ドキミキナイトメア

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  • ドキミキナイトメア
    日本で活動する悪の組織の中で第三位の勢力を誇るダークネス。 「ダークネスカフェ」はその前線基地にして、有力な資金源の一つでもある。 そのスタッフルームに闇の王ダークネスが降臨した。 幹部の一人にして、「ダークネスカフェ」のメイドでもある魔女ミティを引見する為である。 「いよぉっす、ミティ。 元気だったか」 「はっ。 ダークネス様におかれてもご健勝で何よりです」 漆黒のドレスを着た魔女が闇の王の前に跪いている。 「それが、そんなにご健勝でもなくてのう。 今朝も起きたら枕元に髪の毛がゴッソリと…」 額の部分に「ダ」の文字が入った頭巾を被った闇の王が長々と愚痴をこぼす。 埒の明かない愚痴に付き合いながらミティは自分の先見の明を誇っていた。 (やっぱり、膝パットをつけといて正解だったね。 素足のままだったら絶対痛くなってるよ。 美貴ちゃん冴えてる~)...
  • メンバー別・CP別分類
    ...なつみ&石黒彩) ドキミキナイトメア(藤本美貴) (49) 501 名無し募集中(マルシェの面接)(紺野あさ美) 黄金の輝き(保田圭) 粛清人 石川梨華 (石川梨華) よしざーさんの災難 (吉澤ひとみ) 神ハ神ノ仔ヲ愛ス (藤本美貴) ホワイトスノー (安倍なつみ) (50) 771 名無し募集中 狂犬は晦日に吼える(前) (藤本美貴、紺野あさ美) 狂犬は晦日に吼える(後) (藤本美貴、紺野あさ美) リゾナンターVSベリキューで能力設定 『■ インビジブルビューティー-前田憂佳- ■』 (前田憂佳) 『■ シンデレラシンドローム-福田花音- ■』 『■ ヘルゲートキーパー-小川紗季- ■』 『■ ミスリードビジョン-光井愛佳- ■』 『■ シンデレラレボリューション-福田花音- ■ 』 『■ ライクオアヘイト-福田花音X和田彩花- ■』 『...
  • ダークブルー・ナイトメア~0.意思を持つ駒
                                               next→ その日、研究室に来客があった。 およそこの場所にそぐわない客人。 碌な用事でないことはすぐにわかった。 なにしろ彼女は、人の研究をみても「すごーい」を連発するだけで その実なにがすごいのか自分でもよく理解していない人だったから。 予感は当たった。 一方的な説明を終え、彼女は研究室をあとにしようとする。 「じゃっ、そういうことだから!しっかりやれよ!」 「えっ!待ってください、私に『リゾナンターを倒せ』って・・・!」 来客――矢口真里――が紺野あさ美に告げたのは、リゾナンターとの交戦指令。 幹部級でまだリゾナンターと直接やり合っていないのは紺野くらいだから、というのが理由らしい。 いくらなんでも暴論が過ぎる。 「私には無理ですよ。もう何年も戦闘...
  • 『ダークブルー・ナイトメア~9.natural piece』
    初めからわかっていたはずだった。 誰も、本当の自分を認めてはくれない。 たとえそれが、どれほど「信じられる」と信じた仲間であったとしても。 生きているのか死んでいるのかわからない。 小春は、自分が幽霊になったような気がした。 誰かの視点と一体化することはもうなく、完全なる第三者として仲間たち8人の様子を眺めている。 立ち昇るコーヒーの湯気。 窓辺から漏れる夕暮れの陽光。 愛はカウンターの向こうで洗い終わった食器を丁寧に拭いている。 絵里はテーブルに突っ伏して居眠りをしている。 里沙とさゆみは寝ている絵里にいたずらを仕掛けようとしている。 れいなは新メニューの開発に試行錯誤している。 ジュンジュンとリンリンはお菓子に手を伸ばしながら日本語の勉強をしている。 愛佳はそんな二人の勉強を見ながら自身の学校の宿題に励んでいる。 いつもと同じ「リゾナン...
  • 『ダークブルー・ナイトメア~7.親愛ジャンクション』
    ここで手を離せば楽になれる。 幾度となく浮かべた考えを振り払うように、愛佳は大きく頭を振った。 「なんでこんな体張ってんのやろ・・・」 プラットホームの下は闇。 本来であれば線路が敷かれているべき場所に深い闇が広がっている。 愛佳はプラットホームのへりにしがみつき、今にもずり落ちそうな身体を腕力で懸命に支えていた。 足はすでに地を離れ、宙を掻いている。 ここで気を抜けば闇の中から手招きする亡者たちの群れへ真っ逆さま。 ホームに食らいつく腕に力が入る。 「っつ・・・!」 指先に痛みが走った。 体勢を崩さないよう、そっと指先を窺う。 見ると、コンクリートの僅かな窪みにかけた右手の指に血が滲んでいるのがわかった。 負荷を掛け過ぎて皮が擦り剥けたのか。 じわじわと指先の赤の範囲が広がっていく。 折れそうな心。 落ちそうな身体。 ...
  • 『ダークブルー・ナイトメア~10.クロスロード』
    ずっと前だけを向いて生きてきた。 だから、落としてしまったものを振り返ることはできなかった。 休日の繁華街。 人が行き交う大通り。 大きな買い物袋を抱えた、幸せそうな親子連れとすれ違う。 親子はしっかりと手を繋いでいた。 聞こえてくる会話はとても仲睦まじそうで、なんの関係もないこちらまで自然と笑みが零れてくる。 武器密売組織のアジトを殲滅した帰りの出来事だった。 場面が切り替わり、自宅。 リュックサックにたくさんの荷物や菓子を詰め込んで、何度も何度も中身を確認する幼い自分。 何日も前から、友人と遠くへ遊びに行く約束をしていた。 その前夜だった。 『“仕事”だ。頼むぞ』 約束が果たされる日は、ついぞ訪れなかった。 父の片腕として生きると決めてから、リンリンは失ったものを数えることをやめた。 学校へ行って友達を作って笑った...
