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リゾナントブルーAnother Vers(ry 暫定保管庫内検索 / 「管理者用2」で検索した結果

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  • 管理者用
    (80)952 (80)986 (81)807-812 (86)283 (80)952 952 返信:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/05/12(日) 23 26 09.00 I   786-789 続きです   791 既存は良作ばかりで、自分としては非常に困っています。楽しんで頂ける様に頑張ります。   793 新鮮だけで終わらぬ様に頑張ります。   795 スパイですが小6なので、あの様になりました。マンネリにならない様に頑張ります。   800 2人の一番の違いは年齢と思い、あの様になりました。   801 名作ですね。無意識ですが、これがリゾナントでしょうか。 みなさまありがとうございます。自惚れて自分宛でない返信でない事を願います。 投下開始↓ (80)...
  • 管理者用備忘録
    第105話 第104話 第103話 第102話 第101話 第100話 第99話 第98話 第97話 第96話 第105話 (105)57 『リゾナンター爻(シャオ)』 53話 2015/06/04(木) 13 57 02.04 0 【大河小説】【幕間】【紺野あさ美】【中澤裕子】【お芋】 組織のスポンサーとの不毛な会話を打ち切り、食事に臨もうとした紺野の前に姿を現したのは『首領』中澤だった。 『首領』の名を勝手に使う紺野の僭上ぶりを皮肉交じりに咎める中澤に対して紺野は…。 【補足】 短めの更新。 中々作品の上がらぬ状況を案じてか否かw 紺野の会話などから時系列的には第41話とリンクしていると思われる。 Χ(カイ)に端を発する一連のシリーズにおけるつんく♂の立ち位置であったり紺野との関係性を明らかにすると同時に、幾度も問題を起こした【金鴉】【煙鏡】を処断できない中...
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    @wikiへようこそ いわゆるリゾスレの暫定保管庫です。 「リゾナントブルー AnotherVersから(ry」のための掲示板および2ちゃんねる(@ひろゆき)からの転載を行っています 現行スレ 【小説】リゾナントブルーのМVからストーリーを想像するスレ 第135話  スレ別分類  管理者用備忘録 直近の投下作品について軽いネタバレ含みの一人語り (暫定的なシリーズ・長編紹介)  (単発作品の紹介)  メンバー別・CP別分類停滞中 最近編集された項目 取得中です。
  • (63) 136 名無しホゼナント(天空の共鳴者)
    【速報】 「リゾナント・ブルー」 アニメ化決定 「名探偵コナン」とのコラボ企画発進!! 『光の中の共鳴者』 米花町に新しく建設されたブライダルパークのオープニングセレモニーとしてブライダルファッションショーが開催されることになった。 そのモデルの一人に蘭が選ばれた。 「どうして私なんかが」と言いながら満更でもない蘭をコナンはからかう。 ショーの当日、モデルたちが身につける宝石を狙って暗躍する怪盗v-yu-den 「これでエレベーターのあるビルに引っ越せるわ」 コナンたち少年探偵団の活躍で宝石は守られた。 しかしその隙をついてブラーダルパークの経営者、山崎が殺害された。 容疑者は山崎の腹心、寺田光男。 パークの設備管理者間賀時夫。 出入りのアパレルの社員、美優。 入り組んだトリックが解明されたとき、意外な動機も明らかになった。 そして知られてはならない、コナンの正体...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 40話
    ● ダークネスの幹部「煙鏡」が流したアナウンスは、もちろん工事区画内の里保にも届いていた。 それ以前に、激しく舞い上がる炎の柱が鉄板の壁の向こうにはっきりと見ることができる。 「…厄介なことになった」 そう言いつつ、ちっとも困っている様子のない女。 寧ろ、元から困っているような表情をしているので判別が難しい。 「…あなた、リヒトラウムの管理者って言うなら。この状況はまずくないですか」 「確かにね。どうしよう」 里保の心は、「煙鏡」の悪意に満ちた声を聴いた時からすっかり落ち着いていた。 とてもではないが、こんな場所で遊んでいる時間はない。そう言った意味の落ち着きではあるが。 不意に、メロディーが流れる。 女が面倒臭そうに、自分のポケットから携帯を取り出した。 「もしもし…はい。はい…ああ、そうですか。了解」 実に、素っ...
  • 狂犬は晦日に吼える(後)
                                    ←back  …来るぞ。 獣化したジュンジュンが来るぞ。 パンダという愛らしい響きとは名ばかり。 黒と白。 陰と陽。 闇と光。 己の中の闇の獣性を白く輝く理性で抑えた大熊猫が襲ってくるぞ。 爪で切り裂かれ、牙で噛みつかれる。 早く戦闘態勢をとらなければと思うが、眼前の魔女は何の命令も下さない。 このままじゃやられちまう。 だが、しかし、それはそれでよいのではないか。 パンダの姿とはいえジュンジュンの素手で、ジュンジュンの口で己が体を責め苛まれるならばそれはそれでよいのではないか。 日本男子として生まれた本懐をここに遂げるのではないか。 よしっ、判ったジュンジュン。 おいで、優しくしてなんて言わないよ。 激しく責めておくれ。 そして、オジサンを食べて。 戦闘員のキモ過ぎる妄想は魔女...
  • 『フクムラミズキ』
    「何故私のことを助けようとしたんですか?」 「それはあなたの命が危なそうだったからだ」 「私のことを何にも知らないのに?」 「誰かのことを助けようとするときに理由はいらない。 そう私に教えてくれた人がいる。 言葉じゃなく行動でな」 下半身が痺れている。  崩れ落ちてきた岩盤の下敷きになったせいだろう。 もしも、獣化して肉体を再構成することが出来たなら、こんな傷は一気に回復するのだが。 もっともそれを言うなら今自分の傍らに座り、手を握り話しかけてくる彼女を救おうとした時に、獣化を試みていたのだがな。 戦いの日々から遠ざかっていたことで、チカラが錆び付いてしまったのか。 傷を負ったことよりも、そのことの方が腹立たしい。 憮然とした表情で口を開く。 「何はともあれあなたは助かった。 すぐにここを離れて、安全なところまで逃げたら、誰かに私のことを知...
