。何故かはわからない。けれど、心が救われたような気がした。 同時に、その屈託の無い笑顔は憂佳の心に深く刻み付けられる。 この子の笑顔を曇ら...
  • 『(54) 266 名無し募集中(哀愁のCセット)』
    262 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2011/03/03(木) 10 30 40.98 0 川*’ー’)<コーヒールンバって歌あるやん?そのノリで「コーヒービビンバ」ってメニュー… ||c| ・e・)|<却下 川*’ー’)<あっひゃーwww 265 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2011/03/03(木) 12 39 44.87 O <夏焼ビビンバと言うのはどうね!? <うん、田中っちそれ何入れるのかな? 「ガキさん、なんでリゾナントのランチは人気がないのかな?」 「・・・愛ちゃん、メニューの名前が変わりすぎているからだよ。  もっとストレートなほうがいいよ、例えば『パスタランチ』みたいな」 「そうっちゃ、愛ちゃん、『クライクライどのくらい?ランチ』とか意味分からんちゃもん」 「田中っちの言う通り!もっと簡単にしよう...
  • 『リゾナンターЯ(イア)』 72回目
    ● 光は、やがて闇へと還る。 だがその闇もまた、光の彼方へと消えてゆく。 そのことを象徴するかのように、意識は闇の中へ消え、再び光が射す。 里保が意識を取り戻した時。 そこには同じように夢から醒めたかのような顔をしているメンバーたちがいた。 「ここは?」 「やった!やった!成功したっちゃん!!」 里保の疑問を無理やり押し出すような嬌声。 衣梨奈は、それこそ全身をばねみたいにして飛び上がっていた。 「オムニバス!!成功した!!新垣さんに!!褒められる!!!」 「ねええりぽん、何そのオムニバスって」 「あ、それ、新垣さんから聞いたことある」 香音が、おぼろげな記憶を引っ張り出す。 「精神干渉の能力者が相手の精神に自らの精神を潜り込ませる『サイコダイブ』、その発展形として他者を相乗りの形で一緒にサイコ ダイブ方法があるって」...
  • (70) 307 名無しホゼナント(背中を任せるなら?)
    307 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/06/17(日) 00 02 09.69 リゾモーQ&A 『いざという時に背中を任せるなら誰?』 从*・ 。.・)『愛ちゃんとかれいななら心強いけど、やっぱりエリ♪さゆえり最強(*≧▽≦)人(*・▽・*)』 从 ´ ヮ` )『誰でもええっちゃけど愛ちゃんなら敵なしっちゃろ?』 ノノ∮‘ _l‘)『スポンサー様ですわ』 |||9|‘_ゝ‘)『 新垣さんはえりぽんが命掛けで守ります』 ノリ*´ー´リ『・・・高橋さんなら任せてみたい・・・私が守るなら香音ちゃん』 从*´◇`)『あゆみちゃん!壁に背を向けるくらい安心するんだろうね』 ノハ*゚ ゥ ゚)『どなたでも私は安心して任せられます。』 川c ’∀´)『どぅー(笑)』 ハo´ 。`ル『石田亜佑美(笑)』 川* ^_〉^)『 背中はまぁーちゃんのものですよ。取り...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 05話
    ● 学校帰りにカレー屋に寄っていく、として先に帰った里保たちとは別行動を取っていた鈴木香音・生田衣梨奈・佐藤優樹・小田 さくらの四人。主に香音が十分に腹を満たした後にリゾナントに帰還すると、実に珍しい光景が。 「なに書いてんのあゆみー」 真っ先に目をつけた優樹が、テーブルに座り書き物をしている亜佑美の後ろからしがみ付く。 ぶつかった勢いであらぬ方向にペンが走ってしまい、優樹を睨みつけながら書きかけのそれを丸めて投げ捨てた。 「あれっちゃろ?石田あゆ先生力作の、メルヘンポエム♪」 「違いますよー。『Dorothy』の先生たちに手紙を書いてるんです」 かつて亜佑美が自信満々に発表したとんでもポエムのことをからかう衣梨奈に対し、手を大きく振って否定する亜佑美。 「確かそれって亜佑美ちゃんが所属してた」 「ええ。東北にある、能力者の研究施設で...