  • スレ別分類(第48話~第61話)
    ... 48.30 0 ドキミキナイトメア 2010/10/25(月) 17 19 26.52 0 (49) 457 名無し募集中(偽田中会) 2010/10/29(金) 16 35 55.38 0 (49) 501 名無し募集中(マルシェの面接) 2010/10/31(日) 22 16 20.99 0 (49) 510 名無し募集中(I can detect) 2010/11/01(月) 14 48 31.45 0 黄金の輝き 2010/11/03(水) 11 26 12.45 0 心の傷を癒す 2010/11/04(木) 16 04 18.17 0 『ダークブルー・ナイトメア~2.face to face』 2010/11/05(金) 19 27 55.75 0 ゲーム 2010/11/08(月) 20 46 17.49 0 モーニング戦隊リゾナンターR 第??話 「...
  • 『ダークブルー・ナイトメア~8.愛しさと苦しさの狭間に』
    先が見えることと、先が見えないこと。 どちらのほうがより苦しいのだろう。 絵里はこれまで、先が見えるほうが苦しいと思っていた。 自分の命の限界を自覚できることほど苦しいことはないと。 けれど今、その認識は改められようとしている。 先が見えないことだって苦しい。 もしかしたら、先が見えることよりもずっと。 絵里は、迷宮を彷徨っていた。 迷えば迷うほど分岐が増える、終わりなき心の迷宮。 この世界に入り込んでから、絵里は一度も足を止めていない。 休むことなくこの迷宮を歩き続けている。 ――――ちょっとでも止まったら、二度と前に進めなくなる気がする。 「立ち止まりたくない」とでも言えば聞こえはいい。 だが、絵里が止まらないのはそんな綺麗事のためなどではなかった。 絵里は身体の自由が利かなくなるという恐怖をよく知っている。 ...
  • 『ダークブルー・ナイトメア~6.heart to heart~』
    夢を、みた気がする。 いくつもの夢、仲間たちが一人で苦しんでいる世界を。 闇から伸びる無数の手。終わらない迷宮。誰もわかってくれない。 飲み込んだ言葉。透明な壁。鏡に映るもう一人。 赦されぬ罪。最強の「闇」。 そして――――― 目まぐるしく切り替わる悪夢のような世界。 だけどもこれは夢なんかじゃなくて。 自分の右手が闇に呑まれていくのを目の当たりにした時は、もう自分は消えてもいいと思った。 そうすれば楽になれると。 でも。 あんなに苦しそうに哀しそうに顔を歪ませたみんなを放っておくことはできない。 勝手に他人の心の一番深い部分を覗いておいて、全部気のせいにして逃げるのは許されない。 それに。 ―――――会いたい。 闇に葬ることはあまりにも難しい、眩い光を放つ気持ちを取り戻したから。  ※ 「っらあっ!」 ...
  • 『どうして、気がつかなかったんだろう』(イラスト)
    406 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2011/05/17(火) 16 26 18.21 O ああ。 どうして、気がつかなかったんだろう。 ダークブルー・ナイトメア6より
  • 『ダークブルー・ナイトメア~1.夢の入り口』
                                   ←back    next→ 「こっちです!」 怪しい人を見かけたというさゆみの案内に導かれ、リゾナンター9人は街外れへと駆けつけた。 ダークネスの手の者と思わしき連中は、最初にさゆみは発見した際とほぼ同じ場所でなんらかの作業に熱中していた。 リーダーの愛は、自らを鼓舞するかのように大きく声を張り上げる。 「そこで何をしてる!」 一斉に振り向く不審者たち。 数は3人。いずれも屈強な体格の持ち主だ。 全員、本物の拳銃のような形をしたスプレー銃らしきものを握りしめている。 銃口からは硝煙やスプレーの代わりに禍々しい闇のオーラが噴出され、そのオーラがドームのように一帯を覆い尽くしていた。 「・・・俺たちは結界を張っているだけだよ。ちょいと人に頼まれ...
  • 『ダークブルー・ナイトメア~2.face to face』
                                  ←back    next→ 気がついた時、愛は闇の中に立っていた。 手を伸ばしても触れるものはなく、目を凝らしても見えるものはなく、耳をすましても聞こえる音はない。 完全なる闇。 闇で満たされた空間。 「どこや、ここ」 己の呟きがひどく遠いもののように感じられた。 そもそも、なんでこんなところにいるのだろう。 今までどこで何をしていたのか?  ・・・思い出せない。 思い出そうとすると、頭の中に霞がかかったようになる。 記憶の細部がぼんやりしていて、輪郭しか掴めない。 「・・・・・・あたしは、高橋愛。9月14日生まれのA型で、出身は福井県」 あれ?A型でいいんだっけ?O型だったかな? 自分のことのはずなのに、頭がふわふわしていてはっきりしない。 足元すら、おぼつかな...
  • 『ダークブルー・ナイトメア~3.闇のカタチ(1)』
                                    ←back    next→ 制服姿で、一人プラットホームに佇む。 また今日も帰りが遅くなってしまった。 今日は、靴だ。 同級生に隠された靴を探していて学校を出るのが遅くなった。 昨日は古典のノートで、その前は通学鞄だった気がする。 こうも立て続けだと、もはや“悲しい”という気持ちは消え失せて“面倒くさい”という気持ちが上回る。 靴やノートの代わりなどいくらでもあるし、そんなものは無視して帰ってもいいと思うのだが、 単純な彼らは無視されればこちらがそれに気づいていないと思ってさらに行為をエスカレートさせるに違いない。 イタチごっこはごめんだ。 とはいえ、相手にすればそれはそれで彼らに喜ばれて、結局行為はエスカレートしていくものなのだが。 「ふぅ・・・・・・」 愛佳は嘆息した。...