  • 『能力者を憎む女刑事Ⅱ』
     ------ヅッ 赤坂よりマル能発生 マル能発生。付近住民への避難を開始。至急現場へ急行せよ。繰り返す赤坂よりマル能・・・   ----- マル能の言葉が聞こえた瞬間には赤色灯を付けアクセルを踏み込んでいた。 隣にいる相棒の愛理はドアに体を押し付けながらもスピーカーを使って道をあけるよう誘導している。 誰よりも早く現場に到着し、能力者を逮捕したかった。 普通と少し違った能力があるというだけで過信し、犯罪行為にも簡単に手を染める憎き能力者たち。 自分達が至上と心底思い、一般人を無能、非力とし、残虐な行為もいとわない。 こんな奴らさっさと全員殺してしまうべきなんだ。 能力者と呼ばれる人間がいつから“いる”のかはわからない。 それでも事件が表面化し始めたのは2008年4月13日から始まった『粛清』事件からだ。 2008年4月13日 都内某所にて男性遺体が発見。現...
  • 『Boys will be boys』
     refer to 保全戦隊リゾナンター 「燃やせ、命の炎」 「研究所に行くのなんかイヤだ」 目的地の最寄りの駅で降車したリゾナンター達の手を逃れて小田さくらが姿を消した。 二人一組のチームに分かれて行方を探すことになった。 ステーションビルの一角に差し掛かった石田亜佑美と工藤遥の前に一人の女が現れた。 男装の麗人と見紛う女は小田さくらを奪取するために派遣されたダークネスの能力者だった。 「…信じてください。給食費を盗んだのは私じゃありません」 女の妖しく光る瞳に射すくめられた亜佑美は意識を失い悪夢の中に堕とされた。 「私の能力は催眠(ヒュプノ)。 精神系能力繋がりで以前は新垣のやつに色々と教えてやったもんだがな、少年」 催眠によって支配された人々によって作られた結界の中で女は亜佑美にだけ催眠を行使した理由を告げる。 「そいつの...
  • 『the new WIND―――高橋愛』
    2012/10/04(木) 2012/10/13(土) 2012/10/29(月) 2012/10/04(木) れいなは勢いをつけてぐっと体を起こした。 もうずいぶん夜も深まったんだなと感じながら立ち上がる。 そのとき、背後に気配を感じた。 振り返らなくても、そこに立っているのがだれであるか、れいなは知っている。 「どうしたと?」 振り返らずにそう訊ねるが、彼女は答えようとはしなかった。 やれやれ、相変わらずのだんまりかと肩を竦めた。 「考えてたの」 ふいに彼女がそう呟いた。 「なにを?」 「どうして、こんなことになったんだろうって」 彼女はゆっくりと言葉を紡ぐ。 れいなが振り返ると、彼女は床の一点を見つめていた。 暗いその瞳はなにを映しているのだろうと、れいなはぼんやり思った。  ------- ...
  • 『the new WIND―――fate of resonant』
    更新記録 2012/08/19(日) 2012/08/28(火) 2012/08/19(日) 刀を自由に振りまわすだけでも、れいなは相当の体力を消耗していた。 この刀はあくまでも、れいなの気を集中させて具象化させたものであり、現実の物体ではない。 気を散漫させず、かつ出来る限り鋭利な刃物にするには、相当の集中力を要する。必然的に、体力も早く消耗する。 「99ッ・100ッ!」 それでもれいなはプライドがあるのか、100まで素振りをつづけた。 終わった瞬間、倒れ込むように床に寝そべると、刀はあっさりと消え落ちた。 やはり気を具象化された刀であるが故、持ち主であるれいなと呼応することは確かだ。 恐らくれいなが死ねば、この刀は二度とつくられないんだろうなとぼんやり思う。 寝転がって天井を見上げた。 いまでもときどき、あの日に聞いた、彼女の夢という...
  • 『天使の救済』
    M日本支部 「なっち、なっちはおらんか?」 M日本支部長の稲葉が安倍なつみを探していた。 「さきほど、散歩に出かけると言って出ていかれたんですが・・・」 「またかいな、報告書も出さずにどこをほっつき歩いてるんや!」 その頃、なつみは町中を歩いていた。 目指しているのは町中の小さな開業医の家だった。 ピンポーン! 「ごめんください!安倍です。」 「あら、安倍さんだ。どうしたのさ。」 応対したのは小さな女の子だった。 「あら、ヒノコちゃん。先生はいるかな。」 「いるなのさ、先生!黒尾先生!」 すると中から目つきの鋭い全身黒の服を着た男が現れた。 「中に入ってくれ。」 「おじゃまします。」 なつみは黒尾と呼ばれた男に案内されて診察室に入った。 「珍しいですね、患者さんがひとりもいないなんて。」 「なぁにこんな日だってあるさ。...
  • 『XOXO -Hug and Kiss&-(3-a)』
    『あなたが守ろうとしているものは誰にも守れない、守ってはいけないの』  * * * * * * * * * * 行き場を無くした能力者の生き場がダークネスだ。 目的も無くただ暴挙に走っていた者、必死に力を抑え込んで廃人と化す寸前の者、 一瞬一瞬を生きるために昼行灯に徹していた者。そんな奴らに存在理由を示し、手を差し伸べたのがなつみだ。 『私たちは深海魚。異質で数が少ない、ただそれだけの理由で表層から追い出された深海魚。 もう劣った愚民どもの表層を仰ぎ見る生活なんてまっぴら。優劣に従い、今こそ表層と深海をひっくり返す時よ』 自分だって瀕死の状態で棄てられていたのを拾われた身だ。 なつみのために、そう活動するうちに組織は躍進し、知らぬ間に幹部の椅子を手に入れた。 ただ、その少女だけは始めからダークネスが生き場だった。 『安倍さん、そのガキどこから...
