「おーい、愛ちゃーん」
喫茶リゾナントの2階、愛ちゃんの部屋のドアを開けたわたしの目に飛び込んできたのは、思ってもいなかった光景だった。
「え、絵里…なんや?どうした?」
慌てたように振り返ってそう言う愛ちゃんの言葉は、耳をすり抜けていった。
ドアが開いた瞬間に見た、さゆが愛ちゃんに注いでいた眼差し。
そこに含まれた感情を見逃すほどわたしは鈍感じゃない。
「ばか!さゆのばか!愛ちゃんもだよ!ばか!ばかぁっ!」
「ちょ、絵里…」
目に浮かんだものを見られたくなくて……わたしは愛ちゃんの言葉を遮るように勢いよくドアを閉めた。
そしてその勢いのまま、階段を駆け下りる。
そこに待っていたのは、思いもかけない光景だった。
「え、絵里…なんや?どうした?」
「……え?愛ちゃん?なんでここに?さっき2階に…あ、瞬間移動?でも着てる服が…」
「何言っとるん絵里?あーしはずっとここにおるよ?」
「え?じゃあさゆは?」
「さゆ?今日はまだ見てないけど…それがどうかした?」
「じゃあ……さっきのは一体……?」
もう初夏だというのに、わたしの背筋を冷たい何かが滑り落ちた。
ノノ*^ー^)<…っていう夢を見たんですけど、どう思います?
川*’ー’)<知らん
最終更新:2010年06月11日 22:43