  • 『ダークブルー・ナイトメア~4.闇のカタチ(2)』
                                    ←back    next→ 『さすがですね、お嬢・・・あ、いえ、銭琳殿。やはり百年に一人の天才という話は本当のようだ』 『ハハ、ありがとうございます』 違う。そんな風に思われたかったわけじゃない。 『ほんっとにいい子だよね~、リンリンは』 『オゥ!褒められた!ヤッター!』 違う。そんなことを言われたかったわけじゃない。 『広東省での件はごくろうだった。次は天津だ。行ってくれるな?』 『・・・はい。わかりました、総統』 違う!そんな言葉を待っていたんじゃない! 本当の自分は。 本当に求めていたのは――――― 記憶の断片が渦を巻いてリンリンに迫りかかる。 時系列も登場する人々もてんでバラバラな過去の記憶。 次第に強く激しくなっていくそれは...
  • 『ダークブルー・ナイトメア~5.闇のカタチ(3)』
                                   ←back    next→  ※ 「そんなもん、小春が全部吹っ飛ばしてやる!」 「待ちなさい小春!うかつに飛び込んじゃダメっ!」 「フハハ、もう遅いわ!」 猪突猛進。 冷静さを失った小春が敵の懐に飛び込んでいく。 里沙の視界には不敵な笑みを浮かべる敵の顔がよぎった。 「・・・っは!」 危険だと悟った瞬間にはもう、小春の身体は宙を舞っていた。 驚愕に目を見開き、思いきり身体を仰け反らせる小春。 続いて、どしゃっという鈍い音。小春が地面に叩きつけられた音。 頸部が潰れ、折れ曲がった手足は不自然な方向に投げ出されている。 糸の切れた操り人形を思わせるさまだった。 小春が人間だったことを示す証はその身体から流れ出る赤黒いものだけ。 「我々はリゾナンターの攻撃パターン...
  • 「サマーナイトタウン」
    「サマーナイトタウン」(かなしみの人ver) 【次回予告】 そして 加護は無数の光となり消えた・・・ 親友を喪ったれいなは どうする事も出来なかった自分を責め 静止しようとするメンバーを振り切り 飛び出していってしまう 夜の街をあてもなくさまよう  それはリゾナンターに入る前の自分と 同じ姿・・・ 大キライな自分の姿・・・    気付くと 元の加護がいた場所へ戻ってきていた  そこでれいなは 地面に描かれた地図を見つける 「メッセージ うけとったっちゃあいぼんはれいなの中で生き続けるけん」 れいなは確信していた この地図の示す所に倒すべき相手がいる事を! 次回かなしみ戦隊リゾナンター「サマーナイトタウン」 「なんでいってしまったとよ・・あいぼんなんか 大キライ 大キライ 大キライ      ・・大スキ」...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】最強パーティー編成とおすすめキャラ【転スラアプリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共...
  • ■ ミドナイトチワワ -工藤遥・譜久村聖- ■
     ■ ミドナイトチワワ -工藤遥・譜久村聖- ■ 夜だ。 目を覚ますと、もうまっくらだった。 ふと背中にぬくもりを感じ、ねがえりを打つ。 『まー?…ちゃん…?』 工藤の背中、そこに申し訳なさそうに身を寄せ、眠っている。 そっか、ハルが泣いてたからか。 佐藤のほほには、くっきりとわかるほどの涙の痕があった。 『わりい、ごめんな…。』 工藤はゆっくりと起き上がり、キッチンへ。 冷蔵庫、なにか飲み物でも探そう。 ソファーから人の気配。 譜久村聖だ。 ソファーで横にはなっていたが、今まで眠れずにいたのだろう。 『お茶、のむ?』 『……』 カーペットに座り、お茶を待つ。 譜久村の背中ごし、急須に少しお湯を入れ、くるくると回すのを目で追う。 中のお湯を捨て、茶筒から一杯...
  • ■ ナイトアンドチワワ -工藤遥・佐藤優樹- ■
     ■ ナイトアンドチワワ -工藤遥・佐藤優樹- ■ 膝を抱え、佐藤優樹がすわっている。 耳をふさぎ、キッと引き戸を睨みつける。 【振動操作】を持つ優樹にとって、こんな引き戸など何の意味もない。 工藤のその位置、その姿勢、その身体から発するありとあらゆる音が、すべて聴こえてしまう。 耳などふさいでも意味は無い。 彼女は音を、全身で、心で、『感知』してしまっている。 でも、塞がずには居られなかった。 どぅーは、まーに、泣いてるところ、見られたくない、聴いて欲しくないんだ。 でも、考えずには居られなかった。 なんでないてるんだろう?なんでなんだろう? まーのせいかな?まーがおふろしつこくはいりたがったせいかな? なんでかな?まーがわるいのかな? おなかいたいのかな?まーがさすってあげたい。 まーのくどぅーがないてる。 ...