  • 『the new WIND―――新垣里沙』
    2013/01/25(金) 2013/02/03(日) 2013/02/16(土) 2013/02/17(日) 2013/01/25(金) 「ねぇ、れいな」 「うん?」 「………れいなは、どうしたい?」 唐突な質問に眉を顰めた。どうしたいとはどういう意味か、理解できなかった。 彼女の瞳を真っ直ぐに見つめ返し、意図を測ろうとしたが、その漆黒の闇はなにも語らなかった。 なにかを言おうとしたとき、周囲の空気が変わった。張り詰めた冬の痛みを携えたその空気に思わず息を呑む。 「私は、もう、終わらせたいよ」 呼吸することを忘れるような空気を感じながら、彼女の言葉の意図を読もうとした。 しかし、れいなにはなにひとつ、さゆみの言うことが分からなかった。 なにを?なにを終わらせる?なにが? 聞きたいことは山のようにある。あるけれどなにも言えない。どう...
  • モーニング戦隊リゾナンターR 第??話 「壊レル世界」
    モーニング戦隊リゾナンターR 第??話 「壊レル世界」 世界を救う使命を背負い旅を続けるモーニング戦隊リゾナンターの高橋愛。 今愛の目の前には信じられない光景が広がっていた。 崩壊するビル、消滅する高速道路、粒子と化す人々。 今まさに消えようとしている一人の少年に手を差し伸べたが、彼を救うことは出来なかった。 「悔しい…」 無念の言葉を残し消失した少年。 愛は唇を噛み締めて、この異変の元凶と思われる場所へ向かった。 dubaiタワー、最新鋭のインテリジェントビルの最上階へ向かった愛を待ち受ける二人の人物。 …一人はこれまで幾つもの世界を破壊しようとした能力者、吉澤ひとみ。 「よっ、頼まれもしないのに他の世界に首を突っ込むお節介屋さん」 もう一人は一見普通の男に見えたが… 「私は消去者。 この世界に存在するもの、そしてこの世界そのものを消し去る力を持つ者」...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】最強パーティー編成とおすすめキャラ【転スラアプリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 26話
    ● 「…テーマパークでお楽しみか。いい気なもんね」 皮肉交じりに、花音が呟く。 テーマパークのイメージキャラクターである猫とも鼠ともつかない動物をあしらった植え込み、それを囲む ように。 日常生活では滅多にお目にかかれない、幅が100メートル近くはあるかと思われる円形状の階段。そこ を昇りきれば夢の光溢れる楽園はすぐそこだ。 そこを行き交う、楽しげな人々。風船を配っている、イメージキャラクターの着ぐるみ。 絵に描いたような、幸せの風景。 一方、不安な様子で花音の様子を窺っているのは、先日「スマイレージ」の正規メンバーとして認定された 四人の少女だ。認定と言っても、どこかのお偉いさんが決めることではなく。単に先輩である彩花と花音が 正規メンバーに相応しい能力者であることを認めた時に、彼女たちは「スマイレージ」のメンバーになった。 しかしこれも適当な表...
  • 『声を奪われたカナリア番外編・かぜっぴきのカナリア』
    熱が38℃。 またかよ。 ダークネスにいた時も鼻炎が原因で高熱を出して紗耶香にも面倒を掛けたっけ。 今回はあれかな? ヨリコと空中散歩したせいだろうか? あの時はチカラを限界まで出したし防寒していたのにも関わらずムチャをしたのもあるのかなあ。 しかも咳やくしゃみをするとサイコキネシスが暴走するという迷惑なオマケ付き。 だから吉岡ちゃんとヨリコには『絶対来るなよ!』とメールをしておいた。 来るなよ!といいつつも鼻水をダラダラ流しながら寝込んで部屋に一人きりだから本当は来て欲しいみたいな言い方だな。 そんな時、ヨリコに移ったら大変だ。 クリスマスコンサートがある大事な時に風邪をひいたらパアだ。 その前に彼女の体調を管理するマネージャーの私が自己管理ができていないなんてマネージャー失格だ。 「ごほっ、ごほっ!」 ガタッ 咳をしたからだろう...
  • 『異能力番外編-Family game-[19]』
                                     ←back      next→ この日、偶然が偶然を呼んだとしか言いようの無いメンバーが揃っていた。 光井愛佳、久住小春は高校、雑誌のインタビューで欠席。 新垣里沙は諸事情の為、数日前から店に立ち寄っていない。 結果、喫茶『リゾナント』にはマスターの高橋愛。 そして通院の寄り道として亀井絵里、付き添いの道重さゆみ。 中華料理店が定休日という事でジュンジュンとリンリン。 田中れいなは二階の通称『れいな城』で寝込んでいる―――原因は風邪だ。 今現在、地域内では普通感冒が蔓延している。たかが風邪、されど風邪、である。 「風邪は寝て治す」という言葉に基づき、愛はれいなに寝ているよう促した。 「お店は1日休んでも大丈夫やよ」という優しい心遣いからだ。 それでも「我慢できる」と言って起き上がろうと...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 22話
    ● 数日後。 福田花音は警視庁にある対能力者部隊本部に赴いていた。 昨日は思わぬ出来事で会議途中で離脱してしまっていたが、会議内容の詳細を部長代理に聞かなければな らない。ダークネスにとっても切り札であろう「銀翼の天使」の保護は、国家権力に属する能力者たちにとって 重要な作戦と言っても過言ではない。 不本意ながらも、赤の粛清を討滅したことで「スマイレージ」というグループの実力を示すこととなった。ここで さらに今回の作戦で功を成せば。 もうあんなやつらなんて、眼中になくなる。 花音は忌々しい連中の顔を思い浮かべ、舌打ちする。 赤の粛清戦で助けられたばかりか、一度は「壊れてしまった」和田彩花を救い出された。プライドの高い花音 にとって、それらの全てが屈辱でしかない。 ついでに、あの日から彩花がはるなんはるなん五月蝿い。 人に対して滅多に心...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 37話
    ● 「Dr.マルシェ!こちらにおられたのですか!!」 息を切らし、黒服のサングラスといういかにもな格好の男が建物に入る。 ここは、ダークネスの本拠地に設置された、食堂。 非合法な組織にしては意外とまともな作り、一見どこかの大学の学食と見紛うばかりだ。 そこで紺野は、少し遅めの朝食を取っていたのだった。 「騒がしいですね。何か御用ですか、諜報部の方…ああ、すみません。マッシュポテトは大盛りでお願 いします」 自らの食事タイムの邪魔をされたせいか少々不機嫌になった紺野ではあるが、すぐに食堂の中年女性に 追加注文をする。テーブルには、少しずつ食べたトースト、目玉焼き、スクランブルエッグ。 「探しましたよ!てっきり研究室にいるものとばかり…」 「日夜部屋に篭り、わずかばかりの栄養ゼリーと煮詰まったコーヒーで腹を満たす。そんな典型的な研 究者像に...