  • 『リゾナンターЯ(イア)』番外編「A meets A」
    2014/02/08(土) 更新 ★ 「経過は…」 「順調です。特筆すべきは保有能力でしょう。育て方によってはこのサンプルは歩く爆発物になり得る逸材にも…」 「そんなんどうでもええねん。例の『全てを消し去る光』の能力はどないしたんや」 「それは…確認できてません。今のところ、その類の能力が発現する兆候はありません」 「はぁ…失敗作か。もうええ。早いとこ目覚めさせたらええわ」 「承知いたしました。すぐにでも覚醒プログラムを」 ★ ダークネスの科学部門が開発した、禁忌の技術「能力者の人工生成」。 技術確立のために多くの命を犠牲にしてきた目的は、理想の能力者を作り上げること。 その中の一人が、人工能力者mシリーズの625番。彼女はこの世に生を受けた時から、その類稀なる能力によって数々 の功績をあげてゆく。 結果瞬く間に彼女は、ダークネスの幹部候補に躍...
  • 『かなしみ戦隊リゾナンターV』(2)
    「元気ピカッピカッ!」 「女が目立ってなぜイケナイ」 「情熱のキスを一つ」 「わ~MERRYピンXmas!」 「あっぱれ回転ずし!」 「くら寿司ビッくらポン!」 「未来の太陽」 「女と男のララバイゲーム」 「大阪美味いねん」 「愛して愛して後一分」 「大きい瞳」 「まじですかスカ!」 「Moonlight night ~月夜の晩だよ~」 「シャニムニ パラダイス」 「元気ピカッピカッ!」 次回予告             今日もモーニング娘。のコンサートは大盛況!!最後に手を振って退場         その時 ふとれいなはピカピカのサイリウムを振り返すお客さんが スゴーく羨ましく見えた      「次回のコンサートで私達もサイリウムを振ろう!お客さんとモットモット一体になれるったい!!」            思いがけないれいなからの提案に驚きながらも つ...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 08話
    ● 一方、里沙の連絡で負傷者がいるという現場に駆けつけたさゆみは。 黄色と黒の防護テープで囲われた一角に踏み込んだ時に目に入ったその光景に、反射的に顔を背けてしまう。 一体何をどうしたら、このような状況になるのか。 路地裏のその現場には、赤い、大きな染みがあった。染みの中央にある「それ」は。 「あ…あがが…た…たすけ…て」 「こ、こ、殺してくれ…」 「おれはおれはしにしにしにたくない」 「それ」が同時に別のことを喋っている。いや、そうではない。 雑巾が絞られたかのような肉の塊りと化していた「それ」は恐らく元は、三人の別々の人間だった。その唯一の証拠が、肉体に捻じ込まれ、 または割れた半熟卵のようにぐしゃぐしゃになりながら。そして互いの頭と脳味噌と目玉を混ぜ合わせながらも辛うじて三つの意志がそこ にあるということだった。 「治療はそっちじ...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 12話
    ● 彩花の姿を目にした時に、春菜が最初に思ったのが。 早くこの人を助けないと!! 必死だった。 ふらふらと、あてもなく彷徨う魂の抜け殻のような彩花。 まるで少しずつ輪郭を失い、消えていってしまうような。 リゾナントを飛び出し、春菜は自らの五感をフル解放する。 普段は絶対にやらない、無謀の極み。何故なら自らの五感を無限に研ぎ澄ますことは、五感を司る器官への大きなダメージとなって必ず 返ってくるからだ。引き際を間違えてしまえば、該当する感覚自体を失うことにもなりかねない。 だが幸いに、周囲の雑音や臭気が春菜に襲い掛かる前に彩花の痕跡を探り当てることに成功した。 ここから北東の方角、距離は300メートルほど。いつの間にそこまで距離を離されたのかはわからないが、春菜の能力ならば追う事の できない距離ではない。 春菜は意を決して、探知した位...
  • 『暁の戦隊』(3rdシーズン-第2クール)
    目次 第14話「Moonlight night~月夜の晩だよ~」 第15話「ボーイフレンド」 第16話「HEY!未来」 第17話「ペイント イット ゴールド」 第18話「Take off is now」 第19話「Mr.Moonlight~愛のビックバンド~」 第20話「大切」 第21話「すべては愛の力」 第22話「私がいて 君がいる」 第23話「Fly away」 第24話「シャイニングバタフライ」 第25話「その出会いのために」 第26話「READY! KICK OFF!!」 第27話「まじですかスカ!」 第28話「LIKE A GAME」 第29話「宝石」 第30話「月色の光」 暁の戦隊夏休みこどもスペシャル『乙女のタイミング』 暁の戦隊夏休みこどもスペシャル「恋愛レボリューション21」 第14話「Moonlight night~月夜の晩だよ~」  …何じゃ、この二...
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