  • 『焔虎、再び』
    「せやから、悪い話やないと思うねんけど」 者は通天閣の南にある、貧民街。 たまたま仕事でこの地を訪れていた春水は、妙な二人組の女に声をかけられた。 一人は髪を短めにした、勝気な顔をした女。そしてもう一人は。 「うちらの仲間になったらな、いろいろええことあるで? あんたみたいなペーペーでも、十分に贅沢できるくらいの給料も出るしな」 先ほどの女とは対照的な、いかにも女性らしい顔つきの女。 だが浮かべる笑顔の裏に、寒々しい闇が潜んでいるのを春水は感じ取っていた。 「うちらのグループは大阪じゃ知らんやつはおらん大所帯や。あんたにとってもプラスな…」 「お断りや」 「は? あんたみたいなフリーの能力者がいつまでも安穏としてられる場所と違うで、ここは」 「せやな。悪いようにはせえへんよ。うちらに従うんならな」 二人の誘惑をぴしゃりと拒否した春水は、大...
  • (暫定的なシリーズ・長編紹介)
    暫定保管庫に収録されたている続きもの・長編の備忘録的メモ書き。 複数のページにまたがる作品でもリンクは第1章のみ。 作品の完結及び放置が理由で一定期間更新が途絶えた場合はいつのまにか消えている。 『リゾナント殺人請負事務所録』 【ダークテイスト】【新機軸?】【フクちゃんが金爆それとも緊縛なのか?】  発車間際の新幹線の中で工藤遥は溜息混じりに天を仰いでいた。 相棒の優樹がメールで送られてきた標的の画像を消去してしまったのだ。 そうまだあどけなさをを残す二人の仕事は人の命を奪うことだった。 こんなの書いてみましたけどどぅ?というまさどぅ主演のお試し的な作品が完結後、他のメンバーたちによる間奏劇的な短編が連続して発表され続きが出るっぽい。 登場するメンバーは仕事として躊躇無く人の命を奪う。 そういう点では『闇に棲む者』と通ずるものがあり、一部暴力的な描写が...
  • ■ リゼントメントアンドリゼントメント -石川梨華・吉澤ひとみ- ■
    ■ リゼントメントアンドリゼントメント -石川梨華・吉澤ひとみ- ■ そうか…そうだったんだ…ごめんね高橋… アタシ、ずっと、あなたを逆恨みしてた… 逢いに来てくれて、ありがとう… そう…吉は「一抜け」したのね… それが"D"を"人類"を、"A"から"人類"から…、そう信じて… でも…それでも…ごめんね…ごめんね高橋… アタシは…それでも…あなたを…あんたを…アンタを… …許せない… 許せない…許せない…許せない…許せない! …ぁぁぁぁぁああああああああああああ!!! ゆるぜるわげねええええだろおおおおおがああああ!!! あああああごのぉおおおメスザルがあああああああ!!! ぐちゃぐちゃに! ぐちゃぐちゃに...
  • ■ セットドキュメントハルカ -工藤遥- ■
     ■ セットドキュメントハルカ -工藤遥- ■ 「なっめんなぁっ!」 帽子を掴む。戦闘態勢。【変身】の、その合図。 「今のハルは!」 一気に後ろに回す。 「あのころとはっ、違う!」 シュオオオオオオ 大気が冷気を帯びる。 氷霧に触れた周囲の木々が、一瞬にして凍りつく。 グルルル 服の下から浸食した肉が、その服からにじみ出し、 衣服を着たままの工藤遥の身体が、白い毛皮に覆われ、沈んでいく。 そのまま肩が盛り上がり、手足が肥大化し、複雑に形状を変えていく。 帽子をかぶったままの、その頭が、肥大化した肩に埋没し、すぐに見えなくなる。 そして、耳が、口が、牙が、現れる。 獣の、狼の、頭が、"生え"て、くる。 ア"オオオオオオオオ ―――― 工藤遥  :【変身/大神(トランスフォームトゥホワイトウルフ;transform...
  • ■■シリーズindex
    注意 この項目は入り組んだ構成である■■シリーズを読み解く一助として作成した項目です。一部にネタバレと編集者の暴走があるのでそういうのを好まない方はとっとと帰って 概要 登場人物リゾネイター鞘師里保。 鈴木香音 譜久村聖 生田衣梨奈 石田亜佑美 飯窪春菜 工藤遥 佐藤優樹 高橋愛 新垣里沙 道重さゆみ 田中れいな 光井愛佳 亀井絵里 Psy/my/rage和田彩花 福田花音 前田憂佳 小川紗季 田村芽実 小数賀芙由香 竹内朱莉 中西香奈 勝田里奈 組織中澤裕子 矢口真里 保田圭 市井紗耶香 後藤真希 吉澤ひとみ 石川梨華 特殊攻撃部隊『 Celsius 』矢島舞美 作品タイトル(スレへの投下順) 概要 2011年1月4日に投下された『■ フィジカルアデプト-鞘師里保- ■』に端を発する一連の作品群。題名の巻頭と末尾に■が入る。 作者は…不明。 能力設定や格闘に関する描写は...
  • スレ別分類(第62話~第71話)
    スレ別分類(第72話~) 第71話(2012/07/07(土) 07 32~2012/08/15(水)) 第70話(2012/06/04(月) 22 34~2012/07/06(金) 18 14)857レスまで 第69話(2012/05/24(木) 22 14~2012/06/01(金)195レスまで 第68話(2012/05/19(土) 18 57~2012/05/23(水) 18 50)98レスまで 第67話(2012/04/03(火) 12 20~2012/05/19(土) 13 14) 第66話(2012/02/27(月) 12 21~2012/04/03(火) 22 55) 第65話(2012/01/29(日) 12 29~2012/02/27(月) 15 59) 第64話(2012/01/10(火) 19 15~2012/01/26(木) 08 18)413レスまで 第63話(...