  • 『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』13~16
    13 14 15 16 13 「あたしはね、この地球上で最も不要なモノを消したいんだ」 黒翼の悪魔が遠くを見つめる 最も不要なモノって何だろう…… 「あんたはどう思う?」 「え、聖?」 聖ちゃんが怯えた様子で黒翼の悪魔を見る 「あんたが、この地球上で最も不要なモノって何?」 「……悪い人?」 「どうしてそう思う」 「悪い人が居なければ、良い人ばかりになるから……」 「ふうん。じゃあ、あんたはどう思う?」 衣梨ちゃんに問いかける黒翼の悪魔 「悪い心やなか? 憎しみとか妬みとか……」 「なるほどね。次、あんたは?」 次は里保ちゃんに問いかける 「戦争。誰かが傷付くから、無くなって欲しい」 「あんたは?」 あたし? 「……差別かな」 能力が使える事で辛い思いをした 能...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 35話
    ● 奇しくも、刺客を打ち倒したリゾナンターたちが一所に顔を合わせたのは、ほぼ同時。 「あれ、亜佑美ちゃん何やってると!?」 「生田さんこそ!って言うか小田も!!」 「いや、あの譜久村さんが急にいなくなって」 互いが互いの状況を把握できていない。 我先にと口を開くものだから、収拾がつかなくなりつつあるところを。 「ちょっとみんな落ち着いて。まずはそれぞれの身に起きたことから話そう?」 さすがは最年長の貫禄と言ったところか。 春菜の言葉に従い、一人ずつ話し始める。能力者に襲われた、もしくは一緒にいた人間とはぐ れてしまった。など。 互いに情報を交換してようやく、自分達が置かれている状況を理解するのだった。 「くそ!またあいつらかよ、しつけーな!!」 「まさが出会ったらぐしゃぐしゃって丸めて、ぽいってしてあげたのにね」 自分た...
  • ■ ベイトトラップ -新垣里沙- ■
     ■ ベイトトラップ -新垣里沙- ■ 『突然の大爆発』『N県山間部廃村にて火災』『廃棄された炭鉱内の粉塵が原因か?』 いくつかの関連ニュースを表示させる。 「こんなところにもあったっちゃね……組織の。」 「どんな目的の施設だったか本当のところはまだ何もわからないけど」 「ルートから考えて、この施設からの移送中に襲撃された、そういうこと?」 「うん。工藤の話と、それで繋がってくると思う。」 何重もの隔壁に守られたその部屋に集うは、 新垣里沙、田中れいな、道重さゆみ、光井愛佳、そして、石田亜佑美。 「石田はどう?」 「いえ、私も聞いたことはありません。」 「そう……」 突然、リゾナントから姿を消した高橋愛。 彼女は、その高橋と一時行動を共にしていたという。 二人の出会い、対決。そしてその後の顛末…… 自分の甘さ、高橋さんの力の凄まじ...
  • Regina Ice Age
    「検察の論告求刑は終わりました。 続いて被告側の最終弁論です…が、被告は何か発言はありますか」 罪状は明白だった。 大統領とその護衛官達に対する殺傷行為。 犯行は残虐だった。 槍状の氷柱に心臓を貫かれた者、凍結した肉体を砕かれた犠牲者たち。 凶行は神の前で行われた。 最強の国家を率いる男が、礼拝の為に訪れた教会が犯行現場となった。 犯人は魔女だった。 漆黒のドレスに身を包んだ魔女がたった一人で大統領の命を奪い、数十人の護衛官を殺傷した。 魔女は捕らえられた。 対能力者用の装備に身を固めた特殊部隊と強力な能力阻害装置の前に魔女は屈した。 指導者を失った巨大国家は大いに揺らいだ。 アフリカ系出身の大統領の暗殺は、多民族国家を大きな亀裂を走らせた。 暗殺の真相究明を求めて抗議するアフリカ系米国人。 緊迫した空気に便乗して、常日...
  • 『月島きらり誘拐事件』
    これは小春がまだ月島きらりとして活躍していたころ、ダークネスの矢口との激闘をテレビ局の中で偶然番組観覧に訪れていたジュンジュンとリンリンの協力で切り抜けた後の話である。 「きらり!駄目じゃないの!衣装をぼろぼろにして!」 「ごめんなさい・・・」 矢口との戦いで次に着る衣装をぼろぼろにしたためにマネージャーの雲井かすみに大目玉をくらっている。 その様子をジュンジュンとリンリンが外から眺めており、リンリンは小春が不憫だと思っているが、ジュンジュンは相変わらずバナナを食べて知らんぷりだ。 「大変ですね、クスミさん。」 「それが芸能人ってやつなんだろう?」 「ジュンジュン、少しは責任感じないんですか?」 「責任?責任はあの小さい奴だ。」 小さい奴というのはダークネスの矢口だ。 確かにジュンジュンの言うとおり、ことの発端は奴に違いない。 そんな話をしてい...