  • ■ テンクトナイ -能力者- ■  
    ■ テンクトナイ -能力者- ■ ■ ミスタームーンライト -共鳴者- ■ ■ テンクトナイ -能力者- ■ 「吉澤サン!吉澤サァン!」 「あ?ああ…タ……シ…」 「よ…よじざわさぁ…」 「悪かったな…無茶な頼みごとばっか押し付けて… それと…ふふっ…今夜はサンキューな… さ…最後にお前と…"踊れて"楽しかったよ…ベイベー…」 "共鳴者"は首を振る。少女のように、そう「あの頃の」ままに。 吉澤と共にいた、あの頃のように。 あぁ…そうだ…勝ったら教えてやる…約束だったっけ… 三つ目は…」 吉澤の声は屋上に吹く突風にかき消され、言葉は"共鳴者"にだけに伝えられた。 「そう…さ…笑っちまうよなぁ…それが…俺たちの"能力"の本質さ… そんなもののために…...
  • ホワイトスノー
    どうしたの かなしい顔をして お父さんがつれていかれたの お母さんとははぐれちゃったの ゴメンね かなしいこと思いださせたね おねえさん? わたしはもうオバさんよ きょうはプレゼントをもってきたの このキャンプのこどもたちみんなにね サンタさんて しっているよね 赤いふくに 白いおひげ トナカイの引くそりに乗って 世界中のこどもたちに 愛と夢をとどけにゆくの でもねトナカイさんがかぜをひいて このキャンプには来れなくなったって だからねわたしが代わりをするの 今日はわたしがサンタクロース ヒーローになりたいと思ってた ヒーローになれると思ってた ヒーローになれば世界をすくえると思った でもヒーローにはなれなかった 悪いやつをやっつけたんだ 悪い人を...
  • ■ ニュウフェンスギミック -亀井絵里- ■
     ■ ニュウフェンスギミック -亀井絵里- ■ 「先生とか看護婦さんの反応にしたってそうだよ。あんなこと出来るのガキさんぐらいだと思ってたよ。」 「新垣さん…。あ、でも、それ誤解ですよ亀井さん。」 「ふえ?」 「多分、新垣さんにとっては難しい事だと思います、アレを実行するの。私にとってはカンタンですけど。」 「おー言うねぇウチのガキさんと張り合いますかぁ」 「んふふっ。ちがいますよ。だから誤解ですって。 あのですね、一見、同じような部類の能力でも、その仕組みや、得意とする行為、結果までの過程、 こういうのが全然違う事ってあるんです。」 「どゆこと?」 「新垣さんの【精神干渉】は、とてつもなく強大な力をもっています。 そりゃもう私なんかじゃとても太刀打ちできないほどのパワー。 新垣さんに比べたら、私の【能力】なんか、もう、ぺらっぺらです。」 「ふえ?。な...
  • ■ セットドキュメントミズキ -譜久村聖- ■
     ■ セットドキュメントミズキ -譜久村聖- ■ 「んふー☆んふー☆かわいいよーっ☆」 「えっ?ええっ」 「あゆみちゃんかわいいよぉ☆んふー☆」 「あっあの…譜久村さん?コレって…どういう意味が」 「やだなぁさっき言ったじゃあん☆聖は【複写】するとき、相手のひとと『接触』してなきゃいけないんだよぅ☆」 「いや、それはあの、きっ聞きましたけど、こんな、その抱き合っ……」 抱き合う。その単語を口にした途端、かぁっと耳が赤くなる。 「やだぁ☆あゆみちゃん耳あかぁーい☆あれ?首と肩も赤いよぉっ」 「ちょっTシャツのえりから中をのぞかないでくださいっ!」 「あゆみちゃんも聖のコト、覗いてていいんだよぅ」 「覗いててって、ずっと覗き続けること前提で話さないでくださいっ」 ソファーの上で、じたばたと、もがく。 だが無駄な抵抗だ。 石田亜佑美は、確かに筋肉の塊のよう...
  • ■ セットドキュメントマサキ -佐藤優樹- ■
     ■ セットドキュメントマサキ -佐藤優樹- ■ 銃口が向けられた時、すでに少女はそこに居ない。 その射線の交わるところから一瞬で移動していく。 瞬間的に体内に生み出された『うねり』によって、 己にかかる慣性それ自体を使って移動の『一歩目』の速さを何倍にも跳ね上げる。 それを彼女は【能力】によって成し遂げる。 少女は己の体に『たわみ』を生み、全身で大地を蹴る。 生み出された反作用は、少女を高く、さらに高く跳躍させる。 その三次元的な回避運動に翻弄され、瞬間的に懐に飛び込まれる。 それを彼女は【能力】によって成し遂げる。 そして『うねり』と『たわみ』。 それは、功夫でいうところの『発力(ファーリー)』に当たるのかもしれない。 振動を、波動を統べるその【能力】によって、 少女は身体のどこからでも、自由に打撃を繰り出すことができた。 頭で...
  • 最近初日の出暴走って聞かないよね
    「うん……」 口ごもった語尾が動揺を物語ってるよ キミは上手くごまかせたつもり? いくらうわべをとりつくろっったって心の動きは隠せやしない キミはわたしを疑っている それほど深くじゃないけれど わたしのことを不思議に思ってる 気配を殺し足音を消してキミの大切な人の側にいるわたしを でもねれいな キミはおかしいと思わないのかな 人のいない場所に忍び込む時じゃなくて 人と一緒にいる時に足音を消すなんて 身に染み付いた習性を隠しきれないとでも思った? そんなに間抜けなスパイだと思われちゃったかな私 ドタドタと大きな足音を立てる事だってできる わざと転んで痛がることも 素っ頓狂な声で挨拶をすることだってね なのにキミの前で気配を殺したのは理由があるんだ 高橋愛は騙されやすい 精神感応という他人の心を読むチカラをもっているのに...
  • ■ ブランケットチワワ -工藤遥- ■
     ■ ブランケットチワワ -工藤遥- ■ 誰にも、みられたくなかった。 風呂から上がった工藤はそのまま毛布をかぶり、一人震えていた。 「どぅ……?」 「う…うるさい!あっちいけー!」 自分がなさけない。 動けなかった。 怖くて、怖くて、何もできなかった。 矢島さんのさわやかな笑顔が脳裏によみがえる。 また、『怖い』があたまをもたげてくる。 ちくしょー!、ちくしょー! 涙が出てくる。 もし、はるなとあゆみだったら、どうしたろう? はるなはメッチャ弱いヘナチョコであゆみはバカだ。 でも、二人はハルとまーちゃんを助けてくれたって言ってた。 二人とも傷だらけだったって。 特に、はるなは全身を撃たれて、生きてるのが不思議なくらいだったって。 間にあって本当に良かったって。 はるなが戦った敵は「舞」...
  • (43)684 名無し募集中。。。 リゾナンターとダークネスの野球対決
    ついにリゾナンターとダークネスの戦いに決着をつける時がやってきた! 超能力バトルで? ( ´ⅴ`)ノシ<ノンノン 決着の方法は……野球大会だっ! 「そっちは9人だからピッチャーも打席に立てよ。こっちは10人だから指名打者入れるな?」 「しめいだしゃ?なんそれ?」 「えっと……ミキティにもらった解説書によると、『守備にはつかず攻撃だけ参加する人。  主に守備の下手くそな人か、怪我をしてる人のためのポジション。』だってさ」 「ちょっとダメよ、よっすぃー。このスレじゃ“ミキティ”じゃなくて“ミティ”でしょ?」 「いやそっちのミキティじゃなくてさ。会社とかサッカークラブとか野球チームとか持ってるほうの」 「ああ、あのちょっと悪そうな感じの。そういえば昔ちょこっとお世話になったっけ」 実況[さあ、ついに幕を開けました「リゾナンター対ダークネス」最終戦!     今...
  • 『声を奪われたカナリア・番外編』
    更新履歴 2012/07/02(月) 2012/07/03(火) 2012/07/27(金) 2012/07/02(月) 『明日香ちゃんの嘘つき!!』 彼女の悲鳴に似た声と同時に、ガシャン!という受話器を叩きつけるような音が私の耳に響いた。 「仕方ないじゃんか…」 私は携帯のボタンを押して自室のベッドに放り投げた。 確かに私は昔ダークネスにいて、脱走した罰として声が出せないようにされ、おまけに超能力者だってことを12年間隠してきたけど、それは彼女を巻き込みたくなかったから。 昔のことも、彼女がダークネスにさらわれた時にバレちゃったし。 私は彼女と毎週月曜日には定期検診に付き添いに行く約束をしていた。 でも今回は仕事が入ってしまった。 うちのバーの常連さんが私が作るクッキーを月曜日までに行くから作ってくれ、という仕事が入ったんだ。 ク...
  • ■ セットドキュメントアユミ -石田亜佑美- ■
     ■ セットドキュメントアユミ -石田亜佑美- ■ 石田亜佑美:【空間跳躍(ショートテレポート;short teleportation)】  石田自身は「高橋と同じ能力」と認識し、高橋は「全く同じというわけではない」と語った。  高橋の瞬間移動と比較したとき、石田のそれは「高橋よりもインスタント、高橋よりも狭い」といえる  作品上、ほぼ語られる事がないが能力を使えば体力的精神的に疲弊する その疲弊度において石田はより少ない  また跳ぶまでに必要な集中や準備も高橋よりはるかに早い(最も高橋のそれも相当に早いが)  高橋の瞬間移動では移動できる距離にほぼ制限が無かったが石田の場合は自己の身体感覚の及ぶ範囲までしか跳躍できない  具体的には数十~せいぜい100mほどとなる。視認できる位置の方がより容易となるが、距離が近ければ見えない場所でも跳べない事は無い。 石田亜佑...
  • モーニング戦隊リゾナンターR 第??話 「Wingspan の世界:籠の中の鳥」
                                   ←back     next→                                  ★ 壊れかけた世界で対峙する二人の女。 一人は友を救うために所属していた組織を裏切り逃避行を続けた科学者。 一人は己の肉体を深化させることができる科学者を追い求めていた異形の女。 異形の女は科学者の友の命を握りしめている。 科学者は友を生ける屍にした悪魔が自分であるという指摘に対する反駁を試みる。 「確かにあの日、私が里沙ちゃんのことにもっと早く気づいて上げられていたら、里沙ちゃんの肉体はこんな状態に陥ることはなかったかもしれない」 科学者の胸には自分が組織を抜けたあの日の出来事が去来する。 同じ組織で働いていた友、新垣里沙が裏切り者として捕らえられ、死の粛清を受けようとしていたあ...
  • 『新しい季節へキミと』
    “白と黒のその間に 無限の色が広がってる” そんな歌がありました。 これから訪れる冬。 冬はやがて終わり、季節はめぐり、また冬が来る。 春夏秋冬、光や風は季節を無限の色で彩っていく。 だから私達も、自分のこれからのキャンバスを、 自分自身の光で、自分自身が起こす風で彩っていかないといけないと思うんです。 冬になって雪が降り積もるように、全てを真っ白に戻されてしまうこともあると思います。 色づいた葉が冬になって落葉してしまうように、全てを無くしてしまうこともあると思います。 だけど、もう一度始めよう。 そう思えば、必ず季節はめぐります。 春は訪れます。 想像してみましょう、花開く春を。 想像してみましょう、燃え盛る夏を。 それをキャンバスに描きましょう。 人間が想像できる事は、全て実現できる事だと言われています。 ...