  • 『モーニング戦隊リゾナンターR 第17話 「世界を変えるチカラ」』
    Aパート Aパート 【前回のストーリー】 「A」と別れ、風に乗って新たなる世界にたどり着いた愛は炎で襲撃された。 襲撃者は刃千史機関の緑炎執行人、蠍火。 自分も知っているリンリンと同じ姿をしている蠍火に、リンリンの口癖「バッチリです」をぶつけてみた愛だったが、反応は冷たいものだった。 愛を付け狙う小川も同じ世界にやって来ていた。 予知能力者、飯田の手助けをするためだ。 病院の院長に収まり、何かを画策する飯田は小川に命じて自分の絵を院内の各所に飾らせた。 その仕事の途中でミクという子供と知り合った小川だが、突然体の変調を覚える。 飯田の絵によって張り巡らされた結界の影響を受けたのだ。 自分を騙した飯田を詰る小川、当の飯田はミクを誘い自分の執務室へと戻る。  蠍火は緑炎執行の対象の居場所へと向かう蠍火は、自分の初仕事の時に起きた出来事を思い出していた。 それは罪も無き...
  • 『XOXO -Hug and Kiss&-(3-b)』
    転がる幾つもの肢体に、むせかえるような鉄の匂い。 「あれ、そんなに遅く来たつもりじゃなかったんだけど」 「これはお前が仕掛けたんか」 蹴り飛ばされた物体は深紅の飛沫を上げて、こちらに断末魔の表情を向けた。 「仕掛けたってか標準装備。こいつらもっと役に立つと思ってたけど、やっぱ雑魚は雑魚のまんまだな」 一旦腰を下ろして蹴られたそれに手をやり、見開いた目に終わりを告げる。 「でももっと綺麗なやり方あったっしょ。身体ぶったぎんなくても…ねぇ」 ガンッ――――! 「申し訳ありません。手早く確実に――そう教えて頂いたもので」 膝をついた床の3cm上に鋼線がぶつかる。立ち上がって線を辿った視線の先に袖から獲物をぶら下げた姿が見えた。 「確かにそう叩き込んだ――――が、それなら今のは教えに反する行為だな」 「適度な挑発は理性を鈍...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 36話
    ● でぃんどんでぃんどん…でぃんどんでぃんどん…てんてけてんてん…てんてけてけてけ… 眩い電飾と床置きサーチライトに照らされた、大広間。 中年男性のアカペラ音楽とともに入場するのは、どこかで見たようなキャラクターたち。 目つきの悪い、鼠に似た団扇のような大きな耳をした男と女の二人組。 続いて、「ミツ」と書かれた黄色い壺を持っている茶色い生き物が、ふらふらと入ってくる。 さらに、緑色の四足歩行の馬のような、犬のような。そんな不思議な物体。 最後に、水色のセーラーを着た不細工な鳥の顔をした男。 よたよたと連なって歩く様は、何かのパレードのようにも見えた。 広間の中央に敷かれた、赤絨毯。その最奥の玉座に、ポニーテールの少女が座っていた。 しばらく少女は、その奇妙なパレードを眺めていたのだが。 「…うざ」 それだけ言うと、中年男性の声でず...
  • 『詐術師の最期』
    「しくじったぜ……」 簡単な任務のはずだった。 ダークネスの幹部である矢口真里は、諜報部の吉澤からそう聞いていた。 敵組織の機密文書を取ってくるだけです。能力者は2、3人いるみたいですが、あんたなら簡単でしょ? その言葉を真に受けて矢口は護衛もつけずに敵の本拠地に単身乗り込んだ。 が、待っていたのは徒党を組んだ能力者の集団。 お得意の能力阻害も全員をカバーする万能なものではなく、みじめな敗走を選択せざるを得なかった。 「吉澤のやつ、ガセでおいらを動かしやがって」 下手したら死んでいた。 冗談じゃない。こんなどうでもいいことのために命を落とすなんて、馬鹿げている。 このツケは必ず払ってもらう。 とは言え、金に換算できるようなものではなくては意味がない。 とにかく、金が必要だ。矢口は組織のいち幹部で終わるつもりなど、さらさらなかった。 ...
  • 『the new WIND―――道重さゆみ』
    2013/04/06(土) 2013/04/28(日) 2013/06/02(日) 2013/04/06(土) れいなは周囲を見回した。 無間の闇とはよく言ったものだが、れいなを包み込んだのはまさにそれだった。 いったいなにが起きているのか、状況を把握するにはあまりに困難だった。 「さゆ……?」 れいなは闇に問いかけるが返事はなかった。 天上を仰ぐが、そこには先ほどまであった寿命が尽きそうな蛍光灯が存在しない。 床を見下ろしても、自分がそこに立っていることを自覚するには難しい闇が広がっていた。 いったいなんだ。此処は何処だ?なにが起きている? 「れいなは、耐えられるの?」 「え……?」 「この闇の中、ひとりで佇んでいられる?だれもいない中、れいなだけの世界で、生きていける?」 さゆみの声が遠く聞こえた。 彼女の話す意味が分か...
  • 『Vanish!(7)微々たる計画の狂い』
    ●月■日(日) PM 4 40  ごめん、愛ちゃん…れいなも本当はこんなことしている場合じゃないことくらいわかっていると  でも・・・ミヤをしっかりと話をしないといけないけん、ごめん  リゾナントから出るとき愛ちゃんが何か言ったような気がしたけど、ごめん訊かなかったことにすると  なんでこんなことが起きているのかれーなには全く見当もつかんけど  でも、しなくてはならないこともあるから、少しだけ時間をください  …ミヤをあの時のように、また悲しませるわけにはいかんけん  さっきも待ち合わせのお店に向かっている途中で愛佳とすれ違った  いつもなら笑顔で「田中さ~ん」って話しかけて来るのに、気がつかなかった  というか視線はあったけど、ちょっと嫌な顔をしてそそくさと道のわきの方へと露骨に避けた  ・・・愛佳までもれーなのことを忘れておるかいな?  小春とリ...