  • 『共鳴戦隊リゾナンター 四度』
    このスレを愛していればこそ書いたものだということをくれぐれもご理解ください そして最大限の広い心で読んでください 作者はリゾナンターオリメンの活躍する話が大好きです 現在のリゾナンターやその他のメンバーが活躍する話も大好きです 本当です ※参照作品 (70) 292 『共鳴戦隊リゾナンター 参上』 http //www35.atwiki.jp/marcher/pages/618.html (74) 214 『共鳴戦隊リゾナンター 再来』 http //www35.atwiki.jp/marcher/pages/691.html (79) 665 『共鳴戦隊リゾナンター 三度』 http //www35.atwiki.jp/marcher/pages/761.html 「まるで犬っころねwほら、わんわんって言ってみなさいよ」 ここではないどこかの世界...
  • 『Help me!! -2-』
    ガラガラガラ…… 「コンテナがバラバラに ……里保ちゃん、吹き飛ばし過ぎじゃない?」 「しょうがないじゃないか、調節が難しいんだよ」 「これくらい派手な登場の方がインパクトがあるっちゃん!」 「しゃやししゃんしゅごーい!」 「まーちゃん言えてないから」 無計画にも程があるよ、衣梨ちゃん 「女……の子、だと?」 「取引、に来た訳では無いよな?」 敵が目を白黒させてる 突然コンテナが吹き飛んで女の子が5人も現れたらそうなるだろうね 「お前達は一体……」 「その娘を助けに来たっちゃん!」 ビシッ!と人質の娘を指す衣梨ちゃん 「あいつらはお前の友達なのか?」 敵の問いに首を振って答える人質の娘 そりゃそうだよね、あたし達も知らないんだし でも、放っておけない理由があるんだ 「知らない奴らがどうしてこ...
  • 『闇を奔る』
    669 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/06/30(土) 15 53 46.42 0 「保全を怠ったら小春がやっつけるから。」 670 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/06/30(土) 17 49 31.40 0 はっ!はいっ!保全しまっしゅ! 671 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/06/30(土) 17 52 45.97 0 すごい武器持ってるな 672 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/06/30(土) 17 55 55.31 0 粛清人になった後か                 ↓                 ↓                 ↓ 稲妻が駆け抜ける。 一閃する度に地を這う人影が増えてゆく。 その稲妻の色は倒れた者の躰から流れ...
  • (50) 412 名無し募集中(愛あらばIT'S ALL RIGHT )
    キーンと鼓膜に響くような寒さに身体が震える。 この国の10人に1人が息づくこの街も、大通りから少し離れればネオンの瞬きだけが静かに天を彩る。 ひんやりとした空気が肺を満たし、役目を果たしたものたちが白い影をともなって吐き出される。 それは一瞬視界をぼやけさせたが、周囲の空気に混じり、街は元の明瞭なネオンを取り戻した。 まるで私のようだ、そう思った。 とうとう眼前にせまった卒業という刻限。 8年間過ごしてきた空間から出る、ということの本当をまだ実感していないし、できてもいない。 ただ現実として、数時間後には今まで延々と掲げてきた“モーニング娘。”という肩書きを失うのだ。 寂しくない、というのは嘘だ。時間よ止まれ、とも思う。 事実、卒業を決めてからかけられた言葉たちに心が揺さぶられたこともある。 しかし、世の中というのは上手くできているものなのだ。 ツアー中に脱退メ...
  • (96)104 鞘師修行中。。。
    鞘師里保は無言で道場を進む。 静謐を切り裂く、硬質の沈黙。 靴のままで歩む足の裏が板張りの床を蹴る。 "長い血の刃"を携えて一瞬で間合いを詰め、振り下ろす。 紅色の瀑布が床を叩き割り、爆音。  「いいね」 木片の舞い散る道場の隅に、道重さゆみの裸足が着地する。 道重の動きに遅れて、木片が道場の床に落ちていく。 白々とした刃は、緩く湾曲している。 見るものが見なくても分かる、本当の"日本刀"だ。 柄を握る道重が口の端を歪める。  「成長したね、りほりほ。でもいきなり斬り付けないでほしいな」  「大丈夫です。"貴方"は死にませんから」  「それは親切心と受け取ればいいのかな?」  「…そうかもしれませんね」 道重が歩を前に進める。 気負いも躊躇も無く、散歩するような歩調だった。 ...
  • 夢への一ステップ
    卵にお砂糖に小麦粉にバター、そしてあま~い苺に忘れちゃいけない生クリ~ム 絵里から教えてもらったケーキの材料を全部そろえたから頑張って料理練習しよう♪夢のために頑張るぞ! えっと、まずはボールに卵を入れるんだよね。簡単、簡単!片手で割っちゃうもんね♪ あ、殻が入っちゃった・・・カルシウムだからきっと健康にいいし、そのまんまでいいや 次に砂糖と卵を混ぜて、小麦粉を入れるんだよね!こうやって愛情込めて、ハンドミキサーでぐるんぐるん♪ ゴツッ キャッ~あ~半分くらいボールから飛び出しちゃったの。エプロンにも着いちゃった! んも~しょうがない。残った半分でおいしいケーキ作るよう頑張ろう。さゆみ、負けないもん 次は、なになに「紙を敷いた型に流し込んでオーブンで焼く」?『型』って絵里から借りたこれでいいんだよね? でもケーキをオーブンで焼くって何度で何分間焼けばいいの...
  • ■ ライアーペア -亀井絵里- ■
     ■ ライアーペア -亀井絵里- ■ 病室、一人、晴れ。 でね、リホリホったらね…… 「うん」 イクタが急にガキさんになついちゃって…… 「ほぇー」 れいなは相変わらずだよ、…… 「うん」 そう、みんなあいかわらず …… 「えり?大丈夫?」 「ん?なにが?」 「ううん」 「えへへ」 「うん」 「うん」 病室、一人、夕焼け。 無言。 オレンジの光。 無言。 …… 「『リホリホがね』って言われても困りますよね」 「んえ?」 「会ったこともないのに」 「あーでもほら、写真はさぁ」 「道重さん、もう帰っちゃいましたね。」 「あ、うん。けっこういそがしいからね、さゆも。」 「昨日は道重さん来なかったですよね」 「あーほれ、それは」 「『リホリホが...