  • 『かなしみ戦隊リゾナンターV』(2)
    「元気ピカッピカッ!」 「女が目立ってなぜイケナイ」 「情熱のキスを一つ」 「わ~MERRYピンXmas!」 「あっぱれ回転ずし!」 「くら寿司ビッくらポン!」 「未来の太陽」 「女と男のララバイゲーム」 「大阪美味いねん」 「愛して愛して後一分」 「大きい瞳」 「まじですかスカ!」 「Moonlight night ~月夜の晩だよ~」 「シャニムニ パラダイス」 「元気ピカッピカッ!」 次回予告             今日もモーニング娘。のコンサートは大盛況!!最後に手を振って退場         その時 ふとれいなはピカピカのサイリウムを振り返すお客さんが スゴーく羨ましく見えた      「次回のコンサートで私達もサイリウムを振ろう!お客さんとモットモット一体になれるったい!!」            思いがけないれいなからの提案に驚きながらも つ...
  • 『I have a dream』
    私には夢がある。 それは…。 「…気ぃついたんか」 「あなたは天使?のはずないですね。 私みたいな人間が天国に来れるはずがない」 薄暗がりに二つ声が響く。 どちらも若い女の声。 「ここは天国じゃない。 でも地獄でもない。 現実の世界」 「ということは地獄ですね。 能力者と一般人の間で凄惨な戦争が続いてるんですから」 高層ビルの屋上の機械室は分厚い鉄の扉で、外の世界とは隔絶されている。 しかし下界で繰り広げられている闘争の気配は伝わってくる。 「あんたの身体はなかなか鍛え上げられてるな。 なのになんでこの程度の傷であきらめようとした?」 そう言って何かを床に放り投げる。 小さな金属の塊、銃弾だ。 「護身用の拳銃で殺傷力もあまり無かった。 なのになんで? まるで自分の命を放り捨てようとしたみたいや」 傷ついた...
  • 『リゾナンターЯ(イア)』 (44回~47回)
    44回目 45回目 46回目 47回目 44回目 ● 飛ぶ要塞、と言っても大げさではない飛行船「アルマカミニート」。 元は対ダークネス戦の切り札として作られた代物だけに、内部の施設もまた充実していた。 船内中部に設けられた、演武場。 特殊な材質でコーティングされた床は激しい運動をしても衝撃が体にいかないような構造になっている。つまりは、通常の稽古以上の 動きが可能となる。 里保と亜佑美。もらったばかりの「戦闘服」に身を包み、対峙する。 窓から差し込む夕陽が、二人を照らし長い影を作り出していた。 その太陽が、雲に隠れ演武場が薄暗くなる瞬間。 亜佑美が動いた。持ち前の「高速移動」で一気に里保との距離を縮める。 図らずも接近戦の様相を呈す戦い。 手が舞い、足が踊る。攻守を何度も入れ替えつつの組み手。 決戦前の肩慣らしとして...
  • モーニング戦隊リゾナンターR 第??話 「Wingspan の世界:籠の中の鳥」
                                   ←back     next→                                  ★ 壊れかけた世界で対峙する二人の女。 一人は友を救うために所属していた組織を裏切り逃避行を続けた科学者。 一人は己の肉体を深化させることができる科学者を追い求めていた異形の女。 異形の女は科学者の友の命を握りしめている。 科学者は友を生ける屍にした悪魔が自分であるという指摘に対する反駁を試みる。 「確かにあの日、私が里沙ちゃんのことにもっと早く気づいて上げられていたら、里沙ちゃんの肉体はこんな状態に陥ることはなかったかもしれない」 科学者の胸には自分が組織を抜けたあの日の出来事が去来する。 同じ組織で働いていた友、新垣里沙が裏切り者として捕らえられ、死の粛清を受けようとしていたあ...
  • 『香音の黄金体験』
    「里保ちゃん、危ない。 クソーッ。里保ちゃんと歩いていたらミティ率いるダークネスの戦闘部隊に襲われてしまった。 私の超聴覚じゃ里保ちゃんを助けることもできない。 せめて戦いを見守って応援したいと思ってもあんまりにも攻防が速すぎてわかんないよ~」 「イィィ~」 「イィィ~」 「ああっ。 戦闘員が倒れてる。 里保ちゃん、やったね。 私の目がもっと速い動きを捉えることができたなら、里保ちゃんにアドバイスできるかもしれないのに。 はっ!」 「ゴゴゴゴゴゴゴゴ…」 「この擬音っぽいセリフ、ウザったい空気。まさかっ!」 「「誰だ?」って聞きたそうな貌してんで自己紹介させてもらうがよ おれぁおせっかい焼きのスピードワゴン!」 「はるなんだよね。変な山高帽被って火のついたマッチなんか持ってどうしたの」 「ジョースターさん! 甘ちゃんのあんたが好きだから一つ助けてやるぜ!」 ...
  • 『新垣里沙の手記・其の一』
    リゾナン史を編むということは砂漠でオアシスを探す行為に似ていると私は思う。 何千何万と残された膨大なリゾナン文書の中からたった一つの真実を見つけたと思った次の瞬間、他の研究者によって新説をぶつけられた経験が何度もある。 その時の私は乾ききった大地の中でようやく見つけた桃源郷が蜃気楼だと知らされた探検家の境地に立っていたことだろう。 だがしかしそれで研究を諦めようと思ったことは不思議と無い。 私にとって人生とは旅のようなもので、終着駅に辿り着くことは最優先される目的ではなく、旅の過程を楽しむことこそ目的だというのが私のモットーだからか。 これから私が紹介するのは、リゾナンターの一人が書き残した手記である。 新垣里沙、共鳴の原点を知る者にしてCカップのボンキュッボンなボディで世の男性を悩殺したと伝えられる女性。 以下の手記がかの新垣里沙の真筆であるかどうか、いまだ確定してい...