  • ■ アアミスティスモー二ング -工藤遥- ■
     ■ アアミスティスモー二ング -工藤遥- ■  なんだ…?ううう…?息が、できない…… く、苦しい、息が、息が!ぐ、ぐ、ぐ。 息が出来ない!いったい!どうして! はる、どうなってるんだ? 目を開けると、はるの視界いっぱいに『顔』が広がってた。 真ん中分けの真っ黒のクセっ毛、真っ黒い眉毛、真っ黒い目玉。 その目玉が、はるの目と合った。 とたんにその目が真一文字に、にひーって笑う。 さらに下に視線を移す、でっかい顔の下から、そいつの手がにゅーっと伸びてる。 にゅーっと伸びた、その手が、その指が、はるの……、 そうだ、コイツの指が、はるの、ハルの鼻の穴に、ぶっすりと! 「ぬぉー!や、やめろー!」 そのクセっ毛を蹴り飛ばす。 「ぬきゃー!おしゃかなしゃんおきたー!」 そいつが素っ頓狂な奇声をあげて吹っ飛んでいく。 「はぁ!はぁ!...
  • ■ ベイスメントチワワ -工藤遥・新垣里沙- ■
     ■ ベイスメントチワワ -工藤遥・新垣里沙- ■ 「ほい!そこまでっ!あがって!工藤!」 新垣の声が響く。 「いやっ!まだ行けますっ!も…もう一回」 工藤の、かすれがすれの声 「ほれっ!最初に約束したでしょーが! アタシがやるといったらやる!やらないといったらやらない!ほい!あがるあがる!」 圧搾空気が漏れるような音と共に、分厚い金属性の扉がゆっくりと開いていく。 何重もの隔壁に守られた、その階層、その一部屋。 こんな古臭い雑居ビルの地下に、これだけの施設があるなんて。 最初、ここに通された時の工藤の感想だ。 分厚いコンクリの四方の壁は薄いミントグリーンに塗装され、天井には分厚い鉄骨と金網に守られた照明がいくつも並んでいる。 視線を壁面に這わせる。 床から2mほどの高さ、横長の窓、そこから新垣さんが『あがれ!』のサ...
  • 『VanishⅡ~independent Girl~(8)』 - 8
    (8) 高橋の光をさえみは真正面から受け止めたのだろう、さえみの周囲は煌びやかな光に包まれ、動かなくなった 「やったの?」 先程からさえみの放つ光の兆候は何も感じられないのでそう感じるのは当然であろう 「・・・かもしれナイデス」 そうは言うもののリンリンは気を抜かずにいつでも炎を放てるようにと手には飴を構えている さえみの姿がようやく確認できるくらいに光が弱まってきた 光を受けたさえみは地面に片膝をついて座っていた 何も反応が無く、思わず「死んでるの?」なんて久住は声に出してしまう 「ククククク・・・」 さえみが笑い始めた 生きていて良かったという思いとなぜ笑っているのかという思いが全員に浮かんだ 「あなたに必要なのは…あくまでも『さゆみ』なのであって、私じゃないのね・・・」 確かに8人が思い浮かべたのはさゆみであって、さえみではなかった 「私...
  • 『リゾナント殺人請負事務所録』 Interlude.5~殺し屋たちの資質~
    「キミは疑問には思わないのかい?」 ホテルの一室。 読みかけなのだろう開いたノベルスを手にしたまま、ダブルベッドに腰掛けた男は小さく肩を竦めた。 軽くウェーブのかかった長髪が、その肩に当たって揺れる。 P・佐久野――それが、衣梨奈の目の前にいる男の名前。 ついでに言えば、衣梨奈の「同業者」ということになる。 遺伝子の半分がイギリス人という佐久野は、なるほどそれを思わせる顔だちをしている。 通った鼻筋に、澄んだ色を湛えるブルー・アイ。 そこに、今も口元に浮かぶ優しげな微笑が加われば、大抵の女性はときめくだろう。 「別に思わんけど」 だが、無愛想な衣梨奈の返答に、艶めいた色は皆無だった。 イケメンに興味がないというわけではない。 衣梨奈にとって、「標的」は「標的」意外の何ものでもない…という、ただそれだけのことだった。 「少しは思っ...
  • まとめサイト作成支援ツール
    まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
  • よしざーさんの災難
    ダークネスの諜報部員吉澤ひとみは、今日も機嫌よく夜道を歩いていた。 「かーっちょいーぜかっちょいーぜ!ヘイ!FUFUFU!」 機嫌がいいあまり、今は亡き某グループの歌など口ずさんでいる。 サビのこの部分以外の歌詞は正直うろ覚えだったが、「かっちょいー」という響きがなんとなく気に入っていた。 あと、それに合わせて拳を突き出すのが楽しかった。 ちなみに機嫌がいい理由は特にない。 機嫌よく歩く夜道の方が気分がいいからであって、それ以上でも以下でもなかった。 「かーっちょいーぜかっちょいーぜ!ヘイ!FUFUFU!」 人通りのない住宅街で、そこしか分からないものだから延々その部分を繰り返す吉澤ひとみ。 そんな彼女の前に、一つの影が現れた。 「ええかげんにせぇいうとんねん!ほんまお前らは揃いも揃って!」 「おう、何だよお前かよ」 関西風のイン...
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