  • 『Defenderes』
    目次 (前編) (後編) (前編) もしも、もしも愛ちゃんがいなくなったら、その時れーなはどうする?       ・       ・       ・ 喫茶リゾナントを拠点に悪の組織ダークネスと日夜戦い続ける能力者集団リゾナンター。 そのうちの一人、共鳴した仲間の能力を増強するアンプリファイア能力の持ち主である田中れいなは、疲弊しきった身体をリゾナントの二階にある自室のベッドに横たえていた。 彼女の体力をそこまで消耗させたのは、サブリーダー新垣里沙と行った模擬戦闘だった。 「次のリーダーはれいなたい」 「ぬぅぅぅぅん!」 模擬戦とは思えない激しい鍔迫り合いを見守っていた亀井絵里は、訓練の終わりが告げられると、駆け寄ってれいなに肩を貸そうとした。 「余計な真似はせんでいい。 れいな、別にガキさんに倒されたわけやないけん」 本当はその...
  • 『異能力 -Feel of afterimage-』
     refer to  異能力 佐藤優樹の腕が、徐々に痺れてきている。 田中れいなが殴られるたびに、その衝撃が重く痛く、佐藤の全身にも伝わる。 皮膚と骨が震える。 いたい、いたい。じわりじわり。 しかしこれぐらいの痛みは、耐えられる。 実際に殴られている田中の方が遥かに痛いのだ。  佐藤は殴られる痛みを知っている。  殴られる生活。  殴られ続け、蹴られ続ける生活を思い知らされていた。  僅かな食事と水分を、4人で分け合って生きていたあの頃。 苦しく恐ろしく悲しく、痛みしか無い日々だった。 誰かに縋りたくて。 4人の中で同い年の工藤遥は、そんな佐藤をいつも怒っていた。 怒られている理由は、工藤の涙で理解させられる。 石田亜佑美と飯窪春菜が任務から帰ってくると、検査だと言っては 様々な実験が行われて、無理やり【異能】の強化をさせられた。 ...
  • 『瑞珠剣士・鞘師』第二期
    第一話「墓守」 第二話「青狼」 第三話「転機」 第四話「追憶」 第五話「電怪」 第六話「孤独」 第七話「群集」 第八話「彫刻」 第九話「宿題」 第十話「神託」 第十一話「凶弾」 最終話「銀界」 第一話「墓守」 まるで人から見捨てられたような、寒村。 そんな過疎化の進んだ村の村長からの依頼を受け、遠路はるばるやってきた里保たち。 「夜な夜な墓場の死体が、墓穴から這い出て…人を襲うのじゃ…」 青ざめた顔をして、初老の村長は言う。 思い出したくないことを語るようにして。 かくして村に到着して3日目の夜。事件は起こる。 ★ 村はずれの墓地。 体をのた打たせ、彷徨う亡者たちの中心に彼女はいた。 「お姉さんも、まーちゃんのことを邪魔しにきたんですか?」 整った顔とは裏腹の、幼い口調で話す少女。 「うちには、君を止め...
  • 『暁の戦隊』(2ndシーズン)
    目次 第1話「21世紀」 第2話 「悲しみトワイライト」 第3話「SONGS」 第4話「BE ポジティブ!」 第5話「愛され過ぎることはないのよ」 第6話「愛の炎」 第7話「彼と一緒にお店がしたい!」 第8話「じゃじゃ馬パラダイス」 第9話「あの日に戻りたい」 第10話「この地球の平和を本気で願ってる」 第11話「君に届け」 第12話「やるときゃやらなきゃ女の子」 第13話「恋のダイヤル6700」 第14話「女と男のララバイゲーム」 第15話「乙女の心理学」 第16話「Loving you forever」 第17話「女心となんとやら」 第18話「Only you」 第19話「I'm Lucky girl」 第20話「OK YEAH!」 第21話「涙ッチ」 第22話「シルバーの腕時計」 第23話「この愛を重ねて」 最終回「悔し涙 ぽろり」 第1話「21世紀」 ダ...
  • 『リゾナント殺人請負事務所録』 FILE.2~殺し屋たちの福音-Sound and liquid-~
    1回目 2回目 3回目 最終回 1回目 「AUビル。5階。ACT企画」 一つ一つ確認するように里保が呟く。 釣られるように、香音も傍らの雑居ビルを仰いだ。 取り立てて特徴のない、白い壁。 窓は通りに面したこちら側にしかなく、そのすべてに地味な色のカーテンやブラインドがかけられている。 5階分の高さしかなく、その割に横幅がそこそこあるため、ややずんぐりとした印象を受ける。 そう、まるであたしみたいに…ってうっさいよ! 「香音ちゃんさ、高置水槽と高架水槽の違いって知ってる?」 「ん?こうちすいそう?」 一人ボケツッコミをしていたところに急に話しかけられ、首を傾げる。 一瞬、漢字が変換できなかった。 「あれ」 「ああ、水槽」 里保の指差す先を見て、ようやく先の言葉が漢字に置き換わる。 目指す5階のすぐ上、すなわち...
  • 『リゾナンター爻(シャオ)』 34話
    ● 里保と香音を引き連れ、歩く女。 元いた宇宙ワールドのエリアの端まで来ると、そこから先は「関係者立入禁止」の看板と鉄板 によるバリケードで封鎖されていた。そう言えばリヒトラウムの新しいアトラクションを擁するテ リトリーが開発中であることを、ニュースか何かで聞いたのを二人は思い出す。 鉄の板に設けられた、扉が一つ。 そこにもご丁寧に「関係者以外立入禁止」とある。しかし女は。 自らのポケットをごそごそと探り、取り出した鍵で扉を開けてしまう。 「え」 「一応、関係者だから」 それだけ言うと、再び背を向けて歩き出す。 変な人。二人の率直な感想だ。 能力者のはずなのに、それらしき気配はまったく感じられない。ということはダークネスの手の 者か。いや、それとも違う。この感覚、どこかで感じたような。里保は思い返してみたが、うまく それを記憶から掘り出す...
  • 『Ultima resonancia』
    【但し書き】 ~コールドブラッド~の二次創作的な何か 原作の設定をお借りしておりますが完全に踏襲しているわけでもありません ~コールドブラッド~を愛された読者の方々には不快な思いをさせるかもしれません  前もってお詫び申し上げます ~コールドブラッド~? 何それ食べたことないけど美味しいのという方も回避を推奨しておきます 一応『Regret d'agonie』と同じ世界観を共有する話です 「二人っきりだね」 …ああ、そうやな サイコフォース「リゾナンター」も私とさゆの二人しか残っていない でもこの傷の具合だともうすぐさゆ一人に・・・・ …ダメだ たとえ冗談でもこんなことを言っちゃあいけない いまいちばん苦しいのはさゆなんだから 私なんかより辛いのはさゆの方なんだから さゆは一連の事件の中心にいた「吸血鬼」の教育係を務めていた ...
  • 『異能力-Sing a song gently-[8]』
                                     ←back      next→ 正義とは等価交換の原則に従う理念だ。 必ず誰かの命が関わり、生死が問われる。 思想、信条が異なれば、正義の内容は異なりその数だけ「正義」が存在する。 要はそれを生み出す者が居なければ、正義は形にもならない。 その為、悪行を排除した状態が正義が実現された状態であり 正義の実現は悪行を排除しようとする不断の努力によって漸近していくものであるとされてきた。 だが、人間の思想や信条で異なるのであれば、本当に正義は「善」だけなのだろうか? 自身が世界に対する評価や絶対性は、本当にそれだけなのだろうか?  正義とは、一体なんだろう?  発火能力(パイロキネシス) 火を発生させたり自由に動かしたりすることのできるチカラ。 主に念動力(サイ...
  • 『リゾナンター 特殊再殺部隊 episode1 里沙と衣梨奈』
    284 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/11/14(水) 17 17 25.10 0 <※注> ステーシーズ×リゾナント世界 設定は今回だけの唐突なものです(読み切りです) 「生田衣梨奈さんね」 「はーい!いくたえりなでーす。…あなたは誰?」 臨死遊戯状様(ニアデスハピネス)の屈託ない笑顔とともに、衣梨奈は無邪気に首を傾げた。 「…再殺部隊第一特殊分隊副隊長、新垣里沙」 無表情にそう答えた里沙に対し、再び衣梨奈の笑顔が弾ける。 「あー!じゃあもしかしてえりのこと再殺しに来たと?あははっ」 「……そう、私はあなたを再殺しに来た」 殺される方が楽しそうに笑い、殺す方が苦痛を湛えた陰鬱な表情で佇む―― 今まで以上に倒錯したこの図式にも、これからは慣れていかなければならないのだろうか。 これを当たり前だと思う...
  • 「Vanish!(5) 『未完成のキズナ』」
    なんで、昨日、あいつは現れなかったんだ?ここには、毎日現れるはずなのに・・・ クッ、計画を変えなくては・・・間に合うのか?? (5日目)  ●月◎日(土) AM 10 00 「宅配便です、ハンコください」「は~い」 リゾナントに宅配便が届いた。高橋がハンコを押し、店舗奥のテーブルの上に置いた。 モーニングセットをテーブルに配膳しおえたれいなが興味津津で荷物を開けている高橋の側によってきた 「愛ちゃん、なにが来とうと?食べ物、食べ物?」 高橋は差出人を見ながら返答した。 「うん・・・れいなの大好物よ。私はひとつでええから、あと全部はあげるから」 「やったあ!!何かいな?お肉がいいなぁ…愛ちゃん!!ちょっと!!」 れいなが笑顔でビリビリと包装紙を破った先に出てきた物は大量の本と1つの手紙だった 『高橋さん、田中さん、これは先日発売された小春の新しい...
  • 『GW、首都圏のホゼナンターが千秋楽だ!お台場だ!と騒ぎたてている間に生まれた事件(解決編)』
    (解決編) 久住がみんなを現場となった地下室へと呼び集めた。 久住を中心にして愛佳達は輪になって座るように指示され、床の上で体育座りをさせられた (・・・あれ?何か前にもこんなことがあったような?)光井はそんなことを感じていた 「小春、どうしてここにみんなを集めたか納得いくようにしっかり説明するっちゃ!」 案の定田中は早速、こんな場所に呼び出した久住に怒りだした 「まあまあ、田中さん、落ち着いてくださいよ。そう怒っていたらお肌が荒れますよ」 「な、何を言うとると?」 久住さんは余裕の笑みを浮かべながらフフフと笑っている ちらりと目を部屋の端にふると先ほどまで椅子に座っていた新垣がその姿勢のまま横たえられている。 久住はそんな新垣が先ほどまで座っていた椅子に手を置きながら自信満々に話し始める 「・・・小春、分かっちゃいました!誰が新垣さんを亡き者にしたのかを...
  • 『暁の戦隊』(3rdシーズン-第3クール)
    第31話「葬送(前)」 第32話「壮争(後)」 第33話「摩天楼ショー」 第34話「One・Two・Three」 第35話「足跡」 第36話「Going On!」 第37話「時間よ止まれ」 第38話「ガラスのパンプス」 第39話「手を握って歩きたい」 第40話「Be Alive」 第41話「風をさがして」 第42話「暁は光と闇とを分かつ」 第43話「女が目立って なぜイケナイ」 第44話「ピョコピョコ ウルトラ」 第45話「涙一筋」 第46話「大阪 美味しいねん」 第47話「大きい瞳」 最終話「自信持って 夢持って 飛び立つから」 第31話「葬送(前)」 ダークネス幹部チームを完全に葬り去ろうとした後藤真希を飛来した漆黒の矢が阻んだ。 その矢の放ち手は…。   「せっかく助けてあげた命をわざわざ捨てに来るなんて馬鹿だなあ、藤本」 藤本の【凝縮】能力で大気中の窒素...
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